JPH0534165U - 化粧品包装体 - Google Patents
化粧品包装体Info
- Publication number
- JPH0534165U JPH0534165U JP8894991U JP8894991U JPH0534165U JP H0534165 U JPH0534165 U JP H0534165U JP 8894991 U JP8894991 U JP 8894991U JP 8894991 U JP8894991 U JP 8894991U JP H0534165 U JPH0534165 U JP H0534165U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- compact
- cosmetic
- heat
- packaging
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 包装を簡便化するとともに包装コストを低減
することができ、しかもコンパクトを収容ケースを用い
ずに固定することができる化粧品包装体を提供する。 【構成】 ケース6に設けた収容部7にコンパクト8を
収納し、このケース6を熱収縮性フイルム10からなる
筒状体11内に位置させた状態で加熱処理を施すことに
より上記コンパクト8をケース6とともに密封した。
することができ、しかもコンパクトを収容ケースを用い
ずに固定することができる化粧品包装体を提供する。 【構成】 ケース6に設けた収容部7にコンパクト8を
収納し、このケース6を熱収縮性フイルム10からなる
筒状体11内に位置させた状態で加熱処理を施すことに
より上記コンパクト8をケース6とともに密封した。
Description
【0001】
この考案は、密封状態で包装された化粧品包装体に関するものである。
【0002】
一般に、化粧品は、紙製で四角状の包装箱に収容された状態で、陳列棚等に配 列展示されて販売されている。ところが、上記のような紙製の包装箱では、覗き 窓が設けられていないため、箱の内部に収容されているコンパクトを確認するこ とができないという問題点を有している。そこで、最近では、図6に示すように 、紙製で正面に覗き窓1aが設けられた包装箱1にコンパクト2が収容されてい る。この包装箱1は、板紙3aの表面が透明フイルム3bで被覆された包装材が 使用されており、この透明フイルム3bで覗き窓1aの部分が塞がれている。な お、上記コンパクト2は、包装箱1内で移動しないように、収容ケース4の上面 に形成された凹部5に収容された状態で包装箱1に収容されている。
【0003】
しかしながら、上記のように板紙3aの表面が透明フイルム3bで被覆された 包装材は高価であるため、包装箱1のコストが高いという欠点を有している。ま た、上記包装箱1は、覗き窓1aの部分にコンパクト2を位置決めするための収 容ケース4が必要であるため、包装コストが高くなるという欠点を有している。 さらに、上記包装箱1は、コンパクト2を収容ケース4の凹部5に収容した後、 この収容ケース4を包装箱1に収容しなければならず、包装作業が煩雑で時間を 要する。また、上記覗き窓1aの部分のフイルム3bが光を反射して内部に収容 されているコンパクト2が見えにくくなるという事態を生じる。
【0004】 この考案は、このような事情に鑑みなされたもので、包装を簡便化するととも に包装コストを低減することができ、しかもコンパクトを収容ケースを用いずに 固定することができる化粧品包装体の提供をその目的とする。
【0005】
上記の目的を達成するため、この考案の化粧品包装体は、ケースに収容部を設 け、この収容部に化粧品を収納し、このケースを熱収縮性フイルムからなる筒状 体内に位置させ、この状態で加熱処理を施すことにより上記化粧品をケースとと もに密封するという構成をとる。
【0006】
すなわち、この考案の化粧品包装体は、化粧品をケースの収容部に収納した状 態でフイルムで密封したものである。この化粧品包装体は、化粧品をケースの収 容部に収納し、これを熱収縮性フイルムからなる筒状体内に位置させて加熱処理 を施すことにより得られる。上記筒状体は上記加熱処理により収縮して上記化粧 品およびケースの表面に密着するため、上記コンパクトが上記収容部に固定され た状態になる。したがつて、従来のように化粧品を収容ケースに収容しなくても 化粧品が収容部内を移動することがない。なお、使用時には、フイルムを破るこ とにより化粧品を取り出し使用するようになつている。
【0007】 つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳しく説明する。
【0008】
図1および図2はこの考案の化粧品包装体の一実施例を示している。図におい て、6は板紙を折り曲げて断面コ字状に形成したケースで、このコ字状の両横辺 7,7が肉厚に形成されている。8はコンパクトで、上記ケース6の両横辺7, 7の間の収容部9に収容されている。10は熱収縮性フイルムで、上記ケース6 とその収容部9に収容されたコンパクト8とを密封している。
【0009】 上記化粧品包装体は、例えば、つぎのようにして得られる。まず、図3に示す ように、ケース6の収容部9にコンパクト8を収容し、これを熱収縮性のフイル ム10からなる筒状体11の内部に位置させる(図4参照)。この状態で筒状体 11の表面に熱風を吹き付けて加熱処理を施すと、筒状体11を構成する熱収縮 性フイルム10がその熱によつて収縮する。その結果、筒状体1の開口が閉じる とともに筒状体1を構成するフイルム10がケース6およびコンパクト8の表面 に密着し、コンパクト8が収容部9に固定された図1に示す化粧品包装体が得ら れる。
