JPH05330614A - 出庫システム - Google Patents
出庫システムInfo
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- JPH05330614A JPH05330614A JP14131592A JP14131592A JPH05330614A JP H05330614 A JPH05330614 A JP H05330614A JP 14131592 A JP14131592 A JP 14131592A JP 14131592 A JP14131592 A JP 14131592A JP H05330614 A JPH05330614 A JP H05330614A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、複数のピッカ−間のピッキング作業
の相互干渉が少なく、タクトタイムの短い出庫システム
を提供することにある。 【構成】複数の出荷箱6を搬送する搬送経路7に沿って
複数の各ピッカ−3を配置し、各ピッカ−3から同期し
て物品5を出荷箱6に搬出させ、全てのピッカ−3での
搬出作業が終了した時点で出荷箱6を隣接する次のピッ
カ−3に向けて送り出すように搬送経路7を制御する出
庫制御系3と、各ピッカ−3の作業負荷を均等にするよ
うに出庫要求系列2aの処理順位を再配列する情報処理
系2を設けた構成となっている。
の相互干渉が少なく、タクトタイムの短い出庫システム
を提供することにある。 【構成】複数の出荷箱6を搬送する搬送経路7に沿って
複数の各ピッカ−3を配置し、各ピッカ−3から同期し
て物品5を出荷箱6に搬出させ、全てのピッカ−3での
搬出作業が終了した時点で出荷箱6を隣接する次のピッ
カ−3に向けて送り出すように搬送経路7を制御する出
庫制御系3と、各ピッカ−3の作業負荷を均等にするよ
うに出庫要求系列2aの処理順位を再配列する情報処理
系2を設けた構成となっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、出庫要求に応じて所定
の物品を出庫する出庫システムに関するものである。
の物品を出庫する出庫システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、出庫要求に応じて所定の物品を収
集する出庫作業の効率を上げる方式としては、特開昭5
7−137203号公報の例で示す方式がある。この方
式では、物品を品種別に保管する棚に、棚に保管された
品種の範囲の出庫要求を自動的に表示する複数の表示装
置を設置して構成した複数のピッカ−を備え、さらに各
ピッカ−に沿って、出庫要求に対応する出荷箱を直列に
並べて搬送するコンベアを配置している。このようなシ
ステム構成で、各ピッカ−を受け持つ作業者は、表示装
置の指示に従い所定の品種の物品を必要個数棚からピッ
キングし、コンベア上の出荷箱に集積する。必要な物品
の集積が完了した出荷箱は、コンベアにより次のピッカ
−の作業位置に搬送される。
集する出庫作業の効率を上げる方式としては、特開昭5
7−137203号公報の例で示す方式がある。この方
式では、物品を品種別に保管する棚に、棚に保管された
品種の範囲の出庫要求を自動的に表示する複数の表示装
置を設置して構成した複数のピッカ−を備え、さらに各
ピッカ−に沿って、出庫要求に対応する出荷箱を直列に
並べて搬送するコンベアを配置している。このようなシ
ステム構成で、各ピッカ−を受け持つ作業者は、表示装
置の指示に従い所定の品種の物品を必要個数棚からピッ
キングし、コンベア上の出荷箱に集積する。必要な物品
の集積が完了した出荷箱は、コンベアにより次のピッカ
−の作業位置に搬送される。
【0003】また、特開昭62−249802号公報の
例で示される方式では、各物品の保管位置に品種の識別
コ−ドを表示し、棚自体の識別コ−ドを表示した棚を複
数配置している。さらに、ピッキングする品種が保管さ
れている棚の識別コ−ド及びピッキングする物品の識別
コ−ド及び所要個数を、作業者に対し表示するピッキン
グカ−トが備えられており、作業者はピッキングカ−ト
を押し歩き、表示される順番に棚を巡回し、表示された
出庫要求に基づき出庫作業を行うものである。
例で示される方式では、各物品の保管位置に品種の識別
コ−ドを表示し、棚自体の識別コ−ドを表示した棚を複
数配置している。さらに、ピッキングする品種が保管さ
れている棚の識別コ−ド及びピッキングする物品の識別
コ−ド及び所要個数を、作業者に対し表示するピッキン
グカ−トが備えられており、作業者はピッキングカ−ト
を押し歩き、表示される順番に棚を巡回し、表示された
出庫要求に基づき出庫作業を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例の内、特開昭57−137203号公報の例で示
す方式では、出庫箱に各ピッカ−から搬出された物品を
集積して、ある1つの出庫要求に対する出庫作業を完了
する構成となっているため、各ピッカ−に対する作業負
荷がばらついている場合、作業負荷の小さいピッカ−が
遊び状態になり、一番作業負荷の大きいピッカ−での作
業時間により、出庫システムのタクトタイムが決定され
るため、作業効率が上がらないという問題があった。
従来例の内、特開昭57−137203号公報の例で示
す方式では、出庫箱に各ピッカ−から搬出された物品を
集積して、ある1つの出庫要求に対する出庫作業を完了
する構成となっているため、各ピッカ−に対する作業負
荷がばらついている場合、作業負荷の小さいピッカ−が
遊び状態になり、一番作業負荷の大きいピッカ−での作
業時間により、出庫システムのタクトタイムが決定され
るため、作業効率が上がらないという問題があった。
【0005】また、特開昭62−249802号公報の
例で示される方式では、複数の作業者がピッキングカ−
トの指示により複数の出庫要求に対する出庫作業を、各
々独立に実行するため、上記のような作業者間の作業の
干渉による作業能率の低下は発生しないが。各作業者
が、棚が配置されている全ての領域を作業領域として巡
回することにより出庫作業を実行するため、ピッキング
カ−トの移動に要する時間が長くなり、結局タクトタイ
ムが長くなるという問題があった。
例で示される方式では、複数の作業者がピッキングカ−
トの指示により複数の出庫要求に対する出庫作業を、各
々独立に実行するため、上記のような作業者間の作業の
干渉による作業能率の低下は発生しないが。各作業者
が、棚が配置されている全ての領域を作業領域として巡
回することにより出庫作業を実行するため、ピッキング
カ−トの移動に要する時間が長くなり、結局タクトタイ
ムが長くなるという問題があった。
【0006】本発明の目的は、複数のピッカ−に出庫要
求を分散して与え、出庫作業を並列処理し、各ピッカ−
の作業負荷が不均等である場合も、出庫要求の処理順位
を変更することで、各ピッカ−間の作業干渉に伴う出庫
作業のタクトタイムの増加を低減できる出庫システムを
提供するものである。
求を分散して与え、出庫作業を並列処理し、各ピッカ−
の作業負荷が不均等である場合も、出庫要求の処理順位
を変更することで、各ピッカ−間の作業干渉に伴う出庫
作業のタクトタイムの増加を低減できる出庫システムを
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的は、
出庫要求に指定された品種の物品を出庫要求に指定され
た個数搬出する複数のピッカ−と、各ピッカ−から搬出
される物品を受け取り、1件あたりの出庫要求に対応す
る物品をまとめて収納する出荷箱と、各ピッカ−を巡り
出荷箱を搬送する搬送経路と、各ピッカ−に割り当てら
れた出荷箱への物品の搬出作業が全て完了した時点で、
各ピッカ−に割り当てられた各々の出荷箱を隣接したピ
ッカ−に向けて移動する操作を反復して、各出荷箱に出
庫要求に応じた物品を集積する制御手段と、出庫要求の
系列に含まれる個々の出庫要求を、各ピッカ−が保管す
る品種の情報に基づき、各ピッカ−に割り当てるべき出
庫要求に分割し、各ピッカ−に割り当てられた出庫要求
