JP3020346U - 垂直測定器におけるリード線の接続構造 - Google Patents

垂直測定器におけるリード線の接続構造

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JP3020346U
JP3020346U JP1995006980U JP698095U JP3020346U JP 3020346 U JP3020346 U JP 3020346U JP 1995006980 U JP1995006980 U JP 1995006980U JP 698095 U JP698095 U JP 698095U JP 3020346 U JP3020346 U JP 3020346U
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JP1995006980U
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English (en)
Inventor
廸弘 藤本
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株式会社藤本撚糸製造所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リード線の弾性は自在継手(2) の外側水平支
軸(12)および内側水平支軸(13)によって消去され、垂直
支持部材(3) の垂直状態に影響を及ぼさない垂直測定器
を提供する。 【解決手段】 ケーシング(1) 内の上部に自在継手(2)
を介して吊り下げ状に設けられた管状の垂直支持部材
(3) と、垂直支持部材(3) の下端に設けられたレーザー
発振器(4) とを具備した垂直測定器において、電源から
レーザー発振器(4)へのリード線(17)が、電池充填部(7)
の電池接点から自在継手(2) の外側水平支軸(12)およ
び内側水平支軸(13)を介して、管状の垂直支持部材(3)
の内部を経て、レーザー発振器(4) へ配されている、リ
ード線の接続構造である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、建設工事や家屋構築などの作業現場で、支柱や壁などの正確な垂 直度を見たり、一階の地墨を二階の垂直位置まで上げたりするときに使用する垂 直測定器に関し、より詳細には、レーザービームを利用して上から下へ垂直を測 定するときに使用する垂直測定器に関する。
【0002】
【従来技術および解決すべき課題】
従来、正確な垂直を出すには、糸巻車に巻き取られた糸を糸巻車から引き出し てその先端の重錘で糸を垂直に吊り下げる下げ振りが一般に用いられていた。
【0003】 しかし、この構造のものは、特に野外での作業のように、風の影響を直接受け る場所での作業では、糸巻車から垂直に吊り下げられた糸が、風を受けて垂直を 出せないことがしばしばある。
【0004】 この考案の目的は、上記の点に鑑み、風の有無に関係なく常に正確な垂直を出 すことができる垂直測定器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記の目的を達成すべく工夫されたものであって、ケーシング(1 ) 内の上部に自在継手(2) を介して吊り下げ状に設けられた垂直支持部材(3) と 、垂直支持部材(3) の下端に設けられたレーザー発振器(4) とを具備した垂直測 定器において、電源からレーザー発振器(4) へのリード線(17)が、電池充填部(7 ) の電池接点から自在継手(2) の外側水平支軸(12)および内側水平支軸(13)を介 して、管状の垂直支持部材(3) の内部を経て、レーザー発振器(4) へ配されてい る、リード線の接続構造である。 ケーシング(1) の固定側面には、測定すべき壁などに垂直測定器を固定する固 定部材が設けられている。
【0006】 この考案の垂直測定器では、下端にレーザー発振器(4) を備えた垂直支持部材 (3) がケーシング(1) 内に自在継手(2) を介して吊り下げ状に設けられているの で、測定すべき壁(19)に垂直測定器を固定し、垂直支持部材(3) をケーシング(1 ) 内で垂直状に吊り下げ、レーザー発振器(4) から垂直下方にレーザービームを 発することにより、上記壁(19)が垂直であるか否かを測定することができる。
【0007】 そして、電源からレーザー発振器(4) へのリード線(17)は、電池充填部(7) の 電池接点から自在継手(2) の外側水平支軸(12)および内側水平支軸(13)を介して 、管状の垂直支持部材(3) の内部を経て、レーザー発振器(4) へ配されている。
