JPH09145365A - 水準器 - Google Patents
水準器Info
- Publication number
- JPH09145365A JPH09145365A JP30743095A JP30743095A JPH09145365A JP H09145365 A JPH09145365 A JP H09145365A JP 30743095 A JP30743095 A JP 30743095A JP 30743095 A JP30743095 A JP 30743095A JP H09145365 A JPH09145365 A JP H09145365A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable leg
- leg
- measurement surface
- fixed
- movable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 測定面の勾配の計測を精度良く行うために
は、大掛かりな装置が必要になり、労力および時間が多
く必要になって工費が嵩んでしまう。 【解決手段】 基準台１２の略中央部上面には気泡１８
が形成されたアルコールとかエーテル等の液体を封入し
た湾曲管２０を取付ける。基準台１２の一端部には、支
点となる定脚１４を下面から突出すると共に、他端部に
は上下に出没可能な可動脚１６を取付ける。可動脚１６
はギア機構２６によってその上下移動を微調整する。可
動脚１６には角度目盛り３８を付して可動脚１６の移動
量を表わすようにする。定脚１４と可動脚１６の先端部
を測定面４０に当接した状態で可動脚１６の突出量を微
調整し、気泡１８が水平状態に位置した状態で角度目盛
り３８を読取る。
は、大掛かりな装置が必要になり、労力および時間が多
く必要になって工費が嵩んでしまう。 【解決手段】 基準台１２の略中央部上面には気泡１８
が形成されたアルコールとかエーテル等の液体を封入し
た湾曲管２０を取付ける。基準台１２の一端部には、支
点となる定脚１４を下面から突出すると共に、他端部に
は上下に出没可能な可動脚１６を取付ける。可動脚１６
はギア機構２６によってその上下移動を微調整する。可
動脚１６には角度目盛り３８を付して可動脚１６の移動
量を表わすようにする。定脚１４と可動脚１６の先端部
を測定面４０に当接した状態で可動脚１６の突出量を微
調整し、気泡１８が水平状態に位置した状態で角度目盛
り３８を読取る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定面の勾配を検
出可能とした水準器に関する。
出可能とした水準器に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、測定面の水平度を測定する簡単
な方法として水準器が用いられる。水準器は一般に知ら
れるように、真直な基準台に気泡を封じ込めた湾曲管を
取付けて構成され、基準台を土台等の測定面に当てた際
に、前記気泡の位置によってこの測定面の水平度を検出
するようになっている。つまり、前記湾曲管には基準台
の水平状態で気泡が水平となる位置に予め印しを付けて
おき、気泡がこの印しに位置している場合に測定面が水
平であり、かつ、気泡が印しからずれている場合に測定
面が傾斜していることが判断できる。
な方法として水準器が用いられる。水準器は一般に知ら
れるように、真直な基準台に気泡を封じ込めた湾曲管を
取付けて構成され、基準台を土台等の測定面に当てた際
に、前記気泡の位置によってこの測定面の水平度を検出
するようになっている。つまり、前記湾曲管には基準台
の水平状態で気泡が水平となる位置に予め印しを付けて
おき、気泡がこの印しに位置している場合に測定面が水
平であり、かつ、気泡が印しからずれている場合に測定
面が傾斜していることが判断できる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の水準器にあっては測定面が水平かどうかを簡易に
測定することができるが、測定面がどの程度の傾斜で勾
配しているかを計測することは不可能である。例えば、
ビルディングの屋上とか屋外駐車場等では雨水がスムー
ズに流れ出るように僅かではあるが所定の勾配が付けら
れている。この勾配を精度良く検出するためにはレーザ
ー光を用いるなどした大掛かりな装置が使用されている
が、もっと簡易な装置の案出が望まれていた。
従来の水準器にあっては測定面が水平かどうかを簡易に
測定することができるが、測定面がどの程度の傾斜で勾
配しているかを計測することは不可能である。例えば、
ビルディングの屋上とか屋外駐車場等では雨水がスムー
