JPH05335981A - 受信機 - Google Patents

受信機

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JPH05335981A
JPH05335981A JP16394092A JP16394092A JPH05335981A JP H05335981 A JPH05335981 A JP H05335981A JP 16394092 A JP16394092 A JP 16394092A JP 16394092 A JP16394092 A JP 16394092A JP H05335981 A JPH05335981 A JP H05335981A
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bandwidth
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filter
demodulation
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信状況に応じて、受信機を最適な設定状態
に自動的に制御し、操作を簡単なものとする。 【構成】 1本のアンテナ10で受信された受信信号を
第1の中間周波増幅回路18を介して第1の中間周波信
号に変換し、これを2分して一方を広帯域フィルタ22
と帯域幅可変フィルタ26と第2の中間周波増幅回路2
8を介して第1の復調回路36により第1の復調信号に
変換し、他方を狭帯域フィルタ24と第3の中間周波増
幅回路44を介して第2の復調回路46により第2の復
調信号に変換する。また、第1と第2の中間周波増幅回
路18,28を、第2の中間周波信号を入力とするAG
C手段32により制御する。そして、第1と第2の復調
信号のレベルを比較演算手段42で比較演算し、その結
果に応じて帯域幅可変フィルタ26の帯域幅およびAG
C手段32の時定数を、受信状況に対して最適な設定状
態に自動的に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信信号の状況に応じ
て、最適な設定状態に自動的に制御されるようにした受
信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】受信信号の状況に応じて、受信機に組み
込まれた複数個のIF帯フィルタのいずれか1つを切り
換え選択する技術が、特開平3−187623号公報に
示されている。この技術を簡単に説明すれば、受信機の
同調周波数をユーザーによる目的受信周波数の上下所定
範囲にシフトさせ、シフトさせて得られる受信信号のレ
ベルから目的受信周波数の近傍に他局の送信周波数の信
号の存在の有無を判別し、他局の送信周波数の信号が存
在すれば狭帯域のIF帯フィルタを選択し、存在しなけ
れば広帯域のIF帯フィルタを選択するものである。
【0003】この技術にあっては、従来ユーザーが受信
機より目的受信周波数の復調出力を聴取して、ユーザー
の判断に基づいた手動によるIF帯フィルタの切り換え
選択を、自動化した点で優れたものである。そして、自
動化することで、相互変調による歪を除去することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術にあっては、他局の送信周波数の信号の存在を当該周
波数のみの受信信号のレベルの大小によって判別するも
のであって、目的受信周波数の受信信号のレベルと近接
する他局の送信周波数の受信信号のレベルとの相対比較
によってIF帯フィルタが選択されるものでない。この
結果、目的受信周波数の受信信号のレベルが、他局の送
信周波数の受信信号のレベルより相対的にかなり大きく
ても、他局の送信周波数の受信信号が所定レベルを超え
ると、狭帯域のIF帯フィルタが選択されて不必要に音
質を劣化させるという不具合を生ずる。また、目的受信
周波数の受信信号のレベルと他局の送信周波数の受信信
号のレベルが相対的に同程度の大きさであるが、ともに
小さいレベルであれば、広帯域のIF帯フィルタが選択
され、相互変調を生じさせ易いという不具合がある。
【0005】本発明は、かかる従来技術の事情に鑑みて
なされたもので、広帯域フィルタを経て得られる目的受