【0008】 電源からレーザー発振器へのリード線が、電池充填部の電池接点から管状の垂 直支持部材(3) の内部を経てレーザー発振器(4) へ直接配されていると、リード 線が有するわずかな弾性が垂直支持部材(3) の垂直状態に少なからず影響を与え るので、垂直支持部材(3) の下端に比較的大き目の重りを付けて上記のような影 響を打ち消す必要がある。
【0009】 これに対し、この考案による垂直測定器では、上記のように、電源からレーザ ー発振器へのリード線の途中に、自在継手(2) の外側水平支軸(12)および内側水 平支軸(13)が介在されている。そのため、リード線の弾性は自在継手(2) の外側 水平支軸(12)および内側水平支軸(13)によって消去され、垂直支持部材(3) の垂 直状態に影響を及ぼさない。したがって、垂直支持部材(3) の下端に付ける重り は小さなものでよく、装置全体の小型化が可能である。
【0010】 また、リード線の取り付けも比較的簡単な操作で行える。
【0011】
【考案の実施の形態】
つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図面において、この考案による垂直測定器(20)は、ケーシング(1) 内の上部に 自在継手(2) を介して吊り下げ状に設けられた垂直支持部材(3) と、垂直支持部 材(3) の下端に設けられたレーザー発振器(4) とを具備したものである。
【0013】 ケーシング(1) は、一側寄りの電池充填部(7) と、他側寄り上端の継手収納部 (8) と、継手収納部(8) から下方に伸びる小径円筒部(9) と、小径円筒部(9) の 下端に形成された防風用の大径円筒部(10)とから主として構成されている。電池 充填部(7) には複数本の電池が詰め込まれ、電池充填部(7) の上端側部にスイッ チ(16)が設けられている。
【0014】 継手収納部(8) には、図2〜4に示す構成の自在継手(2) が配置されている。 自在継手(2) は、中央部が円形にくり抜かれたプラスチック製の固定板(11)と、 固定板(11)の中央くり抜き部に配された円環状のプラスチック製の可動板(14)と 、固定板(11)と可動板(14)にわたって設けられた一対の黄銅製の外側水平支軸(1 2)と、固定板(11)に設けられた一対の黄銅製の内側水平支軸(13)とからなる。一 対の外側水平支軸(12)を通る軸線と一対の内側水平支軸(13)を通る軸線は十字状 にクロスしている。円環状の可動板(14)の中央孔には垂直支持部材(3) の上端部 が密に嵌込まれ、一対の内側水平支軸(13)は固定板(11)と垂直支持部材(3) の上 端部都にわたって設けられている。
【0015】 一対の外側水平支軸(12)は内外両端にそれぞれ頭部(18)(19)を有し、これら内 端頭部(18)が可動板(14)のポケット(20)に嵌め込まれ、外端頭部(19)が固定板(1 1)のポケット(21)に嵌め込まれている。
【0016】 また、一対の内側水平支軸(13)は外側にそれぞれ頭部(22)を有し、これら頭部 (22)が可動板(14)のポケット(23)に嵌め込まれ、各内端部は管状の垂直支持部材 (3) の上端側部の貫通孔(30)に嵌め通されている。
【0017】 固定板(11)の上面には一対の黄銅製の外側接触薄板(24)が配され、可動板(14) の上面には一対の黄銅製の内側接触薄板(25)が配されている。一対の外側接触薄 板(24)は、各外端を固定板(11)から突出させ、内端を外側水平支軸(12)の外端頭 部(19)上面に接触させたものであり、一対の内側接触薄板(25)は、各一端を外側 水平支軸(12)の内端頭部(18)上面に接触させ、各他端を内側水平支軸(13)の頭部 (22)上面に接触させたものである。一対の外側接触薄板(24)の各突出端部(24a) には、電池充填部(7) の電池接点からリード線(17)が接続されている。
【0018】 固定板(11)の上には一対の外側接触薄板(24)を介して固定押え板(26)が配され てビス(27)で固着されている。また、可動板(14)の上には一対の内側接触薄板(2 5)を介して可動押え板(28)がビス(29)で固着されている。
【0019】 管状の垂直支持部材(3) の上端内部には一対の黄銅製の接続片(31)を保持した 保持部材(32)が挿入され、接続片(31)の側部突起(33)が内側水平支軸(13)の内端 面に圧接されている。接続片(31)の下端にはリード線(17)の上端が接続され、リ ード線(17)は管状の垂直支持部材(3) の内部を下降し、その下端はレーザー発振 器(4) に接続されている。
