JPH05334842A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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Publication number
JPH05334842A
JPH05334842A JP16425392A JP16425392A JPH05334842A JP H05334842 A JPH05334842 A JP H05334842A JP 16425392 A JP16425392 A JP 16425392A JP 16425392 A JP16425392 A JP 16425392A JP H05334842 A JPH05334842 A JP H05334842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic tape
tape
slip sheet
cassette
magnetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP16425392A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Shimoguni
賢司 下國
Kiyoto Sato
清人 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP16425392A priority Critical patent/JPH05334842A/ja
Publication of JPH05334842A publication Critical patent/JPH05334842A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気テープ3を巻装するハブ4,5とカセッ
トハーフ2の内面との間にスリップシート10が配され
てなるテープカセットにおいて、磁気テープ3に弛みが
生じたときに磁気テープ3によってスリップシート10
の角部が噛み込まれる事故を防止する。 【構成】 スリップシート10の角部を例えば面取り状
にカット(カット部12)し、この部分が磁気テープ3
と干渉しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープカセットに関し、
特にその内部に配されるスリップシートの噛み込み防止
構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、図6〜図10においてオーディオ
用コンパクトカセットの構造を説明する。図において1
はテープカセットを全体として示し、2はカセット匣体
で、このカセット匣体2内には磁気テープ3を巻装する
左右一対のハブ4と5が回転自在に収納されている。こ
のハブ4と5に巻装される磁気テープ3はカセット匣体
2内の前部左右に設けられているガイドピン5a,5b
及びガイドローラー6a,6bを介して前面開口部(磁
気ヘッド挿入部)7に導出露呈されており、即ち一方側
(供給側)のハブ4から巻き出された磁気テープ3はガ
イドピン5aとガイドローラー6aにガイドされて前面
開口部7を通り、さらにガイドローラー6bとガイドピ
ン5bにガイドされた後、他方側(巻取側)のハブ5に
巻き取られるように走行される構成となっている。
【0003】そしてこのテープカセット1においては、
ハブ4,5とカセット匣体2の内面側との間にスリップ
シート10が介挿されている。このスリップシート10
はPET(ポリエチレンテレフタレート)やPE(ポリ
エチレン)等の滑性の良好な樹脂によりなるシートで、
ハブ4,5を両面側から挟むように2枚配されており、
磁気テープ3の最大巻き径を充分にカバーする横方向長
さを有する長方形状に形成されている。またこのスリッ
プシート10には磁気テープ側に突出する2本の突条
(筋)11が長手方向即ち横方向に平行に形成されてい
る。
【0004】さらにこのスリップシート10は図8に示
す断面で明らかなように突条11の突出方向に湾曲する
カール形状に成形されており、そのためこのスリップシ
ート10をハブ4,5とカセット匣体2の内面との間に
挟み込んだ状態ではハブ4,5に巻回される磁気テープ
3の巻き面に突条11が軽圧接し、これによって磁気デ
ィスク3の巻き時の幅方向のずれが規制され、即ち磁気
テープ3は均一の巻き面でハブに巻回される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなスリップシ
ート10を内蔵した従来のテープカセットにおいては、
スリップシートのもつカール形状のため、スリップシー
ト10の左右両側の角部がカセット匣体2の内面より浮
き上がる状態となり、この部分における両側のスリップ
シート10と10の間隔が磁気テープ3の幅より狭くな
る(図10参照)。特にスリップシート10における磁
気テープ3の走行経路側即ち前面開口部(磁気ヘッド挿
入部)7側の左右の角部が浮いていると、テープカセッ
トの組立時、あるいは実使用時に磁気テープ3に弛みが
生じた状態(図9)から磁気テープ3を巻いたときに磁
気テープ3がスリップシート10の角部を噛み込んでし
まうことが多々生じる。このようにスリップシート10
が磁気テープ3に噛み込まれると、この部分が折れて皺
となり、その後のテープ走行に大きな悪影響を及ぼす結
果となる。
【0006】本発明は斯る点に鑑みてなされたもので、
スリップシートのカール形状ゆえの噛み込みを防止する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め本発明は、カセット匣体の内部に磁気テープを巻装す
る左右一対のハブが回転自在に収納され、この磁気テー
プを巻装するハブの両面側にはカセット匣体との間にカ
ール形状のスリップシートが配されてなるテープカセッ
トにおいて、両側のスリップシートにおける磁気テープ
の走行経路側の左右の角部を、この部分における両側の
スリップシート間の間隔が磁気テープの幅と等しいか広
くなるようにカットしてなるものである。
【0008】
【作用】上記の如く構成される本発明のテープカセット
においては、スリップシートの角部をカットしたことに
より、この部分が磁気テープと干渉することがなくなる
ので、テープカセットの組立時や実使用時において磁気
テープがスリップシートを噛み込むことはなく、安定し
