JPH0534306U - 車両の部品取付構造 - Google Patents

車両の部品取付構造

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JPH0534306U JP8278091U JP8278091U JPH0534306U JP H0534306 U JPH0534306 U JP H0534306U JP 8278091 U JP8278091 U JP 8278091U JP 8278091 U JP8278091 U JP 8278091U JP H0534306 U JPH0534306 U JP H0534306U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブラケットおよび取付脚部を1種類とし、部品
の挿脱方向や取付け姿勢を変更することができ、使い勝
手が向上する車両の部品取付構造を提供する。 【構成】車体1に取着されるブラケット10に互いに対
向する突片14a、14bを設けて蟻溝16を形成し、
車体に取付けられる部品2には上記蟻溝に差し込まれて
係止される取付脚部20を設け、この取付脚部は上記蟻
溝の溝幅の寸法を一辺の長さとする正方形とし、かつ取
付脚部の各辺には突片に摺接可能なスライド面22を設
け、上記ブラケットまたは取付脚部には、上記蟻溝から
取付脚部がすり抜けるのを阻止するストッパ18を形成
したことを特徴とする。 【作用】部品側の取付脚部は、蟻溝の溝幅の寸法を一辺
の長さとする正方形としたから、この部品をブラットに
対して起立および転倒のいづれの姿勢でも装着可能とな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両において、各部品を車体に脱着可能に取付けるようにした構造 に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両において各種部品を車体に対して脱着可能に取り付ける場合、種々の取付 け構造が採用されている。
【0003】 例えば、燃料タンクや気化器などにおける蒸発燃料の大気汚染成分を吸着して 除去し、この大気汚染成分が直接大気に放出されることを阻止して大気汚染を防 止するためにキャニスタが用いられているが、この種のキャニスタは、フィルタ や吸着剤の大気汚染成分に対する吸着性能が低下すると交換する必要がある。よ って、キャニスタは、車体に対して脱着可能に取付けられている。
【0004】 このようなキャニスタを車体に取付ける場合、従来は、車体に板金製のブラケ ットを取付け、このブラケットに互いに対向して突片を形成し、これら突片によ って蟻溝を構成していた。この蟻溝の溝幅は、上部が広がるとともに下部が狭く なるようなテーパ型(楔形)をなしている。
【0005】 これに対し、キャニスタには側面に合成樹脂などからなる取付脚部を設け、こ の取付脚部は上記ブラケットの蟻溝にその拡開した上端側から差し込まれるよう な楔形をなしている。
【0006】 したがって、取付脚部を上記ブラケットの蟻溝にその上方から差し込むと、こ の取付脚部が蟻溝に係止するのでキャニスタを車体に取り付けることができる。 しかも取付脚部は蟻溝の所定深さまで差し込まれると楔形の蟻溝に引っ掛かるの でそれ以上の降下が阻止されてすり抜け落ちが防止され、また上方に引出せば楔 形の蟻溝から楔形の取付脚部を抜き出すことができるので、キャニスタを車体か ら取り外すことができるようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来構造の場合、蟻溝および取付脚部はともに上 部が拡開した楔形状をなしているので、キャニスタを上から下に向かう方向にし か挿入することができず、取付け作業の方向が制約されていた。ブラケットを車 体に対して90°回して取付け姿勢を変更すれば、キャニスタを横方向から挿脱 することができるが、この場合はキャニスタが横に寝た姿勢で取付けられること になり、キャニスタの取付け姿勢が好ましくない状態になってしまう。このよう に、従来の場合、キャニスタの挿脱方向が限られていた。
【0008】 ところで車体側、例えばエンジンルーム内においてはキャニスタと他の部品と の干渉を避けるため、レイアウトを考慮する必要があるが、この際、キャニスタ の取付け姿勢を変更することなく挿脱方向だけを変更したい場合がある。しかし 、従来の取付け構造では、キャニスタの挿脱方向の自由度がなく、キャニスタの 挿脱作業が困難になる場合があった。
