JPH05329965A - 片面段ボール製造機 - Google Patents
片面段ボール製造機Info
- Publication number
- JPH05329965A JPH05329965A JP14053892A JP14053892A JPH05329965A JP H05329965 A JPH05329965 A JP H05329965A JP 14053892 A JP14053892 A JP 14053892A JP 14053892 A JP14053892 A JP 14053892A JP H05329965 A JPH05329965 A JP H05329965A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corrugated
- roll
- core paper
- air
- blower
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造が簡単で、保守点検を容易に行うことが
できる上に、製作コストを低減できる。また稼働時の騒
音及びランニングコストを低減できる。 【構成】 上下の段ロール１、２により、芯紙３を波形
状に成形（段繰り）し、糊付ロール４により芯紙３の波
形段頂部に糊５を転移供給し、芯紙３と別経路を経て供
給されたライナ６とを加圧ロール７により、加圧し、こ
れらの芯紙３とライナ６とを芯紙３の波形段頂部に付着
した糊５を介して貼り合わせて、片面段ボールシート８
を製造する。このとき、ブロア１４を駆動し、段ロール
側気密室Ｂの空気を吸気側ダクト１５→ブロア１４へ吸
い出す一方、この空気をブロア１４→排気側ダクト１６
を経て糊付ロール側気密室Ａへ吹き込むことにより、芯
紙３の波形面を下段ロール２の歯面に密着させる。
できる上に、製作コストを低減できる。また稼働時の騒
音及びランニングコストを低減できる。 【構成】 上下の段ロール１、２により、芯紙３を波形
状に成形（段繰り）し、糊付ロール４により芯紙３の波
形段頂部に糊５を転移供給し、芯紙３と別経路を経て供
給されたライナ６とを加圧ロール７により、加圧し、こ
れらの芯紙３とライナ６とを芯紙３の波形段頂部に付着
した糊５を介して貼り合わせて、片面段ボールシート８
を製造する。このとき、ブロア１４を駆動し、段ロール
側気密室Ｂの空気を吸気側ダクト１５→ブロア１４へ吸
い出す一方、この空気をブロア１４→排気側ダクト１６
を経て糊付ロール側気密室Ａへ吹き込むことにより、芯
紙３の波形面を下段ロール２の歯面に密着させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コルゲートマシンに設
置する片面段ボール製造機に関するものである。
置する片面段ボール製造機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の片面段ボール製造機を図３、図４
により説明すると、１が上段ロール、２が同上段ロール
１に噛合した下段ロールで、これら上下の段ロール１、
２により、芯紙３を波形状に成形（段繰り）するように
なっている。４が上記下段ロール２の下方に配設した糊
付ロール、５が糊で、同糊付ロール４により芯紙３の波
形段頂部に糊５を転移供給するようになっている。
により説明すると、１が上段ロール、２が同上段ロール
１に噛合した下段ロールで、これら上下の段ロール１、
２により、芯紙３を波形状に成形（段繰り）するように
なっている。４が上記下段ロール２の下方に配設した糊
付ロール、５が糊で、同糊付ロール４により芯紙３の波
形段頂部に糊５を転移供給するようになっている。
【０００３】６が別経路を経て供給されたライナ、７が
加圧ロールで、同加圧ロール７により、芯紙３とライナ
６を加圧し、これらの芯紙３とライナ６とを芯紙３の波
形段頂部に付着した糊５を介して貼り合わせて、片面段
ボールシート８を製造するようになっている。このよう
に芯紙３の波形段頂部に転移供給した糊５を介して芯紙
