JPH1190256A - 電磁式ボールミル装置 - Google Patents

電磁式ボールミル装置

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JPH1190256A
JPH1190256A JP27340797A JP27340797A JPH1190256A JP H1190256 A JPH1190256 A JP H1190256A JP 27340797 A JP27340797 A JP 27340797A JP 27340797 A JP27340797 A JP 27340797A JP H1190256 A JPH1190256 A JP H1190256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mill
crushed
mill pot
ball
yoke
Prior art date
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Pending
Application number
JP27340797A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Ishida
雄二 石田
Ryuichiro Tominaga
竜一郎 富永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
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Publication of JPH1190256A publication Critical patent/JPH1190256A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粉砕ボールを載置したミルポットの公転半径、
自転半径を大きくしたり、モータの出力を大きくするこ
となく、装置の小型化、簡単化が図れ、機械的ロスのな
い電磁式ボールミル装置を提供する。 【解決手段】内部に粉砕媒体である粉砕ボール6と被砕
物7を装入した円筒状のミルポット5と、このミルポッ
ト5を回転させる回転駆動手段と、を備え、この回転駆
動手段により粉砕ボール6に機械エネルギを与えて被砕
物7を粉砕するようにしたボールミル装置において、回
転駆動手段は、ミルポット5の外周に空隙を介して同心
円状に配置されるとともに、この空隙に向かって開口し
た複数のスロット3を有する磁界を発生する継鉄2と、
継鉄2のスロット3内に巻回された界磁巻線4とより構
成されるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被砕物である鉱物
等の粉砕、または金属材料、セラミック材料のメカニカ
ルアロイング時に、粉砕用のボールを用いて被砕物を粉
砕する電磁式ボールミル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉱物、金属等の被砕物を粉砕する
ために、粉砕用のボールを用い、ミルポット内部に収納
した被砕物をモータと減速機を組み合わせた駆動装置に
より遠心加速度を与えて粉砕する遊星ボールミル装置が
提案されている(例えば、特開平7ー100402号公
報)。遊星ボールミル装置は図2、図3に示すようにな
っている。図において、10は遊星ボールミル装置、1
1はモータ、12は主軸、13は太陽ギヤ、16、19
は遊星ギヤ、14、17はミルポット、15、18は粉
砕ボールであり、各ミルポット14、17内には粉砕ボ
ール15、18と一緒に鉱物等の被砕物7が載置されて
いる。このような構成において、モータ11の回転は主
軸12を介して太陽ギヤ13に伝達され、さらに太陽ギ
ヤ13の両側に設けた遊星ギヤ16、19に伝達される
ため、遊星ギヤ16、19は太陽ギヤ13のまわりを公
転しながら自転をする。遊星ギヤ16、19に固定され
ているミルポット14、17も、遊星ギヤ16、19と
同様の動きをする。その結果、ミルポット14、17が
公転、自転することにより、ミルポット14、17内の
粉砕ボール15、18は、多様に動き、被砕物7と衝突
を繰り返し、粉砕が促進される。このような構成を有す
る装置の遠心加速度は通常、10G〜150G程度の値
を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術で
は、モータと太陽ギヤ、遊星ギヤからなる回転駆動装置
を用いてミルポットを公転しつつ自転させながら、機械
的力により粉砕ボールが多様に動くため、粉砕ボールが
鉱物等に与える加速度を大きくするためには、ミルポッ
トの公転半径、自転半径を大きくするか、モータの出力
を大きくする必要があり、その結果装置全体が大きくな
るという問題があった。また、ミルポット自体が公転自
転するため、ミルポット内の雰囲気および温度を制御す
る場合、装置全体が複雑な構造になるという問題があっ
た。さらに、モータの回転力を太陽ギヤを介してミルポ
ットを有する遊星ギヤに間接的に伝達しているため、機
械的ロスが大きく、粉砕に必要な機械エネルギする得る
のに必要以上のモータの回転力を出力せねばならないと
いう問題もあった。そこで、本発明は粉砕ボールが鉱物
等の被砕物に与える加速度を大きくするために、ミルポ
ットと回転駆動装置を一体化することで、粉砕ボールを
載置したミルポットの公転半径、自転半径を大きくした
り、モータの出力を大きくすることなく、装置の小型
