JPH05328885A - 害虫駆除装置 - Google Patents
害虫駆除装置Info
- Publication number
- JPH05328885A JPH05328885A JP16336892A JP16336892A JPH05328885A JP H05328885 A JPH05328885 A JP H05328885A JP 16336892 A JP16336892 A JP 16336892A JP 16336892 A JP16336892 A JP 16336892A JP H05328885 A JPH05328885 A JP H05328885A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 香料製剤等を用いて効果的かつ安全に害虫の
駆除効果を高める。 【構成】 送風手段3とこの送風手段3の駆動時間の制
御を行なうタイマ部4とを有し、送風手段3の駆動によ
って外部から空気を取入れて内部を通過させ再び外部へ
排気する容器1と、該容器1内に充填され害虫に対し忌
避効果あるいは殺虫効果を有する香料製剤等2とから成
り、タイマ部4で設定された時間に送風手段3を駆動し
て容器1内の香料製剤等2を揮発させて空中に拡散させ
るようにしている。
駆除効果を高める。 【構成】 送風手段3とこの送風手段3の駆動時間の制
御を行なうタイマ部4とを有し、送風手段3の駆動によ
って外部から空気を取入れて内部を通過させ再び外部へ
排気する容器1と、該容器1内に充填され害虫に対し忌
避効果あるいは殺虫効果を有する香料製剤等2とから成
り、タイマ部4で設定された時間に送風手段3を駆動し
て容器1内の香料製剤等2を揮発させて空中に拡散させ
るようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は害虫駆除装置に関する。
更に詳述すると、本発明は害虫駆除を長期間に亙って定
期的に実施するに適した害虫駆除装置に関する。
更に詳述すると、本発明は害虫駆除を長期間に亙って定
期的に実施するに適した害虫駆除装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生活環境の変化に伴ない、ゴキブ
リやダニ等の衛生害虫(以下単に害虫という)の蔓延が
問題となっており、それを効果的に駆除するための装置
が望まれている。このような害虫駆除装置としては、現
在、化学的変化によって発生する煙霧を利用して忌避効
果あるいは殺虫効果を有する薬剤成分を空気中に散布
し、害虫を駆除するものなどが市販されている。尚、こ
のような害虫駆除装置に含まれる薬剤成分としては一般
に医薬品または医薬部外品が用いられている。
リやダニ等の衛生害虫(以下単に害虫という)の蔓延が
問題となっており、それを効果的に駆除するための装置
が望まれている。このような害虫駆除装置としては、現
在、化学的変化によって発生する煙霧を利用して忌避効
果あるいは殺虫効果を有する薬剤成分を空気中に散布
し、害虫を駆除するものなどが市販されている。尚、こ
のような害虫駆除装置に含まれる薬剤成分としては一般
に医薬品または医薬部外品が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この害
虫駆除装置は、煙霧を利用して薬剤成分を散布するた
め、煙霧剤成分に含まれる油等の粘着性成分が周囲の機
器や家具、食器、衣服などに付着し、場合によってはこ
れらがベタつくという不快感を与える問題がある。
虫駆除装置は、煙霧を利用して薬剤成分を散布するた
め、煙霧剤成分に含まれる油等の粘着性成分が周囲の機
器や家具、食器、衣服などに付着し、場合によってはこ
れらがベタつくという不快感を与える問題がある。
【0004】また、このような害虫駆除の場合、駆除し
たときだけゴキブリやダニ等の害虫が死滅ないし逃げ出
すが、その薬効が切れた頃にまた戻ってきたり、新たな
害虫が侵入してくるという問題がある。このため、害虫
駆除は長期間に亙り毎日あるいは定期的に実施すること
が望ましいのであるが、従来品では煙霧剤の油が付着し
ないように食器や食物等の殺虫剤汚染を受けて困るもの
を別の場所にあらかじめ移したり密封するなどの準備、
また煙霧剤成分や薬剤成分などのふき取りなどの後始末
をしなければならないことから、駆除作業が面倒で難し
いものである。
たときだけゴキブリやダニ等の害虫が死滅ないし逃げ出
すが、その薬効が切れた頃にまた戻ってきたり、新たな
害虫が侵入してくるという問題がある。このため、害虫
