JPH05338613A - 錠剤シート製造装置 - Google Patents

錠剤シート製造装置

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JPH05338613A
JPH05338613A JP4173822A JP17382292A JPH05338613A JP H05338613 A JPH05338613 A JP H05338613A JP 4173822 A JP4173822 A JP 4173822A JP 17382292 A JP17382292 A JP 17382292A JP H05338613 A JPH05338613 A JP H05338613A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置を運転している状態でフィルム送りポケ
ットローラの停止位置を調整可能な錠剤シート製造装置
を提供すること。 【構成】 錠剤シートの製造装置は、フィルム15に凹
部を形成する成形装置6と、該凹部に錠剤カプセルを挿
入するシャッタ17と、フィルムの凹部の反対面の凸部
と嵌合するポケットが表面に形成され回転可能に支持さ
れるフィルム送りポケットローラ1と、フィルム送りポ
ケットローラの回転軸に接続されフィルム15に間欠駆
動を与えるダイレクトドライブモータ8と、ダイレクト
ドライブモータの間欠駆動を制御するコントローラ12
とを有し、コントローラ12が錠剤シート製造装置の運
転中に、フィルム送りポケットローラ1の停止位置を調
整する停止位置調整手段13,22を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薬品が内包された錠剤
カプセルを複数保持する錠剤シートの製造装置に関し、
さらに詳細には、錠剤シートに形成された凹部の反対面
の凸部を利用してフィルムに間欠送りを与える駆動装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、病院等における薬剤は、薬品が内
包された錠剤カプセルを複数保持する錠剤シートの形態
で取り扱われることが多い。従来、錠剤シートは、透明
または半透明のフィルムに凹部を形成し、該凹部に錠剤
カプセルを挿入することにより製造されている。
【0003】錠剤シート製造装置の全体構成を図5によ
り説明する。また、錠剤シート製造装置の主要部を図2
に示す。ロール状に巻かれた透明なフィルム15が本体
左下側に回転可能に取り付けられている。フィルム15
は上下一対で構成される加熱板7の中間を通って、成形
装置6を経てフィルム送りポケットローラ1を周回し
て、シャッタ17の下部を通っている。シャッタ17の
上部には錠剤カプセルを整列して供給するフィーダ18
が付設されている。シャッタ17の右側には、ロール状
に巻かれたアルミ箔19が回転可能に取り付けられてい
る。フィルム15とアルミ箔19とは重ねられてシール
器21を通っている。シール器21の右側には、シート
打ち抜き機23が設置されている。
【0004】次に、上記構成を有する錠剤シート製造装
置の動作を説明する。フィルム15としては、PP(ポ
リプロピレン),PVC(塩化ビニル)等が使用されて
いる。 ウェブ状のフィルム15は、加熱板7により1
10〜130度に加熱され成形可能な半溶融状態にされ
る。そして、成形装置6により、フィルム15の進行方
向に4列、直角方向に8行の凹部が形成される。成形装
置6は製造する錠剤シートの種類により行、列や凹部形
状が異なるため、錠剤シートが異なる毎に交換される。
【0005】凹部が形成されたフィルム15は、ガイド
ローラ9を経てフィルム送りポケットローラ1の外周を
周回している。フィルム送りポケットローラ1の表面に
は、フィルム15に形成された凹部の反対面の凸部が嵌
合する位置に、ポケット3が形成されている。錠剤シー
トが異なればポケットの列や形状も異なるため、フィル
ム送りポケットローラ1は、錠剤シートが異なる毎に交
換される。フィルム送りポケットローラ1は、フィルム
15に形成された凸部と嵌合してフィルム15に間欠駆
動を与える。フィルム送りポケットローラ1が間欠回転
を必要とするため、従来、モータの駆動を減速ギアおよ
びインデックスユニットを介してフィルム送りポケット
ローラ1に与えていた。
【0006】このインデックスのサイクルタイムは毎分
50回程度であり、外周における位置決め精度はプラス
マイナス0.1mm以下であることが必要とされてい
る。フィルム15の凹部には、シャッタ17においてフ
ィーダ18から整列され供給される錠剤カプセルが挿入
される。錠剤カプセルの挿入されたフィルム15にアル
