JPH0534039Y2 - - Google Patents

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JPH0534039Y2
JPH0534039Y2 JP16819386U JP16819386U JPH0534039Y2 JP H0534039 Y2 JPH0534039 Y2 JP H0534039Y2 JP 16819386 U JP16819386 U JP 16819386U JP 16819386 U JP16819386 U JP 16819386U JP H0534039 Y2 JPH0534039 Y2 JP H0534039Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ネツトワークあるいはその他の入力
系を介して所定のプロトコルにて供給されたプリ
ント要求フアイルの基づいてプリントすべきデー
タのプリンタ側への送出制御を行なうプリンタ制
御装置に関する。
[従来の技術] 例えば、ゼログラフイ方式を採用したプリンタ
のように、プリントアウトの途中で当該プリント
作動を中断することが困難なプリンタでは、供給
されるデータプリント作動に間に合わない場合、
例えば、イメージを構成するフオントが複雑であ
る等の理由により、プリンタに供給すべきデータ
を一次蓄えるバツフアメモリへのデータの書込み
が当該読み出しより時間がかかる場合では、イメ
ージの欠落が発生する。従つて、この種のプリン
タに対するデータ供給制御を行なう場合には、上
記の点を考慮する必要がある。
従来、この点を考慮したプリンタ制御装置とし
て本願考案者等は、特願昭61−93349号公報に記
載されるようなものを提案している。
これは、プリントすべきデータをバツフアメモ
リに書込みながら当該バツフアメモリから読み出
してプリンタ側に送出する第1の制御方式と、当
該プリントすべきデータを所定量(例えば1ペー
ジ分)バツフアメモリに書込んだ後にそのデータ
をプリンタ側に送出する第2の制御方式とを取り
得るものとし、プリント要求フアイルの内容(例
えば、プリントすべきデータについてのフオント
の状態等)に基づいて上記第1または第2の制御
方式を選択するようにしたものである。
上記各制御方式の特徴は、第1の制御方式につ
いては、バツフアメモリの容量を小さくすること
が可能であり、実装メモリ(RAM)において当
該バツフアメモリとして割当てる領域を狭くする
ことができる。このことは、当該実装メモリに他
の制御プログラムを格納する領域を広く確保する
ことが可能であるということを意味し、プリンタ
装置全体としての機能を充実させることができ
る。ただし、この第1の制御方式では、複雑なフ
オントイメージ等をプリントする場合にイメージ
欠落が発生する虞れがある。一方、上記第2の制
御方式では、プリントすべきデータを確実にプリ
ントアウトすることができるが、バツフアメモリ
の容量を大きくしなければならないことから、実
装メモリにおいて他の制御プログラムを格納する
領域を充分に確保することができず、当該第2の
制御方式による処理を実行している間は、プリン
タ装置全体としての機能が低下することになる。
即ち、上記従来のプリンタ制御装置は、いかな
る場合にもプリント結果におけるメージ欠落の発
生を防止すると共に、実現するプリンタ装置全体
としての機能低下を最小限にしようとするもので
ある。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上記従来のプリンタ制御装置では、
第2の制御手段での制御が不能状態となる虞れが
ある。
それは、従来のプリンタ制御装置が、汎用的な
ものではなく、接続されるプリンタの解像度、プ
リントに要する用紙サイズ、実装されるメモリの
うちバツフアメモリとして使用可能な容量の夫々
をある種のものに特定した場合のものだからであ
る。即ち、当該特定した解像度より高い解像度の
プリンタについて制御する場合、プリントに要す
る用紙のサイズを大きくしなければならない場
合、また、当該特定した容量より小さい容量のバ
ツフアメモリしかない場合では、第2の制御手段
において対象となるプリントすべきデータが当該
バツフアメモリに格納しきれなくなる。
そこで、本考案の課題は、接続されるプリンタ
の解像度、プリントに要する用紙のサイズ、使用
可能なバツフアメモリ容量がいかなるものであつ
ても、第2の制御手段での制御不能状態を回避で