３とライナ６とを貼り合わせる場合、適度の加圧力と糊
５への加熱とが必要であり、片面段ボール製造機には、
互いに噛合する上下の段ロール１、２の初期接触圧調整
装置と、上下の段ロール１、２と加圧ロール７との内部
に蒸気或いは油を導入してこれらのロール１、２、７を
高温に加熱する加熱装置とを組み込んでいる。
加圧ロールで、同加圧ロール７により、芯紙３とライナ
６を加圧し、これらの芯紙３とライナ６とを芯紙３の波
形段頂部に付着した糊５を介して貼り合わせて、片面段
ボールシート８を製造するようになっている。このよう
に芯紙３の波形段頂部に転移供給した糊５を介して芯紙
３とライナ６とを貼り合わせる場合、適度の加圧力と糊
５への加熱とが必要であり、片面段ボール製造機には、
互いに噛合する上下の段ロール１、２の初期接触圧調整
装置と、上下の段ロール１、２と加圧ロール７との内部
に蒸気或いは油を導入してこれらのロール１、２、７を
高温に加熱する加熱装置とを組み込んでいる。
【０００４】ところで上下の段ロール１、２により、波
形状に成形（段繰り）した芯紙３には、成形後のスプリ
ングバック現象や自重、遠心力により、下段ロール２の
外周面から離脱しようとする傾向があるので、芯紙３の
波形段頂部を下段ロール２の歯面に正確に密着させて、
糊付ロール４から芯紙３の波形段頂部へ糊５を安定的に
転移供給する必要がある。
形状に成形（段繰り）した芯紙３には、成形後のスプリ
ングバック現象や自重、遠心力により、下段ロール２の
外周面から離脱しようとする傾向があるので、芯紙３の
波形段頂部を下段ロール２の歯面に正確に密着させて、
糊付ロール４から芯紙３の波形段頂部へ糊５を安定的に
転移供給する必要がある。
【０００５】芯紙３の波形段頂部を下段ロール２の歯面
に正確に密着させるための１つの手段としては、図３に
示すように下段ロール２を中空にする一方、下段ロール
２の内部と外部とをロール壁を貫通する多数の孔１７に
より連通し、この下段ロール２内部の空気をブロア１４
（或いはサクションポンプ等）により吸引し、下段ロー
ル２の内部を負圧にして、芯紙３の波形面を下段ロール
２の歯面に密着させるサクション型の密着手段がある。
に正確に密着させるための１つの手段としては、図３に
示すように下段ロール２を中空にする一方、下段ロール
２の内部と外部とをロール壁を貫通する多数の孔１７に
より連通し、この下段ロール２内部の空気をブロア１４
（或いはサクションポンプ等）により吸引し、下段ロー
ル２の内部を負圧にして、芯紙３の波形面を下段ロール
２の歯面に密着させるサクション型の密着手段がある。
【０００６】また他の手段としては、図４に示すように
仕切板９ａ、９ｂと、キャビネット（外カバー）１０
と、両側のフレーム１１（図３参照）（或いは同各フレ
ーム１１に固定した側板）等とにより、上下の段ロール
１、２の糊付ロール４側に気密室Ａを形成し、吸気側ダ
クト１５をブロア１４と排気側ダクト１６とを経て気密
室Ａに連通し、ブロア１４を起動して、外部空気を吸気
側ダクト１５→ブロア１４→排気側ダクト１６→気密室
Ａへ送り込んで、芯紙３の波形面を下段ロール２の歯面
に密着させるエア加圧型の密着手段がある。
仕切板９ａ、９ｂと、キャビネット（外カバー）１０
と、両側のフレーム１１（図３参照）（或いは同各フレ
ーム１１に固定した側板）等とにより、上下の段ロール
１、２の糊付ロール４側に気密室Ａを形成し、吸気側ダ
クト１５をブロア１４と排気側ダクト１６とを経て気密
室Ａに連通し、ブロア１４を起動して、外部空気を吸気
側ダクト１５→ブロア１４→排気側ダクト１６→気密室
Ａへ送り込んで、芯紙３の波形面を下段ロール２の歯面
に密着させるエア加圧型の密着手段がある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】前記図３、図４に示す
従来の片面段ボール製造機には、次の問題があった。即
ち、図３に示すサクション型の密着手段は、所定の密着
力を容易に得ることができるが、下段ロール２の昇温手
