JPH05335494A - 静電保護回路 - Google Patents

静電保護回路

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Publication number
JPH05335494A
JPH05335494A JP16367292A JP16367292A JPH05335494A JP H05335494 A JPH05335494 A JP H05335494A JP 16367292 A JP16367292 A JP 16367292A JP 16367292 A JP16367292 A JP 16367292A JP H05335494 A JPH05335494 A JP H05335494A
Authority
JP
Japan
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diode
power supply
base
emitter
input
Prior art date
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Pending
Application number
JP16367292A
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English (en)
Inventor
Yutaka Yamaguchi
裕 山口
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は入出力端子に付加されるダイ
オード接合容量を低減して、高い周波数帯で問題となる
集積回路の電気的特性の劣化を低減することである。 【構成】 本発明の静電保護回路5はコレクタを共通と
する2個のNPNトランジスタのコレクタを正電源2に
接続し、第1のNPNトランジスタのベースとエミッタ
を短絡して入出力端子4に接続すると共に第2のNPN
トランジスタのエミッタに接続する。第2のNPNトラ
ンジスタのベースを負電源3に接続している。NPNト
ランジスタのベース,エミッタ間ダイオード12が入出
力端子とマイナス電源間に接続されるので、コレクタ,
サブストレート間の接合容量は入出力端子4に直接付加
されず、高周波特性は劣化しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本回路は静電保護回路に係り、特
に集積回路(以下、ICという)の静電破壊を防止する
保護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、集積回路の静電破壊防止対策とし
ては、電流を制限すること、エネルギーの放電時定
数を大きくすること、静電エネルギーをバイパスする
こと等が挙げられる。
【0003】一般には、入力端子に直列に抵抗を付加し
て電流の制限あるいは放電時定数の増大を図る例や、保
護する端子間にダイオードを付加しバイパスする例、ま
たはこれら2つを並用する例が知られている。
【0004】図5〜図6はダイオードを付加した従来例
を示しており、従来の静電保護回路5は、プラス電源2
およびマイナス電源3と入出力端子4との間に設けられ
ており、静電保護回路5はダイオード素子16,17で
構成されている。プラスマイナス電源2,3に接続され
ている集積回路1は、多数の入出力端子6,7を有して
おり、これら入出力端子6,7の中の1つとして入出力
端子4がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の静電破
壊対策として、入出力端子に直列抵抗を付加する例で
は、数百Ω以上の抵抗値を必要とするため、内部回路の
入力容量との組合せにより、高域周波数が減衰するとい
う欠点がある。
【0006】一方、図5〜図6に示したように保護する
端子間に逆接続のダイオード16,17を付加する側で
は、ダイオード16,17は静電エネルギーをバイパス
または吸収するために、内部回路より十分小さな動作抵
抗と大きな許容電力とを要求されている。ダイオードと
してより大きな面積の方が効果的であるが、大きな面積
のダイオードはその接合容量が増大する。さらに、一般
にはコレクタ,ベース間ダイオードを使用するので、コ
レクタ,サブストレート間の接合容量が入出力端子4に
付加されるため、周波数高域特性が劣化するという欠点
がある。
【0007】本発明の目的は前記諸欠点が解決され、周
波数特性を劣化させずに静電エネルギーに対する保護が
図れるようにした静電保護回路を提供することにある。
すなわち本発明の静電保護回路の目的は高い周波数帯で
問題となる電気的特性の劣化を低減し、静電破壊対策を
強化することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は半導体基
板上に設けられた電子回路の入出力端子を外部より侵入
する静電気から保護する静電保護回路において、コレク
タを共通とする2個のNPNトランジスタのコレクタを
前記電子回路の第1の電源に接続し、第1のNPNトラ
