JPH0534333Y2 - - Google Patents

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JPH0534333Y2
JPH0534333Y2 JP1988039742U JP3974288U JPH0534333Y2 JP H0534333 Y2 JPH0534333 Y2 JP H0534333Y2 JP 1988039742 U JP1988039742 U JP 1988039742U JP 3974288 U JP3974288 U JP 3974288U JP H0534333 Y2 JPH0534333 Y2 JP H0534333Y2
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support shaft
shaft
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boss
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、回転椅子の軸受装置に係り、更に詳
しくは高低可変なガスシリンダーを用いた回転椅
子に於けるロツドの軸受装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のガスシリンダーを用いた回転椅子の軸受
装置は、第7図に示す如くガスシリンダーのロツ
ド下端部の縮径した支軸aに、上部軸受板b、鋼
球を内装した中間体c及び下部軸受板dの円板状
各部材を積層装着し、該支軸aの下端を脚部の軸
筒内部に固定した底板eの貫通孔に挿通した状態
で抜止め用のストツパーfを嵌着したものである
が、前記底板eの貫通孔は支軸aの挿入を容易に
しまたロツドの軸振れを吸収する為に支軸aより
やや大きく設定し、それに応じて下部軸受板dに
も前記貫通孔と略同径の孔を形成している為、装
着時又は使用時に支軸aに対して下部軸受板dが
偏心して、該支軸aの回転を阻害するとともにガ
スシリンダーの動作不良を起こす原因となつてい
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとする
ところは、座部の回動に伴い回動するガスシリン
ダーのロツドを円滑に支持するとともに、組立て
る際に下部軸受板の位置決めが容易であり、しか
も使用時に該下部軸受板が不用意に偏心したりズ
レたりすることがない回転椅子の軸受装置を提供
する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前述の問題解決の為に、座部に固定
的に下設した高低可変軸支用のガスシリンダーの
ロツドを脚部に垂設した軸筒内部で回動可能に支
持する軸受装置に於いて、前記ロツドの下端部に
段部を設けて同軸状に形成した小径の支軸に密嵌
する軸孔を中心に設けた円板状の耐摩耗性のある
焼入鋼等からなる上部軸受板と、前記支軸に回動
可能に密挿する円孔を中心に設けるとともに、該
円孔の周囲に上下に貫通した孔を複数形成し且つ
該孔に上下端を突出させて回動可能に鋼球を内装
し、下面の外周縁又は内周縁の何れか一方に同軸
状にボスを突設した略円板状の合成樹脂からなる
中間体と、前記支軸に遊挿する径の大きな遊動孔
を中心に設けるとともに、外径を前記中間体外周
縁のボス内径より僅かに小さく又は前記遊動孔の
内径を前記中間体内周縁のボス外径より僅かに大
きく設定し、前記支軸を遊挿する貫通孔を有し脚
部の軸筒内部に固定した底板上に載置する耐摩耗
性のある焼入鋼等からなる下部軸受板とよりなる
回転椅子の軸受装置を構成した。
〔作用〕
以上の如き内容からなる本考案の回転椅子の軸
受装置は、ガスシリンダーのロツド下端部の支軸
に上部軸受板、中間体及び下部軸受板を積層装着
した状態で、中間体の下面に外周縁に突設した同
軸状のボスの内方に下部軸受板が位置し、又は中
間体の内周縁に突設した同軸状のボスが下部軸受
板の遊動孔内に位置するので、支軸に円孔を密挿
して軸心が保たれた中間体に対する偏心移動が規
制されるものである。
