JPH0533065Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0533065Y2 JPH0533065Y2 JP1987049706U JP4970687U JPH0533065Y2 JP H0533065 Y2 JPH0533065 Y2 JP H0533065Y2 JP 1987049706 U JP1987049706 U JP 1987049706U JP 4970687 U JP4970687 U JP 4970687U JP H0533065 Y2 JPH0533065 Y2 JP H0533065Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- windings
- canceling
- winding
- magnetic field
- line filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 37
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Filters And Equalizers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本考案は音響機器や映像機器等の各種電子機器
を使用する際、夫々の電子機器から発生する高調
波の雑音が電線を通じて隣室や隣家との間で互い
に影響し合うことを防止する為に使用するライン
フイルターに関する。
を使用する際、夫々の電子機器から発生する高調
波の雑音が電線を通じて隣室や隣家との間で互い
に影響し合うことを防止する為に使用するライン
フイルターに関する。
<従来技術>
従来のラインフイルターは第4図のように、1
個の環状コアCの一辺に逆方向の磁界を生じる一
対の打消巻線L1,L2を巻回したものが使用され
ている。
個の環状コアCの一辺に逆方向の磁界を生じる一
対の打消巻線L1,L2を巻回したものが使用され
ている。
<考案が解決しようとする問題点>
しかし、上記従来のラインフイルターでは端子
T1,T2に電源を接続すると打消巻線L1,L2によ
つて生じた磁界により環状コアCが磁化されるこ
とになり、その結果、該環状コアCから2次的に
別の磁界を生じ、これが電源の出力端子T1,T2
側に混入して取り出され、他へ雑音として影響を
及ぼしていた。
T1,T2に電源を接続すると打消巻線L1,L2によ
つて生じた磁界により環状コアCが磁化されるこ
とになり、その結果、該環状コアCから2次的に
別の磁界を生じ、これが電源の出力端子T1,T2
側に混入して取り出され、他へ雑音として影響を
及ぼしていた。
そこで、本考案はこうした2次的要因により生
じる高調波の影響を完全に消去できるラインフイ
ルターを提供するものである。
じる高調波の影響を完全に消去できるラインフイ
ルターを提供するものである。
<問題点を解決するための手段>
電源の入力側に接続される一対の打消巻線と、
該打消巻線にもう一対の打消巻線を逆結合してな
る。
該打消巻線にもう一対の打消巻線を逆結合してな
る。
<作用>
ラインフイルターにおける電源の入力側に設け
た第1の打消巻線に通電することにより生じた磁
界は、環状コア中を磁路として通過する。そし
て、該コア中を通過する磁界は該環状コアを磁化
してその周囲の空間に2次的に漏洩磁界を発生さ
せる。更に、ラインフイルターの出力側にある第
2の打消巻線が通電されることで該第2の打消巻
線で生じた磁界は、前記電源の入力側にある第1
の打消巻線で生じた磁界とは位相が逆転した磁界
である。その結果、第1、第2の打消巻線の磁界
により2次的に生じた磁界の方向も逆方向となつ
ていて互いに打消し、ライン中へ誘導を生じなく
して雑音障害を完全に吸収する。
た第1の打消巻線に通電することにより生じた磁
界は、環状コア中を磁路として通過する。そし
て、該コア中を通過する磁界は該環状コアを磁化
してその周囲の空間に2次的に漏洩磁界を発生さ
せる。更に、ラインフイルターの出力側にある第
2の打消巻線が通電されることで該第2の打消巻
線で生じた磁界は、前記電源の入力側にある第1
の打消巻線で生じた磁界とは位相が逆転した磁界
である。その結果、第1、第2の打消巻線の磁界
により2次的に生じた磁界の方向も逆方向となつ
ていて互いに打消し、ライン中へ誘導を生じなく
して雑音障害を完全に吸収する。
<実施例>
以下、本考案について図面に示す実施例により
詳細に説明すると、第1図乃至第3図に示すよう
にE字状のコアC1とI字状のコアC2とで環状コ
アを形成する。
詳細に説明すると、第1図乃至第3図に示すよう
にE字状のコアC1とI字状のコアC2とで環状コ
アを形成する。
そして、該環状コアの両側の二辺に、夫々第
1、第2の打消巻線を設ける。即ち、該環状コア
の一方の辺には互いに巻き方向の異なる一対の巻
線L1,L2を巻回して、第1の打消巻線とすると
共に、該環状コアの上記辺と対称な辺には、前記
巻線L1と巻き方向の異なる巻線L′1、並びに前記
巻線L2と逆方向の巻線L′2からなる一対の第2打
消巻線を巻回し、各巻線L1,L2の一端とターミ
ナルT1,T2に接続すると共に該巻線L′1,L′2の
一端は出力ターミナルT2,T2に接続し、前記巻
線L1,L2の他端と巻線L′1,L′2の各他端同士を接
続する。そして、上記ターミナルT1,T1を交流
電源100[V]を入力側として電子機器と電源との
間に介在させることにより、電源からの雑音をこ
こで吸収すると共に、機器から電源へ流れ込む雑
音を消去して漏出しないようにするものである。
