JPH05329155A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

Info

Publication number
JPH05329155A
JPH05329155A JP13914092A JP13914092A JPH05329155A JP H05329155 A JPH05329155 A JP H05329155A JP 13914092 A JP13914092 A JP 13914092A JP 13914092 A JP13914092 A JP 13914092A JP H05329155 A JPH05329155 A JP H05329155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
blood flow
display
memory
flow information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13914092A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Shiki
栄一 志岐
Yasuo Miyajima
泰夫 宮島
Yasuhiko Abe
康彦 阿部
Makoto Hirama
信 平間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP13914092A priority Critical patent/JPH05329155A/ja
Publication of JPH05329155A publication Critical patent/JPH05329155A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オンライン処理可能で処理速度が速く、3次
元データ記憶のために大きな記憶容量を必要とせず、ま
た、3次元表示が視覚的に明瞭に把握でき、更に、多く
の情報量を得ることのできる、3次元画像を収集して視
覚的に表示する超音波診断装置の提供。 【構成】 超音波診断装置1は、3次元的に血流情報を
収集し得る構成を成し、生体に対して3次元走査が可能
なプローブ2と、プローブ2に送信信号を送る送信器3
と、プローブ2で受信した信号を受信処理する受信器4
と、受信器4から送出される受信信号から血流情報を検
出する血流情報処理器5と、検出された血流情報を記憶
する血流情報メモリ6と、血流情報メモリ6から表示に
必要な情報を取り出し表示処理をする表示処理器7と、
表示するデータを格納する画像メモリ8と、画像を表示
する表示器9と、本装置1の操作のための操作パネル1
0と、本装置の動作全体を制御するシステムコントロー
ラ(図示せず)と、から構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波診断装置、特に、
被検体の3次元情報を表示する超音波診断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】超音波診断法では、Bモード像を代表例
とする解剖学的情報、Mモード像を代表例とする生体内
の器官の運動情報、血流イメージングを代表例とするド
プラ効果を利用した生体内の移動物体の移動にともなう
機能情報等を用いて診断に供するようにしている。ま
た、超音波の生体内に対する走査法の代表的なものに
は、電子走査と機械走査とがある。ここでは、電子走査
法について説明する。
【0003】電子走査法は、複数の超音波振動子を併設
してなるアレイ型超音波探触子(プローブ)を用い、リ
ニア電子走査であれば超音波振動子の複数個を1単位と
し、この1単位の超音波振動子について励振を行い、超
音波ビームの送波を行う方法である。例えば、順次、1
振動子分ずつピッチをずらしながら1単位の素子の位置
が順々に変るようにして励振してゆくことにより、超音
波ビームの送波点位置を電子的にずらしてゆく走査法で
ある。
【0004】そして、超音波がビームとして集束するよ
うに励振される超音波振動子は、ビームの中心部に位置
するものと側方に位置するものとでその励振のタイミン
グをずらし、これによって生ずる超音波振動子の各発生
音波の位相差を利用し、反射される超音波を集束(電子
フォーカス)させる。そして、励振の場合と同じ振動子
により反射超音波を受波して電気信号に変換して各送受
波によるエコー情報を、例えば、断層像として形成し、
陰極線管等に視覚的に画像表示する。
【0005】また、セクタ電子走査であれば、励振され
る1単位の超音波振動子群に対し、超音波ビームの送波
方向が超音波ビーム1パルス分毎に順次扇型に変るよう
に各振動子の励振タイミングを所望の方向に応じて変化
させてゆき、後の処理は基本的には上述したリニア電子
走査法と同様である。
【0006】以上のようなリニア、セクタ電子走査法の
他に振動子(探触子)を走査機構に取り付け、走査機構
を連動させることにより超音波送波を行う機械走査もあ
る。
【0007】一方、映像法には、超音波送受信にともな
う信号を合成して断層映像化するBモード像以外に、同
一方向、固定走査によるMモード像が代表的である。こ
のMモード像は超音波送受波部位の時間的変化を表示し
たものであり、特に、心臓のような、動きのある臓器の
診断に適している。
【0008】また、血流イメージングを代表例とする超
音波ドプラ法は生体内の物体の移動に伴う機能情報を得
て映像化する方法であり、超音波が移動物体により反射
されると反射波の周波数がその移動物体の移動速度に比
例して偏移する超音波ドプラ効果を利用したものであ
る。具体的には、超音波レートパルス(或いは連続パル
ス)を生体内に送波し、その反射波エコーの位相変化に
よりドプラ効果による周波数偏移を得て、そのエコーを
得た深さ位置における移動物体の運動情報を得ている。
この超音波ドプラ法によれば、生体内における一定位置
での血流の向き、血流が乱れているか整っているか等の
流れの状態や、流れのパターン、速度の値等、血流の状
態を知ることができる。そして、上記従来の超音波診断
装置は、断層像即ち2次元画像データを収集し表示して
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の超音波診断
装置に対し、血管や臓器等は本来的に3次元的な構造を
有していることから、更に有用な診断情報を得るために
3次元画像を収集し、視覚的に表示し得る超音波診断装
置の開発ニーズが潜在的にあり、このような超音波診断
装置の実現及びその提供が要請されていた。
【0010】超音波診断装置において3次元表示が実現
すれば、血管についてはその走行やつながりの状態が視
覚的に明瞭に表示でき、臓器についてはその形状が明瞭
に表示できることにより診断部位と症例のより詳細な、
そして、より正確な診断に寄与し得る。しかしながら、
上記の、3次元画像を収集し、視覚的に表示し得る超音
波診断装置の実現のためには下記のような技術的課題の
解決が必要となる。
【0011】 2次元データの収集や処理の場合と比
較して、3次元データの収集や処理には多くの時間を必
要とし処理スピードが遅くなる点、 3次元データの記憶のために大きな記憶容量を必要
とする点、 読影を容易にするために3次元データを視覚的に明
瞭に表示する必要性、 有用な診断を行うために従来の超音波診断装置より
多くの診断情報を得ること。
【0012】本発明は上記要請及び課題に鑑みて創案さ
れたものであり、オンライン処理可能で処理速度が速
く、3次元データ記憶のために大きな記憶容量を必要と
せず、また、3次元表示が視覚的に明瞭に把握でき、更
に、多くの情報量を得ることのできる、3次元画像を収
集して視覚的に表示する超音波診断装置の提供を目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の超音波診断装置は、被検体に対して
超音波を送受波して信号を得る超音波プローブと、超音
波プローブに送信信号を送る送信手段と、超音波プロー
ブで受信した信号を受信処理する受信手段と、受信手段
から送出される受信信号から血流情報を検出する血流情
報処理手段と、検出された血流情報を記憶する血流情報
メモリと、血流情報メモリから表示に必要な情報を取り
