JPH0533740Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0533740Y2 JPH0533740Y2 JP3970888U JP3970888U JPH0533740Y2 JP H0533740 Y2 JPH0533740 Y2 JP H0533740Y2 JP 3970888 U JP3970888 U JP 3970888U JP 3970888 U JP3970888 U JP 3970888U JP H0533740 Y2 JPH0533740 Y2 JP H0533740Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- screw
- blades
- case body
- flexible member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 13
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 2
- 229920001875 Ebonite Polymers 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 239000002648 laminated material Substances 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はスクリユーロータとこれに噛合するブ
レードの羽根に加えられる圧力と大気圧との差か
らくる前記ブレードの振動を防止するに好適なス
クリユーコンプレツサのブレード構造に関するも
のである。
レードの羽根に加えられる圧力と大気圧との差か
らくる前記ブレードの振動を防止するに好適なス
クリユーコンプレツサのブレード構造に関するも
のである。
第２図に示す如く、スクリユーコンプレツサは
図示しないモータ等により回転し、その中央に配
置されるスクリユーロータ５と、スクリユーロー
タのねじ部に噛合する１対のブレード２より形成
される。１対のブレード２はこれとほぼ同形状の
ホルダブレード３により補強支持され、その表面
をスクリユーロータ５に対互いに逆向きに向け、
スクリユーロータ５の中心線にほぼ沿つた位置に
配設される。スクリユーロータ５は図に明示して
ないが中央部を鼓状に凹設した円筒にねじを螺刻
したもので、ねじ溝とブレード２間には第２図に
示す如き圧縮室６が形成される。ブレード２は前
記した如く、スクリユーロータ５と噛合すると共
に第１図および第４図に示すごとく、ケース本体
１０と微少隙間δを介して支持される。またケー
ス本体１０側にその回転軸４を軸支される。
図示しないモータ等により回転し、その中央に配
置されるスクリユーロータ５と、スクリユーロー
タのねじ部に噛合する１対のブレード２より形成
される。１対のブレード２はこれとほぼ同形状の
ホルダブレード３により補強支持され、その表面
をスクリユーロータ５に対互いに逆向きに向け、
スクリユーロータ５の中心線にほぼ沿つた位置に
配設される。スクリユーロータ５は図に明示して
ないが中央部を鼓状に凹設した円筒にねじを螺刻
したもので、ねじ溝とブレード２間には第２図に
示す如き圧縮室６が形成される。ブレード２は前
記した如く、スクリユーロータ５と噛合すると共
に第１図および第４図に示すごとく、ケース本体
１０と微少隙間δを介して支持される。またケー
ス本体１０側にその回転軸４を軸支される。
以上の構造により、スクリユーロータ５のねじ
溝と噛合するブレード２の羽根とケース本体間で
前記した如く、圧縮室６が形成されることにな
る。
溝と噛合するブレード２の羽根とケース本体間で
前記した如く、圧縮室６が形成されることにな
る。
圧縮媒体、例えば空気はブレード２の軸支され
るケース本体１０側からケース本体１０内に入
り、圧縮室６内に吸引されると共に、スクリユー
ロータ５の回転によつて次第に容積が減少する圧
縮室により圧縮され、所定圧力となつてケース本
体１０に排出される。
るケース本体１０側からケース本体１０内に入
り、圧縮室６内に吸引されると共に、スクリユー
ロータ５の回転によつて次第に容積が減少する圧
縮室により圧縮され、所定圧力となつてケース本
体１０に排出される。
第２図および第３図にも示す如く、ブレード２
には圧縮室６内に噛合している部分（第１図の２
ｂで示す部分）と大気側（吸入側）に連通する部
分（第１図２ａで示す部分）がある。圧力P1は
当然大気圧P0よりも高圧である。
には圧縮室６内に噛合している部分（第１図の２
ｂで示す部分）と大気側（吸入側）に連通する部
分（第１図２ａで示す部分）がある。圧力P1は
当然大気圧P0よりも高圧である。
一方、第４図にも示す如く、ブレード２を支持
するケース本体１０とブレード２の表面間には微
少隙間δがあると共に、ブレード２とホルダブレ
ード３間も完全に密接しているわけでなく、回転
軸４とブレード２およびホルダブレード３の貫通
孔間にも若干のガタがある。従つて第３図に示す
如く、圧力P1と圧力P0との差圧により矢視Ａ−