きるようにすることである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、第1図に示すように、外部から供給
されるプリント要求フアイル1に基づいたプリン
トすべきデータをプリンタ制御用のプログラムの
メモリを兼用するバツフアメモリ2の一部に書込
みながら当該バツフアメモリ2から読み出してプ
リンタ3側に送出する第1の制御手段4と、当該
プリントすべきデータを所定量上記バツフアメモ
リ2に書込んだ後にそのデータをプリンタ3側に
送出する第2の制御手段5と、プリント要求フア
イル1の内容に基づいて上記第1の制御手段4に
よる制御ではデータの欠落が発生すると判断した
場合には第2の制御手段5の機能を有効にする機
能選択手段6と、プリントに要する用紙のサイズ
と対象となるプリンタ3の解像度から算出したバ
ツフアメモリ2として必要なメモリ容量と、バツ
フアメモリ2として使用できる実装メモリの容量
とを比較して第2の制御手段5を有効にし得るか
否かを判別する判別手段7と、この判別手段7が
上記第2の制御手段5を有効にし得ないと判別し
たときに上記機能選択手段6での第2の制御手段
5の機能選択を強制的に禁止する禁止手段8とを
備えたものである。
[作用] プリント要求フアイル1の内容に基づいてプリ
ンタ3を制御する際、判別手段7が、プリントに
要する用紙サイズ、対象となるプリンタの解像
度、バツフアメモリ2として使用できる実装メモ
リの容量の各項目に基づいて第2の制御手段5を
有効にし得ると判別した場合、禁止手段8は機能
せず、機能選択手段6は本来の機能を保持する。
従つて、機能選択手段6が当該プリント要求フア
イル1の内容(例えば、プリントすべきフオント
等の複雑さ等)に基づいて第1の制御手段4の機
能を有効にすれば(例えば、複雑でない場合)、
当該プリント要求フアイル1に基づいたプリント
すべきデータは第1の制御手段4により、順次バ
ツフアメモリ2に書込まれると共にそのバツフア
メモリ2から順次次段のプリンタ3に送出され
る。また、機能選択手段6が第2の制御手段5の
機能を有効にすると(例えば、複雑な場合)、当
該プリントすべきデータは第2の制御手段5によ
り、所定量がバツフアメモリ2に書込まれた後そ
のデータがプリンタ3側に送出される。
一方、上記判別手段7が上記各項目に基づいて
第2の制御手段5を有効にし得ないと判別する
と、禁止手段8が機能選択手段6での第2の制御
手段5の機能選択を強制的に禁止する。すると、
当該プリント要求フアイルの内容からは第2の制
御手段5を有効にすべき情況であつても機能選択
手段6はこの第2の制御手段5の機能選択を行な
わない。この場合、実際の装置では、警報がなさ
れるか、あるいは第1及び第2の制御手段での制
御以外の制御がなされることになる。
尚、上記のように禁止手段8が機能している状
態であつても、機能選択手段6がプリント要求フ
アイルの内容に基づいて第1の制御手段4を選択
した場合は、上記と同様に第1の制御手段4によ
つてプリントすべきデータが順次プリンタ3側に
送出される。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面の基づいて説明す
る。
第2図はネツトワーク上の複数のワークステー
シヨンによりスキヤン型ゼログラフイ方式のプリ
ンタが共用される場合を例にとつた全体構成を示
す。
同図において、20は制御対象となるプリンタ
で、このプリンタ20はスキヤン型ゼログラフイ
方式を採用したものである。21は制御装置、2
2は磁気デイスク装置、23はモニタ用のデイス
プレイ装置であり、制御装置21は回線10を介
して各ワークステーシヨンに接続されると共に、
上記プリンタ20及び磁気デイスク装置22、デ
イスプレイ装置23が当該制御装置21に接続さ
れている。
上記磁気デイスク装置22には、プリント可能
なフオント、グラフイクス、プリント制御プログ
ラム等が格納されており、また、回線10を介し
て転送される各ワークステーシヨンからのプリン
ト要求フアイルが制御装置21を介して一旦格納
されるようになつている。回線10を介して転送
されるプリント要求フアイルは、プリントに要す
る用紙サイズ、ワークステーシヨンのID、作成
日時等の情報と共に、用紙のどの位置にどのフオ
ントあるいはグラフイクスをプリントするといつ
た情報を含んでおり、これらの情報を有するプリ
ント要求フアイルは上記磁気デイスク装置22に
格納された後、必要に応じて制御装置21によつ
て読み出される。
制御装置21は、プリント要求フアイルの磁気
デイスク装置22への格納、同読み出しの他、プ