【0010】 このように、上記化粧品包装体は、フイルム10が熱収縮してコンパクト8の 表面に密着し、コンパクト8がケース6の収容部9に固定された状態になるため 、従来のようにコンパクト8を固定するための収容ケースが不要となる。したが つて、包装作業を簡略化することができ、包装コストを安価にすることができる 。また、コンパクト8の表面にフイルム10が密着しているため、光が反射して コンパクト8が見えにくくなるということがない。さらに、上記化粧品包装体は 、フイルム10を破らないとコンパクト8を取り出すことができないため、店頭 等に陳列しても内部に収容されている化粧料を手指に移し取つたりすることを防 止することができ、衛生的に陳列することができる。
【0011】 なお、上記熱収縮性のフイルム10を酸素を透過しにくい素材で構成すると、 コンパクト8内に収容されている化粧料の酸化および吸湿を防止することができ 、化粧料の劣化が生じない。
【0012】 図5はこの考案の化粧品包装体の他の実施例を示している。この化粧品包装体 は、吊り下げて陳列することができるように、ハンガー片12が接着剤によつて 取り付けられている。それ以外は上記実施例と同様に構成され同一部分に同一符 号を付している。そして、上記実施例と同様の作用効果を有している。
【0013】
以上のように、この考案の化粧品包装体は、ケースに設けられた収容部に化粧 品が収納され、このケースを熱収縮性フイルムからなる筒状体内に位置させた状 態で加熱処理が施されて上記化粧品がケースとともに密封されている。このよう に、上記化粧品包装体は、熱収縮性フイルムが熱処理によつて化粧品の表面に密 着し、化粧品がケースの収容部に固定された状態になるため、従来のようにコン パクトを固定するための収容ケースが不要となる。したがつて、包装コストを安 価にすることができる。また、化粧品の表面にフイルムが密着しているため、光 が反射して化粧品が見えにくくなるということがない。さらに、上記化粧品包装 体は、フイルムを破らないとコンパクトを取り出すことができないため、店頭等 に陳列しても、内部に収容されている化粧料を手指に移し取つたりことを防止す ることができ、衛生的に陳列することができる。いたずら等されてもすぐ発見す ることができる。特に、上記熱収縮性フイルムを酸素を透過しにくい素材で構成 すると、化粧料の酸化および吸湿を防止することができ、化粧料の劣化が生じな い。
【図1】この考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】上記実施例の縦断面図である。
【図3】上記実施例の製造説明図である。
【図4】上記実施例の製造を説明する側面図である。
【図5】この考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図6】従来例を示す斜視図である。
6 ケース 8 コンパクト 9 収容部 10 熱収縮性フイルム 11 筒状体
Claims (1)
- 【請求項1】 ケースに収容部を設け、この収容部に化
粧品を収納し、このケースを熱収縮性フイルムからなる
筒状体内に位置させ、この状態で加熱処理を施すことに
より上記化粧品をケースとともに密封してなる化粧品包
装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8894991U JPH0534165U (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 化粧品包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8894991U JPH0534165U (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 化粧品包装体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534165U true JPH0534165U (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=13957123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8894991U Pending JPH0534165U (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 化粧品包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0534165U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014125251A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Gunze Ltd | 吊り下げ製品パッケージ用筒状熱収縮性フィルム及びその製造方法並びにパッケージ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS493796A (ja) * | 1972-05-04 | 1974-01-14 | ||
JPS5533294B2 (ja) * | 1972-07-21 | 1980-08-29 |
-
1991
- 1991-10-02 JP JP8894991U patent/JPH0534165U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS493796A (ja) * | 1972-05-04 | 1974-01-14 | ||
JPS5533294B2 (ja) * | 1972-07-21 | 1980-08-29 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014125251A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Gunze Ltd | 吊り下げ製品パッケージ用筒状熱収縮性フィルム及びその製造方法並びにパッケージ |
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