JPH05329860A - 樹脂成形用金型の液洩れ検査方法 - Google Patents

樹脂成形用金型の液洩れ検査方法

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Publication number
JPH05329860A
JPH05329860A JP4166733A JP16673392A JPH05329860A JP H05329860 A JPH05329860 A JP H05329860A JP 4166733 A JP4166733 A JP 4166733A JP 16673392 A JP16673392 A JP 16673392A JP H05329860 A JPH05329860 A JP H05329860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
molding
imc
molding material
lower mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4166733A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitake Sagawa
吉武 佐川
Yukio Daiho
幸男 大保
Hiroshi Yoshida
博史 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
Priority to JP4166733A priority Critical patent/JPH05329860A/ja
Publication of JPH05329860A publication Critical patent/JPH05329860A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単に且つ確実に液洩れ発生部位が検出され
るようにした、樹脂成形用金型の液洩れ検査方法を提供
する。 【構成】 成形材料15を加熱された金型12,14に
より熱プレスする第一の工程と、第一の工程の後に、該
成形材料の表面にIMC材料17を注入して、再び熱プ
レスする第二の工程とを含んでいる熱プレス樹脂成形方
法において、第一の工程の前に、成形材料15の表面に
下型より一回り大きい熱硬化性樹脂をコーティングした
不織布16を載置しておき、第二の工程の後に、金型間
の間隙から洩れ出たIMC材料と不織布とにより形成さ
れたFRP19を確認することにより、該金型の液洩れ
発生部位を検出するように、樹脂成形用金型の液洩れ検
査方法を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、樹脂成形用金型によ
る樹脂成形の際に、金型の精度不良による型外への液洩
れ発生部位を検査する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばSMC等の材料を使用し
て、金型内で熱プレス成形により樹脂成形を行なう場
合、成形品の表面の面欠陥を補うために、インモールド
コート(以下、IMCという)材料により成形品の表面
を覆うようにしている。即ち、図3において、成形装置
1は、固定配置されたボルスター2に取り付けられた下
方の金型(以下、下型という)3と、上下動が可能なス
ライド4に対して取り付けられた上方の金型(以下、上
型という)5とから構成されている。
【0003】このような構成の成形装置1を用いて樹脂
成形を行なう場合、先ず図3(A)に示すように、前以
て加熱した下型3及び上型5を互いに開いた状態で、下
型3の上面にSMC等の成形材料6を載置して、図3
(B)に示すように、スライド4を下降させることによ
り、上型5を下型3に対して係合させる。これによって
成形材料6は、下型3及び上型5により画成される内部
空間の形状に従って成形され、該下型3及び上型5の熱
及びプレス圧によって硬化されることになる。
【0004】成形材料6が半硬化したときに、図3
(C)に示すように、スライド4を僅かに上昇させて、
上型5の下方に間隙を画成するか、又は上型と下型を閉
じたままで高圧を用いることにより、注入口5aから液
状のIMC材料7を注入する。その後、図3(D)に示
すように、再び上型5を下降させるか又は加圧すること
により、該IMC材料7は同様に該下型3及び上型5の
熱及びプレス圧により硬化されることになる。成形材料
6及びIMC材料7が硬化した後、上型5を上昇させ
て、上型5と下型3とを開いて、成形材料6及びIMC
材料7から成る成形品8を取り出すことにより、成形品
8が完成する。
【0005】ところで、このような成形方法において
は、下型3及び上型5の精度が悪い場合には、該下型3
及び上型5の間に間隙が生じてしまい、IMC材料7の
注入の際に、このIMC材料7が液状であることから、
IMC材料7が上記間隙から型外に洩れ出てしまうこと
になる。これにより、成形材料6の表面には十分な量の
IMC材料7が保持されないため、完全に覆われ得なく
なってしまうので、成形品8は面品質が低下してしまう
ことになる。
【0006】このため、下型3及び上型5の間の間隙、
即ちIMC材料7が洩れ出る、液洩れ発生部位の検査と
して、成形終了後に成形品8を下型3及び上型5の間か
ら取り出した後に、例えば図4に示すように、下型3の
外周面に残って硬化したIMC材料7の流出跡、所謂バ
リ9を確認するようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな液洩れ発生部位の検査方法においては、下型3及び
上型5の間に生ずる間隙は比較的狭く、例えば0.05
乃至0.20mm程度であることから、上記バリ9の強
度は非常に弱く、従って下型3及び上型5を開く際に、
型間の摺動抵抗によって型表面から剥がれてしまうこと
があり、またIMC材料7が透明である場合には、バリ
9の存在自体が確認し難くなってしまい、従って液洩れ
発生部位の検出を行なうことができないことがあるとい
う問題があった。
【0008】この発明は、以上の点に鑑み、簡単に且つ
確実に液洩れ発生部位が検出され得るようにした、樹脂
成形用金型の液洩れ検査方法を提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による樹脂成形用金型の液洩れ検査方法は、
成形材料を加熱された金型により熱プレスする第一の工
程と、第一の工程の後に該成形材料の表面にIMC材料
を注入して、再び熱プレスする第二の工程とを含んでい
る熱プレス樹脂成形方法において、第一の工程の前に、
成形材料の表面に下型より一回り大きい熱硬化性樹脂を
コーティングした不織布を載置しておき、第二の工程の
後に、金型間の間隙から洩れ出たIMC材料と不織布と