リンタ20の状態確認、モニタオペレータインタ
フエース等の制御機能を有すると共に、対象とな
るプリント要求フアイルをそのプリント前に、そ
の複雑さを測定し、一定の基準の基にプリント方
式を選択する機能を有している。
このプリント要求フアイルの調査結果に応じて
選択されるプリント方式は、プリントすべきデー
タをバツフアメモリを介してプリンタ20に送出
する場合のそのバツフアメモリの使い方の違いに
よつて2通りある。
まず、第1の方式は、制御装置21内に実装さ
れるメモリ(RAM)に適当なバツフア領域を設
定し、プリンタ20の起動指令と共にメモリ上の
バツフアからデータを一定速度で送出しながら当
該バツフアの空き領域に対象となるプリント要求
フアイルに基づいたプリントすべきデータを順次
書込むというものである(以下、一部バツフア方
式という)。この一部バツフア方式は、プリント
要求フアイルに基づいたプリントすべきデータが
一定基準より複雑でない場合に選択される。
第2の方式は、当該プリントすべきデータが一
定基準より複雑な場合に選択されるものであり、
制御装置21内のメモリに大きく1ページ分のバ
ツフア領域を設定し、プリントすべきデータを1
ページ分当該バツフアに書込んだ後、起動指令と
共にその1ページ分のデータをプリンタ20に順
次送出するものである(以下、全バツフア方式と
いう)。
上記制御装置21は、更に、実装されているメ
モリ(上記バツフアが設定されるもの)の容量、
制御対象となるプリンタ20の解像度を認識して
おり(予め情報をインプツトしておく)、これら
の情報及び対象となるプリント要求フアイル内の
プリントに要する用紙サイズの情報に基づいて上
記第2の方式に従つた制御が可能か否かを判別す
る機能を有している。そして、この機能に関連し
て、上記第2の方式に従つた制御が可能でないと
判別した場合に当該第2の方式の選択を禁止し、
オペレータにその旨を警告する機能を備えてい
る。
尚、上記モニタ用のデイスプレイ装置23は、
上述のようなプリント要求フアイルの受付け、格
納を始めとする一連の動作上の不具合、例えば、
磁気デイスク装置22の残り容量不足、プリンタ
20の紙づまり発生等の不具合が発生したときに
オペレータの介在を要求したり、オペレータの指
示により、格納されたプリント要求フアイルのリ
スト、格納されているフオントのリストの変更、
追加等の作業に使用される。
次に、各種処理の流れを示す第3図、第4図、
プリント要求フアイルの事前スキヤンをイメージ
化した第5図、バツフアに文字が書かれている状
態を示す第6図を参照して作動を説明する。
制御装置21は、例えば第3図に示すように、
通常、モニタオペレータインタフエース、ネツト
ワークからのプリント要求受付け、プリンタ状態
の監視等の処理を時分割で並列的に行なつてい
る。これらの処理は磁気デイスク装置22から制
御装置21内のメモリに移された該当するプログ
ラムに従つてなされる。
制御装置21では上記処理と共に更に第4図に
示すような処理が並列的になされる。
回線10を介して転送されるプリント要求フア
イルを磁気デイスク装置22に順次格納していく
過程で、あるプリント要求フアイルについてのプ
リント処理を行なう際、磁気デイスク装置22か
ら読み出したプリント対象となるプリント要求フ
アイルについて次のような調査がなされる。
この調査は、当該対象となるプリント要求フア
イルについてのプリント処理は前述した“全バツ
フア方式”によるのが適切か、“一部バツフア方
式”によるのが適切かを判断するためのものであ
る。具体的には、“一部バツフア方式”に従う場
合、メモリ上にnライン分のバツフア領域が2つ
設定されるものとすると、このバツフアの転送時
間に対応してイメージが生成されるのであれば、
プリンタ20へのデータ送出にあたつて、バツフ
アからデータを一定速度で送出しながら新たなデ
ータを書込むという“一部バツフア方式”を採用
してもプリント中のイメージの欠落はないが、バ
ツフアに書込みデータが複雑なイメージに対応し
たもので、この転送時間を越えるような場合は、
イメージの欠落が発生することになる。
即ち、対象となるプリント要求フアイルについ
て、指定の用紙サイズの大きさLを想定し、nラ
イン分の幅dでメモリ上で疑似的にスキヤンして
(第5図参照)、nライン中に、nラインバツフア
の転送時間を越えるような指示があるかないかを
計算する。
例えば、1ライン走査時間=1msec.、n=48
ラインとすれば、バツフアの転送時間=1×
48msec.(=S)であり、これがイメージの欠落
