JPH053328U - 除雪車 - Google Patents

除雪車

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JPH053328U
JPH053328U JP5169991U JP5169991U JPH053328U JP H053328 U JPH053328 U JP H053328U JP 5169991 U JP5169991 U JP 5169991U JP 5169991 U JP5169991 U JP 5169991U JP H053328 U JPH053328 U JP H053328U
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JP
Japan
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blade
sub
main
snow
main blade
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Application number
JP5169991U
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English (en)
Inventor
義美 黒沢
裕喜 中園
勇 福元
Original Assignee
東洋運搬機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車道と分離した歩道も除雪する。 【構成】 メインブレード19の側端部に分離してサブ
ブレード20を設け、これを昇降装置21により昇降自
在とする。メインブレード19と昇降装置21との間
に、アングリング装置30を介装して、作業時にはサブ
ブレード20をメインブレード19に対して縦軸28,
29周りに前方回動させてアングリング姿勢とし、回送
時にはサブブレード20をメインブレード19に対して
後方回動させて格納姿勢とする。 【効果】 車道と分離した歩道も除雪できるばかりか、
サブブレードをアングリング姿勢とすれば、除雪と同時
に歩道と車道の間に堆雪帯が作れ、歩行者の安全を確保
できる。サブブレードを格納姿勢とすれば、メインブレ
ードを従来の幅のまま使用できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、除雪車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のサイドスライド型除雪車を図7,8に示す。図7は従来の除雪車の平面 図、図8は同じくその正面図である。図において、1は車両本体、2はアングリ ングキヤリア、3はスライドキヤリア、4,5はアングリングシリンダ、6はブ レード、7はスライドシリンダである。
【0003】 上記除雪車において、ブレード6を左右方向に移動させない状態から、アング リングシリンダ4,5でスライドキヤリア3を縦軸8周りに右回動し、スライド シリンダ7を伸長してブレード6を左側、すなわち歩道側に移動させて除雪する 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の除雪車では、図8のように、ガードレールGのある歩道 (以下、ガードレール付分離歩道という)、あるいは段差のある歩道(以下、段 差付分離歩道という)を車道と共に除雪しようとしても、ガードレールまたは歩 道の高さが邪魔となり除雪できない。このため、現状では、別の専用車で上記歩 道の上記をしなければならず、作業能率が悪く、また運転手も別に必要となつて いる。
【0005】 本考案は、上記に鑑み、車道用除雪車にて歩道を除雪することができる除雪車 の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)本考案請求項1による課題解決手段は、図1ないし図6の如く、車両本体 10の前方に昇降自在に設けられたメインブレード19と、該メインブレード1 9の側端部に分離してメインブレード19に対して昇降自在に設けられたサブブ レード20と、該サブブレード20をメインブレード19に対して昇降させるた めの昇降装置21とを備え、前記昇降装置21は、サブブレード20の背面側に 配されサブブレード20を昇降自在に案内支持する昇降ガイド22と、該昇降ガ イド22とサブブレード20との間に介装された昇降シリンダ23とから構成さ れ、前記メインブレード19と昇降ガイド22との間に、作業時にはサブブレー ド20をメインブレード19に対して縦軸28,29周りに前方回動させてアン グリング姿勢とし、回送時にはサブブレード20をメインブレード19に対して 縦軸28,29周りに後方回動させて格納姿勢とするアングリング装置30が介 装されたものである。