ミ箔19が重ね合わされて、シール器21により溶着さ
れる。そして、シール打ち抜き機23により所定のシー
ト形状に打ち抜かれて錠剤シートが完成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
錠剤シート製造装置には以下の問題があった。 (1)製薬会社等では、行、列および凹部形状の異なっ
た多種類の錠剤シートを製造しており、1台の錠剤シー
ト製造装置により複数の錠剤シートを製造している。そ
して、上述したように異なった錠剤シートを製造する毎
に成形装置6およびフィルム送りポケットローラ1を交
換していた。このとき、成形装置6とフィルム送りポケ
ットローラ1とを、フィルム送りポケットローラ1の外
周においてプラスマイナス0.1mm以下の精度で位置
合わせすることが必要とされる。その理由は、フィルム
15は柔らかい材質であり、成形された凸部がフィルム
送りポケットローラ1のポケットからずれると、フィル
ム送りポケットローラ1によりフィルムの凸部が変形
し、フィルム15の凹部に錠剤カプセルが挿入できなく
なるからである。
【0008】従来、成形装置6にフィルム送りポケット
ローラ1を位置合わせするために、フィルム送りポケッ
トローラ1の外周を中心軸に対して回転方向に調整可能
に、例えばバカ孔等を介して取付け、それにより調整す
ることが行われていた。しかしながら、成形装置6を出
た後のフィルム15はまだ熱を残しており、収縮途中で
ある。従って、フィルム15はフィルム送りポケットロ
ーラ1に至る間にさらに収縮する。そのため、従来のよ
うに錠剤シート製造装置が停止した状態で静的に位置調
整を行った場合、成形装置6を出てからフィルム送りポ
ケットローラ1に至るまでの間に収縮する長さを経験に
頼って調整せざるをえず、現実に装置を稼動させるとフ
ィルム15の伸長により位置ズレが発生し、調整を幾度
も繰り返していた。
【0009】(2)フィルム送りポケットローラ1を一
度位置決めした後において、使用するフィルムのメーカ
ーが異なった場合や、メーカーが同じでもロットが異な
った場合等にフィルムの収縮率が異なり、フィルム送り
ポケットローラ1の停止位置を微調整する必要が発生す
る。その度に、装置を停止させ上記繰り返し調整を行う
ことは生産効率を著しく悪化させていた。
【0010】(3)錠剤シートの種類によりフィルム送
りポケットローラ1を変えた場合に、同時に間欠送りの
割り出し数を変更する必要が生じることがあり、減速ギ
アおよびインデックスユニットを交換しなければなら
ず、煩雑であった。ここで、割り出し数を変更する必要
があるのは、フィルム送りポケットローラ1の直径が、
フィルム15に反りを発生させないためおよび装置の小
型化の要請より、150〜160mmに制限されている
からである。
【0011】(4)また、錠剤シート製造装置におい
て、装置を運転している時にフィルム15の送りスピー
ドを変化させることは、錠剤カプセル挿入や打ち抜き等
の作業において、打ち抜き機のメカニカルロス等により
フィルムと各装置の咬み込みが発生し、装置が破損する
危険があった。
【0012】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、装置を運転している状態でフィ
ルム送りポケットローラの停止位置を調整可能な錠剤シ
ート製造装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の錠剤シートの製造装置は、透明または半透
明のフィルムに凹部を形成する成形装置と、該凹部に錠
剤カプセルを挿入する錠剤カプセル挿入手段とを有する
錠剤シート製造装置であって、フィルムの凹部の反対面
の凸部と嵌合するポケットが表面に形成され、回転可能
に支持されるフィルム送りポケットローラと、フィルム
送りポケットローラの回転軸に接続され、フィルム送り
ポケットローラを介してフィルムに間欠駆動を与えるダ
イレクトドライブモータと、ダイレクトドライブモータ
の間欠駆動を制御する制御手段とを有し、制御手段が錠
剤シート製造装置の運転中に、フィルム送りポケットロ
ーラの停止位置を調整する停止位置調整手段を有してい
る。
【0014】また、本発明の錠剤シートの製造装置は、
透明または半透明のフィルムに凹部を形成する成形装置
と、該凹部に錠剤カプセルを挿入する錠剤カプセル挿入
手段とを有する錠剤シート製造装置であって、フィルム
の凹部の反対面の凸部と嵌合するポケットが表面に形成
され、回転可能に支持されるフィルム送りポケットロー
ラと、フィルム送りポケットローラの回転軸に接続さ
れ、フィルム送りポケットローラを介してフィルムに間
