JP2007324716A - 無線受信方法および無線受信装置 - Google Patents

無線受信方法および無線受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】不要に受信感度を低下させたりすることなく、隣接妨害波の影響による感度抑圧を有効に緩和できる無線受信装置を提供する。
【解決手段】アンテナ16と、アンテナ16からの受信信号を通過させる通過特性が可変のフィルタ21と、フィルタ21を経て入力する受信信号に基づいてアンテナ16で受信される電波の受信電界強度を検出する受信電界強度検出手段32と、フィルタ21を経て入力する受信信号に基づいて当該受信信号の実受信品質を検出する受信品質検出手段31と、受信電界強度に対する理想受信品質を記憶する記憶手段37と、検出される受信電界強度に対応する理想受信品質と検出される実受信品質とを比較する比較手段34と、比較手段34による比較結果に基づいてフィルタ21の通過特性を制御する制御手段35とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、無線用のカード端末等の無線端末機器における無線受信方法およびこれを実施する無線受信装置に関するものである。
例えば、携帯電話で主に使用されている800MHz帯の周波数は、利用者の増加を追いかける形で順次、細切れに割り当てられている。このため、今後、主力となるCDMA方式を採用した第3世代携帯電話では、広い周波数帯域幅が必要となることから、細切れの現状では、割り当てられても使えない帯域が出ることなどが予想される。
そこで、最近では、従来の考え方にとらわれない周波数割当ての抜本的な見直しを積極的に展開することが必要であることから、その見直しに先立って、総務省から周波数再編に関する基本的な考え方を示した周波数の再編方針が策定されている。
この再編方針によると、2006年秋から新たに割り当てられた周波数での運用が開始されるようになっていることから、2012年に完全に移行するまでの間では、従来割り当てられていた周波数と新たに割り当てられた周波数とが共存することになる。
この新割り当てと旧割り当てとが共存する時期では、例えば、ある通信事業者に対する旧割り当てによる下り周波数帯域と、他の通信事業者に対する新割り当てによる上り周波数帯域とが非常に隣接している領域が存在することになる。
ここで、下り周波数帯域を受信する携帯電話における受信(Rx)フィルタは、例えば図16に示すように、当該下り周波数帯域(所望の受信帯域)を充分にカバーする通過帯域幅の広い通過特性を有している。このため、この所望の受信帯域に隣接して、異なる通信事業者の上り周波数帯域(他システムの送信周波数帯域)が存在すると、このRxフィルタでは、ハッチングを施して示す当該他システムの送信周波数帯域の高周波数部分における減衰量を、多くても1dB程度しか取れなくなることが想定される。なお、図16では、他システムの送信周波数帯域が所望の受信帯域の下限周波数側に隣接している場合を示している。
このように、隣接する他システムの送信周波数帯域に対して、充分な減衰量が得られないと、後述する図17に示すような妨害特性をもつ低雑音増幅器(LNA)を有する携帯電話機の場合、例えば1m離れた場所において、他システムの携帯電話から24dBmで送信されると、その送信周波数帯域に隣接する所望の受信帯域を持つ携帯電話は、例えば14dBの感度抑圧を受けることになる。
この感度抑圧について、さらに詳細に説明する。
自由空間における電波の減衰は、
Figure 2007324716
で表される。ここで、dは電波の発信源からの距離(m)、fは周波数(Hz)である。したがって、800MHzの電波が24dBmで発信されると、1m離れたところの電波強度は、
Figure 2007324716
となる。すなわち、1m離れた場所では、−6.5dBmの妨害を受けることになる。
ここで、携帯電話の受信感度は、妨害波(800MHz)のレベルに対して、例えば図17に示すような関係を有している。なお、図17において、縦軸は受信感度(dBm)を示しており、横軸は妨害波のレベル(dBm)を示している。図17から明らかなように、無妨害時の受信感度は−110dBmであるのに対して、−6.5dBmの妨害を受けた時の受信感度は−96dBmとなり、14dBの感度抑圧を受けることになる。
