JPH05330205A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05330205A
JPH05330205A JP4142976A JP14297692A JPH05330205A JP H05330205 A JPH05330205 A JP H05330205A JP 4142976 A JP4142976 A JP 4142976A JP 14297692 A JP14297692 A JP 14297692A JP H05330205 A JPH05330205 A JP H05330205A
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JP
Japan
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recording
image forming
head
forming apparatus
recording medium
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JP4142976A
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English (en)
Inventor
Toru Kobayashi
徹 小林
Tomohiro Aoki
友洋 青木
Yasushi Murayama
泰 村山
Setsu Uchida
節 内田
Masatoshi Ichikatai
雅俊 一方井
Tatsuo Mitomi
達夫 三富
Masaharu Nemura
雅晴 根村
Yasuyuki Takanaka
康之 高中
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の記録素子を有する記録ヘッドにより形
成したテストパターンを読取り、この結果に基づいて記
録ヘッドの記録素子駆動条件を補正するヘッドシェーデ
ィングが可能な画像形成装置にあって、正確な読取り、
ひいては正確なヘッドシェーディングを可能にするとと
もに、ジャム処理も容易にする。 【構成】 ヘッドシェーディングのためにテストパター
ンの読取りを行うべくスキャンを行う読取り手段50の
当該スキャンのためのガイド部材53を、読取り位置に
記録媒体をガイドするガイド部材65Aの略直上に設け
る。また、これら部材および手段を一体化し、ピン93
のまわりに回動可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ,複写機,
プリンタ等の機能を有するインクジェット記録装置、お
よびそれらの機能を備える複合機,ワークステーション
等の出力機器として用いられる画像形成装置に関する。
【0002】
【背景の技術】そのような画像形成装置においては、記
録速度の向上のため、複数の記録素子を集積配列してな
る記録ヘッド、例えば、インクジェット記録ヘッドにお
いては、インク吐出口および液路を複数集積した所謂マ
ルチノズルヘッドを用いるのが一般的である。
【0003】しかしながら、製造プロセスによる特性ば
らつきやヘッド構成材料の特性ばらつき等に起因して、
マルチノズルヘッドの記録素子を均一に製造するのは困
難であり、各記録素子の特性にある程度のばらつきが生
じる。すなわち、上記マルチノズルヘッドにおいては、
吐出口や液路等の形状等にばらつきが生じる。そしてそ
のような記録素子間の特性の不均一は、各記録素子によ
って記録されるドットの大きさや濃度の不均一となって
現れ、結局記録画像に濃度むらを生じさせることにな
る。
【0004】この問題に対しては、各記録素子に与える
信号を補正し、インク吐出量の調整を行って均一な画像
を得るようにすること(以下ヘッドシェーディングとい
う)が有効である。かかるヘッドシェーディングは、ヘ
ッドシェーディングを行うために供されるテストパター
ンを記録媒体に記録し、当該パターンを読取り、当該読
取りデータを計算処理して記録ヘッドのインク吐出量を
制御することにより行われる。そして、従来複写機の場
合は、これに配設されている原稿読取り装置(リーダ)
を用いてヘッドシェーディング用パターンを読取るよう
にしている。
【0005】しかしながら、そのような従来のヘッドシ
ェーディング方式では、まずテストパターンから記録ヘ
ッドの現状を正確に読取るためにリーダ部上にテストパ
ターンを記録した記録媒体を正確にセットしなければな
らず、また、ヘッドシェーディングを行なうのにプリン
タ部と別体になっているリーダ部上にヘッドシェーディ
ング補正値を決定する計算と制御とを行なう回路部に対
する操作も要するものであったために、ヘッドシェーデ
ィングを実行するのに作業者に相当の知識と熟練とが要
求され、不慣れな者では最適な画質を容易に得られない
という問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本出願人は既
にプリンタの画像記録形成部の後に記録媒体の担持情報
を読取れるリーダ装置を設けて、記録媒体の給送,テス
トパターンの記録および読取りが一連の動作で完了し、
ヘッドシェーディングの補正が自動的に行えるようにし
た自動ヘッドシェーディング(AHS)を提案している
(特願平2−119951号〜同2−119958号
等)。それら提案に開示された装置では、紙搬送系路中
に画像読取り装置を設けることにより短時間でしかも安
定したヘッドシェーディングが可能になった。また、プ
リンタ装置に画像読取り装置が内蔵されていることか
ら、ヘッドシェーディングする際に複写機のリーダ装置
を用いることが不要であり、プリンタ装置単体の使用者
