JPH05342539A - ヘッド荷重測定方法及びヘッド荷重測定装置 - Google Patents

ヘッド荷重測定方法及びヘッド荷重測定装置

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JPH05342539A
JPH05342539A JP15097792A JP15097792A JPH05342539A JP H05342539 A JPH05342539 A JP H05342539A JP 15097792 A JP15097792 A JP 15097792A JP 15097792 A JP15097792 A JP 15097792A JP H05342539 A JPH05342539 A JP H05342539A
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JP
Japan
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head
load measuring
head load
suspension
displacement gauge
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Application number
JP15097792A
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English (en)
Inventor
Hiroki Atobe
弘樹 跡部
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ヘッドを支持するサスペンションの取付け基
準面に対してヘッド荷重測定部のヘッド当接面を上下動
させ、前記取付け基準面とヘッド当接面の高さの差を変
位計により測定することにより所定の値に設定した後、
ヘッド荷重の測定を行う。また、ヘッドを支持するサス
ペンションの取付け基準面を有するサスペンション取付
け部と、取付け基準面に対して上下動されるヘッド当接
面を有するヘッド荷重測定部と、取付け基準面とヘッド
当接面の高さの差を測定する変位計を備えた装置を使用
してもよい。 【効果】 簡便にヘッド荷重の測定を行うことができ、
かつ正確なデータを得ることができ、連続した荷重─変
位データを得ることも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッドを支持するサス
ペンションが上記ヘッドに与えるヘッド荷重を測定する
ヘッド荷重測定方法及びヘッド荷重測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスクドライブ装置等に組み込
まれる磁気ヘッドのようにヘッドがサスペンションによ
って支持された構造を有する磁気ヘッドにおいては、サ
スペンションがヘッドに与えるヘッド荷重は、耐久性の
評価,品質管理,研究開発を行う上で非常に重要なファ
クターである。そこで、上記のような磁気ヘッドにおい
ては、ヘッド荷重の測定,load−loss試験等の
評価が行われている。該load−loss試験は、ヘ
ッドを支持するサスペンションのバネ特性の評価を行う
試験方法であり、サスペンションがヘッドに与えるヘッ
ド荷重を測定した後、サスペンションに逆曲げ作用を与
え、この後にもヘッド荷重の測定を行い、逆曲げ作用に
よるヘッド荷重の変化を測定し、サスペンションのバネ
特性の評価を行うものである。
【0003】上記ヘッド荷重の測定は、次に示すような
ヘッド荷重測定装置によって行われる。上記ヘッド荷重
測定装置は、図9に示されるように、ヘッド81を支持
するサスペンション82は、クランプボタン87を操作
することによって上下するクランプロッド84と支持部
83によって挟み込まれた状態で支持されており、また
ヘッド荷重測定部の受感部85のヘッド当接面85aは
ヘッド81に当接した状態となっており、この時サスペ
ンション82がヘッド81に与えるヘッド荷重を負圧と
して感知している。なお、ヘッド荷重測定部は、受感部
85とロードセル等の圧力を電気信号に変換する変換部
により構成されており、変換部は本体88内に収納さ
れ、ヘッド荷重測定部はネジ86によって上下動するよ
うになされている。よって、ヘッド荷重測定部の受感部
85によって負圧として感知されたヘッド荷重は、変換
部によって電気信号に変換され、本体88に設けられた
