JPH0819904A - 型押しのチップブレーカを具備してなる割り出し自在のねじ切り用インサート - Google Patents

型押しのチップブレーカを具備してなる割り出し自在のねじ切り用インサート

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JPH0819904A
JPH0819904A JP7182259A JP18225995A JPH0819904A JP H0819904 A JPH0819904 A JP H0819904A JP 7182259 A JP7182259 A JP 7182259A JP 18225995 A JP18225995 A JP 18225995A JP H0819904 A JPH0819904 A JP H0819904A
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angle
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pocket
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JP7182259A
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Thomas Bernadic
トマス・バーナディク
Tony Lowe
トニー・ロウ
John Patterson
ジョン・パタソン
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Valenite LLC
Original Assignee
Valenite LLC
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Publication date
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B27/00Tools for turning or boring machines; Tools of a similar kind in general; Accessories therefor
    • B23B27/14Cutting tools of which the bits or tips or cutting inserts are of special material
    • B23B27/16Cutting tools of which the bits or tips or cutting inserts are of special material with exchangeable cutting bits or cutting inserts, e.g. able to be clamped
    • B23B27/1614Cutting tools of which the bits or tips or cutting inserts are of special material with exchangeable cutting bits or cutting inserts, e.g. able to be clamped with plate-like cutting inserts of special shape clamped against the walls of the recess in the shank by a clamping member acting upon the wall of a hole in the insert
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B27/00Tools for turning or boring machines; Tools of a similar kind in general; Accessories therefor
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    • B23B27/065Thread-turning tools
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
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    • B23B2270/16Constructions comprising three or more similar components
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 理想的な切屑取り扱い特性を有する一体化さ
れたチップブレーカを有する、割り出し自在のねじ切り
用インサート、特には被削材に鋸歯ねじ切りするための
ねじ切り用インサート及びこのねじ切り用インサートと
一体化されたチップブレーカを提供することである。 【構成】 第1及び第2のチップブレーカ18a、18
bのポケット12がツールホルダ14の軸線Ax に関
し、正のすくい角Ar と同じ負のポケット角Ap を有し
