JPH0533122U - メガネフレームの装飾体 - Google Patents

メガネフレームの装飾体

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JPH0533122U
JPH0533122U JP9057591U JP9057591U JPH0533122U JP H0533122 U JPH0533122 U JP H0533122U JP 9057591 U JP9057591 U JP 9057591U JP 9057591 U JP9057591 U JP 9057591U JP H0533122 U JPH0533122 U JP H0533122U
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JP
Japan
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layer
opaque
laser beam
pattern
spectacle frame
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Pending
Application number
JP9057591U
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English (en)
Inventor
豊 笠島
公一 竹内
Original Assignee
有限会社鯖江工芸
サンオプチカル株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザービームを投射することで形成される
メガネフレームの装飾体において、立体感(深み)が漂
うようにした装飾体の提供。 【構成】 メガネフレームに透明層を設け、該透明層内
には不透明層を形成し、透明層の表面から投射したレー
ザービームが不透明層の表面を変色させ、この変色によ
り模様又は図形を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はメガネフレームの装飾に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
メガネフレームはレンズを保持するための器具であて、長時間着用しても疲れ にくい形態が望まれる。したがって、近年においては軽くてバネ性の高いチタン 等の金属製フレームが多用されている。しかし、メガネフレームはこのように軽 くて着用し易く、しかも疲れにくいといった機能性が要求されるのみならず、顔 に着用する関係上、デザインや装飾性が重要となる。上記チタン等の金属製フレ ームは細い線材が用いられていて、そのため特別な装飾用2次加工前であっても デザイン性をある程度満足したフレームとなっているが、さらに塗装やメッキ、 又は印刷等を施すことが多い。
【0003】 ところで、メガネフレームの装飾加工の1つとしてレーザービームを利用した 方法がある。特開昭56−165584号に係る「めがねフレームの装飾加工法 」はその従来例であるが、該加工法は「コアが光沢のある表面を有するメタルか ら成り、このメタルに非メタル材料から成る外被が被さっているフレームであり 、外被の蒸発に必要なエネルギーを上回るレーザービームを表面に投射する。」 方法である。したがって、上記レーザービームが投射された表面外被は部分的に 蒸発して光沢あるメタルコアが露出して一種の模様を形成する。
【0004】 特開昭54−56576号に係る「装飾部材」もレーザーを照射して形成する 技術である。すなわち、部材表面にレーザーを照射すれば、溶融して非晶質層が 形成され、該非晶質層の色彩が他の表面部分とは異なるため一種の模様パターン が出来る。又部材表面に他の金属粉末をのせてレーザーを照射すれば、該金属表 面は溶融して金属粉末が拡散溶着し、他の部分とは異なる色彩を呈して模様とな る。
【0005】 このように、レーザービームの投射を装飾加工に利用する技術はすでに公知の ものであるが、これら従来技術ではレーザービームを投射することでメガネフレ ーム等の部材表面に凹溝を形成したり、表面を部分的に変色させたりして形成さ れる模様である。換言すれば加工領域は部材表面に限定され、形成される模様は 平面的なものに過ぎず、そのため該凹溝には汚れが付着したり、退色したりする 。
【0006】
【本考案が解決しようとする課題】
このように、メガネフレームの装飾加工の1手段としてレーザービームを利用 することも出来るが、従来のレーザービーム装飾加工は表面の凹凸や変色による 平面的なものであり、本考案が解決しようとする課題は、上記平面的な装飾の持 つ問題である。したがって、本考案はレーザービームを用いて加工される立体感 (深み)のある装飾体を提供し、より高級なメガネを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のメガネフレーム装飾体はレーザービームを投射し、所定領域を変色さ せることで模様を形成する訳で、この点は従来技術と共通する。しかし、本考案 の装飾体はメガネフレームの外表面に限定せず、該表面から所定深さに模様が形 成され、光の屈曲現象により立体感のある模様を構成する。そのため、メガネフ レームは透明層又は半透明層内に不透明層を有し、上記模様は不透明層の表面に 形成する。すなわち、レーザービームは透明層を通過し不透明層の表面を変色さ せて模様を成す訳で、不透明層を所定の深さに形成する。
