JPH05333731A - 定着ローラの製造方法 - Google Patents

定着ローラの製造方法

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JPH05333731A
JPH05333731A JP18429092A JP18429092A JPH05333731A JP H05333731 A JPH05333731 A JP H05333731A JP 18429092 A JP18429092 A JP 18429092A JP 18429092 A JP18429092 A JP 18429092A JP H05333731 A JPH05333731 A JP H05333731A
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JP
Japan
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core
fluororesin
dispersion liquid
dispersion
coating
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Pending
Application number
JP18429092A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Okazaki
博志 岡崎
Masaya Nishi
雅也 西
Chiaki Kato
千明 加藤
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 弗素樹脂塗装後,研磨或いは再焼成の必要が
なく,しかも均一に塗装する。 【構成】 温度調節装置付きの転写塗装ロール,樹脂分
散液槽,芯体を回転させる駆動系,液量調整ロールある
いはブレード,芯体の搬送機構部を備える転写塗装装置
を用い,塗装ロールが分散液槽から巻き上げた分散液を
芯体が巻き上げる塗装ロールと芯体の間隔にまで芯休を
塗装ロールに近づけ弗素樹脂分散液を巻き上げた後,該
間隔を拡大し,塗装ロールと芯体間に速度差を設け,芯
体を塗装ロールから遠ざける側へ移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,例えば複写機,ライン
プリンター,ファクシミリ等の定着部等に使われる定着
ローラの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機等の定着部は,通常図5のような
構成になっており,加熱定着ローラ30と加圧定着ロー
ラ31の間を,トナー32の転写されたコピー紙33を
通す事によって熱(通常は170℃〜200℃)と圧力
によってコピー紙に画像を定着するという方式が安全
性,経済性などの点から一般に採用されている。
【0003】この場合,加熱定着ローラ30としては,
アルミニウム等の金属やセラミック,耐熱性のプラスチ
ックから成るローラ基材即ちローラ芯体34の表面にト
ナーの離形性をあげる為に弗素樹脂を数十μm被覆した
もの(コーティング部を35で示す)が用いられる。な
お図5中,36は加圧定着ローラ31の芯体,37はそ
の被覆材,38,39は分離爪,40は定着画像,41
はヒーターである。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】スプレー塗装,静電塗
装により定着ローラのような円筒状の物に弗素樹脂の分
散液を塗装した時,弗素樹脂焼成後の樹脂表面の粗度が
大きく,研磨による表面仕上げが必要であり,場合によ
っては研磨したものを再焼成する必要がある。一方転写
塗装の場合,転写塗装ロールによって樹脂分散液槽の樹
脂分散液を巻き上げその転写塗装ロールの外周面に巻き
上げられている樹脂分散液と芯金の外周面とを接触させ
て,芯金に樹脂分散液を塗装するのであるが,転写塗装
によれば弗素樹脂焼成後の樹脂表面にうねりが無い均一
かつ平滑な樹脂表面が得られる為,研磨,再焼成の必要
が無い。
【0005】しかし,転写塗装ロールの外周面に巻き上
げられている弗素樹脂分散液と芯金の外周面との接触を