ている。従って、インサート10をポケット12内に配
置すると、入射角Ai がランド部分のための有効入射角
であるところの39.5°の合計角度に増大される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被削材にねじ溝を加工す
るための装置に関し、詳しくはそのためのねじ切り用イ
ンサート及びチップブレーカに関する。尚詳しくは、本
発明は型押しのチップブレーカを一体的に組み込んでな
る割り出し自在のねじ切り用インサートに関する。また
更に詳しくは本発明は、被削材、特にはオイルパッチ工
業に於て一般に使用する種類の被削材に鋸歯ねじ切りす
るための、チップブレーカを一体的に型押ししてなる、
割り出し自在のねじ切り用インサートに関する。
【0002】
【従来技術】従来、被削材のねじ切りは、正角の、精密
研磨したフラット面型のねじ切り用インサートを使用し
て実施されている。この従来型のねじ切り用インサート
は、被削材の中心線に対し中立的に位置決めするように
なっていることから、正の逃げ角を設けている。この正
の逃げ角を有する形状としたことで、切刃の数はただ1
つに制限されている。従来のねじ切り用インサートは、
傾斜表面型の機械的なチップブレーカーを相接する状態
で別個に組み合わせて使用している。従来のねじ切り用
インサート及び機械的なチップブレーカはツールホルダ
のポケットに座着され、被削材と選択的に係合して被削
材をねじ切りする。従来のねじ切り用インサートは適切
なねじ切り加工が出来るものの、その切刃が鈍ったり或
は作用し得ない状態のものとなった場合にはこれを新品
と交換するか或は研ぎ直さねばならない。
【0003】従来の機械的なチップブレーカは傾斜表面
形態に研磨され、この傾斜表面の、ねじ切り用インサー
トの切刃に隣接する位置には尖端部を有し、ねじ切り用
インサートの切刃から遠ざかるに従いその傾斜はきつく
なり、結局、平坦な面に於て終端している。この従来型
の機械的なチップブレーカの生ずる切屑は極めて長い、
剃刀の如き針金状を呈し、ねじ切り用インサート、ツー
ルホルダ、被削材或はオペレーターをも傷付ける恐れが
ある。しかも、こうした切屑は収集が難しく、廃棄取り
扱い上の問題を生じている。更にまた、従来の機械的な
チップブレーカーを、常にねじ切り用インサートの切刃
に関する最適位置とすることも殆ど不可能である。その
結果、このチップブレーカとねじ切り用インサートとの
間に切屑が堆積することが予想される。こうした堆積は
最終的には仕上げ不良部分及びインサートの早期使用不
能やインサート破損の恐れさえも生じ得るものである。
被削材から、形成すべきねじ溝よりも幅が狭く“C”や
“9”の形をした、取り扱いやすい切屑を切除するのが
理想的である。切屑幅を狭くすることにより、切屑をね
じ溝の各側から離れる方向に曲げてこれら切屑の応力及
び歪み関係を切屑の中心方向に集中させてなる切屑制御
を開始し易くなるのである。かくして、従来技術におけ
るチップブレーカには切屑取り扱い上の欠点がある。
【0004】チップブレーカ形態を、正角のねじ切り用
インサート上に型押しすることは事実上不可能である。
正角のダイのキャビティ内にチップブレーカ形態を型押
しすると、未焼結のインサートの取り出しに際し中間に
プレスランドがどうしても生じてしまう。このプレスラ
ンドがあるとインサートの、逃げ角とすくい面との交差
部分に鋭い縁部を形成することは出来ない。正角のイン
サートに、プレスランドを生じることなく型押しするこ
とが現在の製造技法での主要な問題となっている。従っ
て、斯界では、理想的な切屑取り扱い特性を有し、一体
化されたチップブレーカを具備する割り出し自在のねじ
切り用インサート、特には被削材に鋸歯ねじ切りするた
めのねじ切り用インサート及び一体化したチップブレー
カに対する需要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】理想的な切屑取り扱い
特性を有する一体化されたチップブレーカを有する、割
り出し自在のねじ切り用インサート、特には被削材に鋸
歯ねじ切りするためのねじ切り用インサート及びこのね
じ切り用インサートと一体化されたチップブレーカを提
供することであり、割り出し自在の、2側面型のねじ切
り用インサートを提供することであり、型押しのチップ
ブレーカによるアイランドを具備してなるねじ切り用イ
ンサートを提供することであり、割り出し自在の、2切
刃型の、各切刃のための型押しのチップブレーカによる
アイランドを具備してなるねじ切り用インサートを提供
することであり、割り出し自在の、2切刃型の、各切刃
のための型押しのチップブレーカによるアイランドを具
備し、作業中に生じる切屑が極めて取り扱いやすいねじ
切り用インサートを提供することであり、割り出し自在
の、2切刃型の、各切刃のための型押しのチップブレー
カによるアイランドを具備し、正角のランドを切刃と直
交状態に設けてなるねじ切り用インサートを提供するこ
とであり、割り出し自在の、2切刃型の、各切刃のため
の型押しのチップブレーカによるアイランドを具備し、
大型化したデルタ形状の傾斜部と合計最大深さとの組み
合わせにより作業中に発生する切屑が極めて取り扱いや