出して表示処理をする表示処理手段と、表示する情報を
格納する画像メモリと、画像を表示する表示手段と、制
御部と、を有し、超音波プローブが、送信手段からの送
信信号に基づき、血流情報を得るための走査線方向への
超音波の送受波と3次元情報を得るための異なる方向へ
の超音波の送受波による3次元走査を行い、血流情報処
理手段が、受信手段を経て送出された超音波プローブか
らの受信信号の血流情報及び3次元情報から被検体の3
次元的な血流情報を得て、その血流情報をボクセルの空
間座標と1対1に対応付けて血流情報メモリに格納し、
表示処理手段が、血流情報メモリから必要な座標の血流
情報を読み出すと共に該血流情報の表示座標への座標変
換及び補間処理を行うことにより表示情報を得て画像メ
モリに格納し、表示手段が、画像メモリから表示情報を
逐次読み出して表示することを特徴とする。
【0014】また、本発明の第2の超音波診断装置は、
被検体に対して超音波を送受波して信号を得る超音波プ
ローブと、超音波プローブに送信信号を送る送信手段
と、超音波プローブで受信した信号を受信処理する受信
手段と、受信手段から送出される受信信号からBモード
情報を検出するBモード処理手段と、検出されたBモー
ド情報を記憶するBモードメモリと、Bモードメモリか
ら表示に必要な情報を取りだし表示のための処理をする
表示処理手段と、表示する情報を格納する画像メモリ
と、画像を表示する表示手段と、制御部と、を有し、超
音波プローブが、送信手段からの送信信号に基づき、B
モード情報を得るための走査線方向への超音波の送受波
と3次元情報を得るための異なる方向への超音波の送受
波による3次元走査を行い、Bモード情報処理手段が、
受信手段を経て送出された超音波プローブからの受信信
号のBモード情報及び3次元情報から被検体の3次元的
なBモード情報を得て、そのBモード情報をBモード情
報メモリに格納し、表示処理手段が、Bモード情報メモ
リから必要な座標のBモード情報を読み出すと共に該B
モード情報の表示座標への座標変換及び補間処理を行う
ことにより表示情報を得て画像メモリに格納し、表示手
段が、画像メモリから表示情報を逐次読み出して表示す
ることを特徴とする。
【0015】更に、本発明の第3の超音波診断装置は、
被検体に対して超音波を送受波して信号を得る超音波プ
ローブと、超音波プローブに送信信号を送る送信手段
と、超音波プローブで受信した信号を受信処理する受信
手段と、受信手段から送出される受信信号から血流情報
を検出する血流情報処理手段と、検出された血流情報を
記憶する血流情報メモリと、Bモード情報を検出するB
モード処理手段と、検出されたBモード情報を記憶する
Bモードメモリと、血流情報メモリ及びBモードメモリ
から表示に必要な情報を取り出して表示処理をする表示
処理手段と、表示する情報を格納する画像メモリと、画
像を表示する表示手段と、制御部と、を有し、超音波プ
ローブが、送信手段からの送信信号に基づき、血流情報
を得るための走査線方向への超音波の送受波と3次元情
報を得るための異なる方向への超音波の送受波による3
次元走査を行い、血流情報処理手段が、受信手段を経て
送出された超音波プローブからの受信信号の血流情報及
び3次元情報から被検体の3次元的な血流情報を得て、
その血流情報をボクセルの空間座標と1対1に対応付け
て血流情報メモリに格納し、Bモード情報処理手段が、
受信手段を経て送出された超音波プローブからの受信信
号のBモード情報及び3次元情報から被検体の3次元的
なBモード情報を得て、そのBモードを前記Bモード情
報メモリに格納し、表示処理手段が、血流情報メモリか
ら必要な座標の血流情報を読み出して該血流情報の表示
座標への座標変換及び補間処理を行うと共にBモード情
報メモリから必要な座標のBモード情報を読み出して該
Bモード情報の表示座標への座標変換及び補間処理を行
い、これら変換及び補間された情報を合成して血流イメ
ージング情報を得て画像メモリに格納し、表示手段が、
画像メモリから血流イメージング情報を逐次読み出して
表示することを特徴とする。
【0016】また、上記各超音波診断装置において、3
次元空間の各ボクセル毎に異なる色相、明度または彩度
からなる色を対応させ、当該色を用いて画像を表示する
手段を有することを特徴とする。
【0017】更に、上記各超音波診断装置において、画
像メモリの情報を記録再生する記録手段と、を含むこと
を特徴とする。なお、この超音波診断装置が、表示画像
の奥行方向に異なる異なる色相、明度または彩度を用い
て表示・記録する手段を有することが望ましい。
【0018】そして、上記各超音波診断装置において、
複数のスライス面の画像を上書きして表示する手段を有
することを特徴とし、この超音波診断装置が、更に、複
数のスライス面の画像における任意のスライス面の表示
倍率、表示領域及び表示位置を可変にする手段を含むこ
とを特徴とし、更に、複数のスライス中任意のスライス
を示す1つ以上のマーカを画像と同時に表示する手段を
有することを特徴とし、更に、複数のスライス中任意の
スライスを示す1つ以上のマーカを画像と同時に表示す
る手段と、マーカで示されたスライスの表示位置を選択
的に可変とする手段と、を含むことを特徴とし、更に、
表示領域の縁を示すマーカを画像と同時に表示する手段
を有することを特徴とし、更に、複数のスライス中任意
のスライスにおける、血流情報を含む画像データのみ、
又は/及び、血流情報を含まない画像データのみ、を選
択的に表示する手段を有することを特徴とし、上書きし
て表示した画像を上側にあるスライス面から順次捲って
表示する手段を有することを特徴とする。
【0019】また、上記各超音波診断装置において、色
相、明度及び彩度に対する視覚特性から立体感及び遠近
感を視覚的に表示する手段を有することを特徴とする。
【0020】更に、上記各超音波診断装置において、血
管の走行と共に血流情報を表示する手段を有することを
特徴とし、この場合、血流情報表示をリアルタイムに行
う手段を有することが望ましい。
【0021】
【作用】上記構成により、本発明の第1の超音波診断装
置は、超音波プローブが、送信手段からの送信信号に基
づき、血流情報を得るための走査線方向への超音波の送
受波と3次元情報を得るための異なる方向への超音波の
送受波による3次元走査を行い、血流情報処理手段が、
受信手段を経て送出された超音波プローブからの受信信
号の血流情報及び3次元情報から被検体の3次元的な血
流情報を得て、その血流情報をボクセルの空間座標と1
対1に対応付けて血流情報メモリに格納し、表示処理手
段が、血流情報メモリから必要な座標の血流情報を読み
出すと共に該血流情報の表示座標への座標変換及び補間
処理を行うことにより表示情報を得て画像メモリに格納
し、表示手段が、画像メモリから表示情報を逐次読み出
して表示する。
【0022】また、本発明の第2の超音波診断装置は、
超音波プローブが、送信手段からの送信信号に基づき、
Bモード情報を得るための走査線方向への超音波の送受
波と3次元情報を得るための異なる方向への超音波の送
受波による3次元走査を行い、Bモード情報処理手段
が、受信手段を経て送出された超音波プローブからの受
信信号のBモード情報及び3次元情報から被検体の3次
元的なBモード情報を得て、そのBモード情報をBモー
ド情報メモリに格納し、表示処理手段が、Bモード情報
メモリから必要な座標のBモード情報を読み出すと共に
該Bモード情報の表示座標への座標変換及び補間処理を
行うことにより表示情報を得て画像メモリに格納し、表
示手段が、画像メモリから表示情報を逐次読み出して表
示する。
【0023】更に、本発明の第3の超音波診断装置は、
超音波プローブが、送信手段からの送信信号に基づき、
血流情報を得るための走査線方向への超音波の送受波と
3次元情報を得るための異なる方向への超音波の送受波
による3次元走査を行い、血流情報処理手段が、受信手
段を経て送出された超音波プローブからの受信信号の血
流情報及び3次元情報から被検体の3次元的な血流情報
を得て、その血流情報をボクセルの空間座標と1対1に
対応付けて血流情報メモリに格納し、Bモード情報処理
手段が、受信手段を経て送出された超音波プローブから
の受信信号のBモード情報及び3次元情報から被検体の
3次元的なBモード情報を得て、そのBモードを前記B
モード情報メモリに格納し、表示処理手段が、血流情報