断ち切る時,塗装量が多くなる,つまり樹脂厚が厚くな
る部分が発生し芯金塗装面全域に樹脂分散液を均一に塗
装することが難しい。
【0006】具体的には,塗装量が多くなった部分とそ
うでない部分の樹脂厚差(以後,樹脂厚差と記述)が3
0μm以上になることがあり,複写機の定着ローラとし
て使用した時,部分的に画像の定着性が悪い,コピー紙
にしわが出る又塗装量が多い部分とそうでない部分で樹
脂表面に色の濃淡ができたりあるいは筋模様が出来る等
外観上問題となること等がある。上記に鑑み,本発明は
このような問題点を解決する弗素樹脂の分散液を芯金へ
塗装する定着ローラの製造方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は,例えばア
ルミニウム製,アルミニウム合金製,鉄製等の金属製,
セラミック製,耐熱性プラスチック製等の断面外周円形
状の定着ローラ芯体(芯金)に直接的に又は間接的に転
写塗装により弗素樹脂分散液を被覆する方法に於いて,
分散液温度調節装置付きの転写塗装ロール,樹脂分散液
槽,芯体を回転させる駆動系,液量調整ロールあるいは
ブレード,及び芯体の搬送機構部を備える転写塗装装置
を用い,転写塗装ロールが樹脂分散液槽から巻き上げた
弗素樹脂分散液を芯体が巻き上げる転写塗装ロールと芯
体の間隔(以後ギャップ間距離と略記)にまで芯体を転
写塗装ロールに近づけ所望の重量の弗素樹脂分散液を巻
き上げた後,このギャップ間距離を芯体の塗装有効幅の
両端に接している弗素樹脂分散液が内側に動き始める臨
界を越えない範囲で拡大した後転写塗装ロールまたは芯
体の回転数,回転方向,あるいは両者の回転数を変化さ
せて転写塗装ロールと芯体間に速度差(相対速度)を設
け,その後芯体を転写塗装ロールから遠ざける側へ移動
させ転写塗装ロールと芯体を切り離す事により芯体に弗
素樹脂分散液を被覆することを特徴とする定着ローラの
製造方法。
【0008】なお本発明の実施の態様として少なくとも
下記が含まれる。 (イ)弗素樹脂分散液の粘度が20〜200cpである
ことを特徴とする上記本発明の定着ローラの製造方法。
【0009】(ロ)ローラ芯体との接着性を改良する為
の有機高分子(例えば溶融性弗素樹脂,アクリル樹脂,
ポリアミドイミド,ポリイミド,ポリアリレンサルファ
イド,ポリエーテルスルホン等)を1wt%以上含み着
色の為の顔料及び弗素樹脂例えばPTFEを約20〜3
5wt%含む水性分散液(以後プライマー用分散液と略
記),PTFEを約20〜70wt%含み焼成後の被膜
としての諸特性を改良する為の充填材を0.2〜5wt
%含みさらに着色の為の顔料を含んでいる弗素樹脂の水
性分散液(以後トップ用分散液(PTFE)と略記),
テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニル
エーテル共重合体(PFA)を約20〜70wt%含む
弗素樹脂の水性分散液(以後トップ用分散液(PFA)
と略記)の各々の塗料を塗装するに際し,所望の重量の
弗素樹脂分散液を巻き上げ転写塗装ロールと芯体を切り
離す際にその時のギャップ間距離が0.1〜4.0mm
であり,芯体の上昇速度が10〜1500mm/min
であることを特徴とする上記本発明の定着ローラの製造
方法。
【0010】(ハ)弗素樹脂分散液中の弗素樹脂がポリ
テトラフルオロエチレン(以後PTFEと略記),テト
ラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエー
テル共重合体(以後PFAと略記),又はPTFEとP
FAの混合物あるいはバインダー成分を含むPTFE,
PFA,又はPTFEとPFAの混合物である事を特徴
とする上記本発明の定着ローラの製造方法。
【0011】(ニ)プライマー用分散液,トップ用分散
液(PTFE),トップ用分散液(PFA)の各々の塗
料を塗装するに際し,所望の重量の弗素樹脂分散液を巻
き上げ転写塗装ロールと芯体を切り離す際に転写塗装ロ
ールまたは芯体の回転数,回転方向,あるいは両者の回
転数を変化させて転写塗装ロールと芯体間に速度差(相
対速度)を設けるが,この時の速度差が1500mm/
min以下であることを特徴とする上記本発明のまたは