信周波数と近接する他局の送信周波数の信号が含まれる
受信信号のレベルと、狭帯域フィルタを経て得られる目
的受信周波数のみの受信信号のレベルとを相対的に比較
演算し、この演算結果に基づき受信状況に応じた最適な
設定状態に自動的に制御されるようにした受信機を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の受信機は、1本のアンテナと、このアン
テナで受信された受信信号の一部を広帯域フィルタと帯
域幅可変フィルタを介して第1の復調回路で第1の復調
信号とする第1の受信系統と、前記受信信号の一部を狭
帯域フィルタを介して第2の復調回路で第2の復調信号
とする第2の受信系統と、前記第1の復調信号のレベル
と前記第2の復調信号のレベルとを比較演算してその演
算結果に基づいて前記帯域幅可変フィルタの帯域幅を制
御する比較演算手段と、を備えて構成されている。
【0007】また、本発明の受信機は、1本のアンテナ
と、このアンテナで受信された受信信号の一部を広帯域
フィルタを介して第1の復調回路で第1の復調信号とす
るとともにAGC手段を含む第1の受信系統と、前記受
信信号の一部を狭帯域フィルタを介して第2の復調回路
で第2の復調信号とする第2の受信系統と、前記第1の
復調信号のレベルと前記第2の復調信号のレベルとを比
較演算してその演算結果に基づいて前記AGC手段の時
定数を制御する比較演算手段と、を備えて構成しても良
い。
【0008】そして、本発明の受信機は、1本のアンテ
ナと、このアンテナで受信された受信信号の一部をノイ
ズブランカと帯域幅可変フィルタを介して第1の復調回
路で第1の復調信号とする第1の受信系統と、前記受信
信号の一部を狭帯域フィルタを介して第2の復調回路で
第2の復調信号とする第2の受信系統と、前記ノイズブ
ランカのノイズ検波信号のレベルと前記第2の復調信号
のレベルとを比較演算してその演算結果に基づいて前記
帯域幅可変フィルタの帯域幅を制御する比較演算手段
と、を備えて構成することもできる。
【0009】そしてまた、本発明の受信機は、1本のア
ンテナと、このアンテナで受信された受信信号の一部を
ノイズブランカを介して第1の復調回路で第1の復調信
号とするとともにAGC手段を含む第1の受信系統と、
前記受信信号の一部を狭帯域フィルタを介して第2の復
調回路で第2の復調信号とする第2の受信系統と、前記
ノイズブランカのノイズ検波信号のレベルと前記第2の
復調信号のレベルとを比較演算してその演算結果に基づ
いて前記AGC手段の時定数を制御する比較演算手段
と、を備えて構成しても良い。
【0010】
【作 用】第2の受信系統で得られる第2の復調信号
は、狭帯域フィルタを経るので、目的受信周波数のみの
信号が得られるが、第1の受信系統で得られる第1の復
調信号は、帯域幅可変フィルタの帯域幅に応じて目的受
信周波数の信号とその近傍にある他局の送信周波数の信
号が重畳されたものである。そこで、第1と第2の復調
信号のレベルを相対的に比較演算した結果に基づいて帯
域幅可変フィルタの帯域幅を制御することで、目的受信
周波数の近傍にある他局の送信周波数の信号のレベルが
相対的に大きければ、帯域幅を狭くして目的受信周波数
の復調出力の明瞭度を向上させ、相対的に小さければ、
帯域幅を広くして目的受信周波数の復調出力の音質を向
上させ得る。
【0011】また、目的受信周波数の信号に対して近傍
にある他局の送信周波数の信号のレベルが相対的に大き
い場合は、他局からの混信信号が存在することが予想さ
れる。そこで、比較演算により第1の復調信号のレベル
が第2の復調信号のレベルより相対的に基準値より大き
ければ、混信信号による第1の復調信号のレベル変動を
抑制すべく、AGC手段の時定数が小さくなるように制
御してAGC制御の応答速度を早くし、第1の復調出力
の混信信号によるレベル変動を抑制し得る。
【0012】そして、第1の受信系統に設けられたノイ
ズブランカのノイズ検波信号は、目的受信周波数の信号
とその近傍にある他局の送信周波数の信号が重畳された
ものである。そこで、ノイズ検波信号のレベルと第2の
復調信号のレベルとを相対的に比較演算した結果に基づ
いて帯域幅可変フィルタの帯域幅を設定することで、受
