JPH0533767A - クライオポンプ - Google Patents

クライオポンプ

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JPH0533767A
JPH0533767A JP20735191A JP20735191A JPH0533767A JP H0533767 A JPH0533767 A JP H0533767A JP 20735191 A JP20735191 A JP 20735191A JP 20735191 A JP20735191 A JP 20735191A JP H0533767 A JPH0533767 A JP H0533767A
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Abstract

(57)【要約】 [目的]1台で多数の被排気室を同時に真空引き(排
気)できるクライオポンプを提供する。 [構成]第1の被排気室からの気体は、第1の吸気口1
2よりバッフル15の隙間を通って第1の凝結部20の
内側へ流入し、ここで、水蒸気はバッフル15および第
1の凝結部20の内側面(40゜K)で凍結排気され、
水素・酸素・アルゴン等は第2の凝結部22の表面(1
5゜K)で凍結・吸着排気される。一方、吸気ポート3
6,38よりケース10内に流入した第2,第3の被排
気室からの気体は、第3の凝結部40の外側および内側
円筒凝結部42,44と外側および内側円筒ラビリンス
板48,50とで画成されるラビリンス54に入り、こ
のラビリンス54内で水蒸気が内側円筒凝結部44の内
側・外側面(40゜K)および外側円筒凝結部42の内
側面(40゜K)で凍結排気される。水素・酸素・アル
ゴン等は、ラビリンス54から通気孔52を通って第1
の凝結部20の内側に入り、第2の凝結部22の表面
(15゜K)で凍結ないし吸着排気される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置等で使
用されるクライオポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】クライオポンプは、極度に冷却した面に
気体分子を凝結して排気する真空ポンプで、清浄超高真
空を必要とする半導体製造装置等で利用されている。一
般にクライオポンプは、約50〜80゜Kの極低温面を
有する第1の凝結部と、約10〜20゜K程度の極低温
面を有する第2の凝結部とを備え、第1の凝結部では主
に水蒸気を凍結し、第2の凝結部で水素、酸素、窒素、
アルゴン等を凍結ないし吸着し、それら第1および第2
の凝結面に溜った気体分子を定期的に排出するようにし
ている。このように、気体分子を凝結させて排気する方
式なので、オイル等の逆流がなく、清浄な超高真空を得
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のクラ
イオポンプは、被排気室からの気体を吸入するための吸
気口を1つしか有していなかった。この吸気口は、ポン
プケースの一端を開放した開口として設けられ、この吸
気口から入ってきた気体分子はカップ状の第1の凝結部
の中に入り、そこで、水蒸気は第1の凝結部の内側面で
凍結排気され、水素・酸素・アルゴン等は第1の凝結部
の内側に配設されている第2の凝結部の表面で凍結ない
し吸着排気される。また、第1の凝結部とケース内側面
との間の断熱用の隙間に入り込んだ水蒸気は、第1の凝
結部の外側面で凍結排気される。
【0004】このような単一吸気口型のポンプ構造は、
単一の被排気室しか真空引きできない。したがって、従
来は、クライオポンプによって複数の被排気室をそれぞ
れ清浄超高真空に排気しようとする場合は、各被排気室
に1台ずつクライオポンプをあてがわなければならず、
システム全体で多数のポンプが使用され、コスト・スペ
ース・メンテナンス等の面で問題であった。
【0005】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、1台で多数の被排気室を同時に真空引き