上記(ロ)の定着ローラの製造方法。
【0012】
【作用】以下に本発明を詳細に説明する。図1〜図4は
本発明の定着ローラの製造方法を説明するための図であ
って,図,1は全体の正面図,図2,3は転写塗装ロー
ルが樹脂分散液槽から巻き上げた弗素樹脂分散液を芯体
が巻き上げている状態の説明図で正面図(図2)と側面
図(図3),図4は回転する転写塗装ロール及びローラ
芯体の正面図を夫々例示している。
【0013】これら図中1は転写塗装ロール,2は樹脂
分散液槽,3は樹脂分散液,4は分散液温度調節装置
(例えば冷却水が流れる),5はローラの芯体,6は芯
体を回転させる駆動系,7は芯体の搬送機構部,8は液
量調整ロール,Vaは転写塗装ロールの回転数,Vbは
芯体の回転数を示している。なお分散液温度調整装置
は,分散液の温度を一定に保ち分散液粘度を管理し分散
液の塗装量を安定化する為,液量調整ロールあるいはブ
レードは分散液塗装量を調整し所望の樹脂厚を得る為に
設ける。
【0014】さて前記従来技術の問題点を解決するため
には,塗装方法・条件例えば樹脂分散液粘度等を調整す
る必要がある。即ち,
【0015】 転写塗装ロールの外周面に巻き上げら
れている弗素樹脂分散液と芯金の外周面に巻き上げられ
ている弗素樹脂分散液との接触を断ち切る時に発生する
樹脂厚の厚い部分とそうでない部分の樹脂厚差を小さ
く,特に30μm未満にするために接触を断ち切る時の
方法を最適化する必要がある。この際弗素樹脂分散液の
物性(粘性抵抗,毛細管現象,表面張力等)をも考慮し
最適な方法を決める。
【0016】これらを鋭意検討した結果,本発明者は次
の方法が効果的であることを見い出した。転写塗装装置
を用い,転写塗装ロールが樹脂分散液槽から巻き上げた
弗素樹脂分散液を芯金の外周面が巻き上げる間隔(芯金
と転写ロールの間隔)(以後ギャップ間距離と略記)に
なる迄芯金を転写塗装ロールに近づけ芯金の外周面に所
望の塗装量を巻き付けた後このギャップ間距離を,芯金
の塗布有効幅(弗素樹脂分散液の塗布が必要とされる部
分の長手方向の長さ)の両端に接している弗素樹脂分散
液が内側に動き始める臨界を越えない範囲で拡大した後
転写塗装ロールまたは芯金の回転数,回転方向,あるい
は両者の回転数を変化させる(つまり転写塗装ロールと
芯金間に速度差(相対速度)を設ける)ことにより転写
塗装ロールと芯金を効果的に切り離すことが出来ること
を見い出した。
【0017】 弗素樹脂分散液粘度は,通常200〜
300cpであるが,この粘度のまま転写塗装を行うと
所望の樹脂厚を得ることが難しくまた転写塗装ロールの
外周面に巻き上げられている弗素樹脂分散液と芯金の外
周面に巻き上げられている弗素樹脂分散液とを断ち切る
時に出来る樹脂厚の厚い部分とそうでない部分との樹脂
厚差が大きくこの差を縮小するのは難しく弗素樹脂焼成
後の色むらが強く外観上問題となる。
【0018】これを改良するため,弗素樹脂分散液の粘
度を10〜200cpに調整することが必要であり,さ
らにより好ましくは,20〜80cpであることを見い
出した。なお弗素樹脂分散液の粘度調整には,例えば純
水或いは粘度調整用の界面活性剤からなる調整液を用い
て行う。
【0019】塗布環境として気温,湿度,樹脂分散液
温度が考えられる。芯金を転写塗装ロールから遠ざける
際に発生する樹脂厚の厚い部分とそうでない部分の樹脂
厚差を小さくするには上記の気温,湿度,樹脂分散液温
度を制御する必要がある。とりわけ樹脂分散液温度を制
御する必要がある。具体的には,16〜20℃に制御す
れば効果的である事を見い出した。
【0020】以上述べて来たように弗素樹脂分散液を一
様に塗装し,また芯金を転写塗装ロールから遠ざける際
に発生する樹脂厚の厚い部分とそうでない部分の差を小
さくし色むらを弱くするには望ましくは上記の,を
組み合わせて塗装する事により出来る事を見い出した。
【0021】転写塗装ロールの外周面が巻き上げている
弗素樹脂分散液と芯金外周面とが転写塗装ロールとギャ
ップ間距離を持ち接触している時,その接触を断ち切る
場合,このギャップ間距離を,芯金の塗布有効幅の両端
に接している弗素樹脂分散液が内側に動き始める臨界を
越えない範囲で拡大しその後芯金を転写塗装ロールから
