JPS6141069Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6141069Y2 JPS6141069Y2 JP12748281U JP12748281U JPS6141069Y2 JP S6141069 Y2 JPS6141069 Y2 JP S6141069Y2 JP 12748281 U JP12748281 U JP 12748281U JP 12748281 U JP12748281 U JP 12748281U JP S6141069 Y2 JPS6141069 Y2 JP S6141069Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- central axis
- curvature
- radius
- acrylic resin
- lens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 claims description 11
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 5
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 5
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- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 5
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 9
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- 210000001061 forehead Anatomy 0.000 description 2
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Landscapes
- Eyeglasses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はスキーヤーのかけるゴーグルと同じよ
うな前面形状を有する左右一体型の眼鏡レンズ特
にサングラス用のレンズに関する。
うな前面形状を有する左右一体型の眼鏡レンズ特
にサングラス用のレンズに関する。
最近の消費者ニーズの多様化に伴ない、左右の
レンズが一体化しており両者の間に切れ目がない
左右一体型のプラスチツク（主としてアクリル樹
脂）製のフアツシヨングラスが考案され、一部市
販されている。この場合、左右それぞれに光学中
心を持たせたタイプと全く光学中心がなく全体が
均一な厚さを有するタイプの２種類が知られてい
る。前者のタイプは、射出成形、プレス成形など
により成形されるが、左右に光学中心を持たせる
ため金型が複雑になり、また金型の上型（凸型）
下型（凹型）の位置合わせが難しいので不良品の
発生率が高く、その結果製造コストが高くついて
いる。他方、後者のタイプは厚さの均一な高々１
mm程度の薄いアクリル樹脂板を単にわん曲させた
だけのものである。従つて、それは丈夫さに欠
け、手で容易に曲げることができるので安物のイ
メージが強く、また製法も平板を熱プレスでわん
曲させる方法であるので、加工歪がはいり易いと
か、経時的に（熱）変形が生じ易いという欠点が
あつた。
レンズが一体化しており両者の間に切れ目がない
左右一体型のプラスチツク（主としてアクリル樹
脂）製のフアツシヨングラスが考案され、一部市
販されている。この場合、左右それぞれに光学中
心を持たせたタイプと全く光学中心がなく全体が
均一な厚さを有するタイプの２種類が知られてい
る。前者のタイプは、射出成形、プレス成形など
により成形されるが、左右に光学中心を持たせる
ため金型が複雑になり、また金型の上型（凸型）
下型（凹型）の位置合わせが難しいので不良品の
発生率が高く、その結果製造コストが高くついて
いる。他方、後者のタイプは厚さの均一な高々１
mm程度の薄いアクリル樹脂板を単にわん曲させた
だけのものである。従つて、それは丈夫さに欠
け、手で容易に曲げることができるので安物のイ
メージが強く、また製法も平板を熱プレスでわん
曲させる方法であるので、加工歪がはいり易いと
か、経時的に（熱）変形が生じ易いという欠点が
あつた。
従つて、本考案の目的は、左右に光学中心を持
つタイプに比べて製造コストが安く、しかも光学
歪が少ないので通商産業省告示第371号「合成樹
脂加工及び雑貨工業品に関する品質表示者番号承
認規定」に合格し、そのためサングラスとして市
販可能であり、十分な強度を有し、高級なイメー
ジを与える左右一体型の眼鏡用特にサングラス用
アクリル樹脂レンズを提供することにある。
つタイプに比べて製造コストが安く、しかも光学
歪が少ないので通商産業省告示第371号「合成樹
脂加工及び雑貨工業品に関する品質表示者番号承
認規定」に合格し、そのためサングラスとして市
販可能であり、十分な強度を有し、高級なイメー
ジを与える左右一体型の眼鏡用特にサングラス用
アクリル樹脂レンズを提供することにある。
このため、本考案の左右一体型眼鏡レンズは、
(1) 前面は中心軸０上に中心を有する曲率半径r1
＝130〜210mmの球面に沿つて、わん曲してお
り、 (2) 後面は前記中心軸０上に中心を有する曲率半