【0007】 (2)請求項2による課題解決手段は、請求項1記載のアングリング装置30が 、サブブレード20をメインブレード19に対して縦軸28,29周りに前後方 向に回動自在に連結するヒンジ機構31と、メインブレード19とサブブレード 20との間に介装されたアングリングシリンダ32とから構成されたものである 。
【0008】 (3)請求項3による課題解決手段は、請求項1,2記載の除雪車において、昇 降ガイド22がメインブレード19よりも上方に配され、昇降シリンダ23が昇 降ガイド22の上部とサブブレード20の下部との間に介装され、サブブレード 20が、ガードレール付分離歩道除雪姿勢と、段差付分離歩道除雪姿勢との間で 昇降自在とされたものである。
【0009】 (4)請求項4による課題解決手段は、請求項1〜3記載の除雪車において、サ ブブレード20がメインブレード19に対して左右方向に移動自在とされたもの である。
【0010】
【作用】 (1)上記請求項1,2による課題解決手段において、サブブレード20が歩道 上に位置するよう、メインブレード19を歩道側に移動し、昇降シリンダ23を 伸長すると、サブブレード20が昇降ガイド22に沿つて下降する。この状態で 、車両本体10を前進させると、歩道を除雪できる。
【0011】 そして、回送時に、アングリングシリンダ32を短縮すると、サブブレード2 0はメインブレード19に対して縦軸28,29周りに後方回動して格納姿勢を とる。よつて、メインブレード19の幅も従来の幅で済み、メインブレード19 の除雪能力も低下することもない。
【0012】 (2)請求項3では、昇降シリンダ23を短縮してサブブレード20をメインブ レード19に対して歩道の段差分だけ昇降ガイド22に沿つて上昇させることが できるから、ガードレール付分離歩道のみならず、車道と段差付分離歩道の除雪 が同時に行える。
【0013】 (3)請求項4では、サブブレード20をメインブレード19に対して側方に移 動し、昇降シリンダ23を伸長してサブブレード20を下降させることができる から、ガードレールをまたいだ形で歩道と車道を同時に除雪できる。
【0014】 また、作業時に、サブブレード20をメインブレード19に対して側方に移動 させた状態で、アングリングシリンダ32を伸長してサブブレード20をメイン ブレード19に対して縦軸28,29周りに前方回動させてアングリング姿勢と することで、除雪と同時に車道と歩道との間に堆雪帯を作ることができる。よつ て、歩行者の安全を確保できる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1ないし図6に基づいて説明する。
【0016】 図1は本考案の一実施例に係る除雪車の概略正面図、図2は同じくその概略平 面図、図3はサブブレード昇降装置の構成を示す図、図4はサブブレードアング リング装置の構成を示す図、図5は除雪作業状態を示す概略図であつて、同図( a)は車道と共にガードレール付分離歩道を除雪している状態を示す図、同図( b)はガードレール付分離歩道のみを除雪する状態を示す図、同図(c)は車道 と共に段差付分離歩道を除雪する状態を示す図、図6はサブブレードをアングリ ングさせて除雪作業を行つている状態を示す概略図である。
【0017】 図示の如く、本実施例のサイドスライド型除雪車は、車両本体10の前方にブ ーム(図示せず)を介して支持されたブームシリンダ11により昇降自在とされ たアングリングキヤリア12と、該アングリングキヤリア12に対して縦軸13 周りにメインアングリングシリンダ14,15により回動可能とされたスライド キヤリア16と、該スライドキヤリア16に対してメインスライドガイド17で 支持されメインスライドシリンダ18により左右方向移動可能とされたメインブ レード19と、該メインブレード19の左側端部に分離してメインブレード19 に対して昇降自在に設けられたサブブレード20と、該サブブレード20をメイ ンブレード19に対して昇降させるための昇降装置21とを備えている。
【0018】 前記昇降装置21は、図1,3の如く、サブブレード20の背面側でメインブ レード19よりも上方に配されサブブレード20を昇降自在に案内支持する昇降 ガイド22と、該昇降ガイド22の上部とサブブレード20の下部との間に介装 された昇降シリンダ23とから構成されており、サブブレード20を、ガードレ ール付分離歩道除雪姿勢(図5(a)(b)参照)と、段差付分離歩道姿勢(図 5(c)参照)との間で昇降自在としている。
【0019】 そして、前記メインブレード19の上部には、図1,2の如く、サブブレード 20を左右方向に移動させるためのサブスライドガイド24が取り付けられ、該 サブスライドガイド24に、前記昇降ガイド22の背面に配されたサブキヤリア 25と連結されたスライドフレーム26が左右方向に移動自在に支持され、該ス ライドフレーム26とサブスライドガイド24との間に、スライドフレーム26 を左右方向に移動させるためのサブスライドシリンダ27が介装されている。