信状況に応じて復調出力の明瞭度を向上させ、または音
質を向上させ得る。
【0013】そしてまた、比較演算によりノイズブラン
カのノイズ検波信号のレベルが第2の復調信号のレベル
より相対的に大きければ、AGC手段の時定数を早めて
混信信号による第1の復調出力のレベル変動を抑制し得
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の受信機の一実施例について、
図1ないし図6を参照して説明する。図1は、本発明の
受信機の一実施例のブロック回路図であり、図2は、図
1の広帯域フィルタと狭帯域フィルタの帯域幅の関係を
説明する図であり、図3ないし図6は、図1の比較演算
手段による異なる動作をそれぞれ説明するフローチャー
トである。
【0015】まず、図1を参照して構造を説明する。1
本のアンテナ10で受信された受信信号は、高周波増幅
回路12で増幅されて第1のミクサ14に与えられ、第
1の局部発振回路16からの第1の局部発振信号と混合
される。この第1のミクサ14から出力される周波数変
換された信号が第1の中間周波増幅回路18に与えら
れ、所定周波数の第1の中間周波信号が抽出および増幅
されて分配器20に与えられる。この分配器20により
第1の中間周波信号が2分され、一方が例えば20KH
zの帯域幅を有する広帯域フィルタ22に与えられ、他
方が例えば3KHzの帯域幅を有する狭帯域フィルタ2
4に与えられる。なお、図2に示すごとく、狭帯域フィ
ルタ24の帯域幅は、広帯域フィルタ22の帯域幅に含
まれる。
【0016】そして、広帯域フィルタ22を通過した第
1の中間周波信号は、帯域幅可変フィルタ26を介して
第2の中間周波増幅回路28に与えられて増幅され、第
2のミクサ30に与えられるとともに、その一部がAG
C手段32に与えられる。この第2のミクサ30には、
第2の局部発振回路34からの第2の局部発振信号が与
えられ、第1の中間周波信号の周波数変換された第2の
中間周波信号が第1の復調回路36に与えられ、第1の
復調信号が出力される。この第1の復調信号は、低周波
増幅回路38で増幅されてスピーカ40より低周波とし
て出力される。また、第1の復調信号の一部がマイクロ
コンピュータ等で構成される比較演算手段42に与えら
れる。
【0017】また、狭帯域フィルタ24を通過した第1
の中間周波信号は、第3の中間周波増幅回路44に与え
られて増幅され、その増幅出力が第2の復調回路46に
与えられて第2の復調信号が出力される。この第2の復
調信号は、比較演算手段42に与えられる。
【0018】比較演算手段42は、後述するごとく、第
1と第2の復調信号のレベルを比較演算し、その演算結
果に基づいて、帯域幅可変フィルタ26の帯域幅を制御
するとともに、AGC手段32の時定数を制御する。そ
して、帯域幅可変フィルタ26は、帯域幅の異なる複数
のフィルタを並列して比較演算手段42の信号によりい
ずれか一つを切り換え選択するものに限られず、パスバ
ンドチューニング回路やIF WIDTH回路等を用い
たものであっても良い。また、AGC手段32は、第2
の中間周波信号のレベルに応じて比較演算手段42から
の信号に基づく時定数で、第1と第2の中間周波増幅回
路18,28にAGC信号を与える。
【0019】そして、高周波増幅回路12から広帯域フ
ィルタ22を介して第1の復調回路36に至る経路で第
1の受信系統が構成され、高周波増幅回路12から狭帯
域フィルタ24を介して第2の復調回路46に至る経路
で第2の受信系統が構成される。
【0020】次に、図3を参照して、比較演算手段42
の第1の動作につき説明する。まず、第1と第2の復調
信号のレベルの差を演算し(ステップ)、さらにこの
差と基準値を比較する(ステップ)。ところで、第1
の復調信号は、目的受信周波数の信号の他にその近傍に
ある他局の送信周波数の信号をも含んでいるため、目的
受信周波数のみの第2の復調信号よりも大きなレベルに
ある。そして、第1と第2の復調信号のレベルの差が小
さいことは、目的受信周波数に近接する他局の送信周波
数の信号のレベルが小さく、混信信号が少ないことを意
味する。また、レベルの差が大きいことは、近傍にある
他局の送信周波数の信号のレベルが高く、混信信号が多
くて相互変調が生ずることを意味する。そこで、ステッ