〔実施例〕
次に添付図面に示した実施例に基づき更に本考
案の詳細を説明する。
第1図は本考案の軸受装置を装着する回転椅子
を示し、第2図及び第3図はその要部を示し、図
中Aは座部、Bは脚部、Cは軸受装置をそれぞれ
示している。
本実施例の回転椅子は、座部Aの下面に高さ調
節し得るガスシリンダー1のシリンダー本体2の
上端部を固定して垂設し、該シリンダー本体2に
対して伸縮可変なロツド3の下端部を、前記脚部
Bの中心部に垂設した軸筒4の上端に内嵌した天
キヤツプ5で前記シリンダー本体2を上下摺動可
能に支持した状態で、該軸筒4の内部下端に固定
した底板6に前記軸受装置Cにて回動可能に支持
するものである。尚、図中7で示したものは前記
ガスシリンダー1の調節用の操作杆である。
本考案のじ装置Cを詳しく述べれば、該軸受装
置Cは、上部軸受板8、中間体9及び下部軸受板
10とよりなり、前記ロツド3の下端部に段部1
1を設けて同軸状に形成した小径の支軸12に前
記各部材を積層装着し、前記軸筒4の底板6上面
に載置して前記座部Aを含む着座者の全重量を支
持するものである。
第2図〜第4図に示した第一実施例では、前記
上部軸受板8は、耐摩耗性のある焼入鋼等で円板
状に形成した中心に前記支軸12に回動可能又は
回動不能となして密嵌でき且つ前記段部11に当
止し得る大きさの軸孔13を形成した。また、前
記中間体9は、合成樹脂等で成形した略円板状
で、基板14の中心に前記支軸12に回動可能に
密挿する円孔15を形成するとともに、該円孔1
5の周囲に上下に貫通した孔16を少なくとも三
箇所以上に複数形成し且つ該孔16に上下端を基
板14の上下面より突出させて回動可能に鋼球1
7を内装し、更に前記基板14の下面外周縁に同
軸状にボス18を一体的に突設形成して構成し
た。そして、前記下部軸受板10は、耐摩耗性の
ある焼入鋼等で円板状に形成した中心に前記支軸
12を遊挿する径の大きな遊動孔19を形成し、
外径を前記中間体9のボス18内径より僅かに小
さく設定したもので、全重量がかかる前記鋼球1
7を支持するためには強度の高い該下部軸受板1
0は必須である。しかして、第3図及び第4図に
示す如く前記ガスシリンダー1のロツド3下端部
の支軸12に上部軸受板8の軸孔13、中間体9
の円孔15及び下部軸受板10の遊動孔19を挿
通し、該上部軸受板8の下面及び下部軸受板10
の上面で前記鋼球17を挟んだ状態で、前記軸筒
4の内部下端に溶接等により固定した底板6に形
成した貫通孔20に前記支軸12を遊挿し、該底
板6の下面から突出する該支軸12の先端に形成
した環状凹溝21にストツパー22を嵌着し、も
つてガスシリンダー1を抜止め装着して組立て
る。
また、第5図に示した第二実施例では、上部軸
受板8は前記同様のものを用い、また中間体9は
前記ボス18を下面外周縁に突設する代わりに、
前記孔16より中心側の下面内周縁に同軸状にボ
ス23を突設して構成し、そして下部軸受板10
は遊動孔19の内径を前記ボス23の外径より僅
かに大きく設定し、各部材を積層装着した場合に
前記中間体9のボス23が下部軸受板10の遊動
孔19内に収容され、該中間体9と下部軸受板1
0の軸心を一致した状態を維持させるものであ
る。
尚、前記各実施例で用いたストツパー22は、
第2図及び各図に示すように、板バネを側面視略
U字形に屈曲形成したもので、その一片には端部
から屈曲部方向へ中央部を切欠して両側に前記支
軸12の環状凹溝21内に嵌合する係止片25,
25を形成するとともに、他片には中央部から屈
曲部へかけて切欠して前記支軸12を挿通収容し
得る開口26を形成し且つ先端部を支軸12の側
面に当接する係合部27となして構成し、該支軸
12の環状凹溝21に側方から前記係止片25,
25を嵌合するとともに、係合部27を支軸12
の下端を通過させて開口26内に支軸12を収容
し且つ係合部27を該支軸12の側面に当止して
抜止め装着するものである。
また、第3図中28はガスシリンダー1のシリ
ンダー本体2が最降下したときに、該シリンダー
本体2を弾性的に当止する緩衝体である。
尚、前記中間体9の鋼球17を内装する孔16
