JPH05341004A - 論理シミュレーション装置 - Google Patents

論理シミュレーション装置

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JPH05341004A
JPH05341004A JP4173856A JP17385692A JPH05341004A JP H05341004 A JPH05341004 A JP H05341004A JP 4173856 A JP4173856 A JP 4173856A JP 17385692 A JP17385692 A JP 17385692A JP H05341004 A JPH05341004 A JP H05341004A
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JP
Japan
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delay
logic
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delay time
Prior art date
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Pending
Application number
JP4173856A
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English (en)
Inventor
Kunihisa Suga
訓寿 須賀
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 論理シミュレ−タの出力波形の解析に要する
時間を削減する為に各遅延時間発生原因が表示される論
理シミュレ−ション装置を提供すること。 【構成】 従来構成の論理シミュレ−ション装置に遅延
原因別格納部129を設けている。中央処理部126は
シミュレーション結果格納部127に信号の変化時刻を
格納する際に、素子機能情報記憶部121やファンアウ
ト遅延記憶部123や線長遅延記憶部124より得た各
遅延時間を遅延原因別格納部129に格納し、論理波形
出力部128がシミュレーション結果格納部127より
論理波形を表示する際に遅延原因別格納部129より各
遅延時間を取りだし、各遅延時間発生原因をオペレ−タ
が視覚的に判断できるような論理波形を表示する手段を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CADシステムで論理
回路の遅延時間発生原因の分析を可能とする論理シミュ
レ−ション装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来の論理シミュレ−ション装置について
説明する。図2は従来の論理シミュレ−ション装置10
0’の構成を示すブロック図である。同図に示すよう
に、論理記号である回路シンボルに論理動作とゲ−ト遅
延時間等が予め記述してある素子機能情報記憶部121
と、この回路シンボルを用いて回路図入力された回路情
報(AND、NANDや接続情報等)記憶部122と、
回路情報記憶部122の各素子からのファンアウト数
(後述)を算出しそのファンアウト遅延を格納するファ
ンアウト遅延記憶部123と、基板CADツ−ル111
やLSIレイアウトCADツ−ル112より伝送線長を
取り出しその線長遅延を記憶する線長遅延記憶部124
と、回路情報記憶部122にテストデ−タを入力部12
5より与えられることにより素子機能情報記憶部121
やファンアウト遅延記憶部123や線長遅延記憶部12
4を考慮し各信号のON、OFFの論理状態を算出する
中央処理部126と、中央処理部126より算出された
デ−タを格納するシミュレ−ション結果格納部127
と、シミュレ−ション結果格納部127のデ−タをもと
に論理波形を表示装置131に表示する論理波形出力部
128からなる。
【0003】素子機能情報記憶部121について説明す
る。論理動作とは、図3に示すNANDゲ−トの場合図
4に示すような真理値表で表される。次に必要なデ−タ
がゲ−ト遅延時間である。図5に示すゲ−ト遅延時間と
は、入力信号がNANDゲートシンボルに入って出力信
号が出て来るまでの時間である。このゲ−ト遅延時間に
は図5に示すような6個のデ−タがある。あるシンボル
に入力信号がOFF状態からON状態に変化した時に出
力ピンから出力信号がON状態で出てくる時の遅れ時間