すくされてなるねじ切り用インサートを提供することで
あり、割り出し自在の、2切刃型の、各切刃のための型
押しのチップブレーカによるアイランドを具備し、作業
中に発生する切屑が極めて取り扱いやすく、鋸歯ねじ形
態が被削材に提供されてなるねじ切り用インサートを提
供することであり、割り出し自在の、2切刃型の、各切
刃のための型押しのチップブレーカによるアイランドを
具備し角切刃が予め決定された角度で配向されてなる正
角のランドを有し且つこの正角のランドに隣り合うチッ
プブレーカが入射角を有してなるねじ切り用インサート
にして、このねじ切り用インサートを支持するツールホ
ルダのポケットが、予め決定された角度と等しい大きさ
の負角を有することによりランドに選択的な中立性を提
供し且つ隣り合うチップブレーカにおける長い入射部分
を提供してなるねじ切り用インサートを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、2切刃
型の、割り出し自在のねじ切り用インサートにして、理
想的な切屑取り扱い特性を有し一体的に型押しされたチ
ップブレーカを具備してなるねじ切り用インサート、特
には被削材に鋸歯ねじ切りするためのねじ切り用インサ
ート及び一体化したチップブレーカが提供される。本発
明に従う割り出し自在のねじ切り用インサートは実質的
にはダイヤモンド形状を有し、このダイヤモンド形状
は、第1の平坦面と、この第1の平坦面と反対側の第2
の平坦面と、第1及び第2の2つのインサート面にし
て、第1のインサート面が第1のランドと第2の平坦面
との間を伸延し、第2のインサート面が第2のランドと
第1の平坦面との間を伸延し、第1のインサート面と第
2のインサート面とは第1のコーナー部で相接してなる
2つのインサート面と、2つのインサート側壁にして、
第1の平坦面及び第2の平坦面との間を伸延し前記第1
のコーナー部とは反対側の第2のコーナー部で相接して
なる2つのインサート側壁と、第1及び第2の2つの切
刃にして、第1の切刃が第1のインサート面と第1のラ
ンドとの交差部に形成され、第2の切刃が第2のインサ
ート面と第2のランドとの交差部に形成され、第1の切
刃及び第2の切刃が逆転対称状態で相互に位置付けられ
ていることにより、負角の汎用インサートの許容誤差に
対するANSI及びISO基準の範囲内での割り出しを
それら2つの切刃間に提供してなる第1及び第2の切刃
とにより画定される。これら第1及び第2の各切刃には
刃溝により分離されてなる複数のノーズが設けられる。
これらノーズ及び刃溝の輪郭は、鋸歯ねじ形態の如き予
め決定されたねじ溝形態を形成するように前決定され
る。
【0007】第1の平坦面及び第2の平坦面は、隆起ア
イランド形態を一体的に型押ししたチップブレーカと関
連される。このチップブレーカの入射面は、この入射面
に隣接する夫々の切刃に於けるノーズ及び刃溝の輪郭に
相当する。割り出し自在のねじ切り用インサートはツー
ルホルダの負角のポケットに配置される。ポケットの負
角は9.5°とされ、作用切刃のランドは9.5°の正
角に角度付けされる。従って、作用切刃のランドの被削
材と直交する面が中立化され、作用切刃のその他の部分
は若干の正角を維持する。チップブレーカのアイランド
にはデルタ形状の長い傾斜部と、30°の入射角とが設
けられる。割り出し自在のインサートを前述の負角のポ
ケットに位置付けた場合の合計入射角は39.5°であ
る。この39.5°という角度は、切屑が“C”や
“9”の取り扱いやすい形状となり、応力及び歪みの集
中が切屑の中央に向かう優れた切屑制御のために最適な
ものである。かくして切屑は、ねじ溝の壁面から、チッ
プブレーカの、被削材と直交する入射角の中心に向けて
変形するようになる。
【0008】
【実施例】図面を参照して説明するに、図1には本発明
に従う割り出し自在のねじ切り用インサート10(以
下、単にインサート10とも称する)が、ツールホルダ
14の前端部に形成したポケット12に装着した状態で
示されている。インサート10は、インサート本体16
と、このインサート本体の各側面16a、16bに対を
為す状態で夫々一体化した型押しの第1及び第2のチッ
プブレーカ18a、18bとから成り立つ。各側面16
a、16bには、第1のコーナー部24にて各々相接し
てなる第1及び第2の切刃20、22を形成する。第1
及び第2のチップブレーカ18a、18bは、予め決定
された近さに於てこれら第1及び第2の切刃20、22
に隣り合って夫々位置付けられる。また、第1及び第2
のチップブレーカ18a、18bの各々に第1及び第2
の切刃の輪郭に相当する予め決定された輪郭を与えるこ
とにより、第1及び第2の切刃の夫々が被削材に実際に
係合する作用切刃とされた場合の切屑取り扱い性を最適
化する。インサート10は第1のコーナー部24とその
反対側の第2のコーナー部26との間の対角線を中心と
して反転対称性を有している。従って、作用切刃として
使用した図1の第1の切刃20が鈍る或はもはや作用し
なくなった時は、インサート10をポケット12から取
り出し、割り出し後、第2の切刃22を被削材と係合す
る作用切刃とするよう再装着する。インサート10の構
造及び機能を図2から6を参照して更に詳しく説明す
る。