【0020】 また、前記スライドフレーム26とサブキヤリア25との間には、作業時には サブブレード20をメインブレード19に対して縦軸28,29周りに任意の角 度前方回動させてアングリング姿勢(図6参照)と、回送時にはサブブレード2 0をメインブレード19に対して縦軸28,29周りに約90度後方回動させて 格納姿勢とするアングリング装置30が介装されている。
【0021】 アングリング装置30は、図4の如く、昇降ガイド22(サブキヤリア25) をスライドフレーム26に対して縦軸28,29周りに前後方向に回動自在に連 結するヒンジ機構31と、昇降ガイド22(サブキヤリア25)とスライドフレ ーム26との間に介装されたアングリングシリンダ32とから構成されている。 前記ヒンジ機構31は、スライドフレーム26に固定された上下一対の連結片3 3,34と、サブキヤリア25に固定された連結片35,36とを備えており、 これら連結片33,34,35,36が夫々縦軸28,29によりリンクされて 成る。前記サブアングリングシリンダ32は、スライドフレーム26に固定され た一対の支持片37,38及びサブキヤリア25に固定された一対の支持39, 40にピン41,42を介して固定されている。
【0022】 上記構成において、メインブレード19を左側方に移動させない状態からメイ ンアングリング14,15でスライドキヤリア16を縦軸13周りに右回動し、 メインスライドシリンダ18を伸長してメインブレード19を左側、すなわち歩 道側に移動し、ブームシリンダ11を作動してメインブレード19をガードレー ルより高い位置まで上昇させる。その後、サブブレード20を左側方に移動させ ない状態からサブスライドシリンダ27を伸長してサブブレード20をガードレ ールをまたぐ位置まで左側方に移動し、ブームシリンダ11を作動してメインブ レード19を下降させた状態で、車両本体10を前進させる。そうすると、車道 とガードレール付分離歩道の除雪を同時に行うことができる(図5(a)参照) 。
【0023】 また、サブブレード20をガードレールをまたぐ位置まで移動した状態で昇降 シリンダ23を伸長すると、サブブレード20がメインブレード19に対して昇 降ガイド22に沿つて下降する。このように、サブブレード20をガードレール をまたぐ位置まで移動させた状態で、サブブレード20のみメインブレード19 に対して下降させることができるから、ガードレール付分離歩道のみを除雪する こともできる(図5(b)参照)。
【0024】 さらに、サブブレード20が歩道上に位置するまでメインブレード19を歩道 側に移動し、この状態で昇降シリンダ23を短縮してサブブレード20をメイン ブレード19に対して歩道の段差分だけ昇降ガイド22に沿つて上昇させる。そ して、ブームシリンダ11を作動し、昇降シリンダ23の下降させた状態で車両 本体10を前進させる。そうすると、車道と段差付分離歩道の除雪が同時に行え る。
【0025】 ガードレールまたは段差のない歩道で、歩行者の安全を確保するために、車道 と歩道との間に堆雪帯を作る場合には、サブアングリングシリンダ32を伸長し て、サブブレード20をメインブレード19に対して縦軸28,29周りに一定 角度前方回動させアングリングする。そうすると、車道と歩道の雪を除雪すると 共に、同時に車道と歩道との間に堆雪帯を作ることができる(図6参照)。
【0026】 また、回送時に、サブブレード20が左側方に突出した形で回送すると、車両 の全幅に問題が生じる。そこで、メインブレード19の幅をサブブレード20の 分だけ狭くして車両の全幅に対応することが考えられる。しかしながら、メイン ブレード19の幅を狭くすることは、その分だけ車道の除雪域が狭くなり除雪能 力が低下すると考えられる。
【0027】 しかしながら、本実施例では、回送時に、サブアングリングシリンダ32を短 縮すれば、サブブレード20をメインブレード19に対して縦軸28,29周り に約90度後方回動させて格納姿勢とすることができるから、上記の問題は一切 生じず、メインブレード19の幅も従来の幅で済み、メインブレード19の除雪 能力も低下することもない。
【0028】 なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、本考案の範囲内で上 記実施例に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。
【0029】 例えば、上記実施例では、本考案をサイドスライド型除雪車に適用した例につ いて記載したが、固定型等に適用してもよい。
