JPH05338014A - ブロー成形方法及び装置 - Google Patents
ブロー成形方法及び装置Info
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- JPH05338014A JPH05338014A JP4150922A JP15092292A JPH05338014A JP H05338014 A JPH05338014 A JP H05338014A JP 4150922 A JP4150922 A JP 4150922A JP 15092292 A JP15092292 A JP 15092292A JP H05338014 A JPH05338014 A JP H05338014A
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- Japan
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- parison
- wires
- piece
- deformable assembly
- spherical
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C49/4242—Means for deforming the parison prior to the blowing operation
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/02—Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
- B29C49/04—Extrusion blow-moulding
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C49/4242—Means for deforming the parison prior to the blowing operation
- B29C49/42421—Means for deforming the parison prior to the blowing operation before laying into the mould
- B29C49/42422—Means for deforming the parison prior to the blowing operation before laying into the mould by the preform transporting means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C49/4242—Means for deforming the parison prior to the blowing operation
- B29C49/4244—Means for deforming the parison prior to the blowing operation during or after laying preform into the final mould
- B29C49/42454—The mould opening plane being vertical
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はブロー成形方法及び装置に関し、特
に、パリソンを変形させる場合、パリソン内に設けられ
た変形自在形組立体の変形精度を高くすると共に、変形
後の復元を確実化し、迅速かつ高精度に成形を行うこと
を特徴とする。 【構成】 本発明によるブロー成形方法及び装置は、複
数の弾性体、球状面体(2c,4c,6c)及び球状凹部(2d,4d,6
d)を介して互いに並列配置した複数のピース部材(2,4,6
・・・)を複数の長さの異なるワイヤ(8a,8b・・・)によって連
結し、前記ワイヤ(8a,8b・・・)を介して前記各ピース部材
(2,4,6)の連結状態を変形自在とした変形自在形組立体
(A)を、パリソン(20)内に位置させ、その後、前記変形
自在形組立体(A)の形状を曲折させて前記パリソン(20)
を所定の形状に予備成形し、金型の型閉後、前記パリソ
ン(20)内に加圧流体を供給して成形品(B)を成形し、前
記ワイヤ部材(8a,8b・・・)を緩めて前記変形自在形組立体
(A)を成形品(B)から除去する構成である。
に、パリソンを変形させる場合、パリソン内に設けられ
た変形自在形組立体の変形精度を高くすると共に、変形
後の復元を確実化し、迅速かつ高精度に成形を行うこと
を特徴とする。 【構成】 本発明によるブロー成形方法及び装置は、複
数の弾性体、球状面体(2c,4c,6c)及び球状凹部(2d,4d,6
d)を介して互いに並列配置した複数のピース部材(2,4,6
・・・)を複数の長さの異なるワイヤ(8a,8b・・・)によって連
結し、前記ワイヤ(8a,8b・・・)を介して前記各ピース部材
(2,4,6)の連結状態を変形自在とした変形自在形組立体
(A)を、パリソン(20)内に位置させ、その後、前記変形
自在形組立体(A)の形状を曲折させて前記パリソン(20)
を所定の形状に予備成形し、金型の型閉後、前記パリソ
ン(20)内に加圧流体を供給して成形品(B)を成形し、前
記ワイヤ部材(8a,8b・・・)を緩めて前記変形自在形組立体
(A)を成形品(B)から除去する構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロー成形方法及び装
