JPH0533930Y2 - - Google Patents

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JPH0533930Y2
JPH0533930Y2 JP1989035957U JP3595789U JPH0533930Y2 JP H0533930 Y2 JPH0533930 Y2 JP H0533930Y2 JP 1989035957 U JP1989035957 U JP 1989035957U JP 3595789 U JP3595789 U JP 3595789U JP H0533930 Y2 JPH0533930 Y2 JP H0533930Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、重鎮を吊下した糸の振れ、すなわち
振り子現象を素早く止める振れ止め具と、この振
れ止め具を備えた下げ振り用の糸巻に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来から、施工部の垂直度を確認するための道
具として下げ振りが使用されており、糸巻ケース
から繰り出した糸の先端に重鎮を吊下して垂直度
を計つている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記下げ振りにおいて、糸の長さは4〜5m、
重鎮の重さは1Kg程度にまで及び、重鎮を吊下し
た糸の振れが自然に止まるのを待つていたのでは
作業がなかなか進行しない不都合がある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は以上の点に鑑み、糸の振れを早期に止
めることを目的とするもので、この目的を達成す
るため、第1請求項に示すように、水平方向に延
びる本体に、重鎮を吊下した糸が挿通される幅狭
の糸挿通部と、前記本体の一端であつて永久磁石
を内蔵した磁気吸着部とを設け、この磁気吸着部
は、前記糸挿通部内での前記糸の静止位置を通る
鉛直線を中心軸とする円筒面状に形成されている
ことを特徴とする振れ止め具を考案した。また第
2請求項のとおり、糸を捲回するドラムを内装し
たケースに、請求項1に記載した振れ止め具を、
前記ケースと振れ止め具の双方に形成した係合部
を介して着脱自在に取り付けた下げ振り用糸巻を
提供するものである。
〔作用〕
第1請求項の振れ止め具は、その一端の磁気吸
着部において、磁性体からなる相手材の鉛直な壁
面に吸着される。すなわち重鎮を吊下した糸を糸
挿通部に通して当該振れ止め具を相手材に吸着さ
せると、丁度、糸の中程を手指で摘んだように糸
の振れを抑えることができる。すなわち、前記磁
気吸着部が前記糸挿通部内での糸の静止位置を通
る鉛直線を中心軸として円筒面状に形成されてい
るので、振れ止め具本体は糸の振れに従動して略
水平に揺動し、これに伴つて相手材の壁面に対す
る磁気吸着部の吸着位置が周期的に変化するの
で、振動エネルギーを吸収して糸の振れを抑える
ことができる。
第2請求項の下げ振り用糸巻は、糸を捲回する
ドラムを内装したケースの上記振れ止め具を着脱
自在に取り付けたものであり、施工部の垂直度確
認作業をするに際して上記振れ止め具を利用して
糸の振れを抑えることができる。
〔実施例〕
つぎに本考案の実施例を図面に従つて説明す
る。
第1図ないし第3図に示すように、全体を符号
1で示した振れ止め具は、合成樹脂製の本体2と
同じく合成樹脂製の蓋体3と、永久磁石4と、該
永久磁石4を上下から挟んだ2枚の金属ヨーク
5,5をビス6をつかつて一体に組み付けてな
り、本体2には、重鎮22を吊下した糸14(第
6図参照)が挿通される幅狭の糸挿通部7が貫通
形成され、また、本体2の一端には、前記永久磁
石4とヨーク5,5による磁気吸着部8が、前記
糸挿通部7内での前記糸14の静止位置Pを通る
鉛直線を中心軸とする円筒面状に形成されてい
る。
第4図および第5図に示すように、下げ振り用
糸巻は、厚さ方向(第5図における左右方向)に
2分割され、複数のビス(図示せず)によつて組
立・分割自在になる合成樹脂製のケース11を有
し、該ケース11の内部に、枢軸12と、外周に
糸14を捲回した回転ドラム13と、該ドラム1
3を糸14を巻き戻す方向に回転させる渦巻きバ
ネ15を設置され、糸14を複数の摺動体(ピ
ン)を立設した抵抗調節機構16を介して糸繰出
部17から外部へ導出している。ケース11の一
側に、永久磁石19の左右に金属ヨーク20,2
0を吸着した取付部18が嵌め込まれ、これによ
り当該糸巻は鉄骨などの磁性体製相手材の所望箇
所に着脱自在に取り付けられる。糸繰出部17は
取付時に相手材から50mm離れる位置に設けられて
おり、糸14を相手材から50mm離して垂下させ
る。ケース11の下部に、前記振れ止め具1を着
脱自在に収容する収容部21が設けられ、この着
脱は振れ止め具1の本体2に設けた3つの爪部2
a,2b,2cをそれぞれケース11の下部に対
応形成した段差部11a,11bに係合すること
により行なわれるようになつている。
第1図ないし第3図の説明に戻つて、振れ止め
具1の本体2には一端部2cから長手方向へ向け
て左右の側壁部2d,2dが延びており、この側
壁部2d,2dの間隔が途中から挟められて幅狭
の糸挿通部7が設けられている。左右の側壁部2
d,2dは互いの先端で一体に繋がつている。左
右の側壁部2d,2dの内側面には磁気吸着部8
から50mmのところにマーク2e,2eが凹設さ
れ、この50mmのところを中心として磁気吸着部8
は中心角約20度の円弧形に設定され、更にその左
右両端を直線的に斜めにカツト8a,8aされて
いる。円弧部分において、金属ヨーク5,5と永
久磁石4の各端面はそれぞれ本体2と蓋体3の端
面より僅かに後退配置されており、、当該振れ止
め具1を落下させない吸着力を有することを前提
として相手材に対し弱い力で吸着するようになつ
ている。これに対して、左右のカツト8a,8a
部分では、金属ヨーク5,5の端面が本体2と蓋
体3の各端面より突出した状態に配置され、相手
材に対して直接強く吸着するようになつている。
上記構成の振れ止め具1を備えた糸巻をつかつ