ンジスタのベースとエミッタを短絡して前記入出力端子
に接続すると共に、第2のNPNトランジスタのエミッ
タに接続し、第2のNPNトランジスタのベースを前記
電子回路の第2の電源に接続している。あるいは、前記
第2のNPNトランジスタのベースと前記第2の電源と
の間に前記NPNトランジスタとコレクタを共通とする
N個のNPNトランジスタのベース,エミッタ間ダイオ
ードが正常使用時に電位的に逆方向で直列に接続してい
る。
【0009】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の静電保護回路を
示す等価回路図であり、図2はその構造概念図である。
図1において、半導体集積回路1は正電源2と負電源3
とに接続され、静電保護回路は正負電源2,3間に接続
された3個のダイオード11,12,13から構成され
る。正電源2と1つの入出力端子4との間にはダイオー
ド11が、入出力端子4と負電源3との間にはダイオー
ド12が、正電源2と負電源3との間にはダイオード1
3がそれぞれ接続される。
【0010】ここでダイオード11は第1のNPNトラ
ンジスタのコレクタ,ベース間ダイオード、ダイオード
12は第2のNPNトランジスタのベース,エミッタ間
ダイオード、ダイオード13は第2のNPNトランジス
タのコレクタ,ベース間ダイオードである。6,7は他
の入出力端子を示す。
【0011】図1において端子4に静電気(+電荷)が
侵入したとき、正電源2へ通るパスは順方向ダイオード
11である。端子4と正電源2との間で制限される電圧
は1.0V未満であり、さらに直列抵抗も低く、集積回
路1を十分保護できる。次に負電源3へ通るパスは、逆
方向ダイオード12である。このとき、端子4と一電源
3との間で制限される電圧は逆方向ダイオード12によ
る逆耐圧で決まる。この逆耐圧が集積回路1の静電耐圧
より低く設計される場合に集積回路1を保護できる。こ
の逆耐圧は使用電源電圧の1.5倍を超える範囲で、で
きる限り低い方が望ましい。
【0012】以上静電気の正電荷が端子4に侵入した場
合を述べたが、逆に静電気の負電荷が端子4に侵入した
場合についても、同様に端子4に接続されるダイオード
11が逆方向に、ダイオード12が順方向に動作し、正
電源2及び負電源3へのパスを形成し、集積回路1を保
護する。
【0013】前述の負電源3へ通るパスでは逆方向ダイ
オード12はNPNトランジスタのベースエミッタ間ダ
イオードで構成しているので、コレクタ,サブストレー
ト間の接合容量が端子4に直接付加されず、従来のコレ
クタ,ベース間ダイオードで構成した場合に比べて一般
に接合容量は2分の1以下であり、端子4に付加される
容量を低減でき、周波数高域特性に与える影響は少な
い。
【0014】図3は本発明の第2実施例の静電保護回路
を示す等価回路図であり、図4はその構造概念図であ
る。コレクタを共通とした3個のNPNトランジスタで
構成した例である。図3において、集積回路1が正電源
2と負電源3とに接続され、正負電源2,3に接続され
た本実施例の5個のダイオード11,12,13,1
4,15で構成される。正電源2と1つの入出力端子4
との間にダイオード11、入出力端子4と負電源3との
間にダイオード12,14が直列にそれぞれ逆方向に接
続される。さらに正電源2とダイオード12,14の中
間接続点との間にダイオード13、正電源2と負電源3
との間にダイオード15がそれぞれ逆方向に接続され
る。
【0015】図3において端子4に静電気(正電荷)が
侵入したとき、正電源2に通るパスは順方向ダイオード
11を通るパスと、逆方向ダイオード12と順方向ダイ
オード13を通るパスがある。順方向ダイオード11を
通るパスでは、端子4と正電源2との間で制限される電
圧は1.0V未満であり、さらに直列抵抗も低く集積回
路1を十分保護できる。ダイオード12,13を通るパ
スでは、逆方向ダイオード12による逆耐圧でほぼ決ま
るが、順方向ダイオード13が接続されている分、静電
耐圧は強くなる。次に負電源3へ通るパスは、逆方向ダ
イオード12,14を通るパスがあり、ダイオード1
2,14の逆耐圧でほぼ決まるが、ダイオード12,1
4を直列接続しているので、逆方向ダイオード1個の場
合よりも静電耐圧は強くなる。つまり本実施例はダイオ
ードの逆耐圧が低い場合特に有効である。
【0016】一方、端子4に静電気の負電荷が侵入した
ときに付いても同様に、端子4に接続されるダイオード
11が逆方向、ダイオード12,14が順方向、ダイオ
ード13が逆方向に動作し、正電源2及び負電源3への
パスを形成し、集積回路1を保護する。
【0017】前述の負電源3へ通るパスでは逆方向ダイ
オード12,14はNPNトランジスタのベース,エミ
ッタ間ダイオードが直列に接続されて構成しているの
で、コレクタ,サブストレート間の接合容量が端子4に
直接付加されず端子4に付加される容量を低減でき、周
波数高域特性に与える影響は少ない。
【0018】さらにコレクタを共通とするN個のNPN
トランジスタのベース,エミッタ間ダイオードを正常使
