JPH0534271A - 凝集パターン判定装置 - Google Patents

凝集パターン判定装置

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JPH0534271A
JPH0534271A JP21440491A JP21440491A JPH0534271A JP H0534271 A JPH0534271 A JP H0534271A JP 21440491 A JP21440491 A JP 21440491A JP 21440491 A JP21440491 A JP 21440491A JP H0534271 A JPH0534271 A JP H0534271A
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JP
Japan
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plate
pattern
stocker
aggregation
determination
Prior art date
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Pending
Application number
JP21440491A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Yokomori
保彦 横森
Toshiyuki Furuta
敏之 古田
Masato Ota
正人 太田
Hideo Suda
英雄 須田
Shogo Kida
正吾 木田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パターン検出判定手段のデータ補正およびパ
ターン検出判定手段部分の保守点検を容易に行うことの
できる凝集パターン判定装置を提供すること。 【構成】 試料が付されたプレート1をその搬送路に沿
って案内するガイド手段2と、搬送路上に予め設定され
た凝集パターン判定箇所4に装備され移送されてくるプ
レートを当該凝集パターン判定箇所4に停止せしめるプ
レート停止機構5とを備えている。この凝集パターン判
定箇所4に、凝集パターンを検出し記憶すると共にその
良否を判定するパターン検出判定部40Aを備えたパタ
ーン検出判定手段40を配設し、このパターン検出判定
手段40を必要に応じて搬送路に直交する方向に往復移
動せしめる判定手段移送機構40Aを装備したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、凝集パターン判定装置
に係り、とくにプレート搬送路上の所定箇所に凝集パタ
ーン判定箇所が設けられた凝集パターン判定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】医療分野においては、血液中の各種成分
やビールス等を検出分析する方法として、従来より、血
液の凝集パターンに基づく判別方法が比較的多く行わ
れ、凝集の有無によって種々の判定基準が設けられてい
る。この凝集有無の判定は、多くは、肉眼による目視判
定によって行われている。具体的には、凝集の有無を反
応容器(ウエル)内の粒子の分布を予め定めた輝度を基
準とし該基準輝度以下の部分の面積としてとらえたり、
また、標準凝集パターンや標準非凝集パターンと比較し
たり、更には検体試料の連続的段階希釈系列を作成する
等により、人の目による総合判断に依存する場合が多
い。
【0003】一方、この目視判断には、高度の熟練を要
することや或いは判定に個人差がでる等の不都合が生じ
ている。このため、昨今においては、一次元の受光素子
(一次元CCDセンサ)を用いた判定の自動化が進めら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例における自
動化は、凝集パターン判定用の試料が付されたプレート
を人力によって凝集パターン判定箇所に載置することに
より取り行われるという形式のものが多い。このため、
上記従来例にあっては、プレートの載置作業やその搬入
作業等に多くの時間と労力を要するばかりでなく、プレ
ートの載置作業時に生じる振動でプレート上の凝集パタ
ーンが破損し易いという不都合があり、これを排除する
