JPH0534263A - 細胞分析装置 - Google Patents

細胞分析装置

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JPH0534263A
JPH0534263A JP3187618A JP18761891A JPH0534263A JP H0534263 A JPH0534263 A JP H0534263A JP 3187618 A JP3187618 A JP 3187618A JP 18761891 A JP18761891 A JP 18761891A JP H0534263 A JPH0534263 A JP H0534263A
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cell light
cells
histogram
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JP3187618A
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Inventor
Akishi Yamamoto
晃史 山本
Masahiro Hanabusa
昌弘 花房
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】検査の自動化・効率化の一層の向上を可能と
し、更にオペレータ、施設、機器、装置における分析領
域等の差によるデータのばらつきをソフトウエアで補う
ことを可能とする細胞分析装置を提供することである。 【構成】細胞分析装置において、細胞光情報選別手段
が、予め入力・記憶される第1の細胞光情報選別手段
と、この第1の細胞光情報選別手段により選別される目
的細胞集団を更に選別する第2の細胞光情報選別手段と
を有し、細胞光情報処理手段が、第1の細胞光情報選別
手段により得られた細胞光情報をヒストグラム化する細
胞光情報ヒストグラム化手段と、予め入力・記憶される
閾値又は細胞光情報ヒストグラム化手段によるヒストグ
ラムの特徴点を選択して演算する演算手段と、この演算
手段による演算結果を用いて第2の細胞光情報選別手段
を導出する導出手段とを有する。 【作用】細胞光情報の選別を行う際に、セルサイクルの
目的細胞集団の選別が自動的に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フローサイトメトリー
を適用した細胞分析装置に関し、詳細には細胞の光情報
を処理する過程での細胞光情報の選別、特に細胞の分裂
・回転(セルサイクル)のモニターリング・解析を行う
際のデータ処理を効果的に行える細胞分析装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】フローサイトメトリーは、例えば蛍光色
素で標識された細胞(又はこれに準ずる粒子)を含む試
料をシース液と共に、細い液流中に流し、流体力学的焦
点合わせ効果により1列になって流れる細胞の一つ一つ
にレーザ等のビーム光を照射し、細胞より生じる散乱光
や蛍光の強度、即ち細胞光学的情報を瞬時に測定し、細
胞を分析するものである。このフローサイトメトリー
は、大量の細胞を高速度且つ高精度に分析できる特長を
有している。
【0003】上記フローサイトメトリーを適用した細胞
分析装置としては、細い液流を形成するためのフローセ
ルと、このフローセル内を流れる細胞に光ビームを照射
する光源(例えばレーザ)と、この光ビームが照射され
た細胞よりの細胞光学的情報を検出して電気信号に変換
する光検出器と、この光検出器の信号を増幅・積分する
信号処理回路と、この信号処理回路より出力される細胞
光学的情報の信号の演算処理等を行うコンピュータとを
備えているものが知られている。
【0004】例えば、細胞の分裂・回転(セルサイク
ル)の測定・解析の場合には、ヒト血液より分離した単
核球、ヒトより摘出した組織の一部を調製した細胞浮遊
液、培養細胞を調製して得られる細胞浮遊液等が試料と
して用いられ、それらの試料は常法によりプロピジウム
アイオダイド(Propidium Iodide ,略してPIと表記)
で染色される。
【0005】染色された試料細胞はフローセル中を流さ
れ、レーザビームが照射されて、4つのパラメータ、即
ち前方散乱光強度IO 、緑色蛍光強度Ig 、赤色蛍光強
度(エリア)Ira、赤色蛍光強度(ピーク)Irpが各々
検出され、細胞光情報(以下、単にデータという場合が
ある)が得られる。この試料のデータ中には、液流中で