荷重表示部89に表示される。
【0004】上記のようなヘッド荷重測定装置において
は、図10に示されるように、支持部83へのサスペン
ション82の取付け面であり、支持部83の取付け面8
3aと略同一面であるサスペンション82の取付け基準
面82aとヘッド荷重測定部92の受感部85のヘッド
当接面85aの高さの差Zが、サスペンション82の取
付け基準面82aとヘッド81の受感部当接面81aの
高さの差(いわゆる、Z−ハイト)と同一となるように
設定してヘッド荷重の測定を行っており、高さの差Zが
正確に設定されないと、受感部85から変換部91にZ
−ハイトにおける正確なヘッド荷重が伝達されないこと
となる。
【0005】そこで、上記のようなヘッド荷重測定装置
においては、図11に示されるような治具93を用いて
高さの差Zの設定を行う。すなわち、治具93は本体9
5にネジ94が差し込まれ固定された構造を有するもの
であり、ネジ94は、治具93をヘッド荷重測定装置の
本体88に配し、ヘッド荷重測定部92の受感部85の
ヘッド当接面85aがネジ94の先端部94aに接する
ようにヘッド荷重測定部92の位置の設定をネジ86に
より行えば、所望の支持部83の取付け面83aとヘッ
ド当接面85aの高さの差Z、すなわちサスペンション
82の取付け基準面82aとヘッド当接面85aの高さ
の差Zの設定が可能となるようになされている。
【0006】従って、ヘッド荷重測定装置においては、
上記のような治具93によって高さの差Zの設定を行っ
た後、クランプボタン87を操作してクランプロッド8
4と支持部83によってヘッド81を支持するサスペン
ション82を挟み込んで装着し、Z−ハイトである所定
の高さの差Zを有する場合のサスペンション82のヘッ
ド81に与えるヘッド荷重の測定を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なヘッド荷重測定装置によってヘッドがサスペンション
によって支持される構造を有する磁気ヘッドのヘッド荷
重の測定を行う場合、当然のことながら、磁気ヘッドご
とにZ−ハイトが異なるため、上記Z−ハイトの設定を
行う治具を磁気ヘッドごとに用意する必要がある。この
ため、異なる種類の磁気ヘッドのヘッド荷重の測定を行
う度に、治具を交換してZ−ハイトの設定を行わねばな
らず、その操作は非常に煩雑であり、Z−ハイト設定用
の治具を多種類用意することは、ヘッド荷重測定装置の
維持コストを引き上げることとなり、好ましくない。
【0008】さらには、load−loss試験の際、
上記のようなヘッド荷重測定装置によってヘッド荷重の
測定を行う場合には、ヘッド荷重の測定を行った後、サ
スペンションを装置から取り外し、専用の治具を用いて
所定の逆曲げ作用を与え、再びヘッド荷重測定装置に取
付けてヘッド荷重の測定を行うこととなり、サスペンシ
ョン取付け或いは取外しの際に、測定精度を損なうおそ
れもある。
【0009】また、近年では、磁気ヘッドの耐久性の評
価,品質管理,研究開発を行う上でヘッドを支持するサ
スペンションに連続的に曲げ作用を与えてZ−ハイトを
変化させた際のヘッド荷重の変化の連続データ(連続し
た荷重─変位データ)が必要とされているが、上記のよ
うなヘッド荷重測定装置においては、Z−ハイトを連続
的に変化させることができないため、連続した荷重─変
位データを得ることが不可能である。
【0010】そこで、本発明においては、簡便にヘッド
荷重の測定を実施することが可能であり、かつ正確なデ
ータを得ることが可能であり、連続した荷重─変位デー
タを得ることが可能なヘッド荷重測定方法及びヘッド荷
重測定装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、ヘッドを支持するサスペンションの取
付け基準面に対してヘッド荷重測定部のヘッド当接面を
上下動させ、前記取付け基準面とヘッド当接面の高さの
差を変位計により測定することにより所定の値に設定し
た後、ヘッド荷重を測定することを特徴とするものであ
る。
【0012】また、上述の目的を達成するために、本発
明は、ヘッドを支持するサスペンションの取付け基準面
を有するサスペンション取付け部と、前記取付け基準面
に対して上下動されるヘッド当接面を有するヘッド荷重
測定部と、前記取付け基準面とヘッド当接面の高さの差
を測定する変位計とを備えてなることを特徴とするもの
である。
【0013】
【作用】本発明は、ヘッドを支持するサスペンションの
