JPH05331274A - リン含有線状コポリエステル、その製法、及びその難燃性添加剤としての使用 - Google Patents

リン含有線状コポリエステル、その製法、及びその難燃性添加剤としての使用

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JPH05331274A
JPH05331274A JP4337116A JP33711692A JPH05331274A JP H05331274 A JPH05331274 A JP H05331274A JP 4337116 A JP4337116 A JP 4337116A JP 33711692 A JP33711692 A JP 33711692A JP H05331274 A JPH05331274 A JP H05331274A
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formula
copolyester
carbon atoms
linear
acid
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JP4337116A
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Carlo Neri
ネリ カルロ
Gianluigi Landoni
ランドーニ ジアンルイジ
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Enichem Sintesi SpA
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Enichem Sintesi SpA
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/68Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
    • C08G63/692Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen containing phosphorus
    • C08G63/6924Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen containing phosphorus derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/6926Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L101/00Compositions of unspecified macromolecular compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L67/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 芳香族ジカルボン酸と、アルキレングリコー
ルと、及び式: 【化1】 (R1 ;アルキレン又はフェニル基、R2 ;アルキル又
はフェニル基)をもつ単量体単位を生ずるカルボキシホ
スフィン酸又は酸無水物との重縮合により製造される線
状コポリエステル、その製法及びそれを添加された有機
ポリマー。 【効果】 このコポリエステルは有機ポリマーに対する
難燃性添加剤として使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はリン(phosphorous)を基にした構
造をもつ線状ポリエステル、その製法、及びその難燃剤
としての使用に関する。有機ポリマーの分野において、
耐燃性生成物に対する要求が、殊に一定の用途領域例え
ば繊維工業中に存在する。種々の難燃性添加剤、一般に
ハロゲン化した有機化合物又はリンを含む化合物、が使
用され、製品の表面処理により、例えば繊維の仕上げ段
階において適用される。しかし、これらの難燃性添加剤
は、主にそれらを添加される有機ポリマーとのそれらの
不混和性、ポリマーからの添加剤の放出、及び必要な難
燃性特性を与えるのに必要な添加剤の高い量のために、
一般に完全に満足ではない。他の技術によれば、難燃性
特性はポリマー鎖中へのリン含有単量体単位の導入によ
り得られる。例えば、適当な触媒の存在下のテレフタル
酸又はそのメチルジエステルとアルキレングリコール例
えばエチレングリコールと、及びリンを含む少なくとも
1つの単量体単位との重縮合により得られる難燃性線状
ポリエステルは該技術において知られている。例えば、
米国特許3,941,752 号及び第4,033,936 号はジカルボン
酸、アルキレングリコール及びホスフィンカルボキシ
酸、そのエステルの1つ又はその環状酸無水物(2,5
−ジオキソ−1,2−オキサホスホラン)から誘導され
る単量体(後者の量は酸成分の全量に関して3〜20モ
ル%の範囲内にある)の重縮合により得られた難燃性線
状ポリエステルを記載している。しかし、難燃性ポリマ
ーの製造のための反応におけるリンを含むこれらのモノ
マーの使用は、例えばポリマーの製造プラントの改変が
必要なために欠点を生ずる。今回、巨大分子中に高い量
のリンを含む線状コポリエステルを製造でき、既知技術
の欠点をもつことなく、広範囲の有機ポリマーの安定化
における難燃性添加剤として使用できることが認められ
た。
【0002】従って、本発明は、芳香族ジカルボン酸