径r2＝r1−ｎ−１／ｎｄ±3.5mm（但し、ｎはアクリ ル樹脂の屈折率）の球面に沿つて、前面と同一方
向にわん曲しており、 (3) 前記中心軸０上の厚さｄは1.8mm〜４mmであ
り、 (4) かつ透明なアクリル樹脂を射出成形した後、
成形物樹脂注入口付近を切除して得られるもの
である。
＝130〜210mmの球面に沿つて、わん曲してお
り、 (2) 後面は前記中心軸０上に中心を有する曲率半
径r2＝r1−ｎ−１／ｎｄ±3.5mm（但し、ｎはアクリ ル樹脂の屈折率）の球面に沿つて、前面と同一方
向にわん曲しており、 (3) 前記中心軸０上の厚さｄは1.8mm〜４mmであ
り、 (4) かつ透明なアクリル樹脂を射出成形した後、
成形物樹脂注入口付近を切除して得られるもの
である。
本考案でアクリル樹脂を選んだのは、成形性、
光学特性、機械的特性、染色性、コート樹脂の接
着性に秀れているからである。
光学特性、機械的特性、染色性、コート樹脂の接
着性に秀れているからである。
また、本考案で前面の曲率半径r1を130〜210mm
としたのは、人間の顔形状から来る装用時の外
観、視野及び装用感との関係からである。すなわ
ち、カーブが余りきついと装用時にレンズの上下
端が額及びほほに当る可能性が非常に高く、逆に
カーブがゆるいとそれだけ視野が狭くなるからで
ある。レンズの前面曲率が上記範囲内にあれば、
レンズが装用者の額やほほに当る事なく、広い視
野を得る事が出来る。サングラスの場合は広い入
射角度からの光線をカツトする事が出来る。
としたのは、人間の顔形状から来る装用時の外
観、視野及び装用感との関係からである。すなわ
ち、カーブが余りきついと装用時にレンズの上下
端が額及びほほに当る可能性が非常に高く、逆に
カーブがゆるいとそれだけ視野が狭くなるからで
ある。レンズの前面曲率が上記範囲内にあれば、
レンズが装用者の額やほほに当る事なく、広い視
野を得る事が出来る。サングラスの場合は広い入
射角度からの光線をカツトする事が出来る。
さらに、上記範囲内の曲率であれば、装用者が
第三者に対して奇異な感じを与えず、自然な感じ
を与える。曲率も球面を採用することにより金型
製造費が安くなる。
第三者に対して奇異な感じを与えず、自然な感じ
を与える。曲率も球面を採用することにより金型
製造費が安くなる。
他方、後面の曲率半径r2をr1−ｎ−１／ｎｄ±3.5mm
（ｎはアクリル樹脂の屈折率）としたのは、この
範囲に限り前記通商産業省第371号による規定に
合格することが本考案者らによつて見い出された
からであり、中心軸０上の厚さｄを1.8〜４mmと
したのは、1.8mmより薄い場合には強度が十分で
はなく、また安物のイメージがし、逆に４mmより
厚い場合には重くなつたり、材料費が高くなつた
り、美感が悪くなるからである。
範囲に限り前記通商産業省第371号による規定に
合格することが本考案者らによつて見い出された
からであり、中心軸０上の厚さｄを1.8〜４mmと
したのは、1.8mmより薄い場合には強度が十分で
はなく、また安物のイメージがし、逆に４mmより
厚い場合には重くなつたり、材料費が高くなつた
り、美感が悪くなるからである。
本考案のレンズの形状は左右一体で対称形であ
れば特に制限される訳ではないが、中央下部に切
欠け（ここに装用時に鼻がくる）を有する略々横
長方形である。そして本考案の左右一体型レンズ
はアクリル樹脂の射出形成により粗成形物を得た
後、この粗成形物の樹脂注入口付近を、前記切欠
け部として切除して得られる。（射出成形物の樹
脂注入口付近は、光学歪が発生しやすく、射出成
形によつてレンズの最終形状を得ようとすると、
前述のサングラス規格を満たさない可能性が大き
い。）それと同時にまたはその後必要ならば周囲
形状も切断して最終形状を得る。
れば特に制限される訳ではないが、中央下部に切
欠け（ここに装用時に鼻がくる）を有する略々横
長方形である。そして本考案の左右一体型レンズ
はアクリル樹脂の射出形成により粗成形物を得た
後、この粗成形物の樹脂注入口付近を、前記切欠
け部として切除して得られる。（射出成形物の樹
脂注入口付近は、光学歪が発生しやすく、射出成
形によつてレンズの最終形状を得ようとすると、
前述のサングラス規格を満たさない可能性が大き
い。）それと同時にまたはその後必要ならば周囲
形状も切断して最終形状を得る。
次いで図面を引用して実施例により本考案を具
体的に説明する。
体的に説明する。
第１図は本考案の実施例を示すレンズの正面図
であり、この正面図は、人がこのレンズを用いた
メガネをかけたとき対面する第三者に見える形状
に等しい。L1は53mm、L2は137mmである。０は中
心軸の位置を表わす。形状は左右一体型で左右対
称であれば、第１図のものに限られる訳ではな
く、第４〜６図のようなものでもよい。いずれ
も、中央下部に略々二等辺三角形の切欠け部を有
する。
であり、この正面図は、人がこのレンズを用いた
メガネをかけたとき対面する第三者に見える形状
に等しい。L1は53mm、L2は137mmである。０は中
心軸の位置を表わす。形状は左右一体型で左右対
称であれば、第１図のものに限られる訳ではな
く、第４〜６図のようなものでもよい。いずれ
も、中央下部に略々二等辺三角形の切欠け部を有
する。
第２図は、第１図のものの平面図であり、上側
（表面に相当）の曲率半径r1は174.60mmで中心軸
０上に中心を有し、下側（裏面に相当）の曲率半
径r2は173.84mmで中心軸０上にその中心を有し、
中心軸０上の厚さｄは2.20mmである。このアクリ
