JPH05342253A - 辞書構築支援装置及び辞書構築支援方法 - Google Patents

辞書構築支援装置及び辞書構築支援方法

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JPH05342253A
JPH05342253A JP4149484A JP14948492A JPH05342253A JP H05342253 A JPH05342253 A JP H05342253A JP 4149484 A JP4149484 A JP 4149484A JP 14948492 A JP14948492 A JP 14948492A JP H05342253 A JPH05342253 A JP H05342253A
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JP
Japan
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dictionary
translated
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JP4149484A
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Inventor
Koji Miyahara
浩二 宮原
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に専門分野に係わる対訳辞書を構築する場
合において、ユーザの辞書作成・編集のための工数を削
減できる辞書構築支援装置を得る。 【構成】 単語切り出し処理部33は対訳データ記憶装
置31に記憶された多量の対訳データの原文中から原文
単語を切り出し、文番号取り出し処理部34はその切り
出された原文単語を使用する全ての原文の文番号を抽出
し、文字列検索処理部35はそれらの文番号の原文に対
応する翻訳文中から前記切り出された原文単語に対応す
る翻訳単語を検索し、その出現回数を計数する。前記各
部によって得られた情報に基づいて対訳候補生成部36
では、対訳文の原文と既知の翻訳文に含まれる文字列の
共起出現頻度によって各単語の対訳候補を選択する。辞
書編集部38では対訳候補生成部36により選択された
対訳候補を利用者に提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は辞書構築支援装置,特に
自然言語処理の分野において新たな対訳辞書を構築する
場合、あるいは既に構築された対訳辞書の内容を変更す
る場合に辞書の編集作業を支援する辞書構築支援装置で
あって、訳語の設定がむずかしい専門分野の辞書の編集
作業を行う辞書構築支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から計算機を用いて自然言語処理を
行うシステムとして、機械翻訳システムのように原文を
入力すれば単語、文法を参照して目的言語に自動的に翻
訳するもの、あるいは辞書の内容を計算機に登録して辞
書の代わりに計算機を使用する電子辞書等があった。ま
た、既知の翻訳文とその原文の組からなる対訳文を利用
して対訳候補を表示して翻訳作業を支援する計算機シス
テムとして、例えば、特開平1−207873号公報
“翻訳支援装置”に記載されるものがある。
【0003】図5は、このような既知の翻訳文とその原
文の組からなる対訳文を利用して翻訳作業を支援する計
算機システム(翻訳支援装置)の動作原理を説明するた
めのシステム概念図である。図において、従来の翻訳支
援装置は、CPU及びメモリ等からなる処理装置11
と、それぞれ同一の意味を持つ原言語からなる文と目的
言語からなる文を一対とした対訳文12と、キーボード
13と、ディスプレイ14と、各単語及びその活用に関
する情報が登録された活用辞書24と、原言語と目的言
語の単語の対訳が登録されている対訳辞書25とから構
成され、目的とする新対訳文26が結果として出力され
る。
【0004】また、従来の翻訳支援装置の処理装置11
は、対訳文12を入力する対訳入力部15と、キーボー
ド13からのユーザの指示を入力する指示入力部16
と、変更する単語を入力する変更単語入力処理部17
と、ディスプレイ14に文字を表示する文字表示部18
と、手直しのために入力された翻訳文を書き換える処理
を行う翻訳文書換え処理部19と、対訳文12の原文及
び翻訳文から書き換えるべき単語を抽出する単語切り出
し処理部20と、活用形の変換を行う活用形変換処理部
21と、訳語を決定する訳語決定処理部22と、新しい
訳文を出力する訳文出力部23とから構成されている。
【0005】対訳文12はこれから手直しして利用する
既知の原文と翻訳文からなり、対訳入力部15はこの対
訳文12をキーボード13または図示しない磁気ディス
ク装置などの外部記憶装置から入力するものである。指
示入力部16は、ユーザからの対訳文12の原文に対す