がRISE遅延、逆に今までON状態にあった信号が、
出力ピンでOFF状態になる時の遅れ時間がFALL遅
延である。
【0004】6個のデ−タがあるのは、同じICでも基
板の場合、温度変化とか電圧の変化と云った使用環境の
状態によっては最短時間で信号の変化が起きる事もあれ
ば最長時間で変化が起きて来ることもある為、最悪の条
件で検証を行うためである。
【0005】ファンアウト遅延記憶部123について説
明する。ファンアウトとはゲ−トの出力ピンに接続され
る入力ピンの数であり、図6に示す回路図において出力
ピン603は、入力ピン612、621に接続されてい
るためファンアウト数は2である。一般的に出力ピンに
接続されている入力ピンの数が増加すると、入力ピンに
おける信号の変化する時間が大きくなる。つまり遅延が
発生する。この遅延時間をファンアウト遅延といい、中
央処理部126は回路情報記憶部123より各出力ピン
のファンアウト数を算出し、ファンアウト数より得たフ
ァンアウト遅延を図7に示すようなファンアウト遅延時
間をファンアウト遅延格納部123に格納する。
【0006】線長遅延記憶部124について説明する。
線長遅延とは、あるゲ−トの出力ピンからあるゲ−トの
入力ピンに到るまでの線長による遅延時間である。一般
的に線長が長いほど遅延時間は大きくなる。各出力ピン
から入力ピンまでの線長は基板CADツ−ル111やL
SIレイアウトCADツ−ル112より取りだされ、中
央処理部126により線長遅延時間が算出され図8に示
すような線長遅延格納部124に格納されている。
【0007】論理シミュレ−ション装置100’は、回
路情報記憶部122に格納されている図3、図4、図5
に示すような上記素子機能情報を持つ論理シンボルを用
いて作成された図9に示されるような論理回路に、オペ
レ−タよりキ−ボ−ド130又はマウス132から入力
されたテストデ−タを与え、図10に示すような論理波
形を表示装置131に表示している。
【0008】次に中央処理部126が、シミュレ−ショ
ン結果格納部127に格納するデ−タを算出するまでの
動作について図9を例にして説明する。シミュレ−ショ
ン初期状態として入力A、B、Cは(A B C)=
(0 0 1)の状態で出力D=1の状態で出力がある
とする。中央処理部126は図11に示すようにある時
刻の入力(A B)=(1 1)という状態値の変化を
認識すると、素子機能情報記憶部121の真理値表から
論理値を決定し、図9に示すようにPの立上りが決まる
と素子機能情報記憶部121の素子91のゲ−ト遅延時
間よりRISE遅延を取りだし、又、ファンアウト遅延
記憶部123より出力ピン94の遅延時間を取りだし線
長遅延記憶部124よりネット93の遅延時間を取りだ
し、これらを計算し入力の変化からPの状態が”1”に
決まるまでの遅延時間を算出している。
【0009】次に(P C)=(0 1)の状態から
(P C)=(1 1)に変化したのを中央処理部12
6が認識することにより、出力の論理値、遅延時間を算
出している。図11のFALL遅延1101は、(A
B C)=(0 0 1)から(A B C)=(1
1 1)に状態が変化したときの遅延である。同様にR
ISE遅延1102は(A B C)=(1 1 1)
から(A B C)=(0 1 0)に状態が変化した
ときの遅延である。
【0010】このように中央処理部126は各時間で論
理状態と遅延時間を算出し、シミュレ−ション結果格納
部127に図12に示すように信号の変化とその時刻の
みを格納する。オペレ−タは、各遅延時間が考慮された
論理シミュレ−タからの波形の”1”と”0”から論理
を確認し、また単に波形のずれのみから遅延時間を確認
しているが、図11に示すFALL遅延1101やRI
SE遅延1102のような各信号の論理値の変化時点で
何故ずれているか、又なんの遅延時間が原因でどれだけ
ずれているかを読み取るには波形のみからでは難しく、
各素子の特性を表したデ−タシ−トから素子の遅延時間
を確認したり、回路図や基板CADル−ルからファンア
ウト遅延や線長を確認しながら動作の確認を行ってい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べた従来のシミュレ−ション装置では、オペレ−タが出
力波形を見て論理回路の動作を解析する場合に、各遅延
時間については出力波形の僅かなずれから読み取り、又
各素子の特性を表したデ−タシ−トや回路図、基板CA
Dツ−ル、LSIレイアウトCADツ−ル等を見比べな
がら経験や勘を駆使して人手に頼って目で追っているた