ズに流れ出るように僅かではあるが所定の勾配が付けら
れている。この勾配を精度良く検出するためにはレーザ
ー光を用いるなどした大掛かりな装置が使用されている
が、もっと簡易な装置の案出が望まれていた。
【０００４】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、簡単に測定面の勾配を検出できるようにした水準器
を提供することを目的とする。
て、簡単に測定面の勾配を検出できるようにした水準器
を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、基準台に気泡を封じ込めた湾曲管を取付
け、この基準台を測定面に当てた際の前記気泡の位置で
測定面の水平度を検出するようにした水準器において、
前記基準台の一端部に支点となる定脚を突設する一方、
この基準台の他端部に微調整可能に出没する可動脚を取
付け、定脚と可動脚とを測定面に当接した状態で気泡が
水平位置となるように可動脚の突出量を調整し、この可
動脚の突出量で測定面の勾配を検出する構成とする。
めに本発明は、基準台に気泡を封じ込めた湾曲管を取付
け、この基準台を測定面に当てた際の前記気泡の位置で
測定面の水平度を検出するようにした水準器において、
前記基準台の一端部に支点となる定脚を突設する一方、
この基準台の他端部に微調整可能に出没する可動脚を取
付け、定脚と可動脚とを測定面に当接した状態で気泡が
水平位置となるように可動脚の突出量を調整し、この可
動脚の突出量で測定面の勾配を検出する構成とする。
【０００６】以上の構成により本発明の水準器は、基準
台の一端部から突設した定脚と、他端部に取付けた可動
脚とを測定面に当接した状態で、この可動脚の突出量を
微調整して湾曲管の気泡が水平位置になるように調節す
る。この状態で前記測定面が水平にある場合は、前記可
動脚の突出量が定脚の突出量と一致する一方、測定面が
傾斜している場合は、可動脚の突出量によって勾配を検
出することができる。
台の一端部から突設した定脚と、他端部に取付けた可動
脚とを測定面に当接した状態で、この可動脚の突出量を
微調整して湾曲管の気泡が水平位置になるように調節す
る。この状態で前記測定面が水平にある場合は、前記可
動脚の突出量が定脚の突出量と一致する一方、測定面が
傾斜している場合は、可動脚の突出量によって勾配を検
出することができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
を参照して詳細に説明する。図１から図３は本発明の水
準器の一実施例を示し、図１は計測状態にある水準器の
側面図、図２は水準器の要部拡大平面図、図３は計測状
態にある水準器の斜視図である。
を参照して詳細に説明する。図１から図３は本発明の水
準器の一実施例を示し、図１は計測状態にある水準器の
側面図、図２は水準器の要部拡大平面図、図３は計測状
態にある水準器の斜視図である。
【０００８】即ち、本実施例の水準器１０は真直ぐな角
棒状の基準台１２を備え、この基準台１２の図１中右側
となる一端部には、支点となる定脚１４が下面から突出
されると共に、図１中左側となる他端部には上下に出没
可能な可動脚１６が取付けられる。前記基準台１２の略
中央部上面には気泡１８が形成されるようにアルコール
とかエーテル等の液体を封入した湾曲管２０が取付けら
れる。湾曲管２０は僅かの曲率をもって鉛直方向に湾曲
され、この湾曲管２０の上面には基準台１２が水平状態
にあるときに前記気泡１８が位置する部分に印し２２が
付けられる。
棒状の基準台１２を備え、この基準台１２の図１中右側
となる一端部には、支点となる定脚１４が下面から突出
されると共に、図１中左側となる他端部には上下に出没
可能な可動脚１６が取付けられる。前記基準台１２の略
中央部上面には気泡１８が形成されるようにアルコール
とかエーテル等の液体を封入した湾曲管２０が取付けら
れる。湾曲管２０は僅かの曲率をもって鉛直方向に湾曲
され、この湾曲管２０の上面には基準台１２が水平状態
にあるときに前記気泡１８が位置する部分に印し２２が
付けられる。
【０００９】一方、前記可動脚１６は前記基準台１２の
上下貫通穴１２ａに挿通され、基準台１２に固定された
筒状のガイドブラケット２４によってその上下移動が案
内される。可動脚１６の側方にはギア機構２６が設けら
れ、このギア機構２６によって可動脚１６の上下移動が
微調整される。
上下貫通穴１２ａに挿通され、基準台１２に固定された
筒状のガイドブラケット２４によってその上下移動が案
内される。可動脚１６の側方にはギア機構２６が設けら
れ、このギア機構２６によって可動脚１６の上下移動が
微調整される。
【００１０】前記ギア機構２６は図２にも示すように、