【0009】 このような不具合を解消するには、ブラケットおよび取付脚部の構造をそれぞ れ変更しなければならない。しかしこのようにすると、車種が変わってキャニス タの挿脱方向が変更される毎に、それぞれ別構造のブラケットおよび取付脚部を 用意する必要があり、これらブラケットおよびキャニスタの種類を車種毎に多種 類必要とする不具合がある。
【0010】 本考案はこのような事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは 、ブラケットおよび取付脚部が1種類でありながら部品の挿脱方向や取付け姿勢 を自由に変更することができ、使い勝手が向上する車両の部品取付構造を提供し ようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本考案は、車体に取着されるブラケットに、互いに 対向する突片を設けてこれら突片により溝幅が一定とした蟻溝を形成し、このブ ラケットを介して車体に取付けられる部品には、上記蟻溝の一端から差し込まれ て上記突片により係止される取付脚部を設け、この取付脚部は上記蟻溝の溝幅の 寸法を一辺の長さとする正方形とし、かつこの取付脚部の各辺には上記突片に摺 接可能なスライド面を設け、上記部品をブラットに対して相対的に90°づつ姿 勢を変えて装着可能とし、上記ブラケットまたは取付脚部には、上記蟻溝から取 付脚部がすり抜けるのを阻止するストッパを形成したことを特徴とする。
【0012】
【作用】
本考案によれば、部品側に設けた取付脚部は、ブラケットに形成された蟻溝の 溝幅の寸法を一辺の長さとする正方形とし、この取付脚部の各辺に突片と摺接可 能なスライド面を設けたから、上記部品はブラットに対して相対的に90°づつ 姿勢を変えて装着可能となる。このため、ブラケットの車体に対する取付け姿勢 を変更すれば、このブラケットに対する部品の挿脱方向を変更することができ、 またブラケットの車体に対する取付け姿勢を一定にすれば、部品の取付け姿勢を 変更選択することができる。
【0013】
【実施例】
以下本考案について、図1ないし図8に示す一実施例にもとづき説明する。
【0014】 図7および図8は、部品としてのキャニスタを車体に取付ける場合の全体構造 を示すもので、1は車両のシャ−シやボディなどに該当する車体であり、2はこ の車体1に後述するブラケット10を介して取付けられる部品としてのキャニス タである。
【0015】 キャニスタ2は、円筒形の本体3内に図示しないフィルタや吸着剤を収容した 公知のものであり、詳細な説明は省略する。キャニスタ本体3の上端部には、燃 料タンクから蒸発燃料を導入するタンク導入ポート4、気化器から蒸発燃料を導 入する気化器導入ポート5、パージポート6が形成されているとともに、下端部 には大気導入ポート7が形成されている。なお、キャニスタ2は通常、上記大気 導入ポート7が下部に位置する姿勢で用いられる。
【0016】 10はブラケットを示し、板金による一体成形品である。このブラケット10 は図1に示す通り、両端部に折り曲げ成形された固定片11、11を有し、これ ら固定片11、11に開口した固定孔12、12にねじ13、13を挿入するこ とにより車体1に固定される。
【0017】 上記ブラケット10には、互いに対向する2組の突片14a、14bおよび1 5a、15bが形成されている。これら突片14a、14bおよび15a、15 bは、ブラケット10を切り起こして形成したものであり、それぞれ対をなす上 部の突片14aと14bは傾斜して対向されており、また他の対をなす下部の突 片15aと15bも傾斜して対向されている。これら互いに対向する2組の突片 14a、14bおよび15a、15bにより、図4に示すように、断面形状が溝 の入口よりも奥側で広い形の蟻溝16を構成している。
【0018】 この蟻溝16は、図1における上下方向に伸びており、上部の突片14a、1 4bの離間寸法と下部の突片15a、15bの離間寸法が同一に形成されること により、有効溝幅wが上下方向に沿って一様となるように形成されている。
