JP3018134U - 下げ振り分銅の振れ止め制御装置 - Google Patents

下げ振り分銅の振れ止め制御装置

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JP3018134U
JP3018134U JP1995005598U JP559895U JP3018134U JP 3018134 U JP3018134 U JP 3018134U JP 1995005598 U JP1995005598 U JP 1995005598U JP 559895 U JP559895 U JP 559895U JP 3018134 U JP3018134 U JP 3018134U
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Application number
JP1995005598U
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English (en)
Inventor
逸雄 韮澤
Original Assignee
株式会社ニラサワ
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 下げ振り分銅の静止をきわめて短時間で静止
せしめ、さらに測定値を1回ののぞき見だけで十分測定
ができるようにすると共に、分銅の逆さによる抜出を防
止せしめたものである。 【構成】 支持部の間隙部に嵌挿させた回転体を軸杆を
もって回転自在に取着し、回転体の下方部に嵌挿孔を有
する振れ止め部を取着し、前記嵌挿孔に下げ振り分銅を
挿入し、読取り部と拡大ミラー部と、分銅抜出防止杆と
をもって構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、下げ振り分銅の振れ止め制御装置の分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の下げ振り分銅の振れ止め装置は、分銅の揺れを止め静止させるまでの所 要時間が著しく長かった。
【0003】 さらに下げ振り分銅は、本尺、副尺とを逆さにすると、抜け落ちるおそれがあ った。
【0004】 また読取り部の目盛りが読取りにくゝ、正面から1回と、左右何れかの方向か ら1回、計2回見ないと正確な測定ができなかった。
【0005】
【本考案が解決しようとする課題】
本考案は、第1に従来の下げ振り分銅の揺れを止め静止させ垂直または鉛直を 測定するまでの所要時間よりも、著しく短時間にて測定ができるようにしたこと 、第2に本考案は、垂直または鉛直の測定値を正面、左右両側の何れか一面を1 回みるだけで読取ることができるようにしたこと、第3に下げ振り分銅が逆さに なっても、抜出したりしないようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ケース状本尺内に吊り糸を介して吊り下げる下げ振り分銅による垂 直及び鉛直測定装置において、
【0007】 間隙部付き逆U形状支持部を構成する外側囲み板部に、下方縁部の中央に凹部 を有する横長状の窓孔を形成し、前記外側囲み板部と対向する内側囲み板部を本 尺の側壁部に取着し、前記支持部の間隙部に嵌挿せしめた回転体の中心部を貫通 し、且頭部が窓孔より飛出する軸杆を前記支持部の内外側囲み板部に装着し、間 隙部に嵌挿する回転体の下方部に、吊り糸に吊り下げられた分銅が挿入可能な嵌 挿部を有する分銅振れ止め部の端部を取着し、下げ振り分銅の下方部に垂直読取 り部を、前記読取り部の下方に傾斜状の拡大ミラー部を本尺の側壁部に夫々取着 した下げ振り分銅の振れ止め制御装置である。
【0008】 また本考案は、前記振れ止め部が楕円形状をもって形成した下げ振り分銅の振 れ止め制御装置である。
【0009】 さらに本考案は、前記下げ振り分銅を挿入する分銅振れ止め部の下方に位置す る前記分銅の外周部に鍔部を形成し、前記振れ止め部と鍔部との間に介在し、且 分銅の外側面部に接近する状態にして、抜出防止杆を側壁部に取着せしめた下げ 振り分銅の振れ止め制御装置である。
【0010】
【作用】
本考案の作用を説明すると以下のとおりである。
【0011】 立てた柱の垂直度合いをみる場合には、本考案の下げ振り分銅の振れ止め制御 装置を装着する本尺の上下方の副尺を床より天張りまで引き伸ばし、副尺の側壁 部に形成されている墨出しラインを合わせてやる。
【0012】 さらに間柱を立てるときは、ケース体の墨出しラインで床と天張りとに印をつ けてやる。
【0013】 しかる後上記の本尺、副尺を伸縮調整をして被測定柱の側面部等に密着してや る。その際分銅振れ止め部の嵌挿部内に挿入されている分銅は、左右前後方向に 揺動している。しかし前記の分銅は、左右方向にしか運動しない振れ止め部によ って分銅の前後方向の揺動が3〜4回繰返えされ、左右方向への分銅の運動が回 転体を揺動する、いわゆる左右方向への揺動に限定され、揺動が急速に変化する 。その際回転体の底部に取着する軸杆の頭部が、窓孔を構成するV形状下方縁部 を3〜4回移動し、その凹部内に嵌り込んで分銅の揺動が確実に停止状態になる 。
【0014】 以上のように、下げ振り分銅の揺動は、前後方向の揺動を短時間で静止せしめ 、回転体の回転方向である左右方向への揺動を、中央凹部へ軸杆の頭部が嵌り込 んで、より一層前記分銅の静止を早めるようにした。
【0015】 さらに本考案は、拡大ミラーを装着したので、前記分銅の下方先端部の位置を 拡大してみられるので、一側面よりみるだけで垂直度を1回で測定できる。
【0016】 また本尺、副尺の逆さと共に前記分銅が逆さになっても、抜出防止杆によって 鍔部が係止し、前記分銅が抜出したりしない。