つまみ２８によって回転されるウォーム３０と、このウ
ォーム３０に噛合されるウォームギア３２と、このウォ
ームギア３２と同軸に配置されて一体に回転する平ギア
３４と、前記可動脚１６の側面に形成され平ギア３４に
噛合されるラックギア３６とを備える。従って、前記つ
まみ２８を回転することによりウォーム３０が回転して
ウォームギア３２および平ギア３４を回転し、この平ギ
ア３４に噛合したラック３６と共に可動脚１６が上下移
動される。また、前記可動脚１６には角度目盛り３８が
付けられ、この角度目盛り３８によって可動脚１６の移
動量を正確に読取ることができるようになっている。
つまみ２８によって回転されるウォーム３０と、このウ
ォーム３０に噛合されるウォームギア３２と、このウォ
ームギア３２と同軸に配置されて一体に回転する平ギア
３４と、前記可動脚１６の側面に形成され平ギア３４に
噛合されるラックギア３６とを備える。従って、前記つ
まみ２８を回転することによりウォーム３０が回転して
ウォームギア３２および平ギア３４を回転し、この平ギ
ア３４に噛合したラック３６と共に可動脚１６が上下移
動される。また、前記可動脚１６には角度目盛り３８が
付けられ、この角度目盛り３８によって可動脚１６の移
動量を正確に読取ることができるようになっている。
【００１１】かかる構成になる本実施例の水準器１０
は、図１，図３に示すように測定面４０の勾配を測定す
る際に用いられ、定脚１４と可動脚１６の先端部を測定
面４０に当接した状態で、ダイヤル２８を回転して可動
脚１６の突出量を微調整し、基準台１２を水平状態にし
て気泡１８が印し２２に位置するように設定する。この
ように気泡１８が水平状態に位置した状態で角度目盛り
３８を読取ることにより可動脚１６の突出量、ひいては
測定面４０の勾配を測定する。
は、図１，図３に示すように測定面４０の勾配を測定す
る際に用いられ、定脚１４と可動脚１６の先端部を測定
面４０に当接した状態で、ダイヤル２８を回転して可動
脚１６の突出量を微調整し、基準台１２を水平状態にし
て気泡１８が印し２２に位置するように設定する。この
ように気泡１８が水平状態に位置した状態で角度目盛り
３８を読取ることにより可動脚１６の突出量、ひいては
測定面４０の勾配を測定する。
【００１２】前記角度目盛り３８は測定面４０が水平状
態にあるときに水平として表され、かつ、測定面４０が
傾斜している場合にその傾斜角に応じた勾配が表される
ようになっている。従って、前記つまみ２８を調節して
気泡１８を水平位置に設定することにより、可動脚１６
の角度目盛り３８で簡単に測定面４０の勾配を検出する
ことができる。また、このように勾配の検出を、持ち運
びに便利な簡単な構成の水準器１０で行うことができる
ようになる。
態にあるときに水平として表され、かつ、測定面４０が
傾斜している場合にその傾斜角に応じた勾配が表される
ようになっている。従って、前記つまみ２８を調節して
気泡１８を水平位置に設定することにより、可動脚１６
の角度目盛り３８で簡単に測定面４０の勾配を検出する
ことができる。また、このように勾配の検出を、持ち運
びに便利な簡単な構成の水準器１０で行うことができる
ようになる。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明の水準器にあ
っては、気泡を封じ込めた湾曲管を取付けた基準台の一
端部に支点となる定脚を突設し、他端部に微調整可能に
出没する可動脚を取付けて構成し、前記定脚および前記
可動脚をそれぞれ測定面に当接した状態で、この可動脚
の突出量を微調整して湾曲管の気泡が水平位置になるよ
うに調節するようにしたので、前記可動脚の突出量によ
って測定面の勾配を簡単に検出することができる。従っ
て、測定面の勾配の測定を持ち運びに便利な簡単な装置
で達成することが可能となり、かつ、正確に勾配を測定
するに安価な水準器を提供することができるという各種
優れた効果を奏する。
っては、気泡を封じ込めた湾曲管を取付けた基準台の一
端部に支点となる定脚を突設し、他端部に微調整可能に
出没する可動脚を取付けて構成し、前記定脚および前記
可動脚をそれぞれ測定面に当接した状態で、この可動脚
の突出量を微調整して湾曲管の気泡が水平位置になるよ
うに調節するようにしたので、前記可動脚の突出量によ
って測定面の勾配を簡単に検出することができる。従っ
て、測定面の勾配の測定を持ち運びに便利な簡単な装置
で達成することが可能となり、かつ、正確に勾配を測定
するに安価な水準器を提供することができるという各種
優れた効果を奏する。
【図１】本発明の一実施例を示す計測状態にある水準器
の側面図である。
の側面図である。
【図２】本発明の一実施例を示す水準器の要部拡大平面
図である。
図である。