を上方へ拡開したテーパー状に形成して、該鋼球
17の下落を防止し、組立作業を容易にすること
もできる。
〔考案の効果〕
以上にしてなる本考案の回転椅子の軸受装置に
よれば、中間体の中心にロツド下端部の支軸に密
挿する円孔を形成するとともに、下面外周縁に同
軸状にボスを突設し、該ボスの内方に下部軸受板
を収容するようになしたことから、又は中間体の
下面内周縁即ち円孔の周囲縁にボスを突設し、下
部軸受板の遊動孔内に密挿するようになしたこと
から、支軸に密挿した中間体の軸心に対して下部
軸受板の軸心が偏心することが全くなくて座部の
回動に伴うロツドの回動を阻害するおそれがな
く、それによつてロツドの回動時に軸振れが生じ
たとしても従来の偏心した状態になり易い下部軸
受板のようにロツドに対して強制的な側方応力を
生じさせないのでガスシリンダーが動作不良を起
こすことがなく、また組立作業においては、支軸
に上部軸受板、鋼球を装着した中間体及び下部軸
受板を次々に挿入積層し、その状態で支軸の先端
を底板の貫通孔に挿入するだけであるので極めて
簡単であり、しかも組立時に下部軸受板の位置決
めを容易にできる等の効果がある。
そして、本考案の軸受装置は、上部軸受板と下
部軸受板とを耐摩耗性のある焼入鋼等で形成し、
その間に鋼球を介在させたので支持強度が高く、
座部を含む着座者の全重量を円滑に回動支持する
ことができ、また中間体は合成樹脂で形成したの
で、ボスの成形が容易であるとともに、多少の寸
法誤差があつてもボスと下部軸受板の外周縁又は
遊動孔内周縁とのなじみが良く、しかも構造的に
安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の軸受装置を装着する回転椅子
の一部省略縦断面図、第2図は軸受装置の第一実
施例を示す分解斜視図、第3図は同じく組立てた
状態の要部縦断面図、第4図は同じく要部拡大断
面図、第5図は第二実施例を示す組立て状態の要
部断面図、第6図は従来例を示す断面図である。 A……座部、B……脚部、C……軸受装置、1
……ガスシリンダー、2……シリンダー本体、3
……ロツド、4……軸筒、5……天キヤツプ、6
……底板、7……操作杆、8……上部軸受板、9
……中間体、10……下部軸受板、11……段
部、12……支軸、13……軸孔、14……基
板、15……円孔、16……孔、17……鋼球、
18……ボス、19……遊動孔、20……貫通
孔、21……環状凹溝、22……ストツパー、2
3……ボス、24……ボス、25……係止片、2
6……開口、27……係合部、28……緩衝体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 座部に固定的に下設した高低可変軸支用のガス
    シリンダーのロツドを脚部に垂設した軸筒内部で
    回動可能に支持する軸受装置に於いて、 前記ロツドの下端部に段部を設けて同軸状に形
    成した小径の支軸に密嵌する軸孔を中心に設けた
    円板状の耐摩耗性のある焼入鋼等からなる上部軸
    受板と、 前記支軸に回動可能に密挿する円孔を中心に設
    けるとともに、該円孔の周囲に上下に貫通した孔
    を複数形成し且つ該孔に上下端を突出させて回動
    可能に鋼球を内装し、下面の外周縁又は内周縁の
    何れか一方に同軸状にボスを突設した略円板状の
    合成樹脂からなる中間体と、 前記支軸に遊挿する径の大きな遊動孔を中心に
    設けるとともに、外径を前記中間体外周縁のボス
    内径より僅かに小さく又は前記遊動孔の内径を前
    記中間体内周縁のボス外径より僅かに大きく設定
    し、前記支軸を遊挿する貫通孔を有し脚部の軸筒
    内部に固定した底板上に載置する耐摩耗性のある
    焼入鋼等からなる下部軸受板と、 よりなる回転椅子の軸受装置。
JP1988039742U 1988-03-26 1988-03-26 Expired - Lifetime JPH0534333Y2 (ja)

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