JPH05329324A - 汚物貯留施設における脱臭方法と装置 - Google Patents

汚物貯留施設における脱臭方法と装置

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JPH05329324A
JPH05329324A JP4162098A JP16209892A JPH05329324A JP H05329324 A JPH05329324 A JP H05329324A JP 4162098 A JP4162098 A JP 4162098A JP 16209892 A JP16209892 A JP 16209892A JP H05329324 A JPH05329324 A JP H05329324A
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倭市 宮地
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 劣化した吸着脱臭材を効率よく交換する。 【構成】 屎尿等の汚物を貯留する汚物貯留中継槽1
と、該汚物貯留中継槽1のガスの脱臭をなす薬材脱臭塔
24とを有する。該薬材脱臭塔24内には複数段かつ複
数個に分割されている通気性水平ラック27を上下方向
に所定間隔を置いて設け、各段のラック27上にはゼオ
ライト・活性炭等の吸着脱臭材28を堆積させる。前記
分割ラック27は前記吸着脱臭材28を下方に落とすこ
とができるようにそれぞれ傾斜回動自在に構成する。前
記薬材脱臭塔24の横断面形状は矩形とし、前記ラック
27は前記横断面形状を縦または横に複数に分割した複
数の網棚31とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汚物貯留施設における
脱臭方法と装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、一般家庭、公衆便所、ホテル等から
収集した屎尿を、特定の場所に設置した汚物貯留中継槽
に一旦貯留しておくこと、および、該汚物貯留中継槽内
では夥しい臭気が発生するので、これを脱臭装置により
脱臭処理することは公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来公知の脱臭装置で
は、ゼオライト・活性炭等を吸着脱臭材として使用して
いるが、従来の装置では、吸着脱臭材の脱臭効率が劣化
したときの対策が未解決であった。すなわち、吸着脱臭
材は相当に厚く充填して使用するが、ガスの入気側と排
気側とを比べてみると、ガスの排気側はまだ充分使用で
きるのにガス入気側は相当に劣化しているということが
ある。このようなとき、吸着脱臭材を一律に交換する
と、まだ使用できる吸着脱臭材も廃棄することになり、
不経済である。そこで、本発明は、劣化した吸着脱臭材
のみを交換できるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、上下
方向に筒状である薬材脱臭塔24内に上下複数段の通気
性水平のラック27を設け、該各段のラック27上にゼ
オライト・活性炭等の吸着脱臭材28を積載し、下方か
ら上方にガスを吹抜けさせて下段の吸着脱臭材28を通
過したガスはその上段の吸着脱臭材28を通過させて脱
臭するようにし、所定時間経過して脱臭効果がなくなっ
たときは、前記最下段のラック27を反転させて最下段
の吸着脱臭材28のみを取出し、取出して空いた最下段
のラック27上には上段のラック27を反転させて上段
の吸着脱臭材28を移し替え、空いた最上段のラック2
7上には新規の吸着脱臭材28を補充する汚物貯留施設
における脱臭方法、および、屎尿等の汚物を貯留する汚
物貯留中継槽1と、該汚物貯留中継槽1のガスの脱臭を
なす薬材脱臭塔24とからなるものにおいて、該薬材脱
臭塔24内には複数段かつ複数個に分割されている通気
性水平ラック27を上下方向に所定間隔を置いて設け、
各段のラック27上にはゼオライト・活性炭等の吸着脱
臭材28を堆積させ、前記分割ラック27は前記吸着脱
臭材28を下方に落とすことができるようにそれぞれ傾
斜回動自在に構成した汚物貯留施設における脱臭装置、
および、前記において、前記薬材脱臭塔24の横断面形
状は矩形とし、前記ラック27は前記横断面形状を縦ま