ため作業を慎重に行わざるを得ない、という煩わしさが
あった。これがため、判定の自動化は達成されても作業
能率が悪いという不都合が生じていた。更に、上記従来
例にあっては、パターン検出判定手段の感度調整もしく
はデータ補正のため、試料が付されない空のプレートを
時には搬入し測定するという煩わしさがあった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、パターン検出判定手段のデータ補正を
必要に応じて容易に行うことができ、同時にパターン検
出判定手段部分の保守点検を容易に行うことのできる凝
集パターン判定装置を提供することを、その目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、凝集パター
ン判定用の試料が付されたプレートの移動をその搬送路
に沿って案内するガイド手段と、搬送路上に予め設定さ
れた凝集パターン判定箇所に装備され移送されてくるプ
レートを当該凝集パターン判定箇所に停止せしめるプレ
ート停止機構とを備えている。凝集パターン判定箇所に
は、凝集パターンを検出し記憶すると共にその良否を判
定するパターン検出判定部を備えたパターン検出判定手
段が配設されている。そして、このパターン検出判定手
段を必要に応じて前述した搬送路に直交する方向に往復
移動せしめる判定手段移送機構を凝集パターン判定箇所
に装備する、という構成を採っている。これによって前
述した目的を達成しようとするものである。
【0007】
【作用】凝集パターン判定箇所4に送りこまれるプレー
ト1は、凝集パターン検出判定手段40によってプレー
ト1上の複数の凝集パターンが読み込まれその良否が基
準パターンに従って判定される。この場合、凝集パター
ン検出判定手段40は、凝集パターンの読み込み動作が
完了すると、直ちに引き下がると共に当該引下がった位
置に予め配設しておいたプレート(試料が付されたもの
と同一のもの)の透過光を検出し、これによって、直前
に検出した凝集パターンを直ちに補正することが可能と
なっている。この間、凝集パターンの検出判定が完了し
たプレート1はガイド手段2上の下流側に移送され、一
方、次のパターン検出判定用のプレート1がガイド手段
2上に載置される。
【0008】
【発明の実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図
4に基づいて説明する。まず、図1乃至図2に示す実施
例には、凝集パターン判定用の試料が付されたプレート
1の移動をその搬送路に沿って案内するガイド手段2
と、搬送路上に予め設定された凝集パターン判定箇所4
に装備され移送されてくるプレート1を当該凝集パター
ン判定箇所4に停止せしめるストッパ部5Aを有するプ
レート停止機構5とを備えている。
【0009】プレート1は、ガイド手段2に沿って装備
された移送力付勢手段3に付勢されて当該ガイド手段2
の一方の側(図2の左方)から他方の側(図2の右方)
に送られるようになっている。
【0010】凝集パターン判定箇所4には、凝集パター
ンを検出し記憶すると共にその良否を判定するパターン
検出判定部40Aを備えたパターン検出判定手段40が
配設されている。そして、このパターン検出判定手段4
0を必要に応じて前述した搬送路に直交する方向に往復
移動せしめる判定手段移送機構41が、前述した凝集パ
ターン判定箇所4に装備されている。
【0011】判定手段移送機構41は、パターン検出判
定手段40を支持すると共に当該パターン検出判定手段
40が搬送路に直交する方向に往復移動するのを案内す
る二本のガイド部材41A,41Bと、このガイド部材
41A,41Bに沿って装備されパターン検出判定手段
40に往復移送力を付勢する螺子機構41Cとを備えて
いる。そして、螺子機構41Cの回転動作によってパタ
ーン検出判定手段40が往復移動され、この間に、パタ
ーン検出判定部40Aが、必要なデータを検出し得るよ
うになっている。
【0012】パターン検出判定手段40は、具体的に
は、全体的にコ字状に形成された枠体40Bと、この枠
体40Bの上側の曲折部先端401に装備されたパター
ン検出部40Cと、枠体40Bの下側の曲折部先端40
2に装備された光源40Dとを備えている。パターン検
出部40Cは、試料が付されたプレートを透過してくる