により形成されたFRPを確認することにより、該金型
の液洩れ発生部位を検出するようにしたことを特徴とし
ている。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、成形材料の表面に不織布
が載置されていることにより、IMC材料を注入した
際、型間に間隙が生じていると、この間隙を通って液状
のIMC材料が洩れ出るが、このとき該IMC材料は不
織布の上を流れることになるため、IMC材料がこの不
織布内に進入して、不織布にコーティングされた熱硬化
性樹脂と共に熱プレスにより硬化することになる。従っ
て該IMC材料は、不織布と比較的強度の高いFRP
(繊維強化樹脂)を成形することになり、しかも該FR
Pは、不織布が成形材料の表面に載置されているため
に、成形品と一体であることから、金型を開いたとき、
該FRPは成形品と一緒に取り出されることになるが、
その形状は、型内に在ったときと同様に保持されている
ので、金型の間の間隙の位置、即ち液洩れ発生部位が、
簡単且つ確実に検出され得ることになる。
【0011】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて、この
発明を詳細に説明する。図1はこの発明による方法の一
実施例を示している。図1において、成形装置10は、
固定配置されたボルスター11に取り付けられた下型1
2と、上下動可能なスライド13に対して取り付けられ
た上型14とから構成されている。
【0012】このような構成の成形装置10により、こ
の発明に従って樹脂成形を行なう場合、先ず図1(A)
に示すように、前以て加熱した下型12及び上型14を
互いに開いた状態で、下型12の上面にSMC等の成形
材料15を載置すると共に、該成形材料15の上に、下
型12より一回り大きい熱硬化性樹脂をコーティングし
た不織布16を載置して、図1(B)に示すようにスラ
イド13を下降させることにより、上型14を下型12
に対して係合させる。これによって、成形材料15は、
下型12及び上型14により画成される内部空間の形状
に従って成形され、該下型12及び上型14の熱及びプ
レス圧により硬化されることになる。
【0013】上記成形材料15が半硬化したときに、図
1(C)に示すように、スライド13を僅かに上昇させ
て上型14の下方に間隙を画成するか、又は上型と下型
は閉じたままで高圧を用いることにより、注入口14a
から液状のIMC材料17を注入する。その後、図1
(D)に示すように再び上型14を下降させるか又は加
圧することにより、該IMC材料17は同様に該下型1
2及び上型14の熱及びプレス圧により硬化されること
になる。
【0014】最後に、上型14を上昇させて、上型14
と下型12とを開いて成形材料15及びIMC材料17
から成る成形品18を取り出すことにより、成形品18
が完成する。
【0015】この発明の実施例は以上のように構成され
ており、下型12及び上型14の精度が悪く、該下型1
2及び上型14の間に間隙が存在する場合には、IMC
材料17の注入の際に、このIMC材料17が上記間隙
から型外に洩れ出ることになる。その際、下型12及び
上型14の周囲にて、その間には成形材料15上に載置
された不織布16が介在しているので、洩れ出たIMC
材料17は、該不織布16の上を流れることになる。従
って、IMC材料17は不織布16内に進入して、この
不織布にコーティングされた熱硬化性樹脂と共に、熱プ
レスにより硬化することになる。これにより、IMC材
料17は、不織布16と共に比較的強度の高いFRP
(繊維強化樹脂)19を形成することになる。
【0016】ここで、FRP19は、不織布16が成形
材料の表面に載置されているため、成形品18と一体で
あることから、金型を開いたとき、該FRP19は成形
品18と一緒に取り出されることになるが、その形状
は、図2に示すように型内に在ったときと同様に保持さ
れている。かくして、該成形品18及びFRP19と、
下型12及び上型14とを比較することにより、該下型
12及び上型14における間隙の位置、即ち液洩れ発生
部位が簡単且つ確実にしかも正確に検出され得ることに
なる。
【0017】尚、不織布16としては、例えば0.03
8乃至0.200mm程度の厚さのものが使用され、十
分に薄いことから、形成時に下型12及び上型14に対
して損傷を与えるようなことはない。
【0018】ここで、不織布16にコーティングする熱
硬化性樹脂として、硬化する際に、着色するような物性
のものを使用するようにすれば、FRP19がこの色に
着色されるため、例えばIMC材料17が透明または透
明に近い色である場合であっても、FRP19の存在が
容易に視認され得ることになる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
簡単に且つ確実に液洩れ発生部位が検出され得るように
した、極めて優れた樹脂成形用金型の液洩れ検査方法が
提供されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による方法の一実施例における工程を
順次に示す成形装置の概略断面図である。
【図2】図1の工程により完成した成形品の側面図であ
る。
【図3】従来の方法における工程を順次に示す成形装置
の概略断面図である。
【図4】図3の工程終了後の下方の金型の側面図であ
る。
【符号の説明】
10 成形装置 11 ボルスター 12 下型 13 スライド 14 上型 15 成形材料 16 不織布 17 IMC材料 18 成形品 19 FRP
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形材料を加熱された金型によって熱プ
    レスする第一の工程と、第一の工程の後に、該成形材料
    の表面にIMC材料を注入して、再び熱プレスする第二
    の工程とを含んでいる熱プレス樹脂成形方法において、 第一の工程の前に、成形材料の表面に、下型より一回り
    大きい熱硬化性樹脂をコーティングした不織布を載置し
    ておき、第二の工程の後に、金型間の間隙から洩れ出た
    IMC材料と不織布とにより形成されたFRPを確認す
    ることにより、該金型の液洩れ発生部位を検出するよう
    にしたことを特徴とする、樹脂成形用金型の液洩れ検査
    方法。
JP4166733A 1992-06-03 1992-06-03 樹脂成形用金型の液洩れ検査方法 Pending JPH05329860A (ja)

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JPH05329860A true JPH05329860A (ja) 1993-12-14

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