JPH05332843A - 食材用温度検出器 - Google Patents

食材用温度検出器

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Publication number
JPH05332843A
JPH05332843A JP16232692A JP16232692A JPH05332843A JP H05332843 A JPH05332843 A JP H05332843A JP 16232692 A JP16232692 A JP 16232692A JP 16232692 A JP16232692 A JP 16232692A JP H05332843 A JPH05332843 A JP H05332843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
food
heating
heater
food material
Prior art date
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Pending
Application number
JP16232692A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Ota
正明 太田
Kazue Kozu
和重 神津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orion Machinery Co Ltd
Original Assignee
Orion Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Orion Machinery Co Ltd filed Critical Orion Machinery Co Ltd
Priority to JP16232692A priority Critical patent/JPH05332843A/ja
Publication of JPH05332843A publication Critical patent/JPH05332843A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷凍状態の食材であっても、差し込んだ検針
部を容易、確実かつ速やかに抜き取る。 【構成】 食材Fに差し込むことにより、食材Fの内部
温度を検出する。食材Fに差し込む内部中空の検針部2
を備え、検針部2の内部先端部側に食材Fの内部温度を
検出する温度センサ3を配設するとともに、内部中間部
に加熱用ヒータ4を配設する。また、加熱用ヒータ4に
よる加熱温度を、温度センサ3の検出に基づいてフィー
ドバック制御する温度制御部5を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍した食材の内部温度
を検出する際に用いて好適な食材用温度検出器に関す
る。
【0002】
【従来技術及び課題】近時、食品素材の保存や再調理の
ための冷凍保存、さらには新調理法を目的とした真空調
理法が注目されている。真空調理法は食材を真空パック
に収容して保存するものであり、特に、調理過程で必要
な食材の冷凍処理は、雑菌の繁殖を抑え、鮮度、味、栄
養価等を保持する必要があることから、加熱処理された
高温の食材をブラストフリーザ(急速冷却庫)により急
速冷凍するとともに、冷凍中は食材用温度検出器により
食材の内部温度を検出し、食材が最適な冷凍温度(−2
0℃程度)となるようにブラストフリーザの温度制御を
行っていた。
【0003】ところで、この種の温度検出器は、温度セ
ンサを内蔵するピン状の検針部を備え、この検針部を食
材に差し込んで用いられる。このため、冷凍終了後に、
温度検出器を食材から引き抜こうにも、食材が完全に冷
凍状態になっているため、抜き取ることが容易でなく、
検針部を折損したり食材を傷つけることが多々あった。
なお、このような弊害を回避するには食材がある程度解
凍するまで待てばよいが、これでは本来の調理に支障を
生じるとともに、その間温度検出器を他に使用できなく
なる不具合を生ずる。
【0004】本発明はこのような従来技術に存在する課
題を解決したものであり、冷凍状態の食材であっても、
差し込んだ検針部を容易、確実かつ速やかに抜き取るこ
とができる食材用温度検出器の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は食材Fに差し込
むことにより、食材Fの内部温度を検出する食材用温度
検出器1を構成するに際して、特に、食材Fに差し込む
内部中空の検針部2を備え、検針部2の内部先端部側に
食材Fの内部温度を検出する温度センサ3を配設すると
ともに、内部中間部に加熱用ヒータ4を配設してなるこ
とを特徴とする。なお、この場合、加熱用ヒータ4によ
る加熱温度を制御する温度制御部5を設けるとともに、