取付け基準面に対してヘッド荷重測定部のヘッド当接面
を上下動させ、前記取付け基準面とヘッド当接面の高さ
の差を変位計により測定することにより所定の値に設定
した後、ヘッド荷重を測定するため、簡便にサスペンシ
ョンの取付け基準面とヘッド荷重測定部のヘッド当接面
の高さの差を変化させることが可能であり、かつ正確に
設定を行うことができ、連続した荷重─変位データを得
ることが可能である。
【0014】また、本発明は、ヘッドを支持するサスペ
ンションの取付け基準面を有するサスペンション取付け
部と、前記取付け基準面に対して上下動されるヘッド当
接面を有するヘッド荷重測定部と、前記取付け基準面と
ヘッド当接面の高さの差を測定する変位計とを備えてな
るため、簡便にサスペンションの取付け基準面とヘッド
荷重測定部のヘッド当接面の高さの差を変化させること
が可能であり、かつ正確に設定を行うことができ、連続
した荷重─変位データを得ることが可能である。
【0015】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0016】実施例 1 本実施例においては、本発明を適用したヘッド荷重測定
部動作方式のヘッド荷重測定装置の実施例について説明
する。
【0017】本実施例のヘッド荷重測定装置は図1に示
すように、ヘッド1を支持するサスペンション2は、ク
ランプボタン7を操作することによって上下するクラン
プロッド4と支持部3によって挟み込まれた状態で支持
されており、またヘッド荷重測定部12の受感部5のヘ
ッド当接面5aがヘッド1に当接した状態とされてお
り、この時サスペンション2がヘッド1に与えるヘッド
荷重を負圧として感知している。なお、ヘッド荷重測定
部12は、受感部5とロードセル等の圧力を電気信号に
変換する変換部11により構成されており、受感部5に
よって負圧として感知したヘッド荷重は変換部11によ
って電気信号に変換され、アンプ10を介して本体8に
設けられた荷重表示部9に表示される。
【0018】この時、ヘッド荷重測定部12は、例えば
リニアアクチュエーター等の電動式の昇降アクチュエー
ター6に接続されており、上下動が可能とされている。
また、ヘッド荷重測定部12の受感部5のヘッド当接位
置を適正に設定出来るよう、ヘッド荷重測定部12及び
昇降アクチュエーター6は、前後,左右方向への移動も
可能となされている。なお、図1中には、ヘッド荷重測
定部12の昇降手段として電動式の昇降アクチュエータ
ー6を示したが、手動式の昇降アクチュエーターを使用
しても良い。
【0019】本実施例のヘッド荷重測定装置において
は、例えばレーザ変位計等の非接触方式の変位計13
が、支持部3へのサスペンション2の取付け面であり、
支持部3の取付け面3aと略同一面であるサスペンショ
ン2の取付け基準面2aとヘッド荷重測定部12の受感
部5のヘッド当接面5aの高さの差Z(すなわち、Z−
ハイト)の測定が可能であるように支持体14に支持さ
れ配設されている。非接触方式の変位計13は、例えば
図1中Aで示される受感部5,変位計13間距離Aを測
定することによって上述の目的を達成する。
【0020】例えば、非接触方式の変位計がレーザ変位
計である場合においては、先ず、ヘッド荷重測定部12
の受感部5を変換部11より取外し、図2に示すよう
に、受感部5の配される位置にヘッド荷重測定装置の本
体8の上面8aと図示しないサスペンションの取付け基
準面、すなわち支持部3の取付け面3a間の距離と同一
の高さを有するブロックゲージ16を配し、変位計13
よりレーザ光をブロックゲージ16に照射し、レーザ光
0 によりブロックゲージ16と変位計13間の距離A
を測定し、これを基準値とする。その後、図3に示すよ
うに、変換部11に受感部5を再び取付け、ヘッド荷重
測定部12を図示しない昇降アクチュエーターによって
図3中矢印Mが示すように上下動させ、それぞれの位置
において変位計13よりレーザ光を受感部5に照射し、
レーザ光A1 ,A2 により受感部5と変位計13間の距
離Aを測定し、レーザ光A0 によって測定した距離Aと
の比較を行い、受感部5の変位を測定し、Z−ハイトで
ある高さの差Z1 ,Z2 の測定を行うものである。該高
さの差Zは図示しないアンプを介して本体8に設けられ
る変位表示部15に表示される。また、測定されるヘッ
ド荷重と変位値は、図示しない演算部に送られ、所望の
データとして表示されるものとする。
【0021】上述のような非接触方式の変位計13を用
