JPH05343328A - Cvd装置 - Google Patents
Cvd装置Info
- Publication number
- JPH05343328A JPH05343328A JP12439591A JP12439591A JPH05343328A JP H05343328 A JPH05343328 A JP H05343328A JP 12439591 A JP12439591 A JP 12439591A JP 12439591 A JP12439591 A JP 12439591A JP H05343328 A JPH05343328 A JP H05343328A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- tubular member
- gas
- high frequency
- flanges
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】大型向きに構成することができ、また試料に均
一にガスを流すことができ、試料表面に均一な膜を形成
することのできるCVD装置を提供する。 【構成】耐熱性と熱透過性を有する材料で構成し、垂直
に立てて配置した筒状部材と、同筒状部材11の開口部
両端に配置してなるフランジと、同筒状部材11の側面
を覆ってなる加熱機構17と、フランジに支持してなる
高周波印加電極18と、高周波印加電極18に高周波電
力を供給する装置とを有し、前記フランジの少なくとも
一方は開閉自在に構成し、また一方のフランジにガス導
入口13を設け、他方のフランジにガス排気口15を設
けて構成する。また筒状部材11を回転自在に構成す
る。
一にガスを流すことができ、試料表面に均一な膜を形成
することのできるCVD装置を提供する。 【構成】耐熱性と熱透過性を有する材料で構成し、垂直
に立てて配置した筒状部材と、同筒状部材11の開口部
両端に配置してなるフランジと、同筒状部材11の側面
を覆ってなる加熱機構17と、フランジに支持してなる
高周波印加電極18と、高周波印加電極18に高周波電
力を供給する装置とを有し、前記フランジの少なくとも
一方は開閉自在に構成し、また一方のフランジにガス導
入口13を設け、他方のフランジにガス排気口15を設
けて構成する。また筒状部材11を回転自在に構成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCVD装置の改良に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来、照明用ハロゲン電球と組み合わせ
て用いるコールドミラー等の表面の光学薄膜の形成には
一般に真空蒸着法、スパッタリング法あるいはCVD法
が用いられている。CVD法に用いる成膜装置としては
例えば図3に示すように、石英ガラスで上方部を吊鐘状
の幅狭に構成してなる筒状部材1と、例えば金属材料か
らなるフランジ2とによって反応室3を構成し、また筒
状部材1の内部に試料台4を設け、また同筒状部材1の
側面外周に加熱機構5を設けて構成してある。原料ガス
はガス導入口6より導入し、またフランジ2に設けたガ
ス排気口7よりガスを排気するように構成してある。
て用いるコールドミラー等の表面の光学薄膜の形成には
一般に真空蒸着法、スパッタリング法あるいはCVD法
が用いられている。CVD法に用いる成膜装置としては
例えば図3に示すように、石英ガラスで上方部を吊鐘状
の幅狭に構成してなる筒状部材1と、例えば金属材料か
らなるフランジ2とによって反応室3を構成し、また筒
状部材1の内部に試料台4を設け、また同筒状部材1の
側面外周に加熱機構5を設けて構成してある。原料ガス
はガス導入口6より導入し、またフランジ2に設けたガ
ス排気口7よりガスを排気するように構成してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記のCVD
装置によると、筒状部材1は石英ガラスで上部を幅狭に
構成するので、その加工作業に高度の技術と手数を要
し、また石英ガラスで上部を幅狭に構成するので、例え
ば高さ3m以上外径50cm以上の大形の装置に不向き
となる欠点がある。さらに上部を幅狭に構成してあるの
で、筒状部材1の上部より原料ガスを送り込むと、ガス
の流れが反応室3の内部で片寄りを生じる傾向があり、
反応室本体の内部に装着した試料表面に均一にガスが流
れず、従って試料表面に対し膜が一様に形成されない欠
点がある。
装置によると、筒状部材1は石英ガラスで上部を幅狭に
構成するので、その加工作業に高度の技術と手数を要
し、また石英ガラスで上部を幅狭に構成するので、例え
ば高さ3m以上外径50cm以上の大形の装置に不向き
となる欠点がある。さらに上部を幅狭に構成してあるの
で、筒状部材1の上部より原料ガスを送り込むと、ガス
の流れが反応室3の内部で片寄りを生じる傾向があり、
反応室本体の内部に装着した試料表面に均一にガスが流
れず、従って試料表面に対し膜が一様に形成されない欠
点がある。
【0004】本発明は上記の点に鑑み発明したものであ
って、装置を簡単に大形向きに構成することができ、ま
た試料に均一にガスを流すことができ、試料表面に均一
な膜を形成することのできるCVD装置を提供すること
を目的とする。
って、装置を簡単に大形向きに構成することができ、ま
た試料に均一にガスを流すことができ、試料表面に均一