プで、差が基準値より小さければ、帯域幅可変フィル
タ26の帯域幅の広いフィルタを選択しまたは帯域幅が
拡大されるように制御する(ステップ)。さらに、A
GC手段32の時定数を大きくし(ステップ)、ステ
ップに戻る。また、ステップで、差が基準値より大
きければ、帯域幅可変フィルタ26の帯域幅の狭いフィ
ルタを選択しまたは帯域幅が縮小されるように制御する
(ステップ)。さらに、AGC手段32の時定数を小
さくし(ステップ)、ステップに戻る。そして、ス
テップで、差と基準値がほぼ同一であれば、帯域幅可
変フィルタ26の帯域幅を現状のままとし(ステップ
)、AGC手段32の時定数も現状のままとし(ステ
ップ)、ステップに戻る。
【0021】かかる比較演算手段42による帯域幅可変
フィルタ26の帯域幅の制御と、AGC手段32の時定
数の制御によって、目的受信周波数の受信状況に応じて
最適な設定状態に受信機が自動的に制御される。なお、
ステップと,と,とはそれぞれ順序が逆で
あっても良いことは勿論である。
【0022】また、図4を参照して、比較演算手段42
の第2の動作につき説明する。図4に示す動作で図3に
示す動作と相違するところは、図3のステップとに
代えて、まず第2の復調信号のレベルを第1の復調信号
のレベルで割り算し(ステップa)、その商を基準値
と比較する(ステップa)ことにある。そして、ステ
ップaで、商が基準値より大きければ、帯域幅可変フ
ィルタ26の帯域幅を拡大し(ステップ)、AGC手
段32の時定数を大きくし(ステップ)、ステップ
aに戻る。また、ステップaで、商が基準値より小さ
ければ、帯域幅可変フィルタ26の帯域幅を縮小し(ス
テップ)、AGC手段32の時定数を小さくし(ステ
ップ)、ステップaに戻る。そして、ステップa
で、商と基準値がほぼ同一であれば、帯域幅可変フィル
タ26の帯域幅を現状のままとし(ステップ)、AG
C手段32の時定数も現状のままとし(ステップ)、
ステップaに戻る。
【0023】図4に示す動作にあっては、目的受信周波
数の受信信号強度の大小にかかわらず、目的受信周波数
の信号とその近傍の他局の送信周波数をも含む信号とを
相対的に比較して受信状況を判定することができ、受信
信号強度の弱い目的受信周波数を受信するのに好適であ
る。なお、ステップaで、第1の復調信号を第2の復
調信号で割り算し、ステップaでステップとに至
る条件を変更しても良い。
【0024】さらに、図5を参照して比較演算手段42
の第3の動作につき説明する。図5に示す動作で、図4
に示す動作と相違するところは、図4のステップaに
代えて、まず第1と第2の復調信号のレベルの差を演算
し(ステップ)、さらに第2の復調信号のレベルをス
テップで演算された差で割り算し(ステップb)、
その商が基準値と比較される(ステップa)ことにあ
る。ステップa以下は、図4の動作と同じである。
【0025】かかる図5に示す動作にあっては、ステッ
プbにより、目的受信周波数の近傍にある他局の送信
周波数の受信信号と、目的受信周波数の受信信号の比が
演算されるので、受信信号強度の大小にかかわらず、よ
り正確な受信状況を判断することができる。
【0026】さらにまた、図6を参照して比較演算手段
の第4の動作につき説明する。図6に示す動作にあって
は、帯域幅可変フィルタ26が広と狭の2つの帯域幅に
変更できるとともに、AGC手段32の時定数が大と小
の2つに切り換えできるものに適応される。まず、第1
の復調信号が所定レベル以下か否かが判別される(ステ
ップ)。このステップで第1の復調信号が所定レベ
ル以下であれば、次に第2の復調信号が所定レベル以上
か否かが判別される(ステップ)。これらのステップ
,でともに条件を満たすならば、目的受信周波数の
受信信号強度が大きく、しかも他局の送信周波数の受信
信号強度が小さいと判断し得る。そこで、帯域幅可変フ
ィルタ26で広い帯域幅のフィルタを選択し(ステップ
)、AGC手段32の時定数を大に切り換え(ステッ
プ)、ステップに戻る。また、ステップとのい
ずれか一方でも条件を満たさない場合は、他局の送信周
波数の受信信号強度が大きいと判断でき、帯域幅可変フ
ィルタ26で狭い帯域幅のフィルタを選択し(ステップ
)、AGC手段32の時定数を小に切り換え(ステッ
プ)、ステップに戻る。