できるクライオポンプを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のクライオポンプは、ケースの一端部に第1
の吸気口を設け、前記ケースの内側にほぼカップ形の第
1の凝結部を前記第1の吸気口に向けて配設し、前記第
1の凝結部の内側に第2の凝結部を配設し、前記ケース
の他端部付近に第2の吸気口を設け、前記第1の凝結部
と前記第2の吸気口との間に第3の凝結部を設けてなる
構成とした。
【0007】また、第3の凝結部における排気をより効
果的に行い、かつ第2の吸気口より吸入した気体分子を
第1の吸気口より被排気室内へ逆流しにくくするよう
に、第3の凝結部付近にラビリンスを設ける構成とし
た。
【0008】また、第2の吸気口から水素・酸素・アル
ゴン等が入る場合、それらの気体分子をも排気できるよ
うに、第1の凝結部の底部に通気孔を設ける構成とし
た。
【0009】
【作用】第1の被排気室からの気体は、第1の吸気口よ
り第1の凝結部の内側に入り、水蒸気は第1の凝結部の
内側極低温で凍結排気され、水素・酸素・アルゴン等は
第2の凝結部の極低温面で凍結ないし吸着排気される。
第1の凝結部とケースとの隙間に入り込んだ水蒸気は第
1の凝結部の外側極低温面で凍結排気される。
【0010】一方、第2の被排気室からの気体は第2の
吸気口より第3の凝結部へ送られ、水蒸気は第3の凝結
部の極低温面で凍結排気される。第3の凝結部付近にラ
ビリンスを設けることで、第3の凝結部に対する気体の
有効接触面積を大きくし、第3の凝結部の排気能力を高
めることができ、また、第2の吸気口より吸入した気体
分子が第1の吸気口より被排気室内へ逆流しにくくな
る。
【0011】また、第1の凝結部の底部に通気孔を設け
ることで、第2の吸気口からの水素・酸素・アルゴン等
を第1の凝結部の内側に導いて、第2の凝結部で排気す
ることが可能となる。もっとも、ロードロック室のよう
に、主に水蒸気を排気すれば足りるような被排気室に対
しては、そのような通気孔を設けなくて済む。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の一実施例によるクライオポ
ンプの構造を示す。このクライオポンプのケース10は
ステンレス製で円筒状の側面を有し、その上端側は開放
して開口12をなし、下端側は底板14により閉塞され
ている。開口12は、第1の吸気口を形成し、ゲートバ
ルプ(図示せず)等を介して第1の被排気室(図示せ
ず)に接続される。この第1の吸気口12の周りには、
本クライオポンプを第1の被排気室に取付固定するため
のフランジ16がケース10と一体的に形成されてい
る。
【0013】ケース10の内側において、ケース底板1
4の中央部に冷凍シリンダ18が立設され、この冷凍シ
リンダ18の上部に、熱伝導率の高い材質、たとえばア
ルミニウムからなる第1および第2の凝結部20,22
が配設される。
【0014】第1の凝結部20は、ほぼカップ状の形体
を有し、第1の吸気口12に向かって、つまりカップ開
口を第1の吸気口12に向けて、冷凍シリンダ18に取
付される。第1の凝結部20とケース10との間には、
断熱用の隙間24が設けられる。第2の凝結部22は、
第1の凝結部20よりも径の小さい円筒体で、第1の凝
結部20の内側で冷凍シリンダ18に取付される。この
第2の凝結部22の表面には、水素・酸素・アルゴン等
の気体分子を効果的に吸着するための活性炭が接着され
ている。第1の吸気口12には、気体の逆流を防止する
ための複数の環状笠形バッフル15が同心円状に配設さ
れる。
【0015】冷凍シリンダ18の下端はケース底板14
の開口を介して冷凍機26に接続されている。この冷凍
機26は、高圧ポート28よりコンプレッサ(図示せ
ず)からの高圧ヘリウムを受け取り、その入力した高圧
ヘリウムをコンデンサにより凝縮したのち、エパポレー
タにより蒸発(断熱膨張)させ、極低温の冷気を発生す
る。エパポレータで低圧のガスに変じたヘリウムは、低
圧ポート30よりコンプレッサ側へ送出される。
【0016】冷凍機26で発生した極低温の冷気は、冷
凍シリンダ18を介して第1および第2の凝結部20,
22に伝えられる。これにより、第1の凝結部20の表