いた計測システムの具体的な例を挙げると、例えば、変
位計13としてはキーエンス社製のLB−040を使用
し、アンプとしてはキーエンス社製のLB−1000を
使用し、演算部としてキーエンス社製のRV2−52を
使用したシステムが挙げられる。
【0022】上記非接触方式の変位計としては、上述の
レーザ変位計のような光学式の変位計の他に超音波式の
変位計等が挙げられる。また、図1に示されるように、
変位計13によってサスペンション2の取付け基準面2
aとヘッド荷重測定部12の受感部5の高さの差Z(す
なわち、Z−ハイト)の測定を行う方法としては、上述
のように図1中Aで示される受感部5,変位計13間距
離Aを測定する他に、図1中Bで示される変換部11,
変位計13間距離Bを測定しても良い。
【0023】本実施例のヘッド荷重測定装置において
は、Z−ハイトを連続的に変化させることが可能である
ため、ヘッドを支持するサスペンションを支持部に取り
付けたまま、load−loss試験を連続的に行うこ
とが可能であり、サスペンション取付け或いは取外し操
作による測定誤差を防ぐことが可能である。
【0024】また、本実施例のヘッド荷重測定装置にお
いては、Z−ハイトを連続的に変化させることが可能で
あるため、様々なZ−ハイトにおけるヘッド荷重を連続
的に測定することが可能であり、連続した荷重─変位デ
ータを得ることができる。本実施例のヘッド荷重測定装
置によって測定を行った荷重─変位データを図4に示
す。
【0025】従って、本実施例のヘッド荷重測定装置に
おいては、変位計が配設されているため、様々なZ−ハ
イトを治具を使用することなく、簡便にかつ正確に設定
することが可能であり、ヘッド荷重の測定を簡便にかつ
正確に行うことが可能である。また、Z−ハイトを連続
的に変化させることが可能であるので、load−lo
ss試験を連続的に行うことが可能であり、連続した荷
重─変位データを得ることも可能である。
【0026】実施例 2 本実施例においては、本発明を適用したヘッド荷重測定
部動作方式のヘッド荷重測定装置の実施例について説明
する。
【0027】本実施例のヘッド荷重測定装置は図5に示
すように、ヘッド21を支持するサスペンション22
は、クランプボタン27を操作することによって上下す
るクランプロッド24と支持部23によって挟み込まれ
た状態で支持されており、またヘッド荷重測定部32の
受感部25のヘッド当接面25aがヘッド21に当接し
た状態とされており、この時サスペンション22がヘッ
ド21に与えるヘッド荷重を負圧として感知している。
なお、ヘッド荷重測定部32は、受感部25とロードセ
ル等の圧力を電気信号に変換する変換部31により構成
されており、受感部25によって負圧として感知したヘ
ッド荷重は変換部31によって電気信号に変換され、ア
ンプ30を介して本体28に設けられた荷重表示部29
に表示される。
【0028】この時、ヘッド荷重測定部32は、例えば
リニアアクチュエーター等の電動式の昇降アクチュエー
ター26に接続されており、上下動が可能とされてい
る。また、ヘッド荷重測定部32の受感部25のヘッド
当接位置を適性に設定出来るよう、ヘッド荷重測定部3
2及び昇降アクチュエーター26は、前後,左右方向へ
の移動も可能となされている。なお、図5中には、ヘッ
ド荷重測定部22の昇降手段として電動式の昇降アクチ
ュエーター26を示したが、手動式の昇降アクチュエー
ターを使用しても良い。
【0029】本実施例のヘッド荷重測定装置において
は、例えばレーザ変位計等の非接触方式の変位計33
が、サスペンション22の取付け基準面22aとヘッド
荷重測定部32の受感部25のヘッド当接面25aの高
さの差Z(すなわち、Z−ハイト)の測定が可能である
ようにヘッド荷重測定部32に支持体36を介して取り
付けられている。
【0030】例えば、非接触方式の変位計がレーザ変位
計である場合においては、実施例1と同様に、ブロック
ゲージ等を使用してヘッド荷重測定部32が基準位置に
ある場合の変位計33と支持体36の基準面36a間の
距離Cを測定し、これを基準値とし、その後、ヘッド荷
重測定部32を昇降アクチュエーター26によって上下
動させ、それぞれの位置において変位計33と支持体3
6の基準面36a間の距離Cを測定し、基準値との比較
を行い、Z−ハイトである高さの差Zの測定を行うもの
である。
【0031】上記非接触方式の変位計としては、上述の
レーザ変位計のような光学式の変位計の他に超音波式,
渦電流式,静電容量式,磁気式等の変位計等が挙げられ
