JPH05338562A - 自動車の後部車体構造 - Google Patents

自動車の後部車体構造

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JPH05338562A
JPH05338562A JP15224492A JP15224492A JPH05338562A JP H05338562 A JPH05338562 A JP H05338562A JP 15224492 A JP15224492 A JP 15224492A JP 15224492 A JP15224492 A JP 15224492A JP H05338562 A JPH05338562 A JP H05338562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spoiler
wall plate
body structure
reinforcing
tailgate
Prior art date
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Pending
Application number
JP15224492A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiya Mori
文哉 毛利
Takahiro Miyagi
孝廣 宮城
Makoto Eguchi
眞 江口
Atsuyoshi Fukui
厚義 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テールゲートの剛性を十分に確保するととも
に、車体の後部に発生する渦流を消失させる。 【構成】 上面板1と、その後端部から下方に延びる後
壁板2とを備えたテールゲート3の後部上面に、車幅方
向に延びる翼部5と、この翼部5を支持する脚部6とを
有するリヤスポイラー4が取付けられた自動車の後部車
体構造において、上記リヤスポイラー4の脚部6に上記
テールゲート3の後壁板2を補強する補強部7を下方に
突設し、かつ補強部7に形成された吹き出し口10から
テールランプ11上に走行風を吹き出し、この吹き出し
風によって車体後部に発生する渦流を消失させるように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テールゲートおよびリ
ヤスポイラーを有する自動車の後部車体構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開平1−94182号公
報に示されるように、上面板と、その後端部から下方に
突設された後壁板とを備えたバックドアからなるテール
ゲートを有する後部車体構造が知られている。また、実
開平4−13485号公報に示されるように、上記テー
ルゲートの後部上面にリヤスポイラーを取付け、このリ
ヤスポイラーによって車体後部にダウンフォースを作用
させることにより、高速走行時における後輪のグリップ
力を増大させるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように上面板と
後壁板とを備えたテールゲートにスポイラーを取付ける
ように構成した場合には、自動車の走行時に上記後壁板
が振動して騒音が発生するのを防止するとともに、上記
スポイラーを安定して支持できるようにするため、上記
後壁板を構成するアウタパネルとインナパネルとの間に
レインフォースメントを配設する等により、後壁板の剛
性を増大させる必要がある。この結果、車体重量が増大
するとともに、後壁板の厚さが大きくなってトランクル
ームのスペースが減少するという問題があった。
【0004】また、自動車の走行時には、車体の後部に
渦流が発生し、この渦流によって車両の空気抵抗係数C
dが増大するとともに、上記渦流によって巻き上げられ
た埃や泥等がテールランプ等に付着するという問題点が
あることが知られており、簡単な構成で上記渦流を消失
できるようにすることが望まれていた。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、後壁板の厚さを大きくすることな
く、テールゲートの剛性を十分に確保することができる
とともに、簡単な構成で車体の後部に発生する渦流を消
失させることができる自動車の後部車体構造を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
上面板と、その後端部から下方に延びる後壁板とを備え
たテールゲートの後部上面に、車幅方向に延びる翼部