置に関し、特に、パリソンを変形させる場合、パリソン
内に設けられた変形自在形組立体の変形精度を高くする
と共に、変形後の復元を確実化し、迅速かつ高精度に成
形を行うための新規な改良に関する。
置に関し、特に、パリソンを変形させる場合、パリソン
内に設けられた変形自在形組立体の変形精度を高くする
と共に、変形後の復元を確実化し、迅速かつ高精度に成
形を行うための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、中空容器などの成形のために、
ブロー成形方法が適用されるが、このブロー成形品の中
には、中空部の軸線が2次元又は3次元に屈曲している
ものがある。このような成形品を製造するためには、通
常2つ割りされた金型の、一方の金型内に中空のパリソ
ンを型に沿わせて屈曲させて収容する必要がある。1例
として、特開昭63−280613号公報には、金型を
開いた状態で、押し出しダイヘッドからパリソンをこれ
ら金型間に押し出すと共に、この押し出しダイヘッドよ
りマルテンサイト変態終了温度以下の低温度において真
っすぐな形状となる弾性を有する形状記憶合金を前記パ
リソン内に垂下供給し、この垂下供給した形状記憶合金
を上記パリソンの熱により逆変態終了温度以上に昇温さ
せ、マルテンサイト変態開始温度であらかじめ記憶させ
た金型キャビテイ形状に変形復帰させ、この変形した形
状記憶合金により前記パリソンを金型キャビテイ形状に
予備成形した後、金型を合わせて所定の形状にブロー成
形し、この成形中ないし後で前記形状記憶合金が棒状に
変化する前後に金型のキャビテイ内から引き抜くように
した方法が開示されている。これにより中空部の軸線が
2次元又は3次元に屈曲している成形品を製造すること
ができる。
ブロー成形方法が適用されるが、このブロー成形品の中
には、中空部の軸線が2次元又は3次元に屈曲している
ものがある。このような成形品を製造するためには、通
常2つ割りされた金型の、一方の金型内に中空のパリソ
ンを型に沿わせて屈曲させて収容する必要がある。1例
として、特開昭63−280613号公報には、金型を
開いた状態で、押し出しダイヘッドからパリソンをこれ
ら金型間に押し出すと共に、この押し出しダイヘッドよ
りマルテンサイト変態終了温度以下の低温度において真
っすぐな形状となる弾性を有する形状記憶合金を前記パ
リソン内に垂下供給し、この垂下供給した形状記憶合金
を上記パリソンの熱により逆変態終了温度以上に昇温さ
せ、マルテンサイト変態開始温度であらかじめ記憶させ
た金型キャビテイ形状に変形復帰させ、この変形した形
状記憶合金により前記パリソンを金型キャビテイ形状に
予備成形した後、金型を合わせて所定の形状にブロー成
形し、この成形中ないし後で前記形状記憶合金が棒状に
変化する前後に金型のキャビテイ内から引き抜くように
した方法が開示されている。これにより中空部の軸線が
2次元又は3次元に屈曲している成形品を製造すること
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のブロー成形方法
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、形状記憶合金を利用したブ
ロー成形方法には、屈曲した成形品の中から形状記憶合
金を引き抜くことが困難な場合があるという問題点があ
る。例えば、コ字形に屈曲している成形品の場合、逆変
態終了温度以上の温度においては形状記憶合金もコ字形
に変形しているので、たとえ弾性を有する形状記憶合金
であっても、中空の空間部が相当大きいものでないと、
成形品から形状記憶合金を引き抜くことは難しい。しか
もマルテンサイト変態終了温度以下の低温度では、形状
記憶合金は真っすぐな形状になるので、引き抜きの際、
成形品を損傷するおそれもある。従って前述の従来方法
によって製造できる成形品は、直線に近いS字状、その
ほか簡単な2次元ないし3次元の屈曲形状のものに限定
されることになる。また、形状記憶合金の、温度に対す
る変形応答速度は極めて遅く、このような用途に対して
満足できるものではなく、成形品の製造効果を上げるこ
とが不可能であった。
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、形状記憶合金を利用したブ
ロー成形方法には、屈曲した成形品の中から形状記憶合
金を引き抜くことが困難な場合があるという問題点があ
る。例えば、コ字形に屈曲している成形品の場合、逆変
態終了温度以上の温度においては形状記憶合金もコ字形
に変形しているので、たとえ弾性を有する形状記憶合金
であっても、中空の空間部が相当大きいものでないと、
成形品から形状記憶合金を引き抜くことは難しい。しか
もマルテンサイト変態終了温度以下の低温度では、形状
記憶合金は真っすぐな形状になるので、引き抜きの際、
成形品を損傷するおそれもある。従って前述の従来方法
によって製造できる成形品は、直線に近いS字状、その
ほか簡単な2次元ないし3次元の屈曲形状のものに限定
されることになる。また、形状記憶合金の、温度に対す
る変形応答速度は極めて遅く、このような用途に対して
満足できるものではなく、成形品の製造効果を上げるこ
とが不可能であった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、パリソンを変形させる場合
のパリソン内に設けられた変形自在形組立体の変形精度
を高くすると共に、変形後の復元を確実化し、迅速かつ
高精度に成形を行うようにしたブロー成形方法及び装置