試料細胞の様々な相互作用により、細胞が1個ずつ流れ
る場合に得られるデータと、複数個の細胞が連なって流
れる場合に得られるデータがある。しかしながら、セル
サイクル測定時には、蛍光強度測定が重要な要因である
ので、本来細胞を1個ずつ分析した情報中に、複数個の
細胞の情報が紛れ込むのは不具合である場合が多い。従
って、細胞1個のデータのみを選別する必要がある。
【0006】そこで、細胞の大きさと染色性を表すとさ
れる前方散乱光強度IO と赤色蛍光強度(エリア)Ira
を直交座標軸とするサイトグラム(図3参照)を作成す
る。但し図3において、aは試料細胞の分布を、bは細
胞光情報選別手段として機能する分析領域を示す。この
サイトグラム上で、分析領域b内の試料細胞が選別され
た後、第2のサイトグラム、即ち赤色蛍光強度(エリ
ア)Iraと赤色蛍光強度(ピーク)Irpを直交座標軸と
する二次元分布図(図4参照)でもって、目的の細胞集
団が選別され、所定の演算が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、セルサイク
ルの測定・解析には多くの経験とノウハウが必要とされ
る場合があり、それ故に大量の検体を自動的に測定して
データ処理を行う上では困難を伴い、効率の向上の支障
になることがある。特に近年、種々の検査を求められる
ことが多くなりつつあり、検査の自動化・効率化を図る
ことが要望されるようになっている。
【0008】従って、本発明の目的は、上記に鑑み、検
査の自動化・効率化の一層の向上を可能とし、更にオペ
レータ、施設、機器、装置における分析領域等の差によ
るデータのばらつきをソフトウエアで補うことを可能と
する細胞分析装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の細胞分析装置は以下の構成(1)〜(8)
を備えることを特徴とする。即ち、(1)細胞浮遊液等
が流されるフローセルと、(2)このフローセル内を流
れる細胞等に光ビームを照射する光源と、(3)この光
ビームが照射された各々の細胞等について1又は2以上
のパラメータよりなる細胞光情報を検出する細胞光情報
検出手段と、(4)この細胞光情報検出手段で検出され
た細胞光情報より目的細胞集団の細胞光情報を選別する
細胞光情報選別手段と、(5)前記細胞光情報検出手段
で検出された細胞光情報及び前記細胞光情報選別手段で
選別された細胞光情報を演算処理する細胞光情報処理手
段と、(6)この細胞光情報処理手段での処理結果を出
力する出力手段と、を備えてなる細胞分析装置におい
て、(7)前記細胞光情報選別手段は、予め入力・記憶
される第1の細胞光情報選別手段と、この第1の細胞光
情報選別手段により選別される目的細胞集団を更に選別
する第2の細胞光情報選別手段とを有し、(8)前記細
胞光情報処理手段は、前記第1の細胞光情報選別手段に
より得られた細胞光情報をヒストグラム化する細胞光情
報ヒストグラム化手段と、予め入力・記憶される閾値又
は前記細胞光情報ヒストグラム化手段によるヒストグラ
ムの特徴点を選択して演算する演算手段と、この演算手
段による演算結果を用いて前記第2の細胞光情報選別手
段を導出する導出手段とを有する。
【0010】
【作用】本発明の細胞分析装置では、細胞光情報の選別
を行う際に、セルサイクルの目的細胞集団の選別が自動
的に行われるため、検査の自動化・効率化が図られると
共に、分析精度が向上する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の細胞分析装置を実施例に基づ
いて説明する。図1はその一実施例として細胞分析装置
の構成を示す図である。試料細胞1はオートサンプラ2
によって供給され、オートサンプラ2の試料ラック2a
には複数の試料容器3,・・・,3が装填されている。
この試料ラック2aは駆動機構(図示せず)により駆動
され、指定の試料を試料吸引チューブ4の直下に位置さ
せる。更に、オートサンプラ2は振とう機構、冷却機構
(いずれも図示せず)を備えており、定時的に試料を振
とうすると共に、装填された試料容器3,・・・,3内
の試料を低温(例えば4〜10℃)に保持する。
【0012】前記試料吸引チューブ4は、三方弁5の1
つのポートに接続されている。三方弁5の他の2つのポ
ートには、試料送液チューブ6a、6bがそれぞれ接続
されており、試料送液チューブ6aと試料吸引チューブ
4、或いは試料送液チューブ6aと6bとを連通させる
ことができる。試料送液チューブ6aの他端には、試料
ポンプ7が設けられている。一方、試料送液チューブ6