【0027】かかる図6に示す動作にあっては、第1と
第2の復調信号をそれぞれに比較する所定レベルを適宜
に設定することで、簡単な比較手段によって構成するこ
とができる。
【0028】さらに、本発明の受信機の他の実施例につ
いて、図7ないし図10を参照して説明する。図7は、
本発明の受信機の他の実施例のブロック回路図であり、
図8ないし図10は、図7の比較演算手段による異なる
動作をそれぞれ説明するフローチャートである。図7に
おいて、図1と同じ若しくは均等な回路ブロックには同
じ符号を付けて重複する説明を省略する。
【0029】まず、図7を参照して他の実施例の構造を
説明する。図7において、図1と異なる点は、図1の広
帯域フィルタ22に代えてノイズブランカ50が介装さ
れるとともに、第1の復調信号に代えてノイズ検波器5
2から出力されるノイズ検波信号が比較演算手段42に
与えられることにある。このノイズブランカ50は、分
配器20で2分された第1の中間周波信号の一方が、ノ
イズゲート54とノイズアンプ56とに与えられる。ノ
イズアンプ56は、第1の中間周波信号を増幅してノイ
ズ検波器52に与え、ノイズ検波器52よりノイズ検波
信号が出力される。そして、このノイズ検波信号が比較
演算手段42に与えられるとともに、しきい値を持った
ゲート制御回路58に与えられる。そして、ゲート制御
回路58によりノイズ検波信号に含まれるしきい値以上
の大きさのパルス性ノイズが抽出され、その抽出された
パルス性ノイズに応じてノイズゲート54がON/OF
Fされて、ノイズゲート54を通過してパルス性雑音が
除去された第1の中間周波信号が帯域幅可変フィルタ2
6に与えられる。
【0030】ここで、ノイズ検波信号には、目的受信周
波数の受信信号に加えて、その近傍にある他局の送信周
波数および外乱雑音による受信信号が含まれている。そ
こで、このノイズ検波信号のレベルと狭帯域フィルタ2
4を経て目的受信周波数の受信信号のみからなる第2の
復調信号のレベルとを比較することで、図1に示す受信
機と同様に、受信機を受信状況に応じた設定状態にする
ことが可能である。
【0031】このノイズ検波信号のレベルと第2の復調
信号のレベルとを比較演算する図7における比較演算手
段42の第1の動作につき図8を参照して説明する。ま
ず、ノイズ検波信号のレベルと第2の復調信号のレベル
の差を演算し(ステップ)、この差に応じて帯域幅可
変フィルタ26の帯域幅を適宜に調整設定し(ステップ
)、さらにこの差に応じてAGC手段32の時定数を
適宜に調整設定する。
【0032】かかる動作では、ノイズ検波信号に含まれ
る目的受信周波数以外の受信信号強度に応じて帯域幅可
変フィルタ26およびAGC手段32が制御されること
となり、目的受信周波数以外の受信信号強度が強いと帯
域幅を狭めるとともにAGC時定数が小となって、明瞭
度を向上させるとともに混信による相互変調による影響
が排除されて復調出力の強弱変動を生じない。また、目
的受信周波数以外の受信信号強度が弱いと、帯域幅を拡
大するとともにAGC時定数を大として、音質の向上が
図られる。
【0033】また、図9を参照して、図7における比較
演算手段42の第2の動作につき説明する。まず、ノイ
ズ検波信号のレベルと第2の復調信号のレベルの比を演
算し(ステップa)、この比に応じて帯域幅可変フィ
ルタ26の帯域幅を適宜に調整設定し(ステップ
a)、さらにこの比に応じてAGC手段32の時定数を
適宜に調整設定する。
【0034】さらに、図10を参照して、図7における
比較演算手段42の第3の動作につき説明する。まず、
ノイズ検波信号のレベルと第2の復調信号のレベルの差
を演算し(ステップ)、そして第2の復調信号とステ
ップで求めた差との比を演算し(ステップb)、さ
らにこの比に応じて帯域幅可変フィルタ26の帯域幅を
適宜に調整する(ステップa)とともに、この比に応
じてAGC手段32の時定数を適宜に調整設定する。
【0035】第7図に示す本発明の受信機の他の実施例
にあっては、ノイズブランカ50を、図1に示す受信機
の広帯域フィルタ22の代わりに用いるものであり、ノ
イズブランカ50を備えた受信機に応用して好適であ
る。
【0036】さらにまた、本発明の受信機のさらに別の
実施例について図11を参照して説明する。図11にお