を提供することを目的とする。
めになされたもので、特に、パリソンを変形させる場合
のパリソン内に設けられた変形自在形組立体の変形精度
を高くすると共に、変形後の復元を確実化し、迅速かつ
高精度に成形を行うようにしたブロー成形方法及び装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるブロー成形
方法は、複数の弾性体、球状面体及び球状凹部を介して
互いに直列配置した複数のピース部材を複数の長さの異
なるワイヤによって連結し、前記ワイヤを介して前記各
ピース部材の連結状態を変形自在とした変形自在形組立
体を、パリソン内に位置させ、その後、前記変形自在形
組立体の形状を曲折させて前記パリソンを所定の形状に
予備成形し、金型の型閉後、前記パリソン内に加圧流体
を供給して成形品を成形し、前記ワイヤ部材を緩めて前
記変形自在形組立体を前記成形品から除去する方法であ
る。
方法は、複数の弾性体、球状面体及び球状凹部を介して
互いに直列配置した複数のピース部材を複数の長さの異
なるワイヤによって連結し、前記ワイヤを介して前記各
ピース部材の連結状態を変形自在とした変形自在形組立
体を、パリソン内に位置させ、その後、前記変形自在形
組立体の形状を曲折させて前記パリソンを所定の形状に
予備成形し、金型の型閉後、前記パリソン内に加圧流体
を供給して成形品を成形し、前記ワイヤ部材を緩めて前
記変形自在形組立体を前記成形品から除去する方法であ
る。
【0006】本発明によるブロー成形装置は、パリソン
を押出すヘッド部材と、前記ヘッド部材の下方に配置さ
れ開閉自在な金型とを有するブロー成形装置において、
前記ヘッド部材の下方に複数のワイヤを介して連結配設
され複数のピース部材よりなる変形自在形組立体と、前
記ヘッド部材の上方に設けられ前記ワイヤを上下動させ
るための複数のワイヤ駆動体とを備え、前記変形自在組
立体は前記各ピース部材に設けた球状面体及び球状凹部
を介して互いに接合すると共に前記ピース部材間に弾性
体を設け、該弾性体により互いに前記ピース部材を離間
する方向に付勢されている構成である。
を押出すヘッド部材と、前記ヘッド部材の下方に配置さ
れ開閉自在な金型とを有するブロー成形装置において、
前記ヘッド部材の下方に複数のワイヤを介して連結配設
され複数のピース部材よりなる変形自在形組立体と、前
記ヘッド部材の上方に設けられ前記ワイヤを上下動させ
るための複数のワイヤ駆動体とを備え、前記変形自在組
立体は前記各ピース部材に設けた球状面体及び球状凹部
を介して互いに接合すると共に前記ピース部材間に弾性
体を設け、該弾性体により互いに前記ピース部材を離間
する方向に付勢されている構成である。
【0007】さらに詳細には、前記各ピース部材のうち
の何れかには、傾斜底面が成形されている構成である。
の何れかには、傾斜底面が成形されている構成である。
【0008】さらに詳細には、前記球状面体は独立した
球体よりなり、前記球状凹部は独立した球体よりなり、
前記球状凹部は前記ピース部材に設けられている構成で
ある。
球体よりなり、前記球状凹部は独立した球体よりなり、
前記球状凹部は前記ピース部材に設けられている構成で
ある。
【0009】さらに詳細には、前記球状面体は半球面に
て前記ピース部材に形成され、前記球状凹部は前記ピー
ス部材に形成されている構成である。
て前記ピース部材に形成され、前記球状凹部は前記ピー
ス部材に形成されている構成である。
【0010】
【作用】本発明によるブロー成形方法及び装置において
は、まず、各ワイヤを緩めた状態で変形自在形組立体を
直線状として垂直な状態で溶融状態のパリソン内に位置
させる。その後、長さの異なる各ワイヤを上方に引くこ
とにより、各ワイヤの下端に接続した各ピース部材が各
球状面体及び球状凹部の中心(すなわち曲折する場合の
中心)で弾性体の力に抗して互いに接合して曲折するこ
とにより各ピース部材の姿勢が変わり、所定の2次元又
は3次元の曲折形状となるためパリソンがこの形に沿っ
て予備成形される。前述の予備成形されたパリソンを変
形自在形組立体と共にキャビテイ内に配置させ金型の型
閉を行う。その後、パリソン内に加圧流体(空気)を吹
き込むことにより、パリソンはキャビテイの内面に押し
付けられ、所定形状のブロー成形品となる。次に、各ワ
イヤを順々に緩めて各ピース部材を変形自在なレリーズ
状態とすると、各ピース部材は弾性体の作用によって互
いに離間し、吹込終了後、変形自在形組立体を成形品か
ら抜き取り型開きを行い、成形品を金型から取り出すこ
とにより、中空部の軸心が2次元又は3次元に屈曲した
成形品を高精度に製造することができる。従って、各球
状面体及び球状凹部を介して各ピース部材が曲折するた
め、この曲折中心を確実に再現することができ、変形自
在形組立体の位置精度の再現を確実に行うことができ
る。
は、まず、各ワイヤを緩めた状態で変形自在形組立体を
直線状として垂直な状態で溶融状態のパリソン内に位置
させる。その後、長さの異なる各ワイヤを上方に引くこ
とにより、各ワイヤの下端に接続した各ピース部材が各
球状面体及び球状凹部の中心(すなわち曲折する場合の
中心)で弾性体の力に抗して互いに接合して曲折するこ
とにより各ピース部材の姿勢が変わり、所定の2次元又
は3次元の曲折形状となるためパリソンがこの形に沿っ
て予備成形される。前述の予備成形されたパリソンを変
形自在形組立体と共にキャビテイ内に配置させ金型の型
閉を行う。その後、パリソン内に加圧流体(空気)を吹
き込むことにより、パリソンはキャビテイの内面に押し
付けられ、所定形状のブロー成形品となる。次に、各ワ
