JPH05332523A - 蓄熱脱臭装置 - Google Patents

蓄熱脱臭装置

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JPH05332523A
JPH05332523A JP14113792A JP14113792A JPH05332523A JP H05332523 A JPH05332523 A JP H05332523A JP 14113792 A JP14113792 A JP 14113792A JP 14113792 A JP14113792 A JP 14113792A JP H05332523 A JPH05332523 A JP H05332523A
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JP
Japan
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heat storage
storage chamber
heat
chamber
gas
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Pending
Application number
JP14113792A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Ipposhi
功 一法師
Hideo Goshima
秀雄 五嶋
Hiroki Fujihira
弘樹 藤平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takuma Co Ltd
Original Assignee
Takuma Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 上下に口1a,1bを備えるとともに、それ
ら上下の口1a,1b間で流動するガスとのあいだで熱
の授受を行う蓄熱材1cを収容した蓄熱室1の複数を並
置し、それら蓄熱室1の上部の口1a同士を相互に連通
し、一方のグループに所属する第1蓄熱室1Aの下部の
口1bを脱臭対象ガスGの供給路3に連通接続するとと
もに、他方のグループに所属する第2蓄熱室1Bの下部
の口1bを排気路4に連通接続する第1処理状態と、前
記第2蓄熱室1Bの下部の口1bを脱臭対象ガスGの供
給路3に連通接続するとともに、前記第1蓄熱室1Aの
下部の口1bを排気路4に連通接続する第2処理状態と
に切替えるための処理状態切替え手段を設け、前記第1
蓄熱室1Aの上部の口1aと第2蓄熱室1Bの上部の口
1aとの間で流動する脱臭対象ガスG中の臭気成分を高
温酸化する酸化手段を設け、前記酸化手段を構成する
に、前記蓄熱室1内の上部部分それぞれを燃焼室1とす
るバーナBを設ける。 【効果】 脱臭対象ガスの全部を十分に加熱して、効率
の良い脱臭処理を行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、臭気成分を含有する脱
臭対象ガスを高温酸化処理するための装置で、詳しく
は、上下に口を備えるとともに、それら上下の口間で流
動するガスとのあいだで熱の授受を行う蓄熱材を収容し
た蓄熱室の複数を並置し、それら蓄熱室の上部の口同士
を相互に連通し、前記蓄熱室を2つにグループ分けし、
一方のグループに所属する第1蓄熱室の下部の口を脱臭
対象ガスの供給路に連通接続するとともに、他方のグル
ープに所属する第2蓄熱室の下部の口を排気路に連通接
続する第1処理状態と、前記第2蓄熱室の下部の口を脱
臭対象ガスの供給路に連通接続するとともに、前記第1
蓄熱室の下部の口を排気路に連通接続する第2処理状態
とに切替えるための処理状態切替え手段を設け、前記第
1蓄熱室の上部の口と第2蓄熱室の上部の口との間で流
動する脱臭対象ガス中の臭気成分を高温酸化する酸化手
段を設けてある蓄熱脱臭装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の蓄熱脱臭装置では、第1処理状
態において高温酸化処理されたガスの保有熱を第2蓄熱
室で回収蓄熱して次の第2処理状態での第2蓄熱室での
脱臭対象ガスの余熱に利用でき、反対に、第2処理状態
において高温酸化処理されたガスの保有熱を第1蓄熱室
で回収蓄熱して次の第1処理状態での脱臭対象ガスの余
熱に利用でき、高温加熱に要する熱エネルギーを少なく
できる。そのような蓄熱脱臭装置として、従来では、図
5に示すように、蓄熱室1の上部の口1a同士を連通接
続する連絡路Cを燃焼室1とするバーナBを設けて前記
の酸化手段を構成したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によるときは、次のような欠点があった。つまり、こ
の種の蓄熱脱臭装置では、第1処理状態では、第1蓄熱
室1Aのうち第2蓄熱室1Bに近い箇所を通過してきた
脱臭対象ガスGが、その第1蓄熱室1Aの上部の口1a
から連絡路Cに出た途端に第2蓄熱室1Bに上部の口1
aから流れ込む現象が発生し、他方、第2処理状態でも
同様に、第2蓄熱室1Bのうち第1蓄熱室1Aに近い箇