この受信感度抑圧の影響は、基地局との間で送信電力と受信電力との関係を一定に保つ電力制御が行われる携帯電話では、受信電力が低いと送信電力が高くなるため、双方とも弱電界にある場合に顕著に現れ、所望の受信帯域を持つ携帯電話の受信可能範囲が極端に狭められるおそれがある。
このような不具合を解決し得るものとして、例えば、受信回路の低雑音増幅器を構成するトランジスタの降伏現象を利用して強電界の高周波入力を検出し、その検出結果に基づいて低雑音増幅器の前段に設けた可変フィルタの通過特性を制御することにより、隣接妨害波を減衰させるようにした無線受信装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−164804号公報
しかしながら、上記の特許文献1に開示の無線受信装置にあっては、隣接妨害波の強度が閾値以上となって、トランジスタが降伏現象を起こす場合にのみ、可変フィルタを制御するようにしているため、隣接妨害波のレベルが閾値以下の場合には、隣接妨害波を減衰できず、感度抑圧を受けることになる。
また、受信感度低下が、隣接妨害波のノイズによる感度抑圧よりも、可変フィルタの挿入損失による影響の方が大きい場合でも、可変フィルタの通過特性が制御されるため、挿入損失が不要に増加されて感度低下を引き起こすおそれもある。
なお、トランジスタの降伏現象を利用するのに代えて、受信電界強度を表すRSSI(Received Signal Strength Indicator)を利用して可変フィルタを制御することも考えられる。しかし、このRSSIは、基地局からの距離の変化や周囲環境等に応じて頻繁に変動するとともに、RSSIがある程度高い場合でも隣接妨害波を受けていることもあるので、RSSIのみを利用して可変フィルタを制御すると、正確な制御ができないことになる。
したがって、かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、不要に受信感度を低下させたりすることなく、隣接妨害波の影響による感度抑圧を有効に緩和できる無線受信方法および無線受信装置を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に係る無線受信方法の発明は、アンテナからの受信信号を通過特性が可変のフィルタを経て受信するにあたり、
前記フィルタを経て入力する受信信号に基づいて当該受信信号の実受信品質および前記アンテナで受信される電波の受信電界強度をそれぞれ検出し、
前記検出した受信電界強度に対応する予め設定した理想受信品質と、前記検出した実受信品質との比較に基づいて、前記フィルタの通過特性を制御することを特徴とするものである。
さらに、上記目的を達成する請求項2に係る無線受信装置の発明は、
所望の周波数帯域の電波を受信するアンテナと、
該アンテナからの受信信号を通過させる通過特性が可変のフィルタと、
該フィルタを経て入力する受信信号に基づいて前記アンテナで受信される電波の受信電界強度を検出する受信電界強度検出手段と、
前記フィルタを経て入力する受信信号に基づいて当該受信信号の実受信品質を検出する受信品質検出手段と、
受信電界強度に対する理想受信品質を記憶する記憶手段と、
前記受信電界強度検出手段で検出される受信電界強度に対応する前記記憶手段に記憶されている理想受信品質と、前記受信品質検出手段で検出される実受信品質とを比較する比較手段と、
該比較手段による比較結果に基づいて前記フィルタの通過特性を制御する制御手段と、
を有することを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の無線受信装置において、
前記比較手段は、前記理想受信品質と前記実受信品質との差が第1閾値以上か否かを比較し、
前記制御手段は、前記差が前記第1閾値未満の場合に、前記フィルタの通過特性を、前記受信信号の通過帯域が広くなるように制御することを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項2または3に記載の無線受信装置において、
前記比較手段は、前記理想受信品質と前記実受信品質との差が第2閾値以上か否かを比較し、