メモリから必要な座標の血流情報を読み出して該血流情
報の表示座標への座標変換及び補間処理を行うと共にB
モード情報メモリから必要な座標のBモード情報を読み
出して該Bモード情報の表示座標への座標変換及び補間
処理を行い、これら変換及び補間された情報を合成して
血流イメージング情報を得て画像メモリに格納し、表示
手段が、画像メモリから血流イメージング情報を逐次読
み出して表示する。
【0024】また、上記各超音波診断装置において、3
次元空間の各ボクセル毎に異なる色相、明度または彩度
からなる色を対応させて、色を用いて画像を表示する事
ができる。
【0025】更に、上記各超音波診断装置において、記
録手段により画像メモリの情報を記録再生することがで
きる。なお、この超音波診断装置は、表示画像の奥行方
向に異なる異なる色相、明度または彩度を用いて表示・
記録することもできる。
【0026】そして、上記各超音波診断装置において、
複数のスライス面の画像を上書きして表示することがで
きる。更に、複数のスライス面の画像における任意のス
ライス面の表示倍率、表示領域及び表示位置を可変にす
ること、更に、複数のスライス中任意のスライスを示す
1つ以上のマーカを画像と同時に表示すること、更に、
複数のスライス中任意のスライスを示す1つ以上のマー
カを画像と同時に表示すること、マーカで示されたスラ
イスの表示位置を選択的に可変とすること、更に、表示
領域の縁を示すマーカを画像と同時に表示すること、更
に、複数のスライス中任意のスライスにおける、血流情
報を含む画像データのみ、又は/及び、血流情報を含ま
ない画像データのみ、を選択的に表示すること、及び上
書きして表示した画像を上側にあるスライス面から順次
捲って表示することもできる。
【0027】また、上記各超音波診断装置において、色
相、明度及び彩度に対する視覚特性から立体感及び遠近
感を視覚的に表示することができ、更に、上記各超音波
診断装置において、血管の走行と共に血流情報を表示す
ることができ、そして、血流情報表示をリアルタイムに
行うことができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明について下記実施例1〜実施例
5により説明する。なお、これらの実施例では血流イメ
ージングを例として説明する。なお、実施例1および2
は後述するように本発明の第2の超音波診断装置の説明
にも構成の一部分を変更するだけでそのまま適用でき
る。また、実施例4及び5は実施例3で述べる、複数の
スライス面の任意の画像に関する選択的処理の具体的方
法の、構成例である。
【0029】<実施例1>図1は本発明に基づく第1の
超音波診断装置の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。超音波診断装置(以下、本装置と記す)1は、3次
元的に血流情報を収集し得る構成を成し、生体に対して
3次元走査が可能なプローブ2と、プローブ2に送信信
号を送る送信器3と、プローブ2で受信した信号を受信
処理する受信器4と、受信器4から送出される受信信号
から血流情報を検出する血流情報処理器5と、検出され
た血流情報を記憶する血流情報メモリ6と、血流情報メ
モリ6から表示に必要な情報を取り出し表示処理をする
表示処理器7と、表示するデータを格納する画像メモリ
8と、画像を表示する表示器9と、本装置1の操作のた
めの操作パネル10と、本装置の動作全体を制御する制
御部としてのシステムコントローラ(図示せず)と、か
ら構成されている。次に、本装置の動作について、以下
に述べる。
【0030】[動作]送信機3から送信信号がプローブ
2に送られると、プローブ2から被検体(図示せず)に
対して超音波が送信される。被検体から反射された信号
は、プローブ2によって受信される。プローブ2から、
更に、血流情報を検出するために同じ走査線方向に数
回、超音波の送受信を行う。更にまた、3次元情報を得
るために方向を変えて同様の送受信を行い、3次元走査
を行う。受信された信号は受信機2により受信処理され
た後、血流情報処理器5に入力される。血流情報処理器
5では、ある走査線方向の数回の送受信信号を用い、各
深さにおける位相変化からドプラシフトを検出し、各深
さの血流情報を得る。この処理を各走査線に対して行う
ことにより、被検体の3次元的な血流情報を得ることが
できる。検出された血流情報は血流情報メモリ6に格納
される。血流情報メモリ6には検出された血流情報とボ
クセル(voxel;3次元画素単位)の空間座標とが
1対1に対応付けられて格納されている。従って、1回
のデータ収集により任意の方向から見た3次元像を表示
することが可能となる。空間座標の座標軸は、プローブ
2に固定されたもの、被検体に固定されたもの等を用い
る方法がある。表示器9に血流情報を表示する時には、
その血流情報はある特定の方向から見た血流情報として
表示されるため、操作パネル10から表示する方向を入
力する。表示処理器7は設定された方向により血流情報
メモリ6から必要な座標の血流情報を読み出す。この場
合、表示の方法として、人間が通常ものを見る時のよう
に表示画面の前面に一番近いものがみえて、その背後の
ものは見えないようにするため、表示処理器7は設定さ
れた方向により血流情報メモリ6から必要な座標の血流
情報を読み出すと共に、通常のDSC(デジタルスキャ
ンコンバータ;Degital Scan Converter)が行っている
ような表示座標への座標変換や補間処理等を行う。この
ようにして表示できるように変換された血流情報は画像
メモリ8に格納される。そして、画像メモリ8から血流
情報が逐次読み出され表示器9に表示される。
【0031】血管の走行を表示し、しかも各ボクセル毎
に異なる色(色相、明度または彩度をいう、以下同じ)
を1対1に対応させようとする場合、次のような処理を
行う。先ず、血流情報処理器5で血流が検出されれば検
出ビットに”1”をたて、検出されなければ”0”をた
てて、血流情報メモリ6に格納する。血流情報検出の有
無の判定には、従来の血流イメージングで用いられてい
る速度、パワー情報を用いてもよいし、Bモード像で検
出される血管壁や血流像を用いてもよいし、その他の情
報を用いてもよい。血流情報メモリ6では血流情報とボ
クセルの空間座標とが1対1に対応づけられているか
ら、空間の各ボクセルに対する血流の有無がわかる。次
に、表示処理器で表示座標へ座標変換をしたときに表示
座標のピクセル(pixel)に血流がある場合は、画
像メモリ8のアドレス(表示座標と1対1に対応してい
る)に空間座標に対応した色のカラーコードを格納し、
血流がない場合はブランクコードを格納する。そして、
表示座標に対応した画像メモリ8のアドレスを逐次指定
してカラーコードを読みだし、このコードに応じた色を
表示器9に表示する。このようにすれば、表示器9に画
像メモリ8のカラーコードに応じて血管の走行を表示す
ることができる。このように表示にはワイヤーフレーム
や陰影をつけるなどの特別な処理を行わないので、短い
時間で3次元画像を表示することができる。また、上記
のように血管の走行のみを表示する場合は血流情報とし
て血流の有無だけを検出すればよいので、血流情報処理
装置5のハードウェア構成の規模(以下、ハード規模と
記す)を小さくできる。また、それに伴って、血流情報
メモリ6、表示処理器7及び画像メモリ8のハード規模
も小さくできる。
【0032】図2は、空間座標に対する色の設定例を示
す説明図であり、図2Aではx−y平面に色相を対応さ
せ原点を中心にxーy平面上に色環21を作る。また、
x−y平面上で彩度22を変化させ、Z軸から遠ざかる
ほど彩度22を高くする、更に、Z軸方向に明度23を
取りZの値が大きくなるほど明度23を高くする。な
お、彩度と明度は入替えてもよい。このようにして、空
間座標と色とを1対1に対応させることができる。ま
た、このようにすれば色が徐々に変化してゆくので自然
な表示となり、ボクセル間の距離が近ければ似通った色
になるので視覚的な距離感が得られる。また、2つの血
管が交差しているような場合、血管が繋がっているのか
離れて交差しているのかが明瞭になる。更に、Z軸に向
って奥まり、−Z方向に奥まるような立体間のある画像
が得られる。更にまた、特定の2点を指定することによ
り2点間の距離がわかる。