いて、図7と同じ若しくは均等な回路ブロックには同じ
符号を付けて重複する説明を省略する。
【0037】図11において、図7と異なる点は、図7
における分配器20と狭帯域フィルタ24と第3の中間
周波増幅回路44と第2の復調回路46が省かれ、第1
の中間周波増幅回路18から出力される第1の中間周波
信号がノイズブランカ50のノイズゲート54とノイズ
アンプ56に与えられることと、第1の復調回路36か
ら出力される第1の復調信号が低周波増幅回路38と比
較演算手段42に与えられることにある。なお、帯域幅
可変フィルタ26の最大の帯域幅は、ノイズブランカ5
0の帯域幅より狭く設定される。
【0038】かかる構成にあっては、帯域幅の違いによ
り第1の復調信号に比較して、ノイズ検波信号はより多
くの目的受信周波数の近傍の他局の送信周波数および外
乱雑音による受信信号を含む可能性がある。そこで、こ
のノイズ検波信号のレベルと第1の復調信号のレベルと
を比較することで、図1および図7に示す受信機と同様
に、受信機を受信状況に応じて最適な設定状態に自動的
に切り換えることができる。
【0039】なお、上記実施例の説明において、比較演
算手段42は、マイクロコンピュータ等を用いてソフト
的に比較演算処理しているが、これに限られずにディス
クリート部品によって比較演算手段を構成しても良いこ
とは勿論である。そして、比較演算手段としてDSP
(デジタル・シグナル・プロセッサ)を用いても良い。
さらに、第1と第2の復調信号のレベルを比較演算する
のに代えて、第2と第3の中間周波信号のレベルを比較
しても良いことは容易に理解されるであろう。また、同
様にノイズ検波信号と第2の復調信号のレベルを比較演
算するのに代えて、ノイズ検波器52の前段の信号と第
3の中間周波信号のレベルを比較しても良い。そしてさ
らに、上記実施例では、単モード受信の場合につき説明
しているが、多モード切換受信機能を有する場合には、
受信モードに応じて、第2受信系の狭帯域フィルタ24
の通過帯域幅が第1の受信系の帯域幅可変フィルタ26
で選択される帯域幅より狭くなるように適宜に制御され
れば良い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明の受信機は以下のごとき格別な効果を奏す
る。
【0041】まず、請求項1記載の受信機では、目的受
信周波数の受信信号のレベルと目的受信周波数およびそ
の近傍にある他局の送信周波数を含む受信信号のレベル
とを相対的に比較演算して受信状況を判別し、帯域幅可
変フィルタの帯域幅が自動的に調整設定されるので、目
的受信周波数の受信信号が近傍にある他局の送信周波数
の受信信号より相対的に大きければ混信信号が存在せず
に帯域幅の拡大により音質を向上させるとともに、近傍
にある他局の送信周波数の受信信号が相対的に大きけれ
ば混信信号による相互変調を排除すべく帯域幅の縮小に
より復調出力の明瞭度を向上させる。このように、受信
状況に応じて自動的に受信機が最適な設定状態に調整さ
れ、操作が極めて簡単である。
【0042】また、請求項2記載の受信機では、受信状
況に応じて、混信信号が存在しなければAGC手段の時
定数を大として忠実な復調出力の再生を図り、混信信号
が存在すればAGC手段の時定数を小として混信による
相互変調の復調出力の強弱変化を排除するように、自動
的に受信機が最適な設定状態に調整され、操作がそれだ
け簡単である。
【0043】そして、請求項3および4記載の受信機に
あっても、請求項1および2記載の受信機と同様に、自
動的に受信機が最適な設定状態に調整され、操作が簡単
である。しかも、ノイズブランカのノイズ検波信号のレ
ベルを受信状況を判別するのに用いており、ノイズブラ
ンカを備える受信機への応用に好適である。
【0044】さらに、請求項11および12記載の受信
機にあっても、請求項1ないし4記載の受信機と同様
に、受信状況に応じて自動的に受信機の最適な設定状態
に調整され、操作が簡単である。しかも、ノイズブラン
カのノイズ検波信号と復調信号とのレベルを比較するの
で、狭帯域フィルタを用いた受信系統を必要とせず、ノ
イズブランカを備えた受信機に、より簡単な構成で応用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受信機の一実施例のブロック回路図で