【0017】
【実施例】
本考案の実施例を説明すると以下のとおりである。
【0018】 aはケース状本尺、bは本尺aの上下方にネジ1を介して伸縮状態に装着せし めた副尺である。2は本尺aを構成する側壁部、3は間隙部4を有する逆U形状 の支持部である。そして前記支持部3は外側囲み板部5と内側囲み板部6とを有 し、さらに外側囲み板部5には、横長状の窓孔7を形成し、且窓孔7を構成する V形状下方縁部8の中央に中央凹部9を形成する。前記窓孔7は外側囲み板5に だけ形成する。前記軸杆10は、回転体11が間隙部4に嵌挿した際、回転体1 1の中心部を貫通し、頭部が窓孔7より飛出するようにし、基部を内側囲み板部 6に突設する。前記支持部3は本尺aの側壁部2に取着する。
【0019】 12は吊り糸13によって吊り下げられた下げ振り分銅である。14は分銅1 2の外周に形成した鍔部である。また分銅12の下方先端部15は尖状にしない 。
【0020】 16は回転体11の下方に取着した分銅12が挿入可能な形状の嵌挿孔17付 き振れ止め部である。前記振れ止め部16の嵌挿孔17は楕円形状にて形成して もよい。
【0021】 18は分銅12の下方部に装着した垂直読取り部、19は目盛である。
【0022】 20は前記垂直読取り部18の下方に傾斜状に側壁部2に取着した拡大ミラー 部である。
【0023】 21は振れ止め部16と分銅12の鍔部14との間に介在させた抜出防止杆で あり、通常2本側壁部2に取着する。
【0024】 22は透明なのぞき窓、23は柱、24は床面である。
【0025】
【効果】
本考案は以下に示す効果を奏する。
【0026】 本考案は、軸杆によって支持する回転体の下方部に取着した振れ止め部の嵌挿 孔に下げ振り分銅を挿入したので、測定時における分銅の揺動方向である左右、 前後の各方向の中、殊に前後方向の揺動が、前記振れ止め部によって急速に阻止 され、他方左右両側方向の揺動だけが回転体の回転方向に比例しながら、軸杆の 頭部が内側囲み板部の窓孔の下方縁部に沿って移動し、最後に中央凹部に嵌り込 み、この嵌り込みによって前記分銅を静止させ、その結果きわめて短時間で垂直 測定等ができる利点を有している。
【0027】 さらに本考案は、拡大ミラー部の取着によって、測定値を拡大してみることが できるので、1回ののぞき見で十分足りる利点を有している。
【0028】 また本考案は、分銅に鍔部を形成すると共に、抜出防止杆を側壁部に取着した ので、本尺等が逆さになっても、分銅の抜け出しを防止させることができる利点 を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案下げ振り分銅の振れ止め制御装置を有す
る本尺及び副尺の一部切欠縦断面図である。
【図2】同装置の一部切欠拡大斜面図である。
【図3】同装置の一部切欠拡大横断面図である。
【図4】同装置の一部切欠拡大正面図である。
【図5a】本尺に対し副尺を縮小せしめた状態の側面図
である。
【図5b】本尺に対し副尺を伸脹せしめた状態の側面図
である。
【図6】本尺と副尺との接続部分の拡大横断面図であ
る。
【図7】本尺の一部切欠拡大斜面図である。
【符号の説明】
a・・・本尺 b・・・副尺 1・・・ネジ 2
・・・側壁部 3・・・支持部 4・・・間隙部
5・・・外側囲み板部 6・・・内側囲み板部
7・・・窓孔 8・・・下方縁部 9・・・中央凹
部 10・・・軸杆 11・・・回転体 12・
・・下げ振り分銅 13・・・吊り糸 14・・・鍔部 15・・・下方先端部 16・・
・振れ止め部 17・・・嵌挿孔 18・・・垂直
読取り部 19・・・目盛 20・・・拡大ミラー
部 21・・・抜出防止杆 22・・・のぞき窓
23・・・柱 24・・・床面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース状本尺内に吊り糸を介して吊り下げ
    る下げ振り分銅による垂直及び鉛直測定装置において、 間隙部付き逆U形状支持部を構成する外側囲み板部に、
    下方縁部の中央に凹部を有する横長状の窓孔を形成し、
    前記外側囲み板部と対向する内側囲み板部を本尺の側壁
    部に取着し、前記支持部の間隙部に嵌挿せしめた回転体
    の中心部を貫通し、且頭部が窓孔より飛出する軸杆を前
    記支持部の内外側囲み板部に装着し、間隙部に嵌挿する
    回転体の下方部に、吊り糸に吊り下げられた分銅が挿入
    可能な嵌挿部を有する分銅振れ止め部の端部を取着し、
    下げ振り分銅の下方部に垂直読取り部を、前記読取り部
    の下方に傾斜状の拡大ミラー部を本尺の側壁部に夫々取
    着したことを特徴とする下げ振り分銅の振れ止め制御装
    置。
  2. 【請求項2】前記振れ止め部が楕円形状をもって形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の下げ振り分銅の振れ
    止め制御装置。
  3. 【請求項3】前記下げ振り分銅を挿入する分銅振れ止め
    部の下方に位置する前記分銅の外周部に鍔部を形成し、
    前記振れ止め部と鍔部との間に介在し、且分銅の外側面
    部に接近する状態にして、抜出防止杆を側壁部に取着せ
    しめたことを特徴とする請求項1記載の下げ振り分銅の
    振れ止め制御装置。
JP1995005598U 1995-05-16 1995-05-16 下げ振り分銅の振れ止め制御装置 Expired - Lifetime JP3018134U (ja)

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