段等との関係から下段ロール２の構造が複雑になり、保
守点検が面倒になるばかりでなく、下段ロール２の製作
コストが嵩む。
従来の片面段ボール製造機には、次の問題があった。即
ち、図３に示すサクション型の密着手段は、所定の密着
力を容易に得ることができるが、下段ロール２の昇温手
段等との関係から下段ロール２の構造が複雑になり、保
守点検が面倒になるばかりでなく、下段ロール２の製作
コストが嵩む。
【０００８】また図４に示すエア加圧型の密着手段は、
構造が簡単であるが、エア漏れ等に起因した圧力損失を
避けられなくて、芯紙３の表裏において所定の圧力差
（押付力）を得るために、大型のブロア１４を使用する
必要がある。つまり芯紙３表裏の圧力のうち、気密室Ａ
側の圧力ＰA は、ＰA ＝Ｈα（ｋｇ／ｃｍ2 ）、段ロー
ルＣ側の圧力ＰC は、ＰC ＝１（ｋｇ／ｃｍ2 ）であ
り、互いの圧力差は、ブロア１４による空気圧上昇分α
（ｋｇ／ｃｍ2 ）のみとなって、加圧効率が悪く、大型
のブロア１４を使用する必要があって、稼働時の騒音が
大きい上に、ランニングコストが嵩むという問題があっ
た。
構造が簡単であるが、エア漏れ等に起因した圧力損失を
避けられなくて、芯紙３の表裏において所定の圧力差
（押付力）を得るために、大型のブロア１４を使用する
必要がある。つまり芯紙３表裏の圧力のうち、気密室Ａ
側の圧力ＰA は、ＰA ＝Ｈα（ｋｇ／ｃｍ2 ）、段ロー
ルＣ側の圧力ＰC は、ＰC ＝１（ｋｇ／ｃｍ2 ）であ
り、互いの圧力差は、ブロア１４による空気圧上昇分α
（ｋｇ／ｃｍ2 ）のみとなって、加圧効率が悪く、大型
のブロア１４を使用する必要があって、稼働時の騒音が
大きい上に、ランニングコストが嵩むという問題があっ
た。
【０００９】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、構造が簡単で、保守点検
を容易に行うことができる上に、製作コストを低減でき
る。また稼働時の騒音及びランニングコストを低減でき
る片面段ボール製造機を提供しようとする点にある。
であり、その目的とする処は、構造が簡単で、保守点検
を容易に行うことができる上に、製作コストを低減でき
る。また稼働時の騒音及びランニングコストを低減でき
る片面段ボール製造機を提供しようとする点にある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、上下の段ロールの挟持回転により波形
状に成形し且つ糊付ロールにより同波形段頂部へ糊を転
移供給した芯紙と、別経路を経て同芯紙に合流したライ
ナとを、上記波形段頂部に付着した糊を介して貼り合わ
す片面段ボール製造機において、前記波形状に成形した
芯紙の糊付ロール側の周りと段ロール側の周りとに互い
に独立した気密室を形成し、同段ロール側気密室の空気
を吸い出して糊付ロール側気密室へ吹き込むことにより
上記芯紙の波形面を段ロールの歯面に密着させる送風手
段を、これら段ロール側気密室と糊付ロール側気密室と
の間に配設している。
めに、本発明は、上下の段ロールの挟持回転により波形
状に成形し且つ糊付ロールにより同波形段頂部へ糊を転
移供給した芯紙と、別経路を経て同芯紙に合流したライ
ナとを、上記波形段頂部に付着した糊を介して貼り合わ
す片面段ボール製造機において、前記波形状に成形した
芯紙の糊付ロール側の周りと段ロール側の周りとに互い
に独立した気密室を形成し、同段ロール側気密室の空気
を吸い出して糊付ロール側気密室へ吹き込むことにより
上記芯紙の波形面を段ロールの歯面に密着させる送風手
段を、これら段ロール側気密室と糊付ロール側気密室と
の間に配設している。
【００１１】
【作用】本発明の片面段ボール製造機は前記のように構
成されており、上下の段ロールにより、芯紙を波形状に
成形（段繰り）し、糊付ロールにより芯紙の波形段頂部
に糊を転移供給し、芯紙と別経路を経て供給されたライ
ナとを加圧ロールにより、加圧して、これらの芯紙とラ
イナとを芯紙の波形段頂部に付着した糊を介して貼り合