前記制御手段は、前記差が前記第2閾値以上の場合に、前記フィルタの通過特性を、前記受信信号の通過帯域が狭くなるように制御することを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の無線受信装置において、
前記制御手段は、前記差が前記第2閾値以上で、かつ前記受信電界強度検出手段で検出される受信電界強度が第3閾値未満、および前記受信品質検出手段で検出される実受信品質が第4閾値未満の場合に、前記フィルタの通過特性を、前記受信信号の通過帯域が狭くなるように制御することを特徴とするものである。
本発明によれば、実際の受信電界強度と受信品質とを検出し、検出した受信電界強度に対応する理想受信品質と、検出した実受信品質との比較に基づいてフィルタの通過特性を制御するので、不要に受信感度を低下させたりすることなく、隣接妨害波の影響による感度抑圧を有効に緩和することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る無線受信装置の要部の回路構成を示すブロック図である。この無線受信装置は、携帯電話として例示するもので、全体の動作を制御する制御部10を有している。送信信号は、PLL(フェーズ・ロックド・ループ)部11のTCXO(温度補償回路付き水晶発振回路)11aからの基準クロックに基づいて送信(Tx)ベースバンド部12で生成され、Tx段間フィルタ13を経てパワーアンプ14で電力増幅された後、TxフィルタおよびRxフィルタを内蔵するデュープレクサ15のTxフィルタを経てアンテナ16から送信されるようになっている。
また、アンテナ16で受信される受信信号は、デュープレクサ15のRxフィルタを経て低雑音増幅器(LNA)17で増幅された後、Rx段間フィルタ18を経てRxベースバンド部19に入力され、ここでPLL部11のTCXO11aからの基準クロックに基づいて処理されるようになっている。
なお、LCD等からなる表示部、バッテリー、操作キーを有する入力部等の無線部以外の携帯電話を構成する要素は、アプリケーション部20として示している。
本実施の形態では、図16に示したように、所望の受信帯域の下限周波数に隣接して他システムの送信周波数帯域が存在する場合において、当該他システムの送信周波数帯域における隣接妨害波の影響による感度抑圧を緩和する。
このため、本実施の形態では、図2に示すように、デュープレクサ15のRxフィルタ21を、アンテナ(Ant)に接続されるRx信号ラインとアースとの間にフィルタ素子22を接続するとともに、このフィルタ素子22と並列に固定コンデンサ23およびバリキャップ等からなるチューナブルコンデンサ24の直列回路を接続して、チューナブルコンデンサ24に印加する制御電圧V[V]により、例えば中心周波数がほぼ一定で通過帯域幅が可変のバンドパスフィルタとして構成する。なお、Txフィルタ25については、図2ではTx信号ラインとアースとの間にフィルタ素子26と固定コンデンサ27とを並列接続して、所定の通過特性を有する固定のバンドパスフィルタとしているが、Rxフィルタ21と同様に、固定コンデンサ27に直列にバリキャップ等からなるチューナブルコンデンサを接続して、Rxフィルタ21の通過特性の制御に応じてTxフィルタ25の通過特性を制御するようにしてもよい。
また、図1において、Rxベースバンド部19には、受信信号の受信品質を示す実C/N(Carrier to Noise Ratio:搬送波対雑音比)を検出するC/N検出部31および受信電界強度を示すRSSIを検出するRSSI検出部32を設けて、それぞれ所定のタイミングで実C/NおよびRSSIを検出する。なお、C/N検出部31による実C/Nの計測タイミングは、数秒おき、パイロットPNが変わった時、電源ONのタイミングなどとする。
さらに、制御部10には、所要のデータの比較演算を行う比較部34と、比較部34での演算結果に基づいてデュープレクサ15のRxフィルタ21を構成するチューナブルコンデンサ24に制御電圧Vを印加してRxフィルタ21の通過特性を制御するRxフィルタ制御部35とを設けるとともに、周囲温度を計測する温度感知部36と、RSSIに対応する無妨害時の理想C/Nを示すRSSI−C/Nデータや各種閾値を予め格納するメモリ部37と、所要のデータを一時的に格納するバッファ部38とを接続する。