たテープ走行が行なわれる。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図5を参照しながら本発明の実
施例について説明するに、前述した図6〜図10の従来
例と対応する部分には同一符号を付しその説明は省略す
る。
【0010】本発明のテープカセットは、磁気テープ3
によるスリップシート10の噛み込み防止対策として、
図1〜図4に示す如くスリップシート10における磁気
テープ3の走行経路側、即ち前面開口部(磁気ヘッド挿
入部)7側の左右の角部を例えば面取り状にカットした
ものである(カット部12)。このカット部12のカッ
ト形状は、図1〜図4に示すような面取り形状の他に、
図5に示す如き円弧形状(R状)としてもよい。
【0011】そしてこの場合、カット部12はこの部分
における両側のスリップシート10と10の間の間隔が
磁気テープ3の幅(コンパクトカセットの場合3.81
mm)と略等しいかこれより広くなるようにカット量を
設定する。これにより、スリップシート10の角部が磁
気テープ3と干渉することはなくなるので、テープカセ
ットの組立時や実使用時において磁気テープ3に弛みが
生じても磁気テープ3がスリップシート10を噛み込ん
でしまうことはない。特に本例に示したコンパクトカセ
ットの構造においては、磁気テープ3の走行経路との位
置関係から、スリップシート10の左右両側縁に対する
カット部12の変曲点(図にaで示す部分)における両
側のスリップシート10と10の間の間隔が磁気テープ
3の幅と等しいか広くなるようにカットすればよい。
【0012】さらにこのカット部12は、スリップシー
ト10による磁気テープ3の巻き時の幅方向のずれ規制
効果を維持するために、磁気テープ3の最大巻き径より
も外側に形成するものである(即ち磁気テープ3の最大
巻き径より内側に入らない程度のカット量とする)。ま
た逆にカット量が小さすぎるとスリップシート10の噛
み込み防止効果がなくなるため、面取り形状の場合はC
3以上、円弧形状の場合はR3以上は必要である。
【0013】以上のように本例のテープカセットにおい
ては、その組立時や実使用時に磁気テープ3によるスリ
ップシート10の噛み込みが防止されることにより、常
に安定したテープ走行が保証され、しかもスリップシー
ト10による磁気テープ3の巻き時の幅方向のずれ防止
効果は従来と変わることがないので磁気テープ3は均一
の巻き面でハブに巻回される。
【0014】尚、本例においてはオーディオ用コンパク
トカセットに本発明を適用した例を示したが、本発明は
これに限ることなくスリップシートを内蔵したテープカ
セットの全般に適用できるものであることは勿論であ
る。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く本発明は、
磁気テープを巻装するハブの両面側にカール形状のスリ
ップシートを有してなるテープカセットにおいて、スリ
ップシートにおける磁気テープの走行経路側の左右の角
部をカットしたことにより、テープカセットの組立時や
実使用時に磁気テープに弛みが生じても磁気テープがス
リップシートを噛み込んでしまうことはなく、その結果
常に安定したテープ走行が可能となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のテープカセットの一部切り欠いた平面
図である。
【図2】実施例のテープカセットにおけるスリップシー
トの平面図である。
【図3】実施例のテープカセットにおいて磁気テープが
弛んだ状態の説明図である。
【図4】実施例のテープカセットの要部の縦断面図であ
る。
【図5】スリップシートの他の形状例である。
【図6】従来のテープカセットの一部切り欠いた平面図
である。
【図7】従来のテープカセットにおけるスリップシート
の平面図である。
【図8】図6のA−A線断面図である。
【図9】従来のテープカセットにおいて磁気テープが弛
んだ状態の説明図である。
【図10】従来のテープカセットの要部の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 テープカセット 2 カセット匣体 3 磁気テープ 4,5 ハブ 10 スリップシート 12 カット部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセット匣体の内部に磁気テープを巻装
    する左右一対のハブが回転自在に収納され、この磁気テ
    ープを巻装するハブの両面側にはカセット匣体との間に
    カール形状のスリップシートが配されるなるテープカセ
    ットであって、上記両側のスリップシートにおける上記
    磁気テープの走行経路側の左右の角部を、この部分にお
    ける両側のスリップシート間の間隔が上記磁気テープの
    幅と等しいか広くなるようにカットしたことを特徴とす
    るテープカセット。
JP16425392A 1992-05-29 1992-05-29 テープカセット Pending JPH05334842A (ja)

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JP16425392A JPH05334842A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 テープカセット

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JP16425392A JPH05334842A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 テープカセット

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JPH05334842A true JPH05334842A (ja) 1993-12-17

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JP16425392A Pending JPH05334842A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 テープカセット

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