光情報を集光するレンズ系と、集光された光情報を順次
電気信号に変換するCCDセンサとを備えた構成となっ
ている。また、光源40Dとしては、LEDラインセン
サが使用されている。
【0013】ここで、プレート停止機構5および移送力
付勢手段3或いは判定手段移送機構41の各動作は、図
示しない主制御部によりその動作が規制されるようにな
っている。
【0014】ガイド手段2の図2に於ける左端部には、
複数のプレート1が積層されて収納された箱形状の一方
のプレートストッカ6が着脱自在に装備されている。ガ
イド手段2の図2に於ける右端部にも、同一に形成され
た他方のプレートストッカ7が着脱自在に装備されてい
る。このプレートストッカ7は、凝集パターン判定完了
のプレート1を収納するためのものであり、一方、前述
したプレート1トッカ6は凝集パターン判定前のプレー
ト1を収納するためのものである。
【0015】一方のプレートストッカ6の図2に於ける
左端部には、当該プレートストッカ6内から移送用のプ
レート1を一枚づつ順次選定する一方のストッカ用リフ
ト機構8が装備されている。また、他方のプレートスト
ッカ7の図2に於ける右端部には、凝集パターン判定完
了後のプレート1を下方から順次積層するための他方の
ストッカ用リフト機構9が装備されている。
【0016】また、一方のプレートストッカ6の図2に
於ける下方部分には、上下動可能に構成されたベルトコ
ンベア部11Aを有するベルトコンベア機構11が装備
されている。このベルトコンベア機構11は、そのベル
トコンベア部11Aがプレートストッカ6からガイド手
段2の下方部分にまで延設された状態に配設されてい
る。そして、稼働時には、まず上昇してプレートストッ
カ6内の最下部に位置するプレート1を下から押し上げ
る形態をもって当該プレート1をベルトコンベア部11
A上に載置し、しかる後これをガイド手段2の上方部分
にまで移送し、その後、ベルトコンベア部11Aを下降
動作せしめて当該プレート1を前述したガイド手段2上
に比較的ゆっくりと載置するようになっている。
【0017】更に、他方のプレートストッカ7の図2に
於ける下方部分にも、上下動可能に構成されたベルトコ
ンベア部12Aを有するベルトコンベア機構12が装備
されている。このベルトコンベア機構12は、図2に示
す如くそのベルトコンベア部12Aがプレートストッカ
7からガイド手段2の下方部分にまで延設された状態に
配設されている。そして、稼働時には、まず上昇してガ
イド手段2上のプレート1を下から押し上げる形態をも
って当該プレート1をベルトコンベア部12A上に載置
し、しかる後これをプレートストッカ7内まで移送し、
その後、ベルトコンベア部12Aを下降動作せしめて当
該プレート1をプレートストッカ7内に載置するように
なっている。
【0018】プレート1としては、本実施例では複数の
反応容器部(ウエル)が碁盤目状に配設され比較的薄型
の部材で曲折加工されたプラスチック製のプレートが使
用されている。そして、このプレート1は、全体的には
四角形状に形成されている。また、このプレート1の移
送を案内するガイド手段2は、対向面に断面L字状の切
除部を備えそのため下端部に突出部が形成された二本の
ガイド部材2A,2Bから成り、その対向面側の突出部
で前述したプレート1を支持すると共にその移送を案内
し得るようになっている。このガイド手段2は、その上
流側と下流側が,それぞれプレートストッカ6,7に当
接するようにして装備されている。符号2A1 ,3A2
は、ガイド部材2A,2B支持する脚部を示す(なお、
図2では脚部2A1 ,3A2 が重なっている)。
【0019】ガイド手段2の上方部には、前述したプレ
ート1に移送力を付勢する移送力付勢手段3が装備され
ている。この移送力付勢手段3は、ガイド手段2のやや
外側に位置した上方部に配設されガイド手段2に平行に
装備された二本の筒状ガイドレール31,32と、この
二本の筒状ガイドレール31,32の両端部をそれぞれ
別々に支持するガイドレール支持部材31A,31B
と、二本の筒状ガイドレール31,32上に装備されプ
レート1に移送力を付勢する第1および第2の移送機構
部33,34と、この第1および第2の移送機構部3
3,34に各別に移送力を伝達する第1および第2の移
送力伝達機構部35,36とを備えた構成となってい
る。ここで、第1の移送機構部33と第1の移送力伝達