の内、同時に物品の搬出処理が開始される出庫要求を実
行するのに要する作業負荷が、各ピッカ−で常に均等も
しくは均等に近くなるように出庫要求の処理順位を変更
する情報処理手段とを備えることにより達成される。
出庫要求に指定された品種の物品を出庫要求に指定され
た個数搬出する複数のピッカ−と、各ピッカ−から搬出
される物品を受け取り、1件あたりの出庫要求に対応す
る物品をまとめて収納する出荷箱と、各ピッカ−を巡り
出荷箱を搬送する搬送経路と、各ピッカ−に割り当てら
れた出荷箱への物品の搬出作業が全て完了した時点で、
各ピッカ−に割り当てられた各々の出荷箱を隣接したピ
ッカ−に向けて移動する操作を反復して、各出荷箱に出
庫要求に応じた物品を集積する制御手段と、出庫要求の
系列に含まれる個々の出庫要求を、各ピッカ−が保管す
る品種の情報に基づき、各ピッカ−に割り当てるべき出
庫要求に分割し、各ピッカ−に割り当てられた出庫要求
の内、同時に物品の搬出処理が開始される出庫要求を実
行するのに要する作業負荷が、各ピッカ−で常に均等も
しくは均等に近くなるように出庫要求の処理順位を変更
する情報処理手段とを備えることにより達成される。
【0008】
【作用】この構成によれば、出庫システムに与えられた
出庫要求の処理順位が、各ピッカ−に対する作業負荷が
常時均等になるように自動的に入れ替えられるため、各
ピッカ−での出庫箱に対する物品の搬出作業は、同時に
開始され、かつほぼ同時に終了し、出荷箱が全てのピッ
カ−を巡り最後のピッカ−より物品を受け取った時点で
1件の出庫要求に対する全ての出庫作業が終了する。
出庫要求の処理順位が、各ピッカ−に対する作業負荷が
常時均等になるように自動的に入れ替えられるため、各
ピッカ−での出庫箱に対する物品の搬出作業は、同時に
開始され、かつほぼ同時に終了し、出荷箱が全てのピッ
カ−を巡り最後のピッカ−より物品を受け取った時点で
1件の出庫要求に対する全ての出庫作業が終了する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図1及び図
2を用いて説明する。
2を用いて説明する。
【0010】図1は本発明の出庫システムの一実施例を
示す全体構成図、図2は本発明の一実施例を構成する搬
送経路の側面図である。
示す全体構成図、図2は本発明の一実施例を構成する搬
送経路の側面図である。
【0011】図1に示すように、出庫システムは、出庫
要求に指定された品種の物品5を指定された個数搬出す
る複数のピッカ−4と、各ピッカ−4から搬出される物
品5を受け取り1件あたりの出庫要求に対応する物品5
をまとめて収納する出荷箱6と、各ピッカ−4を巡り出
荷箱6を搬送する搬送経路7を備えている。No.1か
らNo.uのピッカ−4は順に搬送経路7に沿って配置
されている。搬送経路7の一端には、空の出荷箱6を供
給する供給設備8が接続され、搬送経路7の他の一端
は、出庫要求に指定された全ての物品5を収納した出荷
箱6を受け取る次段の処理施設9に接続されている。
要求に指定された品種の物品5を指定された個数搬出す
る複数のピッカ−4と、各ピッカ−4から搬出される物
品5を受け取り1件あたりの出庫要求に対応する物品5
をまとめて収納する出荷箱6と、各ピッカ−4を巡り出
荷箱6を搬送する搬送経路7を備えている。No.1か
らNo.uのピッカ−4は順に搬送経路7に沿って配置
されている。搬送経路7の一端には、空の出荷箱6を供
給する供給設備8が接続され、搬送経路7の他の一端
は、出庫要求に指定された全ての物品5を収納した出荷
箱6を受け取る次段の処理施設9に接続されている。
【0012】各ピッカ−4、搬送経路7及び供給設備8
は、出庫制御系3により統括制御される。さらに、各ピ
ッカ−4は、上位システム1より受け取った出庫要求
を、各ピッカ−4毎に分割する情報処理系2より出庫要
求を受け取る。
は、出庫制御系3により統括制御される。さらに、各ピ
ッカ−4は、上位システム1より受け取った出庫要求
を、各ピッカ−4毎に分割する情報処理系2より出庫要
求を受け取る。
【0013】図2に示すように、搬送経路7は、複数の
回転ロ−ラ7cを備えたロ−ラコンベアから構成されて
おり、出荷箱6を一時停止し位置決めするストッパ−7
a及び出荷箱6の通過を検出する、例えば透過型の光セ
ンサ等で構成した通過センサ7bを備えている。出荷箱
6には、突起6aが設けられており、出荷箱6同志が接
触しても、ストッパ−7aが挿入できる隙間を形成す
る。通過センサ7bは、ストッパ−7aにより止められ
ている出荷箱6と後続の出荷箱6との間の隙間を検出す
るように配置されている。
回転ロ−ラ7cを備えたロ−ラコンベアから構成されて
おり、出荷箱6を一時停止し位置決めするストッパ−7
a及び出荷箱6の通過を検出する、例えば透過型の光セ
ンサ等で構成した通過センサ7bを備えている。出荷箱
6には、突起6aが設けられており、出荷箱6同志が接
触しても、ストッパ−7aが挿入できる隙間を形成す
る。通過センサ7bは、ストッパ−7aにより止められ
ている出荷箱6と後続の出荷箱6との間の隙間を検出す
るように配置されている。
【0014】ストッパ−7aは、各ピッカ−4の搬出作
業位置4aの近傍に配置されており、通過センサ7bが
出荷箱6間の隙間を検出した直後に突起7dを搬送経路
7上にせり出すよう制御される。従って、出荷箱6は、
各搬出作業位置4aより1個づつ次段の処理施設9に向
けて送りだされる。
業位置4aの近傍に配置されており、通過センサ7bが
出荷箱6間の隙間を検出した直後に突起7dを搬送経路
7上にせり出すよう制御される。従って、出荷箱6は、
各搬出作業位置4aより1個づつ次段の処理施設9に向
けて送りだされる。
【0015】さらに、本実施例では、各搬出作業位置4
aに同一個数の出荷箱6を連ねて蓄積している。
aに同一個数の出荷箱6を連ねて蓄積している。
【0016】次に、図3、図4及び図5を用いて本発明
の一実施例の動作について説明する。
の一実施例の動作について説明する。
【0017】まず、実施例の情報処理系2の処理の流れ
を説明した図3用いて、情報処理系の動作について説明
する。
を説明した図3用いて、情報処理系の動作について説明
する。
【0018】図3に示すように、出庫要求系列2aは、
各出庫要求の処理順位を決めたものである。図に示す参
照コ−ドRi(1≦i)は、処理順位i番目の出庫要求
に対応する所要搬出品種及び各品種の物品5の所要搬出
個数の記録に対する参照コ−ドである。
各出庫要求の処理順位を決めたものである。図に示す参
照コ−ドRi(1≦i)は、処理順位i番目の出庫要求
に対応する所要搬出品種及び各品種の物品5の所要搬出
個数の記録に対する参照コ−ドである。
【0019】出庫要求系列2aは、まず手順2fによ
り、各搬出作業位置4aに連ねて蓄積している出荷箱6
の個数に分割され出庫要求系列2bとなる。各出庫要求
系列2bは、出庫要求系列2aより切り出された後、個
別に処理順位を割り付けて構成している。ここで、各出
庫要求系列2bに記載されている参照コ−ドAj、Bj
及びCj(1≦j)は、参照コ−ドRiの参照内容を受
け継いだものである。
り、各搬出作業位置4aに連ねて蓄積している出荷箱6
の個数に分割され出庫要求系列2bとなる。各出庫要求
系列2bは、出庫要求系列2aより切り出された後、個
別に処理順位を割り付けて構成している。ここで、各出
庫要求系列2bに記載されている参照コ−ドAj、Bj
及びCj(1≦j)は、参照コ−ドRiの参照内容を受
け継いだものである。
【0020】次に、各出庫要求系列2bは、手順2gを
介して作業要求を各ピッカ−4に対して分割して記述し
た出庫要求系列2cに変換される。ここで、出庫要求系
列2cに記載されている出庫要求の参照コ−ドAjk
(1≦k≦u)は、番号kのピッカ−4が受け持つ処理
順位jの出庫要求を参照するコ−ドである。
介して作業要求を各ピッカ−4に対して分割して記述し
た出庫要求系列2cに変換される。ここで、出庫要求系
列2cに記載されている出庫要求の参照コ−ドAjk
(1≦k≦u)は、番号kのピッカ−4が受け持つ処理
順位jの出庫要求を参照するコ−ドである。
