JPH0886646A - 傾斜測定器 - Google Patents

傾斜測定器

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JPH0886646A
JPH0886646A JP25120494A JP25120494A JPH0886646A JP H0886646 A JPH0886646 A JP H0886646A JP 25120494 A JP25120494 A JP 25120494A JP 25120494 A JP25120494 A JP 25120494A JP H0886646 A JPH0886646 A JP H0886646A
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JP
Japan
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frames
linear
linear frame
frame
measuring instrument
Prior art date
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Pending
Application number
JP25120494A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaharu Yoshisato
高治 吉郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO CONSULTANT KK
Original Assignee
TOYO CONSULTANT KK
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Publication date
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Publication of JPH0886646A publication Critical patent/JPH0886646A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 第1の直線型フレーム2と第2の直線型フレ
ーム3のそれぞれの中央部を互いに回動自在に軸支し、
両直線型フレームのそれぞれの両端部に直線型フレーム
と直角の方向に支持部材4a,4b,5a,5bを固定
して取り付けるとともに、同両端部に支持部材と逆方向
に水位計6a,6b,7a,7bを取り付け、直線型フ
レームの両端部の水位計の下端開口どうしを直線型フレ
ームの内部に通した連通管8により連通させた傾斜測定
器である。前記水位計の水のレベルを所定のレベルに調
整するための調整機構を直線型フレームに取り付ける。 【効果】 2個の直線型フレームの交叉角度を変えるこ
とにより、任意の2方向の水平度を測定することができ
る。水位計のレベル調整機構により、水位計への水の補
給の頻度を減らすことができる。軽量で持ち運びに便利
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工事などに先立ち、家
屋や塀などの工作物の水平度を測定するための傾斜測定
器に関する。
【0002】
【従来の技術】特に家屋に近接して行われる下水道工事
あるいは道路工事等の公共工事においては、土留め矢板
施工時の振動やまた水替えによる地盤沈下等により、し
ばしば工事に起因する家屋損傷などの損失補償の問題が
生じる。
【0003】このような問題に対処するため、従来よ
り、工事着手前に家屋や塀などのいわゆる工作物の事前
調査が行われている。
【0004】この調査の目的は、工事後に家屋の持主よ
り主張される工作物の変形や傾きなどが、本当に工事に
起因するものであるか、あるいは工事前から存在してい
たものであるかを明確にすることであり、そのため、特
に工事後に主張される可能性の高い工作物の変形や傾き
などを中心に調査が行われる。
【0005】工作物の変形や傾きなどの調査の一つとし
て水平度の測定があり、そのための測定器として傾斜測
定器が使用されている。従来一般に使用されている傾斜
測定器は、気泡計を用いる形式のもの、重錘を用いる形
式のもの、および重錘と気泡計を併用する形式のものに
大別される。
【0006】気泡計を用いる測定器の代表的なものは、
測定器の本体をなすフレームなどに気泡計を1個または
直交する方向に2個取り付け、フレームを直接あるいは
フレームの脚部を被測定面に当接させて、そのときの気
泡計の気泡の位置から水平度をみるものである。
【0007】重錘を用いる測定器の代表的なものは、フ
レームの上端から重錘を吊るし、フレームの底面または
脚部を被測定面に当接させて、そのときの重錘の先端あ
るいは吊り糸の下端部の基準位置からのずれ量から、水
平度みるものである。この形式の測定器では、重錘の先
端あるいは糸の下端部の基準位置からのずれ量を機械的
あるいは電気的に検出して表示する計器を取り付けたも
のもある。また、回動式の重錘を用い、重錘と連動して