面はたとえば40゜Kまで冷却され、第2の凝結部22
の表面はたとえば15゜Kまで冷却される。
【0017】両凝結部20,22に溜った気体分子を排
出するには、本クライオポンプを各被排出室から遮断し
た状態の下で、パージポート32より中性ガス、たとえ
ば窒素ガスN2 をケース10内に供給して、室内をベン
トする。このベントにより、両凝結部20,22の表面
から気体分子が蒸発し、アウトポート34より中性ガス
と一緒に外へ排気される。
【0018】さて、本実施例では、ケース10の下端部
の側面に相対向する2つの吸気ポート36,38が設け
られる。これらの吸気ポート36,38は、第2の吸気
口であって、それぞれ配管を介して第2および第3の被
排気室(図示せず)に接続される。
【0019】そして、ケース10内においては、第1の
凝結部20と一体に、その底板20aより垂直にケース
下端側へ向かって延長する第3の凝結部40が設けられ
る。本実施例において、この第3の凝結部40は、第1
の凝結部20と同径の外側円筒凝結部42と、この外側
円筒凝結部40よりも径の小さい内側円筒凝結部44と
からなる。これら外側および内側円筒凝結部42,44
の表面は、第1の凝結部20の表面とほぼ同じ温度(4
0゜K)まで冷却される。
【0020】また、第3の凝結部40の下方にて、ケー
ス10の内側面に環状の水平支持板46が取付固定さ
れ、この水平支持板46に、外側円筒凝結部42と内側
円筒凝結部44との間に介在する外側円筒ラビリンス板
48と、内側円筒凝結部44と冷凍シリンダ18との間
に介在する内側円筒ラビリンス板50とが立設される。
さらに、第1の凝結部20の底板20aの外周部には円
周方向に多数の通気孔52が穿孔される。
【0021】かかる構成のクライオポンプにおいて、第
1の被排気室からの気体は、第1の吸気口12よりバッ
フル15の隙間を通って、第1の凝結部20の内側へ流
入する。ここで、水蒸気はバッフル15および第1の凝
結部20の内側面(40゜K)で凍結排気され、水素・
酸素・アルゴン等は第2の凝結部22の表面(15゜
K)で凍結ないし吸着排気される。また、第1の凝結部
20とケース10との隙間24に入り込んだ水蒸気は、
第1の凝結部20の外側面(40゜K)で凍結排気され
る。
【0022】一方、吸気ポート36,38よりケース1
0内に流入した第2,第3の被排気室からの気体分子
は、第3の凝結部40の外側および内側円筒凝結部4
2,44と外側および内側円筒ラビリンス板48,50
とで画成されるラビリンス54に入り、このラビリンス
54内で水蒸気が内側円筒凝結部44の内側・外側面
(40゜K)および外側円筒凝結部42の内側面(40
゜K)で凍結排気される。また、水素・酸素・アルゴン
等は、ラビリンス54から通気孔52を通って第1の凝
結部20の内側に入り、第2の凝結部22の表面(15
゜K)で凍結ないし吸着排気される。なお、ラビリンス
54で排気しきれない水蒸気は、孔52より第1の凝結
部20の内側へ入り込み、あるいはラビリンス54を通
り抜けて隙間24へ入り込み、第1の凝結部20の内側
面あるいは外側面で凍結排気される。
【0023】このように、本実施例のクライオポンプに
おいては、第1の被排気室からの気体をほぼカップ状の
第1の凝結部20の内側に入れて、水蒸気を第1の凝結
部20で凝結排気するとともに、水素・酸素・アルゴン
等を第2の凝結部22で凝結排気する一方、第2および
第3の被排気室からの気体を第1の凝結部20の裏側に
第3の凝結部40とラビリンス板48,50とで形成さ
れたラビリンス54に入れて、水蒸気を第3の凝結部4
0で凝結排気するとともに、水素・酸素・アルゴン等を
第1の凝結部20の底板に設けた孔52を介してさらに
第1の凝結部20の内側へ導いて第2の凝結部22によ
り凝結排気するようにした。これによって、第1、第2
および第3の被排気室を同時に、たとえば1×10-9 T
oor 程度の清浄な超真空状態に排気(真空引き)するこ
とができる。
【0024】特に、本実施例のクライオポンプにおい
て、第3の凝結部40は、ラビリンス54の作用により
気体分子と接する有効面積が大きく、比較的小さなサイ
ズでも効果的に水蒸気を排気することができる。また、