ここで、Rxベースバンド部19のC/N検出部31およびRSSI検出部32でそれぞれ検出される実C/NおよびRSSIは、デュープレクサ15のRxフィルタ21の通過特性に応じて変化することになる。また、Rxフィルタ21の通過特性は、制御電圧V[V]によって、例えば図3に示すように制御電圧が高くなるに従って通過帯域幅が狭く、すなわち隣接妨害波の減衰量が多くなり、かつ挿入損失も大きくなるように変化するとともに、それらの値は温度T[℃]によっても変化する。
このため、メモリ部37に格納するRSSI−C/Nデータとしては、順次の温度T,T,・・・,TN−1,T(T>T)[℃]毎、および順次の制御電圧V,V,・・・,VN−1,V(V>V)[V]毎に、例えば図4に示すように、RSSI[dBm]と、隣接妨害波を受けていない状態において各RSSIにおいて得られる理想C/N[dB]とを格納しておく。なお、図4は、T=T、V=Vの場合のRSSI−C/Nデータを示している。
次に、本実施の形態の動作について、図5〜図9を参照しながら説明する。
図5は、全体の概略動作を示すメインのフローチャートである。先ず、携帯電話の電源ON(ステップS1)によって、制御部10のRxフィルタ制御部35からデュープレクサ15のRxフィルタ21を構成するチューナブルコンデンサ24に、制御電圧VとしてV[V]を印加して、Rxフィルタ21の通過特性を、隣接妨害波を全く受けていない場合の通常の通過特性とする(ステップS2)。
その後、温度感知部36により周囲温度を計測して(ステップS3)、その温度に対応する最適な特性データとして、メモリ部37に予め格納されているRSSI−C/Nデータから、現在の温度に最も近く、かつ現在の制御電圧に対応するRSSI−C/Nデータを選択する(ステップS4)。
一方、Rxベースバンド部19のC/N検出部31およびRSSI検出部32は、所定のタイミングで実C/NおよびRSSIを検出して、それらの検出値をバッファ部38にそれぞれC/N-0、RSSI-0として記録する(ステップS5)。
その後、検出されたRSSI-0を用いて、ステップS4で選択したRSSI−C/Nデータから、対応する無妨害時の理想C/Nを検索し、その検索した理想C/Nをバッファ部38にC/N-1として格納する(ステップS6)。
次に、比較部34において、バッファ部38に格納された理想C/N-1と検出した実C/N-0との差が、予め設定した閾値ΔC/N以上か否かを比較判定し(ステップS7)、その比較判定結果に基づいてRxフィルタ制御部35により、ΔC/N未満の場合にはデュープレクサ15のRxフィルタ21に対して挿入損失改善制御を実行し(ステップS8)、ΔC/N以上の場合にはRxフィルタ21に対してC/N改善制御を実行する(ステップS9)。ここで、ΔC/Nは、第1閾値および第2閾値に相当するもので、本実施の形態では、無妨害時であっても、周囲の状況によって変化すると予想されるC/Nの変化量に設定して、メモリ部37に予め格納しておく。
以上のステップS3〜S9の処理を、電源OFF(ステップS10)となるまで繰り返し、電源OFFにより全ての処理を終了する。
図6は、図5のステップS8における挿入損失改善制御の動作を示すフローチャートである。この挿入損失改善制御では、検出したRSSIに対する理想C/N-1と検出した実C/N-0との差がΔC/N未満であるので、先ず、Rxフィルタ21のチューナブルコンデンサ24に現在印加されている制御電圧Vが、Rxフィルタ21の挿入損失が最も小さくなるVにあるか否かを判定する(ステップS21)。
ここで、V=Vと判定された場合には、Rxフィルタ21の挿入損失をそれ以下に減少させる制御ができないので、処理を終了してメインフローに戻る。
これに対し、ステップS21において、V≠Vと判定された場合には、現在の制御電圧よりも通過帯域幅が広く、かつ挿入損失が小さくなる制御電圧VC−1に1ステップ変更して(ステップS22)、メインフローに復帰する。これにより、隣接妨害波のLNA17への入力レベルを低減することができる。また、制御電圧Vを1ステップずつ変化させるので、急激なC/Nの悪化による呼切断等を防ぐこともできる。