駆除は長期間に亙り毎日あるいは定期的に実施すること
が望ましいのであるが、従来品では煙霧剤の油が付着し
ないように食器や食物等の殺虫剤汚染を受けて困るもの
を別の場所にあらかじめ移したり密封するなどの準備、
また煙霧剤成分や薬剤成分などのふき取りなどの後始末
をしなければならないことから、駆除作業が面倒で難し
いものである。
【0005】また、従来は、その駆除能力を十分に発揮
していない面があった。即ち、ゴキブリ等の害虫は夜行
性のものが多く、害虫の活動が停止している日中に薬剤
を散布してもその効果は低い。また、薬剤も必要なとき
に必要な量だけ散布しないため、その使用量が多く殺虫
剤汚染を招く虞がある。これら殺虫剤成分あるいは忌避
剤成分は人や動物に対しても有毒性を示すことから、で
きるだけその使用量を抑制し殺虫剤汚染を避けることが
望まれる。
していない面があった。即ち、ゴキブリ等の害虫は夜行
性のものが多く、害虫の活動が停止している日中に薬剤
を散布してもその効果は低い。また、薬剤も必要なとき
に必要な量だけ散布しないため、その使用量が多く殺虫
剤汚染を招く虞がある。これら殺虫剤成分あるいは忌避
剤成分は人や動物に対しても有毒性を示すことから、で
きるだけその使用量を抑制し殺虫剤汚染を避けることが
望まれる。
【0006】更に、従来の害虫駆除装置は、煙霧を利用
して薬剤成分を散布するため、煙霧が自動火災警報装置
を誤作動させる虞がある。
して薬剤成分を散布するため、煙霧が自動火災警報装置
を誤作動させる虞がある。
【0007】本発明は安全かつ効果的に薬剤が利用で
き、更に害虫の駆除効果を高めることができるメンテナ
ンスフリーの害虫駆除装置を提供することを目的とす
る。
き、更に害虫の駆除効果を高めることができるメンテナ
ンスフリーの害虫駆除装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の害虫駆除装置は、送風手段とこの送風手段
の駆動時間の制御を行なうタイマ部とを有し、送風手段
の駆動によって外部から空気を取入れて内部を通過させ
再び外部へ排気する容器と、該容器内に充填され害虫に
対し忌避効果あるいは殺虫効果を有する香料及び/又は
香料関連物質などとから成り、タイマ部で設定された時
間に送風手段を駆動して容器内の香料及び/又は香料関
連物質を揮発させ空中に拡散させるようにしている。
め、本発明の害虫駆除装置は、送風手段とこの送風手段
の駆動時間の制御を行なうタイマ部とを有し、送風手段
の駆動によって外部から空気を取入れて内部を通過させ
再び外部へ排気する容器と、該容器内に充填され害虫に
対し忌避効果あるいは殺虫効果を有する香料及び/又は
香料関連物質などとから成り、タイマ部で設定された時
間に送風手段を駆動して容器内の香料及び/又は香料関
連物質を揮発させ空中に拡散させるようにしている。
【0009】
【作用】したがって、忌避効果や殺虫効果を有する香料
及び/または香料関連物質などは、送風手段が駆動され
たときだけ活発に揮発し、送風手段によって起こる風に
運ばれてその時間帯にのみ空中に拡散され、駆除対象と
する害虫の活動時間に合せて有効に利用される。
及び/または香料関連物質などは、送風手段が駆動され
たときだけ活発に揮発し、送風手段によって起こる風に
運ばれてその時間帯にのみ空中に拡散され、駆除対象と
する害虫の活動時間に合せて有効に利用される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
づいて詳細に説明する。
【0011】図1に本発明の害虫駆除装置の一実施例を
示す。この害虫駆除装置は、送風手段3とこの送風手段
3の駆動時間の制御を行なうタイマ部4とを送風手段3
の駆動によって外部から空気を取入れて内部を通過させ
再び外部へ排気する容器1と、この容器1内に充填され
害虫に対し忌避効果あるいは殺虫効果を有する香料及び
/又は香料関連物質など(以下、これらを総称して香料
製剤等という)2とから構成され、タイマ部4で設定さ
れた時間に送風手段3を駆動して容器1内の香料製剤等
2を揮発させ拡散させるようにしている。
示す。この害虫駆除装置は、送風手段3とこの送風手段
3の駆動時間の制御を行なうタイマ部4とを送風手段3
の駆動によって外部から空気を取入れて内部を通過させ
再び外部へ排気する容器1と、この容器1内に充填され
害虫に対し忌避効果あるいは殺虫効果を有する香料及び
/又は香料関連物質など(以下、これらを総称して香料
製剤等という)2とから構成され、タイマ部4で設定さ