機構部35とにより第1の移送力付勢手段が構成され、
第2の移送機構部34と第2の移送力伝達機構部36と
により第2の移送力付勢手段が構成されている。また、
図2において、二本の筒状ガイドレール31,32は重
なっている。また、ガイドレール支持部材31A,32
Aが、更にはガイドレール支持部材31B,32Bがそ
れぞれ重なっている。
【0020】そして、第1の移送機構部33は、プレー
トストッカ6から送り出されたプレート1をガイド手段
2の中央部に位置する凝集パターン判定箇所4まで移送
する機能を有している。また、第2の移送機構部34
は、判定済のプレート1をパターン判定箇所4からプレ
ートストッカ7まで移送するとともに該プレート1をプ
レートストッカ7内に収納し得る位置まで移送する機能
を有している。
【0021】次に、プレート1を凝集パターン判定箇所
4に停止せしめるストッパ部5Aを備えたプレート停止
機構5について説明する。このプレート停止機構5は、
ソレノイド等を主体として構成され、その鉄心部分にス
トッパ部5Aが連結装備されている。更に、プレート停
止機構5は、プレート1の搬送路上の所定箇所に、当該
プレート1の到来を検知するプレート検知センサ(図示
せず)を備えている。そして、このプレート検知センサ
の出力信号および主制御部の指令に基づいてプレート停
止機構5が作動し、ストッパ部5Aを突出させもしくは
後退させるようになっている。
【0022】図3に、複数のプレート1を収納装備した
プレートストッカ6を示す。このプレートストッカ6
は、その支持部材61 ,62 上に着脱自在に装備される
ようになっている。そして、このプレートストッカ6
は、前述したように複数のプレート1を積み重ねるよう
にして収納し得る構造となっている。符号6Aはストッ
カ本体を示し、符号6Bはストッカ本体6Aに開閉自在
に組み込まれた蓋部を示す。ストッカ本体6Aの対向す
る一方の両側面の下端部には、下から二段目以上の複数
のプレート1を側端部から挟むように係止して一時的に
上方へ移動させるための切除部6A1 ,6A2 がそれぞ
れ設けられている。
【0023】また、ストッカ本体6Aおよびその蓋部6
Bの図3に於ける各底面部は、前述した切除部6A1
6A2 側の一部を除いて大きく切除されている。そし
て、この切除された部分即ち底面側切除部6A3を介し
て、ベルトコンベア部11Aのベルト部分全体がその水
平状態を維持しつつ上昇および下降動作を行い、これに
よって、最下端に位置するプレート1が図3の矢印Cに
示す如く外部へ搬出されるようになっている。プレート
ストッカ7も、このプレートストッカ6と全く同一に形
成され同一に機能し得るようになっている。符号6Cは
把手を示す。
【0024】次に、ベルトコンベア機構11,12につ
いて説明する。このベルトコンベア機構11,12は、
それぞれ同一に形成され、前述した凝集パターン判定箇
所4を中心として図2内の左右対称の位置に装備されて
いる。この内、一方のベルトコンベア機構11は、図4
に示すように、プレート1を載置し搬送するベルトコン
ベア部11Aと、このベルトコンベア部11Aを駆動す
るコンベア駆動モータ11Bと、このベルトコンベア部
11Aおよびコンベア駆動モータ11Bを支持するコン
ベア支持台11Cと、このコンベア支持台11Cを支持
すると共にその水平状態をほぼ維持しつつ全体を上下方
向に移動させる上下動付勢機構部11Dとを備えた構成
となっている。
【0025】ここで、上下動付勢機構部11Dは、図4
に示すように揺動可能に構成された二つの揺動リンク部
111 ,112 と、一方の揺動リンク部111 の下端部
に当接装備された偏心カム113 と、この偏心カム11
3 を所定のタイミングで回転駆動するカム駆動モータ1
4 とを備えている。ここで、一方の揺動リンク部11
1 は、ベルトコンベア機構11の重心位置に装備されて
いる。このため、カム駆動モータ114 を起動させて偏
心カム113 を回転させると、ベルトコンベア機構11
は、ほぼ全体的に平行状態を維持しつつ上昇しまたは下
降し得るようになっている。他方の揺動リンク部111
は、前述した一方の揺動リンク部111 の補助的動作を
行い、ベルトコンベア機構11のローリング及びピッチ
ングを有効に防止するように機能する。
【0026】この一方のベルトコンベア機構11の最大