イヤを順々に緩めて各ピース部材を変形自在なレリーズ
状態とすると、各ピース部材は弾性体の作用によって互
いに離間し、吹込終了後、変形自在形組立体を成形品か
ら抜き取り型開きを行い、成形品を金型から取り出すこ
とにより、中空部の軸心が2次元又は3次元に屈曲した
成形品を高精度に製造することができる。従って、各球
状面体及び球状凹部を介して各ピース部材が曲折するた
め、この曲折中心を確実に再現することができ、変形自
在形組立体の位置精度の再現を確実に行うことができ
る。
【0011】
【実施例】以下、図面と共に本発明によるブロー成形方
法及び装置の好適な実施例について詳細に説明する。図
1から図3までは、本発明によるブロー成形方法及び装
置を示すもので、図1は全体構成の断面図、図2はピー
ス部材の斜視図、図3はピース部材の曲げ状態を示す構
成図、図4は図3の要部の拡大図、図5は他の実施例を
示す構成図、図6は図5の要部を示す拡大図、図7,8
は動作を示す構成図、図9,10,11は動作を示す断
面図、図12,13はワイヤ駆動体を示す構成図であ
る。
法及び装置の好適な実施例について詳細に説明する。図
1から図3までは、本発明によるブロー成形方法及び装
置を示すもので、図1は全体構成の断面図、図2はピー
ス部材の斜視図、図3はピース部材の曲げ状態を示す構
成図、図4は図3の要部の拡大図、図5は他の実施例を
示す構成図、図6は図5の要部を示す拡大図、図7,8
は動作を示す構成図、図9,10,11は動作を示す断
面図、図12,13はワイヤ駆動体を示す構成図であ
る。
【0012】まず、中空成形機50のパリソン20を押
出すヘッド部22の中心穴には、スリーブ12が固定さ
れており、このスリーブ12の下方位置には、複数のワ
イヤ8a,8bで吊下げられた状態の変形自在形組立体
Aが配設されている。この変形自在形組立体Aは、図2
に示すように複数のコマ状をなすピース部材2,4,6
及び各ピース部材2,4,6を貫通する複数の前記ワイ
ヤ8a,8b並びに各ピース部材2,4,6間に設けら
れた弾性体であるばね60より構成されている。また、
前記各ばね60は、図3から図8に示されるように、各
ピース部材2,4,6の対向面に形成された凹部61内
に保持位置決めされており、このばね60のばね作用に
より各ピース部材2,4,6は常に隙間t(図7に示
す)を介して離間する方向に付勢されている。
出すヘッド部22の中心穴には、スリーブ12が固定さ
れており、このスリーブ12の下方位置には、複数のワ
イヤ8a,8bで吊下げられた状態の変形自在形組立体
Aが配設されている。この変形自在形組立体Aは、図2
に示すように複数のコマ状をなすピース部材2,4,6
及び各ピース部材2,4,6を貫通する複数の前記ワイ
ヤ8a,8b並びに各ピース部材2,4,6間に設けら
れた弾性体であるばね60より構成されている。また、
前記各ばね60は、図3から図8に示されるように、各
ピース部材2,4,6の対向面に形成された凹部61内
に保持位置決めされており、このばね60のばね作用に
より各ピース部材2,4,6は常に隙間t(図7に示
す)を介して離間する方向に付勢されている。
【0013】前記各ピース部材2,4,6は、四ふっ化
エチレン樹脂のような他の樹脂の接着しにくい性質の材
質で構成もしくは表面処理された部材で構成されてお
り、各ピース部材2,4,6は各々長さが異なるワイヤ
8a,8bに接続されている。前記スリーブ12は、パ
リソン20の内径よりも小さい外径を有する円筒状をし
ており、このスリーブ12の下側半分は前記変形自在形
組立体Aの外径よりも大きい内径を有して形成されてい
ると共に、残りの半分の長さにわたって設けられた貫通
穴12aは、変形自在形組立体Aのワイヤ8a及び8b
の移動を妨げない内径に形成され、図示しない加圧流体
を吹込むための空気吹込み装置と連通している。
エチレン樹脂のような他の樹脂の接着しにくい性質の材
質で構成もしくは表面処理された部材で構成されてお
り、各ピース部材2,4,6は各々長さが異なるワイヤ
8a,8bに接続されている。前記スリーブ12は、パ
リソン20の内径よりも小さい外径を有する円筒状をし
ており、このスリーブ12の下側半分は前記変形自在形
組立体Aの外径よりも大きい内径を有して形成されてい
ると共に、残りの半分の長さにわたって設けられた貫通
穴12aは、変形自在形組立体Aのワイヤ8a及び8b
の移動を妨げない内径に形成され、図示しない加圧流体
を吹込むための空気吹込み装置と連通している。
【0014】前記ヘッド部22の上部には、中空部24
aを有する可動部材24が配置されており、このヘッド
部22には、図示しない射出装置が接続されると共に、
前述のようにスリーブ12の外径よりも大きい円筒状の
パリソン20を押出し可能に構成されている。
aを有する可動部材24が配置されており、このヘッド
部22には、図示しない射出装置が接続されると共に、
前述のようにスリーブ12の外径よりも大きい円筒状の
パリソン20を押出し可能に構成されている。
【0015】前記可動部材24の中空部24aにはスリ
ーブ12の一部が収容されるように構成されており、こ
の可動部材24には、8個(図中には2個のみ開示)の
ガイドロール14が回転可能に支持され、更にワイヤ8
a,8b・・・駆動用の8個の流体圧シリンダからなる
ワイヤ駆動体16aから16h(図12,13に開示)
が取り付けられている。
ーブ12の一部が収容されるように構成されており、こ
の可動部材24には、8個(図中には2個のみ開示)の
ガイドロール14が回転可能に支持され、更にワイヤ8
a,8b・・・駆動用の8個の流体圧シリンダからなる