bの他端は、シース液送液チューブ8内に開口してい
る。
【0013】このシース液送液チューブ8は、一端が送
液ポンプ9に接続され、他端がフローセル10に接続さ
れている。フローセル10は、石英ガラス等により構成
され、内部のフローチャネル10a内にシースフローが
形成され、流体力学的焦点合わせ効果により、試料中の
細胞(又は粒子)1がフローチャネル10aの中心軸上
を一列になって流される。
【0014】フローセル10より流出した液は、廃液チ
ューブ11に導かれて、廃液タンク12に収容される。
なお、この細胞分析装置は、シース液タンク(図示せ
ず)を備えており、前記試料ポンプ7、送液ポンプ9に
シース液が補充される。又、オートサンプラ2、ポンプ
7、9等を含む送液系は密閉可能で、バイオハザードを
防止できる。
【0015】フローセル10の周囲には、レーザ(光
源)14、光検出器(細胞光情報検出手段)15a、1
5b、15cが配設される。レーザ14よりのレーザビ
ームLは、フローチャネル10aを流れる細胞(又は粒
子)1に照射される。この細胞(又は粒子)1よりは、
信号光が発生するが、そのうちの前方方向のものは、前
方散乱光として、レンズ16aに集光されて、光検出器
15aに入射する。なお、レーザビームLが直接光検出
器15aに入射するのを防止するビームブロッカ17が
設けられている。
【0016】一方、細胞1よりの90°方向の信号光
は、レンズ16bで集光される。この信号光はその一部
がダイクロイックミラー18で反射されて、緑色蛍光用
フィルタ19aを通過した後、緑色蛍光検出用の光検出
器15bに入射する。ダイクロイックミラー18を透過
した信号光は、更にフィルタ19bを透過して、赤色蛍
光用の光検出器15cに受光される。なお、例えばレー
ザ14には、アルゴンレーザやヘリウムネオンレーザ、
前方散乱光用の光検出器15aにはホトダイオード、そ
の他の検出器15b、15cには光電子増倍管が適用さ
れる。
【0017】光検出器15a、15b、15cの受光信
号は、信号処理回路部20a、20bで増幅されノイズ
を取除かれた後、アナログ/デジタル(A/D)変換器
21によりデジタル信号に変換されて、MPU22に取
り込まれる。なお、信号処理回路部20bでは、信号は
波高値として処理される。MPU22は、大別して、自
動的に分析領域を設定する機能、細胞数を統一する機能
及びその他の機能を有している。その他の機能として
は、目的細胞集団の光情報について統計計算を行う機
能、システム全体を制御する機能等である。
【0018】更にMPU22には、フロッピディスクド
ライブ23、キーボード24、CRT25及びプリンタ
26が接続されている。フロッピディスクドライブ23
は、測定条件(プロトコル)や測定データ等を、フロッ
ピディスクに保存させるためのものである。キーボード
24は、プロトコルの選択・設定或いはその他の指令を
MPU22に入力するためのものである。CRT25
は、測定をモニタするためのものであり、プリンタ(出
力手段)26は、MPU22の処理結果、例えば測定デ
ータのサイトグラムやヒストグラム等をプリントアウト
するためのものである。
【0019】次に、実施例の細胞分析装置の動作を図2
に示すフローチャートを参照しながら説明する。まず、
分析目的に応じた処理が施された試料が、それぞれ試料
容器3に入れられて、試料ラック2aに装填される。例
えば、セルサイクル解析を行う試料は、トリプシン処
理、PI染色、固定等のプロセスを経て処理される。
【0020】細胞分析装置の電源がオンされると、RO
M(図示せず)よりMPU22にプログラムが読込ま
れ、システムが立上がる〔ステップ( 以下STという)
1、図2参照〕。次に、測定する試料に適合するプロト
コルが選択・設定される。このプロトコルには、光検出
器15a、15b、15cの検出ゲインや補正演算等の
測定条件を内容とするものである。これは、試料とする
細胞の出所により上記処理プロセスが微妙に異なり、試
料細胞のコンディションによって微妙に対応を変えるた
めである。
【0021】次にST2では、キーボード24よりオー
トトリガを行う旨の指令が入力されているか否かが判定
される。この判定がYESの場合にはST3へ分岐し、
NOの場合にはST4へ分岐する。又、ST3では、今
回の測定が前回の測定とは異なる新たなプロトコルに従
ってなされる旨の指令が入力されているか否かをMPU
22が判定する。この判定がYESの場合にはST8へ
分岐し、NOの場合にはST4へ分岐する。
【0022】今、ST2又はST3からST4へ分岐し