【0019】 上記ブラケット10には、上記突片14a、14bの間、および突片15a、 15bの間に位置して、ブラケット10を押出して形成された押圧用のボス17 …が形成されている。これらボス17…は後述する取付脚部を押圧する。また、 上記ブラケット10には、下部の突片15a、15b間に位置してストッパ18 、18が形成されている。これらストッパ18、18はブラケット10を切り起 こして形成したものであり、後述する取付脚部のすり抜けを防止して挿入位置を 規制する。さらに、上記ブラケット10には、4個の突片14a、14bおよび 15a、15bに囲まれた中央部に位置して弾圧舌片19が形成されている。こ の弾圧舌片19もブラケット10を切り起こして形成したものであり、後述する 取付脚部を押圧してがたつきを防止するとともに、挿入方向とは逆向きの抜け出 しを防止する。
【0020】 このようなブラケット10に対して、キャニスタ2には取付脚部20が設けら れている。取付脚部20は例えば合成樹脂により一体に形成されており、四角板 形の基板部21と、この基板部21の四隅に形成された係止突部22…を備えて いる。上記基板部21は、キャニスタ本体3の側面に接着剤やねじ止めなどによ り固定されている。
【0021】 上記4個の係止突部22…は、正方形の四隅に位置するように配置されており 、これら4個の係止突部22…で構成する正方形は、その一辺の長さaが前記蟻 溝16の有効溝幅の寸法wと一致するようになっている。そして、これら4個の 係止突部22…の上記正方形の各辺に相当する面はテ−パ面23…となっており 、これらテーパ面23…は上記ブラケット10に形成した突片14a、14bお よび15a、15bの傾斜角と一致した角度で傾斜しており、これらテ−パ面2 3…は突片14a、14bおよび15a、15bの内面に摺接可能なスライド面 をなしている。
【0022】 また、この取付脚部20には基板部21の下側には上記4個の係止突部22… に囲まれた箇所の中央に位置して抜け止め突起25が形成されている。この抜け 止め突起25は四角錐形状をなしている。 このような構造の実施例について、作用を説明する。
【0023】 ブラケット10は、両端部に形成した固定片11、11がねじ13、13によ り車体1に固定されることにより車体1に取着されるが、両端の固定片11、1 1を図1に示すように水平方向の姿勢として車体1に取着した場合、蟻溝16は 上下方向に沿って伸びる。
【0024】 この状態で、キャニスタ2を直立した姿勢でブラケット10に取付ける。つま り、キャニスタ2の側面に接合した取付脚部20の各係止突部22…を上記蟻溝 16を構成する突片14a、14bおよび15a、15b間に対向させてこのキ ャニスタ2を図1の矢印Aで示すように、上から下に向かって移動させ、これら 係止突部22…を上記突片14a、14bおよび15a、15b間の蟻溝16に 挿入する。
【0025】 この場合、係止突部22…の上記正方形の各辺に相当する面に形成したテ−パ 形のスライド面23…が突片14a、14bおよび15a、15bの内面に摺動 することにより、取付脚部20は蟻溝16に挿入される。
【0026】 矢印A方向への挿入により、取付脚部20の下側の係止突部22、22がブラ ケット10のストッパ18、18に当接すると、これ以上の挿入が阻止され、こ れにより取付脚部20が蟻溝16をすり抜けて下方に落下するのが防止され、キ ャニスタ2の取付け位置が規制される。
【0027】 この状態では、ブラケット10に形成された押圧用ボス17…が取付脚部20 の各係止突部22…の下面を押し、これら係止突部22…のテ−パ形スライド面 23…が突片14a、14bおよび15a、15bに押し付けられる。したがっ て、係止突部22…と、突片14a、14bおよび15a、15bが摩擦係合し 、これにより取付脚部20がブラケット10に保持されるとともに、この保持状 態で取付脚部20ががたつくのを防止している。
【0028】 また、この場合、取付脚部20の基板部21下面に形成した四角錐形状の抜け 止め突起25が、ブラケット10に形成した弾圧舌片19を乗越えてこの弾圧舌 片19よりも下側に位置しており、弾圧舌片19は抜け止め突起25における四 角錐形状の上側の傾斜面に弾接する。このため、弾圧舌片19が抜け止め突起2 5を押さえ付けて、このことにより取付脚部20のがたつきを防止するばかりで なく、取付脚部20がブラケット10から上方向に抜け出すのを防止する。 したがって、車両からの振動や衝撃を受けても、キャニスタ2ががたついたり 、ブラケット10から飛び出すことはない。