【0033】なお、色の設定は、上記設定例に限定され
ることなく、例えば、図2BのようにX、Y、Z軸に彩
度、明度、色相を割当ててもよい。
【0034】表示する方向を変化させたい場合は、操作
パネル10の設定を変えることにより、上記図2の説明
の動作により新たな方向から見た血管像を表示すること
ができる。また、回転させたい場合にも操作パネル10
を操作して見る方向を連続して変えることにより血管像
を回転させて表示させることができる。何れの場合もボ
クセルの移動に伴って色が移動するので移動の様子が明
瞭となる。また、別の方法として、画像メモリ8を複数
用意しておき複数方向の画像を一度に得るよう構成すれ
ば、見る方向は限定されるが、画像メモリ8を切換える
だけで異なった方向からの画像を表示できアクセス時間
が短縮される。更に、複数の画像メモリの内容を同時に
表示することもでき診断が容易になる。
【0035】図3は図2の色の設定を基にした上記動作
による画像の表示例である。ここでは、2点間の距離を
測るためにマーカ36、37で2点を指定している。2
点の座標は色で判別できる。この2点をP1 (x1,y1,
z1 )、P2 (x2,y2,z2)、とすると2点間の距離
P1 P2 は P1 P2 =[(x1 −x2 )2 +(y1 −y2 )2 +(z1 −z2 )]1/2 で与えられるので、この値を画面上に表示する。
【0036】また、血管31、32の走行のみでなく、
他の血流情報を表示することもできる。この場合は血流
情報処理器5で血流の有無だけでなく血流速度、分散、
パワー、その他これらに限定されない情報を血流情報と
して検出する。この血流情報を上記動作と同様の処理を
行って画像メモリ8に格納し、適宜読み出して表示器9
に表示する。
【0037】表示方法としては、上記血管走行表示を利
用する方法として、この血管走行を1つ或いは複数の平
面で切断し、断面の血流情報を表示する方法がある。表
示する断面は特定の血管(或いはその一部)でもよい
し、全ての血管でもよい。また、表示位置は切断面の位
置でもよいし、別の位置でもよい。更に、血管のある範
囲を指定し、その範囲の血流情報を表示してもよい。血
流情報は、所定の規則に従った色で表示する。
【0038】図4は上記表示方法の例であり、図4Aは
表示した血管上41に切断面を示すマーカ43を表示
し、別の位置に血流情報45を示した例であり、図4B
は2つの異なる平面で切断した断面47、47’上に血
流情報45、45’を表示した例であり、図4Cは全て
の血管を一つの平面で切断し、平面より手前の血管を消
去した後、断面47’、47”に血流情報45’、4
5”を表示した例であり、図Dは一部の血管41、41
について範囲を指定しその血流情報を表示した例であ
る。
【0039】また、立体情報を犠牲にすれば全ての血管
を立体情報以外の血流情報を用いて表示することができ
る。図5は全ての血管の表示例であり、図5Aは全ての
血管を立体情報以外の血流情報を用いて表示した例、図
5Bは立体的な血管走行表示とそれ以外の血管走行表示
とを切換えた例、図5Cは立体的な血管走行表示とそれ
以外の血管走行表示とを並列表示した例である。図5
B、図5Cによれば立体情報を失わずに表示できる。
【0040】更に、血流情報の表示は血管走行を得ると
きに得られた情報を表示するスタティック(静的)な方
法と血管走行表示下に血流情報をリアルタイムで表示す
るダイナミックな方法がある。スタティックな方法は図
4、図5の場合の双方に有効である。特に図4の場合は
切断面を移動しながら表示することもできる。ダイナミ
ックな方法は、血流情報の表示範囲が狭い図4の場合の
方が有効であり、血流情報の更新中は表示範囲のみ走査
を行うことによりリアルタイム性を向上できる。切断面
を移動できるのはスタティックな場合と同様である。ま
た、血流情報をリアルタイム表示中に手振れや呼吸等に
よりプローブ2と被検体との応対位置が変化し、血管走
行表示と血管情報表示との間に位置ずれが生じる可能性
があるときは、定期的に血管走行表示を更新することに
より位置ずれの影響を少なくすることができる。
【0041】なお、本発明は上述した実施例に限定され
ることなく、種々の変形実施ができる。例えば、血流情
報として血流検出の有無を用いたが、血管壁を抽出した
情報を用いてもよい。この場合、血管内部の情報がない
ため、血管断面が表示されているところは、裏側の血管
壁の情報が表示されることになる。また、プローブ2、
送信機3、受信機4及び血流情報処理器5は従来の2次
元走査型のものでもよく、この場合は手動によりスライ
ス面と交差する方向にプローブ面を動かせばよい。ま
た、操作パネル10は音声による入力でもよい。
【0042】更に、本実施例は血流イメージングを用い
て説明したが、第2の超音波診断装置についても本実施
例によることができる。この場合、図1において血流情
報処理器5の代りにBモード処理器を、血流情報メモリ
6の代りにBモードメモリを用いればよい。
【0043】<実施例2>図6は、本発明に基づく第1
の超音波診断装置の発明の他の実施例の構成を示すブロ
ック図であり、構成の一部分を変更すれば第2の超音波
診断装置にも適用できることは前述の実施例1と同様で
ある。
【0044】超音波診断装置(以下、本装置と記す)2
0は、3次元的に血流情報を収集することが可能な構成
になっており、生体に対して3次元走査が可能なプロー
ブ2と、プローブ2に送信信号を送る送信器3と、プロ
ーブ2で受信した信号を受信処理する受信器4と、受信
器4から送出される受信信号から血流情報を検出する血
流情報処理器5と、検出された血流情報を記憶する血流
情報メモリ6と、血流情報メモリ6から表示に必要な情
報を取り出し表示処理をする表示処理器7と、表示する
データを格納する画像メモリ8と、画像を表示する表示
器9と、本装置20の操作のための操作パネル10と、
画像メモリ8のデータを記録する記録器11と、本装置
20の動作全体を制御する制御部としてのシステムコン
トローラ(図示せず)と、から構成されている。なお、
本装置20の基本的動作は前述の実施例1と同様であ
り、説明を省略する。
【0045】血管の走行状態を表示し、しかも奥行方向
に異なる色を用いて表示する場合、次のような処理を行
う。先ず、血流情報処理器5で血流が検出されれば検出
ビットに”1”をたて、検出されなければ”0”をたて
て、血流情報メモリ6に格納する。血流情報メモリ6で
は血流情報とボクセルの空間座標とが1対1に対応づけ
られているから、空間の各ボクセルに対する血流の有無
がわかる。次に、表示処理器7で表示座標へ座標変換を
したときに表示座標のピクセルに血流がある場合は、画
像メモリ8のアドレス(表示座標と1対1に対応してい
る)に奥行方向の座標に対応した色のカラーコードを格
納し、血流がない場合はブランクコードを格納する。そ
して、表示座標に対応した画像メモリ8のアドレスを逐
次指定してカラーコードを読みだし、このコードに応じ
た色を表示器9に表示する。このようにすれば、表示器
9に画像メモリ8のカラーコードに応じて血管の走行を
表示することができる。このように血管の走行のみを表
示する場合は血流情報として血流の有無だけを検出すれ
ばよいので、血流情報処理装置5のハード規模を小さく
できる。また、それに伴って、血流情報メモリ6、表示
処理器7及び画像メモリ8のハード規模も小さくでき
る。
【0046】奥行方向の色の設定は、人間の視覚特性を
利用して遠近感が出るようにする。暖色系(例えば、
赤)または明るい色、または彩度の高い色を手前にある
血管に対して用い、寒色系の色(例えば、青)または暗
い色、または彩度の低い色を奥にある血管に用いる。図
7は奥行方向の色の設定例である。このようにすれば奥
行き感のある画像を得ることができる。
【0047】画像を記録するときは、上記画像メモリ8
に格納されているカラーコードを持った2次元画像と表
示方向を示すコードをセットで記録する。このようにす
れば、表示されている血管については3次元的な位置情
報を失わないで記憶できる。しかも、2次元画像である
ために3次元画像を記録するよりも記憶容量を小さくで
き、また、従来の記録システムをそのまま利用できる。
更に、異なった方向から見た同様の画像を複数枚記録す
れば、表示されている血管については3次元的な位置情