1、第2の打消巻線を設ける。即ち、該環状コア
の一方の辺には互いに巻き方向の異なる一対の巻
線L1,L2を巻回して、第1の打消巻線とすると
共に、該環状コアの上記辺と対称な辺には、前記
巻線L1と巻き方向の異なる巻線L′1、並びに前記
巻線L2と逆方向の巻線L′2からなる一対の第2打
消巻線を巻回し、各巻線L1,L2の一端とターミ
ナルT1,T2に接続すると共に該巻線L′1,L′2の
一端は出力ターミナルT2,T2に接続し、前記巻
線L1,L2の他端と巻線L′1,L′2の各他端同士を接
続する。そして、上記ターミナルT1,T1を交流
電源100[V]を入力側として電子機器と電源との
間に介在させることにより、電源からの雑音をこ
こで吸収すると共に、機器から電源へ流れ込む雑
音を消去して漏出しないようにするものである。
即ち、その様子は第3図に示すようにターミナ
ルT1,T1から入力された交流電源によつて巻線
L1,L2によつて生じた磁束は、コアC1,C2内を
経て閉回路を構成するが、その磁束によつてコア
C1,C2は磁化されその周囲に漏洩磁束φ1,φ2を
生じ、これと同時に各巻線L1,L2の他端に接続
した第2の打消巻線L′1,L′2による磁界は同じく
矢印のように漏洩磁束φ′1,φ′2を生ずるが、磁束
φ1とφ′1とは逆方向の磁界であり、又、磁束φ2と
φ′2も互いに逆方向の磁界である為に打ち消され、
又、中央部では両方の磁界φ0となつて消去され
るから、巻線内への誘導がなくなる。
ルT1,T1から入力された交流電源によつて巻線
L1,L2によつて生じた磁束は、コアC1,C2内を
経て閉回路を構成するが、その磁束によつてコア
C1,C2は磁化されその周囲に漏洩磁束φ1,φ2を
生じ、これと同時に各巻線L1,L2の他端に接続
した第2の打消巻線L′1,L′2による磁界は同じく
矢印のように漏洩磁束φ′1,φ′2を生ずるが、磁束
φ1とφ′1とは逆方向の磁界であり、又、磁束φ2と
φ′2も互いに逆方向の磁界である為に打ち消され、
又、中央部では両方の磁界φ0となつて消去され
るから、巻線内への誘導がなくなる。
<考案の効果>
本考案は以上のように巻線L1とL′1,L2とL′2を
互いに逆結合することによつて、夫々の巻線によ
つて生じた磁界を互いに消去させることができ、
手許で使用中の各種電子機器で生じた雑音を、電
源を経由して隣室や隣家の使用中の電子機器へ影
響を与えない。
互いに逆結合することによつて、夫々の巻線によ
つて生じた磁界を互いに消去させることができ、
手許で使用中の各種電子機器で生じた雑音を、電
源を経由して隣室や隣家の使用中の電子機器へ影
響を与えない。
又、逆に隣室や隣家で使用している機器からの
雑音は本考案ラインフイルターを通過することに
より除去され手許え全く雑音が到達しなくなる。
こうして近年多くの種類の電子機器が使用される
なかで、お互いに妨害となる雑音の漏洩防止手段
として有効な考案である。
雑音は本考案ラインフイルターを通過することに
より除去され手許え全く雑音が到達しなくなる。
こうして近年多くの種類の電子機器が使用される
なかで、お互いに妨害となる雑音の漏洩防止手段
として有効な考案である。
第1図は、本考案の要部外観斜視図、第2図
は、回路図、第3図は、第1図の構成を示す模式
図、第4図は、従来例の斜視図である。 C1,C2……コア、L1,L′1,L2,L′2……巻線。
は、回路図、第3図は、第1図の構成を示す模式
図、第4図は、従来例の斜視図である。 C1,C2……コア、L1,L′1,L2,L′2……巻線。
Claims (1)
- 電源の入力側に接続した一対の打消巻線を日型
コアの一辺上に隣接して設けると共に、該打消巻
線の出力側に、該打消巻線とは逆方向の磁界を生
じるもう一対の打消巻線を前記日型コアの他の一
辺上に隣接して設けたことを特徴とする無磁界型
ラインフイルター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987049706U JPH0533065Y2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987049706U JPH0533065Y2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63156114U JPS63156114U (ja) | 1988-10-13 |
JPH0533065Y2 true JPH0533065Y2 (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=30872407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987049706U Expired - Lifetime JPH0533065Y2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0533065Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6164728U (ja) * | 1984-10-01 | 1986-05-02 |
-
1987
- 1987-03-31 JP JP1987049706U patent/JPH0533065Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63156114U (ja) | 1988-10-13 |
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