【図３】本発明の一実施例を示す計測状態にある水準器
の斜視図である。
の斜視図である。
１０ 水準器 １２ 基準台 １４ 定脚 １６ 可動脚 １８ 気泡 ２０ 湾曲管 ２６ ギア機構
Claims (1)
- 【請求項１】 基準台に気泡を封じ込めた湾曲管を取付
け、この基準台を測定面に当てた際の前記気泡の位置で
測定面の水平度を検出するようにした水準器において、 前記基準台の一端部に支点となる定脚を突設する一方、
この基準台の他端部に微調整可能に出没する可動脚を取
付け、定脚と可動脚とを測定面に当接した状態で気泡が
水平位置となるように可動脚の突出量を調整し、この可
動脚の突出量で測定面の勾配を検出することを特徴とす
る水準器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30743095A JPH09145365A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 水準器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30743095A JPH09145365A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 水準器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09145365A true JPH09145365A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=17968977
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30743095A Pending JPH09145365A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 水準器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09145365A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100661442B1 (ko) * | 2005-01-04 | 2006-12-27 | 오티스 엘리베이터 컴파니 | 엘리베이터의 가이드레일 정렬오차 측정장치 |
| KR100844906B1 (ko) * | 2006-12-21 | 2008-07-09 | 한국표준과학연구원 | 회전축의 흔들림에 무관한 수준기 교정장치 |
| US8413343B2 (en) * | 2007-11-05 | 2013-04-09 | Brian K. HALE | Extendable plumb and level measuring device and associated usage method |
| CN103245330A (zh) * | 2013-04-15 | 2013-08-14 | 河南省电力公司驻马店供电公司 | 水平尺 |
| CN109373871A (zh) * | 2018-12-14 | 2019-02-22 | 李金财 | 一种用于斜孔倾斜角度及其深度检测的装置 |
-
1995
- 1995-11-27 JP JP30743095A patent/JPH09145365A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100661442B1 (ko) * | 2005-01-04 | 2006-12-27 | 오티스 엘리베이터 컴파니 | 엘리베이터의 가이드레일 정렬오차 측정장치 |
| KR100844906B1 (ko) * | 2006-12-21 | 2008-07-09 | 한국표준과학연구원 | 회전축의 흔들림에 무관한 수준기 교정장치 |
| US8413343B2 (en) * | 2007-11-05 | 2013-04-09 | Brian K. HALE | Extendable plumb and level measuring device and associated usage method |
| CN103245330A (zh) * | 2013-04-15 | 2013-08-14 | 河南省电力公司驻马店供电公司 | 水平尺 |
| CN109373871A (zh) * | 2018-12-14 | 2019-02-22 | 李金财 | 一种用于斜孔倾斜角度及其深度检测的装置 |
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