報を用いて、記録した画像とは別の方向から見た画像を
再構築することができる。
【0048】図8は記録した画像とは別の方向から見た
画像の再構築例であり、異なった方向a、b、cから記
録した画像を用いて方向dから見た画像を再構築してい
る。記録器11に記録した画像または再構築した画像
は、画像メモリ8に読み出して表示器9に表示できる。
この場合、表示する画像は1枚でも、または、同時に複
数枚でも表示可能なことは前述の実施例1と同様であ
る。
【0049】血流情報としての血管の走行以外の情報を
表示する場合についても、第1の実施例と同様であり、
説明は省略する。
【0050】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、様々に変形実施できることも第1の実施
例と同様である。また、画像の再構築は記録画像から行
うだけでなく画像メモリ8の画像から直接行うこともで
きる。
【0051】<実施例3>図9は、本発明に基づく第3
の超音波診断装置の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。超音波診断装置(以下、本装置と記す)30は、
3次元的に血流情報を収集することが可能な構成になっ
ており、生体に対して3次元走査が可能なプローブ2
と、プローブ2に送信信号を送る送信器3と、プローブ
2で受信した信号を受信処理する受信器4と、受信器4
から送出される受信信号から血流情報を検出する血流情
報処理器5と、検出された血流情報を記憶する血流情報
メモリ6と、Bモード処理を行うBモード処理器12
と、Bモード情報を記憶するBモードメモリ13と、血
流情報メモリ6及びBモードメモリ13から表示に必要
な情報を取り出し表示処理をする表示処理器7’と、表
示するデータを格納する画像メモリ8と、画像を表示す
る表示器9と、本装置20の操作のための操作パネル1
0と、スライスデータを上書きする合成画像メモリ14
と、本装置30の動作全体を制御する制御部としてのシ
ステムコントローラ(図示せず)と、から構成されてい
る。
【0052】次に、本装置30の動作は血流情報につい
ては血流メモリ6に格納されるまでは前記実施例1の場
合と同様であり、説明は省略する。Bモードについても
血流情報を得るときと同様に送受信を行い3次元走査を
行うが、送受信は1方向1回でよい。受信機4からの出
力はBモード処理器12に入力され、従来のBモード処
理を受けた後、Bモードメモリ13に格納される。表示
器9に血流イメージンを表示するときには、その血流イ
メージングはある特定の方向から見た血流イメージング
として表示されるため、操作パネル10から表示する方
向を入力する。表示処理器7は設定された方向により血
流情報メモリ6及びBモードメモリ13から必要なスラ
イス面の血流情報及びBモード情報を読み出すと共に、
通常のDSCが行っているような表示座標への座標変換
や補間処理、血流情報とBモード像の合成等を行う。こ
のようにして表示できるように変換された血流イメージ
ング情報は画像メモリ8に格納される。そして、これを
N 枚のスライス面について行う。
【0053】表示器9に表示するには画像メモリ8から
合成画像メモリ14に、奥にあるスライス面N から順に
スライス面N-1 、・・・、スライス面i というように上
書きしながらスライス面1 まで書き込んでいく。そし
て、合成画像メモリ14から合成された血流イメージン
グ像が読み出され、表示器9に表示される。次に、画像
メモリ8から合成画像メモリ14に、奥にあるスライス
面N から順にスライス面N-1 、・・・、スライス面i と
いうように上書きしながらスライス面2 まで書き込んで
いく。そして、合成画像メモリ14から合成された血流
イメージング像が読み出され表示器9に表示される。こ
のようにして血流イメージング像を図10Aに示すよう
に多断面の血流イメージング像101−1、101−
2、101−3、・・・101−Nを逐次捲りながら血
流イメージング像を立体的に認識することができる。ま
た、捲ることにより、上書きして見えない部分(例え
ば、図10Aの血流イメージング像101−2)を図1
0Bに示すように見ることができ、より広い範囲の血流
イメー ジング像を見ることができる。
【0054】色は、血流情報として血管の有無を表示す
る場合またはBモードの表示には手前にあるスライス面
に暖色系の色または明るい色、または彩度の高い色を用
い、奥にあるスライス面に寒色系の色または暗い色また
は彩度の低い色を用いることにより奥行感を出すことが
できる。また、血流の有無以外の血流情報を表示しても
よいのは前記実施例1と同様である。
【0055】なお、次式に示す、一般のアフィン変換を
DSC内で実施することにより、上記のような複数のス
ライス面における、任意のスライス面の表示倍率、表示
領域及び表示位置を可変にすることができる。
【0056】
【数1】 また、任意のスライス画像に選択的な処理(アフィン変
換)を実施するための手段としては、次の2つの方式が
あるが、の方式については実施例4で、の方式につ
いては実施例5で述べる。
【0057】 画像メモリのアドレスとメモリに格納
されるスライス画像データの対応を利用しメモリのアド
レスを制御する。
【0058】 画像データをスライス単位で扱うもの
とし、各画像データにスライス番号を表すフラグ信号を
付加して処理する。
【0059】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、様々に変形実施できることも第1の実施
例と同様である。例えば、捲る必要がないか多少処理時
間がかかってもよければ、画像メモリ8を省略できる。
この場合、合成画像メモリ14に直接上書きしてゆけば
よく、ハード構成規模を小さくできる。また、見る方向
を最初から限定すれば3次元走査を複数のスライス面に
限定して行うことができ、血流情報メモリ6とBモード
メモリ13のハード構成規模を小さくできると共に、デ
ータ収集時間と処理時間が短縮できる。また、血流情報
のみ、或いはBモード情報のみを表示してもよく、この
場合、一方のモードのみのハード構成だけでよいのでハ
ード構成規模が小さくなる。また、図11に示すよう
に、従来の2次元走査型の装置31を用いて手動でスラ
イス面をずらす事により同様の画像を得ることができ
る。
【0060】<実施例4>図12は、任意のスライス画
像に選択的な処理(アフィン変換)を実施するための手
段として、画像メモリのアドレスとメモリに格納される
スライス画像データの対応を利用しメモリのアドレスを
制御する制御手段の構成例を示すブロック図であり、制
御手段は中央演算部としてのCPU121、メモリ制御
器122、係数制御器123、アフィン変換器124、
マーカ制御器125から構成されている。
【0061】図12において、CPU121は画像メモ
リのアドレスとアドレスに対応する制御信号を各ブロッ
クに与えている。メモリ制御器122はCPU121か
らの制御信号により画像メモリ8のread/write信号とメ
モリのアドレスを画像アドレスに与える。係数制御器1
23はCPU121からの制御信号によりアフィン変換
のための係数を発生しアフィン変換器124に与える。
アフィン変換器124は図13に示すように、画像メモ
リ8から読み出された座標値を含む3次元画像データa
と係数の乗算を行い描画空間用の座標bに変換する。マ
ーカ制御器125はCPU121からの制御信号により
マーカ用のデータを発生しbに加算している。図13に
おいて、3次元画像データaの画像データはLとRであ
り、変換された描画空間用の座標bは反転、縮小、斜体
化及び左に寄せた例であり、この際、画像データを消去
する(LとRをなくす)ことも可能である。また、表示
用データcは表示領域の縁を線の種類や色を変えて表示
する。また、スライスを示すマーカを付加することもで
きる。なお、画像メモリ8に入力する座標値を含む2次
元画像データは(X、Y)平面のN個のスライス像であ
り、画像メモリ8では1スライス像毎に単位アドレスに
格納される。言換えれば、各スライス像が各アドレスに
1対1に対応している。
【0062】<実施例5>図14は、任意のスライス画
像に選択的な処理(アフィン変換)を実施するための手
段として、画像データをスライス単位で扱い、各画像デ