る。また、上記変位計としては接触方式の変位計を使用
しても良く、例えば、ディジタルマイクロメーター等の
使用が挙げられる。
【0032】本実施例のヘッド荷重測定装置において
は、変位計が配設されているため、様々なZ−ハイトを
治具を使用することなく、簡便にかつ正確に設定するこ
とが可能であり、ヘッド荷重の測定を簡便にかつ正確に
行うことが可能である。また、Z−ハイトを連続的に変
化させることが可能であるので、load−loss試
験を連続的に行うことが可能であり、連続した荷重─変
位データを得ることも可能である。
【0033】実施例 3 本実施例においては、本発明を適用したサスペンション
支持部動作方式のヘッド荷重測定装置の実施例について
説明する。
【0034】本実施例のヘッド荷重測定装置は図6に示
すように、ヘッド41を支持するサスペンション42
は、クランプボタン47を操作することによって上下す
るクランプロッド44と支持部43によって挟み込まれ
た状態で支持されており、またヘッド荷重測定部52の
受感部45のヘッド当接面45aがヘッド41に当接し
た状態とされており、この時サスペンション42がヘッ
ド41に与えるヘッド荷重を負圧として感知している。
なお、ヘッド荷重測定部52は、受感部45とロードセ
ル等の圧力を電気信号に変換する変換部51により構成
されており、受感部45によって負圧として感知したヘ
ッド荷重は変換部51によって電気信号に変換され、ア
ンプ50を介して本体48に設けられた荷重表示部49
に表示される。
【0035】この時、ヘッド41を支持するサスペンシ
ョン42をクランプロッド44と挟み込むことによって
支持する支持部43は、例えばリニアアクチュエーター
等の電動式の昇降アクチュエーター46に接続されてお
り、上下動が可能とされている。また、ヘッド荷重測定
部52の受感部45のヘッド当接位置を適性に設定出来
るよう、支持部43及び昇降アクチュエーター46は、
前後,左右方向への移動も可能となされている。なお、
図6中には、支持部43の昇降手段として電動式の昇降
アクチュエーター46を示したが、手動式の昇降アクチ
ュエーターを使用しても良い。
【0036】本実施例のヘッド荷重測定装置において
は、例えばレーザ変位計等の非接触方式の変位計53
が、サスペンション42の取付け基準面42aとヘッド
荷重測定部52の受感部45のヘッド当接面45aの高
さの差Z(いわゆる、Z−ハイト)の測定が可能である
ように支持体54に支持されて取り付けられている。
【0037】例えば、非接触方式の変位計がレーザ変位
計である場合においては、実施例1と同様に、ブロック
ゲージ等を使用してヘッド荷重測定部52が基準位置に
ある場合の変位計53と支持部43の基準面43a間の
距離Dを測定し、これを基準値とし、その後、支持部4
3を昇降アクチュエーター46によって上下動させ、そ
れぞれの位置において変位計53と基準面43a間の距
離Dを測定し、基準値との比較を行い、Z−ハイトであ
る高さの差Zの測定を行うものである。
【0038】上記非接触方式の変位計としては、上述の
レーザ変位計のような光学式の変位計の他に超音波式,
渦電流式,静電容量式,磁気式等の変位計等が挙げられ
る。また、上記変位計としては接触方式の変位計を使用
しても良く、例えば、ディジタルマイクロメーター等の
使用が挙げられる。
【0039】本実施例のヘッド荷重測定装置において
は、変位計が配設されているため、様々なZ−ハイトを
治具を使用することなく、簡便にかつ正確に設定するこ
とが可能であり、ヘッド荷重の測定を簡便にかつ正確に
行うことが可能である。また、Z−ハイトを連続的に変
化させることが可能であるので、load−loss試
験を連続的に行うことが可能であり、連続した荷重─変
位データを得ることも可能である。
【0040】実施例 4 本実施例においては、本発明を適用したサスペンション
支持部動作方式のヘッド荷重測定装置の実施例について
説明する。
【0041】本実施例のヘッド荷重測定装置は図7に示
すように、ヘッド61を支持するサスペンション62
は、クランプボタン67を操作することによって上下す
るクランプロッド64と支持部63によって挟み込まれ
た状態で支持されており、またヘッド荷重測定部72の
受感部65のヘッド当接面65aがヘッド61に当接し
た状態とされており、この時サスペンション62がヘッ
ド61に与えるヘッド荷重を負圧として感知している。
なお、ヘッド荷重測定部72は、受感部65とロードセ