所を通過してきた脱臭対象ガスGが、その第2蓄熱室1
Bの上部の口1aから連絡路Cに出た途端に第1蓄熱室
1Aに上部の口1aから流れ込む現象が発生する。そし
て、従来では、連絡路Cにおいて脱臭対象ガスGを加熱
していたから、上記のように流動するガスを時間的に十
分に加熱することができないショートパス現象が発生す
る。その結果、高温酸化(分解)が十分に行われずにガ
スが排出され、脱臭効率が悪いものであった。本発明の
目的は、上記欠点を解消する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の蓄熱脱臭装置の
特徴は、前記蓄熱室内の上部部分それぞれを燃焼室とす
るバーナを設けてある点にある。そして、1つの容器内
のうち下半分を仕切り材で複数に仕切ることにより、前
記蓄熱室を容器内の上端部で相互に連通する状態に形成
することが好ましい。
【0005】
【作用】第1処理状態では、脱臭対象ガスの一部が、第
1蓄熱室を通過してそれの上部の口から出た途端に第2
蓄熱室にそれの上部の口から流れ込む現象が発生し、ま
た、第2処理状態でも、脱臭対象ガスの一部が、第2蓄
熱室を通過してそれの上部の口から出た途端に第1蓄熱
室にそれの上部の口から流れ込む現象が発生するが、本
発明では、蓄熱室の上部部分を燃焼室としてバーナで加
熱するようにしてあるから、そのように短時間で第1蓄
熱室から第2蓄熱室に流動するガス及び第2蓄熱室から
第1蓄熱室に流動するガスをも十分に加熱して上部の口
から排出することができる。特に、容器内を仕切って複
数の蓄熱室を形成する場合には、構成が簡単である。
【0006】
【発明の効果】従って、本発明によれば、脱臭対象ガス
の全部を十分に加熱して、効率の良い脱臭処理を行える
ようになった。特に請求項2記載のようにすれば、構造
簡単で実施し易い。
【0007】
【実施例】蓄熱脱臭装置は、図1、図2に示すように、
3つの蓄熱室1と処理状態切替え手段と酸化手段とを備
えている。前記蓄熱室1は、上下に口1a,1bを備え
るとともに、それら口1a,1b間で流動するガスとの
あいだで熱の授受を行なう蓄熱材1cを収容している。
そして、1つの円筒形の容器2内のうち下半部を仕切り
材Kで周方向に3つに仕切ることにより、その容器2内
の上端部を連絡路Cとして相互に連通する状態に形成さ
れており、2つにグループ分けされている。前記処理状
態切替え手段は、図1の(イ)に示すように、蓄熱室1
のうち一方のグループに所属する第1蓄熱室1Aの下部
の口1bを脱臭対象ガスGの供給路3に連通接続すると
ともに、他方のグループに所属する第2蓄熱室1Bの下
部の口1bを排気路4に連通接続する第1処理状態と、
図1の(ロ)に示すように、前記第2蓄熱室1Bの下部
の口1bを前記供給路3に連通接続するとともに、前記
第1蓄熱室1Aの下部の口1bを排気路4に連通接続す
る第2処理状態とに処理を切り替えるための手段であ
る。具体的には、供給路3に第1蓄熱室1Aの下部の口
1bを接続させる第1入口路5aと、供給路3に第2蓄
熱室1Bの下部の口1bを接続させる第2入口路5b
と、排気路4に第1蓄熱室1Aの下部の口1bを接続さ
せる第1出口路6aと、排気路4に第2蓄熱室1Bの下
部の口1bを接続させる第2出口路6bと、第1入口路
5aを開閉する第1入口ダンパ7aと、第2入口路5b
を開閉する第2入口ダンパ7bと、第1出口路6aを開
閉する第1出口ダンパ8aと、第2出口路6bを開閉す
る第2出口ダンパ8bとを設けて構成されている。つま
り、第1入口ダンパ7a及び第2出口ダンパ8bを開放
するとともに、第2入口ダンパ7b及び第1出口ダンパ
8aを閉塞することにより、第1処理状態を現出し、他
方、第2入口ダンパ7b及び第1出口ダンパ8aを開放
するとともに、第1入口ダンパ7a及び第2出口ダンパ
8bを閉塞することにより、第2処理状態を現出するよ
うに構成されている。前記酸化手段は、第1蓄熱室1A
の上部の口1aと第2蓄熱室1Bの上部の口1aとの間
で流動する脱臭対象ガスGの臭気成分を高温酸化分解す
る手段であって、具体的には、前記蓄熱室1それぞれの
上部部分を燃焼室1とするバーナBを設けて構成されて
いる。なお、前記容器2及び仕切り材Kは耐熱断熱材か
ら構成されている。上記の構成によれば、第1処理状態
と第2処理状態とに交互に切り替える状態で運転するの
であって、第1処理状態では、脱臭対象ガスGが第1蓄
熱室1Aを下部の口1bから上部の口1aに向かう方向
で通過するときに、その第1蓄熱室1A内の蓄熱材1c
の保有熱により脱臭対象ガスGを予熱し、その後の第2
蓄熱室1Bの上部の口1aに向かうときに、脱臭対象ガ
スGをバーナBにより加熱してその脱臭対象ガスGの臭
気成分を加熱酸化分解し、その後に処理済ガスgが第2
蓄熱室1B内を下部の口1bに向かって通過するとき
に、その処理済ガスgによりその第2蓄熱室1Bの蓄熱
材1cを加熱する。他方、第2処理状態でも、脱臭対象
ガスGが第2蓄熱室1Bを下部の口1bから上部の口1
aに向かう方向で通過するときに、その第2蓄熱室1B
内の蓄熱材1cの保有熱により脱臭対象ガスGを予熱
し、その後の第1蓄熱室1Aの上部の口1aに向かうと
きに、脱臭対象ガスGをバーナBにより加熱してその脱
