JPH0532915A - 耐熱塗料組成物 - Google Patents

耐熱塗料組成物

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JPH0532915A
JPH0532915A JP18896291A JP18896291A JPH0532915A JP H0532915 A JPH0532915 A JP H0532915A JP 18896291 A JP18896291 A JP 18896291A JP 18896291 A JP18896291 A JP 18896291A JP H0532915 A JPH0532915 A JP H0532915A
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JP
Japan
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heat
weight
parts
water
soluble silicate
Prior art date
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Pending
Application number
JP18896291A
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English (en)
Inventor
Michio Kozai
道雄 香西
Keisuke Yanai
啓介 矢内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Co Ltd
Asahi Kagaku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Co Ltd
Asahi Kagaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Co Ltd, Asahi Kagaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有機質塗料と同程度の作業性を有し、耐水
性、耐熱性に優れ、大きい表面硬度をもつ耐熱塗料組成
物を得る。 【構成】 水溶性硅酸塩化合物1000重量部に対し、
顔料80〜250重量部、シリコーン樹脂10〜500
重量部および硬化剤80〜250重量部をそれぞれ混合
した耐熱塗料組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱塗料組成物に関
し、特に有機質塗料と同程度の作業性を有し、かつ塗料
皮膜が耐熱性、耐水性に優れ、大きい表面硬度をもつ耐
熱塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来使用されていた耐熱塗料としては、
硅酸ナトリウム、硅酸カリウム等の水溶性硅酸塩に硬化
剤と顔料を配合した無機質耐熱塗料とシリコーン樹脂に
顔料を配合した有機質耐熱塗料とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術の無機質耐熱塗料では、耐熱性に優れているが耐水
性や作業性が悪く、一方有機質耐熱塗料では、作業性が
よく耐水性には優れているが、表面硬度は小さく、また
耐熱温度に限界があるなど問題点がある。
【0004】本発明は、上記の従来技術の問題を解決
し、耐熱温度は有機質耐熱塗料より高く、耐水性に優
れ、大きい表面硬度を有し、作業性も有機質耐熱塗料と
同程度の耐熱性塗料組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)水溶性
硅酸塩化合物1000重量部に対し、(b)前記水溶性
硅酸塩と反応しない顔料80〜250重量部、好ましく
は100〜200重量部、(c)シリコーン樹脂10〜
500重量部、好ましくは50〜100重量部および
(d)水溶性硅酸塩の硬化剤80〜250重量部、好ま
しくは130〜170重量部から構成されることを特徴
とする耐熱塗料組成物である。
【0006】
【作用】本発明において、水溶性硅酸塩化合物は、バイ
ンダーとしての作用があり、次の化1で示されるもので
ある。
【0007】
【化1】M2O・mSiO2・nH2O 式中、Mはナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属 mは自然数、好ましくは1〜6 nは0または自然数を示す。
【0008】このような水溶性硅酸塩としては、硅酸ナ
トリウム、硅酸リチウム、硅酸カリウム等があり、これ
らを単独または混合して用いることができる。
【0009】本発明において、用いる顔料は、耐熱性が
あり、前記水溶性硅酸塩と反応しない限り任意のもので
よく、粒子径は0.1〜50μmが適当である。粒子径
が0.1μmより小さいと、クラックを生じ塗膜強度が
低下する。また、これが50μmより大きいと、基板へ
の密着性が低下する。
【0010】顔料の混合割合は、上記水溶性硅酸塩10
00重量部に対し、80〜250重量部、好ましくは1
00〜200重量部である。顔料の混合量が80重量部
より少ないときは塗膜の強度が低下する。またこれが2
50重量部より多いと基板への密着性が低下する。