ワイヤ駆動体16aから16h(図12,13に開示)
が取り付けられている。
【0016】前記各ワイヤ8a,8b・・・は、スリー
ブ12の貫通穴12aを通りガイドロール14を介して
各ワイヤ駆動体16a〜16hのロッドにそれぞれ取り
付けられており、各ワイヤ駆動体16a〜16hは、ワ
イヤ8a,8b・・・を上下移動できるものである。
ブ12の貫通穴12aを通りガイドロール14を介して
各ワイヤ駆動体16a〜16hのロッドにそれぞれ取り
付けられており、各ワイヤ駆動体16a〜16hは、ワ
イヤ8a,8b・・・を上下移動できるものである。
【0017】前記ヘッド部22の両側面には、流体圧シ
リンダからなる複数の駆動体18が取り付けられてお
り、各駆動体18のロッド18aは前記可動部材24に
連結されている。この駆動体18は、可動部材24を図
中上下方向に移動可能であり、このヘッド部22の下方
位置には金型26が配置されていると共に、この金型2
6は一組の型開閉シリンダ28によって左右方向に開閉
できるように構成されている。
リンダからなる複数の駆動体18が取り付けられてお
り、各駆動体18のロッド18aは前記可動部材24に
連結されている。この駆動体18は、可動部材24を図
中上下方向に移動可能であり、このヘッド部22の下方
位置には金型26が配置されていると共に、この金型2
6は一組の型開閉シリンダ28によって左右方向に開閉
できるように構成されている。
【0018】次に、図2から図4に前記変形自在形組立
体Aの一部を簡略化して示しており、ほぼ円柱状に形成
されたピース部材2,4及び6には、軸心と平行にそれ
ぞれ複数の貫通穴2a,4a,6aが設けられている。
体Aの一部を簡略化して示しており、ほぼ円柱状に形成
されたピース部材2,4及び6には、軸心と平行にそれ
ぞれ複数の貫通穴2a,4a,6aが設けられている。
【0019】前記各ピース部材2,4及び6の各貫通穴
2a,4a及び6aにワイヤ8a,8b・・・が貫通し
ており、この場合、8本(2本のみ図示)のワイヤ8
a,8b・・・は、各々長さが順次異なるように構成さ
れ、ストッパ10を介して当該ピース部材2,4,6に
接続されている。従って、この各ワイヤ8a,8b・・
・の長さは、本実施例では2本しか示していないが、図
12,図13に示すように8個のワイヤ駆動体16a〜
16hに接続された各ワイヤ8a,8b・・・の長さ
は、順次異なるように構成され、各ワイヤ8a,8b・
・・が各々8個のピース部材2,4,6・・・(図1
2,13に示す)に個別に接続されている。
2a,4a及び6aにワイヤ8a,8b・・・が貫通し
ており、この場合、8本(2本のみ図示)のワイヤ8
a,8b・・・は、各々長さが順次異なるように構成さ
れ、ストッパ10を介して当該ピース部材2,4,6に
接続されている。従って、この各ワイヤ8a,8b・・
・の長さは、本実施例では2本しか示していないが、図
12,図13に示すように8個のワイヤ駆動体16a〜
16hに接続された各ワイヤ8a,8b・・・の長さ
は、順次異なるように構成され、各ワイヤ8a,8b・
・・が各々8個のピース部材2,4,6・・・(図1
2,13に示す)に個別に接続されている。
【0020】前記各ピース部材2,4,6・・・は通常
8個で構成されているが、ここでは、そのうちの3個に
ついてその構成を示しており、図2から図4に示すよう
に、各ピース部材2,4,6の上面には、半球面よりな
る球状面部2c,4c,6cが一体に突出して形成され
ていると共に、各ピース部材2,4,6の下面には、こ
れらの球状面体2c,4c,6cと接合する半球状の球
状凹部4d,6dが形成されている。
8個で構成されているが、ここでは、そのうちの3個に
ついてその構成を示しており、図2から図4に示すよう
に、各ピース部材2,4,6の上面には、半球面よりな
る球状面部2c,4c,6cが一体に突出して形成され
ていると共に、各ピース部材2,4,6の下面には、こ
れらの球状面体2c,4c,6cと接合する半球状の球
状凹部4d,6dが形成されている。
【0021】また、前記球状面体2c,4c,6cは前
述の半球面に限ることなく、図5及び図6に示すよう
に、完全な独立した球体で構成し、各ピース部材2,
4,6の各端面である上面と下面に形成された半球状の
球状凹部2d,4d,6dにばね60を介して接合する
ように構成されても良い。なお、前記各球状面部2c,
4c,6cの中心は各ピース部材2,4,6の曲折中心
である。また、図2では3個のピース部材2,4,6の
み示しているが、実際には、図1,12,13に示すよ
うに、8個のピース部材2,4,6を採用しているもの
である。なお、前述の球状面体2c,4c,6cは半球
体、完全な球体の何れの場合でも同様の効果を奏するも
のである。
述の半球面に限ることなく、図5及び図6に示すよう
に、完全な独立した球体で構成し、各ピース部材2,
4,6の各端面である上面と下面に形成された半球状の
球状凹部2d,4d,6dにばね60を介して接合する
ように構成されても良い。なお、前記各球状面部2c,
4c,6cの中心は各ピース部材2,4,6の曲折中心
である。また、図2では3個のピース部材2,4,6の
み示しているが、実際には、図1,12,13に示すよ
うに、8個のピース部材2,4,6を採用しているもの
である。なお、前述の球状面体2c,4c,6cは半球
体、完全な球体の何れの場合でも同様の効果を奏するも
のである。
【0022】従って、この8本の互いに異なる長さのワ
イヤ8a,8b・・・で各々接続された各ピース部材