【0029】 このような構造の場合、キャニスタ2を矢印Aで示すように上から下に向かっ て蟻溝16に挿入するだけでよいから装着作業が容易である。また、キャニスタ 2をブラケット10から取り外し場合は、矢印Aとは反対方向に、下から上に向 かって引き上げるだけでよいから取り外し作業も簡単になる。 ところで、他の部品やその他の障害のため、キャニスタ2を矢印Aに挿脱する ことができない場合は、図6に示すような対応をすることができる。
【0030】 すなわち、図6においては、ブラケット10をその両端部に形成した固定片1 1、11が上下方向の姿勢となるようにして車体1に取着してあり、このため蟻 溝16は水平方向に沿って伸びている。
【0031】 この状態では、キャニスタ2を直立した姿勢のままでブラケット10に対して 、矢印Bで示すように、横方向に挿入することができる。つまり、キャニスタ2 に取着した取付脚部20は、四隅に設けた4個の係止突部22…が正方形をなし ており、その一辺の長さaが蟻溝16の有効溝幅の寸法wと一致するようになっ ているとともに、これら4個の係止突部22…の外側の2辺はブラケット10に 形成した突片14a、14bおよび15a、15bの傾斜角と一致した角度で傾 斜するテ−パ面形状のスライド面をなしているので、取付脚部20は上下および 左右を逆にしても、かつ90°回転しても、取付脚部20をブラケット10の蟻 溝16に挿入することができる。
【0032】 よって、図6に示すように、キャニスタ2を矢印Bで示すように、横方向に沿 って挿入することができ、このような挿入によっても取付脚部20はストッパ1 8、18に当接して横方向へのすり抜けが防止され、ボス17…が各係止突部2 2…の下面を押すので取付脚部20のがたつきが防止され、かつ弾圧舌片19四 角錐に形成した抜け止め突起25を押さえるので取付脚部20のがたつきを防止 するばかりでなく、取付脚部20が矢印Bとは逆方向へ抜け出すのが防止される ことになる。 そしてこの場合も、キャニスタ2を直立した姿勢で取付けることができる。
【0033】 したがって、上記実施例の場合、ブラケット10を車体1に対して取付け姿勢 を変えることによりキャニスタ2の挿脱操作の方向を変更することができ、ブラ ケット10および取付脚部20の構造を変更する必要はない。 このため、車種により多種類のブラケットや取付脚部を準備する必要がなく、 共通して使用することができる。 なお、上記実施例の場合、キャニスタ2を車体1に取着する場合を例にして説 明したが、本考案はこれに限らず、取付けるべき部品は何であってもよい。
【0034】 上記キャニスタ2の取付けの場合は、大気導入ポート7が下向きの姿勢で用い られるのが通常の使用法であるため、上記実施例ではキャニスタ2を直立した姿 勢で取付けることを前提として、挿脱方向を上下方向と水平方向とに変更する場 合について説明し、このためブラケット10の車体1に対する取付け方向を、図 1の場合と図6の場合に変更するようにした。
【0035】 しかしながら、本考案の構造によれば、上記実施例のような用い方に限らず、 部品の取付け姿勢を変更したい場合であっても実施可能である。つまり、図1の 場合と図6の場合を比較して理解できるように、キャニスタ2に取着した取付脚 部20は、四隅に設けた4個の係止突部22…は、一辺の長さaが蟻溝16の有 効溝幅の寸法wと一致するような正方形となっているとともに、これら4個の係 止突部22…は突片14a、14bおよび15a、15bの傾斜角と一致した角 度で傾斜するテ−パ面形状のスライド面を有しているので、取付脚部20は上下 および左右を逆にしても、また90°回転しても、ブラケット10の蟻溝16に 挿入することができる。よって、ブラケット10の車体1に対する取付け姿勢を 変更せずに、部品(キャニスタでもよい)の向きを直立姿勢または横に寝かせて 取付ける、のいづれにでも変更することができる。
【0036】 また、上記実施例の場合、図4に示すように、蟻溝16は突片14a、14b および15a、15bを傾斜して切り起こすことにより入口が狭くて奥部が広が った形状の蟻溝としたが、図9に示す他の実施例のように、断面L字形の突片3 1a、31bを形成することにより入口が狭くて奥部が広がった矩形の蟻溝30 を形成してもよい。