【0021】手順2gでは、参照コ−ドAjで参照され
る出庫要求で記述された所要品種を保管するピッカ−4
を探し、所要品種を保管する各ピッカ−4に対して出庫
要求を分割して割り付け、対応する参照コ−ドAjk
を、出庫要求系列2cに登録する。
る出庫要求で記述された所要品種を保管するピッカ−4
を探し、所要品種を保管する各ピッカ−4に対して出庫
要求を分割して割り付け、対応する参照コ−ドAjk
を、出庫要求系列2cに登録する。
【0022】次に、各出庫要求系列2cは、手順2hを
介して各ピッカ−4の作業負荷が均一になるように処理
順位を再配列した出庫要求系列2dに変換される。ここ
で、出庫要求系列2dに記載されている出庫要求の参照
コ−ドXhk(1≦h)は、参照コ−ドAjkの参照内
容を受け継いだものであり、処理順位がj番目からh番
目に変更されたものである。手順2hの詳細な方法につ
いては、後に図5を用いて詳細に説明する。
介して各ピッカ−4の作業負荷が均一になるように処理
順位を再配列した出庫要求系列2dに変換される。ここ
で、出庫要求系列2dに記載されている出庫要求の参照
コ−ドXhk(1≦h)は、参照コ−ドAjkの参照内
容を受け継いだものであり、処理順位がj番目からh番
目に変更されたものである。手順2hの詳細な方法につ
いては、後に図5を用いて詳細に説明する。
【0023】次に、各出庫要求系列2dは、手順2iを
介して出庫要求系列2eの形にまとめられる。手順2i
では、各出庫要求系列2dの同順位の出庫要求を順につ
なげて系列を作り、先頭の出庫要求より処理順位を付け
なおして出庫要求系列2eを作る。例えば、各出庫要求
系列2dに記載されている参照コ−ドXhk、Xh+1 k、
Yhk、Yh+1 k、Zhk、Zh+1 kは、Xhk、Yhk、Zhk、
Xh+1 k、Yh+1 k、Zh+1 kの順に処理されるように出
庫要求系列2eに登録される。
介して出庫要求系列2eの形にまとめられる。手順2i
では、各出庫要求系列2dの同順位の出庫要求を順につ
なげて系列を作り、先頭の出庫要求より処理順位を付け
なおして出庫要求系列2eを作る。例えば、各出庫要求
系列2dに記載されている参照コ−ドXhk、Xh+1 k、
Yhk、Yh+1 k、Zhk、Zh+1 kは、Xhk、Yhk、Zhk、
Xh+1 k、Yh+1 k、Zh+1 kの順に処理されるように出
庫要求系列2eに登録される。
【0024】次に、実施例のピッカ−4の並列処理の流
れを説明した図4用いて、出庫作業に関する動作につい
て説明する。なお、図4において図1に示したものと同
一の要素には同一の記号を記してある。
れを説明した図4用いて、出庫作業に関する動作につい
て説明する。なお、図4において図1に示したものと同
一の要素には同一の記号を記してある。
【0025】図4に示すように、情報処理系2で生成し
た出庫要求系列2eは、該当するピッカ−4に向け出庫
要求系列4bとして分割して各ピッカ−4に与えられ
る。各ピッカ−4は、出庫制御系3の指令により同期し
て出荷箱6への物品5の搬出作業を開始する。図4に示
すように、本実施例の説明では、例として各ピッカ−4
の搬出位置4aには3つの出荷箱6を連ねている。この
ため、時刻t1において、No.1のピッカ−4のj番
目の出庫要求Xi1、No.2のピッカ−4のj−3番
目の出庫要求Xi-1 2、さらにNo.uのピッカ−4の
j−3u−3番目の出庫要求Xi-u+1 uが同期して処理
される。同様に、後続する時刻の矢印で連結して示した
各ピッカ−4の出庫要求が同期して処理される。
た出庫要求系列2eは、該当するピッカ−4に向け出庫
要求系列4bとして分割して各ピッカ−4に与えられ
る。各ピッカ−4は、出庫制御系3の指令により同期し
て出荷箱6への物品5の搬出作業を開始する。図4に示
すように、本実施例の説明では、例として各ピッカ−4
の搬出位置4aには3つの出荷箱6を連ねている。この
ため、時刻t1において、No.1のピッカ−4のj番
目の出庫要求Xi1、No.2のピッカ−4のj−3番
目の出庫要求Xi-1 2、さらにNo.uのピッカ−4の
j−3u−3番目の出庫要求Xi-u+1 uが同期して処理
される。同様に、後続する時刻の矢印で連結して示した
各ピッカ−4の出庫要求が同期して処理される。
【0026】搬送経路7は、出庫制御系3の指令により
全てのピッカ−4の搬出作業が終了した後、各ピッカ−
4により物品の供給を受けた出荷箱6を隣接するピッカ
−4に向けて送り出し、後続する出荷箱6を各ピッカ−
4の搬出位置4aに停止させる。
全てのピッカ−4の搬出作業が終了した後、各ピッカ−
4により物品の供給を受けた出荷箱6を隣接するピッカ
−4に向けて送り出し、後続する出荷箱6を各ピッカ−
4の搬出位置4aに停止させる。
【0027】以上の動作を反復し、出荷箱6がNo.1
からuのピッカ−4を巡ることで、例えば時刻t1の例
で示すように、1件の出庫要求を構成する出庫要求Xi-
u+11からXi-u+1 uに対応する物品5が1つの出荷箱
6に集積される。
からuのピッカ−4を巡ることで、例えば時刻t1の例
で示すように、1件の出庫要求を構成する出庫要求Xi-
u+11からXi-u+1 uに対応する物品5が1つの出荷箱
6に集積される。
【0028】次に、前述した各ピッカ−4の作業負荷が
均一になるように出庫要求系列2cの処理順位を再配列
する手順2hについて、図5を用いて詳細に説明する。
均一になるように出庫要求系列2cの処理順位を再配列
する手順2hについて、図5を用いて詳細に説明する。
【0029】なお、図5において、図3で示したものと
同じ要素には、同一の記号を記してある。
同じ要素には、同一の記号を記してある。
【0030】まず、出庫要求系列2cをもとに、手順2
kを介して出庫要求系列2jが生成される。出庫要求系
列2jは、出庫要求系列2cに記述された参照コ−ドA
mn(1≦m,1≦n≦u)に対応する出庫要求をピッ
カ−4が実行した場合の作業負荷Tmnを、参照コ−ド
Amnに替えて登録したものである。
kを介して出庫要求系列2jが生成される。出庫要求系
列2jは、出庫要求系列2cに記述された参照コ−ドA
mn(1≦m,1≦n≦u)に対応する出庫要求をピッ
カ−4が実行した場合の作業負荷Tmnを、参照コ−ド
Amnに替えて登録したものである。
【0031】ここで、作業負荷としては、ピッカ−4が
与えられた出庫要求に対応する出庫作業を完了するのに
要する作業時間を扱う。なお、作業時間を代表する値と
して出庫要求に記述される物品5の所要出庫個数の総合
計を、作業負荷として取り扱っても良い。
与えられた出庫要求に対応する出庫作業を完了するのに
要する作業時間を扱う。なお、作業時間を代表する値と
して出庫要求に記述される物品5の所要出庫個数の総合
計を、作業負荷として取り扱っても良い。
【0032】手順2kでは、参照コ−ドAmnに対応す
る出庫要求をピッカ−4が実行した場合の作業負荷Tm
nを、ピッカ−4の出庫作業を近似的に再現するシュミ
レ−ション、もしくはピッカ−4の作業時間を求める算
術式を用いて、参照コ−ドAmnに対応する出庫要求を
ピッカ−4が実行した場合の作業負荷Tmnを求める。
なお、作業負荷Tmnを求める他の手段として、ピッカ
−4が保管する全ての品種の物品5について、少なくと
も1個以上の物品5を搬出するのに要する時間を予め登
録しておき、出庫要求に記述された必要品種の所要出庫
個数に基づき作業時間を求めても良い。
る出庫要求をピッカ−4が実行した場合の作業負荷Tm
nを、ピッカ−4の出庫作業を近似的に再現するシュミ
レ−ション、もしくはピッカ−4の作業時間を求める算
術式を用いて、参照コ−ドAmnに対応する出庫要求を
ピッカ−4が実行した場合の作業負荷Tmnを求める。
なお、作業負荷Tmnを求める他の手段として、ピッカ
−4が保管する全ての品種の物品5について、少なくと
も1個以上の物品5を搬出するのに要する時間を予め登
録しておき、出庫要求に記述された必要品種の所要出庫
個数に基づき作業時間を求めても良い。
【0033】次に手段2lにおいて、出庫要求系列2j
の任意の順位i(1≦i)の作業負荷Tip(2≦p≦