と、この翼部を支持する脚部とを有するリヤスポイラー
が取付けられた自動車の後部車体構造において、上記リ
ヤスポイラーの脚部に上記テールゲートの後壁板を補強
する補強部を突設し、かつ上記リヤスポイラーに走行風
の導入口を形成するとともに、上記補強部に走行風の吹
き出し口を形成したものである。
【0007】請求項2に係る発明は、リヤスポイラーの
左右に脚部を設け、この脚部に突設された補強部に、テ
ールランプ上に走行風を導出する吹き出し口を形成した
ものである。
【0008】請求項3に係る発明は、リヤスポイラーの
中央部に脚部を設け、この脚部に突設された補強部に、
左右に走行風を導出する吹き出し口を形成したものであ
る。
【0009】
【作用】上記請求項1記載の発明によれば、リヤスポイ
ラーの脚部に突設された補強部によってテールゲートの
後壁板の後面が補強されるとともに、上記補強部に形成
された吹き出し口から導出される吹き出し風により、車
体後部において発生する渦流を消失させることができ
る。
【0010】上記請求項2記載の発明によれば、リヤス
ポイラーの左右に突設された補強部によってテールゲー
トの後壁板の左右後面が補強されるとともに、上記補強
部に形成された吹き出し口から導出される吹き出し風に
より、車体後部のテールランプの近傍において発生する
渦流を消失させることができる。
【0011】上記請求項3記載の発明によれば、リヤス
ポイラーの脚部に突設された補強部によってテールゲー
トの後壁板の中央部後面が補強されるとともに、上記補
強部に形成された吹き出し口から導出される吹き出し風
により、車体後部において発生する渦流を消失させるこ
とができる。
【0012】
【実施例】図1および図2は、本発明に係る自動車の後
部車体構造の第1実施例を示している。この後部車体構
造は、バックドアウインドおよびその下端部に連続する
ドアパネル等からなる上面板1と、その後端部にから下
方に突設されたトランクルームの後壁板2とを備えたテ
ールゲート3を有し、このテールゲート3の後部上面に
は、リヤスポイラー4が取付けられている。
【0013】上記リヤスポイラー4は、車幅方向に伸び
る翼部5と、その左右両端部から下方に突設された脚部
6とからなり、この脚部6が上記テールゲート3の上面
板1上にボルト止め等の手段で固着されている。そして
上記脚部6の後端部には、下方に突出する補強部7が一
体に形成され、この補強部7によって上記後壁板2の左
右後面が支持されてこの部分が補強されている。
【0014】また、上記リヤスポイラー4の翼部5に
は、その前面に走行風の導入口8が所定間隔で形成され
るとともに、この導入口8から導入された走行風を上記
脚部6に供給する導通路9が形成されている。そして上
記導入口8から導通路9を経て脚部6に供給された走行
風は、上記補強部7に形成された吹き出し口10から後
部内方側に向けて斜めに吹き出され、この吹き出し風A
が車体の後部左右に形成されたテールランプ11上に供
給されるようになっている。
【0015】このようにリヤスポイラー4の脚部6に下
方に突出する補強部7を設け、この補強部7によってテ
ールゲート3の後壁板2の後面を補強するように構成し
たため、後壁板2をアウタパネルおよびインナパネルと
その間に配設されるレインフォースメント等からなる複
数のパネル材によって形成したり、各パネル材の板厚を
大きくしたりする等の手段を講じることなく、その剛性
を十分に確保することができる。したがって、自動車の
走行時に上記後壁板2が振動することに起因した騒音の
発生を効果的に防止することができる。
【0016】また、上記翼部5の前面に形成された導入
口8から導通路9内に導入された走行風をテールランプ
11上に導出する吹き出し口10を上記補強部7に形成
したため、図3に示すように、自動車の走行時に車体の
後部左右において発生する渦流Bを上記吹き出し風Aに
よって効果的に消失させることができる。すなわち、上
記渦流Bは、図1に示すように、テールゲート3の上面
に沿って流れる主流Cの下方において後壁板2の左右に
位置するテールランプ11の近傍に形成されるため、こ
の部分に配設された補強部7の吹き出し口10から導出
される吹き出し風Aを上記渦流Bの発生部に供給してこ
れを消失させ、これによって上記渦流Bに起因した空気
抵抗係数Cdの増大等を防止することができる。
【0017】図4は、本発明に係る自動車の後部車体構
造の第2実施例を示し、この後部車体に設けられたリヤ
スポイラー4の翼部5には、その中央部下面に脚部6が
突設されている。この脚部6には、テールゲート3の後
壁板2の中央部後面を補強する補強部7が一体に形成さ