欠駆動を与えるダイレクトドライブモータと、ダイレク
トドライブモータの間欠駆動を制御する制御手段とを有
し、制御手段が錠剤シート製造装置の運転中に、フィル
ム送りポケットローラの停止位置を調整する停止位置調
整手段を有しており、さらに、該制御手段が、停止位置
調整手段によりフィルム送りポケットローラの停止位置
の変更値が入力されたときに、該変更値に至るまで漸次
変化する停止位置変更指令信号を発生する停止位置変更
手段を有している。
【0015】
【作用】上記の手段よりなる本発明の錠剤シートの製造
装置の成形装置は、透明または半透明のフィルムに凹部
を形成する。また、錠剤カプセル挿入手段は、該凹部に
錠剤カプセルを挿入する。フィルム送りローラの表面に
形成されたポケットは、フィルムの凹部の反対面に形成
された凸部と嵌合し、フィルムに送り力を与える。ダイ
レクトドライブモータは、フィルム送りローラに間欠回
転を与える。
【0016】また、制御手段は、ダイレクトドライブモ
ータの間欠回転を制御する。また、錠剤シートの種類を
変え、成形装置とフィルム送りポケットローラとを交換
した場合に、使用者は、停止位置調整手段により、錠剤
シート製造装置の運転中に、ダイレクトドライブモータ
の停止位置を容易に調整できる。このとき、成形装置か
ら出たフィルムがまだ収縮状態にあっても、フィルム送
りポケットローラと成形装置の位置関係を駆動中の装置
が必要とする位置に合わせることができる。さらに、該
制御手段の停止位置変更手段は、停止位置調整手段によ
りダイレクトドライブモータの停止位置の変更値が入力
されたときに、該変更値に至るまで漸次変化する停止位
置変更指令信号を発生する。従って、駆動中の装置に急
激な変化を与えてトラブルを発生することがない。
【0017】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例である錠
剤シート製造装置を図面を参照して説明する。錠剤シー
ト製造装置の外観的全体構成は従来技術と概略同じであ
り、図5により説明する。また、錠剤シート製造装置の
主要部を図2に示す。ロール状に巻かれた透明なフィル
ム15が本体左下側に回転可能に取り付けられている。
フィルム15は上下一対で構成される加熱板7の中間を
通って、成形装置6を経てフィルム送りポケットローラ
1を周回して、シャッタ17の下部を通っている。
【0018】シャッタ17の上部には錠剤カプセルを整
列して供給するフィーダ18が付設されている。シャッ
タ17の右側には、ロール状に巻かれたアルミ箔19が
回転可能に取り付けられている。フィルム15とアルミ
箔19とは重ねられてシール器21を通っている。シー
ル器21の右側には、シート打ち抜き機23が設置され
ている。
【0019】次に、本発明の主要部であるフィルム送り
ポケットローラ1の駆動装置について説明する。図1に
示すように、フィルム送りポケットローラ1の回転軸2
には、ダイレクトドライブモータ8が直接取り付けられ
ている。本実施例で使用しているダイレクトドライブモ
ータ8については、特公平2−231948号公報等に
より公知であり、詳細な説明は省略する。
【0020】また、ダイレクトドライブモータ8には、
図3に示すように、ダイレクトドライブモータ8のオン
オフ駆動や速度制御を行うドライバ11が接続されてい
る。また、ドライバ11には、ドライバ11に制御信号
を与えるコントローラ12が接続している。また、コン
トローラ12には、ダイレクトドライブモータ8を介し
てフィルム送りポケットローラ1の停止位置を調整する
ための停止位置調整スイッチ22と、錠剤シート製造装
置全体を制御する全体制御装置14とが接続している。
【0021】次に、上記構成を有する錠剤シート製造装
置の動作を説明する。フィルム15としては、PP(ポ
リプロピレン),PVC(塩化ビニル)等が使用されて
いる。 ウェブ状のフィルム15は、加熱板7により1
10〜130度に加熱され成形可能な半溶融状態にされ
る。そして、成形装置6により、フィルム15の進行方
向に4列、直角方向に8行の凹部が形成される。成形装
置6は製造する錠剤シートの種類により行、列や形状が
異なるため、錠剤シートが異なる毎に交換される。
【0022】凹部が形成されたフィルム15は、ガイド
ローラ9を経てフィルム送りポケットローラ1の外周を
周回している。フィルム送りポケットローラ1の表面に
は、フィルム15に形成された凹部の反対面の凸部が嵌
合する位置に、ポケット3が形成されている。錠剤シー
トが異なればポケットの列や形状も異なるため、フィル
ム送りポケットローラ1は、錠剤シートが異なる毎に交
換される。フィルム送りポケットローラ1は、フィルム
15に形成された凸部と嵌合してフィルム15に間欠駆