u)と、任意の順位i+k(1≦k)の作業負荷Ti+k
p-1との間の格差の合計Sik を式(数1)により求め
る。
の任意の順位i(1≦i)の作業負荷Tip(2≦p≦
u)と、任意の順位i+k(1≦k)の作業負荷Ti+k
p-1との間の格差の合計Sik を式(数1)により求め
る。
【0034】
【数1】
【0035】なお、格差の合計Sik は、式(数2)に
示すように作業負荷の差の絶対値の合計として算出して
も、式(数3)に示すように作業負荷の差の自乗平均と
して算出しても良い。
示すように作業負荷の差の絶対値の合計として算出して
も、式(数3)に示すように作業負荷の差の自乗平均と
して算出しても良い。
【0036】
【数2】
【0037】
【数3】
【0038】以上の手順2lの処理を、順位iに後続す
る全ての順位i+kについて実行し、手順2mに示すよ
うに、格差の合計Sik が最小となる順位i+kの行の
作業負荷を、順位i+1の行の作業負荷と入れ替える。
この処理と同時に、手順2nにより出庫要求系列2cの
順位i+kの行の出庫要求と、順位i+1の行の出庫要
求の入れ替えを行い、出庫要求系列2dを形成してい
く。
る全ての順位i+kについて実行し、手順2mに示すよ
うに、格差の合計Sik が最小となる順位i+kの行の
作業負荷を、順位i+1の行の作業負荷と入れ替える。
この処理と同時に、手順2nにより出庫要求系列2cの
順位i+kの行の出庫要求と、順位i+1の行の出庫要
求の入れ替えを行い、出庫要求系列2dを形成してい
く。
【0039】出庫要求系列2jの最終順位をqとして、
以上述べた順位iの作業負荷及び出庫要求に関する手順
2l、手順2m及び手順2nの処理を、順位1から順に
順位q−1まで反復することで、出庫要求系列2cの再
配列が完了し、出庫要求系列2dが完成する。
以上述べた順位iの作業負荷及び出庫要求に関する手順
2l、手順2m及び手順2nの処理を、順位1から順に
順位q−1まで反復することで、出庫要求系列2cの再
配列が完了し、出庫要求系列2dが完成する。
【0040】以上述べた本実施例によれば、図5で述べ
た順位の再配列処理により、図4で示した同期して搬出
作業が実行される出庫要求Xi1、Xi-1 2、さらにX
i-u+1 uに対応する、出庫要求系列2jの作業負荷Ti
1、Ti-1 2、さらにTi-u+1 uは、任意の順位iにつ
いて相互に均等もしくは均等に近い値に設定される。す
なわち、上位システムより、各ピッカ−4の作業負荷が
不均等になる出庫要求系列を与えられても、情報処理系
により、常に各ピッカ−4の作業負荷を均等もしくは均
等に近い状態に維持することができる。このため、各ピ
ッカ−4の作業負荷の不均等によるピッカ−4の遊び時
間を低減することができ、出庫作業のタクトタイムを短
縮することができる。
た順位の再配列処理により、図4で示した同期して搬出
作業が実行される出庫要求Xi1、Xi-1 2、さらにX
i-u+1 uに対応する、出庫要求系列2jの作業負荷Ti
1、Ti-1 2、さらにTi-u+1 uは、任意の順位iにつ
いて相互に均等もしくは均等に近い値に設定される。す
なわち、上位システムより、各ピッカ−4の作業負荷が
不均等になる出庫要求系列を与えられても、情報処理系
により、常に各ピッカ−4の作業負荷を均等もしくは均
等に近い状態に維持することができる。このため、各ピ
ッカ−4の作業負荷の不均等によるピッカ−4の遊び時
間を低減することができ、出庫作業のタクトタイムを短
縮することができる。
【0041】さらに、本実施例では、複数の出荷箱6
を、搬送経路7上に連結して並べているために、出荷箱
6の交換に伴う出荷箱6の移動距離を短縮することがで
き、出荷箱6の移動に伴う無駄時間を減らすことで出庫
作業のタクトタイムを短縮することができる。
を、搬送経路7上に連結して並べているために、出荷箱
6の交換に伴う出荷箱6の移動距離を短縮することがで
き、出荷箱6の移動に伴う無駄時間を減らすことで出庫
作業のタクトタイムを短縮することができる。
【0042】なお、本実施例において記述したピッカ−
4としては、出庫要求に応じて所要の物品5を搬出する
機能を有していれば、全自動のピッキング装置を用いて
も、例えばディジタルピッカ−のような人手作業を介在
した半自動のピッキング手段を用いても、さらに例えば
出庫伝票と物品5を収納した収納棚を用いたような人手
作業によるピッキング手段を用いても、同様な効果を得
られることは明白である。
4としては、出庫要求に応じて所要の物品5を搬出する
機能を有していれば、全自動のピッキング装置を用いて
も、例えばディジタルピッカ−のような人手作業を介在
した半自動のピッキング手段を用いても、さらに例えば
出庫伝票と物品5を収納した収納棚を用いたような人手
作業によるピッキング手段を用いても、同様な効果を得
られることは明白である。
【0043】次に、本発明の他の実施例を図6を用いて
説明する。この図6図において、図1に示す要素と同一
の物については同一の記号を記している。
説明する。この図6図において、図1に示す要素と同一
の物については同一の記号を記している。
【0044】本実施例においては、各ピッカ−10は、
搬送経路7上の搬出位置10aに位置決めされた複数の
出荷箱6に物品5を搬出する。出庫制御系11は、各ピ
ッカ−10が複数の出荷箱6に対応する出庫要求に対す
る出庫作業を全て終了したことを確認し、搬出位置10
aに位置決めされた複数の出荷箱6を全て次のピッカ−
10に向けて送り出すように搬送経路7に指令を与え
る。
搬送経路7上の搬出位置10aに位置決めされた複数の
出荷箱6に物品5を搬出する。出庫制御系11は、各ピ
ッカ−10が複数の出荷箱6に対応する出庫要求に対す
る出庫作業を全て終了したことを確認し、搬出位置10
aに位置決めされた複数の出荷箱6を全て次のピッカ−
10に向けて送り出すように搬送経路7に指令を与え
る。
【0045】本実施例によれば、図1に示す実施例に比
べ、複数の出庫要求をまとめて処理するため、各ピッカ
−10間の作業負荷がより均等化され、タクトタイムの
短縮を図ることができる。
べ、複数の出庫要求をまとめて処理するため、各ピッカ
−10間の作業負荷がより均等化され、タクトタイムの
短縮を図ることができる。
【0046】さらに、複数の出荷箱6をまとめて次のピ
ッカ−10に向けて送り出すことから、出荷箱6の移動
回数を削減できるため、タクトタイムの短縮を図ること
ができる。
ッカ−10に向けて送り出すことから、出荷箱6の移動
回数を削減できるため、タクトタイムの短縮を図ること
ができる。
【0047】さらに、ピッカ−10が、人もしくは自動
機械が所定の物品5の保管位置まで移動し搬出位置10
aまで物品5を運んでくる構成である場合、複数の出荷
箱6に対応する物品5をまとめて収集し、一度に搬出位
置10aまで運んでくることが可能であり、人もしくは
自動機械の移動距離を短縮することにより、タクトタイ
ムの短縮を図ることができる。
機械が所定の物品5の保管位置まで移動し搬出位置10
aまで物品5を運んでくる構成である場合、複数の出荷
箱6に対応する物品5をまとめて収集し、一度に搬出位
置10aまで運んでくることが可能であり、人もしくは
自動機械の移動距離を短縮することにより、タクトタイ
ムの短縮を図ることができる。
【0048】次に、本発明のさらに他の実施例を図7を
用いて説明する。この図7図において、図1に示す要素
と同一の物については同一の記号を記している。
用いて説明する。この図7図において、図1に示す要素
と同一の物については同一の記号を記している。
【0049】本実施例においては、搬送経路13として
コンベアを用いており、隣接するピッカ−12の搬出位
置12aを等間隔L1になるように配置している。
コンベアを用いており、隣接するピッカ−12の搬出位
置12aを等間隔L1になるように配置している。
【0050】さらに、出庫制御系16は、出荷箱15が
搬出位置12aに至ったときに、出荷箱15を停止させ
るように、搬送経路13に対し指令を与える。
搬出位置12aに至ったときに、出荷箱15を停止させ