て施工部の垂直度を計るに際しては、第6図に示
すように、糸巻ケース11を磁性体製の相手材2
3の所望箇所に吸着させ、重鎮22を吊下した糸
14を必要な長さだけ繰り出して垂らし、振れ止
め具1をケース11から外して糸14に沿つて下
方に移動させ、長手方向に反対に向けて相手材に
吸着させ、これ振れ止め具1の働きによつて糸1
4の振れを早期に止める。振れ止め具1は円弧形
の磁気吸着部8を有してその中心角(約20度)の
範囲で揺動可能となつており、糸14の振れに従
つて揺動しながら一種の抵抗として作用して糸1
4の振れを有効に抑える。また、磁気吸着部8
が、糸14の静止位置となる点Pを通る鉛直線を
中心とする円筒面であることから、前記揺動時に
おける点Pの軌跡は、第2図に破線P′で示すよう
に、相手材の壁面と平行な直線となり、すなわち
点Pは、本体2が左右に傾斜状態にあるか否かに
拘らず前記壁面から常に一定距離(本実施例では
50mm)に位置する。このため、当該振れ止め具1
を必ずしもケース1の真下に吸着させなくても正
しく作業を行なうことができる。中心角の範囲を
超える大きな振れがあつた場合、振れ止め具1は
カツト8a,8a部分で、相手材に強く吸着し、
当該振れ止め具1がこれ以上大きく揺れて落下す
るのを防止することができる。
第6図に示したように、ケース11から繰り出
した糸14を振れ止め具1を通してから重鎮22
に繋ぐと、振れ止め具1の中空部より重鎮22の
方が大きいため、振れ止め具1を引き抜くことは
できない。したがつてケース11、振れ止め具1
および重鎮22を常に一体物として扱うことがで
き、作業に便宜を提供することができる。但し、
場合によつて振れ止め具1を使つたり使わなかつ
たりして振れ止め具1を取り外す必要があるとき
は側壁部2dに予め一部切断部分を設けてここか
ら当該振れ止め具1を取り外すようにしてもよ
い。また上記実施例において、ケース11の外部
上壁11aは糸繰出部17を中心とする半径85mm
の円弧となつており、その中心角約13度の範囲
で、当該糸巻を施工部の天井に吸着させて使うこ
ともできる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、重鎮を吊
下した糸の振れを早く止めることができ、振れ止
め具が相手材の鉛直な壁面に磁気吸着されるもの
であるため、重鎮の下端を注視するための視野を
遮ることがなく、また、振れ止め具を下げ振り用
糸巻に着脱自在に取り付けたことによつて使い勝
手が良く、しかも、振れ止め具は前記壁面と平行
な軌跡を描いて揺動するものであるため、壁面へ
の吸着に際しては下げ振り用糸巻の真下に正確に
吸着する必要がなく、作業を容易化することがで
きる。することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る振れ止め具の斜
視図、第2図は平面図、第3図は縦断面図、第4
図は糸巻のケース半体を取り除いて内部構造を示
した正面図、第5図は側面図、第6図は使用状態
説明図である。 1……振れ止め具、2……本体、2a,2b…
…爪部、2d……側壁部、3……蓋体、4,19
……永久磁石、5,20……ヨーク、6……ビ
ス、7……糸挿通部、8……磁気吸着部、8a…
…カツト、11……ケース、11a……外部上
壁、12……枢軸、13……ドラム、14……
糸、15……渦巻きバネ、16……抵抗調節機
構、17……糸繰出部、18……取付部、21…
…収容部、22……重鎮、23……相手材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 水平方向に延びる本体に、重鎮を吊下した糸
    が挿通される幅狭の糸挿通部と、前記本体の一
    端であつて永久磁石を内蔵した磁気吸着部とを
    設け、この磁気吸着部は、前記糸挿通部内での
    前記糸の静止位置を通る鉛直線を中心軸とする
    円筒面状に形成されていることを特徴とする振
    れ止め具。 2 糸を捲回するドラムを内装したケースに、請
    求項1に記載した振れ止め具を、前記ケースと
    振れ止め具の双方に形成した係合部を介して着
    脱自在に取り付けたことを特徴とする下げ振り
    用糸巻。
JP1989035957U 1989-03-29 1989-03-29 Expired - Lifetime JPH0533930Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989035957U JPH0533930Y2 (ja) 1989-03-29 1989-03-29

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JP1989035957U JPH0533930Y2 (ja) 1989-03-29 1989-03-29

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Publication Number Publication Date
JPH02128516U JPH02128516U (ja) 1990-10-23
JPH0533930Y2 true JPH0533930Y2 (ja) 1993-08-27

Family

ID=31541762

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JP1989035957U Expired - Lifetime JPH0533930Y2 (ja) 1989-03-29 1989-03-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4717668U (ja) * 1971-03-29 1972-10-30
JPS5151755U (ja) * 1974-10-15 1976-04-20

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02128516U (ja) 1990-10-23

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