JP3108605U - 眼鏡用レンズ - Google Patents

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郁夫 三上
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株式会社栄新
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Abstract

【課題】 眼鏡用バイフォーカルレンズであって防眩用の偏光機能を備えたレンズを安価に提供する。
【解決手段】 対物面が凸面であり接眼面が凹面であるレンズ本体2の接眼面に小玉部3を形成するとともに対物面を偏光シート4で被覆する。成型用金型のキャビティに小玉部形成用の凹部を設けると共に偏光シートはインサート成型を行う。
【選択図】 図1

Description

本考案は、眼鏡用レンズに関し、特に防眩用のバイフォーカルレンズ類に関する。
現在、市場に流通しているレンズにおいて、近視者がサングラスを着用せんとする時は、度付きレンズを入手すれば目的を達成できるが、度付きのサングラスは特殊なものであるために高価である。また、そのデザインもオーソドックスなものに限られており、近年におけるファッション性に富んだサングラスを所望しても、度付きサングラスとして入手することは困難であった。
このような事情から、近視者が例えばスキーを行う際にサングラスを着用せんとする場合は、跳ね上げ式に構成された市販の前掛けサングラスを近眼鏡に掛着させる方法によらざるを得なかった。この前掛けサングラスは、眼鏡への掛着部に遮光レンズを跳ね上げ可能に取り付けたものであるが、これはファッション性に富んだ市販のサングラスに比べて見劣りし、また、前掛けサングラスを眼鏡に掛着等させる操作が面倒であり、掛着時に眼鏡を損傷する恐れがあった(例えば、特許文献1参照。)。
そして、近視者が老眼である場合は、近視鏡と老視鏡の双方を所持し、必要に応じて両者を使い分けなければならない面倒さがあった。また、釣りの際等に多用されている偏光レンズ眼鏡にあっては、その度付きのものは非常に高価であるために、要求が強いにもかかわらず、これまで殆ど流通されていない。
このように近視者は、サングラスや偏光レンズ眼鏡の着用に関して不便を強いられている。
これに類する不便は遠視者や老視者の場合でも同様である。老眼に使用されるバイフォーカルレンズの型には幾つかのタイプがあるが、いずれも問題点を有している。例えば凸面の一部に老視用に設定された小玉部を形成したタイプのものは、安価で加工調整も容易ではあるが、凸面の一部に飛び出した小玉部の境界線がはっきりしているために見た目の印象が悪い。
また、別の例としてレンズ本体に開口部を設け、この開口部に度付きレンズを嵌着したタイプのものは、レンズ本体に開口部を設ける工程と、度付きレンズを開口部に嵌着できるように加工する工程と、嵌着する工程とが必要であり、工程が多いためにコスト増となっている。
さらに別の例として累進型レンズは、境界部分がないため体裁が良いが、その境界部分において像が歪んで見えるために慣れるまでに訓練時間が必要であり、また、モールド成型や研磨加工には適していないので、加工調整が困難で高価である。
特開平9−281450号公報
解決しようとする問題点は、老視者等がファッション性に富んだサングラスや偏光レンズ眼鏡を安価に入手できない点である。従って、本考案は、安価であって偏光機能を備えたバイフォーカルレンズを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本考案の請求項1に係る眼鏡用レンズは、対物面が凸面であり接眼面が凹面であるレンズ本体を備えた眼鏡用レンズにおいて、前記接眼面が小玉部を備えてバイフォーカルレンズを形成するとともに、前記対物面が偏光シートで被覆されているという手段を採用している。
また、本考案の請求項2に係る眼鏡用レンズは、請求項1に記載の眼鏡用レンズにおいて、前記レンズ本体が、射出成型用樹脂を成型用金型に射出成型して形成されたものであるという手段を採用している。
さらに、請求項3に係る考案は、請求項2に記載の眼鏡用レンズにおいて、前記小玉部が、射出成型によって前記レンズ本体と共に一体に形成されたものであるという手段を採用している。
また、請求項4に係る考案は、請求項2又は3に記載の眼鏡用レンズにおいて、前記偏光シートによる被覆が、前記レンズ本体の射出成型におけるインサート成型によって形成されたものであるという手段を採用している。
そして、請求項5に係る考案は、請求項1乃至4の何れかに記載の眼鏡用レンズにおいて、前記偏光シートが、偏光フィルムの表面を異種の樹脂層で被覆した積層偏光シートであるという手段を採用している。
本考案の眼鏡用レンズは、対物面が偏光シートで被覆されているので、接眼面の一部に飛び出した小玉部が着用時に前方から目立たず、ファッション性に富んだサングラスや偏光レンズ眼鏡とすることができる。また、接眼面の小玉部形成及び対物面の偏光シート被覆は、レンズ本体の射出成型において同時に形成できるので、短時間で安定した量を得ることが可能であり、コスト的にも安価に製造することができる。
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
図1に示すように本考案の眼鏡用レンズ1は、レンズ本体2の接眼面に小玉部3を設けてバイフォーカルレンズを形成するとともに、対物面を偏光シート4で被覆して構成したものである。レンズ本体2は、対物面となる一方の面を凸面に、接眼面となる他方の面を凹面に形成するが、レンズの種類としては近視用でも遠視用でもよく、また度付きでないものも含むこととする。