2,4,6・・・を用いて、各ピース部材2,4,6・
・・を自在に変形させる場合、図7に示すように、各ワ
イヤ8a,8b・・・を緩めると各ピース部材2,4,
6・・・は直線状であるが、各ワイヤ駆動体16aから
16hを介して各ワイヤ8a,8b・・・を上方に引く
と、各ピース部材2,4,6・・・は、ストッパ10を
起点として各ワイヤ8a,8b・・・が引かれるため、
図3及び図8で示すように、各ばね60を圧縮した状態
で上段のピース部材6の下面の傾斜底面2e,4e,6
eはピース部材2,4の上面と接触することになり、変
形自在形組立体Aを所定の形状に曲折させることができ
る。すなわち、パリソン20内でこのような曲折を行わ
せることによりパリソン20を所定の形状に予備成形す
ることができるもので、各々長さが異なる各ワイヤ8
a,8b・・・を接続する各ピース部材2,4,6・・
・を任意に選択することにより、任意の曲折形状を得る
ことができる。
イヤ8a,8b・・・で各々接続された各ピース部材
2,4,6・・・を用いて、各ピース部材2,4,6・
・・を自在に変形させる場合、図7に示すように、各ワ
イヤ8a,8b・・・を緩めると各ピース部材2,4,
6・・・は直線状であるが、各ワイヤ駆動体16aから
16hを介して各ワイヤ8a,8b・・・を上方に引く
と、各ピース部材2,4,6・・・は、ストッパ10を
起点として各ワイヤ8a,8b・・・が引かれるため、
図3及び図8で示すように、各ばね60を圧縮した状態
で上段のピース部材6の下面の傾斜底面2e,4e,6
eはピース部材2,4の上面と接触することになり、変
形自在形組立体Aを所定の形状に曲折させることができ
る。すなわち、パリソン20内でこのような曲折を行わ
せることによりパリソン20を所定の形状に予備成形す
ることができるもので、各々長さが異なる各ワイヤ8
a,8b・・・を接続する各ピース部材2,4,6・・
・を任意に選択することにより、任意の曲折形状を得る
ことができる。
【0023】次に、本発明における第1実施例の作用を
説明する。あらかじめ、駆動体18を駆動して可動部材
24をヘッド部22に密着させ、型開閉シリンダ28を
駆動して金型26を開き、各ワイヤ駆動体16aから1
6hを駆動してばね60が伸びた状態で変形自在形組立
体Aをほぼ直線状に下垂させておく。図示しない射出装
置より溶融樹脂を供給してパリソン20を変形自在形組
立体Aの外径部に円筒状に下垂させる(図1)。
説明する。あらかじめ、駆動体18を駆動して可動部材
24をヘッド部22に密着させ、型開閉シリンダ28を
駆動して金型26を開き、各ワイヤ駆動体16aから1
6hを駆動してばね60が伸びた状態で変形自在形組立
体Aをほぼ直線状に下垂させておく。図示しない射出装
置より溶融樹脂を供給してパリソン20を変形自在形組
立体Aの外径部に円筒状に下垂させる(図1)。
【0024】次に、各ワイヤ駆動体16aから16hを
作動させて各ワイヤ8a,8b・・・をいちばん短いも
のから順に上方に引き上げることにより、変形自在形組
立体Aは所定の形状(図8に示す)に曲折し、パリソン
20は図9に示すような曲折形状に予備成形される。こ
のとき、各ピース部材2,4,6・・・は、四ふっ化エ
チレン樹脂のような他の樹脂に接着しにくい材質のもの
で構成もしくは表面処理された部材で構成されているの
で、パリソン20の内面に接触しているが、接着してし
まうことはない。
作動させて各ワイヤ8a,8b・・・をいちばん短いも
のから順に上方に引き上げることにより、変形自在形組
立体Aは所定の形状(図8に示す)に曲折し、パリソン
20は図9に示すような曲折形状に予備成形される。こ
のとき、各ピース部材2,4,6・・・は、四ふっ化エ
チレン樹脂のような他の樹脂に接着しにくい材質のもの
で構成もしくは表面処理された部材で構成されているの
で、パリソン20の内面に接触しているが、接着してし
まうことはない。
【0025】次に、型開閉シリンダ28を駆動して金型
26を閉じ、パリソン20を変形自在形組立体Aと共に
キャビテイ30内に配置させ、図示しない空気吹込み装
置から空気を供給して中空状の成形品Bを成形する(図
10)。
26を閉じ、パリソン20を変形自在形組立体Aと共に
キャビテイ30内に配置させ、図示しない空気吹込み装
置から空気を供給して中空状の成形品Bを成形する(図
10)。
【0026】次に、型開閉シリンダ28を駆動して金型
26を開く一方、各ワイヤ駆動体16aから16hを駆
動して各ワイヤ8a,8b・・・を緩めると、各ピース
部材2,4,6・・・は、ばね60の作用により互いに
離間する方向に付勢され、変形自在形組立体Aを自由に
変形可能な状態(直線状)とさせ、駆動体18を駆動し
て可動部材24を図11のように上方に移動させると、
変形自在形組立体Aはスリーブ12内にスムーズに収容
される。これにより、成形品Bは図中下方に落下可能と
なる(図11)。また、図5のように曲折した変形自在
形組立体Aをパリソン20から離脱させる場合、各ワイ
ヤ8a,8b・・・を緩めることにより、ばね60の作
用によって各ピース部材2,4,6・・・間に隙間t
(図7に示す)が形成されるため、各ピース部材2,
4,6・・・は自在形となり、離脱が極めて容易とな
る。
26を開く一方、各ワイヤ駆動体16aから16hを駆
動して各ワイヤ8a,8b・・・を緩めると、各ピース
部材2,4,6・・・は、ばね60の作用により互いに
離間する方向に付勢され、変形自在形組立体Aを自由に
変形可能な状態(直線状)とさせ、駆動体18を駆動し
て可動部材24を図11のように上方に移動させると、
変形自在形組立体Aはスリーブ12内にスムーズに収容