ル等の圧力を電気信号に変換する変換部71により構成
されており、受感部65によって負圧として感知したヘ
ッド荷重は変換部71によって電気信号に変換され、ア
ンプ70を介して本体68に設けられた荷重表示部69
に表示される。
【0042】この時、ヘッド61を支持するサスペンシ
ョン62をクランプロッド64と挟み込むことによって
支持する支持部63は、例えばリニアアクチュエーター
等の電動式の昇降アクチュエーター66に接続されてお
り、上下動が可能とされている。また、ヘッド荷重測定
部72の受感部65のヘッド当接位置を適性に設定出来
るよう、支持部63及び昇降アクチュエーター66は、
前後,左右方向への移動も可能となされている。なお、
図7中には、支持部63の昇降手段として電動式の昇降
アクチュエーター66を示したが、手動式の昇降アクチ
ュエーターを使用しても良い。
【0043】本実施例のヘッド荷重測定装置において
は、例えばレーザ変位計等の非接触方式の変位計73
が、ヘッド荷重測定部72の受感部65のヘッド当接面
65aとサスペンション62の取付け基準面間62aの
高さの差Z(いわゆる、Z−ハイト)の測定が可能であ
るように支持部63に取り付けられている。
【0044】例えば、非接触方式の変位計がレーザ変位
計である場合においては、実施例1と同様に、ブロック
ゲージ等を使用してヘッド荷重測定部72が基準位置に
ある場合の変位計73と支持部63の基準面63a間の
距離Eを測定し、これを基準値とし、その後、支持部6
3を昇降アクチュエーター66によって上下動させ、そ
れぞれの位置において変位計73と取付け基準面63a
間の距離Eを測定し、基準値との比較を行い、Z−ハイ
トである高さの差Zの測定を行うものである。
【0045】上記非接触方式の変位計としては、上述の
レーザ変位計のような光学式の変位計の他に超音波式,
渦電流式,静電容量式,磁気式等の変位計等が挙げられ
る。また、上記変位計としては接触方式の変位計を使用
しても良く、例えば、ディジタルマイクロメーター等の
使用が挙げられる。
【0046】本実施例のヘッド荷重測定装置において
は、変位計が配設されているため、様々なZ−ハイトを
治具を使用することなく、簡便にかつ正確に設定するこ
とが可能であり、ヘッド荷重の測定を簡便にかつ正確に
行うことが可能である。また、Z−ハイトを連続的に変
化させることが可能であるので、load−loss試
験を連続的に行うことが可能であり、連続した荷重─変
位データを得ることも可能である。
【0047】以上の本発明を適用した実施例1,2,
3,4において示したヘッド荷重測定装置の操作フロー
チャートを図8に示す。図8より、本発明によればヘッ
ド荷重を簡便かつ正確に測定できることがわかる。
【0048】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明においては、ヘッドを支持するサスペンションの取付
け基準面に対してヘッド荷重測定部のヘッド当接面を上
下動させ、前記取付け基準面とヘッド当接面の高さの差
を変位計により測定することにより所定の値に設定した
後、ヘッド荷重を測定するため、簡便にサスペンション
の取付け基準面とヘッド荷重測定部のヘッド当接面の高
さの差を変化させることが可能であり、かつ正確に設定
を行うことができ、簡便かつ正確にヘッド荷重の測定を
実施することが可能であり、正確なデータを得ることが
可能であり、さらにはload−loss試験を連続的
に行うことが可能であり、連続した荷重─変位データを
得ることも可能であり、その工業的価値は非常に高い。
【0049】また、本発明は、ヘッドを支持するサスペ
ンションの取付け基準面を有するサスペンション取付け
部と、前記取付け基準面に対して上下動されるヘッド当
接面を有するヘッド荷重測定部と、前記取付け基準面と
ヘッド当接面の高さの差を測定する変位計とを備えてな
るため、簡便にサスペンションの取付け基準面とヘッド
荷重測定部のヘッド当接面の高さの差を変化させること
が可能であり、かつ正確に設定を行うことができ、簡便
かつ正確にヘッド荷重の測定を実施することが可能であ
り、正確なデータを得ることが可能であり、さらにはl
oad−loss試験を連続的に行うことが可能であ
り、連続した荷重─変位データを得ることも可能であ
り、その工業的価値は非常に高い。
【0050】また、ヘッドをサスペンションによって支
持する構造を有する磁気ヘッドにおいては、組み立て工
程中にサスペンションに曲がりが生じてヘッド荷重が変