れた時間に送風手段3を駆動して容器1内の香料製剤等
2を揮発させ拡散させるようにしている。
【0012】容器1は、スリットによって形成される吸
気口5aと排気口5bとを有するケース本体5と、忌避
効果や殺虫効果を有する香料製剤等2を収納する中ケー
ス6とから構成され、送風手段3と、この送風手段3の
駆動時間の制御を行なうタイマ部4とを備えている。更
に、ケース本体5には中ケース6の出し入れを可能とす
る開閉可能な蓋7が設けられている。この蓋7は、ケー
ス本体5に設けられたブラケット8に対しピン9で結合
され、開閉動可能にケース本体5に取付けられている。
尚、蓋7には例えばスリットで構成される通気口7aが
設けられている。
気口5aと排気口5bとを有するケース本体5と、忌避
効果や殺虫効果を有する香料製剤等2を収納する中ケー
ス6とから構成され、送風手段3と、この送風手段3の
駆動時間の制御を行なうタイマ部4とを備えている。更
に、ケース本体5には中ケース6の出し入れを可能とす
る開閉可能な蓋7が設けられている。この蓋7は、ケー
ス本体5に設けられたブラケット8に対しピン9で結合
され、開閉動可能にケース本体5に取付けられている。
尚、蓋7には例えばスリットで構成される通気口7aが
設けられている。
【0013】害虫に対し忌避効果あるいは殺虫効果を有
する香料製剤等2は、例えばビーズ状の担持体10に含
浸されて中ケース6内に収容されている。勿論、担持体
10を用いずとも香料製剤そのものの粉体あるいは害虫
に対し忌避効果あるいは殺虫効果を有する揮発性のその
他の物質にあっては、それらをを固めた物を使用しても
良い。また、シート状の担持体を用い、これに香料製剤
等を含浸させるようにしても良い。更に担持体10は通
気性のある袋例えば紙やフェルトあるいはメッシュ等の
袋11等に詰められてから中ケース6内へ収納されてい
る。この忌避効果あるいは殺虫効果を有する香料製剤と
しては、特に限定されるものではないが、例えば特公平
2-312890号に開示されている殺ダニまたはダニ忌避剤、
あるいは特公昭61-15041号に開示されているゴキブリ忌
避剤等のような香料及び/又は香料関連物質の使用が好
ましい。尚、香料製剤は、固体、液体、粉体、ペースト
状のあらゆる形態での使用を可能とする。
する香料製剤等2は、例えばビーズ状の担持体10に含
浸されて中ケース6内に収容されている。勿論、担持体
10を用いずとも香料製剤そのものの粉体あるいは害虫
に対し忌避効果あるいは殺虫効果を有する揮発性のその
他の物質にあっては、それらをを固めた物を使用しても
良い。また、シート状の担持体を用い、これに香料製剤
等を含浸させるようにしても良い。更に担持体10は通
気性のある袋例えば紙やフェルトあるいはメッシュ等の
袋11等に詰められてから中ケース6内へ収納されてい
る。この忌避効果あるいは殺虫効果を有する香料製剤と
しては、特に限定されるものではないが、例えば特公平
2-312890号に開示されている殺ダニまたはダニ忌避剤、
あるいは特公昭61-15041号に開示されているゴキブリ忌
避剤等のような香料及び/又は香料関連物質の使用が好
ましい。尚、香料製剤は、固体、液体、粉体、ペースト
状のあらゆる形態での使用を可能とする。
【0014】中ケース6はケース本体5内に設置可能な
大きさ及び形状で、その内部を空気が抜けるように一端
が開口されると共に他端側にスリット等の通気口6aが
設けられている。また、中ケース6の内部には空気を通
過させる方向に延びるフィン12が複数設けられて風が
流れる空間が確保されている。
大きさ及び形状で、その内部を空気が抜けるように一端
が開口されると共に他端側にスリット等の通気口6aが
設けられている。また、中ケース6の内部には空気を通
過させる方向に延びるフィン12が複数設けられて風が
流れる空間が確保されている。
【0015】送風手段3としては例えば押込みファンが
採用されている。ファン3の回転によってケース本体5
の一端の吸気口5aから外部の空気が取入れられ他端側
の排気口5bから排出される。したがって、ケース本体
5の内部を空気が通り抜ける際にその途中に配置される
中ケース6内の担持体10と触れて香料製剤等をケース
本体5外に搬出する。
採用されている。ファン3の回転によってケース本体5
の一端の吸気口5aから外部の空気が取入れられ他端側
の排気口5bから排出される。したがって、ケース本体
5の内部を空気が通り抜ける際にその途中に配置される
中ケース6内の担持体10と触れて香料製剤等をケース