たは横に複数に分割した複数の網棚31とした汚物貯留
施設における脱臭装置、および、前記において、前記薬
材脱臭塔24の下部位置には、吸着脱臭材28の取出口
42を設けた汚物貯留施設における脱臭装置としたもの
である。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1は屎尿を一時貯留する汚物貯留中継槽で、一般家庭、
公衆便所、ホテル等から収集した屎尿を貯留する。汚物
貯留中継槽1は、地下に埋設された地下タンク式であ
る。汚物貯留中継槽1に貯留した屎尿は、大型のバキュ
ームカーにより屎尿処理センターに搬送される。2は汚
物貯留中継槽1の上部任意位置に設けた台座、3は台座
2に固定した吸引ファンであり、吸引ファン3の吸引管
4は前記汚物貯留中継槽1の上部空気室に接続し、汚物
貯留中継槽1内で発生するガスを吸引する。5は汚物貯
留中継槽1のマンホールである。
【0006】吸引ファン3により吸引したガスは、排気
管6を介して側方の薬液洗浄機7に誘導される。薬液洗
浄機7は、縦長円筒形を呈する薬液脱臭塔8と該薬液脱
臭塔8が乗っている薬液タンク9とからなり、主として
木酢油を薬液10として使用する。薬液タンク9にはポ
ンプ11を取付け、薬液10を下部吸込口12から吸込
み、縦管13を通して薬液脱臭塔8の上部位置に設けた
横管14に送り、横管14に設けた複数のスプレーノズ
ル15から滴下させる。
【0007】前記薬液脱臭塔8の内部には、上下方向に
所定の間隔を置いて複数(図では4枚)の水平整流板1
6を設ける。水平整流板16は薬液脱臭塔8の内径に等
しい外径(約80cm)を有し、板面に直径約1cmの
上下貫通孔17を無数に形成した多孔板である。
【0008】前記排気管6を接続する入気口18は、薬
液脱臭塔8の下部位置に形成され、入気口18より進入
したガスは、複数の水平整流板16の貫通孔17を通っ
て上昇する。他方、前記スプレーノズル15から噴霧滴
下した薬液10は、最上段の水平整流板16の上下貫通
孔17を通って、その下の水平整流板16に流下する
が、図4のように、薬液10が狭い貫通孔17を通って
落下するところをガスが吹上がるので、ガスの異臭成分
(異臭成分は固体と言われる)はよく薬液10中に溶解
し、薬液10が主として木酢油であるところから、相当
に脱臭する。このようにして薬液脱臭(1次脱臭)され
たガスは、薬液脱臭塔8の上端に形成した排気口19か
ら排出される。なお、薬液10は、連続脱臭作用により
ペーハー値が略7の無害な廃液となるので、ドレン管2
0を介して汚物貯留中継槽1に廃棄する。このため、薬
液10の廃液の二次処理施設は不要となる。
【0009】21は薬液脱臭塔8の排気口19に接続し
た連絡管であり、連絡管21の他端にはミスト分離機2
2を接続する。ミスト分離機22には連絡管23を接続
し、連絡管23の他端には薬材脱臭塔24を接続する。
25はミスト分離機22のドレン管である。
【0010】26は前記薬材脱臭塔24の縦長角筒状の
外側ケースであり、外側ケース26の内部には上下に所
定の間隔を置いて複数のラック27を設ける。ラック2
7上には活性炭・ゼオライト等の吸着脱臭材28を堆積
させる。前記連絡管23からの臭気ガスは、外側ケース
26の下部位置に形成した入気口29から外側ケース2
6内に進入し、外側ケース26内を上昇して吸着脱臭材
28により脱臭されてから、外側ケース26の上部の排
気口30から排気される。
【0011】しかして、前記したように、吸着脱臭材2
8による脱臭作業では、多量の吸着脱臭材を使用する
が、各部の吸着脱臭材28の劣化速度は異り、劣化した
吸着脱臭材28のみを確実に交換することは困難であっ
た。そこで、本発明では、一番劣化の激しい吸着脱臭材
28のみ、即ち、本実施例では下段のラック27に堆積
させた吸着脱臭材28のみを廃棄して、上段のラック2
7に堆積させた吸着脱臭材28は下段のラック27に移
し、上段のラック27には新品の吸着脱臭材28を堆積
させるようにして、吸着脱臭材28を効率よく使用し、
劣化して使用に耐えなくなった吸着脱臭材28のみを廃
棄できるように構成してある。以下詳述する。
【0012】図6〜図8はラック27に関するものであ
り、各ラック27は3枚の網棚31により構成される。
各網棚31の下面には補強リブ32をそれぞれ固定し、