わってしまうことがある。本発明においては、サスペン
ションの金属塑性ヒステリシス現象を利用し、サスペン
ションに曲げ作用を与え、バネ圧の調整を行い、ヘッド
荷重の調整を行ってもよい。本発明によれば、簡便かつ
正確にサスペンションの取付け基準面とヘッド荷重測定
部のヘッド当接面の高さの差を変化させ、設定を行うこ
とが可能であるため、サスペンションに簡便かつ正確に
曲げ作用を与えることができ、ヘッド荷重の調整を正確
に行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したヘッド荷重測定装置の一実施
例の構成例を示す正面図である。
【図2】本発明を適用したヘッド荷重測定装置の一実施
例において、Z−ハイトの測定を行う際の基準値の設定
方法を示す模式図である。
【図3】本発明を適用したヘッド荷重測定装置の一実施
例において、Z−ハイトの測定を行う方法を示す模式図
である。
【図4】本発明を適用したヘッド荷重測定装置の一実施
例において、Z−ハイトの変化量に対するヘッド荷重の
変化を測定した結果を示す図である。
【図5】本発明を適用したヘッド荷重測定装置の他の実
施例の構成例を示す正面図である。
【図6】本発明を適用したヘッド荷重測定装置のさらに
他の実施例の構成例を示す正面図である。
【図7】本発明を適用したヘッド荷重測定装置のさらに
他の実施例の構成例を示す正面図である。
【図8】本発明を適用したヘッド荷重測定装置の実施例
の操作フローチャートである。
【図9】従来のヘッド荷重測定装置の構成例を示す正面
図である。
【図10】従来のヘッド荷重測定装置のヘッド荷重測定
部の構成例を示す拡大図である。
【図11】従来のヘッド荷重測定装置においてZ−ハイ
トの設定を行う方法を示す模式図である。
【符号の説明】 1・・・・・・・・・・・・・ヘッド 2・・・・・・・・・・・・・サスペンション 3・・・・・・・・・・・・・支持部 5・・・・・・・・・・・・・受感部 6・・・・・・・・・・・・・昇降アクチュエーター 9・・・・・・・・・・・・・荷重表示部 11・・・・・・・・・・・・変換部 12・・・・・・・・・・・・ヘッド荷重測定部 13,33,53,73・・・変位計 15・・・・・・・・・・・・変位表示部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドを支持するサスペンションの取付
    け基準面に対してヘッド荷重測定部のヘッド当接面を上
    下動させ、前記取付け基準面とヘッド当接面の高さの差
    を変位計により測定することにより所定の値に設定した
    後、ヘッド荷重を測定することを特徴とするヘッド荷重
    測定方法。
  2. 【請求項2】 変位計として非接触方式の変位計を用い
    ることを特徴とする請求項1記載のヘッド荷重測定方
    法。
  3. 【請求項3】 変位計としてレーザ変位計を用いること
    を特徴とする請求項1記載のヘッド荷重測定方法。
  4. 【請求項4】 ヘッド荷重測定部のヘッド当接面の高さ
    を非接触式の変位計によって測定し、取付け基準面とヘ
    ッド当接面の高さの差を求めることを特徴とする請求項
    1記載のヘッド荷重測定方法。
  5. 【請求項5】 変位計としてレーザ変位計を用いること
    を特徴とする請求項4記載のヘッド荷重測定方法。
  6. 【請求項6】 ヘッドを支持するサスペンションの取付
    け基準面を有するサスペンション取付け部と、前記取付
    け基準面に対して上下動されるヘッド当接面を有するヘ
    ッド荷重測定部と、前記取付け基準面とヘッド当接面の
    高さの差を測定する変位計とを備えてなるヘッド荷重測
    定装置。
  7. 【請求項7】 変位計が非接触方式の変位計であること
    を特徴とする請求項6記載のヘッド荷重測定装置。
  8. 【請求項8】 変位計がレーザ変位計であることを特徴
    とする請求項6記載のヘッド荷重測定装置。
  9. 【請求項9】 非接触方式の変位計がヘッド荷重測定部
    のヘッド当接面の高さを測定するように設置されている
    ことを特徴とする請求項6記載のヘッド荷重測定装置。
  10. 【請求項10】 変位計がレーザ変位計であることを特
    徴とする請求項9記載のヘッド荷重測定装置。
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