JPH053416A - フイルタ回路 - Google Patents
フイルタ回路Info
- Publication number
- JPH053416A JPH053416A JP15270091A JP15270091A JPH053416A JP H053416 A JPH053416 A JP H053416A JP 15270091 A JP15270091 A JP 15270091A JP 15270091 A JP15270091 A JP 15270091A JP H053416 A JPH053416 A JP H053416A
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- Japan
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- integrated circuit
- filter
- circuit
- output
- resistor
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 集積回路出力を帯域特性の異なる複数の濾波
器を用いて所望の帯域信号を作成するフィルタ回路にお
いて、集積回路の出力端子の流出直流電流を減少させ
る。 【構成】 集積回路1後段に接続された2つの低域フィ
ルタ5,6のうち、低域フィルタ5の後段に接続される
抵抗器7aを電源に接続し、かつ低域フィルタ6の後段
に接続される抵抗器8を接地に接続する。
器を用いて所望の帯域信号を作成するフィルタ回路にお
いて、集積回路の出力端子の流出直流電流を減少させ
る。 【構成】 集積回路1後段に接続された2つの低域フィ
ルタ5,6のうち、低域フィルタ5の後段に接続される
抵抗器7aを電源に接続し、かつ低域フィルタ6の後段
に接続される抵抗器8を接地に接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はフィルタ回路、特にビ
デオ信号の帯域制限に使用するフィルタ回路に関するも
のである。
デオ信号の帯域制限に使用するフィルタ回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のフィルタ回路の一例を示す
構成図であり、図において、1は集積回路、2は集積回
路1の出力端子であり、該出力端子2の後段には抵抗器
3,4が並列に接続され、さらにこれら抵抗器3,4の
後段には低域フィルタ5,6が接続され、これら低域フ
ィルタ5,6の他端は出力端子9,10に接続されてい
る。また7b,8はその一端が接地され、上記低域フィ
ルタ5,6と出力端子9,10の間に接続された抵抗器
である。
構成図であり、図において、1は集積回路、2は集積回
路1の出力端子であり、該出力端子2の後段には抵抗器
3,4が並列に接続され、さらにこれら抵抗器3,4の
後段には低域フィルタ5,6が接続され、これら低域フ
ィルタ5,6の他端は出力端子9,10に接続されてい
る。また7b,8はその一端が接地され、上記低域フィ
ルタ5,6と出力端子9,10の間に接続された抵抗器
である。
【0003】次に動作について説明する。集積回路1よ
りの出力信号は端子2より出力され、後段の抵抗器3,
4を介して低域フィルタ5,6に入力される。周波数特
性や遅延特性が異なった信号が必要となる場合、このよ
うに帯域特性の異なる2つのフィルタが接続されること
がある。低域フィルタ5,6はそれぞれ抵抗器3,7b
及び4,8をそのインピーダンス整合用抵抗としてい
る。そしてそれぞれの低域フィルタを通過した信号は端
子9,10より出力される。
りの出力信号は端子2より出力され、後段の抵抗器3,
4を介して低域フィルタ5,6に入力される。周波数特
性や遅延特性が異なった信号が必要となる場合、このよ
うに帯域特性の異なる2つのフィルタが接続されること
がある。低域フィルタ5,6はそれぞれ抵抗器3,7b
及び4,8をそのインピーダンス整合用抵抗としてい
る。そしてそれぞれの低域フィルタを通過した信号は端
子9,10より出力される。
【0004】いま、端子2の直流電圧をV2 ,電源電圧
をVCCとし、抵抗器3,4,7b,8の抵抗値をR3 ,
R4 ,R7b,R8 とすると、端子2より流出する直流電
流I2 は、 I2 =V2 /(R3 +R7b)+V2 /(R4 +R8 ) =(1/(R3 +R7b)+1/(R4 +R8 ))V2 である。
をVCCとし、抵抗器3,4,7b,8の抵抗値をR3 ,
R4 ,R7b,R8 とすると、端子2より流出する直流電
流I2 は、 I2 =V2 /(R3 +R7b)+V2 /(R4 +R8 ) =(1/(R3 +R7b)+1/(R4 +R8 ))V2 である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のフィルタ回路は
以上のように構成されているので、集積回路1の出力端
子2より直流電流が流出する。そして2つの低域フィル
タが接続されているため、流出直流電流も2倍とになっ
てしまう。このように流出電流が大きくなった場合、集
積回路1の出力ドライブ能力が小さいと信号を歪なく出
力できない場合がある。このような場合、集積回路1の
出力ドライブ回路のドライブ能力を大きくしたり、端子