【0009】インサート10は全体がダイヤモンド形状
を有していることを特徴としている。つまり、第1及び
第2のコーナー部24、26が鋭角的に形成され、第3
のコーナー部28及びこの第3のコーナー部28の反対
側の第4のコーナー部30がが鈍角的に形成されてい
る。第1の切刃20は第1のインサート面32と第1の
ランド36との交差部分に形成される。この第1のラン
ド36はインサート本体16の第1の側方部16aに形
成される。第2の切刃22は第2のインサート面34
と、インサート本体の第2の側方部16bに形成した第
2のランド38との交差部分に形成される。
【0010】第1及び第2の各切刃20、22には被削
材を前選択通りにねじ切りするための予め決定された同
一の輪郭が与えられる。図示されるインサート10は被
削材に鋸歯ねじ切りするためのものである。これに関
し、第1及び第2の各切刃20、22は、刃溝42によ
り各側が離間されてなる複数のノーズ40を有してい
る。
【0011】図5に示すように、第1及び第2の各切刃
20、22の好ましい具体例では3つのノーズ40が形
成され、これらノーズとノーズの各側の刃溝42の形状
が被削材に鋸歯ねじ溝を形成する。かくして各ノーズに
は、被削材に溝平底を形成する第1、第2、第3の各溝
平底形成用エッジ44a、44b、44cと、これら溝
平底形成用エッジと直交する溝前側部形成用エッジ46
と、前記溝平底形成用エッジに対し鋭角の溝後側部形成
用エッジ48とが夫々形成される。第1の溝平底形成用
エッジ44aは第1のコーナー部24に隣接し被削材を
最初にパスする部分であり、前選択した第1の位置に突
出する。第2の溝平底形成用エッジ44bは前記第1の
溝平底形成用エッジ44aに隣接し被削材を更に深い位
置でパスする部分であり、第1の溝平底形成用エッジ4
4aよりも長い距離d1 の位置に突出する。第3の溝平
底形成用エッジ44cは第2の溝平底形成用エッジ44
bに隣接し被削材を最終的にパスする部分であり、第2
の溝平底形成用エッジ44bよりも更に長い距離d2
位置に突出する。第1及び第2の各インサート面32、
34が第1及び第2の各切刃20、22の輪郭を辿って
いることを銘記されたい。
【0012】第1及び第2の各切刃は、被削材を鋸歯ね
じ切りするための輪郭を有するものとして示されるが、
これは好ましい例として示したものであって、これら第
1及び第2の各切刃の好適な輪郭を、その他の選択形状
とすることにより、例えばユニファイねじ、シャープV
ねじ、角ねじ、アクメねじ、丸ねじの如きねじ形態を提
供することが可能である。インサート本体16には、第
2のコーナー部26に相隣り合う第1及び第2のインサ
ート側壁50、52も形成される。これらの第1及び第
2のインサート側壁50、52はツールホルダ14の第
1及び第2の各ポケット側壁54、56に図2に示され
る如く衝接し、インサート10をポケット12に関し位
置付けする。
【0013】第1及び第2のチップブレーカ18a、1
8bは各々、第1及び第2の切れ刃20、22の夫々よ
りも後退されると共に、ノーズ40及び刃溝42に相当
する輪郭を各々有している。第1及び第2のチップブレ
ーカ18a、18bの各々に於ける。前記第1及び第2
の切れ刃20、22の夫々からの後退は、図5及び6に
最も良く示されるように、第1及び第2のランド36、
38の各々により画定される。これら第1及び第2のラ
ンド36、38は、図6に最も良く示されるように、第
1及び第2の平坦面62、64と平行な平面に対する好
ましくは9.5°である正のすくい角Ar を有する。
【0014】第1のチップブレーカ18aは、第1の入
射面58と、この第1の入射面に隣り合う第1の平坦面
62とにより特徴付けられ、第2のチップブレーカ18
bは、第2の入射面60と、この第2の入射面60に隣
り合う第2の平坦面64とにより特徴付けられる。これ
らの第1及び第2の平坦面62、64は相互に平行であ
り且つ第1及び第2の各インサート面32、34と全体
的に直交する。第1及び第2の入射面58、60は各
々、隣り合う第1及び第2の平坦面62、64の夫々に
対する好ましくは30°である入射角Ai を有する。第
1及び第2のランド36、38と第1及び第2の入射面
58、60が、第1及び第2の切刃20、22の各々に
隣り合うデルタ状の傾斜部Dd を提供する。
【0015】図面を参照しての以上の説明から明らかな
ように、第1のインサート面32が第1のランド36と
第2の平坦面64との間を伸延し、一方、第2のインサ
ート面34が第2のランド38と第1の平坦面62との
間を伸延する。ツールホルダ14のポケット12は、ツ
ールホルダ14の内部ではこのツールホルダに関し負
角、つまり、ツールホルダ14の軸線Ax に関し負のポ
ケット角Ap を有している。この負のポケット角Ap
大きさは正のすくい角Ar と同じである。従って、イン
サート10をポケット12内に配置すると、第1及び第
2の平坦面62、64の一方がポケットの床12a(或
は当該一方の平坦面と床12aとの間のスぺーサ68)
と衝接し、作用切刃のランドの、ポケットの角度と平行
状態で整合する角度(つまりツールホルダ軸線Ax と整
合する角度)を有する部分が中立部分となり、一方、ラ