Ａの如く、ブレード２が動き、騒音を発すると共
に振動が生ずる。またこれによりブレード２の寿
命を低下させる原因ともなる。
するケース本体１０とブレード２の表面間には微
少隙間δがあると共に、ブレード２とホルダブレ
ード３間も完全に密接しているわけでなく、回転
軸４とブレード２およびホルダブレード３の貫通
孔間にも若干のガタがある。従つて第３図に示す
如く、圧力P1と圧力P0との差圧により矢視Ａ−
Ａの如く、ブレード２が動き、騒音を発すると共
に振動が生ずる。またこれによりブレード２の寿
命を低下させる原因ともなる。
本考案は前記問題点を解決するもので、ブレー
ドの振動を防止し、騒音発生を低下せしめ、ブレ
ードおよびコンプレツサ本体の寿命を向上し得る
スクリユーコンプレツサのブレード構造を提供す
ることを目的とする。
ドの振動を防止し、騒音発生を低下せしめ、ブレ
ードおよびコンプレツサ本体の寿命を向上し得る
スクリユーコンプレツサのブレード構造を提供す
ることを目的とする。
本考案はこのために、ブレードとこれを支持す
るほぼ同形のホルダブレード間にブレードとほぼ
同一形状の薄肉の平板からなる可撓部材を介設せ
しめてなるスクリユーコンプレツサのブレード構
造を構成するものである。
るほぼ同形のホルダブレード間にブレードとほぼ
同一形状の薄肉の平板からなる可撓部材を介設せ
しめてなるスクリユーコンプレツサのブレード構
造を構成するものである。
可撓部材のクツシヨン性により、圧力P1およ
び圧力P0の差圧による振動が適当に吸収される
ことになる。
び圧力P0の差圧による振動が適当に吸収される
ことになる。
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
第１図に示す如く、ブレード２はこれを補強支
持するホルダブレード３上に乗り、ピン７により
一体的に固定されると共に、回転軸４を介し、ケ
ース本体１０側に軸受８，９により枢支される。
持するホルダブレード３上に乗り、ピン７により
一体的に固定されると共に、回転軸４を介し、ケ
ース本体１０側に軸受８，９により枢支される。
ブレード２の表面には図示しない羽根が形成さ
れ、スクリユーロータ５のねじ溝に噛合し、前記
した如く、圧縮室６を形成する。スクリユーロー
タ５が回転することにより、容積の大きなねじ溝
と羽根およびケース本体１間に形成される圧縮室
内に空気が導入され、羽根とねじ溝との噛合の進
行により圧縮室容積は小となり、空気は圧縮され
る。
れ、スクリユーロータ５のねじ溝に噛合し、前記
した如く、圧縮室６を形成する。スクリユーロー
タ５が回転することにより、容積の大きなねじ溝
と羽根およびケース本体１間に形成される圧縮室
内に空気が導入され、羽根とねじ溝との噛合の進
行により圧縮室容積は小となり、空気は圧縮され
る。
ブレード２の裏面とこれを支えるホルダブレー
ド３内には可撓部材１が介設される。可撓部材１
はブレード２とほぼ同形の薄肉の平板から形成さ
れ、ブレード２側又はホルダブレード３側に接着
固定される。勿論両者に接着固定してもよい。
ド３内には可撓部材１が介設される。可撓部材１
はブレード２とほぼ同形の薄肉の平板から形成さ
れ、ブレード２側又はホルダブレード３側に接着
固定される。勿論両者に接着固定してもよい。
可撓部材１は圧力P1と圧力P0の圧力着にする
ブレード２のおどりを緩衝させるべく機能するも
ので適当な弾性を有するものから形成される。例
えば硬質のゴム等が採用される。しかしながら、
第４図に示す微少隙間δが弾性変形により大きく
なると圧縮比が低減し、圧縮効率が低下するた
め、可撓部材１は弾性を有するが、比較的硬質の
ものから形成される。またブレード２の表面には
潤滑油が付着し、かつ発熱も生ずるため、耐油
性、耐熱性を有するものから形成される必要があ
る。更に前記した如く、可撓部材１はブレード２
又はホルダブレード３のいづれにも接着可能のも
のであることが必要とされる。さし当り、硬質、
耐熱性、耐油性を有するゴム材が適当である。
ブレード２のおどりを緩衝させるべく機能するも
ので適当な弾性を有するものから形成される。例
えば硬質のゴム等が採用される。しかしながら、
第４図に示す微少隙間δが弾性変形により大きく
なると圧縮比が低減し、圧縮効率が低下するた
め、可撓部材１は弾性を有するが、比較的硬質の
ものから形成される。またブレード２の表面には
潤滑油が付着し、かつ発熱も生ずるため、耐油
性、耐熱性を有するものから形成される必要があ
る。更に前記した如く、可撓部材１はブレード２
又はホルダブレード３のいづれにも接着可能のも
のであることが必要とされる。さし当り、硬質、
耐熱性、耐油性を有するゴム材が適当である。
可撓部材１は勿論以上の如く、単一の材質のも
のからのみ形成されるものである必要がなく、別
材質を混練、混入したもの、積層したもの等各種
のものが採用される。
のからのみ形成されるものである必要がなく、別
材質を混練、混入したもの、積層したもの等各種
のものが採用される。
また本実施例ではブレード２の裏面全面に可撓
部材１を設けたが、団庁的に等分に配設してもよ
く、肉厚にゆるいテーパを設けた平板状のものを