臭対象ガスGの臭気成分を加熱酸化分解し、その後に処
理済ガスgが第1蓄熱室1A内を下部の口1bに向かっ
て通過するときに、その処理済ガスgによりその第1蓄
熱室1Aの蓄熱材1cを加熱する。
【0008】〔別実施例〕上記実施例では、3つの蓄熱
室1を有するものを示したが、本発明は、図3、図4に
示すように、2つの蓄熱室1を有するものや、4つ(4
つ以上)の蓄熱室1を有するものにも適用できる。上記
実施例では、1つの容器2と仕切り材Kとから複数の蓄
熱室1を形成したが、各蓄熱室1は各別の容器から構成
してもよい。上記実施例において、連絡路Cにも補助的
にバーナを設けたり、或いは、下部の口1bに補助的に
バーナを設ける。このバーナは複数であることが好まし
く、複数の場合は列状や碁盤目状などに分散配置した
り、周方向に分散配置することが好ましい。上記実施例
では、1つの蓄熱室1に対して1つのバーナBを設けて
実施したが、1つの蓄熱室1に複数のバーナBを設けて
実施しても良い。この場合、蓄熱室1内を可及的均等に
加熱する上でバーナBを周方向に分散配置することが好
ましい。
【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】概略構成図
【図2】切り欠き斜視図
【図3】別の実施例を示す蓄熱室の配置図
【図4】別の実施例を示す蓄熱室の配置図
【図5】従来例を示す概略構成図
【符号の説明】
1a 上部の口 1b 下部の口 1c 蓄熱材 1 蓄熱室 1A 第1蓄熱室 1B 第2蓄熱室 G 脱臭対象ガス 3 供給路 4 排気路 B バーナ K 仕切り材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に口(1a,1b)を備えるととも
    に、それら上下の口(1a,1b)間で流動するガスと
    のあいだで熱の授受を行う蓄熱材(1c)を収容した蓄
    熱室(1)の複数を並置し、それら蓄熱室(1)の上部
    の口(1a)同士を相互に連通し、前記蓄熱室(1)を
    2つにグループ分けし、一方のグループに所属する第1
    蓄熱室(1A)の下部の口(1b)を脱臭対象ガス
    (G)の供給路(3)に連通接続するとともに、他方の
    グループに所属する第2蓄熱室(1B)の下部の口(1
    b)を排気路(4)に連通接続する第1処理状態と、前
    記第2蓄熱室(1B)の下部の口(1b)を脱臭対象ガ
    ス(G)の供給路(3)に連通接続するとともに、前記
    第1蓄熱室(1A)の下部の口(1b)を排気路(4)
    に連通接続する第2処理状態とに切替えるための処理状
    態切替え手段を設け、前記第1蓄熱室(1A)の上部の
    口(1a)と第2蓄熱室(1B)の上部の口(1a)と
    の間で流動する脱臭対象ガス(G)中の臭気成分を高温
    酸化する酸化手段を設けてある蓄熱脱臭装置であって、
    前記酸化手段を構成するに、前記蓄熱室(1)内の上部
    部分それぞれを燃焼室(1)とするバーナ(B)を設け
    てある蓄熱脱臭装置。
  2. 【請求項2】 1つの容器(2)内のうち下半分を仕切
    り材(K)で複数に仕切ることにより、前記蓄熱室
    (1)を容器(2)内の上端部を連絡路(C)として相
    互に連通する状態に形成してある請求項1記載の蓄熱脱
    臭装置。
JP14113792A 1992-06-02 1992-06-02 蓄熱脱臭装置 Pending JPH05332523A (ja)

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JP14113792A JPH05332523A (ja) 1992-06-02 1992-06-02 蓄熱脱臭装置

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JP (1) JPH05332523A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6464491B2 (en) * 1999-12-06 2002-10-15 Adair Rasmussen Gas flare
WO2002097328A1 (en) * 2001-05-30 2002-12-05 Key Engineering Co., Ltd. Regenerative thermal waste incineration system
JP2006300399A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Kondo Unyu-Kiko Co Ltd 回転式蓄熱燃焼型脱臭装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002097328A1 (en) * 2001-05-30 2002-12-05 Key Engineering Co., Ltd. Regenerative thermal waste incineration system
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