該補強リブ32の左右の中心には回転軸33をそれぞれ
挿通固定させる。各回転軸33は、図6のように、外側
ケース26に軸止されるが、その一端側34は、外側ケ
ース26を貫通して側方に大きく突出させ、そこにアー
ム35の基部をそれぞれ固定する。36は前記外側ケー
ス26側に固定したブラケット37に軸止したシリンダ
であり、シリンダ36のピストン38には3つのアーム
35の1つを係止させる。前記各アーム35の先端側は
連結杆39で互いに連結させ、シリンダ36のピストン
38を伸縮させて1つのアーム35を回転させると、他
のアーム35も連動して回転するようにし、これによ
り、3つの回転軸33が同時に回転するように構成す
る。
【0013】しかして、各回転軸33を図8において左
回転させると、各網棚31が傾斜して、網棚31に堆積
させた吸着脱臭材28は下方に落下させることができ
る。実際の交換作業においては、まず、下段のシリンダ
36を作動させて下段のラック27に堆積させた吸着脱
臭材28を外側ケース26の底部40に落下させ、つぎ
に、下段のラック27を元に戻してから、上段のシリン
ダ36を作動させて上段のラック27に堆積させた吸着
脱臭材28を下段のラック27上に落下堆積させる。上
段のラック27には、これを元に戻してから、外側ケー
ス26の上部の窓貫通孔41から新品の吸着脱臭材28
を供給する。底部40に落下させた吸着脱臭材28は取
出口42から取出す。
【0014】なお、傾斜させた網棚31を、図8のよう
に横一列の状態に正しく復帰させることができるよう
に、各網棚31の左右両側および外側ケース26の内側
には係合部材43を取付け、図8の位置からは右回転し
ないようにしてある。44は薬材脱臭塔24の排気口3
0に接続した排気筒である。
【0015】図10は吸引ファン3の吸引管4と汚物貯
留中継槽1との接続部分を示しており、通常、吸引管4
は汚物貯留中継槽1に対して垂直に接続してあるが、こ
のままでは、汚物貯留中継槽1内で発生した害虫が吸引
管4内を這い上り、思わぬところで、害虫が発生するこ
とがある。このため、本願では、吸引管4と汚物貯留中
継槽1との接続部分に鉄管45を設け、該鉄管45の外
周に発熱体46を巻回させて、鉄管45を加熱し、これ
により、鉄管45から上部には害虫が這い上がらないよ
うに構成してある。
【0016】しかして、汚物貯留中継槽1内に貯留した
屎尿は大型のバキュームカー47により収集するが、こ
のとき、バキュームカー47の排気筒48からは多量の
臭気ガスが放出され、環境問題となることがある。この
ため、本発明では、前記吸引ファン3の吸引管4からバ
ルブ53を介して分岐管49を分岐させ、該分岐管49
の先端にはフレキシブルなスイングアーム管50を取付
け、スイングアーム管50の先端にはバキュームカー4
7の排気筒48にすっぽり嵌るフード状のキャップ51
を取付け、バキュームカー47により屎尿を収集すると
きは、キャップ51を排気筒48に被せて、排気筒48
から排出する臭気ガスは全て分岐管49を介して吸引フ
ァン3により吸引させるように構成する。
【0017】以上において、上記した各設備は1つの家
屋52内に納め、汚物貯留中継槽1内に貯留した屎尿を
収集するバキュームカー47もゲートを介して家屋52
内に入れた状態で、汚物貯留中継槽1内の屎尿を汲み出
すようにする。
【0018】
【作用】小型バキュームカーで一般家庭、公衆便所、ホ
テル等から収集した屎尿は汚物貯留中継槽1に一時貯留
し、大型のバキュームカー47により随時収集して屎尿
処理施設に搬送する。
【0019】一時貯留中に発生した臭気ガスは、吸引管
4を介して吸引ファン3により常時吸引され、排気管6
を通して薬液洗浄機7の薬液脱臭塔8に送られる。薬液
脱臭塔8内では、臭気ガスは下方の入気口18から複数
の水平整流板16の貫通孔17を介して上方の排気口1
9に向けて上昇し、他方、上部のスプレーノズル15か
らはポンプ11により循環している薬液10が下方に向
けて噴霧され、図4のように、薬液10が狭い貫通孔1
7を通って落下するところをガスが吹上がるので、ガス
の異臭成分はよく薬液10中に溶解し、薬液10が主と
して木酢油であるところから、相当に脱臭する。なお、
薬液10は、連続脱臭作用によりペーハー値が略7の無
害な廃液となるので、ドレン管20を介して汚物貯留中