ル樹脂の屈折率は1.49108である。
（表面に相当）の曲率半径r1は174.60mmで中心軸
０上に中心を有し、下側（裏面に相当）の曲率半
径r2は173.84mmで中心軸０上にその中心を有し、
中心軸０上の厚さｄは2.20mmである。このアクリ
ル樹脂の屈折率は1.49108である。
第３図は第１図のものの右又は左側面図であ
り、左側の曲線の曲率半径r1は174.60mmで中心軸
０上にその中心を有し、右側の曲線の曲率半径r2
は173.84mmで中心軸０上にその中心を有し、中心
軸０上の厚さｄは2.20mmである。
り、左側の曲線の曲率半径r1は174.60mmで中心軸
０上にその中心を有し、右側の曲線の曲率半径r2
は173.84mmで中心軸０上にその中心を有し、中心
軸０上の厚さｄは2.20mmである。
なお、中心軸０とは、この眼鏡レンズを眼にか
けたとき、両眼の中点を通る顔面にほぼ垂直な線
である。
けたとき、両眼の中点を通る顔面にほぼ垂直な線
である。
第４〜６図は本考案の他の実施例を示すレンズ
の正面図であり、点０は中心軸０の位置を示す。
本考案によれば、左右に光学中心を持つタイプに
比べて製造コストが安く、しかも光学歪が小さい
ので通商産業省告示第371号「合成樹脂加工及び
雑貨工業品に関する品質表示者番号承認規定」に
合格し、従つてサングラスとして市販でき、しか
も十分な強度があり、高級品イメージが得られ
る。
の正面図であり、点０は中心軸０の位置を示す。
本考案によれば、左右に光学中心を持つタイプに
比べて製造コストが安く、しかも光学歪が小さい
ので通商産業省告示第371号「合成樹脂加工及び
雑貨工業品に関する品質表示者番号承認規定」に
合格し、従つてサングラスとして市販でき、しか
も十分な強度があり、高級品イメージが得られ
る。
本考案のレンズは、全体又は部分的に又はぼか
し模様状に着色又は染色されたもので作り、サン
グラスとして使用してもよく、またゴーグル、そ
の他の保護用メガネに使用してもよい。
し模様状に着色又は染色されたもので作り、サン
グラスとして使用してもよく、またゴーグル、そ
の他の保護用メガネに使用してもよい。
第１図は本考案の一実施例を示すレンズの正面
図であり、第２図は第１図のものの平面図であ
り、第３図は第１図のものの右又は左側面図であ
る。第４〜６図は本考案の他の実施例を示すレン
ズの正面図である。０は中心軸である。
図であり、第２図は第１図のものの平面図であ
り、第３図は第１図のものの右又は左側面図であ
る。第４〜６図は本考案の他の実施例を示すレン
ズの正面図である。０は中心軸である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 左右一体型眼鏡レンズに於いて、 (1) 前面が中心軸０上に中心を有する曲率半径r1
＝130〜210mmの球面に沿つて、わん曲してお
り、 (2) 後面が前記中心軸０上に中心を有する曲率半
径r2＝r1−ｎ−１／ｎｄ±3.5mm（但し、ｎはアクリ ル樹脂の屈折率）の球面に沿つて、前面と同一方
向にわん曲しており、 (3) 前記中心軸０上の厚さｄが1.8mm〜４mmであ
り、 (4) かつ透明なアクリル樹脂を射出成形した後、
成形物樹脂注入口付近を切除した ことを特徴とする眼鏡レンズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12748281U JPS5834109U (ja) | 1981-08-28 | 1981-08-28 | 左右一体型眼鏡レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12748281U JPS5834109U (ja) | 1981-08-28 | 1981-08-28 | 左右一体型眼鏡レンズ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5834109U JPS5834109U (ja) | 1983-03-05 |
| JPS6141069Y2 true JPS6141069Y2 (ja) | 1986-11-22 |
Family
ID=29921208
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12748281U Granted JPS5834109U (ja) | 1981-08-28 | 1981-08-28 | 左右一体型眼鏡レンズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5834109U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NZ260250A (en) * | 1993-05-25 | 1997-11-24 | James Henry Jannard | Lens system for eyeglasses; peripheral zone of lens has its surface modified by grooving |
-
1981
- 1981-08-28 JP JP12748281U patent/JPS5834109U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5834109U (ja) | 1983-03-05 |
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