と、2〜6個の炭素原子をもつアルキレングリコール
と、及びコポリエステルの鎖中に式:
【化4】 (式中、R1 は1〜6個の炭素原子をもつ線状、枝分れ
又は環状アルキレン基、あるいは置換又は不置換フェニ
ル基であり、R2 は1〜6個の炭素原子をもつアルキル
基あるいは置換又は不置換フェニル基である)をもつ単
位を生ずるモノマーとの重縮合の生成物からなる、少な
くとも2.5重量%、好ましくは3〜6%の範囲内の、
リン含量をもつ線状コポリエステル(有機ポリマーに対
する難燃性添加剤)に関する。適当な芳香族ジカルボン
酸、例えばテレフタル酸及びイソフタル酸である。これ
らの中でテレフタル酸が好ましい。2〜6個の炭素原子
をもつアルキレングリコールの中でエチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール
及び1,4−シクロヘキサンジオールが好ましい。殊に
エチレングリコールが好ましい。式(I)をもつ単位
中、R1 は好ましくは2個の炭素原子をもつアルキレン
基であり、一方、R2 は好ましくはメチル又はフェニル
である。コポリエステル鎖中の式(I)をもつ単位を生
ずる化合物は式:
【化5】 をもつカルボキシーホスフィン酸、その1〜4個の炭素
原子をもつアルコール又は2〜4個の炭素原子をもつジ
オールとのエステル(後者の場合にはおそらく5個まで
の単量体単位をもつオリゴマーの形態で)であり、ある
いは式
【化6】 をもつ相当する環状酸無水物の使用もまた可能である
(R1 及びR2 は両式(I)及び(II)中で前記の意
味をもつ。)
【0003】本発明の線状コポリエステルは、本発明の
他の観点であり、それぞれのコモノマー、すなわち芳香
族ジカルボン酸、アルキレングリコール及び式(I)を
もつ単位を生ずるカルぼキシホスフィンモノマー、の重
縮合反応からなる方法により製造される。上記コポリエ
ステルはまたカルボキシホスフィン化合物とアルキレン
グリコールとの前縮合、及びこれらのグリコールエステ
ルの、芳香族ジカルボン酸とアルキレングリコールとの
プレポリマーによる以後の処理により製造することがで
きる。本発明の線状コポリエステルは広範囲の有機ポリ
マー、例えば脂肪族及び(又は)芳香族構造をもつ線状
ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリカー
ボネート、ポリフェニレンオキシド、ポリスチレン、ジ
ー及びタースチレンポリマー例えばSAN及びABS、
エラストマーコポリマー例えばEPR、EPDM、EV
A、に耐燃性特性を与えるのに適する難燃性添加剤とし
て使用される。殊に、本発明の難燃性コポリエステルは
溶融状態における有機ポリマーの処理の間に混合、均質
化され、それを次いで最終製品例えば繊維、フィルム、
成形品などに変換することができる。本発明のポリマー
添加剤は上記有機ポリマーと非常に混和性であり、これ
らと真のポリマー結合剤を形成し、またそれらが混合さ
れるポリマー材料内に長時間残留することができる。難
燃性特性を与えるのに必要な本発明のコポリエステルの
量は0.3〜3重量%,好ましくは0.6〜1.5重量
%の範囲内の有機ポリマー中のリン含量(元素として評
価)を保証するのに十分でなければならない。以下の実
施例は本発明のよりよい例証を与えるが、しかし決して
それを限定しない。
【0004】実施例1 1,2−オキサホスホラン−5−オン−2−メチル−2
−オキシド15g及びエチレングリコール45gを、機
械的かくはん機、窒素入口及び冷却器を備えた三つ口2
50ccフラスコ中へ装入する。温度をN2 雰囲気下に
120〜130℃になし、その温度で酸無水物が溶液に
移る。これらの条件を90分間維持し、その後過剰のグ
リコールを減圧で蒸留し、従って反応塊を同時に脱水す
る。次いで後者を、粘度指数、V.I.=0.23dl
/gをもち、Sb(Sb23 として)205ppmを
含むポリエチレンテレフタレートプレポリマー(PE
T)60gト反応させる。反応器を排気し、N2 で3回
洗浄し、次いで系を強制真空下に20分間置く。次いで
2 雰囲気を復元し、加熱流体により温度を250℃に
する。塊が均質状態になった後、温度を275℃に、圧
力を400mmHgにする。定温で、絶えず高くなる真
空で1時間後に強制真空を適用し、系を自然に0.2m
mHgにする。反応塊はますます粘性になり、さらに9
0分後、縮合操作を終わらせ、次の元素分析値:C=5
7.05%;H=5.10%;P=4.29%、をもつ
コポリエステル73.8gが室温で回収される・上記ポ
リエステルの特性は表1中に示される。J/gとして示
した融解DHの値及びセルシウス度で示したピーク融点
は窒素雰囲気中、10℃/分の勾配で、35〜300℃
の温度範囲内で、メトラー(METTLER) DSC 30装
置で運転する示差走査熱量測定法(DSC)により測定
する。
【0005】実施例2 実施例1の記載と同様の操作を用い、1,2−オキサホ
スホラン−5−オン−2−メチル−2−オキシド30g
及びエチレングリコール90gを120〜130℃で6
0分間反応させる。過剰のグリコール40ccを蒸留
し、スズージブチルージラウレート0.5gを酸無水物
化生成物に加える。混合物を175〜196℃の範囲内
野温度で8時間、300〜0.05mmHgの真空で縮
合させる。エチレングリコールの留出物32.4gが得
られ、残留生成物を特性決定し、リン16.3%及び
3.36の縮合度をもつエチレングリコールのオリゴー
メチルーホスフィンーβープロピオナートであると認め
られる。上記オリゴマー36.2gを、V.I.=0.
