JPH0533222A - 解纎機 - Google Patents

解纎機

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Publication number
JPH0533222A
JPH0533222A JP21022691A JP21022691A JPH0533222A JP H0533222 A JPH0533222 A JP H0533222A JP 21022691 A JP21022691 A JP 21022691A JP 21022691 A JP21022691 A JP 21022691A JP H0533222 A JPH0533222 A JP H0533222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotors
pins
glass fiber
rotor
fibers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21022691A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobumasa Uemori
順正 上森
Shunji Takada
俊二 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Cement Corp
Onoda Engineering Co Ltd
Original Assignee
Onoda Cement Co Ltd
Onoda Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Onoda Cement Co Ltd, Onoda Engineering Co Ltd filed Critical Onoda Cement Co Ltd
Priority to JP21022691A priority Critical patent/JPH0533222A/ja
Publication of JPH0533222A publication Critical patent/JPH0533222A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 セメント、石膏、建材等に混入するガラスフ
ァイバ、鉱物ファイバ等は絡み合っており、混入に際し
て解纎を要する。このため充分に解纎し得る解纎機の提
供。 【構成】 平行な2本のロータにそれぞれ放射方向に多
数のピンを植設し、該両ロータのピンをそれぞれ回転方
向において齟齬させ、上記両ロータを互いに反対方向
に、かつそれぞれ周速度を異ならしめて回転させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はセメント、石膏、建材
等に混入するガラスファイバ、鉱物ファイバ等の解纎に
用いる解纎機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のガラスファイバ又は鉱物ファイバ
等は一般に複雑に絡み合っており、そのままではセメン
ト等に混入する場合分散が不良となる。このため、使用
に際してその絡み合いを解き、解纎する必要を生じる。
そしてこのような解纎に用いる従来の装置としては、公
知のため図示は省略するが、まずロータリーフィーダ形
式のものが挙げられる。この装置は通常粉粒体等をホッ
パ等から目的の装置に供給するためのものであり、例え
ばホッパ等の下部に、放射方向に多数の羽根部材を設け
たロータが回転させられており、上記ホッパ中に収容さ
れている粉粒体等を、その羽根部材相互の間に収容し、
これを回転しながら他の装置に供給するものである。こ
の場合上記ホッパ中に、上記粉粒体等に替えてガラス繊
維等を収容し、前記ロータを回転すると、前記羽根部材
は回転しながら同繊維を解纎し、かつ解纎したガラス繊
維等を羽根部材相互の間に収容し、前記ホッパの外部へ
放出するのである。
【0003】又他の装置としては解纎するガラス繊維等
をスクリーン上におき、そのスクリーンの下方から空気
流を供給し、この空気流により同ガラス繊維の絡みをほ
ぐし、解纎するものが用いられている。又他の装置とし
ては、上記ガラス繊維等を、振動装置に連結した板上に
のせ、この板を振動させ、この振動により、解纎するも
のも用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の各種
解纎機はその解纎がいずれも不完全であり、充分に解纎
することができないのである。この発明はこのような問
題を解決するためになされたもので、その目的はガラス
ファイバ又は鉱物ファイバ等を、前記 従来の各装置よ
りもよく、充分に解纎することのできる解纎機を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するこ
の発明について述べるとそれは、外周面に、かつ放射方
向に多数のピンを植設した2本のロータを、平行に軸支
させ、該両ロータの前記ピンをそれぞれ回転方向におい
て互いに齟齬せしめ、上記両ロータに、該両ロータを互
いに反対方向に回転させ、かつ両ロータの各周速度を異
ならしめることのできる駆動装置を設けたことを特徴と
する解纎機である。
【0006】
【作用】この装置に一例としてガラス繊維が供給される
と、2本のロータはそれぞれ互いに内側に、かつ互いに
周速度を異ならしめて回転させられる。供給されたガラ
ス繊維は両方のロータのそれぞれのピンの間に落下させ
られ、そこに保持されて互いに近づく方向に回転させら
れる。そしてやがてその状態でそれぞれ他方のロータの
ピンに接することになる。この場合両ロータのそれぞれ
のピンは回転方向において互いに齟齬させられているた
め、前記ガラス繊維は常に一方のロータの少なくとも二
本のピンにより支持されて回転させられ、その両ピンの
間を他方のロータのピンが通過することになる。この場
合前記ガラス繊維は図3に示すように、対応する、反対
方向に移動するピンにより、長さ方向に引き伸ばされ
る。このためガラス繊維内の個々の繊維は互いに強制的
に分離させられ、確実にかつ充分に解纎させられる。そ
して、この場合前記両ロータを比較的緩やかに回転させ
ることにより、前記ガラス繊維等は破損させることなく
充分に解纎させられる。
【0007】
【実施例】図1及び図2において1、1は2本ロータで
あり、フレーム2にそれぞれ互いに平行に、かつ回転自
在に軸支3されている。4は該ロータ1、1にそれぞれ
放射方向に植設された多数のピンであり、このピン4は
図2に示すようにそれぞれ回転方向において互いに齟齬
するように設けられている。5、5は前記ロータ1、1
にそれぞれ設けられた駆動装置であり、それぞれモータ
及び減速装置を有し、かつそれぞれ出力軸の回転数が可
変となるように形成されている。そして図示の装置にお
いては、前記両ロータ1、1の直径はそれぞれ等しく形
成され、前記駆動装置5、5によりその回転速度が異な
るように形成されたが、この外、図示は省略するが各ロ
ータ1はそれぞれ異なる直径に形成され、それぞれ同一
