JPH0533538B2 - - Google Patents
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- JPH0533538B2 JPH0533538B2 JP60126058A JP12605885A JPH0533538B2 JP H0533538 B2 JPH0533538 B2 JP H0533538B2 JP 60126058 A JP60126058 A JP 60126058A JP 12605885 A JP12605885 A JP 12605885A JP H0533538 B2 JPH0533538 B2 JP H0533538B2
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- resistor
- electrical characteristics
- cutoff frequency
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 12
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 7
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 6
- 238000009966 trimming Methods 0.000 description 22
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 18
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、機能トリミングによつて電気的特性
を調整するようにした厚膜混成集積回路の製造方
法に関する。
を調整するようにした厚膜混成集積回路の製造方
法に関する。
絶縁基板上に導体、抵抗などによる回路配線を
印刷焼成し、これに個別部品を搭載して回路配線
に接続した厚膜混成集積回路を製造するに際して
は、各回路部品の特性バラツキによつて厚膜混成
集積回路を形成する所望回路ブロツクの特性にバ
ラツキが生ずることからこれを調整する必要があ
り、この調整方法としては、この回路ブロツクを
構成する抵抗などの厚膜素子を、特性を知るため
のある基準となる物理量を監視しながら、この物
理量が目標値となるように、レーザ光などでトリ
ミングする機能トリミングが知られている。
印刷焼成し、これに個別部品を搭載して回路配線
に接続した厚膜混成集積回路を製造するに際して
は、各回路部品の特性バラツキによつて厚膜混成
集積回路を形成する所望回路ブロツクの特性にバ
ラツキが生ずることからこれを調整する必要があ
り、この調整方法としては、この回路ブロツクを
構成する抵抗などの厚膜素子を、特性を知るため
のある基準となる物理量を監視しながら、この物
理量が目標値となるように、レーザ光などでトリ
ミングする機能トリミングが知られている。
しかしながら、かかる機能トリミングの調整範
囲にも限界があり、場合によつては物理量を目標
値に設定できないこともある。このために、機能
トリミングの調整可能範囲を拡大できるようにす
る必要があるが、その一方法として、たとえば、
特公昭38−12438号公報に開示されるように、絶
縁基板上に調整用回路部品を設け、これを必要に
応じて所望回路ブロツクに付加するかあるいは付
加しないとして機能トリミングの調整可能範囲を
異ならせ、全体として調整可能範囲を拡大するよ
うにした方法が知られている。
囲にも限界があり、場合によつては物理量を目標
値に設定できないこともある。このために、機能
トリミングの調整可能範囲を拡大できるようにす
る必要があるが、その一方法として、たとえば、
特公昭38−12438号公報に開示されるように、絶
縁基板上に調整用回路部品を設け、これを必要に
応じて所望回路ブロツクに付加するかあるいは付
加しないとして機能トリミングの調整可能範囲を
異ならせ、全体として調整可能範囲を拡大するよ
うにした方法が知られている。
しかし、この調整方法によると、実際の回路動
作では、所定の物理量が目標値に設定できたとし
ても、調整用回路部品が付加されたことにより、
あるいは付加されなかつたことにより、所望回路
ブロツクの全体的な電気的特性が影響を受けるこ
とになり、この目標値以外の他の必要な仕様値を
はずれてしまうことになる。このために、厚膜混
成集積回路の歩留りが悪いという問題がある。