40dl/g及びSb(Sb23 として)245pp
mを含むPETプレポリマー160gと275℃の定温
で4mmHgから0.05mmHgに低下する真空で2
時間反応させる。次の元素分析値:C=57.09%;
H=4.60%;P=3.09%、をもつコポリエステ
ル約160gが得られる。 実施例3 実施例1の記載と同様の操作を用い、フェニルーホスフ
ィンーβープロピオン酸23.35g、エチレングリコ
ール70g、及びV.I.=0.23del/g及びS
b(Sb2 3 として)205ppmを含むPETプレ
ポリマー60gを反応させる。次の元素分析値:C=5
9.51%;H=4.88%;P=4.03%、をもつ
コポリエステル81.7gが得られる。
【0006】実施例4 実施例1の記載と同様の操作を用い、1,2−オキサホ
スホラン−5−オン−2−フェニル−2−オキシド3
2.42g及びエチレングリコール97g、及びエステ
ル化し、酸無水物化した後V.I.=0.23del/
gをもちSb(Sb2 3 として)205ppmを含む
PETプレポリマー95.85gを装入する。次の元素
分析値:C=59.6%;H=4.77%;P=3.7
6%、をもつコポリエステル123gが得られる。 実施例5 実施例1の記載と同様の操作を用い、1,2−オキサホ
スホラン−5−オン−2−フェニル−2−オキシド4
3.89g及びエチレングリコール97g、及びV.
I.=0.23del/gをもちSb(Sb2 3 とし
て)205ppmを含むPETプレポリマー64.50
gを装入する。次の元素分析値:C=59.26%;H
=4.80%;P=5.45%、をもつコポリエステル
111.2gが得られる。 実施例6 実施例1の記載と同様の操作を用い、1,2−オキサホ
スホラン−5−オン−2−フェニル−2−オキシド12
0gとエチレングリコール250gとを120〜130
℃出90分間反応させる。グリコール106gを減圧で
蒸留させるとエチレングリコールのオリゴーフェニルー
ホスフィンーβープロピオナート145gがリン12.
51%及び5.63の縮合度をもつ残留物として回収さ
れる。上記オリゴマー72gを、V.I.=0.40d
l/gをもちSb(Sb2 3 として)245ppmを
含むPETプレポリマー123gと270〜275℃の
定温で70分間、3〜0.05mmHgの真空下に反応
させる。次の元素分析値:C=59.26%;H=4.
80%;P=4.57%、をもつコポリエステル約14
3gが得られる。
【0007】実施例7 実施例1のコポリエステルのペレット14部を、V.