遠ざかる側へ具体的には上方へ上げる時に転写塗装ロー
ルあるいは芯金または両者の回転数を変化させる事によ
り芯金の外周面と弗素樹脂分散液との接触が切れる時芯
金が巻き上げる弗素樹脂の分散液の量を最小に出来,そ
の結果弗素樹脂の分散液が多い部分とそうでない部分の
樹脂厚差を最小に出来る。
【0022】また弗素樹脂分散液の粘度が10〜200
cp好ましくは20〜80cpであれば上述のような効
果がより得られる。弗素樹脂分散液の粘度が200cp
を越えると樹脂厚差が30μmを越える事があり外観上
問題となり,また10cp未満では実用に耐え得る樹脂
被膜を得る事が出来ない。以上述べたように塗装方法望
ましくは更に弗素樹脂分散液の粘度等を最適化すること
により樹脂厚差を最小に出来る。
【0023】
【実施例】以下に本発明の実施例を述べる。 実施例1 本発明による転写塗装により良好な結果が得られた各樹
脂毎の塗装条件(転写塗装ロール回転数,芯金回転数)
及び芯金を転写塗装ロールから遠ざける時の方法とその
時の樹脂厚のばらつきと塗装表面の外観の評価結果を表
1〜13に示す。
【0024】尚評価は次の基準により行った。 樹脂厚のばらつき ローラ芯金に弗素樹脂分散液を塗装焼成後,樹脂厚を周
方向に8点,軸方向に5箇所計40点測定し(樹脂厚最
大値)−(樹脂厚最小値)/(樹脂厚平均)で樹脂厚の
ばらつきを評価した。
【0025】塗装表面の外観 ローラ芯金に弗素樹脂分散液を塗装焼成後,芯金の塗装
表面の外観を目視にて外観のむらの有害な有無を評価し
た。
【0026】外観評価基準 ○−弗素樹脂分散液塗装焼成後の芯金樹脂表面に,芯金
を転写塗装ロールから離した時の筋模様がほとんど目立
たない。 △−弗素樹脂分散液塗装焼成後の芯金樹脂表面に,芯金
を転写塗装ロールから離した時の跡が筋状になってい
る。 ×−弗素樹脂分散液塗装焼成後の芯金樹脂表面に,芯金
を転写塗装ロールから離した時の跡が面積を有しており
また他部との色合が異なる。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】
【表5】
【0032】
【表6】
【0033】
【表7】
【0034】
【表8】
【0035】
【表9】
【0036】
【表10】
【0037】
【表11】
【0038】
【表12】
【0039】
【表13】
【0040】実施例2 転写塗装及びスプレー塗装により弗素樹脂分散液(プラ
イマー用分散液及びトップ用分散液(PFA)を,ロー
ラ芯金へ塗装焼成しその後芯金表面の表面粗度測定及び
コピーマシーンに装着し実機評価を行った。評価はロー
ラ芯金のクリーニングパッドの汚れの程度で判定した。
この結果を表14に示す。転写塗装によるローラが,研
磨,再焼成無く良好な結果が得られることがわかった。
【0041】
【表14】
【0042】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば,定着ローラ
への弗素樹脂分散液の被覆において,転写塗装によるか
らスプレー塗装,或いは静電塗装の如くローラ芯体へ弗
素樹脂塗装後,研磨或いは更に再焼成の必要がない。し
かもローラ芯体塗装面全域に弗素樹脂分散液を均一に塗
装する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に於ける転写塗装の説明例図で,全体正
面図である。
【図2】本発明に於ける転写塗装の説明例図で,転写塗
装する時の要部の正面図である。
【図3】本発明に於ける転写塗装の説明例図で,転写塗
装する時の要部の側面図である。
【図4】本発明に於ける転写塗装の説明例図で,回転す
る転写塗装ロール及びローラ芯体の正面図である。
【図5】定着ローラの使用状態の説明例図で,正面図で
ある。
【符号の説明】
1.転写塗装ロール 2.樹脂分散液槽 3.樹脂分散液 4.分散液温度調節装置 5.ローラ芯体 6.芯体を回転させる駆動系 7.芯体の搬送機構部 8.液量調整ロール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 例えばアルミニウム製,アルミニウム合
    金製,鉄製等の金属製,セラミック製,耐熱プラスチッ