ンドのその他の部分は正角に維持されることになる。こ
れにより入射角Ai の大きさは、前記ポケットの角度と
平行状態で整合するランド部分のための有効入射角であ
るところの39.5°の合計角度に増大される。
【0016】中央穿孔66がインサート10の、第1及
び第2の各平坦面62、64の各々を貫いて形成され
る。この中央穿孔66が標準のANSI及びISO割り
出しを提供する。中央穿孔には固定用ボルト(図示せ
ず)を挿通しこれをポケット12の床12aのねじ止め
用通路に止着する。図3、4に最も良く示されるよう
に、床12aと、この床に対面するインサートの平坦面
との間に随意的にスぺーサ68を設けて反対側の平坦面
の位置を高くし、ツールホルダクランプ70がこの高く
された平坦面をクランプする状態で衝接する状態でイン
サートをポケット12の内部に固着する(固着用ボルト
がない場合)。インサート10は、ダイを介しインサー
ト本体16の両面に第1及び第2の2つのチップブレー
カ18a、18bを一体的に型押しすることにより作製
する。型押しは、全臨界平均寸法に対するANSI及び
ISO基準インチ内で実施され、型押しの第1及び第2
のチップブレーカは夫々の切刃に関し正確に配置され
る。
【0017】作業に際し、インサートをツールホルダの
ポケットに配置し、インサートの第1及び第2の切刃の
一方を作用切刃としてツールホルダの前端から突出させ
る。インサートを固着用ボルト或はツールホルダクラン
プを使用してポケットに固着する。ツールホルダの負の
ポケット角Ap はランドの正のすくい角Ar と大きさが
等しいことから、作用切刃の下方には適正なクリアラン
スが創出される。
【0018】被削材との係合中、この作用切刃のノーズ
と刃溝とが被削材を切削する。これにより生じた切屑は
作用切刃に隣り合うランドに沿って流れ、次いで隣接す
るチップブレーカの入射面に当る。精密に形状付けした
デルタ形状の中立ランドと入射面の合計角度(Ai +A
p )とにより創生されるところの傾斜部Dd が、被削材
からの切屑を取り扱いやすい形状(“C”や“9”の
形)にカールさせる。これに関連し、前記傾斜部Dd
(図6を参照されたい)の提供する高さを必要とし且つ
前記高さにより満足されるところの効果として、切屑の
応力及び歪みは、これらの切屑の中央部に向けて集中さ
れる。
【0019】入射面の合計角度(Ai +Ap )の有効性
は臨界的である。この合計角度を大きくし過ぎると切屑
が密集してチップブレーカ性能を低下させ、小さくし過
ぎると切屑制御性が低下する。入射面の合計角度(Ai
+Ap )を、ツールホルダ軸線に関し38°及び41°
の間の角度とするとその有効性が最適化される。従っ
て、ツールホルダの負角のポケットに位置付けた時の入
射面の有効合計角度は39.5°であり、この角度が最
適な切屑制御を提供する。
【0020】更に、切刃は、インサートをツールホルダ
の負角のポケットに配置した場合、被削材と直交する全
ての部分に沿って、切刃に隣り合うランドの正角である
すくい角が中立的であることによりその強度が追加的に
高められる。つまり切刃は、被削材と直交する面に沿っ
てのみならず全てのコーナー部の半径部分での角度が若
干正角に維持されるので、ねじ溝形態の切刃のこれら臨
界部分に配分される力が小さくなるのである。また前述
の如く、コーナー部の半径部分での角度が若干の正角に
維持されることが切屑の流れを切刃の溝側方部から遠ざ
けそして更に、チップブレーカの入射角の、被削材と直
交する中心に配向する作用を助成する。作用切刃として
使用した第1或は第2の各切刃の1つが鈍るか使用不能
となった時は、インサートをポケットから取り出し、割
り出し後ポケットに再装着し、他方の切刃を作用切刃と
する。以上本発明を具体例を参照して説明したが、本発
明の内で多くの変更を成し得ることを理解されたい。
【0021】
【発明の効果】理想的な切屑取り扱い特性を有する一体
化されたチップブレーカを持つ、割り出し自在のねじ切
り用インサート、特には被削材に鋸歯ねじ切りするため
のねじ切り用インサート及びこのねじ切り用インサート
と一体化されたチップブレーカを提供することである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う割り出し自在のねじ切り用インサ
ートの、ツールホルダに於ける負角のポケットに組み込
んだ状態での斜視図である。
【図2】本発明に従う割り出し自在のねじ切り用インサ
ートの、ツールホルダに於ける負角のポケットに組み込
んだ状態での平面図である。
【図3】本発明に従う割り出し自在のねじ切り用インサ
ートの、ツールホルダに於ける負角のポケットに組み込
んだ状態での側面図である。
【図4】本発明に従う割り出し自在のねじ切り用インサ
ートの、ツールホルダに於ける負角のポケットに組み込
んだ状態での正面図である。
【図5】本発明に従う割り出し自在のねじ切り用インサ
ートの、ツールホルダに於ける負角のポケットに組み込
んだ状態での底面図である。
【図6】図5を線6−6に沿って切断し、本発明に従う
割り出し自在のねじ切り用インサートの、切刃、正角の
ランド及びデルタ型の傾斜部、チップブレーカアイラン
ドを示してなる断面図である。
【符号の説明】
