JPH05337878A - 断裁刃 - Google Patents

断裁刃

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JPH05337878A
JPH05337878A JP15244892A JP15244892A JPH05337878A JP H05337878 A JPH05337878 A JP H05337878A JP 15244892 A JP15244892 A JP 15244892A JP 15244892 A JP15244892 A JP 15244892A JP H05337878 A JPH05337878 A JP H05337878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
partial
blade
blades
cutting blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15244892A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Anura
泰広 案浦
Hirohiko Oishi
浩彦 大石
Takanori Masuda
孝憲 益田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP15244892A priority Critical patent/JPH05337878A/ja
Publication of JPH05337878A publication Critical patent/JPH05337878A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切断時、各切断刃の継ぎ目に生じる段差を極
力抑えるように工夫した断裁刃を提供する。 【構成】 断裁刃は、積み重ねられた積重板に対して、
長手方向に連設した複数の部分刃17,18から構成さ
れている。各部分刃17,18同志の隣接面には、断裁
刃の押し込み方向に沿って形成した溝20が各々形成さ
れている。これらの溝20には、各部分刃17,18同
志が連設されたときに中間部材24が嵌入され、切断時
に生ずる各部分刃17,18の相対的なずれを防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄板を積層した積重板
を切断する断裁刃に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紙,プラスチック,アルミ等の薄板を所
定のサイズに切断する場合、多数枚の薄板を重ね合わせ
た積重板を断裁機のテーブル上にセットし、断裁刃を押
し当てて切断している。この断裁刃は、一般に、SS材
(一般構造用圧延鋼)等で作られた台金の先に、同じ長
さのSKH材(高速度工具鋼)のような硬い材質の刃部
を一体にろう付けした構造となっている。コーテイング
技術の進歩により、工具にもチタンナイトライド(Ti
N)やダイアモンド等のコーテイングを施すことによ
り、その耐久性を高めることができるようになってき
た。
【0003】しかしながら、コーテイング処理装置の大
きさや技術の点で大型の断裁刃には応用が困難である。
そこで、台金にコーテイング可能な長さに分割された部
分刃を組付けて一体に研磨して、部分刃相互間に形成さ
れる段差をなくした後、取り外した部分刃にコーテイン
グを施し、これを台金に組付けた断裁刃が本出願人より
特開平2−262994号で提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た断裁刃4で例えば図7及び図8に示すように、台金5
に3個の部分刃6〜8を取り付けて矢線X方向に向けて
切り込ませ、押さえ部材9で押圧した状態の積重板10
を切断すると、各部分刃6〜8は、押さえ部材9の方向
に向けて作用する逃げ力「Y」により合成力「Z」の方
向に向けてずれる作用が生ずる。このずれが各部分刃6
〜8で同じであれば支障はないが、各部分刃6〜8の長
手方向に対する積重板10の幅長によっては各部分刃6
〜8に作用する逃げ力「Y」が異なり、各部分刃6〜8
の継ぎ目12,13に段差が生ずる。この段差により積
重板10の切断面10aに切断傷11を発生させるとい
う欠点があった。
【0005】本発明は、各切断刃の継ぎ目に生じる段差
を極力抑えるように工夫した断裁刃を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明では、積み重ねられた積重板に対
して、長手方向に連設した複数の部分刃からなる断裁刃
に、各部分刃同志の隣接面に、断裁刃の押し当て方向に
沿って形成された溝と、各部分刃同志が連設されたとき
にこれらの隣接面同志の溝に嵌入され、切断時に生ずる
各部分刃の相対的なずれを防止させる中間部材とを備え
たものである。また、請求項2記載の発明では、切断時
に生ずる各部分刃の相対的なずれを防止させるために、
各部分刃の隣接面を互いに係合する形状としたものであ
る。
【0007】
【実施例】図2は断裁刃を示すものであり、この断裁刃
15は長さ600mm の一体もののSS(一般構造用圧延
鋼)材等で作製された台金16とこの台金16に保持さ
れるSKH材(高速度工具鋼)からなる片面落としの3
個の部分刃17〜19cとから構成されている。この台
金16はその中央部の3か所で、断裁機の保持部18に
ボルトにより固定されている。
【0008】各部分刃17〜19は台金16に組付けて
一体研磨した後、取り外してCVD法,PVD法等によ
りイオン−カーボン23を0.8 ミクロンの厚さにコーテ
イングしたものである。各部分刃17〜19は刃長200mm
である。前記台金16の下端部には長手方向に沿って、
矩形の切欠き19が形成されており、この切欠き19に
部分刃17〜19が左から順に固定される。この結果、断
裁刃15には部分刃17と部分刃18との間に継ぎ目2
1が、また部分刃18と部分刃19との間に継ぎ目22
が生じる。
【0009】各部分刃17〜19には、図1に示すよう