継槽1に廃棄する。このため、薬液10の廃液の二次処
理施設は不要となる。
【0020】このように薬液による1次脱臭がされたガ
スは、排気口19から連絡管21を介してミスト分離機
22に至り、ここでは、ガス中の残留水分(薬液10)
が分離され、ガス分は連絡管23を介して薬材脱臭塔2
4に送られる。薬材脱臭塔24では、下部位置の入気口
29からガスが進入し、薬材脱臭塔24の外側ケース2
6内を上昇してラック27に堆積させた吸着脱臭材28
により脱臭されてから、上部の排気口30から排気され
る。
【0021】薬材脱臭塔24の吸着脱臭材28が劣化し
た場合(排気口30からの臭気濃度が所定値を越えた場
合、または、所定作業時間を越えた場合)には、まず、
下段のラック27のシリンダ36を作動させて、連結杆
39で互いに連結させた3つのアーム35を回転させ、
これにより、アーム35に固定した3つの回転軸33を
図8において左回転させ、下段のラック27の3枚の網
棚31を傾斜させ、傾斜により生じた隙間から下段の吸
着脱臭材28を外側ケース26の底部40に落下させ
て、取出口42から取出し、シリンダ36を戻して下段
のラック27の3枚の網棚31を水平に復帰させる。
【0022】つぎに、同様の作業により、上段のラック
27の吸着脱臭材28を落下させて、下段のラック27
に堆積させ、水平に戻した上段のラック27には外側ケ
ース26の上部の窓貫通孔41から新規の吸着脱臭材2
8を供給して充填堆積させる。これにより、薬材脱臭塔
24内の吸着脱臭材28は、下方から順番に劣化した吸
着脱臭材28が堆積することになり、最下段の吸着脱臭
材28が交換時期となったら、上記要領で吸着脱臭材2
8を交換すれば、極めて簡単に使用済の吸着脱臭材28
のみを交換できる。
【0023】前記吸着脱臭材28の交換においては、ラ
ック27をそれぞれが傾斜回動する複数の網棚31によ
り構成してあるため、吸着脱臭材28は、各網棚31の
傾斜により生じる複数の隙間から下方に落下し、下方の
ラック27上に万遍なく堆積し、一部に偏ることはな
い。また、各網棚31の左右両側および外側ケース26
の内側には係合部材43を取付けてあるため、シリンダ
36を元に戻すと、傾斜させた網棚31は図8のように
横一列の状態に正しく復帰させることができる。
【0024】しかして、汚物貯留中継槽1内に一時貯留
させた屎尿は大型のバキュームカー47を家屋52内に
乗入れて収集する。このとき、バキュームカー47の排
気筒48には、スイングアーム管50の先端に設けたフ
ード状のキャップ51をすっぽり嵌めて、排気筒48か
ら出る多量の臭気ガスは、分岐管49を介して吸引ファ
ン3により吸引させる。これにより、大型のバキューム
カー47による屎尿収集時に外部に漏れる臭気ガスは皆
無となり、環境を良好に保てる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明は、上下方向に筒
状である薬材脱臭塔24内に上下複数段の通気性水平の
ラック27を設け、該各段のラック27上にゼオライト
・活性炭等の吸着脱臭材28を積載し、下方から上方に
ガスを吹抜けさせて下段の吸着脱臭材28を通過したガ
スはその上段の吸着脱臭材28を通過させて脱臭するよ
うにし、所定時間経過して脱臭効果がなくなったとき
は、前記最下段のラック27を反転させて最下段の吸着
脱臭材28のみを取出し、取出して空いた最下段のラッ
ク27上には上段のラック27を反転させて上段の吸着
脱臭材28を移し替え、空いた最上段のラック27上に
は新規の吸着脱臭材28を補充する汚物貯留施設におけ
る脱臭方法としたため、劣化した吸着脱臭材28のみを
廃棄でき、吸着脱臭材28を効率良く使用できる。
【0026】また、屎尿等の汚物を貯留する汚物貯留中
継槽1と、該汚物貯留中継槽1のガスの脱臭をなす薬材
脱臭塔24とからなるものにおいて、該薬材脱臭塔24
内には複数段かつ複数個に分割されている通気性水平ラ
ック27を上下方向に所定間隔を置いて設け、各段のラ
ック27上にはゼオライト・活性炭等の吸着脱臭材28
を堆積させ、前記分割ラック27は前記吸着脱臭材28
を下方に落とすことができるようにそれぞれ傾斜回動自
在に構成した汚物貯留施設における脱臭装置としたた
め、前記方法を容易に実施できる。また、前記薬材脱臭