本体5外に搬出する。
【0016】タイマ部4は時間設定を可能としかつ設定
時間にファン3のON/OFF制御を行う機能を有する
もので、設定開始時間にファン3を駆動して担持体10
に含浸された香料製剤等を散布するとともに、設定停止
時間にファン3を停止して香料製剤等の散布を停止させ
る。このタイマ部4は特に限定されるものではないが、
公知のもの例えばIC回路によって作られたディスクリ
ート部品あるいはCPUを含むハイブリッドICで構成
されたものが使用され、操作スイッチ類13によって時
間設定等が行われる。
時間にファン3のON/OFF制御を行う機能を有する
もので、設定開始時間にファン3を駆動して担持体10
に含浸された香料製剤等を散布するとともに、設定停止
時間にファン3を停止して香料製剤等の散布を停止させ
る。このタイマ部4は特に限定されるものではないが、
公知のもの例えばIC回路によって作られたディスクリ
ート部品あるいはCPUを含むハイブリッドICで構成
されたものが使用され、操作スイッチ類13によって時
間設定等が行われる。
【0017】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、本実施例では香料製剤を担持体10に含浸
して中ケース6に収納する場合について主に説明した
が、これに限定されるものではなく、樟脳等のように、
香料製剤以外の忌避効果あるいは殺虫効果を有する揮発
性物質の場合には、担持体を用いずにそのまま固めてビ
ーズ状にして使用しても良いし、粉体で使用しても良
い。また、図示していないが液体状で香料製剤等を使用
する場合、これをタンク等に貯め、タイマ駆動のバルブ
などで受皿などの上に滴下させて蒸散させるように構成
しても良い。
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、本実施例では香料製剤を担持体10に含浸
して中ケース6に収納する場合について主に説明した
が、これに限定されるものではなく、樟脳等のように、
香料製剤以外の忌避効果あるいは殺虫効果を有する揮発
性物質の場合には、担持体を用いずにそのまま固めてビ
ーズ状にして使用しても良いし、粉体で使用しても良
い。また、図示していないが液体状で香料製剤等を使用
する場合、これをタンク等に貯め、タイマ駆動のバルブ
などで受皿などの上に滴下させて蒸散させるように構成
しても良い。
【0018】更に、本実施例の場合には担持体10を収
納した中ケース6の交換を定期的に行なうようにしてい
るが、香料製剤の散布濃度を検出するセンサを配置して
交換時期を表示したり、香料製剤に着色しておいて担持
体10の退色状況から香料製剤の交換時期を判断するよ
うに設けることもできる。また、香料製剤を色分けして
駆除対象害虫を区別できるようにしても良い。更に、担
持体は含浸する香料製剤が揮発した後に再び香料製剤を
含浸させることによって再利用することができる。
納した中ケース6の交換を定期的に行なうようにしてい
るが、香料製剤の散布濃度を検出するセンサを配置して
交換時期を表示したり、香料製剤に着色しておいて担持
体10の退色状況から香料製剤の交換時期を判断するよ
うに設けることもできる。また、香料製剤を色分けして
駆除対象害虫を区別できるようにしても良い。更に、担
持体は含浸する香料製剤が揮発した後に再び香料製剤を
含浸させることによって再利用することができる。
【0019】また、ゴキブリなどの害虫に対する忌避効
果及び殺虫効果を有する香料製剤等は少なくとも一部に
含んでいれば良く、それだけで構成する必要はないこと
から、その他の香料の調合によって好みの香りを作り出
すこともできる。したがって、忌避効果あるいは殺ダニ
効果を有する香料製剤等の他に人間にとって快適な香り
を蒸散する香料等を調合し、芳香剤として使用しながら
ゴキブリ等を寄せつけないように使用することもでき
る。
果及び殺虫効果を有する香料製剤等は少なくとも一部に
含んでいれば良く、それだけで構成する必要はないこと
から、その他の香料の調合によって好みの香りを作り出
すこともできる。したがって、忌避効果あるいは殺ダニ
効果を有する香料製剤等の他に人間にとって快適な香り
を蒸散する香料等を調合し、芳香剤として使用しながら
ゴキブリ等を寄せつけないように使用することもでき
る。
【0020】次に、本実施例の害虫駆除装置の使用につ
いて説明する。まず、駆除しようとする害虫の行動形態
等に合せて駆除時間を設定する。例えば、ゴキブリを駆
除対象とする場合には、ゴキブリの活動する時間即ち夜