図7は、図5のステップS9におけるC/N改善制御の動作を示すフローチャートである。このC/N改善制御では、検出したRSSIに対する理想C/N-1と検出した実C/N-0との差がΔC/N以上であるので、先ず、Rxフィルタ21のチューナブルコンデンサ24に現在印加されている制御電圧Vが、隣接妨害波の減衰量が最も多い通過特性となる制御電圧Vにあるか否かを判定する(ステップS31)。
ここで、V=Vと判定された場合には、隣接妨害波をそれ以上減衰させる制御ができないので、処理を終了してメインフローに戻り、V≠Vと判定された場合には、現在の制御電圧よりも通過帯域幅が狭く、隣接妨害波の減衰量が多くなる制御電圧VC+1に1ステップ変更して(ステップS32)、メインフローに復帰する。
このように、本実施の形態では、隣接妨害波のレベルを測る指標として、C/N検出部31で検出される実C/Nを用いている。この実C/Nは、搬送波(Carrier)の電力をPc、外来ノイズの電力をPn、隣接妨害波からのノイズ電力をPkとすると、
Figure 2007324716
であらわされる。
ここで、隣接妨害波のレベルが下がり、そのノイズ電力Pkが、Pk=0になったとすると、
Figure 2007324716
となって、感度が10×logPk改善されてC/Nが増加し、感度抑圧が軽減されることになる。
例えば、図5のステップS4において、最適な特性データとして図8に示すRSSI−C/Nデータが選択され、RSSI検出部32で検出されたRSSIが−70dBmであったとすると、そのRSSIに対する無妨害時の理想のC/Nは35dBとなる。しかし、C/N検出部31で検出された実C/Nが10dBであったとすると、この場合には、25dBのノイズの増加、すなわち25dBの感度抑圧を受けていることになる。このノイズの増加原因は、主として隣接周波数の妨害波によるものである。ここで、妨害波とこれによるノイズの比は、ほぼ1:1であるので、上述したように、Rxフィルタ21の制御電圧を高くして通過帯域幅を狭くすることにより、隣接妨害波のレベルを25dB抑圧すれば、ノイズも25dB抑圧することができる。したがって、Rxフィルタ21の挿入損失を無視すれば、感度を25dB改善することが可能となる。
実際には、制御電圧を高くして通過帯域幅を狭くすると、Rxフィルタ21の挿入損失も増加するので、その挿入損失の増加分は感度が低下することになる。例えば、図9に示すように、制御電圧VをVとする通常の広い帯域幅の通過特性では、挿入損失が0.5dB、他システムの送信周波数帯域である妨害波帯域に対する減衰量が1.0dBであったとする。この状態で、隣接周波数による妨害波が発生し、そのノイズによる感度抑圧が9dBになったとすると、感度は挿入損失と合わせて9.5dB低下することになる。
この場合、本実施の形態によると、Rxフィルタ21に適切な制御電圧Vが印加されて、通過帯域幅が狭められ、その通過特性が、例えば挿入損失が4.0dB、妨害波帯域に対する減衰量が10dBとなるように制御される。したがって、この場合には、隣接周波数の妨害波ノイズによる感度抑圧は0dBとなるので、全体の感度低下は挿入損失と合わせて4.0dBとなり、Rxフィルタの通過特性を制御しない場合と比較して、感度を5.5dB向上することができる。
以上のように、本実施の形態では、RSSIを検出し、その検出したRSSIにおける理想C/Nと実C/Nとの比較に基づいて妨害波を検出し、その妨害波のレベルに応じてデュープレクサ15のRxフィルタ21の通過特性を制御するようにしたので、RSSIが高い場合でも、隣接妨害波を確実に検出できて、その妨害波ノイズを抑圧することができる。また、理想C/Nと実C/Nとの差が閾値ΔC/N未満のとき、すなわちRxフィルタ21の挿入損失よりも隣接妨害波の感度抑圧の方が小さい場合には、通過帯域幅が広くなり、かつ挿入損失がより小さくなるように通過特性が制御されるので、受信感度をより向上することができる。したがって、不要に受信感度を低下させたりすることなく、隣接妨害波の影響による感度抑圧を有効に緩和することができる。
また、デュープレクサ15に本来設けられるRxフィルタを、通過特性が可変に構成して、その通過特性を制御するようにしたので、回路構成も簡略化することができる。
(第2実施の形態)