10 インサート 12 ポケット 12a 床 14 ツールホルダ 16 インサート本体 16a 第1の側方部 16b 第2の側方部 18a 第1のチップブレーカ 18b 第2のチップブレーカ 20 第1の切刃 22 第2の切刃 24 第1のコーナー部 26 第2のコーナー部 28 第3のコーナー部 30 第4のコーナー部 32 第1のインサート面 34 第2のインサート面 36 第1のランド 38 第2のランド 40 ノーズ 42 刃溝 44a 第1の溝平底形成用エッジ 44b 第2の溝平底形成用エッジ 44c 第3の溝平底形成用エッジ 46 溝前側部形成用エッジ 48 溝後側部形成用エッジ 50 第1のインサート側壁 52 第2のインサート側壁 54 第1のポケット側壁 56 第2のポケット側壁 58 第1の入射面 60 第2の入射面 62 第1の平坦面 64 第2の平坦面 68 スぺーサ
フロントページの続き (72)発明者 ジョン・パタソン アメリカ合衆国ミシガン州ヘイゼルパー ク、イースト・ガーフィールド912

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型押しのチップブレーカを具備してな
    る、被削材にねじ切りするための割り出し自在のねじ切
    り用インサートであって、 第1の側方部と、該第1の側方部と反対側の第2の側方
    部とを具備するインサート本体にして、第1のコーナー
    部と、該第1のコーナー部と反対側の第2のコーナー部
    と、第3のコーナー部と、該第3のコーナー部とは反対
    側の第4のコーナー部とを有し、前記第2のコーナー部
    に相接してなる一対のインサート側壁を具備し、前記第
    1のコーナー部に相接してなる第1のインサート面及び
    第2のインサート面と、前記第1のインサート面と前記
    第1の側方部との交差位置に形成されてなる第1の切刃
    と、前記第2のインサート面と前記第2の側方部との交
    差位置に形成されてなる第2の切刃とを含み、前記第1
    の切刃及び第1のインサート面には、被削材に前決定の
    ねじ形態を提供するための予め決定された輪郭を設け、
    該輪郭を前記第2の切刃と第2のインサート面とが有し
    てなるインサート本体と、 該インサート本体の第1の側方部に一体的に結合され第
    1の隆起アイランドを含む第1のチップブレーカにし
    て、予め決定された輪郭を有し前記第1の切刃から前決
    定距離後退されてなる第1の入射面と、該第1の入射面
    に連続的に隣接する第1の平坦面にして、前記第1の入
    射面が該第1の平坦面に関し予め決定された入射角度で
    配向されてなる第1の平坦面とを含んでなる第1のチッ
    プブレーカと、 前記インサート本体の第2の側方部と一体的に結合され
    第2の隆起アイランドを含む第2のチップブレーカにし
    て、予め決定された輪郭を有し前記第2の切刃から前決
    定距離後退されてなる第2の入射面と、該第2の入射面
    に連続的に隣接する第2の平坦面にして、前記第2の入
    射面が該第2の平坦面に関し前記予め決定された入射角
    度で配向され、前記第1の平坦面が該第2の平坦面に関
    し平行とされてなる第2の平坦面とを有してなる第2の
    チップブレーカとを含み、 前記インサート本体と、前記第1のチップブレーカ及び
    第2のチップブレーカとが集合的に、前記第1のコーナ
    ー部及び第2のコーナー部との間の対角線に関し反転対
    称性を有してなるねじ切り用インサート。
  2. 【請求項2】 第1の切刃と第1の入射面との間の第1
    の側方部が第1のランドにして、第1の平坦面と平行な
    平面に関し実質的に9.5°の正角の第1のランドを形
    成し、第2の切刃と第2の入射面との間の第2の側方部
    が第2のランドにして、第2の平坦面と平行な平面に関
    し実質的に9.5°の正角の第2のランドを形成してな
    る請求項1のねじ切り用インサート。
  3. 【請求項3】 第1の平坦面が第1のインサート面と全
    体的に直交し、第2の平坦面が第2のインサート面と全
    体的に直交し、前決定された入射角が実質的に30°で
    ある請求項2のねじ切り用インサート。
  4. 【請求項4】 第1及び第2の各切刃及び第1及び第2
    の各インサート面に於ける予め決定された輪郭には、刃
    溝により相互に分離されてなる複数のノーズが含まれて
    なる請求項3のねじ切り用インサート。
  5. 【請求項5】 第1及び第2の各切刃及び第1及び第2
    の各インサート面に於ける予め決定された輪郭が被削材
    に鋸歯ねじ溝を形成してなる請求項4のねじ切り用イン
    サート。
  6. 【請求項6】 インサート本体がダイヤモンド形状を有
    し、第1及び第2の各コーナー部が鋭角とされ、第3及
    び第4の各コーナー部が鈍角とされてなる請求項5のね
    じ切り用インサート。
  7. 【請求項7】 被削材にねじ溝を形成するための、型押
    しのチップブレーカを具備してなる割り出し自在のねじ