がないかあるかの許容時間となる。そして、この
バツフア幅に、その幅の分だけ1個のフオントを
書込む時間を300μsec.とすると(第6図参照)、
160個以上のフオントを書込む箇所があると、そ
の箇所のイメージの一部は欠落することになる。
上記では、バツフアにフオントを書込む動作を
判断の対象としたが、実際の判断は、フオントを
単に書込む時間の他に、円あるいは任意の曲線、
任意の角度をもつた直線、指定のシエードパター
ン、フオントの変更、編集等に費す時間も含め、
これらが許容時間、この例では48msec.を越える
か否かをプリント用紙全域に亘つて調べ、許容時
間と実行時間とを比較する。
上記のようなプリント要求フアイルについての
調査の結果、全ての場所で48msec.を越えなけれ
ば(“一部バツフア方式”に従つてイメージの欠
落がないと見込まれる)、当該プリント要求フア
イルについて“一部バツフア方式”に従つてプリ
ントすべきデータがプリンタ20に送出される。
具体的には、夫々48ライン分の2つのバツフアの
うち一方からプリンタ20の要する一定速度にて
データを送出する間、他方のバツフアに新たなプ
リントすべきデータを順次書込む。そして、一方
のバツフアからのデータの読み出しが終了する毎
に上記各バツフアの使用態様を反転させることに
より、連続ページプリントを行なう。この間、プ
リンタ20に出力にはイメージの欠落はない。
尚、上記“一部バツフア方式”に従つた制御で
は、実装したメモリのうちバツフアとして使用す
る領域が比較的少なくて済むことから、その残り
領域には、第3図に示すような種々の処理のプロ
グラムが格納されるよう割当てられる。従つて、
上記プリンタ制御(一部バツフア方式)の間、並
列的に他のジヨブが実行される。
一方、プリント要求フアイルについての上記調
査の結果、一部にでも48msec.を越える部分があ
れば、原則的に“全バツフア方式”に従うことに
なるが、この制御に先立つて“全バツフア方式”
に従つた制御が可能か否かの判別を行なう。
この判別は、制御対象となるプリンタ20の解
像度、実装しているメモリの容量、当該プリント
要求フアイルによつて指定されるプリントに要す
る用紙サイズに基づいてなされる。
<具体的な判別例> 実装メモリ容量 ……2M Byte プリンタ20の解像度 ……12本/mm 用紙サイズ ……B4 B4フルサイズ1ページ分のデータを格納す
るのに必要なメモリ容量は 257(mm)×364(mm)×122=1.6M Byte となり、本来のプリンタ制御に必要なプログラ
ム等の格納に要する容量が、例えば、280K
Byte程度であることを考慮しても、実装メモ
リ内にB4フルサイズ1ページのデータを格納
することが可能となる。
この場合、“全バツフア方式”に従つた制御
が可能であると判別する。
実装メモリ容量 ……2M Byte プリンタ20の解像度 ……12本/mm 用紙サイズ ……A3 A3フルサイズ1ページ分のデータを格納す
るのに必要なメモリ容量は 420(mm)×297(mm)×122=2.2M Byte となり、本来のプリンタ制御に必要なプログラ
ムと共に当該A3フルサイズ1ページ分のデー
タをメモリに格納することができない。
この場合、“全バツフア方式”に従つた制御
が可能でないと判別する。
実装メモリ容量 ……2M Byte プリンタ20の解像度 ……8本/mm 用紙サイズ ……A3 A3フルサイズ1ページ分のデータを格納す
るのに必要なメモリ容量は、 420(mm)×297(mm)×82=980K Byte となり、A3フルサイズ1ページ分のデータを
プリンタ制御に必要なプログラム(例えば、
280K Byte程度)と共にメモリに格納するこ
とが可能となる。
この場合、“全バツフア方式”に従つた制御
が可能であると判別する(の場合に対して制
御対象となるプリンタ20の解像度が低下する
ことにより全バツフア方式の制御が可能とな
る)。
上記のような判別処理の結果、全バツフア方式
に従つた制御が可能でないとなつた場合には、当
該プリント要求フアイルについては、プリント処
理を行なわず、その旨をモニタ用のデイスプレイ
装置23に表示し、次のジヨブに移行する。
一方、全バツフア方式に従つた制御が可能であ
ると判別した場合に、当該方式に従つた制御が開
始される。
この全バツフア方式では、例えば第3図に示す
ような他のタスクへの割込みを行ない、各タスク
のループを一旦止め、当該タスク自身と関連のデ
ータ、テーブル等をメモリから磁気デイスク装置
22に退避させ、プリントすべきデータを格納す