図10は、本発明の第2実施の形態に係る無線受信装置の要部の回路構成を示すブロック図である。本実施の形態は、図1に示した構成において、メモリ部37にRxフィルタ温度特性データをも予め格納するようにしたもので、その他の構成は図1と同様である。
ここで、Rxフィルタ温度特性データは、図11に示すように、温度T=T,T,・・・,TN−1,T[℃]毎に、各制御電圧におけるRxフィルタ21による挿入損失と、隣接妨害波の減衰量とを格納する。なお、温度毎のRxフィルタ通過特性データは、全ての制御電圧V,V,・・・,VN−1,V[V]における減衰量および挿入損失を記憶させることなく、例えばV,V,・・・,Vと1点おき、あるいは数点おきのデータのみを記憶させるようにして、他の制御電圧のデータは補間により求めるようにしてもよい。
次に、本実施の形態の動作について説明する。本実施の形態は、図5に示したフローチャートにおいて、ステップS4での特性データ選択処理と、ステップS9でのC/N改善制御とが異なるものである。
すなわち、ステップS4では、ステップS3で温度感知部36により計測された周囲温度に対応する最適な特性データとして、第1実施の形態と同様に、メモリ部37に予め格納されているRSSI−C/Nデータから、現在の温度に最も近く、かつ現在の制御電圧に対応するRSSI−C/Nデータを選択する他、メモリ部37に予め格納されているRxフィルタ温度特性データから、現在の温度に最も近いRxフィルタ通過特性データを選択する
また、ステップS9では、図12に示すフローチャートに従ってC/Nの改善制御を実行する。すなわち、このC/N改善制御を行う状態では、理想C/N-1と検出した実C/N-0との差がΔC/N以上であるので、先ず、Rxフィルタ21に現在印加されている制御電圧Vが、最も減衰量の多い制御電圧Vにあるか否かを判定し(ステップS41)、V=Vと判定された場合には、隣接妨害波をそれ以上減衰させる制御ができないので、処理を終了してメインフローに戻る。
これに対し、V≠Vと判定された場合は、現在のRSSIに対する理想C/N-1と実C/N-0との差C/Nを取得する(ステップS42)とともに、ステップS4で選択されているRxフィルタ通過特性データから現在の制御電圧Vによる隣接妨害波帯域の減衰量Attを取得する(ステップS43)。
その後、選択されているRxフィルタ通過特性データに、(Att+C/N)を超える減衰量(Att)制御のうち、最小のAttに対応する制御電圧があるか否かを判定し(ステップS44)、ある場合には、その制御電圧VmをVcbとしてバッファ部38に保存し(ステップS45)、無い場合には、制御電圧の最大値であるVをVcbとしてバッファ部38に保存する(ステップS46)。
次に、現在の制御電圧Vからバッファ部38に保存された制御電圧Vcbまでの各制御電圧を比較電圧として、以下の計算を実行する(ステップS47)。
先ず、比較電圧Vにおける感度抑圧の軽減予測を行う。このため、Rxフィルタ21の現在の制御電圧Vを比較電圧Vに変更したときの減衰量の差(Att(V)−Att)と、ステップS42で算出したC/Nとの差が0以下か否かを判定する(ステップS48)。その結果、0以下の場合には、制御電圧をVとしたときの予想感度抑圧SD−Fを0とし(ステップS49)、0を超える場合には、予想感度抑圧SD−FをC/N−(Att(V)−Att)とする(ステップS50)。
次の比較電圧V+1についても、同様の処理を実行して、そのときの予想感度抑圧をSD−Sとする(ステップS51〜53)。
その後、比較電圧VにおけるRxフィルタ21の挿入損失Loss(V)と予想感度抑圧SD−Fとの合計Loss−Fを演算する(ステップS54)とともに、比較電圧V+1における挿入損失Loss(V+1)と予想感度抑圧SD−Sとの合計Loss−Sを演算して(ステップS55)、両者の大小関係を比較する(ステップS56)。
その結果、Loss−FがLoss−S以下の場合には、Loss−Fでの制御が最適な制御と予測されるので、制御電圧VをVとして(ステップS57)、メインループに復帰する。これに対して、Loss−FがLoss−Sを超える場合には、比較電圧VをV+1として(ステップS58)、ステップS47からの上記の判定フローを繰り返す。
比較電圧VがVcbになっても、ステップS56において、Loss−FがLoss−Sを超える場合は、Vcbが最適な制御電圧と予測されるので、制御電圧VcをVcbとして(ステップS59)、メインフローに復帰する。