用いてもよい。
部材１を設けたが、団庁的に等分に配設してもよ
く、肉厚にゆるいテーパを設けた平板状のものを
用いてもよい。
以上の説明によつて明らかな如く、本考案によ
れば、ブレード下面に可撓部材を敷設した比較的
簡単な構造のものによりブレードの振動が低減
し、騒音が防止されると共に、ブレードおよび各
部の寿命を向上し得る効果を上げることができ
る。
れば、ブレード下面に可撓部材を敷設した比較的
簡単な構造のものによりブレードの振動が低減
し、騒音が防止されると共に、ブレードおよび各
部の寿命を向上し得る効果を上げることができ
る。
第１図は本考案一実施例の部分軸断面図、第２
図は一般的なスクリユーコンプレツサの概要構造
を説明するための軸断面図、第３図は従来のブレ
ードの振動状態を誇張して示した平面図、第４図
はブレードとケース本体および圧縮室との関係位
置を説明するための拡大一部軸断面図である。 １……可撓部材、２……ブレード、３……ホル
ダブレード、４……回転軸、５……スクリユーロ
ータ、６……圧縮室、７……ピン、８，９……軸
受、１０……ケース本体。
図は一般的なスクリユーコンプレツサの概要構造
を説明するための軸断面図、第３図は従来のブレ
ードの振動状態を誇張して示した平面図、第４図
はブレードとケース本体および圧縮室との関係位
置を説明するための拡大一部軸断面図である。 １……可撓部材、２……ブレード、３……ホル
ダブレード、４……回転軸、５……スクリユーロ
ータ、６……圧縮室、７……ピン、８，９……軸
受、１０……ケース本体。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 対象位置に表面を逆向きにしてケース本体と
微少隙間を形成しながら中心に位置するスクリ
ユーロータのねじ部と噛合する羽根を有する一
対のブレードを有し、該ブレードの前記羽根と
前記スクリユーロータのねじ溝およびケース本
体間に形成される圧縮室内に前記ブレード側か
ら導入した吸入媒体を吸引し、前記スクリユー
ロータを回転しながら前記圧縮室の空間容積を
低減せしめ、所定の圧力の圧力媒体をケース本
体外に排出するように形成されるスクリユーコ
ンプレツサの前記ブレード構造において、前記
ブレード裏面に接し、これを補強支持するホル
ダブレードとブレードとの間に前記ブレード形
状とほぼ一致し適宜の薄肉の平板からなる可撓
部材を介設することを特徴とするスクリユーコ
ンプレツサのブレード構造。 (2) 前記可撓部材が、弾性性、耐油性、耐熱性お
よび前記ブレードおよびホルダブレードと接着
可能な材質のものからなる実用新案登録請求の
範囲第１項に記載のスクリユーコンプレツサの
ブレード構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3970888U JPH0533740Y2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3970888U JPH0533740Y2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01144489U JPH01144489U (ja) | 1989-10-04 |
| JPH0533740Y2 true JPH0533740Y2 (ja) | 1993-08-26 |
Family
ID=31266205
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3970888U Expired - Lifetime JPH0533740Y2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0533740Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110114579A (zh) * | 2017-01-30 | 2019-08-09 | 大金工业株式会社 | 单螺杆压缩机 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4211871B2 (ja) | 2007-05-23 | 2009-01-21 | ダイキン工業株式会社 | スクリュー圧縮機 |
-
1988
- 1988-03-28 JP JP3970888U patent/JPH0533740Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110114579A (zh) * | 2017-01-30 | 2019-08-09 | 大金工业株式会社 | 单螺杆压缩机 |
| CN110114579B (zh) * | 2017-01-30 | 2021-07-23 | 大金工业株式会社 | 单螺杆压缩机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01144489U (ja) | 1989-10-04 |
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