ある。
【図2】図1の広帯域フィルタと狭帯域フィルタの帯域
幅の関係を説明する図である。
【図3】図1の比較演算手段による第1の動作を説明す
るフローチャートである。
【図4】図1の比較演算手段による第2の動作を説明す
るフローチャートである。
【図5】図1の比較演算手段による第3の動作を説明す
るフローチャートである。
【図6】図1の比較演算手段による第4の動作を説明す
るフローチャートである。
【図7】本発明の受信機の他の実施例のブロック回路図
である。
【図8】図7の比較演算手段の第1の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図9】図7の比較演算手段の第2の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図10】図7の比較演算手段の第3の動作を説明する
フローチャートである。
【図11】本発明の受信機のさらに別の実施例のブロッ
ク回路図である。
【符号の説明】
10 アンテナ 12 高周波増幅回路 14 第1のミクサ 18 第1の中間周波増幅回路 20 分配器 22 広帯域フィルタ 24 狭帯域フィルタ 26 帯域幅可変フィルタ 28 第2の中間周波増幅回路 30 第2のミクサ 32 AGC手段 36 第1の復調回路 42 比較演算手段 44 第3の中間周波増幅回路 46 第2の復調回路 50 ノイズブランカ 52 ノイズ検波器 54 ノイズゲート

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本のアンテナと、このアンテナで受信
    された受信信号の一部を広帯域フィルタと帯域幅可変フ
    ィルタを介して第1の復調回路で第1の復調信号とする
    第1の受信系統と、前記受信信号の一部を狭帯域フィル
    タを介して第2の復調回路で第2の復調信号とする第2
    の受信系統と、前記第1の復調信号のレベルと前記第2
    の復調信号のレベルとを比較演算してその演算結果に基
    づいて前記帯域幅可変フィルタの帯域幅を制御する比較
    演算手段と、を備えたことを特徴とする受信機。
  2. 【請求項2】 1本のアンテナと、このアンテナで受信
    された受信信号の一部を広帯域フィルタを介して第1の
    復調回路で第1の復調信号とするとともにAGC手段を
    含む第1の受信系統と、前記受信信号の一部を狭帯域フ
    ィルタを介して第2の復調回路で第2の復調信号とする
    第2の受信系統と、前記第1の復調信号のレベルと前記
    第2の復調信号のレベルとを比較演算してその演算結果
    に基づいて前記AGC手段の時定数を制御する比較演算
    手段と、を備えたことを特徴とする受信機。
  3. 【請求項3】 1本のアンテナと、このアンテナで受信
    された受信信号の一部をノイズブランカと帯域幅可変フ
    ィルタを介して第1の復調回路で第1の復調信号とする
    第1の受信系統と、前記受信信号の一部を狭帯域フィル
    タを介して第2の復調回路で第2の復調信号とする第2
    の受信系統と、前記ノイズブランカのノイズ検波信号の
    レベルと前記第2の復調信号のレベルとを比較演算して
    その演算結果に基づいて前記帯域幅可変フィルタの帯域
    幅を制御する比較演算手段と、を備えたことを特徴とす
    る受信機。
  4. 【請求項4】 1本のアンテナと、このアンテナで受信
    された受信信号の一部をノイズブランカを介して第1の
    復調回路で第1の復調信号とするとともにAGC手段を
    含む第1の受信系統と、前記受信信号の一部を狭帯域フ
    ィルタを介して第2の復調回路で第2の復調信号とする
    第2の受信系統と、前記ノイズブランカのノイズ検波信
    号のレベルと前記第2の復調信号のレベルとを比較演算
    してその演算結果に基づいて前記AGC手段の時定数を
    制御する比較演算手段と、を備えたことを特徴とする受
    信機。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の受信機におい