本実施の形態によれば、C/N改善制御においては、Rxフィルタ通過特性データを用いて、Rxフィルタ21の制御電圧Vcが、隣接妨害波帯域の減衰量および挿入損失が必要最小限となる最適な値に制御されるので、第1実施の形態におけるよりも、不要に受信感度を低下させたりすることなく、隣接妨害波の影響による感度抑圧をより有効に緩和することができる。
(第3実施の形態)
図13は、本発明の第3実施の形態に係る無線受信装置の要部動作を示すフローチャートである。本実施の形態は、図12に示した第2実施の形態におけるC/N改善制御において、ステップS41でV≠Vと判定された場合に、ステップS42で現在のRSSIに対する理想C/N-1と実C/N-0との差C/Nを取得するのに先立って、ステップS61においてRSSIの判定処理を実行する。
このステップS61でのRSSI判定処理では、図14に示すように、先ず、図5のステップS5で計測したRSSI-0が予め設定した第3閾値RSSI-th以上であるか否かを判定する(ステップS62)。ここで、RSSI-thは、例えば無妨害状態で充分なC/Nが取れる値として、予めメモリ部37に格納しておく。
その結果、RSSI-0がRSSI-th未満の場合には、少しの妨害波でも妨害波の抑圧を行う必要があると判断して、C/N改善フローのステップS42に以降する。これに対し、RSSI-0がRSSI-th以上の場合には、図5のステップS5で計測した実C/N-0が予め設定した第4閾値C/N-th以上か否かを判定する(ステップS63)。ここで、C/N-thは、RSSIの計測値がRSSI-thの時に、妨害波レベルが揺らいでも十分なC/Nが確保できる値として、予めメモリ部37に格納しておく。
その結果、実C/N-0がC/N-th未満の場合は、少しの妨害波でも妨害波の抑圧を行う必要があると判断して、C/N改善フローのステップS42に以降する。これに対して、実C/N-0がC/N-th以上の場合には、C/Nを早急に改善する必要が無いので、図5に示したメインフローに復帰して、そのステップS10に移行する。なお、図15には、選択されたRSSI−C/Nデータと、第1,第2閾値ΔC/N、第3閾値RSSI-thおよび第4閾値C/N-thとの関係を示している。
本実施の形態によれば、RSSIがRSSI-th以上で、かつ計測された実C/N-0がC/N-th以上の状態、すなわち妨害波による感度抑圧を多少受けていたとしてもRxフィルタ21を制御してさらに妨害波を抑圧する必要が無い状態では、C/N改善制御が行われないので、不要に受信感度を低下させたりすることなく、隣接妨害波の影響による感度抑圧をより効率よく緩和することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば、第1実施の形態において、図7に示したC/N改善制御のステップS31とステップS32との間で、第3実施の形態で示したRSSI判定処理を実行するようにすることもできる。また、上記実施の形態では、第1閾値および第2閾値の双方をΔC/Nと等しくしたが、例えば、(第1閾値<第2閾値)のように両者を異ならせて、検出したRSSIに対する理想C/N-1と検出した実C/N-0との差が第1閾値未満の場合に挿入損失改善制御を実行し、上記差が第2閾値以上の場合にC/N改善制御を実行するようにすることもできる。
さらに、Rxフィルタの通過特性は、中心周波数を固定として通過帯域幅を制御する場合に限らず、予定される隣接妨害波が存在する側のカットオフ周波数を制御したり、通過帯域幅をほぼ一定として全体(中心周波数)をシフト制御したりすることもできる。また、この通過特性が可変のRxフィルタは、デュープレクサとは別個に設けることもできる。さらに、受信品質は、C/Nに限らず、S/N等の他の評価値を用いることもできる。また、本発明は、携帯電話に限らず、PDAやカード端末等の他の無線端末機器に用いる無線受信装置にも有効に適用することができる。