わせて、片面段ボールシートを製造するとき、送風手段
を駆動し、段ロール側気密室の空気を吸気側ダクト→送
風手段へ吸い出す一方、この空気を送風手段から糊付ロ
ール側気密室へ吹き込むことにより、芯紙の波形面を下
段ロールの歯面に密着させる。
成されており、上下の段ロールにより、芯紙を波形状に
成形（段繰り）し、糊付ロールにより芯紙の波形段頂部
に糊を転移供給し、芯紙と別経路を経て供給されたライ
ナとを加圧ロールにより、加圧して、これらの芯紙とラ
イナとを芯紙の波形段頂部に付着した糊を介して貼り合
わせて、片面段ボールシートを製造するとき、送風手段
を駆動し、段ロール側気密室の空気を吸気側ダクト→送
風手段へ吸い出す一方、この空気を送風手段から糊付ロ
ール側気密室へ吹き込むことにより、芯紙の波形面を下
段ロールの歯面に密着させる。
【００１２】
【実施例】次に本発明の片面段ボール製造機を図１、図
２に示す一実施例により説明すると、１が上段ロール、
２が同上段ロール１に噛合した下段ロールで、これら上
下の段ロール１、２により、芯紙３を波形状に成形（段
繰り）するようになっている。
２に示す一実施例により説明すると、１が上段ロール、
２が同上段ロール１に噛合した下段ロールで、これら上
下の段ロール１、２により、芯紙３を波形状に成形（段
繰り）するようになっている。
【００１３】４が上記下段ロール２の下方に配設した糊
付ロール、５が糊で、同糊付ロール４により芯紙３の波
形段頂部に糊５を転移供給するようになっている。６が
別経路を経て供給されたライナ、７が加圧ロールで、同
加圧ロール７により、芯紙３とライナ６を加圧して、こ
れらの芯紙３とライナ６とを芯紙３の波形段頂部に付着
した糊５を介して貼り合わせるようになっている。
付ロール、５が糊で、同糊付ロール４により芯紙３の波
形段頂部に糊５を転移供給するようになっている。６が
別経路を経て供給されたライナ、７が加圧ロールで、同
加圧ロール７により、芯紙３とライナ６を加圧して、こ
れらの芯紙３とライナ６とを芯紙３の波形段頂部に付着
した糊５を介して貼り合わせるようになっている。
【００１４】Ａが糊付ロール側気密室で、同糊付ロール
側気密室Ａは、仕切板９ａ、９ｂと、キャビネット（外
カバー）１０と、両側のフレーム１１（図３参照）（或
いは同各フレーム１１に固定した側板）等とにより形成
されている。Ｂが段ロール側気密室で、同段ロール側気
密室Ｂは、仕切板１２ａ、１２ｂと、キャビネット（外
カバー）１３と、両側のフレーム１１（図３参照）（或
いは同各フレーム１１に固定した側板）等とにより形成
されている。
側気密室Ａは、仕切板９ａ、９ｂと、キャビネット（外
カバー）１０と、両側のフレーム１１（図３参照）（或
いは同各フレーム１１に固定した側板）等とにより形成
されている。Ｂが段ロール側気密室で、同段ロール側気
密室Ｂは、仕切板１２ａ、１２ｂと、キャビネット（外
カバー）１３と、両側のフレーム１１（図３参照）（或
いは同各フレーム１１に固定した側板）等とにより形成
されている。
【００１５】１４がブロア（送風手段）で、同ブロア１
４は、吸気側ダクト１５を介して段ロール側気密室Ｂに
連絡し、排気側ダクト１６を介して糊付ロール側気密室
Ａに連絡している。次に前記図１、図２に示す片面段ボ
ール製造機の作用を具体的に説明する。上下の段ロール
１、２により、芯紙３を波形状に成形（段繰り）し、糊
付ロール４により芯紙３の波形段頂部に糊５を転移供給
し、芯紙３と別経路を経て供給されたライナ６とを加圧
ロール７により、加圧し、これらの芯紙３とライナ６と
を芯紙３の波形段頂部に付着した糊５を介して貼り合わ
せて、片面段ボールシート８を製造する。
４は、吸気側ダクト１５を介して段ロール側気密室Ｂに
連絡し、排気側ダクト１６を介して糊付ロール側気密室
Ａに連絡している。次に前記図１、図２に示す片面段ボ
ール製造機の作用を具体的に説明する。上下の段ロール
１、２により、芯紙３を波形状に成形（段繰り）し、糊
付ロール４により芯紙３の波形段頂部に糊５を転移供給
し、芯紙３と別経路を経て供給されたライナ６とを加圧