動く指針により水平度をみるものもある。
【0008】重錘と気泡計を併用する形式のものは、重
錘を用いる形式の測定器の零点調整のために気泡計を取
り付けたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の傾斜測定器のう
ち、気泡計を用いる測定器は、構造が簡単で安価であ
り、また使用方法も簡単で使いやすいという利点があ
る。しかし、測定精度が低いので、概略の水平度を知る
だけでよい場合は簡便な測定器として便利であるが、精
密な測定を必要とする場合には不適格である。
【0010】また、重錘を用いる測定器は、構造も比較
的簡単であり、原理的には測定精度も高い筈のものであ
るが、実際の測定器においては、基準位置の設定が不正
確であったり、使用中に基準位置そのものがずれたりし
て、精度が低下することがあり、また、基準位置からの
ずれ量を目視で読み取る際に読み取り誤差を生じやす
い。また、1回の測定で1方向の水平度しか測定できな
い。
【0011】他方、基準位置からのずれ量を機械的ある
いは電気的に検出して表示する計器を取り付けた測定器
は、測定結果を高い精度で表示することができるが、計
器部分は一種の精密機器であり、乱暴に取り扱われるこ
ともしばしばある土木建築現場などでは、計器に故障が
生じやすいという問題がある。
【0012】本発明は、上記従来の傾斜測定器の問題に
鑑み、構造が比較的簡単で故障が生じ難く、1回の測定
で複数方向の水平度の測定が可能な傾斜測定器を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、第1の直線
型フレームと第2の直線型フレームのそれぞれの中央部
を互いに回動自在に軸支し、両直線型フレームのそれぞ
れの両端部に直線型フレームと直角の方向に支持部材を
固定して取り付けるとともに、同両端部に支持部材と逆
方向に水位計を取り付け、直線型フレームの両端部の水
位計の下端開口どうしを直線型フレームの内部に通した
連通管により連通させた傾斜測定器とすることによって
達成することができる。
【0014】ここで、前記直線型フレームの内部に通し
た連通管に対して同連通管の一部を圧迫する板部材を直
線型フレームの内部に配置し、直線型フレームの外側か
ら前記板部材を連通管に向けて押し付けるねじ込み部材
を直線型フレームに取り付けることができる。
【0015】
【作用】本発明の傾斜測定器を用いて、家屋の床面など
の水平度を測定するときは、各水位計と連通管に水を入
れ、2個の直線型フレームを互いに回動させ、両直線型
フレームを交叉させた姿勢として、両直線型フレームの
それぞれの両端部の支持部材の先端を被測定面に当接さ
せて水平度を測定する。
【0016】測定時に両直線型フレームを、たとえば十
字形に交叉させた姿勢としたときは、直交する2方向に
ついて水平度を測定することができる。交叉角度は任意
に変えることができるので、水平度の測定方向も任意に
変えることができる。
【0017】被測定面が水平でないときは、連通する水
位計どうしのレベルが異なり、このレベル差から水平度
を知ることができる。また、この水位計を用いて傾斜測
定器の零点調整を行うこともできる。
【0018】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す傾斜測定器の斜
視図、図2は水位計のレベル調整機構を示す横断面図で
ある。
【0019】本実施例の傾斜測定器1は、第1,第2の
直線型フレーム2,3と、両直線型フレーム2,3の両
端部に取り付けた支持部材4a,4b,5a,5bおよ
び水位計6a,6b,7a,7bと、水位計どうしを連
通させる連通管8,9とを主要な構成とする。
【0020】直線型フレーム2および3はいずれもアル
ミニウム製の角パイプを加工したものであり、長さ約1
000mmである。この直線型フレーム2および3のそ
れぞれの中央部を互いに回動自在に軸支し、両直線型フ
レーム2,3を互いに回動させて、両直線型フレーム
2,3の交叉角度を任意に変えることができる腕部材3
a,3bは、直線型フレーム2の両端部に直線型フレー
ム2と直角の方向に取り付けている。
【0021】支持部材4a,4bは、第1の直線型フレ
ーム2の両端部に直線型フレーム2と直角の方向に固定
して取り付け、支持部材5a,5bは、第2の直線型フ
レーム3の両端部に直線型フレーム3と直角の方向に固
定して取り付けている。各支持部材4a,4b,5a,
5bは、ねじにより長さ(高さ)調節が可能である。水
平度を測定する際には、これら支持部材4a,4b,5
a,5bを被測定面に当接させて測定する。
【0022】水位計6a,6bは、第1の直線型フレー
ム2の両端部に支持部材4a,4bと逆方向に取り付
け、水位計7a,7bは、第2の直線型フレーム3の両
端部に支持部材5a,5bと逆方向に取り付けている。
【0023】水位計6a,6bの下端開口は、直線型フ
レーム2の内部に通した連通管8により互いに連通して
いる。同様にして、水位計7a,7bの下端開口は、直
線型フレーム3の内部に通した連通管9により互いに連
通している。これら水位計6a,6b,7a,7bを用