本発明の第1実施の形態に係る無線受信装置の要部の回路構成を示すブロック図である。 図1に示すデュープレクサの構成を示す回路図である。 Rxフィルタの通過特性を示す図である。 図1のメモリ部に格納するRSSI−C/Nデータの一例を示す図である。 第1実施の形態の概略動作を示すメインフローチャートである。 図5のステップS8における挿入損失改善制御の動作を示すフローチャートである。 図5のステップS9におけるC/N改善制御の動作を示すフローチャートである。 第1実施の形態の動作を説明するためのRSSI−C/Nデータを示す図である。 Rxフィルタの通過特性を示す図である。 本発明の第2実施の形態に係る無線受信装置の要部の回路構成を示すブロック図である。 図10のメモリ部に格納するRxフィルタ温度特性データを示す図である。 第2実施の形態によるC/Nの改善制御の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施の形態に係る無線受信装置の要部動作を示すフローチャートである。 図13のステップS61におけるRSSI判定処理の動作を示すフローチャートである。 RSSI−C/Nデータと、閾値RSSI-th、閾値C/N-thおよびΔC/Nとの関係を示す図である。 従来のRxフィルタの通過特性を示す図である。 携帯電話における妨害波レベルと受信感度との関係を示す図である。
符号の説明
10 制御部
11 PLL部
12 Txベースバンド部
13 Tx段間フィルタ
14 パワーアンプ
15 デュープレクサ
16 アンテナ
17 低雑音増幅器(LNA)
18 Rx段間フィルタ
19 Rxベースバンド部
20 アプリケーション部
21 Rxフィルタ
22,26 フィルタ素子
23,27 固定コンデンサ
24 チューナブルコンデンサ
25 Txフィルタ
31 C/N検出部
32 RSSI検出部
34 比較部
35 Rxフィルタ制御部
36 温度感知部
37 メモリ部
38 バッファ部

Claims (5)

  1. アンテナからの受信信号を通過特性が可変のフィルタを経て受信するにあたり、
    前記フィルタを経て入力する受信信号に基づいて当該受信信号の実受信品質および前記アンテナで受信される電波の受信電界強度をそれぞれ検出し、
    前記検出した受信電界強度に対応する予め設定した理想受信品質と、前記検出した実受信品質との比較に基づいて、前記フィルタの通過特性を制御することを特徴とする無線受信方法。
  2. 所望の周波数帯域の電波を受信するアンテナと、
    該アンテナからの受信信号を通過させる通過特性が可変のフィルタと、
    該フィルタを経て入力する受信信号に基づいて前記アンテナで受信される電波の受信電界強度を検出する受信電界強度検出手段と、
    前記フィルタを経て入力する受信信号に基づいて当該受信信号の実受信品質を検出する受信品質検出手段と、
    受信電界強度に対する理想受信品質を記憶する記憶手段と、
    前記受信電界強度検出手段で検出される受信電界強度に対応する前記記憶手段に記憶されている理想受信品質と、前記受信品質検出手段で検出される実受信品質とを比較する比較手段と、
    該比較手段による比較結果に基づいて前記フィルタの通過特性を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする無線受信装置。
  3. 前記比較手段は、前記理想受信品質と前記実受信品質との差が第1閾値以上か否かを比較し、
    前記制御手段は、前記差が前記第1閾値未満の場合に、前記フィルタの通過特性を、前記受信信号の通過帯域が広くなるように制御することを特徴とする請求項2に記載の無線受信装置。
  4. 前記比較手段は、前記理想受信品質と前記実受信品質との差が第2閾値以上か否かを比較し、
    前記制御手段は、前記差が前記第2閾値以上の場合に、前記フィルタの通過特性を、前記受信信号の通過帯域が狭くなるように制御することを特徴とする請求項2または3に記載の無線受信装置。
  5. 前記制御手段は、前記差が前記第2閾値以上で、かつ前記受信電界強度検出手段で検出される受信電界強度が第3閾値未満、および前記受信品質検出手段で検出される実受信品質が第4閾値未満の場合に、前記フィルタの通過特性を、前記受信信号の通過帯域が狭くなるように制御することを特徴とする請求項4に記載の無線受信装置。
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