な膜を形成することのできるCVD装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためにCVD装置を次の構成とする。つまり請求項
1では、反応室は耐熱性と熱透過性を有する材料で構成
してなり垂直に立てて配置した筒状部材と、同筒状部材
の開口部両端に配置してなるフランジとによって構成
し、また同筒状部材の側面を覆ってなる加熱機構と、フ
ランジに支持して構成してなる高周波印加電極とを有し
て構成する。そして前記フランジの少なくとも一方は開
閉自在に構成し、また一方のフランジにガス導入口を設
け、他方のフランジにガス排気口を設けて構成する。
するためにCVD装置を次の構成とする。つまり請求項
1では、反応室は耐熱性と熱透過性を有する材料で構成
してなり垂直に立てて配置した筒状部材と、同筒状部材
の開口部両端に配置してなるフランジとによって構成
し、また同筒状部材の側面を覆ってなる加熱機構と、フ
ランジに支持して構成してなる高周波印加電極とを有し
て構成する。そして前記フランジの少なくとも一方は開
閉自在に構成し、また一方のフランジにガス導入口を設
け、他方のフランジにガス排気口を設けて構成する。
【0006】請求項2では請求項1における筒状部材の
内部に装着して構成してなる試料台を回転自在に構成す
る。
内部に装着して構成してなる試料台を回転自在に構成す
る。
【0007】
【作用】上記した構造のCVD装置によると、 装置を
簡単に大形向きに構成することができ、また試料に均一
にガスが流れ、試料の表面に均一な膜を形成することの
できる。
簡単に大形向きに構成することができ、また試料に均一
にガスが流れ、試料の表面に均一な膜を形成することの
できる。
【0008】
【実施例】以下本発明を第1図および第2図について説
明する。図において、11は耐熱性と熱透過性を有する
材料で構成した筒状部材であって、垂直に立てて構成し
てある。また耐熱性と熱透過性を有する材料としては例
えば石英ガラスあるいはパイレックスを用いて構成す
る。12は筒状部材11の上部開口部に配置してなるフ
ランジであって、ガス導入口13を有し例えばステンレ
ス等の金属で構成してある。14は筒状部材11の下部
開口部に配置してなるフランジであって、ガス排気口1
5を有し例えばステンレス等の金属で構成してある。そ
して、筒状部材11と上下2つのフランジ12と14と
によって、CVD成膜反応を行なわせる反応室16を構
成する。17は筒状部材11の側面を覆ってなる加熱機
構であって、例えばタングステンヒータを用いて構成す
る。また筒状部材11の内部の温度は例えば450℃程
度に上昇させる。18は上部のフランジ12に支持して
なる高周波印加電極、19は高周波印加電極18に接続
してなる高周波電源である。20は筒状部材11の内部
に配置してなり接地電極を兼ねる試料台、21は試料台
20に支持してなる試料支持機構、22は試料支持機構
21に支持してなる試料であって、例えば電球と組み合
わせて用いるコールドミラー等である。なお、上記した
構造のCVD装置では、ガス導入口と、ガス排気口の上
下関係を逆にして、反応室内のガスの流れを逆転させる
ことも可能である。
明する。図において、11は耐熱性と熱透過性を有する
材料で構成した筒状部材であって、垂直に立てて構成し
てある。また耐熱性と熱透過性を有する材料としては例
えば石英ガラスあるいはパイレックスを用いて構成す
る。12は筒状部材11の上部開口部に配置してなるフ
ランジであって、ガス導入口13を有し例えばステンレ
ス等の金属で構成してある。14は筒状部材11の下部
開口部に配置してなるフランジであって、ガス排気口1
5を有し例えばステンレス等の金属で構成してある。そ
して、筒状部材11と上下2つのフランジ12と14と
によって、CVD成膜反応を行なわせる反応室16を構
成する。17は筒状部材11の側面を覆ってなる加熱機
構であって、例えばタングステンヒータを用いて構成す
る。また筒状部材11の内部の温度は例えば450℃程
度に上昇させる。18は上部のフランジ12に支持して
なる高周波印加電極、19は高周波印加電極18に接続
してなる高周波電源である。20は筒状部材11の内部
に配置してなり接地電極を兼ねる試料台、21は試料台
20に支持してなる試料支持機構、22は試料支持機構
21に支持してなる試料であって、例えば電球と組み合
わせて用いるコールドミラー等である。なお、上記した
構造のCVD装置では、ガス導入口と、ガス排気口の上
下関係を逆にして、反応室内のガスの流れを逆転させる
ことも可能である。
【0009】請求項2の発明の実施例としては図2に示
すように、試料台20を回転機構23により自在に回転
するように構成してある。回転機構としては、例えば小
形モータによりチエーンを介してギアを回転するように
構成する。
すように、試料台20を回転機構23により自在に回転
するように構成してある。回転機構としては、例えば小
形モータによりチエーンを介してギアを回転するように
構成する。
【0010】
【発明の効果】本発明のCVD装置は上記したように、
垂直に立てて配置した筒状部材と、筒状部材の開口部両
端に配置してなるフランジとにより反応室を構成してな
り、両端のフランジにそれぞれ支持してなるガス導入口
と、ガス排気口とを有して構成してあるので、従来の装
置に較べ、ガスの流れに変流がなく試料の表面に均一に
ガスが流れ、試料の表面に均一な膜を形成することがで
きる特有な効果を有する。 また反応室を筒状に構成し
てあるので、反応室を容易に大形に構成することがで
き、安価でしかも大量生産に適する装置に構成すること