幅(即ちコンベア支持台11Cの幅)は、前述したガイ
ド手段2の二本のガイド部材2A,2B相互間の幅より
も狭く設定されている。また、前述したプレートストッ
カ6の底面に形成された底面側切除部6A3 の幅は、こ
の一方のベルトコンベア機構11の最大幅よりも大きく
設定されている。このため、この一方のベルトコンベア
機構11は、その上昇時には底面側切除部6A3 からプ
レートストッカ6内を上方に向かって円滑に平行移動
し、同時に該プレートストッカ6内の下部に位置するプ
レート1を下からすくい上げるようにしてベルトコンベ
ア部11A上に載置し、その後矢印Cに沿ってガイド手
段2側に移送する。
【0027】この間、プレートストッカ6内の他のプレ
ート1は、図3に示す如く一方のストッカ用リフト機構
8によって一次的に持ち上げられている。かかる状態
は、プレート1がプレートストッカ6内から搬出され一
方のベルトコンベア機構11が下降するまで継続され
る。そして、この一方のベルトコンベア機構11の全体
的下降動作と共に、プレート1は、その全体が平行にそ
して緩やかにガイド手段2上へ載置される。このため、
プレート1は何ら振動することなくガイド手段2上へ静
かに載置される。
【0028】この一方のベルトコンベア機構11と同一
に形成され図2に示す如く対称位置に装備された他方の
ベルトコンベア機構12も、この一方のベルトコンベア
機構11と同一に機能し、判定済のプレート1をガイド
手段2上から他方のプレートストッカ7内の底面に載置
されるようになっている。この場合も、他方のストッカ
用リフト機構9が有効に機能し、判定済のプレート1が
他方のプレートストッカ7内に収納されるまで、他方の
ストッカ用リフト機構9によって一次的に持ち上げられ
ている。かかる状態は、他方のベルトコンベア機構12
が下降するまで継続される。
【0029】次に、上記実施例の全体的動作について説
明する。まず、プレートストッカ6内にあるプレート1
は、再下位にあるプレート1を残してその上位に位置す
るプレート全体がストッカ用リフト機構8によって幾分
持ち上げられる。同時に一方のベルトコンベア機構11
が、そのベルトコンベア部11Aを走行起動させて上昇
動作に入る。そしてプレートストッカ6内の再下位にあ
るプレート1を持ち上げながらベルトコンベア部11A
上に乗せ、続いてガイド手段2上に移送する。
【0030】この場合、プレート1は、その水平状態を
維持されながら比較的緩やかにガイド手段2上に載置さ
れる。プレート1がガイド手段2上に載置されると、こ
れに続いて移送力付勢手段3の一部を構成する第1の移
送機構部33が第1の移送力伝達機構部35に付勢され
てプレート1上を図2の右方向即ち凝集パターン判定箇
所4に送り込む。
【0031】この凝集パターン判定箇所4では、凝集パ
ターン検出判定手段40によってプレート1上の複数の
凝集パターンが読み込まれその良否が所定の基準パター
ンに従って判定される。この場合、凝集パターン検出判
定手段40は、凝集パターンの読み込み動作が完了する
と、直ちに引き下がると共に当該引下がった位置に予め
配設しておいたプレート(試料が付されたものと同一の
もの)の透過光を検出し、これによって、その直前に検
出した凝集パターンを補正することができるようになっ
ている。
【0032】この間、移送力付勢手段3の一部を構成す
る第2の移送機構部34は、第2の移送力伝達機構部3
6に付勢されてプレート1を図2の右方向即ちガイド手
段2上の右端部に移送する。
【0033】プレート1がガイド手段2上の右端部に移
送されてくると、直ちに他方のベルトコンベア機構12
が、そのベルトコンベア部12Aを走行起動させて上昇
動作に入る。そしてガイド手段2上のプレート1を持ち
上げながらベルトコンベア部12A上に乗せ、続いてプ
レートストッカ7内に移送し、再び下降してプレート1
をプレートストッカ7内の最下位に収納する。
【0034】このプレートストッカ7内に対するプレー
ト1の収納過程において、プレートストッカ7内の他の
プレート1は、ストッカ用リフト機構9によって一時的
に幾分上方に移動させられている。そして、他方のベル
トコンベア機構12によって送られてきたプレート1が
プレートストッカ7内の最下位に収納されると直ちに他
のプレート1は最下位のプレート1上に下ろされ、これ