第1の凝結部20の底板に設けた孔52より第2および
第3の被排気室からの水素・酸素・アルゴン等を第2の
凝結部22へ導くようにしたので、全被排気室の排気に
対して第2の凝結部22が共用されている。
【0025】図2は、一変形例によるクライオポンプの
構造を示す。この変形例において、上述した実施例と異
なる点は、第2の吸気口として吸気ポート60,62を
ケース10の底板14に取付したこと、第3の凝結部を
第1の凝結部20と同径の1つの円筒凝結部64で構成
し、1つの円筒ラビリンス板66でラビリンス68を構
成したこと、吸気ポート60,62からの水素・酸素・
アルゴン等を第2の凝結部22側へ導くための手段を設
けていないことである。
【0026】このように、第2の吸気口は、第1の吸気
口12とは反対側のケース端部付近で任意の位置に設け
ることが可能である。また、第2の吸気口の個数は2つ
に限定されるものではなく、もちろん1つでも可能であ
り、あるいは3つ以上設けてもよい。また、ラビリンス
手段は、第3の凝結部に対する気体分子の接触面積を増
やすようなものであればよく、任意の構造を選択するこ
とができる。
【0027】また、半導体製造装置におけるロードロッ
ク室のように、主に水蒸気を排気する目的でクライオポ
ンプを使用する場合もある。そのような場合は、第3の
凝結部だけで間に合う。したがって、この変形例のよう
に、第2の吸気口からの水素・酸素・アルゴン等を第2
の凝結部側へ導くための通気孔を省略することも可能で
ある。また、第2の凝結部の構造は、上記実施例・変形
例のような円筒形に限定されず、たとえば笠状の板体を
一定間隔で多数重ね配置したものでもよい。
【0028】次に、図3につき、本発明によるクライオ
ポンプを半導体製造システムのイオン注入装置に適用し
た例を説明する。このイオン注入装置において、100
はイオン注入を行うプロセスチャンバ、102,104
はロードロック室、106は本発明によるクライオポン
プ、108〜116はゲートバルブ、118はロータリ
ポンプ、122〜128は電磁弁、130〜136は配
管である。
【0029】半導体ウエハ150は、ターンテーブル等
のウエハ搬送機構(図示せず)によりゲートバルブ10
8を介してロードロック室102に搬入され、ロードロ
ック室102内のハンドアームによりゲートバルブ11
0を介してプロセスチャンバ100内にセットされる。
同様にして、ロードロック室104側からも半導体ウエ
ハ150がプロセスチャンバ100内にセットされるよ
うになっている。イオン注入プロセスの終了した半導体
ウエハ150は、上記と反対の動作で、プロセスチャン
バ100よりロードロック室102,104を介して搬
出される。
【0030】プロセスチャンバ100は、第1の被排気
室としてゲートバルブ116を介してクライオポンプ1
06の第1の吸気口(12)に連通される。これによ
り、プロセスチャンバ100は、クライオポンプ106
によって、イオン注入プロセスに適した清浄な超高真
空、たとえば1×10-7程度に常時排気されている。
【0031】ロードロック室102,104は、配管1
30,132を介してロータリポンプ118に連通され
るとともに、第2、第3の被排気室として配管134,
136を介してクライオポンプ106の第2の吸気口
(36,38)に連通される。各ロードロック室10
2,104は、半導体ウエハ150を1枚ずつ搬入する
度に室内を大気圧から数10mmTorr程度の真空に排気
(真空引き)されなければならない。
【0032】この真空引きを行うため、先ず電磁弁12
2,128をオンにして、ロータリポンプ118により
各ロードロック室102,104を数100mmTorr程度
まで粗引きする。通常、真空度が約100mmTorrを超え
ると、ロータリポンプから被排気室へオイルの逆流が起
こるので、数100mmTorr程度に達したならば電磁弁1
22,128をオフにする。
【0033】次に、電磁弁124,126をオンにし
て、クライオポンプ106により、両ロードロック室1
02,104を真空引きする。ロータリポンプ118に
よる粗引きによって各ロードロック室102,104内