る変更すべき単語の位置を入力すると共に、変更単語入
力処理部17により書き換える原文の単語を入力する。
文字表示部18は、処理中の文や手直しのための候補な
どを表示する処理を行うものである。
【0006】指示入力部16を経由して変更する単語位
置が入力されると、翻訳文書換え処理部19は単語切り
出し処理部20を起動する。単語切り出し処理部20
は、原文中において指定された位置に基づいて原文中の
単語を切り出すと共に、それぞれに対応する翻訳文にお
ける該当単語を切り出す処理を行う。活用形変換処理部
21は、単語の切り出し処理及び訳語の決定時に各単語
の原形と活用形情報が予め登録された活用辞書24を参
照し、活用形への変換処理を行うものである。
【0007】訳語決定処理部22は、入力された単語に
対応する訳語を、対訳辞書25を検索することにより決
定する。翻訳文書換え処理部19は、訳語決定処理部2
2により決定された訳語を、翻訳文の元の対応する単語
の位置に設定する。訳文出力部23は新しい原文と翻訳
文の新対訳文26をディスプレイ14または外部記憶装
置その他の出力装置に出力する。
【0008】次に、上記の通り構成される従来の翻訳支
援装置の動作について説明する。例えば、“これはペン
です”という原文と、“This is a pe
n.”という翻訳文からなる日本語・英語の対訳文があ
るものとする。対訳入力部15は、キーボード13ある
いは外部記憶装置等からこのような既知の対訳文12を
入力する。この対訳文12は、文字表示部18によりデ
ィスプレイ14に表示される。この原文に類似した別の
文を翻訳する場合、キーボード13から指示入力部16
によって、原文中における変更する単語の位置をカーソ
ルによる指定等の手段によって入力する。具体的には、
例えば、“ペン”の位置が入力されたと仮定すると、単
語切り出し処理部20は原文から“ペン”の単語を抽出
し、原文に対応する翻訳文からその“ペン”に対応する
単語“pen”を切り出す。
【0009】次に、変更単語入力処理部17がユーザか
ら変更する新しい単語“机”を入力すると、活用形変換
処理部21により必要に応じて活用形のチェックがなさ
れ、訳語決定処理部22により“机”に該当する単語
“desk”が選択される。翻訳文書換え処理部19は
“pen”と“desk”の単語を入れ換えることによ
り“これは机です”という原文に対応する翻訳文として
“This is adesk.”なる文を訳文出力部
23を介して出力する。
【0010】このように変更対象となる原文単語位置の
指定と新たに置き換えるべき原言語の単語だけを入力す
るだけで、既知の対訳文を利用して簡単な操作で手直し
して翻訳結果を得ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の既知の対訳文を
用いて処理を行う翻訳支援装置は上述のように構成され
ているので、対訳候補を表示するための対訳に関する情
報、すなわち対訳辞書が完備されていることが必須とな
るが、実際的にはこの対訳辞書の構築が難しいという問
題点があった。さらに、上述した翻訳支援装置に限らず
従来提案されてきた機械翻訳システムあるいは翻訳支援
システムは、対訳辞書が完備されていることが前提とな
っておりその対訳辞書の構築を支援する機能が不足して
いたという問題点があった。
【0012】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので,対訳辞書特に専門分野に係わる対
訳辞書を構築する場合、既に翻訳された原文と翻訳文か
ら構成される大量の対訳文を用いて対訳辞書の内部情報
の追加、変更に関する作業を支援する辞書構築支援装置
を得ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明に係る辞書構築支援装置は,対訳候補を表示
して翻訳作業を支援する翻訳支援装置等で用いられる対
訳辞書の作成・変更を支援する辞書構築支援装置であっ
て、第一言語からなる文(原文)と、第一言語の文の翻
訳文である第二言語からなる文(翻訳文)から構成され
る対訳文を大量に保持する対訳データ記憶装置と、対訳
データ記憶装置に記憶された対訳データの原文中から単
語を切り出す単語切出処理手段と、単語切出処理手段に
より切り出された原文単語を使用する全ての原文を抽出
し、それらの原文に対応する翻訳文中から前記切り出さ
れた原文単語に対応する翻訳単語を検索し、その出現回
数を計数する文字列検索処理手段と、対訳文の原文と既
知の翻訳文に含まれる文字列の共起出現頻度によって各
単語の対訳候補を選択する対訳候補生成手段と、対訳候
補生成部により選択された対訳候補を利用者に示す辞書
編集手段を備え、既知の翻訳文とその原文からなる対訳
文に基づいて辞書の作成・修正を行うことを特徴とす
る。
【0014】また、以上のような課題を解決するために
本発明に係る辞書構築支援方法においては、原文を入力
する入力手段と、翻訳文を出力する出力手段と、原文に
対応する翻訳文を対訳データとして有する対訳辞書とを