ータにスライス番号を表すフラグ信号を付加して処理す
る処理手段の構成例を示すブロック図であり、処理手段
はCPU141、メモリ制御器142、フラグ発生器1
43、フラグ比較器144、係数発生器146を含むア
フィン変換部145から構成されている。
【0063】CPU141は画像メモリのアドレスとア
ドレスに対応する制御信号を各ブロックに与えている。
メモリ制御器142はCPU141からの制御信号によ
り画像メモリ8のread/write信号とメモリのアドレスを
画像アドレスに与える。この場合、実施例4で各スライ
ス像が各アドレスに1対1に対応していたのに対して、
本実施例では、1枚のスライス中に含まれる要素データ
eを単位アドレスとする点、が異なる。フラグ発生器1
43はCPU141からの制御信号によりスライス番号
に対応するフラグ信号を発生して要素データeに付加す
る。フラグ比較器144はメモリから読み出された3次
元画像データaに付加されているフラグを読取ってフラ
グのデコードを行う。アフィン変換部145において係
数発生器146はフラグ発生器143で発生するフラグ
デコードによってアフィン変換のための係数を発生しア
フィン変換部145に与える。アフィン変換部145
は、画像メモリ8から読み出された座標値を含む3次元
画像データaと係数の乗算を行い表示用データを出力す
る。なお、フラグ発生器143によるフラグ信号の発生
において、スライス単位にフラグが付加され、1スライ
ス像に含まれる画像データaには同じフラグFが付加さ
れる。
【0064】本実施例の構成によれば、従来の2次元走
査型の超音波診断装置31にフラグ発生器143、フラ
グ比較器144及びアフィン変換部145を付加するだ
けで制御方式には大幅な変更を加えることなく、任意の
スライス画像に選択的な処理を実現できるという利点が
ある(但し、1スライス像に1アドレスが対応しないた
め、画像メモリ8へのアクセスが実施例4の場合より複
雑になる)。
【0065】図15は、上記実施例4、5で説明した図
12、図14の構成により実現される具体的な表示例で
ある。図15Aにおいて、図15Aは、複数のスライス
面の画像における任意のスライス面の表示倍率、表示領
域及び表示位置を可変にすることにより、透影法(図1
5Aー1)を用いて立体的な認識を補助したり、遠近法
(図15Aー2)を用いて遠近感を強調して立体的な認
識を補助する例であり、図15Bは、複数のスライス中
任意のスライスを示す1つ以上のマーカを画像と同時に
表示したり、複数のスライス中任意のスライスを示す1
つ以上のマーカを画像と同時に表示し、マーカで示され
たスライスの表示位置を選択的に可変とすることによ
り、影になって見えない部分を見たり、あるスライスに
着目して継続的に観察したりする例(この場合、選択さ
れたスライス面だけを継続的に走査し、他のスライスは
データを保持するようにすれば、リアルタイム性が向上
する)であり、図15Cは、複数のスライス中任意のス
ライスを示す1つ以上のマーカを画像と同時に表示した
り、表示領域の縁を示すマーカを画像と同時に表示する
ことにより、マーカで選択されたスライス以外の画像を
表示上クリアし縁を強調して表示して、あるスライスに
着目して他のスライスとの位置関係を認識できるように
して継続的に観察したりする例である。
【0066】また、上記実施例4の図12に示す制御手
段、上記実施例4の図12に示す処理手段において、2
次元画像の作成手順に図16に示す選択器163を設け
ることで、複数のスライス中任意のスライスにおける、
血流情報を含む画像データのみ、又は/及び、血流情報
を含まない画像データのみ、を選択的に表示することが
できる。
【0067】図16は2次元画像データの発生を示す概
念図であり、CPU161、ドプラ検出器162、選択
器163、座標値付加部164が示されている。図16
において、選択器163はCPU161からの制御信号
により図16に示されている信号α、β、γの切換えを
行う。信号αの切換えは血流情報を含まない画像データ
を表示する場合であり、信号βの切換えは血流情報を含
む2次元画像データを表示する場合であり、信号γの切
換えは複数のスライス中任意のスライスにおける、血流
情報を含む画像データのみ、又は/及び、血流情報を含
まない画像データのみ、を選択的に表示する場合であ
る。また、CPU161は画像データの座標を決めるた
めの継時的な単位信号(レートと基本クロック)を常時
発生し、図11に示す従来の2次元走査型の超音波診断
装置31と同一の座標値付加部で座標値が付加される。
【0068】図17は、複数のスライス中任意のスライ
スにおける、血流情報を含む画像データのみ、又は/及
び、血流情報を含まない画像データのみ、を選択的に表
示の例であり、図17Aはこの場合において、複数のス
ライス中任意のスライスを示す1つ以上のマーカを画像
と同時に表示したり、表示領域の縁を示すマーカを画像
と同時に表示することにより、マーカで選択されたスラ
イス以外の画像を表示上クリアし縁を強調して表示し
て、あるスライスに着目して他のスライスとの位置関係
を認識できるようにして継続的に観察する例であり、図
17Bは生体データの例である。図17において番号は
対応するスライス位置を示す。
【0069】図17では、血流情報のみに着目すると他
の画像情報は邪魔になるので他の画像情報を表示してい
ない。また、複数スライスに連続してまたがる血管を表
示する際に見やすい。
【0070】以上本発明のいくつかの実施例について説
明したが、本発明は上記実施例1〜5に限定されるもの
ではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまで
もない。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明による超音波
診断装置は次の効果を有する。
【0072】(1) 3次元の超音波情報をリアルタイ
ムに収集、処理、記憶できる。
【0073】(2) また、血流情報メモリやBモード
メモリがあるので1回のデータ収集で任意の方向から見
た3次元像を表示できる。
【0074】(3) 3次元空間の像の各ボクセルと色
とが1対1に対応させて表示できるので、像の3次元的
な位置関係やつながりを明白にできる。また、ボクセル
の大きさがわかっていれば、複数点間の距離が色によっ
てわかるので、視覚的にも、また、装置上でも像の距離
や大きさがわかる。また、視点を変えて表示したり、回
転させて表示したりする場合、色の動きにより像の特定
の点の移動の様子が明白にわかる。
【0075】(4) 血流情報メモリやBモードメモリ
から読み出した情報をそのまま色で表示できるので、ワ
イヤーフレームや陰影をつける等の処理が不要で短い処
理時間で3次元像を表示できる。
【0076】(5) また、記録器を付加することによ
り、血流情報メモリやBモードメモリではなく画像メモ
リの情報を記録できるので、記憶容量を小さくすること
ができる。
【0077】(6) 表示画面の奥行方向に異なる色を
用いることができるので、奥行感のある3次元画像が得
られる。また、表示画面の2次元的な座標に加えて、色
により奥行方向の座標がわかるので、3次元の位置情報
を保存したまま2次元画像として記録できるうえ、3次
元情報をそのまま記録する場合に比べて、記憶容量を小
さくすることができる。また、異なる方向から見た画像
を複数枚記録することにより、それらの画像から別の方
向から見た画像を再構築できる。
【0078】(7) 複数の断面を同時に上書きして表
示できるので、3次現像を容易に視覚的に表示すること
ができる。
【0079】(8) また、上書きして表示した画像を
上側にあるスライス面から順次捲って、上書き表示され
てみえない部分を見ることができるので、より広い範囲
の3次現像を視覚的に表示することができる。
【0080】(9) 色相、明度及び彩度に対する視覚
特性から立体感及び遠近感を視覚的に表示することがで
きるので、暖色系の色、明るい色及び彩度の高い色は手
前に見え、寒色系の色、暗い色、彩度の低い色は奥まっ
てみえ、自然な立体感を持った3次元画像を得ることが
できる。、(10) 血管の走行と共に血流情報を表示
することができるので、情報量の多い3次元画像を得る
ことができる。
【0081】(11) 血流情報表示をリアルタイムに