【0030】
【考案の効果】
以上の説明から明らかな通り、 (1)本考案請求項1,2によると、車道用除雪で歩道も除雪でき、回送時には サブブレードをメインブレードに対して後方回動させて格納姿勢とすることがで きるから、メインブレードを従来の幅のまま使用でき、車両の全幅の問題も生じ ず、メインブレードの除雪能力も低下しない。
【0031】 (2)請求項3では、ガードレール付分離歩道のみならず、車道と段差付分離歩 道を同時に除雪できる。
【0032】 (3)請求項4では、ガードレールをまたいだ形で歩道と車道を同時に除雪でき 、しかも作業時にサブブレードを側方に移動させた状態で、サブブレードをメイ ンブレードに対して前方回動させてアングリング姿勢とすることで、除雪と同時 に歩道と車道の間に堆雪帯を作つて歩行者の安全を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例に係る除雪車の概略正
面図である。
【図2】図2は同じくその概略平面図である。
【図3】図3はサブブレード昇降装置の構成を示す図で
ある。
【図4】図4はサブブレードアングリング装置の構成を
示す図である。
【図5】図5は除雪作業状態を示す概略図であつて、同
図(a)は車道と共にガードレール付分離歩道を除雪し
ている状態を示す図、同図(b)はガードレール付分離
歩道のみを除雪する状態を示す図、同図(c)は車道と
共に段差付分離歩道を除雪する状態を示す図である。
【図6】図6はサブブレードをアングリングさせて除雪
作業を行つている状態を示す概略図である。
【図7】図7は従来の除雪車の平面図である。
【図8】図8は同じくその正面図である。
【符号の説明】
10 車両本体 19 メインブレード 20 サブブレード 21 昇降装置 22 昇降ガイド 23 昇降シリンダ 24 スライドガイド 26 スライドフレーム 27 スライドシリンダ 28,29 縦軸 30 アングリング装置 31 ヒンジ機構 32 アングリングシリンダ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両本体の前方に昇降自在に設けられた
    メインブレードと、該メインブレードの側端部に分離し
    てメインブレードに対して昇降自在に設けられたサブブ
    レードと、該サブブレードをメインブレードに対して昇
    降させるための昇降装置とを備え、前記昇降装置は、サ
    ブブレードの背面側に配されサブブレードを昇降自在に
    案内支持する昇降ガイドと、該昇降ガイドとサブブレー
    ドとの間に介装された昇降シリンダとから構成され、前
    記メインブレードと昇降ガイドとの間に、作業時にはサ
    ブブレードをメインブレードに対して縦軸周りに前方回
    動させてアングリング姿勢とし、回送時にはサブブレー
    ドをメインブレードに対して縦軸周りに後方回動させて
    格納姿勢とするアングリング装置が介装されたことを特
    徴とする除雪車。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアングリング装置が、サ
    ブブレードをメインブレードに対して縦軸周りに前後方
    向に回動自在に連結するヒンジ機構と、メインブレード
    とサブブレードとの間に介装されたアングリングシリン
    ダとから構成されたことを特徴とする除雪車。
  3. 【請求項3】 請求項1,2記載の除雪車において、昇
    降ガイドがメインブレードよりも上方に配され、昇降シ
    リンダが昇降ガイドの上部とサブブレードの下部との間
    に介装され、サブブレードが、ガードレール付分離歩道
    除雪姿勢と、段差付分離歩道除雪姿勢との間で昇降自在
    とされたことを特徴とする除雪車。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3記載の除雪車において、サ
    ブブレードがメインブレードに対して左右方向に移動自
    在とされたことを特徴とする除雪車。
JP5169991U 1991-07-04 1991-07-04 除雪車 Pending JPH053328U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4886333A (ja) * 1972-01-25 1973-11-14
JPS5037318B2 (ja) * 1972-12-28 1975-12-01
JPS6239140U (ja) * 1985-08-29 1987-03-09

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Effective date: 19960618