【0011】本発明において用いるシリコーン樹脂は、
皮膜の焼付に際して溶融し、皮膜中の無機質固体粒子を
結合して強力なはっ水性を有する皮膜を形成する。シリ
コーン樹脂としてはアルキル・ポリシロキサンが用いら
れる。好ましいものとして耐熱性を有するメチル・フェ
ニルポリシロキサンがある。
【0012】シリコーン樹脂として上記の物質を粉末状
で混入してもよく、エマルジョン化して加えてもよい。
【0013】シリコーン樹脂の混合割合は、上記水溶性
硅酸塩1000重量部に対し、10〜500重量部好ま
しくは、50〜100重量部である。シリコーン樹脂の
混合割合が10重量部より少ないと、はっ水性が低下す
る。また、これが500重量部より多いと塗装後の塗膜
の硬化を妨げる。
【0014】本発明において用いる硬化剤は、水溶性硅
酸塩と反応し塗料に優れた耐水性を付与する。このよう
な硬化剤としてはマグネシウム、カルシウム、ストロン
チウム、バリウム、亜鉛等の金属の酸化物、水酸化物、
リン酸塩、ホウ酸塩、ホウ硅酸塩、ケイフッ化物および
ホウフッ化物、ジリコニウム、鉄、チタン、バナジウム
等の遷移金属およびアルミニウムのリン酸塩、ホウ酸
塩、ホウケイ酸塩、ケイフッ化物およびホウフッ化物な
らびにアルカリ金属のケイフッ化物およびホウフッ化物
がある。これらは焼成物、混合物、混合焼成物等とし
て、またさらにこれらを混合して用いる。
【0015】硬化剤の混合割合は、上記水溶性硅酸塩1
000重量部に対し、80〜250重量部、好ましくは
130〜170重量部である。硬化剤の混合割合が80
重量部より少ないと、耐水性が低下する。またこれが2
50重量部より多いと、クラックを生じ塗膜の強度が低
下する。
【0016】
【実施例】以下実施例によって、本発明の耐熱性塗料組
成物をさらに詳細に説明するが、本発明はこれによって
制限されるものではない。なお、実施例中の数値は、重
量比を示す。
【0017】表1に示す配合割合の水溶性硅酸塩化合
物、シリコーン樹脂、硬化剤および顔料を実験用サンド
ミルで混合して塗料化した。これを吹付スプレーで、脱
脂した亜鉛メッキ鋼板に乾燥膜厚20〜30μmとなる
ように塗布し、100°Cで10分予備乾燥後、300
°Cで30分間焼付けた。これを表3の項目について性
能試験を行った。比較のため本発明の構成物の混合割合
が異なるもの(表2の組成)および市販のシリコーン系
耐熱塗料についても同様な実験を行った。その結果を表
3および表4に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】
【0022】
【発明の効果】実施例および比較例から明らかなよう
に、本発明の耐熱塗料組成物は比較例7からわかるよう
に従来から用いられていたシリコーン系耐熱塗料と耐熱
性では同等または優れており、その他の性質は優れてい
る。また、シリコーン樹脂を有しないものは、比較例1
からわかるように、耐衝撃性はっ水性(耐沸騰水性、耐
塩水噴霧性)において本発明のものに比して劣る。ま
た、シリコーン樹脂の多いものは、比較例2からわかる
ように、塗膜の硬化度および密着性が悪い。また硬化剤
の少ないものは、比較例3からわかるように耐水性が低
下し、これの多いものは、比較例4からわかるように塗
膜強度が低下する。また顔料の少ないものは、比較例5
からわかるように塗膜強度が低下し、外観が悪くなる。
これが多いものは、比較例6からわかるように基板への
密着が低下する。
【0023】以上のように、本発明の耐熱塗料組成物
は、従来のシリコーン系耐熱塗料と耐熱性では劣らずし
かも耐水性や作業性が優れているという効果を有する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)水溶性硅酸塩化合物1000重量
    部に対し、(b)前記水溶性硅酸塩と反応しない顔料8
    0〜250重量部、(c)シリコーン樹脂10〜500
    重量部および(d)水溶性硅酸塩の硬化剤80〜250
    重量部から構成されることを特徴とする耐熱塗料組成
    物。
  2. 【請求項2】 (a)水溶性硅酸塩化合物1000重量
    部に対し、(b)前記水溶性硅酸塩と反応しない顔料1
    00〜200重量部、(c)シリコーン樹脂50〜10
    0重量部および(d)水溶性硅酸塩の硬化剤130〜1
    70重量部から構成されることを特徴とする請求項1記
    載の耐熱塗料組成物。
JP18896291A 1991-07-29 1991-07-29 耐熱塗料組成物 Pending JPH0532915A (ja)

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JPH0532915A true JPH0532915A (ja) 1993-02-09

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6464774B1 (en) * 2000-01-26 2002-10-15 Yukio Satoh Surface coating material incorporating lithium silicate and sodium silicate

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