JPH0749379Y2 - 下げ振りにおける鉛直指示機構 - Google Patents

下げ振りにおける鉛直指示機構

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Publication number
JPH0749379Y2
JPH0749379Y2 JP5316693U JP5316693U JPH0749379Y2 JP H0749379 Y2 JPH0749379 Y2 JP H0749379Y2 JP 5316693 U JP5316693 U JP 5316693U JP 5316693 U JP5316693 U JP 5316693U JP H0749379 Y2 JPH0749379 Y2 JP H0749379Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
lever
plumb bob
weight
pointing mechanism
cylinder
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP5316693U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0723220U (ja
Inventor
貞夫 丹羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MYZOX CO., LTD.
Original Assignee
MYZOX CO., LTD.
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、構造物の鉛直を簡便に
測定したり、鉛直線上の点を構造物にマークしたりする
ときに用いる下げ振りにおける鉛直指示機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、筒体内に糸で重錘を吊り下げ、筒
体下端部の目盛り中央に重錘の尖端を合致させて構造物
の鉛直をみることができるようにした下げ振りが知られ
ている(例えば、実公昭53-51179号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、この種の下
げ振りにおいては風等の影響を防ぐために重錘を筒体内
に収容した構造となっていことから、重錘の視認性が悪
く、作業者はしゃがんで筒体内を覗き込んで重錘尖端の
指し示す位置を確認せざるを得ず、作業性が良くなかっ
た。
【0004】そこで本考案は、作業者が下げ振りの筒体
外の指示針を見れば外筒の傾きを容易に知り得るように
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、次のような下げ振りにおける鉛直指示機構を創り
出した。すなわち、本考案は、下端部に窓孔が形成され
て直立する筒体には該窓孔を臨む筒体内位置に重錘が糸
で吊り下げられて成る下げ振りにおける鉛直指示機構で
あって、前記重錘には前記窓孔から突出するレバーを前
記糸の軸線回りに回動自在に取付け、該レバーの前記窓
孔から突出した先端部には前記軸線方向に延びる指示針
を設ける一方、前記筒体には、前記レバーをレバー長手
方向に移動自在かつ略水平面内で回動自在に支える支持
部材を設けるとともに、前記指示針に近接対向する位置
に該指示針の基準位置を示す表示部材を設けたことを特
徴としている。
【0006】
【作用】直立する筒体を傾けると、筒体に対して相対的
に重錘が振れることになるためレバーが振れ、筒体から
突出しているレバー先端部の指示針も振れる。このと
き、レバーが支持部材にて支えられているため重錘の過
剰な動きは制約を受けて指示針が静止し易くなってい
る。そして、表示部材が示す基準位置に対する指示針の
振れを見れば筒体の傾き(構造物の鉛直)を容易に測定
することができる。
【0007】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1に示すように、下げ振り1は、横断面四角
形の真直な外筒2の中に横断面四角形の内筒3が軸線方
向に摺動自在に収納されて成り、使用時には外筒2内か
ら内筒3を適宜に伸長する構成とされている。そして、
外筒2の上端部において側板2aには当て板4が取り付
けられ、当て板4に形成されたねじ穴に止め具5がねじ
込まれている。すなわち、止め具5のねじ部をねじ込ん
でその先端を内筒3の側面3aに押し当てることによっ
て内筒3を任意の位置で固定できるようになっている。
【0008】また、外筒2の側板2aに隣接する側板2
bと内筒3の側板3bとにはL字状の当接片6a,6b
が取り付けられている。この当接片6a,6bは、それ
ぞれの先端を測定対象物に当接させるためのものであ
る。そして、内筒3の天井の糸掛け部3cからは糸7が
垂下され、糸7の先端に重錘8が吊り下げられている。
なお、糸掛け部3cで折り返された糸7の他端は、図示
されない長さ調整機構に導かれており、外筒2から内筒
3が出没して下げ振り1の全長が変化しても、その変化
量に応じて糸7が繰り出され、重錘8の高さが変わらな
いようになっている。外筒2の側板2b下端部には、重
錘8に対向する位置に窓孔9が形成され、この窓孔9か
らは次述する鉛直指示機構のレバー10が突出してい
る。