間に作動するようにタイマ部4にてファン3の始動時間
及び停止時間を設定する。ここで、ファン3の始動時間
は駆除対象領域から人がいなくなりかつゴキブリの活動
が始まるよりも前の時間であることが好ましいが特にこ
れに限定されるものではない。また、ファン3の停止時
間は香料製剤の散布量や人への殺虫剤汚染などの影響を
考慮して決定されるが、一般には駆除対象領域に人が入
ってくる前に停止しているように設定される。ここで、
ファン3の始動時間に達するとファン3が回転して忌避
剤効果あるいは殺虫効果のある香料製剤等が空中に散布
されゴキブリを駆除する。そして、停止時間に達すると
ファン3が停止して香料製剤の散布が停止される。
いて説明する。まず、駆除しようとする害虫の行動形態
等に合せて駆除時間を設定する。例えば、ゴキブリを駆
除対象とする場合には、ゴキブリの活動する時間即ち夜
間に作動するようにタイマ部4にてファン3の始動時間
及び停止時間を設定する。ここで、ファン3の始動時間
は駆除対象領域から人がいなくなりかつゴキブリの活動
が始まるよりも前の時間であることが好ましいが特にこ
れに限定されるものではない。また、ファン3の停止時
間は香料製剤の散布量や人への殺虫剤汚染などの影響を
考慮して決定されるが、一般には駆除対象領域に人が入
ってくる前に停止しているように設定される。ここで、
ファン3の始動時間に達するとファン3が回転して忌避
剤効果あるいは殺虫効果のある香料製剤等が空中に散布
されゴキブリを駆除する。そして、停止時間に達すると
ファン3が停止して香料製剤の散布が停止される。
【0021】以上のようにして忌避効果あるいは殺虫効
果のある香料製剤等の散布が夜間に自動的に毎夜実施さ
れる。この場合、害虫駆除装置はタイマによってそのオ
ン・オフが制御されるためメンテナンスの必要はない。
果のある香料製剤等の散布が夜間に自動的に毎夜実施さ
れる。この場合、害虫駆除装置はタイマによってそのオ
ン・オフが制御されるためメンテナンスの必要はない。
【0022】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の害虫駆除装置は、送風手段とこの送風手段の駆動時間
の制御を行なうタイマ部とを有し、送風手段の駆動によ
って外部から空気を取入れて内部を通過させ再び外部へ
排気する容器と、該容器内に充填され害虫に対し忌避効
果あるいは殺虫効果を有する香料製剤とから構成され、
タイマ部で設定された時間に送風手段を駆動して容器内
の香料製剤を揮発させて拡散させるようにしたので、駆
除しようとする害虫の活動時間に合せてかつ自動的に害
虫駆除を効果的に実施できる。一部の限られた香料製剤
にはゴキブリやダニ等の害虫に対して生理活性があるた
め、人間にとって安全な芳香剤として機能しつつも忌避
効果あるいは殺虫効果を同時に発揮することが可能とな
る。また、香料製剤はそれ自身に揮発性が有るので送風
するだけでその成分を空中に拡散させることができ、人
手を全く必要とせずに簡単にメンテナンスフリーとでき
る。しかも、香料製剤等は従来の農薬類等の医薬品ある
いは医薬部外品と異なり安全性が高く人間やペット等に
対して安心して使用できる利点も有する。
の害虫駆除装置は、送風手段とこの送風手段の駆動時間
の制御を行なうタイマ部とを有し、送風手段の駆動によ
って外部から空気を取入れて内部を通過させ再び外部へ
排気する容器と、該容器内に充填され害虫に対し忌避効
果あるいは殺虫効果を有する香料製剤とから構成され、
タイマ部で設定された時間に送風手段を駆動して容器内
の香料製剤を揮発させて拡散させるようにしたので、駆
除しようとする害虫の活動時間に合せてかつ自動的に害
虫駆除を効果的に実施できる。一部の限られた香料製剤
にはゴキブリやダニ等の害虫に対して生理活性があるた
め、人間にとって安全な芳香剤として機能しつつも忌避
効果あるいは殺虫効果を同時に発揮することが可能とな
る。また、香料製剤はそれ自身に揮発性が有るので送風
するだけでその成分を空中に拡散させることができ、人
手を全く必要とせずに簡単にメンテナンスフリーとでき
る。しかも、香料製剤等は従来の農薬類等の医薬品ある
いは医薬部外品と異なり安全性が高く人間やペット等に
対して安心して使用できる利点も有する。
【0023】また、本発明の害虫駆除装置は、駆除しよ
うとする害虫が活動する時間にのみ香料製剤等を散布す
るようにしているので、香料製剤等の使用が効果的であ
り、かつその使用量も最低限で済むため、人に対する環
境汚染を小さく抑えることができる。しかも、1度の駆
