JPH05332898A - 光ディスク基板の溶解装置 - Google Patents

光ディスク基板の溶解装置

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JPH05332898A
JPH05332898A JP16227792A JP16227792A JPH05332898A JP H05332898 A JPH05332898 A JP H05332898A JP 16227792 A JP16227792 A JP 16227792A JP 16227792 A JP16227792 A JP 16227792A JP H05332898 A JPH05332898 A JP H05332898A
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JP
Japan
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solvent
hole
optical disk
filling hole
introduction hole
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JP16227792A
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Yoshiki Tanaka
善喜 田中
Koichiro Horino
紘一郎 堀野
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスク基板の樹脂成分が溶け込んだ被分
析液を得る溶解装置において、分析精度の向上を図る。 【構成】 光ディスク基板Pを収納する断面円形状の貫
通孔からなる溶剤充填孔2が形成された開口板材3と、
溶剤充填孔2を開口板材3の両側から閉塞する一対の閉
塞板材4,5とを設ける。導入孔7は樹脂製の光ディス
ク基板Pを溶かす溶剤Lを溶剤充填孔2に導入する。導
出孔8は、光ディスク基板Pの樹脂成分が溶け込んだ溶
剤L1を溶剤充填孔2から導出する。導入孔7および導
出孔8は、それぞれ、上方から溶剤充填孔2の下端部お
よび上端部に導通している。導入孔7から溶剤充填孔2
に導入された溶剤Lを光ディスク基板Pの表面全体に分
散させて接触させる網状のステンレス鋼メッシュ9が光
ディスク基板Pの両側に配設してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、樹脂製の光ディスク
基板を溶剤で溶かした被分析液を得るための光ディスク
基板の溶解装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク基板には、ポリメチルメタク
リレートやポリカーボネートなどの樹脂で成形されたも
のが多い。この種の光ディスク基板の製造において、光
ディスク基板の分析は製造管理上欠かせない重要な事項
である。なかでも、光ディスク基板中の微小なゴミは、
ノイズの原因となって、光ディスクの性能を大きく低下
させるので、微小なゴミの定量分析は特に重要である。
したがって、以下の説明においては、光ディスク基板中
の微小なゴミの定量分析を具体例として述べるが、この
発明はこれ以外の分析、例えばゲルパーミエーションク
ロマトグラフィー分析、核磁気共鳴分析などのように、
光ディスク基板を塩化メチレンなどの有機溶剤に溶解し
て得られる溶液を被分析液とする分析にも適用される。
【0003】従来、光ディスク基板の分析用の溶液を調
製するには、大きな円盤状の光ディスク基板を、ハサミ
やナイフにより小片に切断することで、小さい容器内で
光ディスク基板の溶解を可能にしていた。これにより、
濃度の濃い被分析液を得て分析精度の向上を図ることが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、切断の際に、ハサミやナイフなどの汚れ(微小なゴ
ミまたは油分など)が分析用の溶液に混入する。また、
切断作業を行う人の手や指または衣服に付着した微小な
ゴミが混入する。さらに、光ディスク基板を切断するの