動力を与える。
【0023】このインデックスのサイクルタイムは毎分
50回程度であり、外周における位置決め精度はプラス
マイナス0.1mm以下であることが必要とされてい
る。従って、製造する錠剤シートの種類に変更があって
成形装置6およびフィルム送りポケットローラ1を交換
した場合、フィルム送りポケットローラ1と成形装置6
との位置合わせを、プラスマイナス0.1mm以下の精
度で行わなければならない。
【0024】次に、フィルム送りポケットローラ1の通
常動作および停止位置の調整について図4により説明す
る。コントローラ12の通常動作をS1〜S5に示す。
すなわち、停止位置調整スイッチ22により停止位置の
変更がない場合(S1,NO)、全体制御装置14から
与えられるスタート信号により(S2)、コントローラ
13はドライバ11を介してダイレクトドライブモータ
8を駆動する(S3)。
【0025】そして、成形装置6の成形幅等から予め決
められているフィルム15の送り量Wを送るために必要
なフィルム送りポケットローラ1の回転角度を回転させ
て(S4)、ダイレクトドライブモータ8を停止させる
(S5)。そして、フィルム15の凹部には、シャッタ
17においてフィーダ18から整列され供給される錠剤
カプセルが挿入される。錠剤カプセルの挿入されたフィ
ルム15にアルミ箔19が重ね合わされて、シール器2
1により溶着される。そして、シール打ち抜き機23に
より所定のシート形状に打ち抜かれて錠剤シートが完成
される。
【0026】全体のサイクルタイムに対してフィルム送
りの時間は、1/3程度であり、サイクルタイムが1.
2秒の時、フィルム送りの時間は、0.4秒である。残
りの0.8秒で、成形装置6による成形作業やシャッタ
17による錠剤カプセルの挿入作業が行われる。
【0027】次に、フィルム送りポケットローラ1の停
止位置の調整作業について説明する。本実施例では、停
止位置調整手段13および停止位置変更手段16は、コ
ントローラ12内のROMにプログラムされている。錠
剤シート製造装置が稼動している状態で、デジタル設定
器やボリューム等の停止位置調整スイッチ22により停
止位置の変更量が入力されると(S1,YES)、始め
に停止位置変更量Hの確認を行う(S6)。そして、1
サイクルの送り量WHをH+Sとする(S7)。ここ
で、所定量Sは、錠剤シート製造装置が稼動中にフィル
ム送り量を変更することによりフィルム送りスピードを
変化させた場合に、錠剤カプセル挿入や打ち抜き等の作
業において、打ち抜き機のメカニカルロス等によるフィ
ルムと各装置の咬み込み等の発生が起こらない値に設定
されている。また、停止位置変更量Hがマイナスの場合
は、所定量Sをマイナス値として処理することは当然で
ある。
【0028】また、本実施例では、停止位置の変更をn
回の変更の累積として行うため、初期設定としてn=0
としている(S7)。そして、全体制御装置14から与
えられるスタート信号により(S8)、コントローラ1
3はドライバ11を介してダイレクトドライブモータ8
を駆動する(S9)。
【0029】そして、成形装置6の成形幅等から予め決
められているフィルム15の送り量WHを送るために必
要なフィルム送りポケットローラ1の回転角度を回転さ
せて(S10)、ダイレクトドライブモータ8を停止さ
せる(S11)。そして、停止位置変更のための累積値
n=n+1とする(S12)。この累積値nが、停止位
置変更量Hを所定量Sで除した値H/Sより小さい場合
は、送り量をWH+Sのまま繰り返す(S13,N
O)。そして、累積値nがH/Sより大きくなった場合
は、通常の送りに変換し(S13,YES)、送り量は
Wになる(S4)。
【0030】本実施例のダイレクトドライブモータ8,
ドライバ11およびコントローラ12によれば、角度に
ついて0.02〜0.05度の微調整が可能であり、フ
ィルム送りポケットローラ1として直径150mmのロ
ーラを使用すれば、外周で0.03〜0.07mmの微
調整が可能である。
【0031】上記実施例によれば、錠剤シート製造装置
を稼動しながらフィルム送りポケットローラ1の停止位
置を調整できるので、成形装置6およびフィルム送りポ
ケットローラ1を交換した場合に、成形装置6を出た後
の収縮途中のフィルム15で直接位置調整を行うことが
できるため、正確かつ迅速にフィルム送りポケットロー
ラ1と成形装置6との位置決めを行うことができる。
【0032】また、フィルム送りポケットローラ1を一
度位置決めした後において、使用するフィルムのメーカ
ーが異なったり、メーカーが同じでもロットが異なった
りして、フィルム送りポケットローラ1と成形装置6と