るように、搬送経路13に対し指令を与える。
【0051】さらに、出庫制御系16は、1回の出荷箱
15の移動において、間隔L1の整数分の1の間隔L2
だけ出荷箱15移動するように、搬送経路13に対し指
令を与える。
15の移動において、間隔L1の整数分の1の間隔L2
だけ出荷箱15移動するように、搬送経路13に対し指
令を与える。
【0052】さらに、出庫制御系16は、出荷箱15が
停止している間に、空の出荷箱15を搬送経路13上に
置くように、供給設備14に対し指令を与える。
停止している間に、空の出荷箱15を搬送経路13上に
置くように、供給設備14に対し指令を与える。
【0053】以上の、構成及び制御により、出荷箱15
は搬送経路13上にL2の距離を置いて等間隔に並べら
れて搬送され、搬送経路13の停止毎に、各出荷箱15
は各ピッカ−12の搬出位置12aに位置決めされる。
は搬送経路13上にL2の距離を置いて等間隔に並べら
れて搬送され、搬送経路13の停止毎に、各出荷箱15
は各ピッカ−12の搬出位置12aに位置決めされる。
【0054】本実施例によれば、図1に示す実施例に比
べ、出荷箱15の位置決めのためにストッパ−7aのよ
うな付属設備を用いる必要が無く、さらにコンベアとし
てもロ−ラ−型のコンベアを用いる必要が無いため、搬
送経路13の構造を簡素化できる。
べ、出荷箱15の位置決めのためにストッパ−7aのよ
うな付属設備を用いる必要が無く、さらにコンベアとし
てもロ−ラ−型のコンベアを用いる必要が無いため、搬
送経路13の構造を簡素化できる。
【0055】次に、本発明の他の実施例を図8及び図9
を用いて説明する。図8は本発明の出庫システムの他の
実施例の全体構成であり、図9はその搬送経路の側面図
である。これらの図において、図7に示す要素と同一の
物については同一の記号を記している。
を用いて説明する。図8は本発明の出庫システムの他の
実施例の全体構成であり、図9はその搬送経路の側面図
である。これらの図において、図7に示す要素と同一の
物については同一の記号を記している。
【0056】本実施例においては、搬送経路17を、コ
ンベア17b上の出荷箱15の位置決めを行う固定設備
17aを、コンベア17b上に間隔L2おきに等間隔に
布設して搬送経路17を構成している。
ンベア17b上の出荷箱15の位置決めを行う固定設備
17aを、コンベア17b上に間隔L2おきに等間隔に
布設して搬送経路17を構成している。
【0057】本実施例によれば、図7に示す実施例に比
べ、搬送経路17上の出荷箱15の位置が固定設備17
aにより保持されるため、出荷箱15の搬送過程での出
荷箱15の位置ずれが生じず、信頼性の高い出庫作業が
可能となる。
べ、搬送経路17上の出荷箱15の位置が固定設備17
aにより保持されるため、出荷箱15の搬送過程での出
荷箱15の位置ずれが生じず、信頼性の高い出庫作業が
可能となる。
【0058】次に、本発明のさらに他の実施例を図10
及び図11を用いて説明する。図10は本発明の出庫シ
ステムのさらに他の実施例の全体構成であり、図11は
その搬送経路の側面図である。これらの図において、図
7に示す要素と同一の物については同一の記号を記して
いる。
及び図11を用いて説明する。図10は本発明の出庫シ
ステムのさらに他の実施例の全体構成であり、図11は
その搬送経路の側面図である。これらの図において、図
7に示す要素と同一の物については同一の記号を記して
いる。
【0059】本実施例においては、出荷箱18aを、固
定設備18bにより、間隔L2おきに等間隔にコンベア
18cに結合して、搬送経路18を構成している。
定設備18bにより、間隔L2おきに等間隔にコンベア
18cに結合して、搬送経路18を構成している。
【0060】さらに、搬送経路18の搬送方向の端部
に、出荷箱18aから物品5を受け取る第2の出荷箱1
9を次段の処理施設9に向けて搬送する第2の搬送経路
20を接続し、第2の搬送経路20の端部に空の第2の
出荷箱19を供給する第2の供給設備21を接続してい
る。
に、出荷箱18aから物品5を受け取る第2の出荷箱1
9を次段の処理施設9に向けて搬送する第2の搬送経路
20を接続し、第2の搬送経路20の端部に空の第2の
出荷箱19を供給する第2の供給設備21を接続してい
る。
【0061】出庫制御系22は、搬送経路18が停止す
る毎に、出荷箱18aから物品5を受け取ることが可能
な位置に、第2の出荷箱19を位置決めするように、第
2の搬送経路20及び第2の供給設備21に指令を与え
る。
る毎に、出荷箱18aから物品5を受け取ることが可能
な位置に、第2の出荷箱19を位置決めするように、第
2の搬送経路20及び第2の供給設備21に指令を与え
る。
【0062】本実施例によれば、図7に示す実施例に比
べ、搬送経路18に出荷箱18aが固定されているた
め、出荷箱18aの位置ずれが生じず、信頼性の高い出
庫作業が可能となる。
べ、搬送経路18に出荷箱18aが固定されているた
め、出荷箱18aの位置ずれが生じず、信頼性の高い出
庫作業が可能となる。
【0063】次に、本発明の他の実施例を図12及び図
13を用いて説明する。図12は本発明の他の実施例の
情報処理系の処理の流れを説明したものであり、図13
はその順位再配列の処理手順を説明したものである。こ
れらの図及び以下の説明において、図1、図3及び図5
に示す要素と同一の物については同一の記号を記してい
る。
13を用いて説明する。図12は本発明の他の実施例の
情報処理系の処理の流れを説明したものであり、図13
はその順位再配列の処理手順を説明したものである。こ
れらの図及び以下の説明において、図1、図3及び図5
に示す要素と同一の物については同一の記号を記してい
る。
【0064】本実施例においては、情報処理系2におい
て、図12に示す出庫要求系列2cを、各ピッカ−3の
作業負荷が均等になるよう処理順位を再配列した出庫要
求系列2dに、手順2oを用いて変換する。
て、図12に示す出庫要求系列2cを、各ピッカ−3の
作業負荷が均等になるよう処理順位を再配列した出庫要
求系列2dに、手順2oを用いて変換する。
【0065】以下、図13を用いて手順2oの方法につ
いて説明する。
いて説明する。
【0066】まず、出庫要求系列2cから、手順2kに
より出庫要求系列2cの出庫要求の参照コ−ドAij
(1≦i,1≦j≦u)を、それに対応する作業負荷T
ijに置き換えて出庫要求系列2pを生成する。
より出庫要求系列2cの出庫要求の参照コ−ドAij
(1≦i,1≦j≦u)を、それに対応する作業負荷T
ijに置き換えて出庫要求系列2pを生成する。
【0067】次に、手順2rにより、出庫要求系列2p
の任意の順位j及びkを並べ替え、新しい順位の並びを
テ−ブル2qに登録する。さらに、手順2sにより新し
い順位に並べ替えた出庫要求系列2pについて、各ピッ
カ−3により同時に実行される出庫要求について、作業
負荷の平均値で正規化した作業負荷のばらつきを求め、
各同期作業毎のばらつきの合計値をテ−ブル2qに登録
する。
の任意の順位j及びkを並べ替え、新しい順位の並びを
テ−ブル2qに登録する。さらに、手順2sにより新し
い順位に並べ替えた出庫要求系列2pについて、各ピッ
カ−3により同時に実行される出庫要求について、作業
負荷の平均値で正規化した作業負荷のばらつきを求め、
各同期作業毎のばらつきの合計値をテ−ブル2qに登録
する。
【0068】作業負荷のばらつきの合計値Vmは、ばら
つきを式(数4)で示すように作業負荷の分散を式(数
5)で示す作業負荷の平均値Tajで正規化して算出す
る。
つきを式(数4)で示すように作業負荷の分散を式(数
5)で示す作業負荷の平均値Tajで正規化して算出す
る。
【0069】
【数4】
【0070】
【数5】
【0071】ここで、nは、出庫要求系列2pの最終順
位である。また、mは並べ替え作業の試行の順位であ
る。
位である。また、mは並べ替え作業の試行の順位であ
る。
【0072】なお、ばらつきは、式(数6)で示すよう
に作業負荷を作業負荷の平均値Tajで正規化したもの
の分散として算出しても良い。
に作業負荷を作業負荷の平均値Tajで正規化したもの