塔24の横断面形状は矩形とし、前記ラック27は前記
横断面形状を縦または横に複数に分割した複数の網棚3
1とした汚物貯留施設における脱臭装置としたため、吸
着脱臭材28を偏らずに万遍なく下方に落下させること
ができる。また、前記薬材脱臭塔24の下部位置には、
吸着脱臭材28の取出口42を設けた汚物貯留施設にお
ける脱臭装置としたため、廃棄する吸着脱臭材28を簡
単に取出せる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体の平面図。
【図2】 一部縦断正面図。
【図3】 薬液洗浄機の縦断側面図。
【図4】 脱臭作用説明図。
【図5】 薬材脱臭塔の縦断側面図。
【図6】 薬材脱臭塔の横断平面図。
【図7】 ラック傾斜機構の側面図。
【図8】 ラックの縦断側面図。
【図9】 大型のバキュームカーによる屎尿収集状態を
示す説明図。
【図10】 要部拡大断面図。
【符号の説明】
1…汚物貯留中継槽、2…台座、3…吸引ファン、4…
吸引管、5…マンホール、6…排気管、7…薬液洗浄
機、8…薬液脱臭塔、9…薬液タンク、10…薬液、1
1…ポンプ、12…吸込口、13…縦管、14…横管、
15…スプレーノズル、16…水平整流板、17…貫通
孔、18…入気口、19…排気口、20…ドレン管、2
1…連絡管、22…ミスト分離機、23…連絡管、24
…薬材脱臭塔、25…ドレン管、26…外側ケース、2
7…ラック、28…吸着脱臭材、29…入気口、30…
排気口、31…網棚、32…補強リブ、33…回転軸、
34…一端側、35…アーム、36…シリンダ、37…
ブラケット、38…ピストン、39…連結杆、40…底
部、41…窓貫通孔、42…取出口、43…係合部材、
44…排気筒、45…鉄管、46…発熱体、47…バキ
ュームカー、48…排気筒、49…分岐管、50…スイ
ングアーム管、51…キャップ、52…家屋、53…バ
ルブ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に筒状である薬材脱臭塔24内
    に上下複数段の通気性水平のラック27を設け、該各段
    のラック27上にゼオライト・活性炭等の吸着脱臭材2
    8を積載し、下方から上方にガスを吹抜けさせて下段の
    吸着脱臭材28を通過したガスはその上段の吸着脱臭材
    28を通過させて脱臭するようにし、所定時間経過して
    脱臭効果がなくなったときは、前記最下段のラック27
    を反転させて最下段の吸着脱臭材28のみを取出し、取
    出して空いた最下段のラック27上には上段のラック2
    7を反転させて上段の吸着脱臭材28を移し替え、空い
    た最上段のラック27上には新規の吸着脱臭材28を補
    充する汚物貯留施設における脱臭方法。
  2. 【請求項2】 屎尿等の汚物を貯留する汚物貯留中継槽
    1と、該汚物貯留中継槽1のガスの脱臭をなす薬材脱臭
    塔24とからなるものにおいて、該薬材脱臭塔24内に
    は複数段かつ複数個に分割されている通気性水平ラック
    27を上下方向に所定間隔を置いて設け、各段のラック
    27上にはゼオライト・活性炭等の吸着脱臭材28を堆
    積させ、前記分割ラック27は前記吸着脱臭材28を下
    方に落とすことができるようにそれぞれ傾斜回動自在に
    構成した汚物貯留施設における脱臭装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記薬材脱臭塔24
    の横断面形状は矩形とし、前記ラック27は前記横断面
    形状を縦または横に複数に分割した複数の網棚31とし
    た汚物貯留施設における脱臭装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記薬材脱臭塔24
    の下部位置には、吸着脱臭材28の取出口42を設けた
    汚物貯留施設における脱臭装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000015045A (ja) * 1998-06-30 2000-01-18 Furukawa Co Ltd 活性炭充填塔
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