    て、前記比較演算手段は、前記第1の復調信号のレベル
    と前記第2の復調信号のレベルの差を演算し、この差が
    基準値より小さければ前記帯域幅可変フィルタの帯域幅
    を拡大しまたは前記AGC手段の時定数を大きくし、前
    記差が基準値と同一であれば前記帯域幅可変フィルタの
    帯域幅または前記AGC手段の時定数を現状のままと
    し、前記差が基準値より大きければ前記帯域幅可変フィ
    ルタの帯域幅を縮小しまたは前記AGC手段の時定数を
    小さくするよう制御することを特徴とした受信機。
  6. 【請求項6】 請求項1または2記載の受信機におい
    て、前記比較演算手段は、前記第2の復調信号のレベル
    を前記第1の復調信号のレベルで割った商を演算し、こ
    の商が基準値より大きければ前記帯域幅可変フィルタの
    帯域幅を拡大しまたは前記AGC手段の時定数を大きく
    し、前記商が基準値と同一であれば前記帯域幅可変フィ
    ルタの帯域幅または前記AGC手段の時定数を現状のま
    まとし、前記商が基準値より小さければ前記帯域幅可変
    フィルタの帯域幅を縮小しまたは前記AGC手段の時定
    数を小さくするよう制御することを特徴とした受信機。
  7. 【請求項7】 請求項1または2記載の受信機におい
    て、前記比較演算手段は、前記第1の復調信号のレベル
    と前記第2の復調信号のレベルの差を演算するととも
    に、前記第2の復調信号を前記差で割った商を演算し、
    この商が基準値より大きければ前記帯域幅可変フィルタ
    の帯域幅を拡大しまたは前記AGC手段の時定数を大き
    くし、前記商が基準値と同一であれば前記帯域幅可変フ
    ィルタの帯域幅または前記AGC手段の時定数を現状の
    ままとし、前記商が基準値より小さければ前記帯域幅可
    変フィルタの帯域幅を縮小しまたは前記AGC手段の時
    定数を小さくするよう制御することを特徴とした受信
    機。
  8. 【請求項8】 請求項3または4記載の受信機におい
    て、前記比較演算手段は、前記ノイズブランカのノイズ
    検波信号のレベルと前記第2の復調信号のレベルの差を
    演算し、この差に応じて前記帯域幅可変フィルタの帯域
    幅または前記AGC手段の時定数を設定することを特徴
    とした受信機。
  9. 【請求項9】 請求項3または4記載の受信機におい
    て、前記比較演算手段は、前記ノイズブランカのノイズ
    検波信号のレベルと前記第2の復調信号のレベルの比を
    演算し、この比に応じて前記帯域幅可変フィルタの帯域
    幅または前記AGC手段の時定数を設定することを特徴
    とした受信機。
  10. 【請求項10】 請求項3または4記載の受信機におい
    て、前記比較演算手段は、前記ノイズブランカのノイズ
    検波信号のレベルと前記第2の復調信号のレベルの差を
    演算するとともに、この差と前記第2の復調信号の比を
    演算し、この比に応じて前記帯域幅可変フィルタの帯域
    幅または前記AGC手段の時定数を設定することを特徴
    とした受信機。
  11. 【請求項11】 アンテナで受信された受信信号をノイ
    ズブランカとこれより狭い帯域幅の帯域幅可変フィルタ
    を介して復調回路で復調信号とする受信系統と、前記ノ
    イズブランカのノイズ検波信号のレベルと前記復調信号
    のレベルとを比較してその比較結果に基づいて前記帯域
    幅可変フィルタの帯域幅を制御する比較演算手段と、を
    備えたことを特徴とする受信機。
  12. 【請求項12】 アンテナで受信された受信信号をノイ
    ズブランカとこれより狭い帯域幅のフィルタを介して復
    調回路で復調信号とするとともにAGC手段を含む受信
    系統と、前記ノイズブランカのノイズ検波信号のレベル
    と前記復調信号のレベルを比較してその比較結果に基づ
    いて前記AGC手段の時定数を制御する比較演算手段
    と、を備えたことを特徴とする受信機。
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