の分散として算出しても良い。
【0073】
【数6】
【0074】また、式(数7)もしくは式(数8)で示
すように、ばらつきは、作業負荷と作業負荷の平均値T
ajの差の絶対値、もしくは作業負荷の平均値Tajで
正規化した作業負荷から1を差し引いた値の絶対値とし
て算出しても良い。
すように、ばらつきは、作業負荷と作業負荷の平均値T
ajの差の絶対値、もしくは作業負荷の平均値Tajで
正規化した作業負荷から1を差し引いた値の絶対値とし
て算出しても良い。
【0075】
【数7】
【0076】
【数8】
【0077】テ−ブル2qには、並べ替えられた新しい
順位を、並べ替え作業の試行順位ごとに並べて記載して
あり、さらに、並べ替え作業の試行順位毎には、並べ替
えられた出庫要求系列2pに関するばらつきの合計値V
mを記載している。テ−ブル2qに記載してあるよう
に、1回の並べ替え作業では、任意の2つの順位のみを
交換し、各試行順位で発生する順位の変更パタ−ンは相
互に重複しないようにしている。
順位を、並べ替え作業の試行順位ごとに並べて記載して
あり、さらに、並べ替え作業の試行順位毎には、並べ替
えられた出庫要求系列2pに関するばらつきの合計値V
mを記載している。テ−ブル2qに記載してあるよう
に、1回の並べ替え作業では、任意の2つの順位のみを
交換し、各試行順位で発生する順位の変更パタ−ンは相
互に重複しないようにしている。
【0078】全ての並べ替え作業が終了した後、テ−ブ
ル2qに記載してあるばらつきの合計値Vmを比較し最
小値をもつ試行順位mを探索する。
ル2qに記載してあるばらつきの合計値Vmを比較し最
小値をもつ試行順位mを探索する。
【0079】最後に、手順2tにより、テ−ブル2qに
記載してある試行順位0、すなわち順位の再配列を行う
前の作業要求系列2cの順位と、これに対する、ばらつ
きの合計値Vmを最小値にする試行順位mに記載されて
いる並べ替えられた順位とを参照し、作業要求系列2c
の任意の順位に対応する出庫要求を並べ替えられた順位
に移し替えて、作業要求系列2cを生成する。
記載してある試行順位0、すなわち順位の再配列を行う
前の作業要求系列2cの順位と、これに対する、ばらつ
きの合計値Vmを最小値にする試行順位mに記載されて
いる並べ替えられた順位とを参照し、作業要求系列2c
の任意の順位に対応する出庫要求を並べ替えられた順位
に移し替えて、作業要求系列2cを生成する。
【0080】本実施例によれば、作業要求系列2cの処
理順位の再配列の全ての場合について、各ピッカ−3の
作業負荷のばらつきを最小に押さえる再配列パタ−ンを
探索するため、上位システムより与えられた出庫要求系
列2aに対して、出庫作業のタクトタイムを最短にする
ことができる。
理順位の再配列の全ての場合について、各ピッカ−3の
作業負荷のばらつきを最小に押さえる再配列パタ−ンを
探索するため、上位システムより与えられた出庫要求系
列2aに対して、出庫作業のタクトタイムを最短にする
ことができる。
【0081】次に、本発明のさらに他の実施例を図14
及び図15を用いて説明する。図14は本発明の出庫シ
ステムのさらに他の実施例の全体構成であり、図15は
その実施例の情報処理系の処理の流れを説明したもので
ある。これらの図において、図1に示す要素と同一の物
については同一の記号を記している。
及び図15を用いて説明する。図14は本発明の出庫シ
ステムのさらに他の実施例の全体構成であり、図15は
その実施例の情報処理系の処理の流れを説明したもので
ある。これらの図において、図1に示す要素と同一の物
については同一の記号を記している。
【0082】本実施例においては、図14に示す情報処
理系23において、上位システム1より与えられる出庫
要求系列23aに対して図15に示す処理を行う。
理系23において、上位システム1より与えられる出庫
要求系列23aに対して図15に示す処理を行う。
【0083】まず、手順23iにより、出庫要求系列2
3aの出庫要求が各ピッカ−3毎に分割され、出庫要求
系列23bが生成される。
3aの出庫要求が各ピッカ−3毎に分割され、出庫要求
系列23bが生成される。
【0084】次に、手順23jにより、出庫要求系列2
3bに含まれる各出庫要求について各ピッカ−3に割り
当てられる作業に要する作業負荷のばらつきを求め、ば
らつきが所定の許容値を越える順位の出庫要求を集積し
て第1の出庫要求系列23dを作る。ここで、出庫要求
系列23bの順位jの出庫要求のばらつきWjは、式
(数9)に示すように作業負荷の平均値で正規化した作
業負荷の分散として算出する。
3bに含まれる各出庫要求について各ピッカ−3に割り
当てられる作業に要する作業負荷のばらつきを求め、ば
らつきが所定の許容値を越える順位の出庫要求を集積し
て第1の出庫要求系列23dを作る。ここで、出庫要求
系列23bの順位jの出庫要求のばらつきWjは、式
(数9)に示すように作業負荷の平均値で正規化した作
業負荷の分散として算出する。
【0085】
【数9】
【0086】ここで、Tjkは、出庫要求系列23bの
順位j、ピッカ−番号kの出庫要求に対応する作業負荷
であり、Tbjは式(数10)に示す順位jの作業負荷
の平均値である。
順位j、ピッカ−番号kの出庫要求に対応する作業負荷
であり、Tbjは式(数10)に示す順位jの作業負荷
の平均値である。
【0087】
【数10】
【0088】なお、ばらつきWjは、式(数11)で示
すように作業負荷を作業負荷の平均値Tbjで正規化し
たものの分散として算出しても良い。
すように作業負荷を作業負荷の平均値Tbjで正規化し
たものの分散として算出しても良い。
【0089】
【数11】
【0090】また、式(数12)もしくは式(数13)
で示すように、ばらつきは、作業負荷と作業負荷の平均
値Tbjの差の絶対値、もしくは作業負荷の平均値Tb
jで正規化した作業負荷から1を差し引いた値の絶対値
の合計として算出しても良い。
で示すように、ばらつきは、作業負荷と作業負荷の平均
値Tbjの差の絶対値、もしくは作業負荷の平均値Tb
jで正規化した作業負荷から1を差し引いた値の絶対値
の合計として算出しても良い。
【0091】
【数12】
【0092】
【数13】
【0093】さらに、手順23jにより、ばらつきが所
定の許容値以下の順位の出庫要求を集積して、各出庫要
求の各ピッカ−3に割り当てられる作業に要する作業負
荷の平均値が、一致するか近い順位の出庫要求同志を連
続して処理するように処理順位を並べ替えて第2の出庫
要求系列23cを作る。
定の許容値以下の順位の出庫要求を集積して、各出庫要
求の各ピッカ−3に割り当てられる作業に要する作業負
荷の平均値が、一致するか近い順位の出庫要求同志を連
続して処理するように処理順位を並べ替えて第2の出庫
要求系列23cを作る。
【0094】次に、手順23kにより、第1の出庫要求
系列23dを、各搬出位置4aに集積される出荷箱6の
個数分に分割し出庫要求系列23eを生成する。
系列23dを、各搬出位置4aに集積される出荷箱6の
個数分に分割し出庫要求系列23eを生成する。
【0095】次に、手順23lにより、各出庫要求系列
23eの出庫要求の処理順位を、各ピッカ−3の作業負
荷を均等にするように再配列して、出庫要求系列23f
を生成する。
23eの出庫要求の処理順位を、各ピッカ−3の作業負
荷を均等にするように再配列して、出庫要求系列23f
を生成する。
【0096】次に、手順23mにより、各出庫要求系列
23fの同順位の出庫要求を順に集積して、出庫要求系
列23gを生成する。
23fの同順位の出庫要求を順に集積して、出庫要求系
列23gを生成する。
【0097】最後に、手順23hにより、第2の出庫要
求系列23cに出庫要求系列23gをつないで、出庫要
求系列23hを生成し、出庫要求系列23hの各ピッカ
−3毎の出庫要求の系列を、該当する各ピッカ−3に転
送する。
求系列23cに出庫要求系列23gをつないで、出庫要
求系列23hを生成し、出庫要求系列23hの各ピッカ
−3毎の出庫要求の系列を、該当する各ピッカ−3に転
送する。
【0098】本発明によれば、繰返し演算処理を伴わず