れている。そして補強部7の後端面には、上記翼部5の
前面に形成された導入口8から導通路9中に導入された
走行風を後部外方側に向けて斜め左右に吹き出す吹き出
し口10が形成されている。
【0018】このようにスポイラー4の中央部に位置す
る脚部6に突設された補強部7によって上記後壁板2の
中央部後面を補強するように構成した場合には、自動車
の走行時に最も振動し易い上記後壁板1の中央部の振動
を確実に抑制することができるため、上記振動に起因し
た騒音の発生等を効果的に防止することができる。ま
た、上記吹き出し口10から斜め後方に導出される吹き
出し風Aにより、自動車の走行時に車体の後部左右にお
いて発生する渦流Bを消失させることができる。
【0019】なお、本発明に係る後部車体構造の具体的
構造は、上記実施例に限定されることなく種々の変形が
可能であり、例えば翼部5の左右両端部および中央部に
設けられた脚部5にそれぞれ下方に突出する補強部7を
形成し、この各補強部7に走行風の吹き出し口10を形
成した構造としてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、リヤス
ポイラーの脚部から下方に突設された補強部によってテ
ールゲートの後壁板の後面を補強するように構成したた
め、後壁板をアウタパネルおよびインナパネルとその間
に配設されるレインフォースメント等からなる複数のパ
ネル材によって形成したり、各パネル材の板厚を大きく
したりする等の手段を講じることなく、その剛性を十分
に確保して自動車の走行時に上記後壁板が振動すること
に起因した騒音の発生を防止することができる。したが
って、トランクルームのスペースが狭くなり、あるいは
車体重量が増大する等の弊害を生じることなく、上記騒
音が車室内に伝達されて乗員が不快感を受けのを効果的
に防止することができるという利点がある。
【0021】また、上記翼部の前面に形成された導入口
から導通路内に導入された走行風をテールランプ上に導
出する吹き出し口を上記補強部に形成した場合には、自
動車の走行時に車体の後部左右において発生する渦流を
上記吹き出し風によって効果的に消失させることができ
る。このため、上記テールランプの近傍に形成される渦
流を効果的に消失させて車両の空気抵抗係数Cdを減少
させることできるとともに、上記渦流によって巻き上げ
られた埃や泥等がテールランプ等に付着して外観が低下
したり、テールランプの視認性が低下したりするのを効
果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車の後部車体構造の第1実施
例を示す斜視図である。
【図2】上記後部車体構造の断面図である。
【図3】上記後部車体構造の平面図である。
【図4】本発明に係る自動車の後部車体構造の第2実施
例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 上面板 2 後壁板 3 テールゲート 4 リヤスポイラー 5 翼部 6 脚部 7 補強部 8 導入口 10 吹き出し口 11 テールランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 厚義 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面板と、その後端部から下方に延びる
    後壁板とを備えたテールゲートの後部上面に、車幅方向
    に延びる翼部と、この翼部を支持する脚部とを有するリ
    ヤスポイラーが取付けられた自動車の後部車体構造にお
    いて、上記リヤスポイラーの脚部に上記テールゲートの
    後壁板を補強する補強部を突設し、かつ上記リヤスポイ
    ラーに走行風の導入口を形成するとともに、上記補強部
    に走行風の吹き出し口を形成したことを特徴とする自動
    車の後部車体構造。
  2. 【請求項2】 リヤスポイラーの左右に脚部を設け、こ
    の脚部に突設された補強部に、テールランプ上に走行風
    を導出する吹き出し口を形成したことを特徴とする請求
    項1記載の自動車の後部車体構造。
  3. 【請求項3】 リヤスポイラーの中央部に脚部を設け、
    この脚部に突設された補強部に、左右に走行風を導出す
    る吹き出し口を形成したことを特徴とする請求項1記載
    の自動車の後部車体構造。
JP15224492A 1992-06-11 1992-06-11 自動車の後部車体構造 Pending JPH05338562A (ja)

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