含む翻訳装置に用いられ、翻訳作業の態様に応じて前記
対訳辞書のデータを変更する辞書構築支援方法におい
て、入力された原文から単語を切り出し、切り出された
単語を含む原文と当該原文に対応する翻訳文を前記対訳
辞書に備えられている対訳データ中からそれぞれ抽出
し、抽出された翻訳文群に共通する文字列を探索し、探
索された文字列を有する翻訳文の数を当該文字列の種類
ごとに数えて当該数が多い文字列に高い優先順位を付
し、この優先順位に基づいて前記対訳辞書のデータを変
更することを特徴とする。
【0015】
【作用】従って、本発明の辞書構築支援装置によれば、
単語切り出し処理部は対訳データ記憶装置に記憶された
多量の対訳データの原文中から原文単語を切り出し、文
番号取り出し処理部はその切り出された原文単語を使用
する全ての原文の文番号を抽出し、文字列検索処理部は
それらの文番号の原文に対応する翻訳文中から前記切り
出された原文単語に対応する翻訳単語を検索し、その出
現回数を計数する。前記各部によって得られた情報に基
づいて対訳候補生成部では、対訳文の原文と既知の翻訳
文に含まれる文字列の共起出現頻度によって各単語の対
訳候補を選択する。辞書編集手段では対訳候補生成部に
より選択された対訳候補を利用者に提示することによっ
てユーザの対訳辞書編集の負担を軽減することができ
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図に基づいて
説明する。図1は本実施例に係る既知の翻訳文とその原
文の組からなる対訳文に基づいて辞書の作成・修正を行
う辞書構築支援装置の原理を説明するためのシステム概
念図である。
【0017】図において、本実施例の辞書構築支援装置
は、CPU及びメモリ等からなる処理装置30と、キー
ボード13と、ディスプレイ14と、第一言語と第二言
語の単語の対訳が登録されている対訳辞書25と、第一
言語と第二言語の文がそれぞれ対応付けられて保持され
ている対訳データ記憶装置31と、第一言語と第二言語
とそれぞれ同一の意味の文を一対とした対訳データ(対
訳文)32とから構成されている。
【0018】また、本実施例の翻訳支援装置の処理装置
30は、キーボード13からの指示を入力する指示入力
部37と、ディスプレイ14に文字を表示する文字表示
部18と、対訳データ記憶装置31の第一言語の文から
単語を抽出する単語切り出し処理部33と、ユーザの要
求等により指定された単語が含まれる対訳データ記憶装
置31中の文番号を取り出す文番号取り出し処理部34
と、文番号取り出し処理部34で取り出された文番号で
指定された文の中から共通に現れた文字列を取り出すと
共に、その文字列の出現回数を計数する文字列検索処理
部35と、単語切り出し処理部33と文字列検索処理部
35で得られた文字列とその出現回数に基づいて各対応
文字列の出現頻度を計算し、対訳候補を生成する対訳候
補生成部36と、キーボード13を介してユーザの要求
を入力する指示入力部37と、対訳辞書25の内容の表
示、編集そして指示入力部37から入力されたユーザの
要求を基に対訳候補生成部36で生成された対訳候補を
取捨選択する辞書編集部38と、辞書編集部38で取捨
選択された対訳候補の内容をディスプレイ14を介して
ユーザに表示する文字表示部18とから構成されてい
る。
【0019】次に、上記の通り構成される本実施例の辞
書構築支援装置の動作について、図2〜図4を用いて説
明する。なお、図2は、本実施例の辞書構築支援装置の
動作内容を示すフローチャートであり、図3は、対訳候
補生成部36で生成される対訳候補一覧表の具体例を示
す図であり、図4は、対訳候補一覧表から作成された日
本語から英語への対訳情報の具体例を示した図である。
【0020】以下、本実施例の辞書構築支援装置の動作
について、図2のフローチャートを参照して説明する。
図において、単語切り出し処理部33は対訳データ記憶
装置31に記憶されている多量の対訳データのうち、第
一言語からなる原文から順に原文単語を切り出す(ステ
ップ39)。文番号取り出し処理部34は、対訳データ
記憶装置31中の全ての対訳データの原文を検索して、
単語切り出し処理部33により切り出された原文単語が
含まれる全ての文番号を選択・抽出する(ステップ4
0)。
【0021】次に、文字列検索処理部35は、文番号取
り出し処理部34で選択・抽出された全ての文番号に対
応する第二言語の翻訳文を全て取り出す(ステップ4
1)。そして、文字列検索処理部35はステップ41で
取り出した第二言語の翻訳文中で複数回現れた(共通に
現れた)文字列を取り出すと共に、その文字列の出現回
数を計数する(ステップ42)。さらに、文字列検索処
理部35は、ステップ39において単語切り出し処理部
33により切り出された原文単語とその単語の出現回
数、及びステップ42において取り出した文字列とその
文字列の出現回数を対訳候補生成部36に記録する(ス
テップ43)。
【0022】次に、対訳データ記憶装置31に記憶され
ている対訳データのうち、第一言語の原文から全ての単