でもヘッドシェーディングが可能になった。さらに、自
動的にヘッドシェーディングが可能になったことで、メ
ンテナンスを不要にすることができるとともに、ヘッド
シェーディング回数が自由に設定できるので、より厳密
な補正が可能になった。
【0007】本発明は、そのAHSに係る構成の改良に
係るもので、ヘッドシェーディングの処理にあたっての
テストパターンの読取りをより簡単な構成で安定して行
えるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は、
複数の記録素子を配列した記録ヘッドを用いて記録媒体
上に画像形成を行う画像形成装置において、前記記録ヘ
ッドに所定のテストパターンの記録を行わせる手段と、
前記記録ヘッドにより形成したテストパターンを所定方
向にスキャンしつつ読取る読取り手段と、当該読取りの
結果に基づいて前記記録ヘッド駆動条件を補正する補正
手段と、前記読取り手段による読取り位置に関して、前
記記録媒体を搬送する搬送手段と、当該搬送にあたって
前記記録媒体をガイドする記録媒体ガイド部材と、を具
え、前記記録媒体ガイド部材の略直上に前記読取り手段
の前記スキャンをガイドするスキャン用ガイド部材を配
置したことを特徴とする。
【0009】ここで、前記記録媒体ガイド部材、前記ス
キャン用ガイド部材および前記読取り手段を一体のユニ
ットとして構成することができる。
【0010】また、前記ユニットと、これと対向して記
録媒体の被読取り面を規制するためのプラテンとを相対
的に離隔可能にする手段を設けることができる。
【0011】
【作用】本発明によれば、ヘッドシェーディング処理を
行うための画像読取り系に関して、記録媒体を案内する
ガイド部材の略直上に、読取り装置のスキャンを行うた
めのスキャン用ガイド部材を配したことにより、簡単な
構成で安定した読取りを行うことができ、正確なヘッド
シェーディングが可能となる。
【0012】また、記録媒体のガイド部材や、スキャン
用のガイド部材を含む画像読取り装置を一体のユニット
とすることにより、ジャム処理等に際し搬送経路を大き
く開放するための構成が簡単化される。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0014】図1は本発明の主要部の一構成例を示す。
同図において、1は紙,OHPフィルムその他の記録媒
体(以下記録紙ともいう)にインク吐出し、画像を形成
する画像形成ユニットであり、非記録動作時には図示の
位置より上方の待機位置に設定されるものとすることも
できる。20は不図示の給紙装置から送られてくる記録
紙の斜行を修正し、給紙のタイミングを計るレジスト前
ローラである。30はレジスト前ローラ20により送り
出された記録紙を吸着し画像形成ユニット下を紙浮きが
生じないようにして搬送する搬送ベルト装置である。4
0は搬送ベルト31に付着する不要物、例えばインク,
紙粉,塵埃等を排除するベルトクリーナである。
【0015】画像形成ユニット1は記録紙の幅に対応し
た範囲にわたって吐出口を配列した記録ヘッド2をシア
ン,マゼンタ,イエロー,ブラックの4色分に対応して
有している。そして本例では吐出口が記録紙搬送方向に
直交する方向に整列するよう記録ヘッドが配置されてい
る。記録ヘッド2の上部にはインクコネクタ3が設置さ
れており、不図示のインク供給装置にインクチューブを
介して連結している。4は各記録ヘッド2の吐出口配列
範囲外にある端部に設置した放熱板であり、記録ヘッド
が所要の温度域にあるように放熱作用を行うものであ
る。
【0016】5は紙通過センサであり、記録紙が画像形
成ユニット1の配設部位に達しているか否かを判別する
のに用いられる手段である。21および22は給紙側紙
ガイドである。32は記録紙をベルト31に密着させる
ための押え部材、33は吐出口との対向部位においてベ
ルト31を支え、記録紙を平坦に規制するためのプラテ
ンである。35は帯電ローラであり、不図示の高圧装置
に選択的に接続される。36は帯電ローラ35をベルト
31に圧接するための付勢スプリングである。37は搬
送ベルト装置30に圧接しているローラ35のハウジン
グである。なお、クリーナ40にはワイパーブレード4
1と吸液材42とインク受け43とが配置してある。
【0017】50は画像読取り装置であり、その斜視図
である図2、同じく平面図である図3、および同じくそ
の搬送駆動部の斜視図である図4を用いてその構成を説
明する。
【0018】図1およびこれら図において、51は読取
り用光学部品および電気部品を内蔵したキャリッジであ
り、後述の記録ヘッドにおける吐出口配列方向(記録紙
・搬送方向)に移動可能である。55は光路面積を規制
する絞り、56は記録紙の反射光をセンサに集光させる
レンズ、58は記録紙の情報を読取るセンサ(可視光用
フォトダイオードなど)、57はセンサに適する光を通
過させるフィルタである。絞り55,レンズ56,フィ
ルタ57およびセンサ58はそれらの中心が同軸上に配
置し、当該軸が記録紙に対して垂直になるように設置さ
れている。59はセンサ58が接続している電気プリン
ト基板であり、キャリッジ51に固定されている。60
は記録紙に光を射出するランプ(レンズ付ランプなど)
である。53は記録紙搬送方向に直交する方向に延在す
るキャリッジスキャンにあたってのガイドとなるスキャ
ン用レール(スライドレール)であり、キャリッジ51
にガタなく結合している。54はレール53に平行に配
列されたガイド板であり、キャリッジ51を支持する。
52はキャリッジ51に接続されるとともに一対のプー
リ67,68に張架され、一方のプーリに結合した不図
示の駆動源(モータなど)の駆動力をキャリッジ51に
伝達してこれを上記方向にスライドさせるためのワイヤ
である。