たものとして説明を進める。ST4では、オペレータが
キーボード24より、図3に示すような分析領域bと、
図4に示すような仮の分析領域B0 を各々のサイトグラ
ム上に設定する。これらの分析領域が設定されると、測
定が開始される(ST5)。ST5では、試料ラック2
aが駆動され、最初に測定を行う試料が入れられた試料
容器3を試料吸引チューブ4の直下に位置させる。そし
て、三方弁5が試料吸引チューブ4と試料送液チューブ
6aとを連通するように切換えられ、試料吸引チューブ
4が試料容器3内に降下し、試料ポンプ7が吸引側に駆
動されて、試料が試料送液チューブ6aに吸引される。
【0023】次に、三方弁5が試料送液チューブ6aと
6bを連通するように切換えられ、試料ポンプ7が送液
側に駆動され、試料が送液チューブ8に送られる。一
方、送液ポンプ9が送液側に駆動され、シース液がフロ
ーセル10に送られる。フローチャネル10a内では、
シースフローが形成され、流体力学的焦点合わせ効果に
より、細胞1はフローチャネル10aの中心軸上を一列
になって流れていく。この細胞1の一つ一つについてレ
ーザビームLが照射され、前方散乱光強度I0 、緑色蛍
光強度Ig 、赤色蛍光強度(エリア)Ira、赤色蛍光強
度(ピーク)Irpがそれぞれ測定されていく。これら細
胞光情報は、必要に応じてフロッピディスク等に順次記
憶される。
【0024】測定中は、上記仮の分析領域B0 に属する
細胞が計数される。ST6では、この細胞数nが所定数
N’に達したか否かを判定し、YESの場合にはST7
へ、NOの場合にはST6を繰り返す。所定値N’は、
演算結果で導出される最終の分析領域B(図9の斜線領
域参照、後述)に属する細胞数Nより大である必要があ
り、予めN’≫N+αとなるように計数しておけば十分
である。
【0025】ST12では、細胞数統一処理を行う。こ
の統一処理は、図5に示す(a)〜(c)の仕方のう
ち、いずれかの仕方により行われる。この統一されたデ
ータについては、更に蛍光特性解析により統計計算が施
される(ST13)。この統計計算では、各々のピーク
の標準偏差、変動係数の他、Dean法やその他の方法
によるセルサイクル特有の演算結果が求められる。この
結果は、CRT25に表示され(ST14)、続いてプ
リンタ26よりプリントアウトされる(ST15)。
【0026】ST16では、更に測定すべき試料がある
か否かが判定される。この判定がYESの場合にはST
1へ戻り、NOの場合には分析を終了する。さて、ST
1へ戻り、前回の測定と同じプロトコルで、且つ第2の
分析領域でオートトリガを行う場合には、ST2、ST
3を経て、ST8の処理へ進む。ST8では、予め入力
・記憶されている仮の分析領域B0 又は前回の測定結果
のいずれかが設定される。そして、ST5と全く同様に
測定を開始し、仮の分析領域B0 に入る細胞を計数し、
これが所定数N’に達したか否かを判定する(ST1
0)。
【0027】ST10の判定が、NOの場合にはST1
0を繰り返し、YESになるとST11へ進み測定を終
了すると共に、オートトリガ演算を行う。このオートト
リガ演算は、まず図6に示すように、y=ax+bで表
される直線を、所定の座標(0,b)を中心に反時計回
りに一定角度ずつ放射状に描画し、得られるヒストグラ
ムにおいて最初に所定値を越えるピークが生じたヒスト
グラムの1つ手前のヒストグラムを表す直線を最終分析
領域の境界線の1つとして用いる。即ち、y=ax+b
を反時計回りにθだけ回転させると、新しく表される方
程式は、
【0028】
【数2】
【0029】となる。この直線上に在る点をヒストグラ
ムで表したものを図7に示す。図7には、図6に示す直
線La 上のデータが表されており、そのピークPa が閾
値T0 を越えているので、最終分析領域の境界線として
用いる直線は、時計回りにθだけ戻した直線La-1 とな
る。或いは、この直線La-1 で示される境界線の他の実
施例としては、直線La が求められた後、この直線La
をy軸の負の方向に所定量b’だけ平行移動した直線L
a ’、即ち
【0030】
【数3】
【0031】で表される直線を最終分析領域の境界線と
してもよい。次に、図8に示すように、直線La-1 又は
a ’を最終分析領域の境界線とした時、この境界線に
対して垂直方向から投影して得られるヒストグラムにお
いて、最小値の方向から始めて最初の所定値又は極小
点、及び最大値の方向から始めて最初の所定値又は極小
点を用いて、直線La-1 又はLa ’に直交する線分
v1、Lv2を引く。