作では、所定の物理量が目標値に設定できたとし
ても、調整用回路部品が付加されたことにより、
あるいは付加されなかつたことにより、所望回路
ブロツクの全体的な電気的特性が影響を受けるこ
とになり、この目標値以外の他の必要な仕様値を
はずれてしまうことになる。このために、厚膜混
成集積回路の歩留りが悪いという問題がある。
また、この歩留りを高めるために、調整用回路
部品を付加されたことによるあるいは付加されな
かつたことによる全体的な電気的特性の変化を補
正するために、さらに、別に補正回路を設けるこ
とが考えられるが、所望回路ブロツクの電気的特
性を、上記のように、物理量を目標値に設定すべ
く調整した後、この補正回路を設けなければなら
ないことから、製造工程数が増加し、生産性が低
下することになる。
部品を付加されたことによるあるいは付加されな
かつたことによる全体的な電気的特性の変化を補
正するために、さらに、別に補正回路を設けるこ
とが考えられるが、所望回路ブロツクの電気的特
性を、上記のように、物理量を目標値に設定すべ
く調整した後、この補正回路を設けなければなら
ないことから、製造工程数が増加し、生産性が低
下することになる。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、工程
数を増加させることなく、所定の電気的特性を得
ることができるようにした厚膜混成集積回路を提
供するにある。
数を増加させることなく、所定の電気的特性を得
ることができるようにした厚膜混成集積回路を提
供するにある。
この目的を達成するために、本発明は、厚膜混
成集積回路を構成する所望回路ブロツクの電気的
特性を補正する補正回路を切断可能な厚膜抵抗を
介して該所望回路ブロツクに接続して設け、該厚
膜抵抗を切断するかあるいは切断しないかによつ
て該補正回路を該所望回路ブロツクに付加しない
かあるいは付加するかを選択できるようにした点
に特徴がある。
成集積回路を構成する所望回路ブロツクの電気的
特性を補正する補正回路を切断可能な厚膜抵抗を
介して該所望回路ブロツクに接続して設け、該厚
膜抵抗を切断するかあるいは切断しないかによつ
て該補正回路を該所望回路ブロツクに付加しない
かあるいは付加するかを選択できるようにした点
に特徴がある。
まず、第5図および第6図により、本発明の基
本となる機能トリミングによる電気的特性の調整
方法について説明する。
本となる機能トリミングによる電気的特性の調整
方法について説明する。
第5図は機能トリミングのための周辺回路を示
すブロツク図であつて、1は電気的特性の調整を
必要とする所望回路ブロツク、2はスイツチ、3
は調整用抵抗である。
すブロツク図であつて、1は電気的特性の調整を
必要とする所望回路ブロツク、2はスイツチ、3
は調整用抵抗である。
同図において、所望回路ブロツク1はLPF(ロ
ーパスフイルタ)を含む半導体ICとし、この
LPFの電気的特性を機能トリミングによつて調
整するものとする。ここで、ICピンbに接続さ
れた調整用抵抗3がレーザ光などによつてトリミ
ングされるものであり、ICピンaに接続された
抵抗Rが先の調整用回路部品であつて、スイツチ
2によつて半導体IC1に付加するか否かの選択
ができる。
ーパスフイルタ)を含む半導体ICとし、この
LPFの電気的特性を機能トリミングによつて調
整するものとする。ここで、ICピンbに接続さ
れた調整用抵抗3がレーザ光などによつてトリミ
ングされるものであり、ICピンaに接続された
抵抗Rが先の調整用回路部品であつて、スイツチ
2によつて半導体IC1に付加するか否かの選択
ができる。
ところで、かかる半導体IC1では、その内部
素子のバラツキにより、レスポンスが−3dBとな
るカツトオフ周波数に±35%のバラツキが生ず
る。このバラツキを吸収するために、スイツチ2
をA側,B側に切換えることにより、半導体IC
1内の可容量ダイオードの印加電圧を外部から制
御できるようにし、2種類のカツトオフ周波数の
いずれかが設定できるようにしている。
素子のバラツキにより、レスポンスが−3dBとな
るカツトオフ周波数に±35%のバラツキが生ず
る。このバラツキを吸収するために、スイツチ2
をA側,B側に切換えることにより、半導体IC
1内の可容量ダイオードの印加電圧を外部から制
御できるようにし、2種類のカツトオフ周波数の
いずれかが設定できるようにしている。
そこで、いま、第6図に示すように、半導体
IC1に必要な電気的特性が曲線Cで示すもので