2と抵抗器3,4間にバッファ回路を追加したりする必
要があった。
以上のように構成されているので、集積回路1の出力端
子2より直流電流が流出する。そして2つの低域フィル
タが接続されているため、流出直流電流も2倍とになっ
てしまう。このように流出電流が大きくなった場合、集
積回路1の出力ドライブ能力が小さいと信号を歪なく出
力できない場合がある。このような場合、集積回路1の
出力ドライブ回路のドライブ能力を大きくしたり、端子
2と抵抗器3,4間にバッファ回路を追加したりする必
要があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、集積回路を構成するドライブ回
路の設計変更や、バッファ回路等の追加等を行うことな
く、集積回路よりの流出直流電流を減少させることがで
きるフィルタ回路を得ることを目的とする。
ためになされたもので、集積回路を構成するドライブ回
路の設計変更や、バッファ回路等の追加等を行うことな
く、集積回路よりの流出直流電流を減少させることがで
きるフィルタ回路を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るフィルタ
回路は、濾波器後段の出力整合用の抵抗器の1つ以上を
接地側に接続し、かつ1つ以上を電源側に接続するよう
にしたものである。
回路は、濾波器後段の出力整合用の抵抗器の1つ以上を
接地側に接続し、かつ1つ以上を電源側に接続するよう
にしたものである。
【0008】
【作用】この発明においては、濾波器後段の出力整合用
の抵抗器の1つ以上を接地側に接続し、かつ1つ以上を
電源側に接続して、直流負荷の電位を上昇させ、集積回
路とフィルタ回路間の電位差を低減したから、集積回路
より流出する直流電流が減少する。
の抵抗器の1つ以上を接地側に接続し、かつ1つ以上を
電源側に接続して、直流負荷の電位を上昇させ、集積回
路とフィルタ回路間の電位差を低減したから、集積回路
より流出する直流電流が減少する。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、図2と同一符号は同一または相当
部分を示し、7aは低域フィルタ5と出力端子9の間に
接続した抵抗器であり、その他端は電源に接続されてい
る。
する。図1において、図2と同一符号は同一または相当
部分を示し、7aは低域フィルタ5と出力端子9の間に
接続した抵抗器であり、その他端は電源に接続されてい
る。
【0010】次に動作について説明する。低域フィルタ
6については従来例と同様の接続がされているので動作
は変わらない。一方、低域フィルタ5はその出力整合抵
抗7aが電源側に接続されているが、交流的な動作、即
ち信号のフィルタ動作については従来例と同様の動作を
する。次に直流的な動作について考えて見ると、集積回
路1の出力端子2の直流バイアス電圧をV2 、抵抗器
3,4,7b,8の抵抗値をR3 ,R4 ,R7b,R8 、
電源電圧をVCCとすると、抵抗器4を介してフィルタ6
に流れる直流電流I6 は、 I6 =V2 /(R4 +R8 ) 抵抗器3を介してフィルタ5に流れる直流電流I5 は、 I5 =(V2 −VCC)/(R3 +R7a) となり従って、端子2より流出する直流電流I2 は、 I2 =I6 +I5 =V2 /(R4 +R8 )+(V2 −V
CC)/(R3 +R7a)=(1/(R4 +R8 )+1/
(R3 +R7a))V2 −VCC/(R3 +R7a) となる。ゆえに従来例と比べてVCC/(R3 +R7a)だ
け減少したことになる。
6については従来例と同様の接続がされているので動作
は変わらない。一方、低域フィルタ5はその出力整合抵
抗7aが電源側に接続されているが、交流的な動作、即
ち信号のフィルタ動作については従来例と同様の動作を
する。次に直流的な動作について考えて見ると、集積回
路1の出力端子2の直流バイアス電圧をV2 、抵抗器
3,4,7b,8の抵抗値をR3 ,R4 ,R7b,R8 、
電源電圧をVCCとすると、抵抗器4を介してフィルタ6
に流れる直流電流I6 は、 I6 =V2 /(R4 +R8 ) 抵抗器3を介してフィルタ5に流れる直流電流I5 は、 I5 =(V2 −VCC)/(R3 +R7a) となり従って、端子2より流出する直流電流I2 は、 I2 =I6 +I5 =V2 /(R4 +R8 )+(V2 −V
CC)/(R3 +R7a)=(1/(R4 +R8 )+1/
(R3 +R7a))V2 −VCC/(R3 +R7a) となる。ゆえに従来例と比べてVCC/(R3 +R7a)だ
け減少したことになる。
【0011】今、特にR3 =R4 =R7a=R7b=R8 ,
V2 =VCC/2の場合について考えると、 I2 =(1/(R4 +R8 )+1/(R3 +R7a))V
2 −VCC/(R3 +R7a)=(2/2R4 )V2 −VCC
/2R4 =1/R4 ・VCC/2−VCC/2R4 =0 となり、端子2からの流出直流電流は最小となる。
V2 =VCC/2の場合について考えると、 I2 =(1/(R4 +R8 )+1/(R3 +R7a))V
2 −VCC/(R3 +R7a)=(2/2R4 )V2 −VCC
/2R4 =1/R4 ・VCC/2−VCC/2R4 =0 となり、端子2からの流出直流電流は最小となる。
【0012】このように本実施例によれば、集積回路1