で、切断片の表面に微小なゴミが付着し易い。また、切
断の結果生じる切断片同士の接触摩擦などにより静電気
が発生し、そのため、微小なゴミが付着するなど被分析
物である光ディスク基板以外の不純物が被分析液に混入
し、したがって、分析精度の低下を招く。なお、上記切
断作業をクリーンルーム内で注意深く行ったり、切断手
段を種々変更しても、この問題を解消することは極めて
困難である。
【0005】また、光ディスク基板を切断した小片を容
器内に堆積して被分析液を調製しているので、切断片が
重なっている部分からは合成樹脂があまり溶け出さず、
そのため、光ディスク基板の表面から、合成樹脂の成分
が不均一に溶け出す。したがって、やはり、分析精度が
低下する。
【0006】この発明は上記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、光ディスク基板の樹脂成分が溶け込んだ被分
析液を得る溶解装置において、分析精度の向上を図り得
る溶解装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この出願の各請求項の発明は、光ディスク基板を収
納する断面が円形の溶剤充填孔と、樹脂製の光ディスク
基板を溶かす溶剤を溶剤充填孔に導入する導入孔と、光
ディスク基板の樹脂成分が溶け込んだ溶剤を溶剤充填孔
から導出する導出孔とを備えている。
【0008】さらに、請求項1の発明では、溶剤充填孔
を開口板材に貫通して形成し、この溶剤充填孔を開口板
材の両側から一対の閉塞板材で閉塞している。
【0009】一方、請求項2の発明では、上記溶剤充填
孔は円の直径方向が深さ方向に設定され、上記導入孔お
よび導出孔は、それぞれ、上方から溶剤充填孔の下端部
および上端部に導通しており、上記導入孔は、溶剤充填
孔の一方の側面を閉塞する閉塞部材、または、この閉塞
部材に接合された接合部材に形成された溝状の第1導入
孔と、上記閉塞部材に形成され上記第1導入孔を溶剤充
填孔に連通させる第2導入孔とを備えている。
【0010】また、請求項3の発明では、上記導入孔か
ら溶剤充填孔に導入された溶剤を光ディスク基板の表面
全体に分散させて接触させる網状の分散手段が、光ディ
スク基板の両側に配設されている。この分散手段は複数
枚のメッシュで構成するのが好ましい。
【0011】また、上記導入孔は、その通路断面積を
0.25mm2 〜2mm2 の大きさにするのが好まし
い。
【0012】
【作用】この出願の各請求項の発明によれば、溶剤充填
孔が光ディスク基板を収納する断面円形状の孔で形成さ
れているから、光ディスク基板を切断することなく溶剤
に浸漬させることができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面にしたがって
説明する。図1ないし図3は、この発明の第1実施例を
示す。図1において、溶解装置1は、溶剤充填孔2が形
成された開口板材3と、上記溶剤充填孔2を開口板材3
の両側から閉塞する第1および第2閉塞板材(閉塞部
材)4,5と、第2閉塞板材5に接合された接合板材
(接合部材)6とを備えている。これらの板材3〜6
は、ねじ付のピンチ(図示せず)のような締結部材によ
り互いに圧接した状態に組立てられている。上記溶剤充
填孔2は、断面が円形状の貫通孔からなり、光ディスク
基板Pを収納する。なお、各板材3〜6の間には、必要
に応じて、シリコンゴムのようなゴム板からなるシート
パッキンを設けてもよい。
【0014】上記溶剤充填孔2は、円の直径方向が深さ
方向に設定されており、図2のように、導入孔7および
導出孔8が、それぞれ、上方から溶剤充填孔2の下端部
および上端部に導通している。上記導入孔7は、樹脂製
の光ディスク基板Pを溶かす溶剤Lを上記溶剤充填孔2
に導入するものである。一方、上記導出孔8は、光ディ
スク基板Pの樹脂成分が溶け込んだ溶剤L1つまり、被
分析液L1を上記溶剤充填孔2から導出するものであ
る。
【0015】上記導出孔8は、たとえば、開口板材3に
穿設された深孔8aにステンレスパイプ8bを導入し、
エポキシ樹脂で固着して構成されている。一方、上記導
入孔7は、たとえば、第2閉塞板材5の外側の表面に形
成した半円形断面を有する溝状の第1導入孔7aと、第