    切り用インサート及び該インサートのためのツールホル
    ダであって、 軸線を具備するツールホルダにして、前端部を具備し、
    該前端部にはポケットが形成され、該ポケットが前記軸
    線に関し予め決定されたポケット角度に関し負角とされ
    てなるツールホルダと、 型押しのチップブレーカを具備してなる、被削材にねじ
    切りするための割り出し自在のねじ切り用インサートで
    あって、 第1の側方部と、該第1の側方部と反対側の第2の側方
    部とを具備するインサート本体にして、第1のコーナー
    部と、該第1のコーナー部と反対側の第2のコーナー部
    と、第3のコーナー部と、該第3のコーナー部とは反対
    側の第4のコーナー部とを有し、前記第2のコーナー部
    に相接してなる一対のインサート側壁を具備し、前記第
    1のコーナー部に相接してなる第1のインサート面及び
    第2のインサート面と、前記第1のインサート面と前記
    第1の側方部との交差位置に形成されてなる第1の切刃
    と、前記第2のインサート面と前記第2の側方部との交
    差位置に形成されてなる第2の切刃とを含み、前記第1
    の切刃及び第1のインサート面には、被削材に前決定の
    ねじ形態を提供するための予め決定された輪郭を設け、
    該輪郭を前記第2の切刃と第2のインサート面とが有し
    てなるインサート本体と、 該インサート本体の第1の側方部に一体的に結合され第
    1の隆起アイランドを含む第1のチップブレーカにし
    て、予め決定された輪郭を有し前記第1の切刃から前決
    定距離後退されてなる第1の入射面と、該第1の入射面
    に連続的に隣接する第1の平坦面にして、前記第1の入
    射面が該第1の平坦面に関し予め決定された入射角度で
    配向されてなる第1の平坦面とを含んでなる第1のチッ
    プブレーカと、 前記インサート本体の第2の側方部と一体的に結合され
    第2の隆起アイランドを含む第2のチップブレーカにし
    て、予め決定された輪郭を有し前記第2の切刃から前決
    定距離後退されてなる第2の入射面と、該第2の入射面
    に連続的に隣接する第2の平坦面にして、前記第2の入
    射面が該第2の平坦面に関し前記予め決定された入射角
    度で配向され、前記第1の平坦面が該第2の平坦面に関
    し平行とされてなる第2の平坦面とを有してなる第2の
    チップブレーカとを含んでなる割り出し自在のねじ切り
    用インサートと、 該割り出し自在のねじ切り用インサートの前記ポケット
    内に型押しのチップブレーカを、該チップブレーカの第
    1の切刃及び第2の切刃の一方がポケットから突出する
    ように釈放自在に固着し、該一方の切刃を作用切刃とし
    てなる固着手段とを包含し、 前記型押しのチップブレーカを具備してなる割り出し自
    在のねじ切り用インサートが前記第1及び第2の各コー
    ナー部間の対角線に関して反転対称性を有し、 前記第1の側方部の、前記第1の切刃と第1の入射面と
    の間の部分が第1のランドを形成し、該第1のランド
    が、予め決定されたすくい角度に於て前記第1の平坦面
    と平行な平面に関し正角とされ、前記第2の側方部の、
    前記第2の切刃と前記第2の入射面との間の部分が第2
    のランドを形成し、該第2のランドが、予め決定された
    すくい角に於て前記第2の平坦面と平行な平面に関し正
    角とされ、 前記ポケットの前記ポケット角度が、該ポケット角度に
    関し平行に整列する状態で角度付けされてなる作用切刃
    のランドの一部分を、ツールホルダ軸線に関し中立の角
    度状態に位置決めし、前記ポケットのポケット角度が、
    該ポケットの負角と平行に整列する作用切刃の入射面の
    一部分を、前記予め決定されたポケット角度に前記予め
    決定された入射角度を加えた合計角度に等しいところ
    の、ツールホルダ軸線に関する有効入射角度に位置決め
    してなる、型押しのチップブレーカを具備してなる割り
    出し自在のねじ切り用インサート及び該インサートのた
    めのツールホルダ。
  8. 【請求項8】 第1の平坦面が第1のインサート面と全
    体的に直交し、第2の平坦面が第2のインサート面と全
    体的に直交し、予め決定されたポケット角度が実質的に
    9.5°であり、予め決定されたすくい角が実質的に
    9.5°であり、予め決定された入射角が実質的に30
    °である請求項7の型押しのチップブレーカを具備して
    なる割り出し自在のねじ切り用インサート及び該インサ
    ートのためのツールホルダ。
  9. 【請求項9】 第1及び第2の切刃の予め決定された輪
    郭には複数のノーズが含まれ、各ノーズが、刃溝によっ
    て各々分離されてなる複数のノーズから成る請求項8の
    型押しのチップブレーカを具備してなる割り出し自在の
    ねじ切り用インサート及び該インサートのためのツール
    ホルダ。
  10. 【請求項10】 第1及び第2の切刃の予め決定された