るバツフア領域を確保する。ただし、この停止し
たタスクに対する最低限の代替タスク、例えばプ
リント中に発生したプリンタ20の紙詰り等最低
限の処理を行なうタスクを実行させ得る状態は確
保される。
この状態で、指定された1ページ分のプリント
すべきデータが一旦全部当該バツフア領域に書込
まれる。そして、当該データの書込みが終了した
後、そのデータをプリンタ20が要する一定速度
にて順次送出する。これに従つてプリンタ20か
らはプリント要求フアイルに基づいたプリントア
ウトがなされる。このとき、イメージの欠落はな
い。
以後、同様に、指定された1ページ分のデータ
がバツフアに書込まれる毎に、そのデータがプリ
ンタ20に一定の速度で送出され、それに基づく
プリンタ20でのプリントアウト処理がなされ
る。
尚、この全バツフア方式に従つた制御が終了し
たときには、前記割込みの処理の逆の処理を行な
つて当該割込み状態を解除し、その後、次のジヨ
ブに移行する。
上記実施例におけるシステムにおいて、対象と
なるプリンタ20の解像度、あるいは実装される
メモリの容量が異なる場合であつても、制御装置
21はその点について特別の対処をせず、全く上
記と同様の処理を実行する。この場合、制御上の
不都合は発生しない。ただ、“全バツフア方式”
に従つた制御が可能でない場合に、上記と同様モ
ニタ用のデイスプレイ23にその旨が表示される
だけである。
尚、“全バツフア方式”において、メモリ上に
確保されるバツフアの容量が、例えばB4に対応
したものである場合、指定される用紙サイズが
B5になると、2ページ分のデータを1度に格納
することが可能になり、プリント処理に際したス
ループツトの低下が軽減される。
また、“一部バツフア方式”において、設定さ
れるバツフア領域は上記実施例のように2つでな
く、3つ以上備えることも可能である。
バツフア領域が3つ以上の場合は、たとえ、1
つのバツフアについてイメージが複雑でそのため
書込み等に時間がかかつて48msec.(S)を越え
ることがあつても、他のバツフアがその分を補う
ことができる。
例えば、バツフア領域を3つ設定した場合、1
つの場合に書込む最大許容時間は、前記の例と同
様に、1ライン走査時間=1mSEC.、n=48ライ
ンとすれば、 48msec.(S)×(3−1) となる。しかし、このように、3つ以上バツフア
領域を設定した場合には、許容時間ぎりぎりのバ
ツフアが2つ以上連続することはできない。従つ
て、一般的にいえば、バツフアの転送時間を
Smsec.となれば、バツフアがこのように3つ以
上の場合は (バツフアの数−1)×Smsec. の許容時間を越えるか否かが“一部バツフア方
式”を選ぶか否かの基準となる。また、バツフア
生成時間がSmsec.以下の場合は、その直前まで
に消費したバツフアを回復させることができる。
このように、“一部バツフア方式”におけるバ
ツフアの数については種々の変形が可能である。
また、上記実施例では、プリント要求フアイル
が回線10を介して供給される場合についてのも
のであつたが、他の入力系を介して供給されるも
のであつても良い。
更に、“全バツフア方式”に従つた制御が可能
でないと判別したときの処理は、その旨の警告表
示の他、強制的に解像度を低下させた状態での制
御、あるいは、イメージを強制的に縮小させた状
態での制御等、他の制御方式も取り得る。
[考案の効果] 以上説明してきたように、本考案によれば、接
続されるプリンタの解像度、プリントに要する用
紙サイズ、使用可能なバツフアメモリ容量がいか
なるものであつても、プリントすべきデータを所
定量バツフアメモリに書き込んだ後にそのデータ
をプリンタ側に送出するといつた第2の制御手段
での制御不能状態を回避できるようになる。従つ
て、システム構築に際して、汎用的な使用を可能
とするプリンタ制御装置が実現される。
また、本考案のよれば、通常は、外部から供給
されるプリント要求フアイルに基づいたプリント
すべきデータをプリンタ制御用のプログラムのメ
モリを兼用するバツフアメモリの一部に書込みな
がら当該バツフアメモリから読み出してプリンタ
側に送出する第1の制御手段に基づいて、プリン
タを制御することができるので、当該第1の制御
手段によるプリンタの制御には、プリンタ制御用
のプログラムのメモリを兼用するバツフアメモリ
の一部を使用すれば済むため、バツフアメモリの
他の部分は、プリンタの動作制御に使用すること
ができ、プリンタの効率の良い制御とともに、高
速のプリントを行うことができる。