用時に、電位的に逆方向となるように直列に接続した場
合にも同様の効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明の静電保護回
路は、コレクタを共通とする2個のNPNトランジスタ
のコレクタを正電源に接続し、第1のNPNトランジス
タのベースとエミッタを短絡して入出力端子に接続する
とともに第2のNPNトランジスタのエミッタに接続
し、第2のNPNトランジスタのベースを負電源に接続
している。あるいは、第2のNPNトランジスタのベー
スと負電源との間に、コレクタを共通とするN個のNP
Nトランジスタのベース,エミッタ間ダイオードが正常
使用時に電位的に逆方向となるように直列に接続してい
る。従来の静電保護ダイオードでは、コレクタサブスト
レート間につく寄生容量は逆耐圧が高く、また順方向動
作抵抗が大きいため静電保護の効果が少なく、さらに入
出力端子に寄生容量が直接付加されるために高周波特性
を劣化させていたが、本発明によりコレクタサブストレ
ート間の寄生容量は入出力端子に直接付加されないの
で、高周波特性の改善が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の等価回路図である。
【図2】本発明の第1実施例の構造概念図である。
【図3】本発明の第2実施例の等価回路図である。
【図4】本発明の第2実施例の構造概念図である。
【図5】従来の静電保護回路の回路図である。
【図6】従来の静電保護回路の構造概念図である。
【符号の説明】
1 集積回路 2 正電源 3 負電源 5 静電保護回路 4,6,7 入出力端子 11,12,13,14,15,16,17 静電保護
回路を構成するダイオード素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に設けられた電子回路を入
    出力端子を介して外部より侵入する静電気から保護する
    静電保護回路において、コレクタを共通とする第1及び
    第2のNPNトランジスタのコレクタを前記電子回路の
    第1の電源に接続し、第1のNPNトランジスタのベー
    スとエミッタを短絡して前記入出力端子に接続すると共
    に第2のNPNトランジスタのエミッタに接続し、第2
    のNPNトランジスタのベースを前記電子回路の第2の
    電源に接続したことを特徴とする静電保護回路。
  2. 【請求項2】 請求項1の第2のNPNトランジスタの
    ベースと第2の電源との間に、前記NPNトランジスタ
    とコレクタを共通としたN個のNPNトランジスタのベ
    ース,エミッタ間ダイオードを正常使用時に電位的に逆
    方向で直列に接続したことを特徴とする静電保護回路。
JP16367292A 1992-05-29 1992-05-29 静電保護回路 Pending JPH05335494A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16367292A JPH05335494A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 静電保護回路

Applications Claiming Priority (1)

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JP16367292A JPH05335494A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 静電保護回路

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Publication Number Publication Date
JPH05335494A true JPH05335494A (ja) 1993-12-17

Family

ID=15778404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16367292A Pending JPH05335494A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 静電保護回路

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JP (1) JPH05335494A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5710452A (en) * 1995-04-03 1998-01-20 Nec Corporation Semiconductor device having electrostatic breakdown protection circuit

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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