あり、これに対するカツトオフ周波数(目標カツ
トオフ周波数という)をPとすると、上記2種類
のカツトオフ周波数(以下、基準カツトオフ周波
数という)1,2が夫々目標カツトオフ周波数P
の±15%となるに、半導体IC1の内部素子や抵
抗3、Rの値が設定される。したがつて、スイツ
チ2を切換えた場合、半導体IC1のカツトオフ
周波数は目標カツトオフ周波数Pの30%変化す
る。
IC1に必要な電気的特性が曲線Cで示すもので
あり、これに対するカツトオフ周波数(目標カツ
トオフ周波数という)をPとすると、上記2種類
のカツトオフ周波数(以下、基準カツトオフ周波
数という)1,2が夫々目標カツトオフ周波数P
の±15%となるに、半導体IC1の内部素子や抵
抗3、Rの値が設定される。したがつて、スイツ
チ2を切換えた場合、半導体IC1のカツトオフ
周波数は目標カツトオフ周波数Pの30%変化す
る。
しかしながら、先にも説明したように、各素子
にバラツキがあることから、基準カツトオフ周波
数1,2を上記のように設定しようとしても、
夫々±35%の範囲内でバラツキが生ずることにな
る。
にバラツキがあることから、基準カツトオフ周波
数1,2を上記のように設定しようとしても、
夫々±35%の範囲内でバラツキが生ずることにな
る。
一方、スイツチ2がA側に閉じているときに
は、ICピンiと出力端子5との間の電気的特性
は第6図の曲線Aで示されるようになり、スイツ
チ2がB側に閉じているときには、第6図の曲線
Bで示されるようになる。これらの電気的特性
は、調整用抵抗3を機能トリミングすることによ
つて調整することができ、この調整はカツトオフ
周波数を監視しながらこれが目標オツトオフ周波
数Pとなるように行なわれる。
は、ICピンiと出力端子5との間の電気的特性
は第6図の曲線Aで示されるようになり、スイツ
チ2がB側に閉じているときには、第6図の曲線
Bで示されるようになる。これらの電気的特性
は、調整用抵抗3を機能トリミングすることによ
つて調整することができ、この調整はカツトオフ
周波数を監視しながらこれが目標オツトオフ周波
数Pとなるように行なわれる。
ところで、調整用抵抗3の機能トリミングによ
る調整可能範囲は±20%である。また、基準カツ
トオフ周波数1,2には、±35%のバラツキがあ
るから、このバラツキによる第6図電気的特性
A,Bのカツトオフ周波数の少なくともいずれか
一方は目標カツトオフ周波数Pの±20%以内にあ
る。したがつて、ICピンiと出力端子5との間
の電気的特性のカツトオフ周波数を目標カツトオ
フ周波数Pに設定することは可能である。
る調整可能範囲は±20%である。また、基準カツ
トオフ周波数1,2には、±35%のバラツキがあ
るから、このバラツキによる第6図電気的特性
A,Bのカツトオフ周波数の少なくともいずれか
一方は目標カツトオフ周波数Pの±20%以内にあ
る。したがつて、ICピンiと出力端子5との間
の電気的特性のカツトオフ周波数を目標カツトオ
フ周波数Pに設定することは可能である。
ところで、実際の調整方法を説明すると、ま
ず、スイツチ2をA側に閉じておき、目標カツト
オフ周波数Pから−15%ずれた周波数1の信号v1
を入力端子4から入力し、出力端子5に得られる
出力信号v0のレベルを検出してレスポンスを測定
する。このレスポンスが−3dBよりも大きいとき
には、このときの電気的特性Aのカツトオフ周波
数は基準カツトオフ周波数1よりも高く、調整用
抵抗3による調整が可能である。そこで、調整用
抵抗3を機能トリミングすることにより、カツト
オフ周波数が目標カツトオフ周波数Pに等しい電
気的特性D(第6図)が得られる。これに対し、
スイツチ2がA側に閉じているときの基準カツト
オフ周波数1でのレスポンスが−3dBよりも小さ
いときには、電気的特性Aのカツトオフ周波数は
基準カツトオフ周波数1よりも低く、調整用抵抗
3による調整は困難あるいは不可能である。そこ
で、スイツチ2をB側に閉じると、抵抗Rが半導
体IC1から切り離され、電気的特性Bに切換わ
る。このとき、基準カツトオフ周波数2でのレス
ポンスは−3dB以下であり、電気的特性Bのカツ
トオフ周波数は基準カツトオフ周波数2より低く
て調整用抵抗3による調整が可能である。そこ
で、調整用抵抗3を機能トリミングすることによ
り、カツトオフ周波数が目標カツトオフ周波数P
に等しい電気的特性Cが得られる。
ず、スイツチ2をA側に閉じておき、目標カツト