語が切り出されているか確認する(ステップ44)。も
し、全ての単語が切り出されていなければ、再びステッ
プ39に戻り対訳データ中の全ての原文の全ての単語に
ついて抽出が行われるまで上記処理を繰り返す。もし、
ステップ44において対訳データ記憶装置31に記憶さ
れている対訳データのうち、第一言語の原文から全ての
単語が切り出されていることが確認できれば、ステップ
42で抽出した対訳データ記憶装置31中の対訳データ
の第二言語の文字列を1つ取り出す(ステップ45)。
【0023】次に、ステップ45で取り出した第二言語
の文字列が対訳データ記憶装置31中の対訳データ全体
で何度出現したかを示す出現回数を計算する(ステップ
46)。ステップ46で計算された出現回数を、ステッ
プ43での動作と同様に対訳候補生成部36に記録する
(ステップ47)。ステップ42で取り出した第二言語
の全ての文字列について、ステップ45からステップ4
7までの処理が行われたかを確認する(ステップ4
8)。もし、ステップ42で取り出した第二言語の全て
の文字列について処理が行われたことが確認できれば、
辞書編集部38は対訳辞書25を参照して対訳候補生成
部36に記憶された対訳候補から既に対訳辞書25に登
録されているか否かをチェックし(ステップ49)、既
に登録されていれば訳文対を削除する(ステップ5
0)。
【0024】次に、辞書編集部38は、キーボード13
を介して指示入力部37に入力されたユーザの要求に従
って、対訳候補生成部36に記憶されている対訳候補の
情報を文字表示部18を介してディスプレイ14に表示
する(ステップ51)。
【0025】図3は、上記ステップ49の時点での対訳
候補生成部36が作成する対訳候補一覧表の具体例であ
る。また、図4は、ステップ51の時点での対訳候補生
成部36が作成した対訳候補を、指示入力部37からの
ユーザの要求にしたがって表示した日本語から英語への
対訳候補の具体例である。
【0026】この図3において、原文から切り出された
言葉が[計算機]という言葉だとすると、この[計算
機]という言葉を含む第一言語(原文)が対訳辞書25
から取り出され、これと共に取り出された第一言語(原
文)、対応した第二言語(翻訳文)が対訳辞書25から
それぞれ取り出される。そして、取り出された第二言語
(翻訳文)をそれぞれ比較して、これらに共通する文字
列が抽出され、抽出された文字列が種類ごとに計数され
る。この場合において、[計算機]という言葉を含む第
一言語(原文)が20個取り出され(これにより、当然
のことながら、対応する第二言語の文(翻訳文)も20
個取り出されることになる)、これらにそれぞれ対応す
る第二言語(翻訳文)が比較され、共通する文字率が抽
出されることになる。この場合には、実施例において、
[計算機]という言葉を含む第一言語(原文)に対応す
る第二言語(翻訳文)のなかで共通している文字列とし
て、[computer]という文字列が20個、[c
age]という文字列が0個、[car]という文字列
が4個、[calculate]という文字列が1個、
[travel]という文字列が0個というように抽出
されたことになる。この場合において、一番優先順位が
高いのは、抽出された数が一番多い[compute
r]という文字列(全部で20個ある)が優先順位が最
も高いことになる。翻訳者は、このようなデータを見
て、[計算機]という語に対する翻訳として[comp
uter]と[car]と[calculate]とい
う語が存在し、現時点において最適なのは[compu
ter]という言語であるということが分かるようにな
る。このようにして、本実施例に係る辞書構築支援装置
では、同意語の翻訳にあたって迅速且つ適切な選択を行
うことが出来るようになっている。なお、この実施例に
係る辞書構築支援装置において、単語ばかりでなく、句
などの短いフレーズも同時に抽出されることとなる。因
みに、上記の例でいけば[計算機]という語に対する翻
訳として、[computer]以外のものを翻訳者が
多数も地位、それに対応した対訳データを取り込ませる
と、上記優先順位が、使用ごとに変化することもある。
このようにして、翻訳者の環境に応じて大役辞書25の
内容を書きかえることにより、前記優先順位を変化させ
ることができるようになっている。
【0027】なお、上記実施例の辞書構築支援装置で
は、図3に示した対訳候補一覧表を基に第一言語から第
二言語への対訳候補の生成を行うだけでなく、第二言語
から第一言語への対訳候補の作成も行うように説明した
が、図2に示すステップ45からステップ48で示す処
理を省略することにより、第一言語から第二言語への対
訳候補の生成のみを行うようにもできる。
【0028】また、上記実施例では、特に具体的には説
明しなかったが、辞書編集部38においてユーザの要求
にしたがって様々な対訳候補の表示ができることは容易
に類推可能である。例えば、(1)既に対訳辞書25に
格納されている対訳列の共起出現頻度のみを表示する、
(2)共起出現頻度の高い対訳候補のみを表示する、と