によって一枚のプレート1の移送及び判定工程が完了す
る。以下、これに準じて第2,第3のプレート1の移送
及び判定工程が繰り返し行われる。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、ガイド手段に沿って移送されてく
るプレートをプレート停止機構の作用によって凝集パタ
ーン判定箇所に高精度に停止せしめることが可能とな
り、このプレートの停止動作中に他のプレートをガイド
手段上に載置することが可能となり、このため、一のプ
レートの測定が完了すると、直ちに次のプレートの測定
に入ることが可能となり、また、一のプレートの測定完
了と共に一度パターン検出判定手段を引き下げるように
成っていることから、補正用のプレートを搬送路上に搬
入載置することなく必要に応じていつでも測定プレート
毎に測定データの補正を行うことができ、保守点検を搬
送路から離れた位置で行うことができるので、その作業
を能率よく行うことができる、という従来にない優れた
凝集パターン判定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の主要部を成すパターン検出判定手段部
分を示す斜視図
【図2】図1を装備した装置全体を示す正面図
【図3】図2内の一部を成すプレートストッカの動作を
示す説明図
【図4】図3内の一部を成すベルトコンベア機構部分の
一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 プレート 2 ガイド手段 4 凝集パターン判定箇所 5 プレート停止機構 5A ストッパ部 40 パターン検出判定手段 40A パターン検出判定部 41 判定手段移送機構 41A 41B ガイド部材 41C 螺子機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須田 英雄 神奈川県横浜市緑区桜並木2番1号 スズ キ株式会社技術研究所内 (72)発明者 木田 正吾 神奈川県横浜市緑区桜並木2番1号 スズ キ株式会社技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凝集パターン判定用の試料が付されたプ
    レートの移動をその搬送路に沿って案内するガイド手段
    と、前記搬送路上に予め設定された凝集パターン判定箇
    所に装備され移送されてくるプレートを当該凝集パター
    ン判定箇所に停止せしめるプレート停止機構とを備え、
    前記凝集パターン判定箇所に、凝集パターンを検出し記
    憶すると共にその良否を判定するパターン検出判定部を
    備えたパターン検出判定手段を配設し、このパターン検
    出判定手段を必要に応じて前記搬送路に直交する方向に
    往復移動せしめる判定手段移送機構を装備したことを特
    徴とする凝集パターン判定装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段移送機構が、前記パターン
    検出判定手段を支持すると共に当該パターン検出判定手
    段が前記搬送路に直交する方向に往復移動するのを案内
    するガイド部材と、このガイド部材に沿って装備され前
    記パターン検出判定手段に往復移送力を付勢する螺子機
    構とを備えていることを特徴とする請求項1記載の凝集
    パターン判定装置。
JP21440491A 1991-07-31 1991-07-31 凝集パターン判定装置 Pending JPH0534271A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109006630A (zh) * 2018-06-06 2018-12-18 岭南师范学院 一种海产品物种鉴定装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109006630A (zh) * 2018-06-06 2018-12-18 岭南师范学院 一种海产品物种鉴定装置
CN109006630B (zh) * 2018-06-06 2023-09-19 岭南师范学院 一种海产品物种鉴定装置

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