角速度で回転させられてもよい。即ち両ロータ1、1の
各周速度を異ならしめることができるならば、そのよう
な形式でも差支えなく、この発明においては上記のよう
な両方の場合を含むものである。
【0008】そして上記ロータ1、1の回転数について
述べると、一方のロータ1は一例として20〜100
r.p.mとされ、他方のロータ1は一例として4〜2
0r.p.mとされた。即ち5〜6:1程度の回転比に
形成された。これは、この程度の回転比が解纎の実験に
おいて最も良好な結果が得られたことによるものであ
る。次に前記ピン4について述べると、同ピン4は一例
としてステンレスにより形成されたが、同ピン4はこの
外鉄、鋼、アルミニウム、銅、黄銅合金、合成樹脂、ゴ
ム、金属の芯を有する合成樹脂、金属の芯を有するゴ
ム、等により形成されてもよい。そして同ピン4は好ま
しい実施例としてステンレスにより、ピン4相互の、軸
心間の間隔が15ミリメートル、直径が3ミリメート
ル、長さが50ミリメートルに形成され、ロータ1、1
の各外周をそれぞれ16等分して植設された。なおこの
場合、前記ロータ1、1の直径は一例として200ミリ
メートルに形成された。
【0009】図1において6は原料の投入口を示す。次
にこの装置の実験に用いられた繊維の一例としてのガラ
ス繊維について述べると、それは日本電気硝子株式会社
製の、型式3S−453、嵩比重0.520、直径13
ミクロン、長さ3ミリメートルのものが用いられた。こ
の実施例の作用について述べると、図1においてガラス
繊維は投入口6から矢印A7に示すように供給され、ロ
ータ1、1の各ピン4間に落ち、ピン4間に収容され
る。そして各ロータ1、1は互いに内向きにかつ異なっ
た速度で回転させられている。この状態はほぼ櫛歯状の
ピンの部分に収容された状態であり、やがてこのグラス
ファイバに他のロータ1の櫛歯状のピン4が互いの櫛歯
状のピン4間を互いに通り抜けるように回転する。この
ため図3に示すように両ロータ1、1のピン4、4間に
挟まれたガラス繊維の層8はその長さ方向に矢印A8に
示すような引っ張りの力を受け、ガラス繊維の層8を形
成する個々の繊維は互いに引き離され、強制的に、従っ
て確実にかつ充分に解纎させられる。そしてこの解纎の
場合についてみると前記ピン4、4の間隔とガラス繊維
の長さの間に、次のような関係が見られた。
【0010】それは 図4において、前記ガラス繊維7
の長さlは3ミリメートルであり、一方のロータ1のピ
ン4、4の相互の間隔Wは12ミリメートル、ピン4の
直径は3ミリメートルである。そして一方のロータ1の
ピン4と他方のロータ1のピン4との間隔Lは4.5ミ
リメートルである。そして解纎の実験によればこのよう
な各諸元の場合ガラス繊維は充分に解纎された。なお多
数回の実験の結果判明した処によれば回転方向において
対応する一対のピン4、4の間隔(正味間隔)Lはガラ
ス繊維7の長さlのほぼ2倍以下でかつほぼ1倍以上で
ある場合に解纎が良好であった。即ち充分な解纎が行わ
れた。このため、解纎するガラス繊維の長さに従って
(ガラス繊維の長さは各種あるが、一つの種類において
はすべて等しい長さを有している)、その長さのガラス
繊維毎に、前記間隔Lを、1.5lとなるようにした。
又図示は省略するが前記フレーム2はロータ1、1の軸
間隔を変更自在に形成された。
【0011】
【発明の効果】この発明は前記のように構成され、2本
のロータの各ピンは回転方向において齟齬させられ、か
つ両ロータはそれぞれ異なった周速度で反対方向に回転
させることによりガラスフアイバ、鉱物フアイバ等の絡
みを強制的に解くことができ、従って充分に解纎するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示し、解纎機の部分の断面
図である。
【図2】この発明の実施例を示し、解纎機の断面図であ
る。
【図3】この発明の解纎機の作用を説明する図である。
【図4】この発明の解纎機の構造と原料との関係の好ま
しい一例を説明する図である。
【符号の説明】
1、1 ロータ 2 フレーム 3 軸支部 4 ピン 5 駆動装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 外周面に、かつ放射方向に多数のピンを
    植設した2本のロータを、平行に軸支させ、該両ロータ
    の前記ピンをそれぞれ回転方向において互いに齟齬せし
    め、上記両ロータに、該両ロータを互いに反対方向に回
    転させ、かつ両ロータの各周速度を異ならしめることの
    できる駆動装置を設けたことを特徴とする解纎機。
JP21022691A 1991-07-27 1991-07-27 解纎機 Pending JPH0533222A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21022691A JPH0533222A (ja) 1991-07-27 1991-07-27 解纎機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21022691A JPH0533222A (ja) 1991-07-27 1991-07-27 解纎機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0533222A true JPH0533222A (ja) 1993-02-09

Family

ID=16585879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21022691A Pending JPH0533222A (ja) 1991-07-27 1991-07-27 解纎機

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JP (1) JPH0533222A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103433992A (zh) * 2013-07-31 2013-12-11 鹤山市怡欣纤维制品有限公司 一种无醛植物纤维垫及其制造工艺
JP2017197769A (ja) * 2017-06-26 2017-11-02 株式会社 エスジー スラリ状塗材の製造方法及び被補強構造物の補強方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103433992A (zh) * 2013-07-31 2013-12-11 鹤山市怡欣纤维制品有限公司 一种无醛植物纤维垫及其制造工艺
CN103433992B (zh) * 2013-07-31 2015-07-15 鹤山市怡欣纤维制品有限公司 一种无醛植物纤维垫及其制造工艺
JP2017197769A (ja) * 2017-06-26 2017-11-02 株式会社 エスジー スラリ状塗材の製造方法及び被補強構造物の補強方法

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