JPH0533163Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［技術分野］ 本考案は、高周波電磁界を用いて肩凝りなどの
治療を行なう高周波磁気治療器に関する。

［背景技術］ 第２図は従来の高周波磁気治療器の回路構成を
示すブロツク図で、図中、１は高周波電磁界発生
用インダクタンス、２は高周波電磁界制御回路、
３は２次電池、４は２次電池充電制御回路で、そ
れぞれは治療器本体５に配設されている。また、
６は充電用外部電源であり、外部電源６と治療器
本体５は外部端子ａ，ｂを介して接続される。

ところで、高周波磁気治療器は人体に密着させ
て使用することが多いため、また、内部回路をサ
ージから保護する必要があるため、さらに、内部
を防水しなければならないため、外部端子ａ，ｂ
を設けることは好ましいことではなかつた。

［考案の目的］ 本考案は上記の点に鑑みなされたもので、その
目的とするところは、２次電池充電用の外部端子
を必要としない高周波磁気治療器を提供するにあ
る。

［考案の開示］ 本考案は、治療器本体内に内蔵した２次電池に
より高周波電磁界発生用インダクタンスを作用さ
せて成る高周波磁気治療器において、前記インダ
クタンスを前記２次電池充電用のインダクタンス
と兼用したことを特徴とする。

以下、本考案を実施例に基づいて説明する。第
１図は本考案の一実施例を示す回路図で、充電部
１０は、100V商用電源１１と一次側インダクタ
ンス１２とよりなり、本体部２０は高周波電磁界
発生用インダクタンス２１と、高周波電磁界制御
回路２２と、２次電池２３と、２次電池充電制御
回路２４と、充電電流制限用抵抗２５と、整流用
ダイオード２６と、充電電圧検知用抵抗２７，２
８と、基準電圧源２９と、コンパレータ３０と、
リツプル用キヤパシタンス３１とより成り、コン
パレータ３０は２次電池２３の電圧と基準電圧源
２９の電圧を比較する。なお、前記高周波電磁界
発生用インダクタンス２１は、前記一次側インダ
クタンス１２と相互誘導作用により電磁結合され
るときは、二次側インダクタンスとして作用す
る。

次に、２次電池充電時の動作を説明すると、図
中、Ａの電位は充電中は一定であるので、コンパ
レータ３０は充電中か否かを検出し、２次電池充
電制御回路２４は２次電池２３の電圧を検出し、
過充電を防止すると共に、高周波電磁界制御回路
２２にコンパレータ３０の出力を発振イネーブル
信号として送り、非充電時にはインダクタンス２
１は発振用となり、充電時には充電用二次側イン
ダクタンスとして作用する。

［考案の効果］ 本考案は上記のように、治療器本体内に内蔵し
た２次電池により高周波電磁界発生用インダクタ
ンスを作用させて成る高周波磁気治療器におい
て、前記インダクタンスを前記２次電池充電用の
インダクタンスと兼用したことを特徴とするの
で、従来のように充電用の外部端子を必要とせ
ず、しかも、高周波電磁界発生用インダクタンス
を２次電池充電用に兼用しているので、部品の実
装コストも増やさなくてすむ。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す回路図、第２
図は従来例の回路構成を示すブロツク図である。 １０……充電部、１１……商用電源、１２……
一次側インダクタンス、２０……本体部、２１…
…高周波電磁界発生用インダクタンス、２２……
高周波電磁界制御回路、２３……２次電池、２４
……２次電池充電制御回路、２５……充電電流制
限用抵抗、２６……整流ダイオード、２７，２８
……充電電圧検知用抵抗、２９……基準電圧源、
３０……コンパレータ、３１……リツプル用キヤ
パシタンス。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 治療器本体内に内蔵した２次電池により高周波
   電磁界発生用インダクタンスを作用させて成る高
   周波磁気治療器において、前記インダクタンスを
   前記２次電池充電用のインダクタンスと兼用した
   ことを特徴とする高周波磁気治療器。