温度制御部5は温度センサ3により加熱温度を検出して
フィードバック制御することが望ましい。
【0006】
【作用】本発明に係る食材用温度検出器1によれば、内
部中空の検針部2は食材Fに差し込んで用いられる。検
針部2の内部先端部側には温度センサ3が配設されるた
め、この温度センサ3により食材Fの内部温度が検出さ
れる。これにより、食材Fが最適な冷凍温度(−20℃
程度)になるように、ブラストフリーザの温度制御が行
われる。
【0007】一方、食材Fの冷凍処理が終了し、温度検
出器1における検針部2を食材Fから抜き取る際には、
加熱用ヒータ4に通電され、検針部2が加熱される。食
材Fの冷凍処理直後は、食材Fが完全な冷凍状態にある
ため、そのままでは抜き取ることができない。したがっ
て、加熱用ヒータ4による検針部2の加熱により、検針
部2の周囲における食材Fが部分的に解凍され、検針部
2は容易、確実かつ速やかに抜き取ることが可能とな
る。なお、検針部2は温度センサ3を内蔵する関係か
ら、通常、熱伝導性の高い素材で形成されるため、加熱
用ヒータ4の発熱により検針部2の全体が加熱される。
【0008】また、加熱用ヒータ4による加熱温度は温
度センサ3により検出され、温度制御部5によって加熱
温度のフィードバック制御が行われる。これにより、例
えば、食材Fの品質等に影響しない最適な加熱温度に制
御される。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0010】まず、本発明に係る食材用温度検出器1の
構成について、図1〜図3を参照して説明する。
【0011】温度検出器1は先端を尖形に形成し、かつ
内部中空に形成した検針部2を備える。検針部2は熱伝
導性の高い金属素材によりピン状に形成する。検針部2
の内部先端部側には図1に示すように温度センサ3を配
設して感温部Sを構成する。なお、温度センサ3として
は、例えば、ビーズ型サーミスタや熱電対等を利用でき
る。
【0012】また、検針部2の内部中間部には加熱用ヒ
ータ4を配設する。加熱用ヒータ4は、例えば、セラミ
ックヒータ等の抵抗発熱体を利用でき、円柱状に形成す
ることにより検針部2の内部中空を閉塞するように配設
する。なお、必要により、検針部2の内部には伝熱グリ
ースが充填される。
【0013】一方、検針部2の後端は結合部11を介し
て、円筒状の取手部12の先端に取付けるとともに、取
手部12の後端からは接続コード13を導出し、この接
続コード13は温度制御部5に接続する。この温度制御
部5は制御回路部14、温度設定部15を備える。な
お、図中、16a、16bは温度センサ3のリード線で
あり、前記接続コード13に接続するとともに、17
a、17bは加熱用ヒータ4のリード線であり、前記接
続コード13に接続する。
【0014】次に、本発明に係る食材用温度検出器1の
使用方法について、図3〜図5を参照して説明する。
【0015】まず、温度検出器1を備えるブラストフリ
ーザ(急速冷却庫)について、図5を参照して説明す
る。ブラストフリーザ30は断熱ケース31の前面部に
開閉ドア32を備えるとともに、内部の前部には冷却室
33を有する。また、冷却室33には複数段のトレー3
5…を備え、冷凍する食材Fはトレー35…に載置され
る。一方、断熱ケース31の後部には冷凍機36と上下
一対の送風ファン37、37を備える。他方、断熱ケー
ス31の上部にはコンピュータ機能を有するコントロー
ラ38を備え、コントローラ38には前記温度制御部5
を内蔵し、また、冷凍機36及び送風ファン37…の動
作を制御する。そして、冷却室33の内部には本発明に
係る温度検出器1を配するとともに、この温度検出器1
は接続コード13を介してコントローラ38に接続す
る。
【0016】一方、食材Fは図4に示すように、真空パ
ック21に詰められ、この状態でブラストフリーザ30
に収容される。よって、温度検出の際には真空パック2
1の表面に空気漏洩防止シール22を貼り、その上から
温度検出器1の検針部2を食材Fの内部に差し込み、感
熱部Sを食材Fの内部中心付近に位置させる。これによ
り、食材Fの内部温度は検針部2に内蔵した温度センサ
3により検出され、食材Fが最適な冷凍温度、例えば、
−20℃程度になるように、ブラストフリーザ30の温
度制御が行われる。なお、空気漏洩防止シール22によ
り、検針部2を差込んだ際も、抜いた後も真空パック2
1の空気漏洩は防止される。
【0017】他方、食材Fの冷凍処理が終了し、温度検
出器1における検針部2を食材Fから抜き取る際には、
加熱用ヒータ4に通電して検針部2を加熱する。この結
果、検針部2の周囲における食材Fが部分的に解凍さ
れ、検針部2は容易、確実かつ速やかに抜き取ることが
できる。
【0018】なお、加熱用ヒータ4による加熱温度は温
度センサ3により検出できるため、温度制御部5は温度
センサ3の検出により加熱温度のフィードバック制御を
行う。この場合、温度設定部15により食材Fの品質等