【0032】更に、図9において、直線La-1 又は
a ’に平行に、所定間隔で線分Lm1、Lm2、Lm3、・
・・、Lmn、・・・を引き、その線分上の点(細胞数)
の分布をヒストグラムで表す。このヒストグラムのデー
タを図10に示す。図9に示す直線Lmaのヒストグラム
では、一連の操作の中で始めて所定値より小さくなるの
で、直線Lmaを最終分析領域の境界線として用いる。
【0033】ここまでにより、最終分析領域Bは、直線
a-1 又はLa ’、線分Lv1、Lv2、及び直線Lmaの4
つの線で囲まれた領域(図9の斜線領域)に設定され
る。そこで、ST12で所定の細胞数Nに統一するため
の演算がなされ、続いてST13〜15の処理が行わ
れ、最後にST16の処理に移行する。
【0034】
【発明の効果】本発明の細胞分析装置は、以上説明した
ように、分析領域の設定を測定データの演算により自動
的に行うものである。従って、セルサイクル測定時の分
析領域の設定を手動で行うのに比して、人為的な誤差を
抑えることができる上に、検査・解析の効率向上を大い
に図れる等、特有の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る細胞分析装置の構成模
式図である。
【図2】本発明による細胞分析装置の全体動作を説明す
るフローチャートである。
【図3】サイトグラムIo −Ira及びその上に表示され
る試料細胞の二次元分布図である。
【図4】サイトグラムIra−Irp及びその上に表示され
る試料細胞の二次元分布図である。
【図5】最終分析領域内の細胞数の統一方法の説明図で
ある。
【図6】サイトグラムIra−Irpにおける試料細胞の分
析領域の設定方法の説明図である。
【図7】分析領域の境界線として用いられる直線上に分
布するヒストグラム説明図である。
【図8】分析領域の境界線の設定説明図である。
【図9】分析領域の境界線を最終的に演算して求める過
程の説明図である。
【図10】分析領域内の線分上に分布する試料細胞のヒ
ストグラム説明図である。
【符号の説明】
10 フローセル 14 レーザ 15a、15b、15c 光検出器 20a、20b 信号処理回路部 22 MPU 25 CRT 26 プリンタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】細胞浮遊液等が流されるフローセルと、こ
    のフローセル内を流れる細胞等に光ビームを照射する光
    源と、この光ビームが照射された各々の細胞等について
    1又は2以上のパラメータよりなる細胞光情報を検出す
    る細胞光情報検出手段と、この細胞光情報検出手段で検
    出された細胞光情報より目的細胞集団の細胞光情報を選
    別する細胞光情報選別手段と、前記細胞光情報検出手段
    で検出された細胞光情報及び前記細胞光情報選別手段で
    選別された細胞光情報を演算処理する細胞光情報処理手
    段と、この細胞光情報処理手段での処理結果を出力する
    出力手段とを備えてなる細胞分析装置において、 前記細胞光情報選別手段は、予め入力・記憶される第1
    の細胞光情報選別手段と、この第1の細胞光情報選別手
    段により選別される目的細胞集団を更に選別する第2の
    細胞光情報選別手段とを有し、 前記細胞光情報処理手段は、前記第1の細胞光情報選別
    手段により得られた細胞光情報をヒストグラム化する細
    胞光情報ヒストグラム化手段と、予め入力・記憶される
    閾値又は前記細胞光情報ヒストグラム化手段によるヒス
    トグラムの特徴点を選択して演算する演算手段と、この
    演算手段による演算結果を用いて前記第2の細胞光情報
    選別手段を導出する導出手段とを有する、ことを特徴と
    する細胞分析装置。
  2. 【請求項2】前記細胞光情報処理手段は、複数の細胞光
    情報ヒストグラム化手段を有し、そのうちの第1の細胞
    光情報ヒストグラム化手段は、所定の座標を中心とし、
    反時計回りで回転する次の方程式(数1)で表される直
    線上のヒストグラムを作成することを特徴とする請求項
    1記載の細胞分析装置。 【数1】
  3. 【請求項3】前記第2の細胞光情報選別手段は、目的細
    胞集団の細胞数を所定数に揃える細胞数統一手段を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の細胞分析装置。
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