ができる。またフランジの少なくとも一方は開閉自在に
構成してあるので、反応室内部のメンテナンス、試料の
出し入れを容易に行なうことができる。また請求項2で
は、試料台を回転自在に構成してあるので、個々の試料
表面を均一なガス雰囲気にさらすことができ、試料の表
面に均一な膜を形成することができる効果を有する。
垂直に立てて配置した筒状部材と、筒状部材の開口部両
端に配置してなるフランジとにより反応室を構成してな
り、両端のフランジにそれぞれ支持してなるガス導入口
と、ガス排気口とを有して構成してあるので、従来の装
置に較べ、ガスの流れに変流がなく試料の表面に均一に
ガスが流れ、試料の表面に均一な膜を形成することがで
きる特有な効果を有する。 また反応室を筒状に構成し
てあるので、反応室を容易に大形に構成することがで
き、安価でしかも大量生産に適する装置に構成すること
ができる。またフランジの少なくとも一方は開閉自在に
構成してあるので、反応室内部のメンテナンス、試料の
出し入れを容易に行なうことができる。また請求項2で
は、試料台を回転自在に構成してあるので、個々の試料
表面を均一なガス雰囲気にさらすことができ、試料の表
面に均一な膜を形成することができる効果を有する。
【図1】図1は本発明のCVD装置の概略断面図。
【図2】図2は本発明の他のCVD装置の概略断面図。
【図3】図3は従来のCVD装置の概略断面図。
11 筒状部材 12 フランジ 13 ガス導入口 14 フランジ 15 ガス排気口 16 反応室 17 加熱機構 18 高周波印加電極 19 高周波電源 20 試料台 21 試料支持機構 22 試料 23 回転機構
フロントページの続き (72)発明者 芹田 功 埼玉県川越市芳野台2丁目8番36号 株式 会社幸和クリエイター内
Claims (2)
- 【請求項1】耐熱性と熱透過性材を有する材料で構成し
てなり垂直に立てて配置した筒状部材と、同筒状部材の
開口部両端に配置してなるフランジと、同筒状部材の側
面を覆ってなる加熱機構と、フランジに支持して構成し
てなる高周波印加電極と、高周波印加電極に高周波電力
を供給する装置とを有し、 前記フランジの少なくとも一方は開閉自在に構成し、ま
た一方のフランジにガス導入口を設け、他方のフランジ
にガス排気口を設けて構成したことを特徴とするCVD
装置。 - 【請求項2】筒状部材の内部に配置してなる試料台を回
転自在に構成したことを特徴とする請求項1のCVD装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12439591A JPH05343328A (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | Cvd装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12439591A JPH05343328A (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | Cvd装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05343328A true JPH05343328A (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=14884371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12439591A Pending JPH05343328A (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | Cvd装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05343328A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009536267A (ja) * | 2006-05-05 | 2009-10-08 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド | 誘電膜の原子層堆積のための化学物質の光励起のための方法および装置 |
JP2010103544A (ja) * | 2001-01-11 | 2010-05-06 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 成膜装置および成膜方法 |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP12439591A patent/JPH05343328A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010103544A (ja) * | 2001-01-11 | 2010-05-06 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 成膜装置および成膜方法 |
JP2009536267A (ja) * | 2006-05-05 | 2009-10-08 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド | 誘電膜の原子層堆積のための化学物質の光励起のための方法および装置 |
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