【0019】65は画像読取り装置50およびスライド
レール53等が設けられている読取り部筐体であり、ス
ライドレール53の略直下の部位は紙ガイド65Aとし
て形成してある。すなわち、これら各部は一体のユニッ
トとして構成されている。
【0020】66は記録紙が通過するのに必要充分な間
隙を有して紙ガイド65Aと対向する読取りプラテンで
あり、側板81に固定してある。62は紙搬送ローラで
あり、61は従動付勢ローラである。64は排紙側にな
る紙搬送ローラであり、63は従動付勢ローラである。
【0021】図4において、80は駆動モータ(パルス
モータなど)、71および73は駆動ベルトと接触する
プーリ部やギア部等が設けられた伝動部材である。76
は駆動モータ80の駆動力を伝動部材71と73とに伝
える駆動ベルト(タイミングベルトなど)である。75
はベルト76に張力を与えるテンションプーリである。
81は側板であり、駆動ローラ62,64を回転自在に
取付けている。また、従動ローラ61,63も側板81
に回転自在に設けられ、かつ、それぞれ駆動ローラ6
2,64に向けて付勢されている。82および83は側
板81から立ち上げた立上げ部81Aに端部をカシメて
取付けた軸であり、この軸82および83のまわりにそ
れぞれ伝動部材71および73が回転自在となる。さら
に、72および74はそれぞれ駆動ローラ62および6
4に固定したギア部材であり、伝動部材71および73
からの動力の伝達を行う。
【0022】以上の構成において、ヘッドシェーディン
グ動作を図5を参照して説明する。
【0023】これは例えば特願平2−119951号等
に開示されたヘッドシェーディング処理と同様である。
すなわち、図1中画像形成ユニット1が上方の待機位置
から記録位置に移動させ、次に記録紙の給紙装置(不図
示)から所定の用紙(A4サイズ紙など)を給紙する
(ステップS1)。用紙はレジスト前ローラ20で斜行
状態が矯正され、送り出される。搬送ベルト31は用紙
が来る以前から図1中反時計回り(左回り)に回転を始
めており、ベルト31に接する帯電ローラ35を介して
電荷が付与されている。そして、搬送ベルト31に達し
た用紙は搬送ベルト31に密着するように押え部材32
で押え込まれる。押え部材32を通過した用紙は搬送ベ
ルト31に吸着され、画像形成ユニット1の下方に位置
するプラテン33に達する。
【0024】そこで、図6に示すように画像形成ユニッ
ト1内に配備された記録紙幅に対応した範囲にわたって
吐出口を配列してなる記録ヘッドによって、1色以上の
ヘッドシェーディング用テストパターンを各色ごとに所
定長さにわたって記録する(ステップS3)。
【0025】搬送されつつヘッドシェーディング用テス
トパターンを記録された用紙は、画像読取り装置50の
光学光路位置に達した所で停止する(ステップS5)。
画像読取り装置50は記録領域外から記録ヘッドのノズ
ル配列方向に平行に移動しながらヘッドシェーディング
用パターンを数回スキャンして読取り、所定のデータ処
理を施していく(ステップS7,S9)。キャリッジ5
1のスキャンの間には用紙を微少量送り、読取り位置を
変えるようにする。ヘッドシェーディングのための各色
毎のパターンの読取りないしデータ処理が完了した後に
は(ステップS11)、用紙を排出する(ステップS1
3)。読取った値は各色毎に計算され、補正値として記
録ヘッドにインク吐出を行わせるためのドライバ回路に
フィードバックし、吐出口単位で吐出量が補正されるよ
うにする。
【0026】なお、キャリッジ51のスキャン中(テス
トパターンの読取り動作中)には、パルスモータ80に
通電したままとしてモータロックをかけることで、ロー
ラ62,64の逆回転を防止し、ローラ62,64にか
かる紙の張力を保持するようにする。そして、次のスキ
ャンを行う前に紙を数mm移動するに際してモータ20
を駆動する。ここで、ローラ64はローラ62より数%
だけ直径を大きく形成してあり、紙の張力が保持される
ようにしてある。
【0027】ところで、本例においては、読取り装置筐
体65を側板81に立設したピン93(段付ビスなど。
図1参照)のまわりに回動可能に軸支している。そして
読取り等のための記録紙搬送過程でジャムが発生したと
きには、93を回動支点にして、紙ガイド65Aを一体
に有するとともにキャリッジレール53および画像読取
り装置50などを収納した筐体65を上方に開けること
により搬送経路を大きく開放してジャム処理を容易にす
ることができる。
【0028】なお、画像読取り装置50の上方に空間が
無い場合には、図7に示すように、プラテン67が回動
支点90を中心として一端が下方に開く構成を採用して
ジャム処理を容易にできるようにすることもできる。こ
の例では、筐体下端68ないし低ガイド65Aプラテン
67との間に記録紙が通過するのに必要十分な間隙を確
保すべく、プラテン67上の記録紙通過範囲外にスペー
サピン91を設けている。一方、プラテン67にはレバ
ー92を固定してあり、プラテンは不図示の付勢スプリ
ングにより画像読取り装置50に向けて付勢され、通常
は図7の実線で示す位置にロックされている。そして、
ジャム処理にあたってはレバー92を図中左にまわすこ
とで、この付勢を解除し、図の二点鎖線で示すように搬
送経路を開放することができる。