いった要求を入力することにより、辞書編集部38はそ
のユーザの要求に合わせた表示を行うことができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の辞書構築
支援装置によれば、対訳データ記憶装置に記憶された多
量の対訳データの原文中から原文単語を切り出し、その
切り出された原文単語を使用する全ての原文の文番号を
抽出し、それらの文番号の原文に対応する翻訳文中から
先に切り出された原文単語に対応する翻訳単語を検索し
てその出現回数を計数し、対訳文の原文と既知の翻訳文
に含まれる文字列の共起出現頻度によって各単語の対訳
候補を選択し、その選択された対訳候補を利用者に提示
するように構成したので、従来構築することが大変困難
であった対訳辞書の生成に必要な情報を、過去に翻訳さ
れた対訳データに基づいて対訳候補を生成することがで
き、ユーザの対訳辞書の作成・編集のための工数を削減
できるという効果があり、特に対訳辞書の構築が困難で
あった専門分野の対訳辞書の作成に関して効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る既知の翻訳文とその原文の組か
らなる対訳文に基づいて辞書の作成・修正を行う辞書構
築支援装置の動作原理を説明するためのシステム概念図
である。
【図2】本実施例の辞書構築支援装置の動作内容を示す
フローチャートである。
【図3】図1に示す本実施例の辞書構築支援装置の対訳
候補生成部で生成される対訳候補一覧表の具体例を示す
図である。
【図4】本実施例の辞書構築支援装置における対訳候補
一覧表から作成された日本語から英語への対訳情報の具
体例を示した図である。
【図5】従来の対訳データを利用した翻訳支援装置のの
動作原理を説明するためのシステム概念図である。
【符号の説明】
31 対訳データ記憶装置 32 対訳データ(対訳文) 33 単語切り出し処理部 34 文番号取り出し処理部 35 文字列検索処理部 36 対訳候補生成部 37 指示入力部 38 辞書編集部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原文を入力する入力手段と、翻訳文を出
    力する出力手段と、原文に対応する翻訳文を対訳データ
    として有する対訳辞書とを含む翻訳装置に備えられ、翻
    訳作業の態様に応じて前記対訳辞書のデータを変更する
    辞書構築支援装置において、 入力された原文から単語を切り出す単語切出手段と、 この単語切出手段によって切り出された単語を含む原文
    と当該原文に対応する翻訳文を、前記対訳辞書に備えら
    れている対訳データ中からそれぞれ抽出する抽出手段
    と、 この抽出手段によって抽出された翻訳文群に共通する文
    字列を探索する探索手段と、 この探索手段によって探索された文字列を有する翻訳文
    の数を、当該文字列の種類ごとに数え、当該数が多い文
    字列に高い優先順位を付する優先順位設定手段とを含む
    ことを特徴とする辞書構築支援装置。
  2. 【請求項2】 原文を入力する入力手段と、翻訳文を出
    力する出力手段と、原文に対応する翻訳文を対訳データ
    として有する対訳辞書とを含む翻訳装置に用いられ、翻
    訳作業の態様に応じて前記対訳辞書のデータを変更する
    辞書構築支援方法において、 入力された原文から単語を切り出し、切り出された単語
    を含む原文と当該原文に対応する翻訳文を前記対訳辞書
    に備えられている対訳データ中からそれぞれ抽出し、抽
    出された翻訳文群に共通する文字列を探索し、探索され
    た文字列を有する翻訳文の数を当該文字列の種類ごとに
    数えて当該数が多い文字列に高い優先順位を付し、この
    優先順位に基づいて前記対訳辞書のデータを変更するこ
    とを特徴とする辞書構築支援方法。
JP4149484A 1992-06-09 1992-06-09 辞書構築支援装置及び辞書構築支援方法 Pending JPH05342253A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004280259A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 National Institute Of Information & Communication Technology 検索装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004280259A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 National Institute Of Information & Communication Technology 検索装置

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