除に使用する殺虫剤が最低限で済むため、比較的長期間
使用できかつその間におけるメンテナンスを必要としな
いため経済コストを抑えかつ定期的な害虫駆除が自動的
に長期間に亙って実施できる。
うとする害虫が活動する時間にのみ香料製剤等を散布す
るようにしているので、香料製剤等の使用が効果的であ
り、かつその使用量も最低限で済むため、人に対する環
境汚染を小さく抑えることができる。しかも、1度の駆
除に使用する殺虫剤が最低限で済むため、比較的長期間
使用できかつその間におけるメンテナンスを必要としな
いため経済コストを抑えかつ定期的な害虫駆除が自動的
に長期間に亙って実施できる。
【0024】更に、害虫駆除に際しては忌避効果あるい
は殺虫効果のある香料製剤のみが送風手段によって起こ
る風にのって散布されるため、煙霧剤等を利用する場合
と異なり周囲に粘着物質を飛散させてベタつきを与える
ことがないし、自動火災警報装置を誤作動させたり空気
を汚すことがないので住居内で簡便に使用できる。
は殺虫効果のある香料製剤のみが送風手段によって起こ
る風にのって散布されるため、煙霧剤等を利用する場合
と異なり周囲に粘着物質を飛散させてベタつきを与える
ことがないし、自動火災警報装置を誤作動させたり空気
を汚すことがないので住居内で簡便に使用できる。
【図1】本発明の害虫駆除装置の一実施例を示す中央縦
断面図である。
断面図である。
【図2】図1のII-II 線断面図である。
【図3】本発明の害虫駆除装置の使用状態を説明する正
面図である。
面図である。
1 容器 2 香料製剤 3 送風手段 4 タイマ部 5 ケース本体 6 中ケース 10 担持体
Claims (1)
- 【請求項1】 送風手段とこの送風手段の駆動時間の制
御を行なうタイマ部とを有し、前記送風手段の駆動によ
って外部から空気を取入れて内部を通過させ再び外部へ
排気する容器と、該容器内に充填され害虫に対し忌避効
果あるいは殺虫効果を有する香料及び/又は香料関連物
質などとから成り、前記タイマ部で設定された時間に前
記送風手段を駆動して前記容器内の前記香料及び/又は
香料関連物質を揮発させ空中に拡散させることを特徴と
する害虫駆除装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16336892A JPH05328885A (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 害虫駆除装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16336892A JPH05328885A (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 害虫駆除装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05328885A true JPH05328885A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15772560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16336892A Pending JPH05328885A (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 害虫駆除装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05328885A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003102362A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-08 | Fumakilla Ltd | 揮散性薬剤の送風放散装置 |
-
1992
- 1992-06-01 JP JP16336892A patent/JPH05328885A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003102362A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-08 | Fumakilla Ltd | 揮散性薬剤の送風放散装置 |
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