に、各ピッカ−3の作業負荷が均等に近くなる出庫要求
を、第2の出庫要求系列23cとして、上位システムか
ら与えられた出庫要求系列23aから予め分けること
で、繰返し演算処理を含む、各ピッカ−3の作業負荷を
均等にするための順位の再配列の作業量を小さくするこ
とができる。
に、各ピッカ−3の作業負荷が均等に近くなる出庫要求
を、第2の出庫要求系列23cとして、上位システムか
ら与えられた出庫要求系列23aから予め分けること
で、繰返し演算処理を含む、各ピッカ−3の作業負荷を
均等にするための順位の再配列の作業量を小さくするこ
とができる。
【0099】従って、情報処理系23での出庫要求系列
23aの加工に係る処理時間を短縮でき、一方、情報処
理系23に要求される演算処理能力の低減を図れる。
23aの加工に係る処理時間を短縮でき、一方、情報処
理系23に要求される演算処理能力の低減を図れる。
【0100】なお、本実施例においては、第2の出庫要
求系列23cに出庫要求系列23gをつないで、出庫要
求系列23hを生成する構成としているが、出庫要求系
列23gに第2の出庫要求系列23cをつないで、出庫
要求系列23hを生成する構成としても、同様な効果を
得ることができることは明白である。
求系列23cに出庫要求系列23gをつないで、出庫要
求系列23hを生成する構成としているが、出庫要求系
列23gに第2の出庫要求系列23cをつないで、出庫
要求系列23hを生成する構成としても、同様な効果を
得ることができることは明白である。
【0101】以上述べたように、本発明の実施例によれ
ば、出荷要求の系列に対するピッキング作業を複数のピ
ッカ−により分散することでピッキング作業のタクトタ
イムを短縮することができ、さらに、各ピッカ−に対す
る作業負荷が、常に均等もしくは均等に近い状態に保た
れるため、ピッカ−間の相互干渉による無駄時間が低減
でき、ピッカ−の作業能力を無駄無く利用できる効果を
もつ。このことから、タクトタイムの短縮が図れ、一方
ピッカ−単体に要求される作業速度を緩和することが可
能であり、全自動のピッカ−を用いるとすれば高速な装
置を用いる必要が無く、また人手を介在するピッカ−を
用いるとすれば作業員数を減らすことができるため、シ
ステムの設備価格及びランニングコストを低減できる効
果を有する。また、各ピッカ−に対する作業負荷を均等
にする処理は、情報の操作のみで実現されるため、特別
な機械設備を用いる必要が無く、システム構成を簡素化
できる。
ば、出荷要求の系列に対するピッキング作業を複数のピ
ッカ−により分散することでピッキング作業のタクトタ
イムを短縮することができ、さらに、各ピッカ−に対す
る作業負荷が、常に均等もしくは均等に近い状態に保た
れるため、ピッカ−間の相互干渉による無駄時間が低減
でき、ピッカ−の作業能力を無駄無く利用できる効果を
もつ。このことから、タクトタイムの短縮が図れ、一方
ピッカ−単体に要求される作業速度を緩和することが可
能であり、全自動のピッカ−を用いるとすれば高速な装
置を用いる必要が無く、また人手を介在するピッカ−を
用いるとすれば作業員数を減らすことができるため、シ
ステムの設備価格及びランニングコストを低減できる効
果を有する。また、各ピッカ−に対する作業負荷を均等
にする処理は、情報の操作のみで実現されるため、特別
な機械設備を用いる必要が無く、システム構成を簡素化
できる。
【0102】
【発明の効果】本発明によれば、タクトタイムの短縮が
図れ、システム構成が簡素であり、かつ設備価格が安価
でランニングコストの安い出庫システムを提供すること
ができる。
図れ、システム構成が簡素であり、かつ設備価格が安価
でランニングコストの安い出庫システムを提供すること
ができる。
【図1】本発明の出庫システムの一実施例の全体構成を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図2】図1に示す本発明の出庫システムの一実施例に
用いられる搬送経路の側面図である。
用いられる搬送経路の側面図である。
【図3】本発明の実施例の情報処理系の処理の流れを説
明する図である。
明する図である。
【図4】本発明の実施例のピッカ−の並列処理の流れを
説明する図である。
説明する図である。
【図5】本発明の実施例の順位再配列の処理手順を説明
する図である。
する図である。
【図6】本発明の出庫システムの他の実施例の全体構成
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図7】本発明の出庫システムのさらに他の実施例の全
体構成を示す平面図である。
体構成を示す平面図である。
【図8】本発明の出庫システムの他の実施例の全体構成
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図9】図8に示す本発明の出庫システムの他の実施例
に用いられる搬送経路の側面図である。
に用いられる搬送経路の側面図である。
【図10】本発明の出庫システムのさらに他の実施例の
全体構成を示す平面図である。
全体構成を示す平面図である。
【図11】図10に示す本発明の出庫システムのさらに
他の実施例に用いられる搬送経路の側面図である。
他の実施例に用いられる搬送経路の側面図である。
【図12】本発明の他の実施例の情報処理系の処理の流
れを説明する図である。
れを説明する図である。
【図13】本発明の他の実施例の順位再配列の処理手順
を説明する図である。
を説明する図である。
【図14】本発明の出庫システムの他の実施例の全体構
成を示す平面図である。
成を示す平面図である。
【図15】本発明の他の実施例の情報処理系の処理の流
れを説明する図である。
れを説明する図である。
1…上位システム、2、23…情報処理系、3、11、
16、22…出庫制御系、4、10、12…ピッカ−、
5、…物品、6、15…出荷箱、7、13、17、18
…搬送経路、8、14…供給設備、9…次段の処理施
設、19…第2の出荷箱、20…第2の搬送経路、21
…第2の供給設備。
16、22…出庫制御系、4、10、12…ピッカ−、
5、…物品、6、15…出荷箱、7、13、17、18
…搬送経路、8、14…供給設備、9…次段の処理施
設、19…第2の出荷箱、20…第2の搬送経路、21
…第2の供給設備。
Claims (19)
- 【請求項1】複数のピッカ−を用いて出庫要求に応じて
所定の物品を出庫する出庫システムにおいて、出庫要求
に指定された品種の物品を出庫要求に指定された個数搬
出する複数のピッカ−と、各ピッカ−から搬出される物
品を受け取り、1件あたりの出庫要求に対応する物品を
まとめて収納する出荷箱と、各ピッカ−を巡り出荷箱を
搬送する搬送経路と、各ピッカ−に割り当てられた出荷
箱への物品の搬出作業が全て完了した時点で、各ピッカ
−に割り当てられた各々の出荷箱を隣接したピッカ−に
向けて移動する操作を反復して、各出荷箱に出庫要求に
応じた物品を集積する制御手段と、出庫要求の系列に含
まれる個々の出庫要求を、各ピッカ−が保管する品種の
情報に基づき、各ピッカ−に割り当てるべき出庫要求に
分割し、各ピッカ−に割り当てられた出庫要求の内、同
時に物品の搬出処理が開始される出庫要求を実行するの
に要する作業負荷が、各ピッカ−で常に均等もしくは均
等に近くなるように出庫要求の処理順位を変更する情報
処理手段とを具備することを特徴とする出庫システム。 - 【請求項2】各ピッカ−間で処理待ちとなる出荷箱の個
数が等しくなる様に出荷箱を搬送する搬送経路を備えた
ことを特徴とする請求項1記載の出庫システム。 - 【請求項3】各ピッカ−において各々1つの出荷箱に対
する物品の搬出作業が終了する毎に、各出荷箱を次のピ
ッカ−に向けて送り出すと共に、送り出した出荷箱に後
続する出荷箱に対し物品の搬出作業を開始する制御手段
を具備したことを特徴とする請求項1記載の出庫システ
ム。 - 【請求項4】各ピッカ−において2つ以上の出荷箱に対
する物品の搬出作業をまとめて実行し、搬出作業が終了
する毎に、搬出作業が終了した出荷箱を次のピッカ−に
向けて送り出す制御手段を具備したことを特徴とする請