2閉塞板材5に穿設した第2導入孔7bとを備えてい
る。第2導入孔7bは、第1導入孔7aを溶剤充填孔2
に連通させている。第1導入孔7aは、側面が接合板材
6により閉塞されており、ステンレスパイプ7cに連通
している。なお、これらの導入孔7および導出孔8は、
その通路断面積が、たとえば0.25mm2 〜2mm2
程度に設定されている。
【0016】図3に示すように、溶剤充填孔2内には、
たとえば開口1mm角の複数枚のステンレス鋼メッシュ
9からなる分散手段が、それぞれ、光ディスク基板Pの
両側に配設されている。ステンレス鋼メッシュ9は、図
2の一対の閉塞板材4,5の内表面に、つまり、溶剤充
填孔2を形成する部材の内表面に、接着剤により重ねて
接着されており、導入孔7から溶剤充填孔2に導入され
た溶剤Lを光ディスク基板Pの表面全体に均一に分散さ
せて接触させるものである。なお、図1においては、上
記ステンレス鋼メッシュ9を省略しており、図示してい
ない。
【0017】つぎに、光ディスク基板Pの溶解方法につ
いて説明する。まず、溶剤充填孔2内に光ディスク基板
Pを入れた状態で、一対の閉塞板材4,5および接合板
材6を重ね合せ、これらの板材3〜6をねじ付のピンチ
で締結する。組立てた溶解装置1を、図4の多数の仕切
桟10を有する温水槽11内に多数並べ、温水槽11に
蓋をする。この後、図1の導入孔7から溶剤Lをたとえ
ば1cc/hrの流速で流し込む。流し込んだ溶剤Lは
光ディスク基板Pの樹脂成分を溶解し、これにより、導
出孔8から被分析液L1が得られる。この被分析液L1
を分析することにより、光ディスク基板P中の不純物
(微小なゴミ)などを検出する。
【0018】上記構成においては、溶剤充填孔2が光デ
ィスク基板Pを収納する断面円形状に形成されているか
ら、光ディスク基板Pを切断することなく、光ディスク
基板Pを溶剤Lに浸漬させることができる。したがっ
て、被分析液L1を調製する際に、微小なゴミなどの不
純物が混入しないので、光ディスク基板Pの分析精度が
向上する。
【0019】また、光ディスク基板Pを切断することな
く、平らな状態で光ディスク基板Pを溶解するので、光
ディスク基板Pの表面全体から樹脂成分が均一に溶け出
し易い。そのため、光ディスク基板Pが局部的に溶解す
るおそれがないので、やはり、分析精度が向上する。ま
た、所定時間の間隔をおいて、分析することで、光ディ
スク基板Pを表面層から徐々に溶解させて、表面からの
深さに応じた分析も可能になる。
【0020】特に、この実施例のように、図2の溶剤充
填孔2を形成する閉塞板材4,5の表面に、たとえばス
テンレス鋼メッシュ9のような分散手段を設けた場合
は、このメッシュ9により溶剤Lが光ディスク基板Pの
表面に均一に分散して接触するので、光ディスク基板P
の表面全体から樹脂成分がより均一に溶け出す。したが
って、より一層分析精度が向上する。
【0021】ところで、図2の溶剤充填孔2の幅Dは、
光ディスク基板Pの厚みよりも、たとえば0.4mm〜
6mm程度広くするのが好ましい。その理由は、0.4
mmよりも隙間を狭くすると、溶剤Lが光ディスク基板P
の表面を流れないことがあり、一方、隙間を6mmより
も広くすると、被分析液L1における光ディスク基板P
の溶解成分の濃度が薄くなって、分析精度が低下するか
らである。
【0022】なお、図5の第2実施例のように、たとえ
ば3枚の開口板材3A,3B,3Cを重ね合せ、これら
の3枚の開口板材3A,3B,3Cを互いにエポキシ樹
脂で接着して、溶剤充填孔2を形成すれば、溶剤充填孔
2の幅Dを容易に調整できるという利点がある。
【0023】また、図2の導入孔7の通路断面積は、
0.25mm2 〜2.0mm2 程度とするのが好まし
い。その理由は、通路断面積が0.25mm2 よりも小
さいと、目詰りなどを生じて溶剤が十分に流れないこと
があり、一方、通路断面積が2.0mm程度よりも大き
いと、気泡が生じ、この気泡が光ディスク基板Pの表面
に付着して、付着した部分の光ディスク基板Pが溶解さ
れないからである。
【0024】また、この実施例では、導入孔7および導
出孔8を、それぞれ、溶剤充填孔2の下端部および上端