I.=0.65dl/g及び20meq/kgの酸性度
をもつポリエチレンテレフタレートのペレット86部と
混合する。このブレンドを130℃で4時間乾燥し、3
8mmスクリュー及び直径4mmの4紡糸口金をもつ押
出機を備えた自動半工業的機械で直接紡糸する。50d
tex繊維が1200m/分の回収速度で運転し、10
円形フロスで得られる。リン含量は0.6%である。一
緒にし、合わせた(ensambling) 後スプール上に巻き取
ったこの繊維を用いて10cmの直径をもつ管状「ソッ
クス」を得、それを限界酸素指数(L.O.I.)可燃
性試験にかけると31%の値を与える。PETの添加な
く得られた同様の生成物に対するL.O.I.は22%
である。 実施例8 実施例7の記載と同様の操作を用い、実施例4 のコポリ
エステル18.6%を含むPETを紡糸する。得られた
繊維試料は33.5%のL.O.I.を示す。 実施例9 市販〔ピビター(Pibiter) N 100〕ポリブチレン
テレフタレート(PBT)及び実施例5のコポリエステ
ルのチップからなる78:22の重量比をもつ前乾燥し
たブレンドをワーナー・フライダラー(Werner Pfleide
rer) ZSK25二軸スクリュー押出機中で押出す。1
/16インチの厚さをもつ試験試料をUL94垂直試験
のために押出ポリマーで射出成形する。この添加剤をも
つPBTはVOに格付けされる。
【0008】
【表1】 表1 ─────────────────────────────────── 添加剤 ΔH融解 ピーク融点 Tg P% 当量 (J/g) (℃) (℃) ─────────────────────────────────── 実施例1 20.14 177.8 44.0 4.29 23,300 実施例2 28.34 249.8 47.0 3.09 8,245 実施例3 −− −− 50.0 4.03 9,900 実施例4 −− −− 46.0 3.76 13,230 実施例5 −− −− 44.6 5.45 4,908 実施例6 26.64 242.9 − 4.57 2,830 ───────────────────────────────────
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 (式中、R1〜6個の炭素原子をもつ線状、枝分れ
又は環状アルキレン基、又は置換又は不置換フェニル基
を表し、Rは1〜6個の炭素原子をもつアルキル基あ
るいは置換又は不置換フェニル基を表す)をもつ単位を
生ずるモノマーとの重縮合生成物からなり、少なくとも
2.5重量%に等しいリン含量をもつ、有機ポリマーに
対する難燃性添加剤として使用できる線状コポリエステ
ル。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】実施例2 実施例1の記載と同様の操作を用い、1,2−オキサホ
スホラン−5−オン−2−メチル−2−オキシド30g
及びエチレングリコール90gを120〜130℃で6
0分間反応させる。過剰のグリコール40ccを蒸留
し、スズージブチルージラウレート0.5gを酸無水物
化生成物に加える。混合物を175〜196℃の範囲内
温度で8時間、300〜0.05mmHgの真空で縮
合させる。エチレングリコールの留出物32.4gが得
られ、残留生成物を特性決定し、リン16.3%及び
3.36の縮合度をもつエチレングリコールのオリゴー
メチルーホスフィン−β−プロピオナートであると認め
られる。上記オリゴマー36.2gを、V.I.=0.
40dl/g及びSb(Sbとして)245pp
mを含むPETプレポリマー160gと275℃の定温
で4mmHgから0.05mmHgに低下する真空で2
時間反応させる。次の元素分析値:C=57.09%;
H=4.60%;P=3.09%、をもつコポリエステ
ル約160gが得られる。 実施例3 実施例1の記載と同様の操作を用い、フェニルーホスフ
ィン−β−プロピオン酸23.35g、エチレングリコ
ール70g、及びV.I.=0.23dl/g及びSb
(Sbとして)205ppmを含むPETプレポ
リマー60gを反応させる。次の元素分析値:C=5
9.51%;H=4.88%;P=4.03%、をもつ
コポリエステル81.7gが得られる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】実施例4 実施例1の記載と同様の操作を用い、1,2−オキサホ
スホラン−5−オン−2−フェニル−2−オキシド3
2.42g及びエチレングリコール97g、及びエステ
ル化し、酸無水物化した後V.I.=0.23dl/g
をもちSb(Sbとして)205ppmを含むP
ETプレポリマー95.85gを装入する。次の元素分
析値:C=59.6%;H=4.77%;P=3.76
%、をもつコポリエステル123gが得られる。 実施例5 実施例1の記載と同様の操作を用い、1,2−オキサホ
スホラン−5−オン−2−フェニル−2−オキシド4
3.89g及びエチレングリコール97g、及びV.
I.=0.23dl/gをもちSb(Sbとし
て)205ppmを含むPETプレポリマー64.50
gを装入する。次の元素分析値:C=59.26%;H
=4.80%;P=5.45%、をもつコポリエステル
111.2gが得られる。 実施例6 実施例1の記載と同様の操作を用い、1,2−オキサホ
スホラン−5−オン−2−フェニル−2−オキシド12
0gとエチレングリコール250gとを120〜130
90分間反応させる。グリコール106gを減圧で
蒸留させるとエチレングリコールのオリゴーフェニルー
ホスフィン−β−プロピオナート145gがリン12.