【0008】 ここで、上記不透明層の材質は、金属片やセルロイド片、又は紙やセラミック 等を用い、特に限定するものではなく、不透明樹脂を透明樹脂内に不均一に混練 することにより成形することも出来る。本考案は、不透明層を透明層内にそれぞ れ深さを異にして形成し、そのため上記不透明層表面に形成した模様に立体感が 漂う訳であるが、金属フレームの表面に透明層を設け、不透明層となる金属面は 同一深さとなるが、このような場合も対象とする。以下本考案に係る実施例を図 面に基づいて詳細に説明する。
【0009】
【実施例】
図2は一般的な成形フレームを示す。該成形フレームは樹脂を材料として射出 成形されるもので、フロントフレーム1にはレンズを止着し、両サイドにはツル 2、2が蝶番を介して屈曲自在に連結されている。ところで、上記成形フレーム の材料として透明の樹脂を用い、該樹脂内に不透明樹脂を混入して成形するなら ば、成形と同時に不透明樹脂は不均一に混在して一種の不透明層が形成され、該 不透明層は場所によって深さを異にする。図1は上記図2のA−A断面を拡大し たモデル図であって、透明層3の所々に不透明層4が点在している。不透明樹脂 を混入して成形した場合、同図のごとく不透明層4が不連続に点在することなく 、連続した層を形成するが、説明の都合上簡略化する。同図のような不透明層4 、4…は、射出成形温度では溶融しない金属片やセラミック片を混入した場合に 構成される。
【0010】 そこで、このように不透明層4、4…を形成したツル2の表面5からレーザー ビーム6を投射するならば、レーザービーム6は透明層3を通過して不透明層4 に当たる。不透明層4、4…は表面5からの深さを各々異にしているが、該透明 層4の表面7はレーザービーム6の投射によって変色する。レーザービーム6の 投射はコンピュータ制御されて所定の道筋に沿って移動し、全体的には一種の模 様又は図形として形成される。しかし、レーザービーム6の移動に伴って変色す る不透明層4の深さは刻々と変化するため、形成される上記模様は立体感をおび る。このような立体感ある模様は不透明層4の深さの変化によってもたらされる ことは上記の通りであるが、上記不透明層4が一定深さに形成される場合であっ ても、透明層3を通過する光の屈曲現象が模様の立体感を与える。
【0011】 したがって、金属フレームの外表面に樹脂を塗布することで透明層3を形成し た構造とし、該透明層3の表面から投射したレーザービーム6によって金属面に 形成される変色模様も同じく立体感を漂わす。勿論、金属フレームではなく樹脂 を用いた成形フレームの一部に金属片を埋着し、該金属片表面に透明層3を形成 したものでもよい。ところで、本考案のメガネフレーム装飾体を上記のごとく構 成することで、次のような効果を得ることが出来る。
【0012】
【考案の効果】
本考案の装飾体はレーザービームの投射によって形成される変色模様であって 、該模様はフレーム表面から所定の深さに位置する不透明層に形成される。した がって、該不透明層の深さが領域によって変化する場合は勿論のこと、深さが一 定であっても透明層を通過する光の屈曲現象によって模様に立体感が漂い、フレ ームの表面にのみ形成した従来のレーザービーム模様とは重みのある装飾効果を 呈す。それに、該模様は表面に露出しないために、退色はなく、また汚れの付着 による変色も発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のメガネフレーム装飾体の断面拡大図
【図2】一般的な成形フレーム
【符号の説明】
1 フロントフレーム 2 ツル 3 透明層 4 不透明層 5 表面 6 レーザービーム 7 表面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メガネフレームに透明層又は半透明層を
    設け、これら透明層又は半透明層内には不透明層を形成
    し、透明層の表面からレーザービームを投射して上記不
    透明層を変色させ、この変色によって所定の模様又は図
    形を形成したことを特徴とするメガネフレームの装飾
    体。
  2. 【請求項2】 上記不透明層を、透明樹脂に不透明樹脂
    を不均一に混練して成形することで形成した請求項1記
    載のメガネフレームの装飾体。
  3. 【請求項3】 金属片等を透明樹脂内に混在して不透明
    層を形成した請求項1記載のメガネフレームの装飾体。
JP9057591U 1991-10-08 1991-10-08 メガネフレームの装飾体 Pending JPH0533122U (ja)

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