オフ周波数Pから−15%ずれた周波数1の信号v1
を入力端子4から入力し、出力端子5に得られる
出力信号v0のレベルを検出してレスポンスを測定
する。このレスポンスが−3dBよりも大きいとき
には、このときの電気的特性Aのカツトオフ周波
数は基準カツトオフ周波数1よりも高く、調整用
抵抗3による調整が可能である。そこで、調整用
抵抗3を機能トリミングすることにより、カツト
オフ周波数が目標カツトオフ周波数Pに等しい電
気的特性D(第6図)が得られる。これに対し、
スイツチ2がA側に閉じているときの基準カツト
オフ周波数1でのレスポンスが−3dBよりも小さ
いときには、電気的特性Aのカツトオフ周波数は
基準カツトオフ周波数1よりも低く、調整用抵抗
3による調整は困難あるいは不可能である。そこ
で、スイツチ2をB側に閉じると、抵抗Rが半導
体IC1から切り離され、電気的特性Bに切換わ
る。このとき、基準カツトオフ周波数2でのレス
ポンスは−3dB以下であり、電気的特性Bのカツ
トオフ周波数は基準カツトオフ周波数2より低く
て調整用抵抗3による調整が可能である。そこ
で、調整用抵抗3を機能トリミングすることによ
り、カツトオフ周波数が目標カツトオフ周波数P
に等しい電気的特性Cが得られる。
ところで、この例では、電気的特性はカツトオ
フ周波数の近傍でピークPが生じ、調整用抵抗3
を調整すると、この特性が周波数軸方向に推移し
てやはりピークを有する電気的特性Dが得られ
る。したがつて、カツトオフ周波数が目標カツト
オフ周波数Pに等しくなつたとしても、このピー
クを有していることにより、必要とする電気的特
性Cとは異なり、電気的特性に対して必要な仕様
を全て満すというわけにはいかなくなる。
フ周波数の近傍でピークPが生じ、調整用抵抗3
を調整すると、この特性が周波数軸方向に推移し
てやはりピークを有する電気的特性Dが得られ
る。したがつて、カツトオフ周波数が目標カツト
オフ周波数Pに等しくなつたとしても、このピー
クを有していることにより、必要とする電気的特
性Cとは異なり、電気的特性に対して必要な仕様
を全て満すというわけにはいかなくなる。
これは、半導体IC1に抵抗Rが付加されたこ
とによるものであり、ここでは、スイツチ2をB
側に閉じて抵抗Rを半導体IC1から切り離した
とき、電気的特性Bから必要な電気的特性Cが得
られるものとしている。
とによるものであり、ここでは、スイツチ2をB
側に閉じて抵抗Rを半導体IC1から切り離した
とき、電気的特性Bから必要な電気的特性Cが得
られるものとしている。
本発明は、以上の調整を基本とし、電気的特性
A,Bのいずれからも必要な電気的特性Cが得ら
れるよううにしたものであり、以下、所望回路ブ
ロツクをLPFを含む半導体ICとし、本発明の実
施例を図面によつて説明する。
A,Bのいずれからも必要な電気的特性Cが得ら
れるよううにしたものであり、以下、所望回路ブ
ロツクをLPFを含む半導体ICとし、本発明の実
施例を図面によつて説明する。
第1図は本発明による厚膜混成集積回路の製造
方法の1実施例を説明するための回路図であつ
て、6はスイツチ、7はコンデンサ、8は入力回
路の抵抗であり、第5図に対応する部分には同一
符号をつけている。
方法の1実施例を説明するための回路図であつ
て、6はスイツチ、7はコンデンサ、8は入力回
路の抵抗であり、第5図に対応する部分には同一
符号をつけている。
同図において、スイツチ6、コンデンサ7およ
び8が補正回路を構成しており、スイツチ6は、
スイツチ2がA側に閉じるときにはA側に閉じ、
スイツチ2がB側に閉じるときにはB側に閉じ
る。スイツチ6がA側に閉じているときには、入
力端子4とICピンiとの間の電気的特性は第2
図に示す曲線Eとなり、また、スイツチ6がB側
に閉じているときには、コンデンサ7が切り離さ
れ、入力端子4とICピンiとの間の電気的特性
は第2図に示す直線Fのようになる。
び8が補正回路を構成しており、スイツチ6は、
スイツチ2がA側に閉じるときにはA側に閉じ、
スイツチ2がB側に閉じるときにはB側に閉じ
る。スイツチ6がA側に閉じているときには、入
力端子4とICピンiとの間の電気的特性は第2
図に示す曲線Eとなり、また、スイツチ6がB側
に閉じているときには、コンデンサ7が切り離さ
れ、入力端子4とICピンiとの間の電気的特性
は第2図に示す直線Fのようになる。
そこで、半導体IC1の電気的特性を調整する
に際しては、スイツチ2,6をA側にしておき、
まず、第6図の基準カツトオフ周波数1に等しい