の位置関係にズレが発生した場合でも、錠剤シート製造
装置を稼動させながら位置調整できるため、装置を停止
させ調整を行う必要がなく、生産効率を向上させること
ができる。
【0033】また、錠剤シートの種類によりフィルム送
りポケットローラ1を変えた場合に、同時に間欠送りの
割り出し数を変更する必要が生じることがあっても、フ
ィルム送りポケットローラ1の回転角度を変更するだけ
で対応できるため、減速ギアやインデックスユニット等
の交換が不要であり、装置の切換えを短時間で行うこと
ができる。
【0034】また、錠剤シート製造装置の稼動中にフィ
ルム送りポケットローラ1の停止位置を変更する場合
に、n回のサイクルの累積により最終的な停止位置を変
更しているので、1回の変更量は小さく、稼動している
装置の送りスピードの変化が小さいため、錠剤カプセル
挿入や打ち抜き等の作業において、打ち抜き機のメカニ
カルロス等によるフィルムと各装置の咬み込みが発生す
ることがなく、装置を破損する危険がない。
【0035】また、本実施例では停止位置を変更するの
に、所定量づつ一定値の累積で変化させているが、装置
に危険が発生しない範囲であれば、どの様に変化させて
もよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の錠剤シート製造装置によれば、装置を稼動しなが
らフィルム送りポケットローラの停止位置を調整できる
ので、成形装置やフィルム送りポケットローラを交換し
た場合に、成形装置を出た後の収縮途中のフィルムを用
いて直接位置調整を行うことができるため、正確かつ迅
速にフィルム送りポケットローラと成形装置との位置決
めを行うことができる。
【0037】また、錠剤シート製造装置の稼動中にフィ
ルム送りポケットローラの停止位置を変更する場合に、
停止位置を漸次変更しているので、稼動している装置の
送りスピードの変化が小さく、錠剤カプセル挿入や打ち
抜き等の作業において、打ち抜き機のメカニカルロス等
によるフィルムと各装置の咬み込みが発生することがな
く、装置を破損する危険がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である錠剤シート製造装置フ
ィルム送りポケットローラの構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例である錠剤シート製造装置の
主要部の構成を示す説明図である。
【図3】錠剤シート製造装置に使用されるフィルム送り
ポケットローラの制御装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】停止位置調整手段の動作を示すフローチャート
である。
【図5】錠剤シート製造装置の全体構成を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1 フィルム送りポケットローラ 3 ポケット 5 凸部 6 成形装置 7 加熱板 8 ダイレクトドライブモータ 12 コントローラ 13 停止位置調整手段 15 フィルム 16 停止位置変更手段 22 停止位置調整スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明または半透明のフィルムに凹部を形
    成する成形装置と、該凹部に錠剤カプセルを挿入する錠
    剤カプセル挿入手段とを有する錠剤シート製造装置にお
    いて、 前記フィルムの凹部の反対面の凸部と嵌合するポケット
    が表面に形成され、回転可能に支持されるフィルム送り
    ポケットローラと、 前記フィルム送りポケットローラの回転軸に接続され、
    前記フィルム送りポケットローラを介して前記フィルム
    に間欠駆動を与えるダイレクトドライブモータと、 前記ダイレクトドライブモータの間欠駆動を制御する制
    御手段とを有し、 前記制御手段が、前記錠剤シート製造装置の運転中に、
    前記フィルム送りポケットローラの停止位置を調整する
    停止位置調整手段を有することを特徴とする錠剤シート
    製造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する錠剤シート製造装置
    において、 前記制御手段が、前記停止位置調整手段により前記フィ
    ルム送りポケットローラの停止位置の変更値が入力され
    たときに、該変更値に至るまで漸次変化する停止位置変
    更指令信号を発生する停止位置変更手段を有することを
    特徴とする錠剤シート製造装置。
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