に、これらの隣接面に、断裁刃15の押し込み方向に沿
って形成した溝20が各々設けられている。これらの溝
20は、それぞれの断面が同じ半径となった円弧溝とな
っている。各部分刃17〜19同志が連設される際に
は、これらの隣接面に設けた溝20に中間部材24が嵌
入される。この中間部材24は、その断面が円形状とな
っており、切断時に生ずる部分刃17,18の相対的な
ずれを防止する。なお、図3に示すように部分刃18,
19との隣接面にも円弧形状の溝20が形成されてお
り、これらの溝20に中間部材24が嵌入される。
【0010】断裁刃15の下方には断裁機のテーブル2
5が配置されており、このテーブル25の上にアルミ板
を積層した積重板26がセットされる。切断作業を行う
と保持部18が矢線X方向に押し下げられ、断裁刃15
が積重板26に当接する。そして、更に保持部18が押
し下げられると、断裁刃15は積重板26を切断する。
このとき図示していないが従来技術で説明した押さえ部
材10によって積重板が押圧される。
【0011】切断の際には、各切断刃17〜19のそれ
ぞれが押さえ部材10(図8に示す矢線Y)方向に向け
て作用する逃げ力「Y」によってずれが生ずる。この逃
げ力「Y」の差により生ずる各部分刃17〜19の相対
的なずれは、各隣接面の溝に嵌入した中間部材によって
防止されるため継ぎ目21,22の各段差には段差が生
ずる恐れがない。このため、段差による切断傷の発生を
防止することができ、良好な切断面が得られる。
【0012】なお、溝20と中間部材24との嵌合精度
を高めると、各部分刃17〜19を台金16に取り付け
後、継ぎ目21,22に生ずる段差を低減させるこがで
きるが、加工コストが高くなる。このため、図1に示し
たように部分刃17〜19と台金15とをボルトで固定
する位置を、部分刃17〜19同志の隣接面側、且つ刃
先側で行うことにより、取付け後継ぎ目21,22に生
ずる段差をローコストで低減できる。
【0013】また、上記実施例では、溝20の断面形状
を円弧とし、中間部材24を断面円形状としているが、
本発明ではこれに限らず、図4に示すように各部分刃1
7〜19の隣接面に断面コ字型の溝27を設け、中間部
材30の断面形状を矩形としてもよい。
【0014】さらに、切断時に生ずる各部分刃17〜1
9の相対的なずれを防止させるように工夫した部分刃の
他の例としては、図5に示すように、隣接面が互いに係
合されるように段差形状となった部分刃30〜32を用
いてもよい。さらに図6に示すように隣接面が互いに係
合されるようにテーパ形状となった部分刃34〜36を
用いてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明の断
裁刃には、各部分刃同志の隣接面に、断裁刃の押し当て
方向に沿って形成した溝と、各部分刃同志が連設された
ときにこれらの隣接面同志の溝に嵌入される中間部材と
を設けたから、切断時に生ずる各部分刃の相対的なずれ
が防止され、積重板の切断面が良好となる。さらに、別
の発明でも各部分刃の隣接面が互いに係合する形状とし
たから、切断時に生ずる各部分刃の相対的なずれが防止
され、積重板の切断面が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した断裁刃の一例を示す分解斜視
図である。
【図2】断裁刃を備える断裁装置の概略を示す斜視図で
ある。
【図3】図1に示す断裁刃の断面図である。
【図4】本発明を実施した断裁刃の他の例を示す断面図
である。
【図5】本発明を実施した断裁刃の別の例を示す断面図
である。
【図6】本発明を実施した断裁刃のさらに別の例を示す
断面図である。
【図7】従来の断裁刃の一例を示す斜視図である。
【図8】図7に示す断裁刃の切断状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
4,15 断裁刃 5,16 台金 6〜8,17〜19,30〜32,34〜36 部分刃 20 溝 21,22 継ぎ目 23 イオン−カーボン 24 中間部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積み重ねられた積重板に対して、長手方
    向に連設した複数の部分刃からなる断裁刃において、各
    部分刃同志の隣接面に、断裁刃の押し当て方向に沿って
    形成した溝と、各部分刃同志が連設されたときにこれら
    の隣接面同志の溝に嵌入され、切断時に生ずる各部分刃
    の相対的なずれを防止する中間部材とが設けられている
    ことを特徴とする断裁刃。
  2. 【請求項2】 積み重ねられた積重板に対して、長手方
    向に連設した複数の部分刃からなる断裁刃において、切
    断時に生ずる各部分刃の相対的なずれを防止させるため
    に、各部分刃の隣接面を互いに係合する形状としたこと
    を特徴とする断裁刃。
JP15244892A 1992-06-11 1992-06-11 断裁刃 Pending JPH05337878A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15244892A JPH05337878A (ja) 1992-06-11 1992-06-11 断裁刃

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15244892A JPH05337878A (ja) 1992-06-11 1992-06-11 断裁刃

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JPH05337878A true JPH05337878A (ja) 1993-12-21

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JP15244892A Pending JPH05337878A (ja) 1992-06-11 1992-06-11 断裁刃

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