行うことができるので、3次元的に位置同定を行いなが
ら血流情報の時間的変化を見ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく第1の超音波診断装置の一実施
例の構成を示すブロック図である。
【図2】空間座標に対する色の設定例を示す説明図であ
る。
【図3】図2の色の設定を基にした上記動作による画像
の表示例である。
【図4】表示方法の例である。
【図5】全ての血管の表示例である。
【図6】本発明に基づくの第1の超音波診断装置の発明
の他の実施例の構成を示すブロック図である。
【図7】奥行方向の色の設定例である。
【図8】記録した画像とは別の方向から見た画像の再構
築例である。
【図9】本発明に基づく第3の超音波診断装置の一実施
例の構成を示すブロック図である。
【図10】多断面の血流イメージング像の表示例であ
る。
【図11】従来の2次元走査型超音波診断装置の構成例
を示すブロック図である。
【図12】任意のスライス画像に選択的な処理を実施す
るための手段として、画像メモリのアドレスとメモリに
格納されるスライス画像データの対応を利用し画像メモ
リのアドレスを制御する制御手段の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図13】アフィン変換後の画像データの例である。
【図14】任意のスライス画像に選択的な処理(アフィ
ン変換)を実施するための手段として、画像データをス
ライス単位で扱い、各画像データにスライス番号を表す
フラグ信号を付加して処理する処理手段の構成例を示す
ブロック図である。
【図15】図12及び図14の構成から実現される具体
的な表示例である。
【図16】2次元画像データの発生を示す概念図であ
る。
【図17】複数のスライス中任意のスライスにおける、
血流情報を含む画像データのみ、又は/及び、血流情報
を含まない画像データのみ、を選択的に表示の例であ
る。
【符号の説明】
1、20、30 超音波診断装置 2 プローブ 3 送信器(送信手段) 4 受信器(受信手段) 5 血流情報処理器(血流情報処理手段) 6 血流情報メモリ 7、7’ 表示処理器(表示処理手段) 8 画像メモリ 9 表示器(表示手段) 11 記録器(記録手段) 12 Bモード処理器(Bモード処理手段) 13 Bモードメモリ 14 合成画像メモリ 101 スライス面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 康彦 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 (72)発明者 平間 信 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に対して超音波を送受波して信号
    を得る超音波プローブと、超音波プローブに送信信号を
    送る送信手段と、超音波プローブで受信した前記信号を
    受信処理する受信手段と、受信手段から送出される受信
    信号から血流情報を検出する血流情報処理手段と、検出
    された血流情報を記憶する血流情報メモリと、血流情報
    メモリから表示に必要な情報を取り出して表示処理をす
    る表示処理手段と、表示する情報を格納する画像メモリ
    と、画像を表示する表示手段と、制御部と、を有し、前
    記超音波プローブが、前記送信手段からの送信信号に基
    づき、血流情報を得るための走査線方向への超音波の送
    受波と3次元情報を得るための異なる方向への超音波の
    送受波による3次元走査を行い、前記血流情報処理手段
    が、受信手段を経て送出された前記超音波プローブから
    の受信信号の血流情報及び3次元情報から被検体の3次
    元的な血流情報を得て、その血流情報をボクセルの空間
    座標と1対1に対応付けて前記血流情報メモリに格納
    し、前記表示処理手段が、前記血流情報メモリから必要
    な座標の血流情報を読み出すと共に該血流情報の表示座
    標への座標変換及び補間処理を行うことにより表示情報
    を得て前記画像メモリに格納し、前記表示手段が、画像
    メモリから前記表示情報を逐次読み出して表示すること
    を特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 被検体に対して超音波を送受波して信号
    を得る超音波プローブと、超音波プローブに送信信号を
    送る送信手段と、超音波プローブで受信した前記信号を
    受信処理する受信手段と、受信手段から送出される受信
    信号からBモード情報を検出するBモード処理手段と、
    検出されたBモード情報を記憶するBモードメモリと、
    Bモードメモリから表示に必要な情報を取りだし表示の
    ための処理をする表示処理手段と、表示する情報を格納
    する画像メモリと、画像を表示する表示手段と、制御部
    と、を有し、前記超音波プローブが、前記送信手段から
    の送信信号に基づき、Bモード情報を得るための走査線
    方向への超音波の送受波と3次元情報を得るための異な
    る方向への超音波の送受波による3次元走査を行い、前
    記Bモード情報処理手段が、受信手段を経て送出された
    前記超音波プローブからの受信信号のBモード情報及び
    3次元情報から被検体の3次元的なBモード情報を得
    て、そのBモード情報を前記Bモード情報メモリに格納
    し、前記表示処理手段が、前記Bモード情報メモリから
    必要な座標のBモード情報を読み出すと共に該Bモード
    情報の表示座標への座標変換及び補間処理を行うことに
    より表示情報を得て前記画像メモリに格納し、前記表示
    手段が、画像メモリから前記表示情報を逐次読み出して
    表示することを特徴とする超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 被検体に対して超音波を送受波して信号
    を得る超音波プローブと、超音波プローブに送信信号を
    送る送信手段と、超音波プローブで受信した前記信号を
    受信処理する受信手段と、受信手段から送出される受信
    信号から血流情報を検出する血流情報処理手段と、検出
    された血流情報を記憶する血流情報メモリと、Bモード
    情報を検出するBモード処理手段と、検出されたBモー
    ド情報を記憶するBモードメモリと、血流情報メモリ及
    びBモードメモリから表示に必要な情報を取り出して表
    示処理をする表示処理手段と、表示する情報を格納する
    画像メモリと、画像を表示する表示手段と、制御部と、
    を有し、前記超音波プローブが、前記送信手段からの送
    信信号に基づき、血流情報を得るための走査線方向への
    超音波の送受波と3次元情報を得るための異なる方向へ
    の超音波の送受波による3次元走査を行い、前記血流情
    報処理手段が、受信手段を経て送出された前記超音波プ
    ローブからの受信信号の血流情報及び3次元情報から被
    検体の3次元的な血流情報を得て、その血流情報をボク
    セルの空間座標と1対1に対応付けて前記血流情報メモ
    リに格納し、前記Bモード情報処理手段が、受信手段を
    経て送出された前記超音波プローブからの受信信号のB
    モード情報及び3次元情報から被検体の3次元的なBモ
    ード情報を得て、そのBモード情報を前記Bモード情報
    メモリに格納し、前記表示処理手段が、前記血流情報メ
    モリから必要な座標の血流情報を読み出して該血流情報
    の表示座標への座標変換及び補間処理を行うと共に前記
    Bモード情報メモリから必要な座標のBモード情報を読
    み出して該Bモード情報の表示座標への座標変換及び補
    間処理を行い、これら変換及び補間された情報を合成し
    て血流イメージング情報を得て前記画像メモリに格納
    し、前記表示手段が、画像メモリから前記血流イメージ
    ング情報を逐次読み出して表示することを特徴とする超
    音波診断装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の超音波診断