レンズ本体2の材質としては、ポリカーボネート等のプラスチックが一般的であり、レンズの形成方法としては、プレスや研磨等による方法も有効であるが、射出成型法がコスト的にも精度的にも優れている。即ち、レンズ本体2は、射出成型用樹脂を成型用金型に射出成型して得ることが好ましい。
レンズ本体2の接眼面に、これとは異なるレンズである小玉部3を設けることにより、バイフォーカルレンズを形成する。小玉部3の形成方法としては、前述のようにレンズ本体2に開口を設けて嵌着する方法や、或いは貼付する方法等があるが、レンズ本体2を射出成型するときに、同時に一体に形成されることが好ましい。
形成した小玉部3は、接眼面との境界線がはっきりして、そのままでは見た目が悪いが、レンズ本体2の対物面を偏光シート4で被覆することにより、眼鏡を着用したときに前方から目立たなくなり、ファッション性に富んだサングラス或いは偏光眼鏡とすることができる。レンズ本体2の対物面を偏光シート4で被覆する方法は、単に貼付する方法もあるが、レンズ本体2を射出成型するときに、成型用金型のキャビティ内に偏光シート4を挿入してインサート成型を行うことが好ましい。
レンズ本体2を射出成型するときに、小玉部3の形成及び偏光シート4による被覆を同時に行うことにより、本考案の眼鏡用レンズ1はその製造工程が著しく簡略化され、短時間で安定した量を得ることができる。
図2を参照して、本考案の眼鏡用レンズ1の製造方法について説明する。
射出成型に用いる成型用金型10は、雌型11と雄型12とを組み合わせて構成され、両金型の間には、成型のためのキャビティ13、溶融した射出成型用樹脂の流路となるランナ14、キャビティ13とランナ14とを連結するゲート15が形成されている。
キャビティ13は、雌型11の側を凹面とすると共に、雄型12の側を凸面としている。従って、ここで射出成型されるレンズ本体2は、雌型11の側が凸面(対物面)に、雄型12の側が凹面(接眼面)に形成されることになる。さらに雄型12の凸面の一部には、小玉部3を形成するための凹部16が形成されている。このようなキャビティ13を用いて射出成型することにより、レンズ本体2と小玉部3とを同時に一体に形成することができる。
キャビティ13の雌型11の側に、その凹面に沿って偏光シート4を挿入し、この状態で射出成型を行うことにより、レンズ本体2の対物面を偏光シート4で被覆することができる。挿入する偏光シート4は、予め雌型11の凹面に沿って密着するように熱プレス成型して湾曲させておくことが好ましい。
偏光シート4は、光学的異方性を有するポリビニルアルコールの偏光フィルム等が用いられるが、これを異種の樹脂と積層して用いることが好ましい。
その一例を図3に示す。図において積層偏光シート20は、偏光フィルム21の一方の面に接着剤層22を、他方の面に保護層23を設けて三層に形成したものである。
接着剤層22はレンズ本体2との接着を強化するものであり、レンズ本体2と同質の材質、例えばポリカーボネート等が用いられる。保護層23は、偏光フィルム21を保護するものであり、例えばセルロースアセテート等が用いられる。
この積層偏光シート20を、その保護層23の側がキャビティ13の雌型11の凹面と密着するように挿入し、この状態で射出成型を行うことにより、レンズ本体2の対物面を積層偏光シート20で強固に被覆することができると共に、対物面に傷などが付き難い眼鏡用レンズ1とすることができる。
本考案の眼鏡用レンズの一例を示す断面図である。 本考案の眼鏡用レンズを製造する成型用金型の一例を示す断面図である。 積層偏光シートの一例を示す断面図である。
符号の説明
1 眼鏡用レンズ
2 レンズ本体
3 小玉部
4 偏光シート
10 成型用金型
11 雌型
12 雄型
13 キャビティ
14 ランナ
15 ゲート
16 凹部
20 積層偏光シート
21 偏光フィルム
22 接着剤層
23 保護層

Claims (5)

  1. 対物面が凸面であり接眼面が凹面であるレンズ本体を備えた眼鏡用レンズにおいて、前記接眼面が小玉部を備えてバイフォーカルレンズを形成するとともに、前記対物面が偏光シートで被覆されていることを特徴とする眼鏡用レンズ。
  2. 前記レンズ本体が、射出成型用樹脂を成型用金型に射出成型して形成された請求項1に記載の眼鏡用レンズ。
  3. 前記小玉部が、射出成型によって前記レンズ本体と共に一体に形成された請求項2に記載の眼鏡用レンズ。
  4. 前記偏光シートによる被覆が、前記レンズ本体の射出成型におけるインサート成型によって形成された請求項2又は3に記載の眼鏡用レンズ。
  5. 前記偏光シートが、偏光フィルムの表面を異種の樹脂層で被覆した積層偏光シートである請求項1乃至4の何れかに記載の眼鏡用レンズ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009139824A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Omg Co Ltd 二重焦点レンズ及び遠近両用メガネ
JP2020106760A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 住友ベークライト株式会社 光学部品の製造方法、光学シートおよび光学部品
JP2020106707A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 住友ベークライト株式会社 光学性層および光学部品

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