【0037】 さらにまた、蟻溝16は2組の突片14a、14bおよび15a、15bによ り形成することには限らず、例えば対向する一対の突片を溝方向に沿って長く形 成することによっても形成することができる。
【0038】 これと同様に、取付脚部20は、四隅に設けた4個の係止突部22…がそれぞ れ分離して独立していることには限らず、正方形の辺に沿った連続して辺を構成 するようにしてもよい。
【0039】 さらに、蟻溝から取付脚部が抜け出すのを阻止する弾圧舌片および四角錐形状 の抜け止め突起は、実施例の構造に限らず、ブラケットまたは取付脚部の少なく とも一方に蟻溝から取付脚部が抜け出すのを阻止する抜け出し防止部を形成すれ ばよい。 また、押圧用ボスは、ブラケットに形成する場合に外に、取付脚部に形成して もよい。
【0040】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、部品側に設けられる取付脚部をブラケッ トに形成された蟻溝の溝幅の寸法を一辺の長さとする正方形とし、この取付脚部 の各辺に蟻溝を構成する突片と摺接可能なスライド面を設けたから、上記部品は ブラットに対して起立および転倒のいづれの姿勢でも装着可能となる。このため 、ブラケットを車体に対して取付け姿勢を変更すれば、部品の姿勢を変更するこ となくブラケットに対する挿脱の方向を変更することができ、また、ブラケット を車体に対して取付け姿勢を一定にしてある場合は、部品の車体に対する取付け 姿勢を変更することができる。よって、ブラケットおよび取付脚部が1種類であ りながら部品の挿脱方向や取付け姿勢を自由に選択変更することができ、部品の 種類が少ないにも拘らず使い勝手が向上し、コストダウンが可能になるなどの利 点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示し、キャニスタを上
下方向に挿脱するためにブラケットを車体に対して水平
に取着した場合の正面図。
【図2】キャニスタに設けられる取付脚部の平面図。
【図3】同取付脚部の斜視図。
【図4】図1におけるIV−IV線の断面図。
【図5】図1におけるV−V線の断面図。
【図6】キャニスタを水平方向に挿脱するためにブラケ
ットを車体に対して上下に取着した場合の正面図。
【図7】キャニスタを上から挿入してブラケットに取付
けた状態を示す側面図。
【図8】その平面図。
【図9】本考案の他の実施例を示し、図4の場合と同様
な断面図。
【符号の説明】
1…車体、2…キャニスタ、10…ブラケット、14
a、14b、15a、15b…突片、16…蟻溝、17
…ボス、18…ストッパ、19…弾圧舌片、20…取付
脚部、21…係止突部、22…スライド面、25…抜け
止め突起。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に取着されるブラケットに、互いに
    対向する突片を設けてこれら突片により溝幅が一定とし
    た蟻溝を形成し、このブラケットを介して車体に取付け
    られる部品に、上記蟻溝の一端から差し込まれて上記突
    片により係止される取付脚部を設け、この取付脚部は上
    記蟻溝の溝幅の寸法を一辺の長さとする正方形とし、か
    つこの取付脚部の各辺には上記突片に摺接可能なスライ
    ド面を設け、上記部品をブラットに対して相対的に90
    °づつ姿勢を変えて装着可能とし、上記ブラケットまた
    は取付脚部には、上記蟻溝から取付脚部がすり抜けるの
    を阻止するストッパを形成したことを特徴とする車両の
    部品取付構造。
  2. 【請求項2】 上記ブラケットまたは取付脚部の少なく
    とも一方には、蟻溝から取付脚部が抜け出すのを阻止す
    る抜け出し防止部を形成したことを特徴とする請求項1
    に記載の車両の部品取付構造。
  3. 【請求項3】 上記ブラケットまたは取付脚部の少なく
    とも一方には、他方に圧接してがたつきを防止する押圧
    部を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の車両の部品取付構造。
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