ロール７により、加圧し、これらの芯紙３とライナ６と
を芯紙３の波形段頂部に付着した糊５を介して貼り合わ
せて、片面段ボールシート８を製造する。
【００１６】このとき、ブロア１４を駆動し、段ロール
側気密室Ｂの空気を吸気側ダクト１５→ブロア１４へ吸
い出す一方、この空気をブロア１４→排気側ダクト１６
を経て糊付ロール側気密室Ａへ吹き込むことにより、芯
紙３の波形面を下段ロール２の歯面に密着させる。この
ときの糊付ロール側気密室Ａの圧力ＰAは、空気の吹き
込みにより、〔ＰA＝１＋α（ｋｇ／ｃｍ2 ）〕と高く
なる。一方、段ロール側気密室Ｂの圧力ＰBは、空気の
吸い取りにより、〔ＰB ＝１−β（ｋｇ／ｃｍ2 ）〕と
低くなる。これら気密室Ａ、Ｂの空気圧の変動〔α、β
（ｋｇ／ｃｍ2 ）〕は、気密室Ａ、Ｂの容量差、エアロ
ス（空気漏れ）、その他の条件により必ずしも一致しな
い（α≠β）。
側気密室Ｂの空気を吸気側ダクト１５→ブロア１４へ吸
い出す一方、この空気をブロア１４→排気側ダクト１６
を経て糊付ロール側気密室Ａへ吹き込むことにより、芯
紙３の波形面を下段ロール２の歯面に密着させる。この
ときの糊付ロール側気密室Ａの圧力ＰAは、空気の吹き
込みにより、〔ＰA＝１＋α（ｋｇ／ｃｍ2 ）〕と高く
なる。一方、段ロール側気密室Ｂの圧力ＰBは、空気の
吸い取りにより、〔ＰB ＝１−β（ｋｇ／ｃｍ2 ）〕と
低くなる。これら気密室Ａ、Ｂの空気圧の変動〔α、β
（ｋｇ／ｃｍ2 ）〕は、気密室Ａ、Ｂの容量差、エアロ
ス（空気漏れ）、その他の条件により必ずしも一致しな
い（α≠β）。
【００１７】上記段ロール側気密室Ｂからの空気の吸い
取り、上記糊付ロール側気密室Ａへの空気の吹き込みに
より、気密室Ａ、Ｂの相対的圧力差が大きくなって、芯
紙３の波形面が下段ロール２の歯面に確実に密着する。
従って必要空気圧差を得るためのブロア１４の容量を前
記従来のエア加圧型の密着手段のブロアの容量よりも小
さくできる。
取り、上記糊付ロール側気密室Ａへの空気の吹き込みに
より、気密室Ａ、Ｂの相対的圧力差が大きくなって、芯
紙３の波形面が下段ロール２の歯面に確実に密着する。
従って必要空気圧差を得るためのブロア１４の容量を前
記従来のエア加圧型の密着手段のブロアの容量よりも小
さくできる。
【００１８】なお気密室Ａ、Ｂのシール方法、構造、エ
アダクトの連結位置等は、例示したものに限定されな
い。
アダクトの連結位置等は、例示したものに限定されな
い。
【００１９】
【発明の効果】本発明の片面段ボール製造機は前記のよ
うに上下の段ロールにより、芯紙を波形状に成形（段繰
り）し、糊付ロールにより芯紙の波形段頂部に糊を転移
供給し、芯紙と別経路を経て供給されたライナとを加圧
ロールにより、加圧して、これらの芯紙とライナとを芯
紙の波形段頂部に付着した糊を介して貼り合わせると
き、送風手段を駆動し、段ロール側気密室の空気を吸気
側ダクト→送風手段へ吸い出す一方、この空気を送風手
段から糊付ロール側気密室へ吹き込むことにより、芯紙
の波形面を下段ロールの歯面に密着させるので、前記従
来のサクション型の密着手段のように構造の複雑な下段
ロールを使用する必要がなく、構造が簡単で、保守点検
を容易に行うことができる上に、製作コストを低減でき
る。
うに上下の段ロールにより、芯紙を波形状に成形（段繰
り）し、糊付ロールにより芯紙の波形段頂部に糊を転移
供給し、芯紙と別経路を経て供給されたライナとを加圧
ロールにより、加圧して、これらの芯紙とライナとを芯
紙の波形段頂部に付着した糊を介して貼り合わせると
き、送風手段を駆動し、段ロール側気密室の空気を吸気
側ダクト→送風手段へ吸い出す一方、この空気を送風手
段から糊付ロール側気密室へ吹き込むことにより、芯紙
の波形面を下段ロールの歯面に密着させるので、前記従
来のサクション型の密着手段のように構造の複雑な下段
ロールを使用する必要がなく、構造が簡単で、保守点検
を容易に行うことができる上に、製作コストを低減でき
る。
【００２０】また上記段ロール側気密室からの空気の吸