後段に接続された低域フィルタ5の後段に接続される抵
抗7aの他端を電源に接続したから、フィルタ5に流れ
る直流電流は出力端子2の直流バイアス電圧から電源電
位を減算した分だけ低減され、特に全抵抗器の抵抗値を
同一とし、集積回路端子2の電圧を1/2VCCとした場
合、端子2と後段のフィルタ回路間の電圧差が0とな
り、従って端子2からの流出直流電流がなくなる。
後段に接続された低域フィルタ5の後段に接続される抵
抗7aの他端を電源に接続したから、フィルタ5に流れ
る直流電流は出力端子2の直流バイアス電圧から電源電
位を減算した分だけ低減され、特に全抵抗器の抵抗値を
同一とし、集積回路端子2の電圧を1/2VCCとした場
合、端子2と後段のフィルタ回路間の電圧差が0とな
り、従って端子2からの流出直流電流がなくなる。
【0013】なお上記実施例ではフィルタに低域フィル
タを用いたものを示したが、高域フィルタを用いる場合
でもよい。また集積回路の後段に接続されるフィルタは
2つ以上であってもよい。
タを用いたものを示したが、高域フィルタを用いる場合
でもよい。また集積回路の後段に接続されるフィルタは
2つ以上であってもよい。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るフィルタ
回路によれば、濾波器後段の出力整合用の抵抗器の1つ
以上を接地側に接続し、かつ1つ以上を電源側に接続し
て、直流負荷の電位を上昇させ、集積回路とフィルタ回
路間の電位差を低減するようにしたから、ドライブ回路
の設計変更や、バッファ回路等の追加等を行うことな
く、単に抵抗の接続を変更するだけで、集積回路の出力
端子からの流出電流を減少させることができ、その結
果、集積回路のドライブ能力の負担を軽減することがで
きるという効果がある。
回路によれば、濾波器後段の出力整合用の抵抗器の1つ
以上を接地側に接続し、かつ1つ以上を電源側に接続し
て、直流負荷の電位を上昇させ、集積回路とフィルタ回
路間の電位差を低減するようにしたから、ドライブ回路
の設計変更や、バッファ回路等の追加等を行うことな
く、単に抵抗の接続を変更するだけで、集積回路の出力
端子からの流出電流を減少させることができ、その結
果、集積回路のドライブ能力の負担を軽減することがで
きるという効果がある。
【図1】この発明の一実施例を示すフィルタ回路の構成
図である。
図である。
【図2】従来のフィルタ回路の構成図である。
1 集積回路 2 集積回路の出力端子 3,4,7a,8 抵抗器 5,6 低域濾波器 9,10 出力端子
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 集積回路から出力される信号を処理して
所望の周波数帯域を有する信号を出力するフィルタ回路
において、上記集積回路後段に並列に接続された複数の
濾波器と、該複数の濾波器後段に接続された出力整合用
の抵抗器とを有し、上記複数の抵抗器の1つ以上を接地
側に、かつ1つ以上を電源側に接続したことを特徴とす
るフィルタ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15270091A JPH053416A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | フイルタ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15270091A JPH053416A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | フイルタ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053416A true JPH053416A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=15546238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15270091A Pending JPH053416A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | フイルタ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH053416A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100852674B1 (ko) * | 2007-06-07 | 2008-08-19 | 삼신설계(주) | 가변벽체에 탈부착이 가능한 회전콘센트 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP15270091A patent/JPH053416A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100852674B1 (ko) * | 2007-06-07 | 2008-08-19 | 삼신설계(주) | 가변벽체에 탈부착이 가능한 회전콘센트 |
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