    輪郭が、被削材に鋸歯形態の溝を提供してなる請求項9
    の型押しのチップブレーカを具備してなる割り出し自在
    のねじ切り用インサート及び該インサートのためのツー
    ルホルダ。
  11. 【請求項11】 インサート本体がダイヤモンド形状を
    有し、第1及び第2の各コーナー部が鋭角であり、第3
    及び第4の各コーナー部が鈍角である請求項10の型押
    しのチップブレーカを具備してなる割り出し自在のねじ
    切り用インサート及び該インサートのためのツールホル
    ダ。
  12. 【請求項12】 被削材にねじ溝を形成するための、型
    押しのチップブレーカを具備してなる割り出し自在のね
    じ切り用インサート及び該インサートのためのツールホ
    ルダであって、 軸線を具備するツールホルダにして、前端部を具備し、
    該前端部にはポケットが形成され、該ポケットが前記軸
    線に関し予め決定されたポケット角度に関し負角とされ
    てなるツールホルダと、 型押しのチップブレーカを具備してなる、被削材にねじ
    切りするための割り出し自在のねじ切り用インサートで
    あって、 第1の側方部と、該第1の側方部と反対側の第2の側方
    部とを具備するインサート本体にして、第1のコーナー
    部と、該第1のコーナー部と反対側の第2のコーナー部
    と、第3のコーナー部と、該第3のコーナー部とは反対
    側の第4のコーナー部とを有し、前記第2のコーナー部
    に相接してなる一対のインサート側壁を具備し、前記第
    1のコーナー部に相接してなる第1のインサート面及び
    第2のインサート面と、前記第1のインサート面と前記
    第1の側方部との交差位置に形成されてなる第1の切刃
    と、前記第2のインサート面と前記第2の側方部との交
    差位置に形成されてなる第2の切刃とを含み、前記第1
    の切刃及び第1のインサート面には、被削材に前決定の
    ねじ形態を提供するための予め決定された輪郭を設け、
    該輪郭を前記第2の切刃と第2のインサート面とが有し
    てなるインサート本体と、 該インサート本体の第1の側方部に一体的に結合され第
    1の隆起アイランドを含む第1のチップブレーカにし
    て、予め決定された輪郭を有し前記第1の切刃から前決
    定距離後退されてなる第1の入射面と、該第1の入射面
    に連続的に隣接する第1の平坦面にして、前記第1の入
    射面が、前記第1の平坦面に関し実質的に30°である
    入射角度を有してなる第1の平坦面とを含んでなる第1
    のチップブレーカと、 前記インサート本体の第2の側方部と一体的に結合され
    第2の隆起アイランドを含む第2のチップブレーカにし
    て、予め決定された輪郭を有し前記第2の切刃から前決
    定距離後退されてなる第2の入射面と、該第2の入射面
    に連続的に隣接する第2の平坦面にして、前記第2の入
    射面が、前記第2の平坦面に関し実質的に30°である
    入射角度を有し、前記第1の平坦面が該第2の平坦面に
    関し平行とされてなる第2の平坦面とを有してなる第2
    のチップブレーカとを含んでなる割り出し自在のねじ切
    り用インサートと、 該割り出し自在のねじ切り用インサートの前記ポケット
    内に型押しのチップブレーカを、該チップブレーカの第
    1の切刃及び第2の切刃の一方がポケットから突出する
    ように釈放自在に固着し、該一方の切刃を作用切刃とし
    てなる固着手段とを包含し、 前記型押しのチップブレーカを具備してなる割り出し自
    在のねじ切り用インサートが前記第1及び第2の各コー
    ナー部間の対角線に関して反転対称性を有し、 前記第1の側方部の、前記第1の切刃と第1の入射面と
    の間の部分が第1のランドを形成し、該第1のランド
    が、実質的に9.5°の角度で前記第1の平坦面と平行
    な平面に関し正角とされ、前記第2の側方部の、前記第
    2の切刃と前記第2の入射面との間の部分が第2のラン
    ドを形成し、該第2のランドが、実質的に9.5°の角
    度で前記第2の平坦面と平行な平面に関し正角とされ、 前記ポケットの前記ポケットの負角が、該ポケットの負
    角に関し平行に整列する状態で角度付けされてなる作用
    切刃のランドの一部分を、ツールホルダ軸線に関し中立
    の角度状態に位置決めし、前記ポケットの負角が、該ポ
    ケットの負角と平行に整列する作用切刃の入射面の一部
    分を、ツールホルダ軸線に関する実質的に39.5°の
    角度である有効入射角度に位置決めしてなる、型押しの
    チップブレーカを具備してなる割り出し自在のねじ切り
    用インサート及び該インサートのためのツールホルダ。
JP7182259A 1994-06-29 1995-06-27 型押しのチップブレーカを具備してなる割り出し自在のねじ切り用インサート Pending JPH0819904A (ja)

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