    装置において、3次元空間の各ボクセル毎に異なる色
    相、明度または彩度からなる色を対応させ、当該色を用
    いて画像を表示する手段を有することを特徴とする超音
    波診断装置。
JP13914092A 1992-05-29 1992-05-29 超音波診断装置 Pending JPH05329155A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13914092A JPH05329155A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 超音波診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13914092A JPH05329155A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 超音波診断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05329155A true JPH05329155A (ja) 1993-12-14

Family

ID=15238486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13914092A Pending JPH05329155A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 超音波診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05329155A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001017424A (ja) * 1999-07-02 2001-01-23 Toshiba Corp 超音波診断装置
JP2003019133A (ja) * 2001-06-27 2003-01-21 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 画像表示方法、画像表示装置および超音波診断装置
JP2003305044A (ja) * 2002-04-17 2003-10-28 Olympus Optical Co Ltd 超音波診断装置
JP2004303000A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Fuji Xerox Co Ltd 3次元指示入力装置
JP2009125280A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Toshiba Corp 超音波診断装置及び穿刺支援用制御プログラム
JP2015127007A (ja) * 2009-11-10 2015-07-09 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017504426A (ja) * 2014-01-28 2017-02-09 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. シングル又はバイプレーンリアルタイムイメージングによりマルチプレーン取得のための超音波システム及びその作動方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001017424A (ja) * 1999-07-02 2001-01-23 Toshiba Corp 超音波診断装置
JP2003019133A (ja) * 2001-06-27 2003-01-21 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 画像表示方法、画像表示装置および超音波診断装置
JP2003305044A (ja) * 2002-04-17 2003-10-28 Olympus Optical Co Ltd 超音波診断装置
JP2004303000A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Fuji Xerox Co Ltd 3次元指示入力装置
JP2009125280A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Toshiba Corp 超音波診断装置及び穿刺支援用制御プログラム
US10881375B2 (en) 2007-11-22 2021-01-05 Canon Medical Systems Corporation Imaging diagnosis apparatus having needling navigation control system and a needling navigation controlling method
JP2015127007A (ja) * 2009-11-10 2015-07-09 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017504426A (ja) * 2014-01-28 2017-02-09 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. シングル又はバイプレーンリアルタイムイメージングによりマルチプレーン取得のための超音波システム及びその作動方法
US11382602B2 (en) 2014-01-28 2022-07-12 Koninklijke Philips N.V. Ultrasound systems for multi-plane acquisition with single- or bi-plane real-time imaging, and methods of operation thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3187148B2 (ja) 超音波診断装置
US5515856A (en) Method for generating anatomical M-mode displays
JP2934402B2 (ja) 3次元超音波画像作成方法および画像処理装置
JP3878343B2 (ja) 3次元超音波診断装置
JP4536869B2 (ja) イメージング・システム及びイメージング方法
CN102047140B (zh) 具有引导efov扫描的扩展视野超声成像
US6709394B2 (en) Biplane ultrasonic imaging
US6951543B2 (en) Automatic setup system and method for ultrasound imaging systems
KR20160110239A (ko) 서브-볼륨의 연속적으로 배향되는 향상된 초음파 이미징
EP1739627B1 (en) Method and apparatus for displaying a color flow image in an ultrasound diagnostic system
JPH10155796A (ja) 医療用超音波装置および該画像作成方法
JP3144819B2 (ja) 超音波診断装置
JPH1147132A (ja) 三次元画像形成方法及び超音波画像処理装置
JP4177217B2 (ja) 超音波診断装置
JP2000000238A (ja) 3次元超音波システム
JP3263131B2 (ja) 超音波診断装置
JP2001128982A (ja) 超音波画像診断装置および画像処理装置
JPH05329155A (ja) 超音波診断装置
JPH11113902A (ja) 超音波画像診断装置及び超音波画像表示方法
JP3382675B2 (ja) 超音波画像診断装置
JP4666899B2 (ja) バイプレーン超音波撮像法
JP3413379B2 (ja) 超音波画像診断装置
JP4199625B2 (ja) 超音波画像処理装置
JP3046424B2 (ja) 超音波診断装置
JP3505281B2 (ja) 超音波3次元画像形成装置