求項1記載の出庫システム。 - 【請求項5】搬送経路上の各ピッカ−の物品の搬出位置
に出荷箱を停止させる停止手段を配置し、各ピッカ−で
の搬出作業が完了した後、停止手段を解除し出荷箱を隣
接する次のピッカ−の搬出位置に向けて送り出す制御手
段を具備したことを特徴とする請求項1記載の出庫シス
テム。 - 【請求項6】各ピッカ−の物品の搬出位置を等間隔に配
置し、かつ搬送経路上に出荷箱を等間隔に並べて配置す
る手段を具備し、各ピッカ−での搬出作業が完了した
後、各出庫箱を各出庫箱の間隔の整数倍の距離移動する
制御手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の出
庫システム。 - 【請求項7】搬送経路としてコンベアを用い、出荷箱が
ピッカ−の物品の搬出位置に至り搬送経路が停止してい
る間に、コンベア上に出荷箱を置く出荷箱の供給手段を
具備したことを特徴とする請求項6記載の出庫システ
ム。 - 【請求項8】搬送経路としてコンベアを用い、コンベア
に当間隔に出荷箱の位置決めを行う固定設備を具備した
ことを特徴とする請求項7記載の出庫システム。 - 【請求項9】出荷箱を当間隔に鎖状に連結して駆動する
搬送経路を構成し、搬送経路の端部に出荷箱に収納され
た物品を受け取る第2の出荷箱を配置する手段を具備し
たことを特徴とする請求項6記載の出庫システム。 - 【請求項10】各ピッカ−の作業負荷として、ピッカ−
に割り当てられた1件の出庫要求を実行するのに必要な
作業時間に比例する数値もしくは前記作業時間の近似値
に比例する数値を取り扱う情報処理手段を具備すること
を特徴とする請求項1記載の出庫システム。 - 【請求項11】各ピッカ−の作業負荷として、ピッカ−
に割り当てられた1件の出庫要求に記述された物品全て
の所要出庫個数を取り扱う情報処理手段を具備すること
を特徴とする請求項1記載の出庫システム。 - 【請求項12】出庫要求の系列に含まれる各出庫要求に
ついて各ピッカ−に割り当てられる作業に要する作業負
荷のばらつきを求め、ばらつきが許容値を越える出庫要
求を集積して第1の出庫要求の系列を作り、ばらつきが
許容値以下の出庫要求を集積して、各出庫要求の各ピッ
カ−に割り当てられる作業に要する作業負荷の平均値
が、一致するか近い出庫要求同志を連続して処理するよ
うに処理順位を並べ替えて第2の出庫要求の系列を作
り、さらに第1の出庫要求の系列につき、各ピッカ−に
割り当てられた出庫要求の内、同時に物品の搬出処理が
開始される出庫要求を実行するのに要する作業負荷が、
各ピッカ−で常に均等もしくは均等に近くなるように出
庫要求の処理順位を変更し、出庫要求の処理順位を変更
した第1の出庫要求の系列に、第2の出庫要求の系列を
接続して新たな出庫要求の系列を生成する情報処理手段
を具備することを特徴とする請求項1記載の出庫システ
ム。 - 【請求項13】任意の順位の出庫要求の任意のピッカ−
に割当てられる作業分担に対する作業負荷と、前記任意
の順位より後の任意の順位の出庫要求の前記任意のピッ
カ−に隣接するピッカ−に割当てられる作業分担に対す
る作業負荷との間の格差の合計を求め、後続する任意の
順位の出庫要求の内、格差の合計が最小となる順位の出
庫要求を、前記任意の順位の次の順位の出庫要求として
登録することで、出庫要求の系列を再配列する情報処理
手段を具備することを特徴とする請求項1記載の出庫シ
ステム。 - 【請求項14】作業負荷の格差の合計を、各作業負荷の
差の自乗値の総合計、もしくは絶対値の総合計、もしく
は自乗平均として算出する情報処理手段を具備すること
を特徴とする請求項13記載の出庫システム。 - 【請求項15】出庫要求の系列に属する出庫要求間の処
理順位を変更して作り得る全ての順位変更のパタ−ンを
求め、各順位変更のパタ−ンに基づき出庫要求の処理順
位を再配列した出庫要求の系列について、各ピッカ−に
より同時に実行される出庫要求について、作業負荷の平
均値で正規化した作業負荷のばらつきを求め、全ての出
庫要求に対するばらつきの合計が最小となる順位変更の
パタ−ンを選択し、選択した順位変更のパタ−ンに基づ
き出庫要求の処理順位を再配列した出庫要求の系列を作
業の実行対象として選択する情報処理手段を具備するこ
とを特徴とする請求項1記載の出庫システム。 - 【請求項16】各作業負荷の分散値を各作業負荷の平均
値で除してばらつきを算定する情報処理手段を具備する
ことを特徴とする請求項12又は15記載の出庫システ
ム。 - 【請求項17】各作業負荷を各作業負荷の平均値で除し
た値の分散値をばらつきとして算定する情報処理手段を
具備することを特徴とする請求項12又は15記載の出
庫システム。 - 【請求項18】各作業負荷と各作業負荷の平均値との間
の偏差の絶対値の平均値を各作業負荷の平均値で除して
ばらつきを算定する情報処理手段を具備することを特徴
とする請求項12又は15記載の出庫システム。 - 【請求項19】各作業負荷を各作業負荷の平均値で除し
た値から1を差し引いた値の絶対値の平均値をばらつき
として算定する情報処理手段を具備することを特徴とす
る請求項12又は15記載の出庫システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14131592A JP3077384B2 (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 出庫システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14131592A JP3077384B2 (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 出庫システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05330614A true JPH05330614A (ja) | 1993-12-14 |
JP3077384B2 JP3077384B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=15289051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14131592A Expired - Lifetime JP3077384B2 (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 出庫システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3077384B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002027585A1 (fr) * | 2000-09-25 | 2002-04-04 | Kenichi Ohmae | Procede et systeme de livraison de produits a domicile |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101609173B1 (ko) | 2015-05-26 | 2016-04-20 | 서울대학교 산학협력단 | 안경 형태의 인공와우 장치 |
-
1992
- 1992-06-02 JP JP14131592A patent/JP3077384B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002027585A1 (fr) * | 2000-09-25 | 2002-04-04 | Kenichi Ohmae | Procede et systeme de livraison de produits a domicile |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3077384B2 (ja) | 2000-08-14 |
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