    ク製等の断面外周円形状の定着ローラ芯体に直接的に又
    は間接的に転写塗装により弗素樹脂分散液を被覆する方
    法に於いて,分散液温度調節装置付きの転写塗装ロー
    ル,樹脂分散液槽,芯体を回転させる駆動系,液量調整
    ロールあるいはブレード,および芯体の搬送機構部を備
    える転写塗装装置を用い,転写塗装ロールが樹脂分散液
    槽から巻き上げた弗素樹脂分散液を芯体が巻き上げる転
    写塗装ロールと芯体の間隔(以後ギャップ間距離と略
    記)にまで芯体を転写塗装ロールに近づけ所望の重量の
    弗素樹脂分散液を巻き上げた後,このギャップ間距離を
    芯体の塗装有効幅の両端に接している弗素樹脂分散液が
    内側に動き始める臨界を越えない範囲で拡大した後転写
    塗装ロールまたは芯体の回転数,回転方向あるいは両者
    の回転数を変化させて転写塗装ロールと芯体間に速度差
    (相対速度)を設け,その後芯体を転写塗装ロールから
    遠ざける側へ移動させ転写塗装ロールと芯体を切り離す
    事により芯体に弗素樹脂分散液を被覆することを特徴と
    する定着ローラの製造方法。
  2. 【請求項2】 ローラ芯体との接着性を改良する為の有
    機高分子(例えば溶融性弗素樹脂,アクリル樹脂,ポリ
    アミドイミド,ポリイミド,ポリアリレンサルファイ
    ド,ポリエーテルスルホン等)を1wt%以上含み着色
    の為の顔料及び弗素樹脂例えばPTFEを約20〜35
    wt%含む水性分散液(以後プライマー用分散液と略
    記),PTFEを約20〜70wt%含み焼成後の被膜
    としての諸特性を改良する為の充填剤を0.2〜5wt
    %含みさらに着色の為の顔料を含んでいる弗素樹脂の水
    性分散液(以後トップ用分散液(PTFE)と略記),
    テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニル
    エーテル共重合体(PFA)を約20〜70wt%含む
    弗素樹脂の水性分散液(以後トップ用分散液(PFA)
    と略記)の各々の塗料を塗装するに際し,所望の重量の
    弗素樹脂分散液を巻き上げ転写塗装ロールと芯体を切り
    離す際にその時のギャップ間距離が0.1〜4.0mm
    であり,芯体の上昇速度が10〜1500mm/min
    であることを特徴とする請求項1記載の定着ローラの製
    造方法。
JP18429092A 1992-06-01 1992-06-01 定着ローラの製造方法 Pending JPH05333731A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002028548A (ja) * 2000-05-18 2002-01-29 E I Du Pont De Nemours & Co 印刷胴のコーティング方法およびコーティング装置
JP2006088016A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Bridgestone Corp 導電性ローラの製造方法およびこの方法により製造された導電性ローラ
JP2006088015A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Bridgestone Corp 導電性ローラの製造方法およびこの方法により製造された導電性ローラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002028548A (ja) * 2000-05-18 2002-01-29 E I Du Pont De Nemours & Co 印刷胴のコーティング方法およびコーティング装置
JP2006088016A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Bridgestone Corp 導電性ローラの製造方法およびこの方法により製造された導電性ローラ
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