される。これにより、成形品Bは図中下方に落下可能と
なる(図11)。また、図5のように曲折した変形自在
形組立体Aをパリソン20から離脱させる場合、各ワイ
ヤ8a,8b・・・を緩めることにより、ばね60の作
用によって各ピース部材2,4,6・・・間に隙間t
(図7に示す)が形成されるため、各ピース部材2,
4,6・・・は自在形となり、離脱が極めて容易とな
る。
【0027】前述の工程を繰返すことにより、軸心が2
次元に曲折した中空状の成形品Bを連続的に製造するこ
とができる。なお、前述の説明では、傾斜底面2e,4
e,6eの形成を任意に選ぶことにより、曲折は2次元
状のものに限らず、3次元状のものとすることもでき
る。
次元に曲折した中空状の成形品Bを連続的に製造するこ
とができる。なお、前述の説明では、傾斜底面2e,4
e,6eの形成を任意に選ぶことにより、曲折は2次元
状のものに限らず、3次元状のものとすることもでき
る。
【0028】また、ワイヤ8a,8b・・・の数も8本
以上として、複雑な3次元の曲折形状のものを形成させ
ることができると共に、各ワイヤ駆動体16a〜16h
を図1の取付位置から互いにロッドが下向きとなるよう
に90度ずらして、シリンダ軸心をワイヤ8a,8b・
・・の軸心と一致させるように取り付ければ、ガイドロ
ーラ14を省略することが可能である。
以上として、複雑な3次元の曲折形状のものを形成させ
ることができると共に、各ワイヤ駆動体16a〜16h
を図1の取付位置から互いにロッドが下向きとなるよう
に90度ずらして、シリンダ軸心をワイヤ8a,8b・
・・の軸心と一致させるように取り付ければ、ガイドロ
ーラ14を省略することが可能である。
【0029】また、ワイヤ8a,8b・・・を駆動する
ワイヤ駆動体16aから16hとして流体圧シリンダを
用いたが、例えば、ウインチ式の巻取り装置を採用する
こともでき、同様に駆動体18は、リニアモータなどの
直線駆動装置によって置き換えることが可能である。
ワイヤ駆動体16aから16hとして流体圧シリンダを
用いたが、例えば、ウインチ式の巻取り装置を採用する
こともでき、同様に駆動体18は、リニアモータなどの
直線駆動装置によって置き換えることが可能である。
【0030】なお、前述の実施例においては、変形自在
形組立体Aが先に降下してバリソン20の降下を待つ方
法であるが、パリソン20と変形自在形組立体Aはこれ
と逆に降下する場合、又は、同時に降下する場合等とす
ることができる。また本実施例では、弾性体としてバネ
を用いたが、ゴム等であっても良い。
形組立体Aが先に降下してバリソン20の降下を待つ方
法であるが、パリソン20と変形自在形組立体Aはこれ
と逆に降下する場合、又は、同時に降下する場合等とす
ることができる。また本実施例では、弾性体としてバネ
を用いたが、ゴム等であっても良い。
【0031】
【発明の効果】本発明によるブロー成形方法及び装置
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。すなわち、パリソン内に配設した
変形自在形組立体の各ピース部材を異なる長さの複数の
ワイヤで個別に引くことにより2次元又は3次元の曲折
形状を任意に作ることができ、そのために、中空部の軸
線が複雑に曲がりくねった中空の成形品を製造すること
ができ、また、できあがった成形品を取り出す場合に内
部を傷付けるようなおそれがない。さらに、各ピース部
材間に弾性体が介挿されているため、ワイヤを緩めた場
合には、各ピース部材間に隙間tが形成されるため、直
線時及び曲折時の何れにおいても、各ピース部材間が強
制的に離間した状態となり、パリソンからの離脱が極め
て容易となる。また、ワイヤを引締めて各ピース部材を
直線状及び曲折状とした場合においても各球状面部及び
球状凹部の組合わせにより曲折時の中心を確実に再現す
ることができ、変形自在形組立体の位置精度を確実と
し、高精度の成形を得ることができる。また、弾性体に
よって各ピース部材は強制的にその形状を保持するよう
に作用を受けるため、形状のくずれがなく、それによっ
て、成形されるパリソンの形状も精度の高い所定形状に
成形することができる。
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。すなわち、パリソン内に配設した
変形自在形組立体の各ピース部材を異なる長さの複数の
ワイヤで個別に引くことにより2次元又は3次元の曲折
形状を任意に作ることができ、そのために、中空部の軸
線が複雑に曲がりくねった中空の成形品を製造すること
ができ、また、できあがった成形品を取り出す場合に内
部を傷付けるようなおそれがない。さらに、各ピース部
材間に弾性体が介挿されているため、ワイヤを緩めた場
合には、各ピース部材間に隙間tが形成されるため、直
線時及び曲折時の何れにおいても、各ピース部材間が強
制的に離間した状態となり、パリソンからの離脱が極め
て容易となる。また、ワイヤを引締めて各ピース部材を
直線状及び曲折状とした場合においても各球状面部及び
球状凹部の組合わせにより曲折時の中心を確実に再現す
ることができ、変形自在形組立体の位置精度を確実と
し、高精度の成形を得ることができる。また、弾性体に
よって各ピース部材は強制的にその形状を保持するよう
に作用を受けるため、形状のくずれがなく、それによっ
て、成形されるパリソンの形状も精度の高い所定形状に
成形することができる。
【図1】本発明によるブロー成形装置を示す断面図であ
る。
る。
【図2】図1のピース部材の斜視図である。
【図3】図1のピース部材の曲げ状態を示す構成図であ