【0009】次に、鉛直指示機構について説明する。図
2及び図3に示すように、重錘8の下端部に形成された
凹部にはミニアチュア軸受11が装着され、ミニアチュ
ア軸受11に嵌入された軸12を介してレバー10が糸
7の軸線回りに回動自在に取付けられている。レバー1
0には長手方向に延びる長穴10aが形成され、長穴1
0aを貫通したビス13が、窓孔9の下縁部に取付けら
れた樹脂製の受け台14にねじ込まれている。レバー1
0はビス13を支点として回動自在、かつ長穴10aの
延びる方向に揺動自在に形成されており、このビス13
が本考案でいう支持部材となってレバー10の過剰な動
きを規制している。そして、レバー10の先端部に形成
されて軸12と平行な軸線を有するねじ穴には指示針1
5がねじ込まれていて、指示針15の針先が当接片6a
の上面に近接している。当接片6aの上面には指示針1
5の基準位置を明確にするために×印が表示されてい
る。すなわち、この当接片6aが本考案でいう表示部材
である。なお、×印の相対向する領域(図1に示すR
部)は赤く着色され、残余の部分の地肌から際立つもの
となっている。この×印に代えて適宜な目盛りを表示し
ても良い。
【0010】前記外筒2の窓孔9に対向する側板2cに
は、重錘8全体を眺め得る大きさの点検窓9aが形成さ
れ(図1参照)、点検窓9aには透明アクリルカバー1
6が嵌め込まれている。
【0011】本実施例の下げ振り1を使用するときに
は、先ず、外筒2内から内筒3を引っ張り上げて下げ振
り1を所望の長さにセットする。そして、当接片6a,
6bの先端を測定対象物に当接させると、外筒2及び内
筒3に対して相対的に重錘8が振れることになるためレ
バー10は下げ振り1の傾きに応じて揺動する。したが
って、作業者は、指示針15の挙動を見てその針先を当
接片6aの×印の交点に保てば下げ振り1が鉛直に支持
されていることになるから、天井等に所望のマークを付
けることができる。また、立ったままの姿勢で下げ振り
1の傾き具合を知ることができるから測定対象物の鉛直
度等を測定することが容易にできる。
【0012】なお、上記の実施例においては、軸12の
回動時の摩擦抵抗を小さくするためにミニアチュア軸受
11を用いたが、重錘8に軸12を固定し、この軸12
に対してレバー10を直接あるいはブッシュ等を介して
回動自在に取付けるようにしても良い。また、指示針1
5をレバー10に垂設したが、指示針15を上向きに取
付けても良い。この場合には、当接片6a(表示部材)
をアクリル等の透明材料で形成したうえで指示針15の
上側に設けることが好ましい。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の下げ振り
においては、筒体から突出しているレバー先端部の指示
針を見れば筒体の傾きを知ることができる。したがっ
て、作業者が一々しゃがんで筒体内を覗き込む必要がな
く、作業性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の下げ振りを示す斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図であり、実施例の鉛直指示
機構を示している。
【図3】図2のB−B断面図であり、実施例の鉛直指示
機構を示している。
【符号の説明】
1 下げ振り 2 外筒 3 内筒 6a 当接片(表示部材) 7 糸 8 重錘 9 窓孔 10 レバー 13 ビス(支持部材) 15 指示針

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端部に窓孔が形成されて直立する筒体
    には該窓孔を臨む筒体内位置に重錘が糸で吊り下げられ
    て成る下げ振りにおける鉛直指示機構であって、前記重
    錘には前記窓孔から突出するレバーを前記糸の軸線回り
    に回動自在に取付け、該レバーの前記窓孔から突出した
    先端部には前記軸線方向に延びる指示針を設ける一方、
    前記筒体には、前記レバーをレバー長手方向に移動自在
    かつ略水平面内で回動自在に支える支持部材を設けると
    ともに、前記指示針に近接対向する位置に該指示針の基
    準位置を示す表示部材を設けたことを特徴とする下げ振
    りにおける鉛直指示機構。
JP5316693U 1993-09-30 1993-09-30 下げ振りにおける鉛直指示機構 Expired - Lifetime JPH0749379Y2 (ja)

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JP5316693U JPH0749379Y2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 下げ振りにおける鉛直指示機構

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Publication Number Publication Date
JPH0723220U JPH0723220U (ja) 1995-04-25
JPH0749379Y2 true JPH0749379Y2 (ja) 1995-11-13

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