【0029】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0030】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0031】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0032】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0033】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0034】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0035】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0036】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0037】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0038】
【発明の効果】以上用説明したように、本発明によれ
ば、ヘッドシェーディング処理を行うための画像読取り
系に関して、記録媒体を案内するガイド部材の略直上
に、読取り装置のスキャンを行うためのスキャン用ガイ
ド部材を配したことにより、簡単な構成で安定した読取
りを行うことができ、正確なヘッドシェーディングが可
能となる。
【0039】また、記録媒体のガイド部材や、スキャン
用のガイド部材を含む画像読取り装置を一体のユニット
とすることにより、ジャム処理等に際し搬送経路を大き
く開放するための構成が簡単化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明画像形成装置の一実施例を示す模式的側
面図である。
【図2】図1における画像読取り装置の斜視図である。
【図3】同じくその平面図である。
【図4】同じくその画像形成装置における記録媒体搬送
駆動部の斜視図である。
【図5】本実施例におけるヘッドシェーディング動作の
流れを説明するための説明図である。
【図6】ヘッドシューディングを行うためのテストパタ
ーンの一例を示す説明図である。
【図7】本発明画像形成装置の他の実施例を示す模式的
側面図である。
【符号の説明】
1 画像形成ユニット 2 記録ヘッド 30 搬送ベルト装置 31 ベルト 35 帯電ローラ 50 画像読取り装置 51 読取り装置キャリッジ 53 キャリッジ用レール 54 ガイド部材 60 ランプ 65 読取り装置筐体 65A 紙ガイド 66 読取りプラテン 93 ピン
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 29/00 8804−2C B41J 29/00 B (72)発明者 内田 節 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 一方井 雅俊 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 三富 達夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 根村 雅晴 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 高中 康之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録素子を配列した記録ヘッドを
    用いて記録媒体上に画像形成を行う画像形成装置におい
    て、 前記記録ヘッドに所定のテストパターンの記録を行わせ
    る手段と、 前記記録ヘッドにより形成したテストパターンを所定方
    向にスキャンしつつ読取る読取り手段と、 当該読取りの結果に基づいて前記記録ヘッド駆動条件を
    補正する補正手段と、 前記読取り手段による読取り位置に関して、前記記録媒
    体を搬送する搬送手段と、 当該搬送にあたって前記記録媒体をガイドする記録媒体
    ガイド部材と、 を具え、前記記録媒体ガイド部材の略直上に前記読取り
    手段の前記スキャンをガイドするスキャン用ガイド部材
    を配置したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体ガイド部材、前記スキャン
    用ガイド部材および前記読取り手段を一体のユニットと
    して構成したことを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 前記ユニットと、これと対向して記録媒
    体の被読取り面を規制するためのプラテンとを相対的に
    離隔可能にする手段を有することを特徴とする請求項2
    に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドはインクジェット記録ヘ
    ッドの形態を有し、該インクジェット記録ヘッドはイン
    クに膜沸騰を生じさせてインクを吐出させるために利用
    される電気熱変換素子を前記記録素子として有すること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像
    形成装置。
JP4142976A 1992-06-03 1992-06-03 画像形成装置 Pending JPH05330205A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013082115A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Sinfonia Technology Co Ltd キャリブレーションモジュール、プリンタ
JP2016215390A (ja) * 2015-05-14 2016-12-22 キヤノン株式会社 液体吐出制御方法

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