い取り、上記糊付ロール側気密室への空気の吹き込みに
より、これら２つの気密室の相対的圧力差を大きくでき
て、芯紙の波形面を下段ロールの歯面に確実に密着でき
る。従って必要空気圧差を得るための送風手段の容量を
前記従来のエア加圧型の密着手段のブロアの容量よりも
小さくできて、稼働時の騒音及びランニングコストを低
減できる。
い取り、上記糊付ロール側気密室への空気の吹き込みに
より、これら２つの気密室の相対的圧力差を大きくでき
て、芯紙の波形面を下段ロールの歯面に確実に密着でき
る。従って必要空気圧差を得るための送風手段の容量を
前記従来のエア加圧型の密着手段のブロアの容量よりも
小さくできて、稼働時の騒音及びランニングコストを低
減できる。
【図１】本発明の片面段ボール製造機の一実施例を示す
側面図である。
側面図である。
【図２】同片面段ボール製造機の作用説明図である。
【図３】（ａ）は従来の片面段ボール製造機の一例を示
す側面図、（ｂ）は（ａ）の矢視Ｄ−Ｄ線に沿う正面図
である。
す側面図、（ｂ）は（ａ）の矢視Ｄ−Ｄ線に沿う正面図
である。
【図４】従来の片面段ボール製造機の他の例を示す側面
図である。
図である。
【符号の説明】 １ 上段ロール ２ 下段ロール ３ 芯紙 ４ 糊付ロール ５ 糊 ６ ライナ ７ 加圧ロール ８ 片面段ボールシート ９ａ、９ｂ 仕切板 １０ キャビネット（外カバー） １１ フレーム １２ａ、１２ｂ 仕切板 １３ キャビネット（外カバー） １４ 送風手段（ブロア） １５ 吸気側ダクト １６ 排気側ダクト Ａ 糊付ロール側気密室 Ｂ 段ロール側気密室
Claims (1)
- 【請求項１】 上下の段ロールの挟持回転により波形状
に成形し且つ糊付ロールにより同波形段頂部へ糊を転移
供給した芯紙と、別経路を経て同芯紙に合流したライナ
とを、上記波形段頂部に付着した糊を介して貼り合わす
片面段ボール製造機において、前記波形状に成形した芯
紙の糊付ロール側の周りと段ロール側の周りとに互いに
独立した気密室を形成し、同段ロール側気密室の空気を
吸い出して糊付ロール側気密室へ吹き込むことにより上
記芯紙の波形面を段ロールの歯面に密着させる送風手段
を、これら段ロール側気密室と糊付ロール側気密室との
間に配設したことを特徴とする片面段ボール製造機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14053892A JPH05329965A (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 片面段ボール製造機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14053892A JPH05329965A (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 片面段ボール製造機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05329965A true JPH05329965A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15271006
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14053892A Withdrawn JPH05329965A (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 片面段ボール製造機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05329965A (ja) |
-
1992
- 1992-06-01 JP JP14053892A patent/JPH05329965A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990803 |