【0020】 こうして、垂直支持部材(3) の上端部はケーシング(1) の継手収納部(8) に自 在継手(2) を介していかなる方向にも揺動するように支持されている。
【0021】 また、電源からレーザー発振器(4) へのリード線(17)は、電池充填部(7) の電 池接点から自在継手(2) の外側接触薄板(24)、外側水平支軸(12)、内側接触薄板 (25)、内側水平支軸(13)および接続片(31)を介して、管状の垂直支持部材(3) の 内部を経て、レーザー発振器(4) へ配されている。
【0022】 垂直支持部材(3) の下端には、これより大径の発振器収容部材(15)が設けられ ている。これは大径円筒部(10)内に位置し、レーザー発振器(4) を収容している 。レーザー発振器(4) は垂直支持部材(3) の下方軸線延長上にレーザービームを 発するように設けられている。発振器収容部材(15)の外径は大径円筒部(10)の内 径より小さい。
【0023】 ケーシング(1) の固定側面には、永久磁石からなる固定部材(5) が設けられて いる。固定部材(5) は垂直測定器を磁性金属からなる垂直壁に固定するものであ る。
【0024】 上記構成の垂直測定器(20)は、固定部材(5) によって磁性金属からなる壁の所 要高さ位置に固定され、垂直支持部材(3) がケーシング(1) 内の上部に垂直状に 吊り下げられ、スイッチ(16)をオンすることによりレーザー発振器(4) から垂直 下方にレーザービームが発せられる。この垂直レーザービームにより床面に指示 スポットが形成され、これにより上記壁が垂直であるか否かが測定される。
【0025】
【考案の効果】
この考案は、上述のようにレーザービームを利用して構成せられたものである から、糸を糸巻車から引き出してその先端の重錘で垂直に吊り下げる下げ振りの 場合のように、風の影響を直接受ける野外などでの作業の場合、糸巻車から垂直 に吊り下げられた糸が、風を受けて垂直を出せないという問題は完全に克服する ことができる。
【0026】 しかも、電源からレーザー発振器(4) へのリード線(17)は、電池充填部(7) の 電池接点から自在継手(2) の外側水平支軸(12)および内側水平支軸(13)を介して 、管状の垂直支持部材(3) の内部を経て、レーザー発振器(4) へ配されているの で、リード線の弾性は自在継手(2) の外側水平支軸(12)および内側水平支軸(13) によって消去され、垂直支持部材(3) の垂直状態に影響を及ぼさない。したがっ て、垂直支持部材(3) の下端に付ける重りは小さなものでよく、装置全体の小型 化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す垂直測定器の一部切欠
き正面図である。
【図2】図1中のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図2中のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】自在継手の分解斜視図である。
【符号の説明】
1…ケーシング 2…自在継手 3…垂直支持部材 4…レーザー発振器 7…電池充填部 17…リード線 12…外側水平支軸 13…内側水平支軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(1) 内の上部に自在継手(2)
    を介して吊り下げ状に設けられた管状の垂直支持部材
    (3) と、垂直支持部材(3) の下端に設けられたレーザー
    発振器(4) とを具備した垂直測定器において、電源から
    レーザー発振器(4) へのリード線(17)が、電池充填部
    (7) の電池接点から自在継手(2) の外側水平支軸(12)お
    よび内側水平支軸(13)を介して、管状の垂直支持部材
    (3) の内部を経て、レーザー発振器(4) へ配されてい
    る、リード線の接続構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006250597A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Audio Technica Corp レーザー墨出し器

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