部に導通している。したがって、溶剤充填孔2内のエア
抜きが容易になるから、光ディスク基板P全体を溶剤L
に浸漬できるので、光ディスク基板P全体から樹脂成分
が溶け出し、その結果、やはり、分析精度が向上する。
また、導入孔7および導出孔8を上方から導通している
ので、溶解装置1を立てた姿で用いることができるか
ら、図4の温水槽11に多数挿入することができる。
【0025】しかし、請求項1,3の発明では、必ずし
もこのように導入孔7および導出孔8を設ける必要はな
く、たとえば図6の他の実施例のように、開口板材3の
両側部に、導入孔7および導出孔8を設けてもよい。こ
の場合、接合板材は不要である。また、この発明は、上
記導入孔7を一対設け、これらの導入孔7が光ディスク
基板Pの両面に臨んで開口するように配設してもよい。
【0026】ところで、図2のように、導入孔7を溶剤
充填孔2の下端部に連通させて設けた場合は、導入孔7
の長さが長くなるのは避けられない。ここで、図7のよ
うに、導入孔7を長いステンレスパイプで形成すると、
このステンレスパイプが細いことから損傷し易く、ま
た、後の掃除が困難になる。これに対し、図2の実施例
では、閉塞板材5に溝を掘って第1導入孔7bを形成し
ているから、ステンレスパイプ7cが短くなって損傷し
にくくなるとともに、接合板材6を取り外すことで、導
入孔7の清掃も容易になる。
【0027】しかし、請求項1,3の発明では、図7の
実施例のように、導入孔7を長いステンレスパイプで形
成してもよい。また、図2の実施例では、閉塞板材5に
溝を形成したが接合板材6に溝を形成して、第1導入孔
7aを形成してもよい。
【0028】この発明に用いる溶剤Lとしては、たとえ
ば、塩化メチレンのような有機溶剤を用いることができ
る。一方、各板材3〜6の材質としては、溶剤Lに溶け
ないものであればよく、たとえば、金属、ガラスまたは
ポリテトラフルオロエチレンのような合成樹脂を用いる
ことができる。しかし、光ディスク基板Pの溶解の様子
が観察できることや、後の清掃が容易である点で、ガラ
スが最も好ましい。
【0029】ここで、第1実施例のように、溶剤充填孔
2を開口板材3と一対の閉塞板材4,5で形成した場合
は、ガラスの成型品よりもガラス板のほうが、各接合面
が平滑であるから、研磨加工を必要としないので、製造
性に優れている。
【0030】しかし、請求項2,3の発明では、開口部
材や閉塞部材を板材で構成する必要はなく、たとえば、
開口板材3と第1または第2閉塞板材4,5の一方とを
一体の成型品で形成してもよい。
【0031】また、第1実施例では、ステンレス鋼メッ
シュ9を一対の閉塞板材4,5に接着して分散手段を設
けたが、この分散手段は、たとえば、閉塞板材4の表面
に一体に成形した網状の凸部で形成してもよい。なお、
この分散手段は、請求項1,2の発明では、必ずしも設
ける必要がないことは、いうまでもない。
【0032】なお、上記実施例では、各板材3〜6をね
じ付ピンチのような締結部材で締結したが、この発明で
は、各板材3〜6にボルト挿通孔を設けておき、ボルト
・ナットにより各板材3〜6を締結してもよい。また、
各板材3〜6をエポキシ樹脂のような接着剤で接着して
もよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、各請求項の発明に
よれば、光ディスク基板を切断することなく小さな溶剤
充填孔内で溶剤に浸漬させることができるので、分析対
象以外の小さなゴミなどの混入を防止でき、また、光デ
ィスク基板から均一に樹脂成分が溶け出し、さらに、被
分析液の濃度を濃くすることができる。したがって、分
析精度が向上する。
【0034】さらに、請求項1の発明によれば、接合面
が平滑な平板で開口板材および閉塞板材を形成している
から、接合面の研磨加工を必要としないので、製造性に
優れている。
【0035】一方、請求項2の発明によれば、導入孔お
よび導出孔を上方から溶剤充填孔に導通させているの
で、溶解装置を立てた姿で用いることができる。また、
導入孔および導出孔をそれぞれ溶剤充填孔の下端部およ
び上端部に導通させているから、エア抜きが容易になる
ので、光ディスク基板全体を溶剤に浸漬でき、したがっ