いることにより、2方向の水平度を測定することができ
る。なお、図中10は空気抜き用コックである。
【0024】上記構成の測定器1を用いて床面などの水
平度を測定する場合は、水位計6a,6b,7a,7b
に所定のレベルまで水が入っていることを確認したうえ
で、図1に示すように、直線型フレーム2,3を互いに
回動させ、両直線型フレーム2,3を交叉させた姿勢と
して、両直線型フレーム2,3のそれぞれの両端部の支
持部材4a,4b,5a,5bの先端を被測定面に当接
させて水平度を測定する。
【0025】測定時に両直線型フレーム2,3を、図1
に示すように十字形に交叉させた姿勢としたときは、直
交する2方向について水平度を測定することができる。
また、両直線型フレーム2,3の交叉角度を変えること
により水平度の測定方向を任意に変えることができる。
直線型フレーム2,3の向き、すなわち測定方向は、ス
トッパ15と分度器16により容易に設定できる。本実
施例では、30°おきに孔を開けた分度器16を直線型
フレーム2に取り付け、直線型フレーム3に、分度器1
6の孔にスプリングによりボールが圧着するクリックス
トップ式のストッパ15を取り付けており、これにより
30°おきの任意の測定方向を設定できるようにしてい
る。なお、図中11は方位をみる磁気コンパスである。
【0026】測定中は、水位計6a,6b,7a,7b
の上端の空気抜き用コック10を開けておく。被測定面
が水平でないときは、連通する水位計どうしのレベルが
異なり、このレベル差を目盛から読み取ることによって
水平度がわかる。なお、水位計の校正は気泡計12を用
いて行うことができる。
【0027】図2は、水位計6a,6b,7a,7bの
水のレベルを所定のレベルに調整するための調整機構を
示す図である。この調整機構は、直線型フレーム2,3
の内部に通した連通管8,9に対して、同連通管8,9
の一部を圧迫する板部材13を直線型フレーム2,3の
内部に配置し、直線型フレーム2,3の外側から板部材
13を連通管8,9に向けて押し付けるねじ14を直線
型フレーム2,3に取り付けたものである。
【0028】たとえば、水を零すなどして水位計6a,
6bの水量が減少して水のレベルが下がった場合は、ね
じ14をねじ込んで板部材13により連通管8を部分的
に圧迫して連通管8内の水を水位計6a,6bに押し上
げ、水位計6a,6bの水のレベルを所定のレベルに復
帰させる。これにより、水位計への水の補給の頻度を減
らすことができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば以下の効果を奏すること
ができる。
【0030】(1)構造が比較的簡単で故障が生じにく
い。
【0031】(2)2個の直線型フレームの交叉角度を
変えることにより、任意の2方向の水平度を測定するこ
とができる。
【0032】(3)水位計のレベル調整機構により、水
位計への水の補給の頻度を減らすことができる。
【0033】(4)軽量で持ち運びに便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す傾斜測定器の斜視図で
ある。
【図2】 水位計のレベル調整機構を示す横断面図であ
る。
【符号の説明】
1 傾斜測定器 2,3 直線型フレーム 4a,4b,5a,5b 支持部材 6a,6b,7a,7b 水位計 8,9 連通管 10 空気抜き用コック 11 コンパス 12 気泡計 13 板部材 14 ねじ 15 ストッパ 16 分度器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の直線型フレームと第2の直線型フ
    レームを互いに回動自在に軸支し、両直線型フレームの
    それぞれの両端部に直線型フレームと直角の方向に支持
    部材を固定して取り付けるとともに、同両端部に支持部
    材と逆方向に水位計を取り付け、直線型フレームの両端
    部の水位計の下端開口どうしを直線型フレームの内部に
    通した連通管により連通させた傾斜測定器。
  2. 【請求項2】 前記直線型フレームの内部に通した連通
    管に対して同連通管の一部を圧迫する板部材を直線型フ
    レームの内部に配置し、直線型フレームの外側から前記
    板部材を連通管に向けて押し付けるねじ込み部材を直線
    型フレームに取り付けた請求項1記載の傾斜測定器。
JP25120494A 1994-09-19 1994-09-19 傾斜測定器 Pending JPH0886646A (ja)

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JP25120494A JPH0886646A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 傾斜測定器

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Cited By (5)

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