め、回路動作解析に時間がかかると云う問題点があっ
た。
【0012】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、上記問題点を除去し、以上述べた論理シミュレ−タ
の出力波形の解析に要する時間を削減する為に各遅延時
間発生原因が表示される論理シミュレ−ション装置を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、従来構成の論理シミュレ−ション装置におい
て、図1に示すように、遅延原因別格納部129を設
け、該遅延原因別格納部129に中央処理部126がシ
ミュレーション結果格納部127に信号の変化時刻を格
納する際に、素子機能情報記憶部121やファンアウト
遅延記憶部123や線長遅延記憶部124より得た各遅
延時間を格納し、論理波形出力部128がシミュレーシ
ョン結果格納部127より論理波形を表示する際に遅延
原因別格納部129より各遅延時間を取りだし、各遅延
時間発生原因をオペレ−タが視覚的に判断できるような
論理波形を表示する手段を設けた事を特徴とする。
【0014】
【作用】本発明では、各遅延原因をオペレ−タに視覚的
に判断できるようにしたので、オペレ−タがデ−タシ−
トや、回路図、基板CADツ−ル、LSIレイアウトC
ADツ−ル等を参照する工数が短縮でき論理回路動作解
析時間の短縮ができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明の実施例を示す論理シミ
ュレ−ション装置の構成を示すブロック図である。図に
示すように本論理シミュレ−ション装置100は、基板
CADツ−ル111、LSIレイアウトCADツ−ル1
12、素子機能情報記憶部121、回路情報記憶部12
2、ファンアウト遅延記憶部123、線長遅延記憶部1
24、入力部125、中央処理部126、シミュレ−シ
ョン結果格納部127、論理波形出力部128、遅延原
因別格納部129、キ−ボ−ド130、表示装置13
1、マウス132で構成される。
【0016】遅延原因別格納部129は、中央処理部1
26がシミュレ−ション結果格納部127に信号の変化
とその時刻を格納する際に、素子機能情報記憶部121
やファンアウト遅延記憶部123や線長遅延記憶部12
4より得た各遅延時間を格納するものである。
【0017】図13の本発明のシミュレ−ション装置の
フロ−チャ−トを基に図9の回路図を用いて、中央処理
部126がシミュレ−ション結果格納部127や遅延原
因別格納部129にデ−タを格納し表示装置131に論
理波形を表示するまでの動作について説明する。
【0018】先ずシミュレ−ション初期状態として入力
A、B、Cは(A B C)=(00 1)の状態で入
力があり、出力DはD=1の状態で出力があるとする。
中央処理部126は図11に示すようにある時刻の入力
(A B)=(1 1)という入力の状態値の変化を認
識すると(ステップST10)、素子機能情報記憶部1
21の真理値表から出力を決定し(ステップST1
1)、図9の素子91の出力の論理値が変化しPの立上
りが決まると(ステップST12)、素子機能情報記憶
部121の素子91のゲ−ト遅延時間よりRISE遅延
を取りだし、又ファンアウト遅延記憶部123より出力
ピン94の遅延時間を取りだし線長遅延記憶部124よ
りネット93の遅延時間を取りだし、これらを計算し入
力の変化からPの状態が”1”に決まるまでの遅延時間
を算出する(ステップST13)。
【0019】そして論理状態の変化時刻と論理値をシミ
ュレ−ション結果格納部127に格納し(ステップST
14)、この時の各遅延時間を図14(B)に示すよう
に遅延原因別格納部129に格納(ステップST15)
する。又この時、図14(A)に示すように遅延時間を
格納した遅延原因別格納部129のアドレスをシミュレ
−ション結果格納部127のポインタに設定する(ステ
ップST16)。なお、前記ステップST12におい
て、出力の論理値に変化がなかった場合は、後述のステ
ップST17に移行する。
【0020】次に時刻を進め予定の時刻まで終了しなけ
れば(ステップST17)、前記ステップST10から
繰り返す。即ち素子92についても同様に(P C)=
(01)の状態から(P C)=(1 1)に変化した
のを中央処理部126が認識することにより、出力Dの
変化時刻、論理値、遅延時間を算出しシミュレ−ション
結果格納部127、遅延原因別格納部129にデ−タを
格納し、又ポインタを設定する。
【0021】このように中央処理部126は各時刻で論