て、分析精度が一層向上する。
【0036】また、請求項3の発明によれば、分散手段
を設けて、溶剤を光ディスク基板全体に均一に分散させ
て接触させるので、やはり、分析精度が一層向上する。
特に、請求項4の発明によれば、上記分散手段をメッシ
ュで構成したから、溶剤を分散させる効果が十分得られ
るとともに、分散手段の入手が容易になる。
【0037】また、請求項5の発明によれば、導入孔の
径を小さく設定したので、気泡の発生を防止できるか
ら、溶解がより均一で迅速になり、その結果、分析精度
が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例を示す溶解装置の斜視図
である。
【図2】同縦断面図である。
【図3】開口板材の断面図である。
【図4】温水槽の斜視図である。
【図5】開口板材(開口部材)の他の例を示す縦断面図
である。
【図6】開口板材の更に他の例を示す斜視図である。
【図7】第2実施例を示す溶解装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1…溶解装置、2…溶剤充填孔、3…開口板材(開口部
材)、4,5…閉塞板材(閉塞部材)、6…接合板材
(接合部材)、7…導入孔、7a…第1導入孔、7b…
第2導入孔、8…導出孔、9…メッシュ、P…光ディス
ク基板。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスク基板を収納する断面円形状の
    貫通孔からなる溶剤充填孔が形成された開口板材と、 上記溶剤充填孔を開口板材の両側から閉塞する一対の閉
    塞板材と、 樹脂製の上記光ディスク基板を溶かす溶剤を上記溶剤充
    填孔に導入する導入孔と、 上記光ディスク基板の樹脂成分が溶け込んだ溶剤を上記
    溶剤充填孔から導出する導出孔とを備えた光ディスク基
    板の溶解装置。
  2. 【請求項2】 光ディスク基板を収納する断面が円形状
    の溶剤充填孔と、 樹脂製の上記光ディスク基板を溶かす溶剤を上記溶剤充
    填孔に導入する導入孔と、 上記光ディスク基板の樹脂成分が溶け込んだ溶剤を上記
    溶剤充填孔から導出する導出孔とを備え、 上記溶剤充填孔は円の直径方向が深さ方向に設定され、 上記導入孔および導出孔は、それぞれ、上方から上記溶
    剤充填孔の下端部および上端部に導通しており、 上記導入孔は、上記溶剤充填孔の一方の側面を閉塞する
    閉塞部材またはこの閉塞部材に接合された接合部材に形
    成された溝状の第1導入孔と、上記閉塞部材に形成さ
    れ、上記第1導入孔を溶剤充填孔に連通させる第2導入
    孔とを備えてなる光ディスク基板の溶解装置。
  3. 【請求項3】 光ディスク基板を収納する断面が円形状
    の溶剤充填孔と、 樹脂製の上記光ディスク基板を溶かす溶剤を上記溶剤充
    填孔に導入する導入孔と、 上記光ディスク基板の樹脂成分が溶け込んだ溶剤を上記
    溶剤充填孔から導出する導出孔とを備え、 上記導入孔から上記溶剤充填孔に導入された溶剤を上記
    光ディスク基板の表面全体に分散させて接触させる網状
    の分散手段が、光ディスク基板の両側に配設された光デ
    ィスク基板の溶解装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、上記分散手段は、複
    数枚のメッシュからなる光ディスク基板の溶解装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4において、上
    記導入孔は、その通路断面積が0.25mm2 〜2mm2
    設定された光ディスク基板の溶解装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000193570A (ja) * 1998-09-24 2000-07-14 Toshiba Ceramics Co Ltd 珪素質分析試料中の不純物高感度分析のための試料処理器及びそれを用いた分析方法

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