周波数の信号viを入力端子4から入力し、出力端
子5に得られる出力信号v0のレベルから入力端子
4,出力端子5間のレスポンスを測定する。この
レスポンスは入力端子4,出力端子5間の電気的
特性によつて決まるが、この電気的特性は、入力
端子4とICピンiとの間の補正回路の第2図E
で示す電気的特性と、ICピンi,出力端子5間
の電気的特性との合成特性である。この場合、こ
の補正回路の電気的特性E(第2図)のカツトオ
フ周波数0は、第6図で示す基準カツトオフ周波
数1と目標カツトオフ周波数Pとの間であつて、
この電気的特性Eによつて第6図のピークを有す
る電気的特性Dをピークを有しない電気的特性C
に変換するように設定される。
に際しては、スイツチ2,6をA側にしておき、
まず、第6図の基準カツトオフ周波数1に等しい
周波数の信号viを入力端子4から入力し、出力端
子5に得られる出力信号v0のレベルから入力端子
4,出力端子5間のレスポンスを測定する。この
レスポンスは入力端子4,出力端子5間の電気的
特性によつて決まるが、この電気的特性は、入力
端子4とICピンiとの間の補正回路の第2図E
で示す電気的特性と、ICピンi,出力端子5間
の電気的特性との合成特性である。この場合、こ
の補正回路の電気的特性E(第2図)のカツトオ
フ周波数0は、第6図で示す基準カツトオフ周波
数1と目標カツトオフ周波数Pとの間であつて、
この電気的特性Eによつて第6図のピークを有す
る電気的特性Dをピークを有しない電気的特性C
に変換するように設定される。
そこで、いま、基準カツトオフ周波数1におけ
るレスポンスが−3dBよりも大きいとすると、こ
のときの電気的特性のカツトオフ周波数は基準カ
ツトオフ周波数1よりも高い。したがつて、調整
用抵抗3を機能トリミングすることにより、カツ
トオフ周波数を目標カツトオフ周波数Pに等しく
することができる。このとき、入力端子4,出力
端子5間の電気的特性は、上記補正回路の電気的
特性Eと半導体IC1の電気的特性Dとの合成か
ら、第6図に示す電気的特性Cとなり、カツトオ
フ周波数ばかりでなく、他の物理量についても
(この場合、各周波数のレスポンス)仕様に適合
することになる。
るレスポンスが−3dBよりも大きいとすると、こ
のときの電気的特性のカツトオフ周波数は基準カ
ツトオフ周波数1よりも高い。したがつて、調整
用抵抗3を機能トリミングすることにより、カツ
トオフ周波数を目標カツトオフ周波数Pに等しく
することができる。このとき、入力端子4,出力
端子5間の電気的特性は、上記補正回路の電気的
特性Eと半導体IC1の電気的特性Dとの合成か
ら、第6図に示す電気的特性Cとなり、カツトオ
フ周波数ばかりでなく、他の物理量についても
(この場合、各周波数のレスポンス)仕様に適合
することになる。
また、基準カツトオフ周波数1におけるレスポ
ンスが−3dBよりも小さいときには、スイツチ
2,6をB側に閉じる。これにより、半導体IC
1の電気的特性は、第6図に示す電気的特性Bと
なつてそのカツトオフ周波数は基準カツトオフ周
波数2よりも低くなる。また、コンデンサ7が切
り離されて上記補正回路の電気的特性は第2図の
電気的特性Fとなる。この場合、この電気的特性
Fは使用時に当然付加される入力段の抵抗8によ
るものであるから、調整用抵抗3を機能トリミン
グすることにより、所望の電気的特性Cが得られ
ることになる。
ンスが−3dBよりも小さいときには、スイツチ
2,6をB側に閉じる。これにより、半導体IC
1の電気的特性は、第6図に示す電気的特性Bと
なつてそのカツトオフ周波数は基準カツトオフ周
波数2よりも低くなる。また、コンデンサ7が切
り離されて上記補正回路の電気的特性は第2図の
電気的特性Fとなる。この場合、この電気的特性
Fは使用時に当然付加される入力段の抵抗8によ
るものであるから、調整用抵抗3を機能トリミン
グすることにより、所望の電気的特性Cが得られ
ることになる。
ここで、スイツチ2,6は絶縁基板上で切断可
能な厚膜抵抗とし、A側に閉じることは、これを
切断しない状態に、B側に閉じることは、切断し
た状態とするものである。
能な厚膜抵抗とし、A側に閉じることは、これを
切断しない状態に、B側に閉じることは、切断し
た状態とするものである。
次に、第5図および第6図により、上記実施例
を具体的に説明する。なお、夫々の図において、
第1図に対応する部分には同一符号にダツシユを
付した符号をつけているが、2′,6′は第1図の