には殆ど水蒸気しか残留していないので、図2の変形例
のような通気孔(52)無しのポンプ構造のものでも、
使用可能である。このクライオポンプ106による真空
引きによって各ロードロック室102,104の気圧が
数10mmTorr程度に達したなら、電磁弁124,126
をオフにする。
【0034】両ロードロック室102,104の真空引
きを行っている間も、クライオポンプ106は、プロセ
スチャンバ100の排気を継続して行う。つまり、クラ
イオポンプ106は、プロセスチャンバ100および両
ロードロック室102,104の計3つの被排気室の排
気を同時に行う。
【0035】このイオン注入装置において、プロセスチ
ャンバ100の容積はたとえば100リットル程度であ
るのに対し、各ロードロック室102,104の容積は
たとえば0.3リットル程度であるから、プロセスチャ
ンバ100の排気に両ロードロック室102,104の
排気が加わっても、クライオポンプ106の排気能力に
は殆ど影響しない。
【0036】なお、ロードロック室は、イオン注入装置
のほかにも、スパッタリング装置、蒸着装置、CVD、
PVD、エピタキシャル装置等の各種半導体製造装置で
使用されており、それら各種の装置に本発明のクライオ
ポンプを適用することができる。また、ロードロック室
以外の被排気室を備える各種の装置にも本発明は適用可
能である。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明のクライオポンプ
によれば、第1の被排気室からの気体を第1の吸気口よ
り第1の凝結部の内側に入れて、第1の凝結部の極低温
面で、たとえば水蒸気を凍結排気し、第2の凝結部の極
低温面で、たとえば水素・酸素・アルゴン等を凝結排気
すると同時に、第2の被排気室からの気体を第2の吸気
口より第3の凝結部に導いて、その極低温面で、たとえ
ば水蒸気を凍結排気するようにしたので、1台で複数の
被排気室を同時に清浄な高真空状態に排気することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるクライオポンプの構造
を示す略断面図である。
【図2】変形例によるクライオポンプの構造を示す略断
面図である。
【図3】本発明によるクライオポンプをイオン注入装置
に適用した例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ケース 12 第1の吸気口 15 バッフル 20 第1の凝結部 22 第2の凝結部 36 吸気ポート(第2の吸気口) 38 吸気ポート(第2の吸気口) 40 第3の凝結部 54 ラビリンス 60 吸気ポート(第2の吸気口) 62 吸気ポート(第2の吸気口) 40 第3の凝結部 68 ラビリンス 100 プロセスチャンバ 102 ロードロック室 104 ロードロック室 106 クライオポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/31 B 8518−4M

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ケースの一端部に第1の吸気口を設け、
    前記ケースの内側にほぼカップ状の第1の凝結部を前記
    第1の吸気口に向けて配設し、前記第1の凝結部の内側
    に第2の凝結部を配設し、前記ケースの他端部付近に第
    2の吸気口を設け、前記第1の凝結部と前記第2の吸気
    口との間に第3の凝結部を設けてなることを特徴とする
    クライオポンプ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7265823B2 (en) * 2003-11-06 2007-09-04 Vistec Semiconductor Systems Gmbh System for the detection of macrodefects
CN103348137A (zh) * 2010-11-24 2013-10-09 布鲁克机械公司 具备控制氢气释出的低温泵

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