さらに、本考案によれば、プリント要求フアイ
ルの内容に基づいて上記第1の制御手段に制御で
はデータの欠落が発生すると判断された場合に
は、第2の制御手段によつてバツフアメモリの容
量を最大限に利用して、プリントすべきデータの
書込み及び送出を行うことができ、複雑な内容の
データのプリントをも確実に行うことができる。
また、本考案によれば、判別手段によつて第2
の制御手段を有効にし得るか否かを判別し、この
判別手段が上記第2の制御手段を有効にし得ない
と判別したときには、禁止手段によつて機能選択
手段での第2の制御手段の機能選択を強制的に禁
止するように構成したので、プリンタの制御装置
が有するバツフアメモリを最大限利用しつつ、し
かもバツフアメモリを最大限利用した第2の制御
手段による制御が最終的に不可能な場合にのみ、
当該第2の制御手段にょる制御を禁止することが
でき、プリンタにおいて、プリント漏れ等が発生
するのを確実に防止することができるとともに、
使用可能なバツフアメモリ容量がいかなるもので
あつても、ネツトワークを構成してプリンタを汎
用的に使用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を示すブロツク図、第2
図は本考案に係るプリンタ制御装置をネツトワー
ク内にて共用する場合の全体構成例を示す図、第
3図及び第4図は各種処理の流れを示すフローチ
ヤート、第5図はプリント要求フアイルの事前ス
キヤンをイメージ化した図、第6図はバツフアに
文字が書かれている状態を示す図である。 符号の説明、1……プリント要求フアイル、2
……バツフアメモリ、3……プリンタ、4……第
1の制御手段、5……第2の制御手段、6……機
能選択手段、7……判別手段、8……禁止手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外部から供給されるプリント要求フアイルに基
    づいたプリントすべきデータをプリンタ制御用の
    プログラムのメモリを兼用するバツフアメモリの
    一部に書込みながら当該バツフアメモリから読み
    出してプリンタ側に送出する第1の制御手段と、
    当該プリントすべきデータを所定量上記バツフア
    メモリに書込んだ後にそのデータをプリンタ側に
    送出する第2の制御手段と、プリント要求フアイ
    ルの内容に基づいて上記第1の制御手段による制
    御ではデータの欠落が発生すると判断した場合に
    は第2の制御手段の機能を有効にする機能選択手
    段と、プリントに要する用紙のサイズと対象とな
    るプリンタの解像度から算出したバツフアメモリ
    として必要なメモリ容量と、バツフアメモリとし
    て使用できる実装メモリの容量とを比較して第2
    の制御手段を有効にし得るか否かを判別する判別
    手段と、この判別手段が上記第2の制御手段を有
    効にし得ないと判別したときに上記機能選択手段
    での第2の制御手段の機能選択を強制的に禁止す
    る禁止手段とを備えたことを特徴とするプリンタ
    制御装置。
JP16819386U 1986-11-04 1986-11-04 Expired - Lifetime JPH0534039Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16819386U JPH0534039Y2 (ja) 1986-11-04 1986-11-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16819386U JPH0534039Y2 (ja) 1986-11-04 1986-11-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6376946U JPS6376946U (ja) 1988-05-21
JPH0534039Y2 true JPH0534039Y2 (ja) 1993-08-30

Family

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JP2514428B2 (ja) * 1989-06-05 1996-07-10 キヤノン株式会社 出力制御方法および装置
JP2828741B2 (ja) * 1990-06-25 1998-11-25 キヤノン株式会社 画像処理装置

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