化、簡単化が図れるようにした、機械的ロスのない電磁
式ボールミル装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の電磁式ボールミル装置は、内部に粉砕媒体
である粉砕ボールと被砕物を装入した円筒状のミルポッ
トと、このミルポットを回転させる回転駆動手段と、を
備え、この回転駆動手段により前記粉砕ボールに機械エ
ネルギを与えて前記被砕物を粉砕するようにしたボール
ミル装置において、前記回転駆動手段が、前記ミルポッ
トの外周に空隙を介して同心円状に配置されるととも
に、この空隙に向かって開口した複数のスロットを有す
る磁界を発生する継鉄と、前記継鉄のスロット内に巻回
された界磁巻線とより構成されることを特徴とするもの
である。上記手段により、粉砕ボールが鉱物等に与える
加速度を大きくするためにミルポットと回転駆動手段を
一体化することで、粉砕ボールは電磁的作用の力により
多様に動くので、装置が小型でも大きな加速度を与える
ことができ、粉砕を促進できる。また、ミルポット自体
が公転自転をしないので簡単に雰囲気および温度制御装
置を取り付けることができ、メカニカルアロイング等に
おいては特性の良い金属材料を作製することが可能にな
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。図1は、本発明の実施例を示す電磁式ミ
ル装置を上部から見た平面図である。図において、1は
電磁式ボールミル装置、2は継鉄、3はスロット、4は
界磁巻線、5はミルポット、6は粉砕ボール、7は被砕
物である。電磁式ボールミル装置1は、粉砕媒体である
粉砕ボール6と被砕物7を内部に装入した円筒状のミル
ポット5と、ミルポット5の外周に空隙を介して同心円
状に配置されるとともに、前記空隙に向かって開口した
複数のスロット3を有する磁界を発生する継鉄2と、継
鉄2のスロット3内に巻回された界磁巻線4とより構成
されたものである。次に動作について説明する。ミルポ
ット5に対向して継鉄2に設けた6個のスロット3内に
おいて、三相の界磁巻線4のうち、3個の同じ界磁巻線
UU’、VV’、WW’を空間で2π/3の間隔におい
て配置しており、界磁巻線4のそれぞれに角速度ω=2
πfで回転する回転磁界を発生するように周波数f三相
電流を流す。この回転磁界の磁気作用に誘発されたミル
ポット5内の磁性体でできた粉砕ボール6は、ミルポッ
ト5内を多様に動く。その結果、粉砕ボール同志の衝突
により、その間に挟まれた鉱物等は粉砕される。また、
メカニカルアロイングにおいても、粉砕ボール同志の衝
突により金属原料が、衝撃、せん断、摩擦、圧縮等の多
様な力を受け合金化される。このとき、粉砕ボールの衝
撃エネルギは、磁界とともに増加するので、磁界を無限
に大きくすることができれば、粉砕ボールの衝撃力も無
限に大きくなり装置を大型化することなく粉砕を促進す
る。また、ミルポットは固定されているため、ミルポッ
ト内の温度雰囲気を制御する装置を簡単に装着すること
ができる。次に、上記の電磁式ボールミル装置を実際に
試作してみた。界磁捲線に与える3相交流周波数をf、
極数をP、回転数をN、角速度をω、ミルポット内径を
r、遠心加速度をαとし、f=30Hz,P=3、r=
0.2m の場合、試算から遠心加速度は α=r×
(4πf/P)2 の式で、320Gとなり、従来の装
置に比べ約2倍の遠心加速度が得られる。実際に試験し
てみたところ、粉砕ボールにより被砕物である鉱物が満
遍なく粉砕されていることを確認した。
【0006】
【発明の効果】以上述べたように、粉砕ボールが鉱物等
に与える加速度を大きくするために、ミルポットと回転
駆動手段を一体化するようにしたので、電磁的作用の力
により、ミルポット内の粉砕ボールが多様に動き、ま
た、粉砕ボールを載置したミルポットの公転半径、自転
半径を大きくしたり、モータの出力を大きくすることな
く、装置の小型化、簡単化を図れることができる。さら
に、機械的ロスのない電磁式ミル装置を得る効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す電磁式ボールミル装置
を上部から見た平面図である。
【図2】 従来例を示す遊星ボールミル装置の平面図で
ある。
【図3】 従来例を示す遊星ボールミル装置の側面図で
ある。
【符号の説明】
1 電磁式ボールミル装置 2 継鉄 3 スロット 4 界磁巻線 5 ミルポット 6 粉砕ボール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に粉砕媒体である粉砕ボールと被砕
    物を装入した円筒状のミルポットと、このミルポットを
    回転させる回転駆動手段と、を備え、この回転駆動手段
    により前記粉砕ボールに機械エネルギを与えて前記被砕
    物を粉砕するようにしたボールミル装置において、 前記回転駆動手段は、前記ミルポットの外周に空隙を介
    して同心円状に配置されるとともに、この空隙に向かっ
    て開口した複数のスロットを有する磁界を発生する継鉄
    と、前記継鉄のスロット内に巻回された界磁巻線とより
    構成されることを特徴とする電磁式ボールミル装置。
JP27340797A 1997-09-19 1997-09-19 電磁式ボールミル装置 Pending JPH1190256A (ja)

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