理状態と遅延時間を算出し、図14に示すようにシミュ
レ−ション結果格納部127に信号の変化とその時刻
を、また遅延原因別記憶部129に各遅延時間を格納す
る。
【0022】論理波形出力部128は、シミュレ−ショ
ン結果格納部127より論理波形を表示する際に遅延原
因別格納部129より各遅延時間を取りだし図15に示
すようにオペレ−タに各遅延時間が視覚的に理解できる
よう論理波形を表示装置131にそれぞれカラ−表示す
る(ステップST18)。例えば図15のゲ−トFAL
L遅延時間tGを青、ファンアウト遅延時間tFを緑、線
長遅延時間tSを黄で表す、無論カラ−表示の代わりに
線種(太線、点線等)などによる識別手段も可能であ
る。
【0023】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、下記のような効果が期待される。各遅延原因をオ
ペレ−タに視覚的に判断できるようにしたので、オペレ
−タが各素子の特性を表したデ−タシ−トや、回路図、
基板CADツ−ル、LSIレイアウトCADツ−ル等を
参照する工数が短縮でき論理回路の動作解析時間の短縮
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の論理シミュレ−ション装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】従来の論理シミュレ−ション装置の構成を示す
ブロック図である。
【図3】NANDゲ−トシンボルの例を示す図である。
【図4】NANDゲ−トの論理動作を示す真理値表を示
す図である。
【図5】ゲ−ト遅延時間の例を示す図である。
【図6】論理回路の例1を示す図である。
【図7】ファンアウト遅延時間の例を示す図である。
【図8】線長遅延時間の例を示す図である。
【図9】論理回路の例2を示す図である。
【図10】例2の論理回路図の信号波を示す波形図であ
る。
【図11】図10の遅延部分の拡大図である。
【図12】従来のシミュレ−ション結果格納例を示す図
である。
【図13】本発明のシミュレ−ション装置のフロ−チャ
−トである。
【図14】シミュレ−ション結果格納例を示す図であ
る。
【図15】本発明の論理波形表示例を示す図である。
【符号の説明】
100 論理シミュレ−ション装置 111 基板CADツ−ル 112 LSIレイアウトCADツ−ル 121 素子機能情報記憶部 122 回路情報記憶部 123 ファンアウト遅延記憶部 124 線長遅延記憶部 125 入力部 126 中央処理部 127 シミュレ−ション結果格納部 128 論理波形出力部 129 遅延原因別格納部 130 キ−ボ−ド 131 表示装置 132 マウス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理回路を構成する各論理素子の動作を
    シミュレ−ションし時系列で表示する表示手段を有する
    論理シミュレ−ション装置において、 前記論理シミュレ−ション装置に前記論理素子の論理動
    作の遅延要素とその遅延時間を格納する手段を設け、 対象とする論理回路の各論理素子の動作時間算定時に前
    記遅延要素とその遅延時間を参照し各論理素子の動作時
    間を算定し、前記論理回路素子の動作出力波形を前記表
    示手段に表示し、その表示上に前記各遅延要素別に遅延
    時間を表示し、操作者が動作出力波形から視覚的に論理
    動作の遅延原因を読み取ることを可能とする手段を設け
    たことを特徴とする論理シミュレ−ション装置。
JP4173856A 1992-06-08 1992-06-08 論理シミュレーション装置 Pending JPH05341004A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4173856A JPH05341004A (ja) 1992-06-08 1992-06-08 論理シミュレーション装置

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JP4173856A JPH05341004A (ja) 1992-06-08 1992-06-08 論理シミュレーション装置

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JPH05341004A true JPH05341004A (ja) 1993-12-24

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