に影響しない最適な温度設定(例えば、0℃程度)がな
され、制御回路部14は加熱温度が設定した温度となる
ように制御する。
【0019】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、加熱用ヒータによる加熱温度を検出するセンサ
として食材の内部温度を検出する温度センサを兼用した
が、加熱温度検出用センサを別途設けてもよい。また、
接続コードの中間部に着脱式のコネクタを設け、コネク
タを脱着して温度検出器を分離できるようにしてもよ
い。さらにまた、検針部2を抵抗体素材で形成し、電流
を流すことにより直接ヒータとして利用してもよい。そ
の他、細部の構成、形状、素材、数値等において、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。
【0020】
【発明の効果】このように、本発明に係る食材用温度検
出器は食材に差し込む内部中空の検針部を備え、検針部
の内部先端部側に食材の内部温度を検出する温度センサ
を配設するとともに、内部中間部に加熱用ヒータを配設
してなるため、冷凍状態の食材であっても、差し込んだ
検針部を容易、確実かつ速やかに抜き取ることができ、
検針部の折損や食材を傷つける弊害、さらには調理に対
する支障や食材用温度検出器を他の食材に使用できなく
なる不具合を解消できる。
【0021】また、加熱用ヒータによる加熱温度を、温
度センサの検出に基づいて制御する温度制御部を設けた
ため、最適な加熱温度の設定により、食材の品質等に対
して悪影響を防止できるとともに、温度センサは食材の
内部温度を検出する温度センサが兼用できるため、コス
ト低減に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る食材用温度検出器の要部を示す断
面図(図3円A部)、
【図2】図1中B−B線断面図、
【図3】同温度検出器の外観図、
【図4】同温度検出器を差し込んだ状態を示す食材の断
面図、
【図5】同温度検出器を備えるブラストフリーザの原理
的構成図、
【符号の説明】
1 食材用温度検出器 2 検針部 3 温度センサ 4 加熱用ヒータ 5 温度制御部 F 食材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食材に差し込むことにより、食材の内部
    温度を検出する食材用温度検出器において、食材に差し
    込む内部中空の検針部を備え、検針部の内部先端部側に
    食材の内部温度を検出する温度センサを配設するととも
    に、内部中間部に加熱用ヒータを配設してなることを特
    徴とする食材用温度検出器。
  2. 【請求項2】 加熱用ヒータによる加熱温度を制御する
    温度制御部を備えることを特徴とする請求項1記載の食
    材用温度検出器。
  3. 【請求項3】 温度制御部は前記温度センサにより加熱
    温度を検出してフィードバック制御することを特徴とす
    る請求項2記載の食材用温度検出器。
JP16232692A 1992-05-27 1992-05-27 食材用温度検出器 Pending JPH05332843A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16232692A JPH05332843A (ja) 1992-05-27 1992-05-27 食材用温度検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16232692A JPH05332843A (ja) 1992-05-27 1992-05-27 食材用温度検出器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05332843A true JPH05332843A (ja) 1993-12-17

Family

ID=15752415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16232692A Pending JPH05332843A (ja) 1992-05-27 1992-05-27 食材用温度検出器

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JP (1) JPH05332843A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015232428A (ja) * 2014-06-10 2015-12-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 急速冷却庫

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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