る。
る。
【図4】図3の要部の拡大図である。
【図5】他の実施例を示す構成図である。
【図6】図5の要部を示す拡大図である。
【図7】図1の動作状態を示す構成図である。
【図8】図1の動作状態を示す構成図である。
【図9】動作を示す断面図である。
【図10】動作を示す断面図である。
【図11】動作を示す断面図である。
【図12】ワイヤ駆動体を示す構成図である。
【図13】ワイヤ駆動体を示す構成図である。
2 ピース部材 4 ピース部材 6 ピース部材 2c,4c,6c 球状面体 2d,4d,6d 球状凹部 2e,4e,6e 傾斜底面 A 変形自在形組立体 B 成形品 8a ワイヤ 8b ワイヤ 16a ワイヤ駆動体 16h ワイヤ駆動体 20 パリソン 22 ヘッド部材 26 金型 30 キャビテイ 60 弾性体(ばね)
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の弾性体、球状面体(2c,4c,6c)及び
球状凹部(2d,4d,6d)を介して互いに直列配置した複数の
ピース部材(2,4,6・・・)を複数の長さの異なるワイヤ(8a,
8b・・・)によって連結し、前記ワイヤ(8a,8b・・・)を介して
前記各ピース部材(2,4,6)の連結状態を変形自在とした
変形自在形組立体(A)を、パリソン(20)内に位置させ、
その後、前記変形自在形組立体(A)の形状を曲折させて
前記パリソン(20)を所定の形状に予備成形し、金型の型
閉後、前記パリソン(20)内に加圧流体を供給して成形品
(B)を成形し、前記ワイヤ(8a,8b・・・)を緩めて前記変形
自在形組立体(A)を前記成形品(B)から除去することを特
徴とするブロー成形方法。 - 【請求項2】 パリソン(20)を押出すヘッド部材(22)
と、前記ヘッド部材(22)の下方に配置され開閉自在な金
型(26)とを有するブロー成形装置において、前記ヘッド
部材(22)の下方に複数のワイヤ(8a,8b・・・)を介して連結
配設され複数のピース部材(2,4,6・・・)よりなる変形自在
形組立体(A)と、前記ヘッド部材(22)の上方に設けられ
前記ワイヤ(8a,8b・・・)を上下動させるための複数のワイ
ヤ駆動体(16a〜16h)とを備え、前記変形自在組立体は前
記各ピース部材(2,4,6・・・)に設けた球状面体(2c,4c,6c)
及び球状凹部(2d,4d,6d)を介して互いに接合すると共に
前記ピース部材(2,4,6・・・)間に弾性体(60)を設け、該弾
性体により前記ピース部材(2,4,6・・・)を互いに離間する
方向に付勢されている構成よりなることを特徴とするブ
ロー成形装置。 - 【請求項3】 前記各ピース部材(2,4,6・・・)のうちの何
れかには、傾斜底面(2e,4e,6e)が成形されていることを
特徴とする請求項2記載のブロー成形装置。 - 【請求項4】 前記球状面体(2c,4c,6c)は独立した球体
よりなり、前記球状凹部(2d,4d,6d)は前記ピース部材
(2,4,6)に設けられていることを特徴とする請求項2又
は3記載のブロー成形装置。 - 【請求項5】 前記球状面体(2c,4c,6c)は半球面にて前
記ピース部材(2,4,6)に形成され、前記球状凹部(2d,4d,
6d)は前記ピース部材(2,4,6)に形成されていることを特
徴とする請求項2ないし4の何れかに記載のブロー成形
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4150922A JPH05338014A (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | ブロー成形方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4150922A JPH05338014A (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | ブロー成形方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05338014A true JPH05338014A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15507342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4150922A Pending JPH05338014A (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | ブロー成形方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05338014A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006192908A (ja) * | 2006-03-29 | 2006-07-27 | Aitec:Kk | ブロー成形方法 |
-
1992
- 1992-06-10 JP JP4150922A patent/JPH05338014A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006192908A (ja) * | 2006-03-29 | 2006-07-27 | Aitec:Kk | ブロー成形方法 |
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