51%及び5.63の縮合度をもつ残留物として回収さ
れる。上記オリゴマー72gを、V.I.=0.40d
l/gをもちSb(Sbとして)245ppmを
含むPETプレポリマー123gと270〜275℃の
定温で70分間、3〜0.05mmHgの真空下に反応
させる。次の元素分折値:C=59.26%;H=4.
80%;P=4.57%、をもつコポリエステル約14
3gが得られる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族ジカルボン酸と、2〜6個の炭素
    原子をもつアルキレングリコールと、及びコポリエステ
    ルの鎖中に式: 【化1】 (式中、R1 は線状、枝分れ又は環状アルキレン基を表
    し、R2 は1〜6個の炭素原子をもつアルキル基あるい
    は置換又は不置換フェニル基を表す)をもつ単位を生ず
    るモノマーとの重縮合生成物からなり、少なくとも2.
    5重量%に等しいリン含量をもつ、有機ポリマーに対す
    る難燃性添加剤として使用できる線状コポリエステル。
  2. 【請求項2】 コポリエステルが3〜6%のリン含量を
    もつ、請求項1に記載の線状コポリエステル。
  3. 【請求項3】 芳香族ジカルボン酸がテレフタル酸であ
    る、請求項1又は2に記載の線状コポリエステル。
  4. 【請求項4】 アルキレングリコールがエチレングリコ
    ールである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の線状
    コポリエステル。
  5. 【請求項5】 R1 が2個の炭素原子をもつアルキレン
    基である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の線状コ
    ポリエステル。
  6. 【請求項6】 R2 がメチル及びフェニルから選ばれる
    基である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の線状コ
    ポリエステル。
  7. 【請求項7】 コポリエステル鎖中の式(I)をもつ単
    位を生ずるモノマーが式: 【化2】 (式中、R1 及びR2 は前記の意味をもつ)をもつカル
    ボキシーホスフィン酸、1〜4個の炭素原子をもつアル
    コール又は2〜4個の炭素原子をもつジオールとのその
    エステル、5個までの単量体単位をもつ前記エステルの
    オリゴマー、及び式: 【化3】 (式中、R1 及びR2 は前記の意味をもつ)をもつ相当
    する環状酸無水物から選ばれる、請求項1〜6のいずれ
    か一項に記載の線状コポリエステル。
  8. 【請求項8】 芳香族ジカルボン酸と、2〜6個の炭素
    原子をもつアルキレングリコールと、及びコポリエステ
    ル鎖中に式(I)(式中、R1 及びR2 は前記の意味を
    もつ)をもつ単位を生ずるモノマーとの重縮合反応を含
    む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の線状コポリエ
    ステルの製造方法。
  9. 【請求項9】 コポリエステル鎖中に式(I)をもつ単
    位を生ずるモノマーが式(II)(式中、R1 及びR2
    は前記の意味をもつ)をもつカルボキシーホスフィン
    酸、1〜4個の炭素原子をもつアルコール又は2〜4個
    の炭素原子をもつジオールとのそのエステル、5個まで
    の単量体単位をもつ前記エステルのオリゴマー、及び式
    (III)(式中、R1 及びR2 は前記の意味をもつ)
    をもつ相当する環状酸無水物から選ばれる、請求項8に
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 芳香族ジカルボン酸がテレフタル酸で
    あり、アルキレングリコールがエチレングリコールであ
    る、請求項8又は9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜7のいずれか一項に記載の
    線状コポリエステルの添加により火炎安定化された、脂
    肪族及び(又は)芳香族構造をもつ線状ポリエステル、
    ポリオレフィン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリ
    フェニレンオキシド、ポリスチレン、ジー及びタースチ
    レンポリマー例えばSAN及びABS、エラストマーコ
    ポリマー例えばEPR、EPDM,EVAから選ばれる
    有機ポリマー。
JP4337116A 1991-12-18 1992-12-17 リン含有線状コポリエステル、その製法、及びその難燃性添加剤としての使用 Pending JPH05331274A (ja)

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IT91A003399 1991-12-18
ITMI913399A IT1252236B (it) 1991-12-18 1991-12-18 Copoliestere lineare contenente fosforo, procedimento di preparazione e uso quale addittivo antifiamma

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