スイツチ2,6に対応する切換用厚膜抵抗であ
り、低抵抗値を有している。第1図の抵抗Rはこ
の切換用抵抗2′によるものである。また、7′は
第1図のコンデンサ7に対応するチツプコンデン
サである。3′は第1図の調整用抵抗3に対応す
る調整用厚膜抵抗である。
を具体的に説明する。なお、夫々の図において、
第1図に対応する部分には同一符号にダツシユを
付した符号をつけているが、2′,6′は第1図の
スイツチ2,6に対応する切換用厚膜抵抗であ
り、低抵抗値を有している。第1図の抵抗Rはこ
の切換用抵抗2′によるものである。また、7′は
第1図のコンデンサ7に対応するチツプコンデン
サである。3′は第1図の調整用抵抗3に対応す
る調整用厚膜抵抗である。
第5図は、調整前において第6図に示した基準
カツトオフ周波数1でのレスポンスが−3dBより
も大きく、機能トリミングによつて電気的調整が
なされた状態を示しており、入力端子4′と接地
端子との間に切換用厚膜抵抗6′とチツプコンデ
ンサ7′とが接続されている。入力端子4′には図
示しない入力回路が接続され、その内部抵抗8
(第1図)と切換用厚膜抵抗6′とチツプコンデン
サ7′とが上記の補正回路を構成し、この補正回
路が第2図の電気的特性Eを有してICピンiに
接続されている。また、ICピンbと接地端子と
の間には調整用厚膜抵抗3′が設けられており、
これを機能トリミングする前は、ICピンiと出
力端子5′との間では、第6図に示す電気的特性
Aが生じかつそのカツトオフ周波数は基準カツト
オフ周波数1より高いが、機能トリミングするこ
とにより、第6図に示す電気的特性Dとなる。し
たがつて、入力回路の抵抗8の入力側と出力端子
5′との間に、第6図に示す目標となる電気的特
性Cが得られることになる。
カツトオフ周波数1でのレスポンスが−3dBより
も大きく、機能トリミングによつて電気的調整が
なされた状態を示しており、入力端子4′と接地
端子との間に切換用厚膜抵抗6′とチツプコンデ
ンサ7′とが接続されている。入力端子4′には図
示しない入力回路が接続され、その内部抵抗8
(第1図)と切換用厚膜抵抗6′とチツプコンデン
サ7′とが上記の補正回路を構成し、この補正回
路が第2図の電気的特性Eを有してICピンiに
接続されている。また、ICピンbと接地端子と
の間には調整用厚膜抵抗3′が設けられており、
これを機能トリミングする前は、ICピンiと出
力端子5′との間では、第6図に示す電気的特性
Aが生じかつそのカツトオフ周波数は基準カツト
オフ周波数1より高いが、機能トリミングするこ
とにより、第6図に示す電気的特性Dとなる。し
たがつて、入力回路の抵抗8の入力側と出力端子
5′との間に、第6図に示す目標となる電気的特
性Cが得られることになる。
第6図は、調整前において、基準カツトオフ周
波数1でのレスポンスが−3dBよりも小さい場合
であり、切換用厚膜抵抗2′,6′を切断して調整
用厚膜抵抗3′を機能トリミングしたものである。
この場合には、チツプコンデンサ7′は切り離さ
れる。入力端子4′に接続された入力回路の抵抗
の入側とICピンiの間に、第2図に示す電気的
特性Fが生じ、ICピンiと出力端子5′との間に
は、調整用厚膜抵抗3′の機能トリミングにより、
第6図に示した目標となる電気的特性Cが生ず
る。
波数1でのレスポンスが−3dBよりも小さい場合
であり、切換用厚膜抵抗2′,6′を切断して調整
用厚膜抵抗3′を機能トリミングしたものである。
この場合には、チツプコンデンサ7′は切り離さ
れる。入力端子4′に接続された入力回路の抵抗
の入側とICピンiの間に、第2図に示す電気的
特性Fが生じ、ICピンiと出力端子5′との間に
は、調整用厚膜抵抗3′の機能トリミングにより、
第6図に示した目標となる電気的特性Cが生ず
る。
このようにして、切換用厚膜抵抗7′を切断す
るか否かによつて補正回路を付加しないか否かの
作業を行なうことができ、これが機能トリミング
による調整工程の中に含ませることができる。
るか否かによつて補正回路を付加しないか否かの
作業を行なうことができ、これが機能トリミング
による調整工程の中に含ませることができる。
なお、上記実施例は、調整対象となる回路ブロ
ツクをLPFの特性を有する半導体ICとしたが、
本発明はこれに限られるものではないことはいう
までもない。
ツクをLPFの特性を有する半導体ICとしたが、
本発明はこれに限られるものではないことはいう
までもない。
以上説明したように、本発明によれば、機能ト
リミングによつて所定の物理量を目標値に調整す
る工程中に、該所定の物理量以外の物理量を簡単
に補正することができ、かかる補正のための特別
な工程を要することなく、目標特性に合致した良
好な電気的特性の厚膜混成集積回路を歩留り良く
製造することができる。
リミングによつて所定の物理量を目標値に調整す
る工程中に、該所定の物理量以外の物理量を簡単
に補正することができ、かかる補正のための特別
な工程を要することなく、目標特性に合致した良
好な電気的特性の厚膜混成集積回路を歩留り良く
製造することができる。
第1図は本発明による厚膜混成集積回路の製造
方法の1実施例を説明するための回路図、第2図
は第1図における半導体ICの入力側に設けられ
る補正回路の電気的特性の一具体例を示す特性
図、第3図および第4図は夫々第1図の具体的な
厚膜混成集積回路の調整後を示すパターン図、第
5図は機能トリミングによる調整方法を説明する
ための回路図、第6図は第5図における半導体
ICの入力ICピンと出力端子間の電気的特性を示
す説明図である。 1……半導体IC、2……スイツチ、3……調
整用抵抗、4……入力端子、5……出力端子、6
……スイツチ、7……コンデンサ。
方法の1実施例を説明するための回路図、第2図
は第1図における半導体ICの入力側に設けられ
る補正回路の電気的特性の一具体例を示す特性
図、第3図および第4図は夫々第1図の具体的な
厚膜混成集積回路の調整後を示すパターン図、第
5図は機能トリミングによる調整方法を説明する
ための回路図、第6図は第5図における半導体
ICの入力ICピンと出力端子間の電気的特性を示
す説明図である。 1……半導体IC、2……スイツチ、3……調
整用抵抗、4……入力端子、5……出力端子、6
……スイツチ、7……コンデンサ。
Claims (1)
- 1 所望回路ブロツクが搭載された絶縁基板上
に、機能トリミング可能な第1の抵抗体と、該所
望回路ブロツクに付加された第2の抵抗体とを設
け、該所望回路ブロツクの所定の物理量に応じて
該第2の抵抗体を該所望回路ブロツクに付加して
おくかあるいは該所定回路ブロツクから切り離す
かするとともに、前記第1の抵抗を機能トリミン
グすることにより、前記所定の物理量を目標値に
設定するようにした厚膜混成集積回路の製造方法
において、前記絶縁基板上所定の電気的特性を有
する補正回路を設け、前記所望回路ブロツクに対
する前記第2の抵抗体の付加、切離しに応じて該
補正回路を前記所望回路ブロツクに付加あるいは
前記所望回路ブロツクから切り離すようにし、前
記所望回路ブロツクの電気的特性を目標とする電
気的特性とすることができるようにしたことを特
徴とする厚膜混成集積回路の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60126058A JPS61285745A (ja) | 1985-06-12 | 1985-06-12 | 厚膜混成集積回路の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60126058A JPS61285745A (ja) | 1985-06-12 | 1985-06-12 | 厚膜混成集積回路の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61285745A JPS61285745A (ja) | 1986-12-16 |
JPH0533538B2 true JPH0533538B2 (ja) | 1993-05-19 |
Family
ID=14925589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60126058A Granted JPS61285745A (ja) | 1985-06-12 | 1985-06-12 | 厚膜混成集積回路の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61285745A (ja) |
-
1985
- 1985-06-12 JP JP60126058A patent/JPS61285745A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61285745A (ja) | 1986-12-16 |
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